JP6855264B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
特許文献2に記載の椅子は、座体のクッション部材の外面と座板部材の外周縁部とが張材によって被覆され、その張材の外周縁部が紐状の緊締部材によって座板部材の下面側に締め込み固定されている。そして、ロック機構を解除操作するための解除操作片(レバー片)の一端部が座板部材と一体化され、解除操作片の他端部側に、張材を締め込むための上記の緊締部材の固定部が設けられている。解除操作片に設けられた固定部は、緊締部材が締め込まれることによって緊締部材から下方側への付勢力を受ける。したがって、この椅子においては、解除操作片の弾性反力と緊締部材による付勢力が解除操作片を初期位置に戻す力として働くため、解除操作片の繰り返し操作に伴う経時劣化を抑制することができる。
即ち、本発明に係る椅子は、着座者の荷重を受け止める座体と、前記座体を前後位置調整可能に支持する座受け部材と、前記座受け部材に対する前記座体の前後位置をロックするロック機構と、を備え、前記座体は、前記座受け部材に前後移動可能に支持される座板部材と、前記座板部材に保持されるクッション部材と、前記クッション部材の外面と前記座板部材の外周縁部とを被覆する張材と、前記座板部材の下面側で締め込まれることによって、前記張材の外周縁部を前記座板部材の下面側に保持する紐状の緊締部材と、を有し、前記座板部材は、上面側で前記クッション部材を保持する座板本体部と、一端部が前記座板本体部と一体化され、前記一端部から延出した他端側が操作部とされるとともに、前記一端部の近傍が初期位置にある状態で前記ロック機構をロック状態に維持し、前記一端部の近傍が初期位置から上方変位した状態で前記ロック機構のロックを解除する解除操作片と、を有し、前記緊締部材は、前記座板本体部の下面のうちの、前記解除操作片の前記操作部から離間した位置で、かつ、当該緊締部材の締め込みに伴う前記張材の張力によって前記クッション部材が前記解除操作片の前記一端部の近傍を下方に付勢する位置に配置され、前記クッション部材の前記解除操作片の前記一端部よりも外側の上縁部には、外側端部から上方に膨出し、前記張材の張力を受けて前記解除操作片の前記一端部の近傍に付勢力を作用させる膨出部が設けられていることを特徴とする。
したがって、上記の構成を採用することにより、緊締部材の締め込み力が大き過ぎて解除操作片の操作感が低下する不具合や、緊締部材の締め込み力が小さく過ぎて張材の位置ずれを招く不具合を招くことなく、解除操作片の繰り返し操作に伴う経時劣化を抑制することができる。
また、この場合、クッション部材の解除操作片の一端部よりも外側の上縁部に設けられた膨出部に張材の張力が当該膨出部を下方内側に押し込むように作用すると、解除操作片の一端部の近傍部にクッション部材による付勢力が安定して作用するようになる。
この場合、解除操作片が、その一端部の近傍に突設された突部でクッション部材から付勢力を受けるため、クッション部材からの付勢力が解除操作片の一定位置に安定して作用するようになる。このため、解除操作片の操作感が安定するとともに、解除操作片の経時劣化も安定的に抑制することが可能になる。
この場合、緊締部材の締め込み力が、張材を介してクッション部材の外側の上縁部の膨出部を下方内側方向(解除操作片の一端部方向)に引き込み、クッション部材から解除操作片の一端部の近傍を下方に付勢する付勢力が効率良く作用するようになる。
この場合、座受け部材の被係合部とともにロック機構を構成する係合部が解除操作片の一端部の近傍に一体に形成されているため、ロック機構と、そのロック機構のロックを解除するための機構を、部品点数の少ない簡単な構造によって容易に形成することができる。
なお、以下の説明においては、椅子1に正規姿勢で着座した人の正面となる向きを「前」と呼び、それと逆側の向きを「後」と呼ぶものとする。また、「上」,「下」と「左」,「右」については、椅子1に正規姿勢で着座した人の上方となる向きを「上」、それと逆側の向きを「下」と呼び、椅子1に正規姿勢で着座した人の左側となる向きを「左」、それと逆側の向きを「右」と呼ぶものとする。図中の適所には、前方を指す矢印FRと、上方を指す矢印UPと、左側方を指す矢印LHが記されている。
これらの図に示すように、本実施形態係る椅子1は、フロアF上に載置される脚部2と、脚部2の上端に設置されるボックス状の支基3と、支基3の上面に取り付けられた座受け部材5と、座受け部材5に前後位置調整可能に取り付けられ上面に着座者が着座する座体4と、支基3から後部上方側に延出して座体4に着座した着座者の背中を支持する背凭れ6と、を備えている。
