JP6855393B2 - 飲料前駆体 - Google Patents

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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F3/00Tea; Tea substitutes; Preparations thereof
    • A23F3/06Treating tea before extraction; Preparations produced thereby
    • A23F3/14Tea preparations, e.g. using additives

Description

本発明は、茶ベースの飲料を調製するための飲料前駆体に関する。特に、本発明は、こうした前駆体に使用するための茶顆粒に関する。
茶は何世紀にも亘って消費されており、先進国と発展途上国とのいずれにおいても人気がある。水に次ぎ、茶は世界で最も広く消費されている飲料である。茶の人気は、一般的に健康的とみなされていること、未処理水の安全な代替物となりうること、リラクゼーション及び精神的覚醒などの利点に関連していること、並びに広く許容される味を有することなどの多くの要因に影響されている。
茶の健康上の利点は、主に高レベルのポリフェノールの存在に起因する。紅茶と緑茶のいずれもが、カテキン、テアフラビン、およびテアルビジンを含みうるポリフェノールを豊富に含む。
インド特許IN 187547 国際公開第2012/113602号パンフレット
茶ベースの飲料は、伝統的には、熱水中で茶葉を浸出させ、使用済み茶物質から浸出液を分離することによって製造される。茶ポリフェノールは、浸出液の感覚特性に寄与すると考えられている。残念なことに、茶ポリフェノールのかなりの割合が浸出液中に放出されず、よって使用済み茶物質と共に廃棄される。したがって、改善された浸出性能を備えた飲料前駆体を提供する余地が存在する。
IN 187547(Hindustan Lever Limited)は、粉茶を糖ベースの添加剤と共に顆粒化して、リーフティーに似た均質な製品を得る方法に関する。試料が、伝統的なインド方式(1.2リットル水を45gのヤシ粗糖(jaggery)と共に3分間に亘って沸騰させ、7.75gの適切な茶試料を加え、さらに15分間に亘って沸騰させる)で調製された場合の標準的なパックティーのものに匹敵する官能特性(例えば、味、口当たり、茶の特徴)を有するとは言及されているが、この製品の浸出性能は開示されていない。IN 187547の顆粒化茶製品には、ヤシ粗糖(伝統的な含密蔗糖の一種)がバインダーとして30から85質量%の量で含まれる。したがって、この顆粒化製品はインド市場には適当かもしれないが、甘味を加えていない茶飲料が好まれる市場には適さない。さらにまた、バインダーが糖分を多く含む(ヤシ粗糖の主成分は、スクロース、グルコース、フルクトース、および水である)ため、バインダー自体及び得られる顆粒の両方が吸湿性である可能性が高く、従って大量に取り扱うことが困難な可能性が高い。例えば、顆粒は凝集して、生産ラインの運転を妨げるかまたは機械の故障を招くことさえある固形物となりうる。
したがって、本発明者らは、飲料に望ましくない風味(過度の甘味など)を与えない改善された浸出性能を備え、且つ工場環境での取り扱いが簡便である、飲料前駆体を提供する必要性が依然として存在することを認識した。
第一の態様において、本発明は、リーフティー粒子及びバインダーを含む多孔質茶顆粒であって、
・ 前記リーフティー粒子の少なくとも50質量%が100μmから300μmの粒径を有し、
・ 前記バインダーが外因性バイオポリマーであり、
・ 前記茶顆粒は、乾燥質量で0.01から3%の量でバインダーを含み、
・ 前記多孔質茶顆粒は、350μm超のD[4,3]を有する、
多孔質茶顆粒に関する。
