JP6856886B2 - 鉄基軟磁性材料及び鉄基軟磁性コア - Google Patents
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B点:67.9at%Fe−30.3at%Al−1.8at%Ch
C点:56.0at%Fe−32.0at%Al−12.0at%Ch
D点:83.4at%Fe−5.0at%Al−11.6at%Ch
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係る鉄基軟磁性材料(以下、「第1材料」と称される場合がある。)について説明する。
第1材料は、鉄(Fe)と、アルミニウム(Al)と、少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)と、を主成分とする鉄基軟磁性材料である。第1材料は、鉄(Fe)を主成分として含む母相からなるセルと、前記セルの境界に存在し且つ少なくともアルミニウム(Al)を含む金属と少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)とからなるカルコゲン化物を主成分として含むセル境界相と、を含む構造を有する。即ち、第1材料は、個々のセルがセル境界相によって覆われている「セルウォール構造」を有する。
第1材料は、例えば、図1に示すように、以下に列挙する各工程を含む製造方法によって製造することができる。但し、以下に示す製造方法は第1材料の製造方法の1つの具体例に過ぎず、第1材料の製造方法は下記に限定されない。
上記のように、第1材料の母相は鉄(Fe)を主成分として含む。従って、第1材料は、鉄基軟磁性材料として良好な磁気特性を発揮することができる。更に、第1材料においては、上述したセルウォール構造が達成されており、少なくともアルミニウム(Al)を含む金属と少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)とからなるカルコゲン化物を主成分として含むセル境界相が上記母相からなるセルの境界に存在する。
以下、本発明の第2実施形態に係る鉄基軟磁性材料(以下、「第2材料」と称される場合がある。)について説明する。
第2材料の組成及び構造は、基本的には、上述した第1材料の組成及び構造と同様である。但し、第2材料においては、前記母相に含有される鉄(Fe)と、アルミニウム(Al)と、少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)との合計を100at%とする場合、前記母相における鉄(Fe)の含有率が70at%以上である。
第2材料においては、上記のように、母相における鉄(Fe)の含有率が所定値(70at%)以上である。換言すれば、母相におけるアルミニウム(Al)の含有率は30at%未満である。このような組成を有する母相を備える鉄基軟磁性材料は、高い飽和磁化及び高い透磁率を呈する。例えば、15at%のアルミニウム(Al)を鉄(Fe)に固溶させた固溶体(Fe−15at%Al)は、珪素鋼板に匹敵する比透磁率(約60000)を呈する。また、母相におけるアルミニウム(Al)の含有率が20at%以上であり且つ30at%未満である場合、このような組成を有する母相を備える鉄基軟磁性材料は、特に高い透磁率を呈する。これにより、第2材料には、鉄基軟磁性材料として良好な磁気特性をより確実に発揮することができる。
以下、本発明の第3実施形態に係る鉄基軟磁性材料(以下、「第3材料」と称される場合がある。)について説明する。
第3材料の組成及び構造は、上述した第1材料又は第2材料の組成及び構造と基本的には同様である。但し、第3材料においては、前記セル境界相に含まれる前記カルコゲン化物が、第1カルコゲン化物及び第2カルコゲン化物からなる群より選ばれる少なくとも何れか一方のカルコゲン化物である。
第3材料においては、上記のように、セル境界相に含まれるカルコゲン化物が、所定の第1カルコゲン化物及び第2カルコゲン化物からなる群より選ばれる。第1カルコゲン化物及び第2カルコゲン化物は何れも、従来技術に係る軟磁性材料においてセル境界相を構成する材料に比べて、より一層高い電気抵抗を有する。その結果、第3材料によれば、従来技術に係るセルウォール構造を有する軟磁性材料に比べて、渦電流損失をより一層低減することができる。
以下、本発明の第4実施形態に係る鉄基軟磁性材料(以下、「第4材料」と称される場合がある。)について説明する。
第4材料の組成及び構造は、上述した第3材料の組成及び構造と基本的に同様である。但し、第4材料においては、前記第1カルコゲン化物が、組成式FeAl2S4によって表される化合物を含む非化学量論的化合物であり、前記第2カルコゲン化物が、硫化アルミニウム(Al2S3)である。
上記「組成式FeAl2S4によって表される化合物を含む非化学量論的化合物」の体積固有抵抗(電気抵抗率)の具体的数値は不明であるが、例えば、FeAl2S4と同様の結晶構造を有するMnAl2S4の電気抵抗率は1.2×108[Ω・m]である(例えば、非特許文献2を参照)。従って、FeAl2S4の電気抵抗率も同程度であると推定される。また、硫化アルミニウム(Al2S3)の電気抵抗率は1×107[Ω・m]であることが知られている(例えば、非特許文献2を参照)。