座体4は、座受け部材5に前後移動可能に支持される座板部材13と、座板部材13の上面側に保持されるウレタン等から成るクッション部材14と、クッション部材14の上面及び外周縁部と座板部材13の外周縁部とを被覆する張材15と、張材15の外周縁部を座板部材13の下面側で締め込み固定する紐状の緊締部材16と、を備えている。
座受け部材5は、図5,図6に示すように、パイプ状の前フレーム22fと後フレーム22rが前後に離間して平行に配置され、前フレーム22fと後フレーム22rの左右の各側縁部に跨って支持プレート23が取り付けられている。左右の各支持プレート23の外側縁部には、上述のガイドレール21が一体に形成されている。座受け部材5は、前フレーム22fと後フレーム22rが支基3に支持され、左右のガイドレール21が座体4(座板部材13)の左右の縁部を前後移動可能に支持するようになっている。
このため、張材15がクッション部材14の外面と座板部材13の外周縁部を被覆した状態で、張材15の外周縁部が緊締部材16によって座板部材13の下面側で締め込まれると、張材15の外周縁部が座板部材13の下面側で幅方向内側に引き寄せられ、その結果、張材15の張力がクッション部材14の膨出部14aを内下方に押圧して、クッション部材14に解除操作片28の一端部の近傍方向に向かう付勢力を蓄積させる。これにより、クッション部材14は、図9中の白抜き矢印で示すように、解除操作片28の一端部の近傍を下方に付勢するようになり、解除操作片28には、自身の弾性反力に加えて、張材15とクッション部材14を介した緊締部材16による付勢力が解除操作片28を初期位置に戻す力として働くようになる。
したがって、本実施形態に係る椅子1を採用した場合には、解除操作片28の操作感の低下や張材15の位置ずれを招くことなく、解除操作片28の繰り返し操作に伴う経時劣化を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、解除操作片28の一端部の近傍に第1突部30と第2突部31が設けられているが、第1突部30と第2突部31のいずれか一方のみを設けるようにしても良い。
また、上記の実施形態においては、座板本体部27の下面に突設された第1係止突起32aと第2係止突起32bによって紐状の緊締部材16を座板本体部27の下面側に拘束しているが、紐状の緊締部材16は、その一部を座板本体部27の下面側の適所に固定するようにしても良い。
4 座体
5 座受け部材
13 座板部材
14 クッション部材
14a 膨出部
15 張材
16 緊締部材
24 ロック機構
25 被係合部
26 係合部
27 座板本体部
28 解除操作片
28a 操作部
30 第1突部(突部)
31 第2突部(突部)
Claims (2)
- 着座者の荷重を受け止める座体と、
前記座体を前後位置調整可能に支持する座受け部材と、
前記座受け部材に対する前記座体の前後位置をロックするロック機構と、を備え、
前記座体は、
前記座受け部材に前後移動可能に支持される座板部材と、
前記座板部材に保持されるクッション部材と、
前記クッション部材の外面と前記座板部材の外周縁部とを被覆する張材と、
前記座板部材の下面側で締め込まれることによって、前記張材の外周縁部を前記座板部材の下面側に保持する紐状の緊締部材と、を有し、
前記座板部材は、
上面側で前記クッション部材を保持する座板本体部と、
一端部が前記座板本体部と一体化され、前記一端部から延出した他端側が操作部とされるとともに、前記一端部の近傍が初期位置にある状態で前記ロック機構をロック状態に維持し、前記一端部の近傍が初期位置から上方変位した状態で前記ロック機構のロックを解除する解除操作片と、を有し、
前記緊締部材は、前記座板本体部の下面のうちの、前記解除操作片の前記操作部から離間した位置で、かつ、当該緊締部材の締め込みに伴う前記張材の張力によって前記クッション部材が前記解除操作片の前記一端部の近傍を下方に付勢する位置に配置され、
前記クッション部材の前記解除操作片の前記一端部よりも外側の上縁部には、外側端部から上方に膨出し、前記張材の張力を受けて前記解除操作片の前記一端部の近傍に付勢力を作用させる膨出部が設けられていることを特徴とする椅子。 - 前記緊締部材は、前記座板本体部の下面のうちの、前記膨出部の下方領域で、かつ、前記解除操作片の一端部の近傍よりも下側となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
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