消費者は、しばしば、速い浸出速度と濃い液色を有する茶を好む。本発明の目的の一つは、消費者が、従来のリーフティーと比較してより少量の茶物質を使用し、且つ/またはより短い調製時間を要して、飲料を調製できるようにすることである。
理論に束縛されることを望むものではないが、本発明者らは、従来のリーフティーの構成成分および表面積の体積に対する比率の低いことが、その浸出性能を制限していると考えている。リーフティーの粒径を縮小することは、構造上の障害を低減し、表面積対体積の比を増大させることによって、浸出性能を改善すると考えられる。しかしながら、単に小さな葉粒子を使用する(または小さな葉粒子を既存のブレンドに導入する)ことは、いくつかの理由から望ましくない。第一に、消費者は、典型的には、小さな葉粒子を低品質の茶と関連付ける。第二に、小さな葉粒子は、浸出液に悪影響を及ぼすことがある(例えば、濁りの増大)。
さらにまた、小さな葉粒子は、ティーバッグに導入される際に、技術的な問題(例えば、バッグずれの増加)を招く可能性がある。本発明の多孔質顆粒は、改善された浸出性能を有する一方で、典型的には小さな葉粒子に関連する負の側面を制限するサイズである。
第二の態様において、本発明は、本発明の第一の態様の多孔質茶顆粒を含む飲料前駆体に関する。こうした飲料前駆体は、消費者が飲料を効率の良い方式で、例えば、従来のリーフティーと比較してより短い煎出期間を必要とすることによって、製造することを可能にする。さらにまた、もしくはあるいはまた、飲料前駆体はより経済的であり得る。例えば、従来のリーフティーと比較して、特定の浸出性能を達成するために必要な飲料前駆体の量を低減することができる。
第三の態様において、本発明は、多孔質茶顆粒の製造方法であって、
(a)リーフティーを提供する工程;
(b)リーフティーを細挽き且つ/または篩分けして、前記リーフティーの少なくとも50質量%が100から300μmの粒径を有するようにする工程;
(c)工程(b)で得られたリーフティー及びバインダーを含む混合物を形成する工程;
(d)低剪断造粒によって前記混合物から多孔質顆粒を形成する工程;
を含み、
ここで、前記多孔質茶顆粒が350μm超のD[4,3]を有し、バインダーが外因性バイオポリマーを含む、多孔質茶顆粒の製造方法に関する。
この方法は、好ましくは、本発明の第一の態様の多孔質茶顆粒を製造するために使用される。工程(c)および(d)は、別々にまたは同時に実施できることに留意すべきである。処理効率の観点から、工程(c)および(d)は同時に実施されることが好ましい。
本発明は、添付の図面を参照して以下に説明される。
図1aは、従来の紅茶葉の走査型電子顕微鏡写真である。図1bは、従来の紅茶葉の共焦点顕微鏡写真である。 図2aは、多孔質茶顆粒の走査型電子顕微鏡写真である。図2bは、多孔質茶顆粒の共焦点顕微鏡写真である。 図3は、動的浸液中のティーバッグ内の茶顆粒の浸出曲線を示す。 図4は、動的撹拌中のバッグ入りでない茶としての茶顆粒の浸出曲線を示す。 図5は、動的浸液中のティーバッグ内のブレンド中の茶顆粒の浸出曲線を示す。
茶:
本発明の目的のための「茶」とは、Camellia sinensis var. sinensisおよび/またはCamellia sinensis var. assamica由来の物質を意味する。「リーフティー」なる語は、
未浸出(すなわち、溶媒抽出工程に供されていない)形態の茶の樹由来の葉および/または茎物質を意味する。リーフティーは、30質量%未満の水分含量にまで乾燥される。典型的には、リーフティーは1から10質量%の水分含量を有する。
リーフティー粒子:
リーフティー粒子は、緑茶葉、紅茶葉、またはウーロン茶葉を含みうる。これらはまた、これらのタイプのリーフティーの一種以上のブレンドを含んでもよい。「緑茶葉」とは、実質的に未発酵のリーフティーを意味する。「紅茶葉」とは、実質的に発酵したリーフティーを意味する。「ウーロン茶葉」とは、部分発酵茶を意味する。「発酵」とは、特定の内因性酵素および物質が一緒になった時に茶が被る、酸化および加水分解過程を意味する。この過程の間に、葉中の無色のカテキンは、黄色/橙色から暗褐色のポリフェノール性物質の複合混合物に変換される。
