JP5052864B2 - 椅子 - Google Patents

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    • A47C7/36Support for the head or the back
    • A47C7/40Support for the head or the back for the back
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Description

本発明は、移動可能なランバーサポートを背凭れ部に備えた椅子に関する。
従来より、長時間の作業に供する事務用椅子や、座部とシンクロして背凭れが傾動するロッキングチェア、自動車の座席等においては、座者の腰部等を押圧して、着座時の座者の腰部の負担を軽減するランバーサポート及びそれを備えた椅子が知られている(特許文献1〜2参照)。
特許文献1には、クッション体の前面に、間隙を設けて外皮材を張設し、該外皮材の左右側縁の下部に、上下方向に長い切り欠き部が設けられ、前記間隙に挿入したランバーサポートの左右の側端部を前記切り欠き部で露出させた構成をなす椅子が開示されている。
また、特許文献2には、弾性変形可能な材料により形成され、平面視において、左右の側部が中央部よりも前方となるように、また、側面視において、上下部が上下方向の中央部よりも後方になるように、湾曲させてあり、上下幅を、中央部においては大とし、両側部へ向かうにしたがって小となる構成をなす椅子が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の椅子においては、可撓性が高い表皮材をガイドにしてランバーサポートを上下方向に移動させているので、該ランバーサポートをスムーズに移動させることができず、使い勝手がよくなかった。
また、特許文献2に記載の椅子におけるランバーサポートの形状が、正面視で左右方向に直線形状をなしているため、座者が座部に着座した状態で操作するには操作部分(ランバーサポートの両端部)が高すぎ、操作しづらいという問題があった。
更に、特許文献1に記載の椅子におけるランバーサポートは、表皮材を挟む形状をなしているため、組み立てが煩雑であった。
したがって、操作しやすく、組み立てが容易で、ランバーサポートの位置調節の確実性に優れた椅子は未だ実現されておらず、その提供が望まれているのが現状である。
特許3616977号公報 特許3622129号公報
本発明は、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、操作しやすく、組み立てが容易で、ランバーサポートの位置調節の確実性に優れた椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 座者が座る座部と、クッション部、両側縁部に開口部が形成された背凭れ本体、並びに前記クッション部の後方、及び背凭れ本体の前方の間に挟まれたランバーサポートを有して座者の背部を支持する背凭れ部とを有し、
前記ランバーサポートは、板形状をなす本体部と、左右方向において前記本体部と略平行をなし、略上下方向に移動可能に前記開口部に遊嵌されると共に、少なくとも一部が前記開口部から突出する把持部と、前記本体部の下方に前記把持部が位置するように前記本体部の両端部と前記把持部とを連結する連結部とを有することを特徴とする椅子である。
該<1>に記載の椅子においては、ランバーサポートを構成する把持部が、背凭れ本体の両側縁部に形成された開口部に遊嵌され、上下方向に移動可能としたので、ランバーサポートをスムーズに移動させることができる。
また、座者と、ランバーサポートとの間に、クッション部を介在させているため、広い面積で、かつなだらかな形状をなす当接面が形成され、座者の腰部に対して必要最小限の力で広範囲に押圧することができる。したがって、ランバーサポートによる押圧力が強すぎるといった不快感が軽減され、多くの座者にとって適用性の高い椅子を提供することができる。
また、ランバーサポートの形状が、座者の腰部を押圧する本体部と、該本体部よりも下方に位置する把持部と、前記本体部、及び把持部を連結する連結部とによって構成されるため、当該ランバーサポートを操作する座者は、腕を下げた状態から適切な位置まで無理なくランバーサポートの本体部を移動させることができ、従来のように、肘を曲げたままランバーサポートの位置を調節するといった窮屈な操作を座者が強いられることなく、操作性が向上する。
<2> 開口部が、背凭れ本体の両側縁部の下方に形成された前記<1>に記載の椅子である。
<3> 把持部における開口部から突出した側の端部に、突起部が形成された前記<1>から<2>のいずれかに記載の椅子である。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、操作しやすく、組み立てが容易で、ランバーサポートの位置調節の確実性に優れた椅子を提供することができる。
以下、本発明に係る椅子の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における椅子の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の椅子1は、下端部に脚12が接続された脚柱11の上端部に、座板取付け部10が設けられている。