以下、本発明の第5実施形態に係る鉄基軟磁性材料(以下、「第5材料」と称される場合がある。)について説明する。
第5材料の組成及び構造は、上述した第1材料乃至第4材料の組成及び構造と基本的には同様である。但し、第5材料においては、前記鉄基軟磁性材料に含有される鉄(Fe)、アルミニウム(Al)及び少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)のそれぞれの含有率の組み合わせが、図2の太い実線によって囲まれた領域に示すように、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)及びカルコゲン(Ch)の原子濃度の三元組成図における以下のA点乃至D点によって囲まれる領域である特定領域に対応する組み合わせである。
B点:67.9at%Fe−30.3at%Al−1.8at%Ch
C点:56.0at%Fe−32.0at%Al−12.0at%Ch
D点:83.4at%Fe−5.0at%Al−11.6at%Ch
第5材料においては、上記のように、鉄基軟磁性材料に含有される鉄(Fe)、アルミニウム(Al)及びカルコゲン(Ch)の含有率が、これらの原子濃度の三元組成図における所定の特定領域に該当するように調製される。これにより、第5材料においては、高い電気抵抗を有するセル境界相と鉄を主成分とする磁性体部分である母相とをバランス良く含むセルウォール構造が形成される。その結果、良好な磁気特性を達成しつつ、渦電流損失を十分に低減することができる。
以下、本発明の第6実施形態に係る鉄基軟磁性材料(以下、「第6材料」と称される場合がある。)について説明する。
第5材料の組成及び構造は、上述した第1材料乃至第5材料の組成及び構造と基本的には同様である。但し、第6材料においては、断面観察によって測定される前記セルの長手方向に直交する方向における前記セルの寸法が200μm以下である。
上記のような形状を有するセルは、例えば、第3工程の冷却過程における温度分布幅(温度分布の広がり、高温部と低温部との間の温度差)及び/又は温度勾配が大きい状態において溶湯を冷却して凝固させることによって形成することができる。但し、上記製造方法は第6材料の製造方法の1つの具体例に過ぎず、第6材料の製造方法は上記に限定されない。
第6材料によれば、上記のように断面観察によって測定されるセルの長手方向に直交する方向におけるセルの寸法を200μm以下とすることにより、例えば、交流磁場のセルの長手方向に平行な成分によって生ずる渦電流を低減して、渦電流損失を小さくする等の効果を得ることができる。
本明細書の冒頭においても述べたように、本発明は、上述した種々の鉄基軟磁性材料のみならず、鉄基軟磁性コアにも関する。以下、本発明の第7実施形態に係る鉄基軟磁性コア(以下、「第7コア」と称される場合がある。)について説明する。
第7コアは、上述した幾つかの実施形態を始めとする本発明の種々の実施形態の何れかに係る鉄基軟磁性材料によって構成される鉄基軟磁性コアである。第7コアの具体的な大きさ及び形状は、当該コアの用途に応じて適宜定めることができる。
上記のように、第7コアは、上述した第1材料乃至第6材料を始めとする本発明材料によって構成される鉄基軟磁性コアである。従って、第7コアは、渦電流損失が少ない、良好な磁気特性を有する鉄基軟磁性コアとすることができる。
第7コアの製造方法は、鉄基軟磁性コアの製造方法として当該技術分野において広く採用されている各種方法の中から適宜選択することができる。具体的には、例えば、上述した第1材料の製造方法に含まれる第4工程において溶湯を注入する鋳型を第7コアとして所望の大きさ及び形状に対応したものとしてもよい。或いは、当該第4工程において溶湯を鋳型に注入して得られた成形体を加工して所望の大きさ及び形状を有する第7コアとしてもよい。或いは、これらの製造方法を組み合わせてもよい。更に、必要に応じて、所望の大きさ及び形状に成形・加工された第7コアの表面を絶縁性樹脂等によってコーティングしてもよい。鉄基軟磁性コアの製造方法についての更なる詳細については当業者に周知であるので、これ以上の説明は省略する。
上述した特定領域に該当する90.0at%Fe−7.8at%Al−2.2at%Sの三元組成(図2の点Pを参照)となるように、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)及び硫黄源としての硫化鉄(FeS)を原材料として秤量した(第1工程)。各種原材料をアルミナ製の坩堝に入れ、アルゴンガスを流しながら赤外線加熱により1600℃まで昇温させて原材料を熔解させて溶湯とした(第2工程)。原材料を十分に熔解させた後、加熱を停止して当該溶湯を冷却して凝固させ、室温となるまで冷却した(第3工程)。このようにして製造した本発明の実施例に係る鉄基軟磁性材料サンプルは、以降「試料#1」と称される。