国家または地域の文化は、茶に関する消費者の嗜好をしばしば左右する。例えば、緑茶飲料が中国及び日本において何百年に亘って消費されてきた一方で、ヨーロッパ及びインドでは、紅茶飲料がより一般的である。
紅茶摂取の伝統のある地域の消費者は、しばしば、速い浸出速度と濃い液色を有する茶を好む。茶顆粒がこうした消費者の要求に見合う飲料前駆体の提供に役立つためには、リーフティー粒子は紅茶葉粒子であることが好ましい。
近年、緑茶中に存在する化合物(特にフラバノール、例えばカテキン類)の潜在的な健康上の利益にかなりの関心が寄せられている。茶顆粒がこうした利益の供給に役立つためには、リーフティー粒子が緑茶葉粒子であることが好ましい。
当然ながら、両方の世界の最良のものを望む消費者もいる。したがって、茶顆粒が、紅茶葉粒子と緑茶葉粒子との混合物を含んでよいことも想定される。
リーフティー粒子の少なくとも50質量%は、100から300μmの粒径を有する。好ましくは、茶粒子の少なくとも65質量%がこの粒径を有し、より好ましくは茶粒子の少なくとも80質量%がこの粒径を有し、さらにいっそう好ましくは茶粒子の少なくとも90質量%がこの粒径を有し、最も好ましくは少なくとも95質量%の茶粒子がこの粒径を有する。この粒径は、多くの方法で達成可能である。例えば、リーフティーを適切な大きさに細挽きまたは粉砕することによって、且つ/またはリーフティーを粒径によって分類することによる。
特定の粒径を有する粒子の質量百分率は、茶を粒径によって(例えば、篩分けにより)小部分に分類し、その後前記小部分を計量することによって測定できる。粒径を測定する場合、リーフティー粒子は乾燥した形態であり、30質量%未満(典型的には1から10質量%)の水分含量を有する。
リーフティーは、通常の製造過程の結果として、一定範囲の粒径を有する材料を含む。実際のところ、リーフティーは、競売で販売される前に、典型的には様々な等級(例えば、完全葉(whole leaf)、カットあり(broken)、細かい茶葉(fanning)、及び粉茶(dust))に分類される。茶を分類する一つの方法は、粒径による。例えば、リーフティーを、一連の振動スクリーンに通してよく、ここで様々な等級が保持され回収される。100から300μmの粒径を有するリーフティー粒子を、この方式で分離することができる。例えば、タイラーメッシュサイズが48メッシュ(297μm)であるスクリーンを通過し、タイラーメッシュサイズが150メッシュ(105μm)であるスクリーンによって保持された粒子は、適切な粒径を有するであろう。
リーフティー粒子の50%までは、100から300μmの範囲に入らない粒径を有してよい。通常は、こうした茶粒子は、細挽きおよび/または篩分け後に非常に小さな粒子を除去することは不都合であり、こうした小粒子が商業的価値を持たない傾向があることから、100μm未満の粒径を有する。しかしながら、理論に束縛されることを望むものではないが、発明者らは、茶顆粒が熱水中で煎出される際には、顆粒に幾分かの崩壊が起こりうると考えている。したがって、100μm未満の粒径を有する大量の粒子は、これらがティーストレーナー及び浸出パケットのいずれによっても保持されず、よって煎出液に望ましからぬ濁りおよび/または沈殿物を与えうることから、望ましくない。したがって、茶顆粒は、100μm未満の粒径を有するリーフティー粒子を、30質量%未満の量で含むことが好ましく、より好ましくは20質量%未満、さらにより好ましくは10質量%未満、最も好ましくは5質量%未満である。
理論に束縛されることを望むものではないが、発明者らは、300μm超の粒径を有するリーフティー粒子は、より小さいリーフティー粒子と比較した場合に表面積対体積の比がより低減されているという事実のために、多孔質茶顆粒の浸出性能に悪影響を及ぼしがちであると考えている。300μm超の粒径を有するリーフティー粒子は、細挽きおよび/または篩分けの後により容易に除去されるため、顆粒中に存在するこのサイズの粒子は少量のみになることを保証できる。好ましくは、茶顆粒は、300μm超の粒径を有するリーフティー粒子を、15質量%未満、より好ましくは10質量%未満、さらにより好ましくは5質量%未満、最も好ましくは1質量%未満の量で含む。
リーフティー粒子は、実質的に不溶性である。本明細書中で使用される場合、「実質的に不溶性」との語は、水などの水性液体中に浸漬または浸水された場合に溶解しない物質を意味する。それでもなお、前記物質は、水中に浸漬または浸水された場合に所定の水溶性物質(例えば、風味および/または芳香分子)を放出し得る。さらにまた、上述のように、茶顆粒の幾分の崩壊は、これらが煎出される際に起こりうる。
外因性バイオポリマー:
バインダーは、外因性バイオポリマーを含む。本明細書で使用される「外因性バイオポリマー」なる語は、茶に由来しないあらゆるバイオポリマーを意味し、多糖類、オリゴ糖、ガム、ポリペプチド、タンパク質、およびこれらの誘導体を含む。好ましくは、外因性バイオポリマーは、多糖、オリゴ糖、ガム、およびこれらの誘導体から選択される。
甘くした茶を楽しむ消費者もいるものの、他の消費者は甘くされていないことを好む。望ましくない風味の導入を避けるために、外因性バイオポリマーは、相対的甘味の少ないものであることが好ましい。相対的甘味(R)は、スクロースの甘味に対する物質の甘味である(すなわち、スクロースは1の相対的甘味を有する)。これは、食品業界で甘味を表す一般的な手段である。外因性バイオポリマーの相対的甘味が、0.01から0.50であることが好ましく、より好ましくは0.02から0.35、最も好ましくは0.05から0.20である。これらの範囲は、すべての下位範囲を包含する(すなわち、相対的甘味のあらゆる所与の下限が、相対的甘味のあらゆる所与の上限と関連する)ことが想定される。
特に有用な外因性バイオポリマー(良好な水溶性を有し、粘度を提供し、且つ食品等級である)には、グアーガム、ローカストビーンガム、ペクチン、およびキサンタンガムが含まれる。
茶顆粒中のバインダーの量は、好ましくは0.01質量%から3質量%の範囲内である。多量のバインダーは望ましくないことがあり、例えば、これらは茶顆粒に望ましからぬコストおよび/または風味を追加しうる。したがって、茶顆粒は、2質量%以下の量でバインダーを含むことが好ましく、より好ましくは1.5質量%以下、さらにより好ましくは1質量%以下、最も好ましくは0.8質量%以下である。バインダーの量は、リーフティー粒子が互いに付着して確実に茶顆粒を形成するために十分なものであるべきである。したがって、好ましくは、茶顆粒は、少なくとも0.01質量%の量でバインダーを含み、より好ましくは少なくとも0.05質量%、さらにより好ましくは少なくとも0.1質量%、最も好ましくは少なくとも0.15質量%である。
多孔質茶顆粒:
本発明の茶顆粒は多孔質である。こうした多孔質顆粒は、典型的なリーフティー粒子の天然の細胞構造に比べてより開放的な構造を有する。顆粒の多孔性は、顕微鏡を用いて観察できる。図1および図2には、通常の紅茶葉(図1)と本発明による多孔質茶顆粒(図2)との構造的相違が示される。
図1は、通常の紅茶葉を示す。その乾燥状態では、SEM(図1a)で観察された葉片は、単一の連続体であって、製造過程によって撚り込まれカールしているように見える。単一の葉片の表皮及び切断面が、共焦点画像において識別でき、表皮が葉片表面全体の大きな部分である(図1b)。
図2は、同等の大きさの茶顆粒を示す。その乾燥状態では、SEM(図2a)および共焦点(図2b)の両方の画像において、より小さな粒子の凝集が明確に見られる。顆粒の開放構造が、構成粒子間に明確に視認できる間隙を有することが観察される(図2a)。間隙はまた、共焦点画像でも視認でき、露出表面の大部分が表皮表面ではなく切断面である(図2b)。