上記のようにして製造した本発明の実施例に係る試料#1の研磨断面の顕微鏡写真を図3に示す。図3からも明らかであるように、試料#1においては、鉄を主成分とする母相がより小さいセル(明るい部分)に分割されており且つ個々のセルがセル境界相(暗い部分)によって覆われている。即ち、試料#1においては、セルウォール構造が形成されていることが確認された。
次に、試料#1のセルウォール構造を構成する母相及びセル境界相の電気抵抗を測定した。この電気抵抗測定は、図4に示す試料#1の研磨断面上の2つの領域a及びb(破線によって囲まれた領域)において行った。具体的には、図5の(a)及び(b)に示すように、セル境界相の幅に対して十分に小さい先端径を有するプローブを用いて、上記領域a及びbのそれぞれについて、母相及びセル境界相の電気抵抗値を測定した。
更に、試料#1のセルウォール構造を構成する母相及びセル境界相の構成元素を分析した。この元素分析は、図5の(a)及び(b)に示した試料#1の2つの研磨断面のそれぞれについて行った。具体的には、図5の(a)及び(b)のそれぞれにつき、SEM/EDS(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により、母相に含まれる3箇所(スペクトル1乃至3)及びセル境界相に含まれる6箇所(スペクトル4乃至9)の構成元素を調べた。元素分析の結果を以下の表1に列挙する。
以上より、本発明に係る鉄基軟磁性材料によれば、上記のように非常に高い電気抵抗を有する物質からなるセル境界相を形成して、優れた渦電流損失の低減効果を発揮することができることが確認された。
Claims (5)
- 鉄(Fe)を主成分として含む母相からなるセルと、前記セルの境界に存在し且つ少なくともアルミニウム(Al)を含む金属と少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)とからなるカルコゲン化物を主成分として含むセル境界相と、を含む構造を有する鉄基軟磁性材料であって、
前記鉄基軟磁性材料に含有される鉄(Fe)、アルミニウム(Al)及び少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)のそれぞれの含有率の組み合わせが、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)及びカルコゲン(Ch)の原子濃度の三元組成図において、97.5at%Fe−0.8at%Al−1.7at%Chを表すA点、67.9at%Fe−30.3at%Al−1.8at%Chを表すB点、56.0at%Fe−32.0at%Al−12.0at%Chを表すC点、及び83.4at%Fe−5.0at%Al−11.6at%Chを表すD点によって囲まれる領域である特定領域に対応する組み合わせであり、
前記母相に含有される鉄(Fe)と、アルミニウム(Al)と、少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)との合計を100at%とする場合、前記母相における鉄(Fe)の含有率が70at%以上であり、
前記セル境界相に含有される鉄(Fe)と、アルミニウム(Al)と、少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)との合計を100at%とする場合、前記セル境界相におけるアルミニウム(Al)の含有率と少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)の含有率との合計が60at%以上である、
鉄基軟磁性材料。 - 請求項1に記載の鉄基軟磁性材料であって、
前記セル境界相に含まれる前記カルコゲン化物が、鉄(Fe)とアルミニウム(Al)と少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)とからなる六方晶のカルコゲン化物である第1カルコゲン化物及びアルミニウム(Al)と少なくとも硫黄(S)を含むカルコゲン(Ch)とからなるカルコゲン化物である第2カルコゲン化物からなる群より選ばれる少なくとも何れか一方のカルコゲン化物である、
鉄基軟磁性材料。 - 請求項2に記載の鉄基軟磁性材料であって、
前記第1カルコゲン化物が、組成式FeAl2S4によって表される化合物を含む非化学量論的化合物であり、
前記第2カルコゲン化物が、硫化アルミニウム(Al2S3)である、
鉄基軟磁性材料。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の鉄基軟磁性材料であって、
断面観察によって測定される前記セルの長手方向に直交する方向における前記セルの寸法が200μm以下である、
鉄基軟磁性材料。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の鉄基軟磁性材料によって構成される鉄基軟磁性コア。
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