多孔質茶顆粒は、350μm超のD[4,3]を有する。体積モーメント平均D[4,3]は、試料体積の大部分を構成するこれら粒子のサイズを反映する。本発明の多孔質顆粒は、典型的には小さな葉粒子に関連するマイナス面(例えば、消費者需要、工場環境における取扱いの容易さなど)を限定する大きさを有する。例えば、多孔質顆粒の寸法決定は、浸出液特性(例えば、より少ない濁り)および/または製品外観に関して、消費者需要の改善に関連する。こうした利点を最大にするために、D[4,3]は好ましくは400μm超、より好ましくは450μm超、最も好ましくは500μm超である。
Sciroccoを備えたMalvern Mastersizer 2000を、未造粒および顆粒化された茶粒子の両方の粒径特徴づけに使用した。Sciroccoは、様々な振動供給速度及び分散圧力を持つ乾式分散ユニットである。より小さい粒子及びより大きな顆粒については、それぞれ2.0バールおよび0.5バールの分散圧力を使用した。いずれの場合も、振動の供給速度は、40%に維持した。Mastersizer 2000ソフトウェアは、測定過程中にシステムを制御し、散乱データを解析して、容積粒度分布を算出する。
飲料前駆体:
本発明はまた、多孔質茶顆粒を含む飲料前駆体に関する。本明細書で使用される「飲料前駆体」なる語は、飲料の調製に適した合成加工組成物を意味する。
飲料前駆体を、水性液体、例えば水と接触させて飲料を提供することができる。この過程は、煎出と呼称される。好ましくは、煎出温度は少なくとも40℃であり、より好ましくは少なくとも55℃、最も好ましくは少なくとも70℃であるが、煎出は任意の温度で実施可能である。好ましくは、煎出温度は120℃未満、より好ましくは100℃未満である。
飲料は、ヒトの消費に適した実質的に水性の飲用組成物として定義される。好ましくは、飲料は、少なくとも85質量%の水、より好ましくは少なくとも90質量%の水、最も好ましくは95から99.9質量%の水を含む。
多孔質茶顆粒と同様に、飲料前駆体はリーフティーをさらに含むことが好ましい。「リーフティー」なる語の意味は、「茶」という見出しの下に記載の通りである。
リーフティーの少なくとも90質量%が−5+30メッシュの粒径を有する。好ましくは、リーフティーの少なくとも90質量%が−5+25メッシュの粒径を有し、より好ましくはリーフティーの少なくとも90質量%が−5+20メッシュの粒径を有する。
本発明の目的のために、リーフティーの粒径は、篩目サイズによって特徴付けられる。タイラーメッシュサイズが、全体を通して使用される(表1参照)。メッシュサイズの前に記号「+」がある場合、これはこのメッシュサイズを有する篩によって粒子が保持されることを示す。メッシュサイズの前に記号「−」がある場合、これは粒子がこのメッシュサイズの篩を通過することを示す。リーフティーは、典型的には篩分けの前に乾燥される。例えば、粒径が−5+30メッシュと記載されている場合、この粒子は5メッシュの篩を通過し(粒子は4.0mmより小さい)、30メッシュの篩によって保持される(粒子は595μmより大きい)。
Figure 0006855393
飲料前駆体は、好ましくは実装される。使用の便宜のためには、特に、飲料前駆体が浸出パケット(例えばティーバッグ)に実装されることが好ましい。こうした浸出パケットは、多孔質材料を含む。多孔質材料は、不溶性の内容物をパケットから脱離させることなく水を浸透させるのに適した、あらゆる材料であってよい。適切な材料の例には、ろ紙、ナイロンメッシュ、ガーゼ、モスリン、不織布が含まれるが、類似の他のいかなる材料もしくは生地も使用してよい。このように、飲料前駆体が浸出パケットに実装される場合、実質的にすべての多孔質茶顆粒が浸出パケット内に保持されることが好ましい。
長期貯蔵安定性を付与するためには、飲料前駆体は、好ましくは15質量%未満の水を含み、より好ましくは10質量%未満、最も好ましくは0.1から5質量%である。これらの量が、飲料を製造するために飲料前駆体を使用する前(すなわち、煎出前)の含水量を意味することは、理解されるであろう。
リーフティーを含む飲料前駆体の風味付けに一般に使用される他の成分(例えば、ベルガモット、柑橘類の皮など)は、本発明の飲料前駆体中において、茶顆粒およびリーフティーと任意に組み合わせてよい。例えば、飲料前駆体は、ハーブ植物材料をさらに含んでよい。「ハーブ植物材料」なる語は、ハーブ浸出物の前駆体として通常使用される材料を意味する。好ましくは、ハーブ植物材料は、カモミール、シナモン、エルダーフラワー、ショウガ、ハイビスカス、ジャスミン、ラベンダー、レモングラス、ミント、ルイボス、ローズヒップ、バニラ、およびバーベナから選択される。飲料前駆体は、追加的または代替的に、果物片(例えば、リンゴ、ブラックカラント、マンゴー、モモ、パイナップル、ラズベリー、イチゴなど)を含んでよい。
飲料前駆体中における多孔質茶顆粒およびリーフティーの相対量に関しては、特に制限はない。本発明者らは、飲料前駆体中における多量の多孔質顆粒の使用が、飲料前駆体の外観に、ひいては消費者需要に、悪影響を及ぼし得ると考えている。浸出性能と消費者需要とのバランスをとる観点から、多孔質茶顆粒対リーフティーの質量比は、5:1から1:5であることが好ましく、より好ましくは4:1から1:4、よりさらに好ましくは3:1から1:3、最も好ましくは2:1から1:2である。
量が少ないほど正確な分割及び添加が困難であることから、飲料前駆体の質量は少なくとも1gであることが好ましい。より好ましくは、前記質量は少なくとも1.2gであり、最も好ましくは少なくとも1.4gである。さらに、量が多いほど貯蔵および/または取り扱いが不都合であることから、飲料前駆体の質量は4g未満であることが好ましい。より好ましくは、前記質量は3g未満であり、最も好ましくは2g未満である。
飲料前駆体は、適切なあらゆる方法で調製してよい。例えば、本発明による多孔質茶顆粒をリーフ茶と混合することによって調製してよく、ここでリーフティーの少なくとも90質量%が−5+30メッシュの粒径を有する。この過程は、飲料前駆体を好ましくは浸出パケット中に実装する、付加的な後続工程を任意に含んでよい。
本明細書で使用される「含む」なる語は、「から本質的になる」および「からなる」との語を包含する。本明細書に含まれる全ての百分率および比率は、特記のない限りは、質量によって算出される。値または量のいかなる範囲の特定においても、特定のあらゆる上限値または量が、特定のあらゆる下限値または量と関連付けできることに留意されたい。実施例および比較例におけるものを除き、材料の量、反応条件、材料の物理特性、および/または使用を示す説明における全ての数値は、「約」なる語に先行されるものと理解されるべきである。上記個別の節で言及される本発明の実施形態の様々な特徴は、必要に応じて他の節に適宜準用される。したがって、一つの節で指定される特徴を、必要に応じて別の節で指定される特徴と組み合わせてもよい。本明細書中に見られる本発明の開示は、互いに多数項を引用する請求項中に見られる全ての実施態様を網羅するとみなすべきである。別の定義がない限り、本明細書で使用される全ての科学技術用語は、茶処理の分野において当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
以下の非限定的実施例は、本発明を詳説する。
(実施例1)
図1aおよび図2aに示される紅茶葉及び茶顆粒のSEM画像を、以下のように得た。試料を、大型SEM試料スタブに取付けた粘着性のカーボンタブに、小型の絵筆を使用して適用した。次に、試料を、SEM(20kVで動作するJEOL JSM-6060)で画像化する前に10nmの金/パラジウムでスパッタ被覆した。画像は、×16から×900の倍率範囲で撮影した。
図1bおよび図2bに示される紅茶葉及び茶顆粒の共焦点画像を、以下のように得た。乾燥顆粒/粒子を、14mmのMicrowellおよびNo. 1.0のカバーガラスを有する35mmのガラス底培養皿に入れた。共焦点レーザー画像化は、10倍/0.45の対物レンズを備えたZeiss LSM-780共焦点走査レーザー顕微鏡(Carl Zeiss Ltd)を用いて実施した。画像処理は、ZEN 2012 Vソフトウェアを使用して行った。三つのレーザー励起線(405nm、488nm、および561nm)を使用して自家蛍光分子を励起し、発光を、PMT検出器(429から474nm)、GaAsP検出器(517から579nm)、および第二のPMT検出器(650から758nm)で収集した。タイル状に並べた3D z-スタック画像を、ズーム比1.0、2倍平滑化、及び8μmのz-ステップサイズで、連続線走査モードにおいて0.64μsのピクセルドウェルを使用して得た。3D合成蛍光画像を、ZENソフトウェアの3D描画機能を使用し、最大強度モードで生成させた。
紅茶葉(コントロール)は、標準PF1等級の材料であった。これは、標準的な摘採、萎凋、浸軟、発酵、乾燥、およびサイズ等級付けを含む、ケニアの工場における標準的な茶処理によって得られた。
茶顆粒は以下のように調製した。
a)粉砕
160UPZインパクトミル(ホソカワミクロンUK)を使用し、標準PF1等級の材料を、相対的により広いサイズ分布の細粒に粉砕した。この機器は、60kg/時の供給速度で、6000rpmで運転した。次いで、粉砕粒子を、ATS600分類器(Allgaier GmbH)を用いてスクリーニングし、下記の様々な狭いサイズ画分に分類した:
・150μm未満、
・150から250μm、
・250から425μm、および
・425μmより大。
b)造粒プロトコール
造粒はAeromatic Fielder MP1流動床造粒機(GEA Process Systems)で行った。造粒手順は、3つの工程、すなわち加熱、凝集、および乾燥に分けることができる。1kgの細挽き茶粒子の塊を、10%から20%の空気流を維持することによって流動化した。粒子流動床の温度を60℃から70℃に上昇させた後、二流体ノズルからグアーガムの水溶液(例えば、0.75%w/w)を、蠕動ポンプを使用して25から30ml/分の流速で導入した。水性バインダーの添加により、床温度は約50℃に低下した。ノズルの高さおよび噴霧空気圧(0.75バール)は、研究の間中一定に維持した。実験の間、0.5バールの定期的な吹き戻し圧力を適用して、あらゆる微粒子を粒子床に再導入した。乾燥レジームを液体バインダーの添加完了直後に開始し、粒子を高温(70℃)でさらに10から15分間に亘って流動化した後に実験を終了した。場合により、粒状化生成物を80℃の箱型乾燥器でさらに2から3時間乾燥させ、最終生成物中の水分含量を確実に3質量%未満とした。乾燥した顆粒は、0.28%w/wのグアーを含み、600μmのD[4,3]粒径を有していた。
(実施例2)
コントロール材料および茶顆粒は、実施例1で上記したように得られ、調製された。
多孔質茶顆粒の浸出性能をコントロール茶材料の浸出性能と比較した。より具体的には、コントロール材料を、多孔質茶顆粒の三つの異なる試料と比較した。表2は、それぞれの場合に使用したリーフティーまたは茶顆粒の量を示す。
Figure 0006855393
浸出特性を、国際公開第2012/113602号パンフレットに記載されている動的方法を用いて測定した。動的(連吸光度を続的な浸液)手順は、ティーバッグの攪拌を含む消費者による浸出物調製の、実験室シミュレーションを表す。すべての場合において、同一のサイズおよび形状を有し、同一のフィルター材料から製造されたティーバッグが使用された(四面体ティーバッグ)。吸光度を445nmで測定した。全浸出時間は、200mlの体積で120秒であり、試料採取頻度は、毎秒1試料であった。
浸出曲線を図3に示す。試料1(多孔質顆粒、標準バッグ質量)および試料2(多孔質顆粒、20%バッグ質量軽減)の両方が、コントロールA(リーフティー、標準バッグ質量)と比較して、改善された浸出性能を有する。試料3(多孔質顆粒、30%バッグ質量軽減)は、コントロールA(リーフティー、標準バッグ質量)に匹敵する浸出性能を有する。
(実施例3)
コントロール材料および茶顆粒を、実施例1に上記したように得て準備した。再度、多孔質茶顆粒の浸出性能を、コントロール茶材料の浸出性能と比較した。浸出特性は、未包装茶葉形態の(すなわち、ティーバッグに入っていない)試料を用いて測定した。コントロール茶材料または多孔質茶顆粒の適切な量(2g)を、90℃の水200ml中で連続的に撹拌しつつ浸出させた。吸光度を445nmで測定した。全浸出時間は120秒であり、試料採取頻度は、毎秒1試料であった。
浸出曲線を図4に示す。試料4(多孔質顆粒、2g)は、コントロールB(リーフティー、2g)と比較して改善された浸出性能を有していた。
(実施例4)
コントロール材料および茶顆粒を、実施例1に上記したようにして得て準備した。茶ブレンドの成分としての多孔質茶顆粒の浸出性能を、コントロール茶材料の浸出性能と比較した。表3は、それぞれの場合に使用したリーフティーまたは茶顆粒の量を示す。試料5、6、及び7は、茶顆粒とリーフティーとのブレンドであり(PF1材料)、およそ70%のリーフティー及び30%の茶顆粒を含む。
Figure 0006855393
浸出特性を、実施例2(上記)に記載した動的方法を用いて測定した。浸出曲線を図5に示す。
試料5(顆粒/葉ブレンド、10%バッグ質量低減)および試料6(顆粒/葉ブレンド、7%バッグ質量低減)の両方が、コントロールC(リーフティー、標準バッグ質量)と比較して、改善された浸出性能を有する。試料7(顆粒/葉ブレンド、15%バッグ質量低減)は、コントロールC(リーフティー、標準バッグ質量)に匹敵する浸出性能を有する。コントロールD(リーフティー、10%バッグ質量低減)の浸出性能は、コントロールC(リーフティー、標準バッグ質量)よりも低い。

Claims (7)

  1. リーフティー粒子及びバインダーを含む多孔質茶顆粒であって、
    ・ 前記リーフティー粒子の少なくとも50質量%が100μmから300μmの粒径を有し、
    ・ 前記バインダーが、グアーガムである外因性バイオポリマーを含み
    ・ 前記茶顆粒は、乾燥質量で0.15から0.8%の量でバインダーを含み、
    ・ 前記多孔質茶顆粒は、500μm超のD[4,3]を有する、
    多孔質茶顆粒。
  2. 請求項1に記載の多孔質茶顆粒を含む、飲料前駆体。
  3. 前記飲料前駆体がリーフティーをさらに含み、前記リーフティーの少なくとも90質量%が5メッシュのタイラーメッシュサイズの篩を通過し、30メッシュのタイラーメッシュサイズの篩によって保持される粒径を有する、請求項2に記載の飲料前駆体。
  4. 多孔質茶顆粒対リーフティーの質量比が、5:1から1:5である、請求項3に記載の飲料前駆体。
  5. 多孔質茶顆粒の製造方法であって、
    (a)リーフティーを提供する工程;
    (b)リーフティーを細挽き且つ/または篩分けして、前記リーフティーの少なくとも50質量%が100から300μmの粒径を有するようにする工程;
    (c)工程(b)で得られたリーフティー及びバインダーを含む混合物を形成する工程;
    (d)低剪断造粒によって前記混合物から多孔質顆粒を形成する工程;
    を含み、
    ここで、前記多孔質茶顆粒が500μm超のD[4,3]を有し、バインダーが、グアーガムである外因性バイオポリマーを含み、前記茶顆粒は乾燥質量で0.150.8%の量でバインダーを含む多孔質茶顆粒の製造方法。
  6. 工程(c)および(d)が同時に実施される、請求項5に記載の方法。
  7. 請求項1に記載の多孔質茶顆粒をリーフティーと混合し、ここで、前記リーフティーの少なくとも90質量%が、5メッシュのタイラーメッシュサイズの篩を通過し、30メッシュのタイラーメッシュサイズの篩によって保持される粒径を有する、飲料前駆体の製造方法。
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