また、座板取付け部10の上部には、座者が座る座クッション21を載置した座板20が設置され、座板取付け部10の後方には、座者の背部を支持する背凭れ40を支持する背凭れ支持部材30、及び支持フレーム31が接続されている。上記座板取付け部10と、座板20と、座クッション21とが座部2を構成する。
ここで、背凭れ40は、ランバーサポート100が設置された背凭れ本体41と、クッション部42と、背凭れカバー43とから構成され、支持フレーム31は、背凭れ本体41の背面に接合されている。
本実施形態の椅子においては、背凭れ部40の背面の上端部近傍に、略上下方向に調節可能な可動式のヘッドレスト機構50が接続されてもよい。
ヘッドレスト機構50は、背凭れ部40の背面の上端部近傍に接続され、略上下方向に貫通する貫通孔が形成されたヘッドレスト接続部52と、前記貫通孔に嵌挿される長板形状のヘッドレスト支持部材53と、ヘッドレスト支持部材53の前方に位置するように、該ヘッドレスト支持部材53の上端部に接続され、座者の頭部を支持するヘッドレスト51とを有してなる。
なお、ヘッドレスト支持部材53の少なくとも1つの側面には、鋸歯形状をなす係合部が形成され、該係合部に係合する係止部が、ヘッドレスト接続部52の貫通孔の内壁に形成されている。この係止部の形状としては、板ばねなどが挙げられ、前記貫通孔に対してヘッドレスト支持部材53が略上下方向に摺動し、前記係合部と係止部との係合によって任意の位置で固定して、ヘッドレスト51の高さを調節することができるようになっている。
また、ヘッドレスト支持部材53には、その後方に位置するように、ハンガー54が設置されてもよい。
図2は、本実施形態における椅子の背凭れ本体の構成を示す分解斜視図である。
背凭れ本体41は、前面側に全体的に凸となるように、側面視で湾曲した形状をなすと共に、後面側に全体的に凸となるように上面視で湾曲した形状をなしている。
背凭れ本体41は、後述するランバーサポート100、及びクッション部42を前面側に保持できるように、強度補強のためのリブ(隔壁部)が形成された前面部の周縁に沿って周壁部41aが立設されており、該周壁部41aの両側面部下方には、それぞれ開口部41b,41bが形成されている。この開口部41bは、周壁部41aの外側面と、内側面とを貫通する形状をなしている。
なお、図2では、背凭れ本体41の強度補強のためのリブを図示したが、本実施形態の説明の都合上、当該リブの図示を省略することがある。
開口部41bには、略矩形をなす貫通孔44aが形成された開口部カバー44が嵌合され、該貫通孔44aの長手方向が、略上下方向となるように、開口部41bに嵌合される。
また、本実施形態では、背凭れ本体41の周壁部41aの両側面部に開口部41bを形成し、該開口部41bに開口部カバー44を嵌合させた構成を示したが、開口部41b、及び開口部カバー44の態様は、把持部102の動きを制限する貫通孔が形成されれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択され、例えば、開口部41bが把持部102の動きを制限する貫通孔自体をなす態様や、開口部41bが切り欠き形状をなし、開口部カバー44が開口部41bの切り欠き形状に嵌合する形状をなす態様でもよい。更に、開口部カバー44の形状としては、貫通孔44aの強度を損なわない形状であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。
更に、本発明の椅子1の背凭れ本体41の前面側には、該前面に形成されたリブ(隔壁部)の一部として、左右方向に架設された梁部41c,41dが上下方向に一対設けられている。
開口部41bより上部に設けられた梁部41cと、開口部41bより下部に設けられた梁部41dには、押さえ布45がランバーサポート100を前面側において覆うように張架される。
この押さえ布45がランバーサポート100を前面側において覆うように設けられることによって、押さえ布45が、ランバーサポート100と、クッション部42との間に介在することとなり、ランバーサポート100が上下方向に移動することによるクッション部42の磨耗を防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、押さえ布45を背凭れ本体41に設置する態様を示したが、ランバーサポート100が上下方向に移動することによるクッション部42の磨耗を防ぐことができれば、押さえ布45の設置位置に特に制限はなく、目的に応じて適宜選択され、例えば、クッション部42の後側(背凭れ本体41に対向する側)に位置するように、クッション部42や背凭れカバー43に取り付けられる態様が挙げられる。
また、押さえ布45の材料は、ランバーサポート100が上下方向に移動することによるクッション部42の磨耗を防ぐことができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択され、例えば、布、不織布、皮革等が挙げられる。
一方、背凭れ本体41の前面側には、ランバーサポート100が設置される。このランバーサポート100は、本体部101と、該本体部101の両端部に連結部103を介して接続された把持部102とを有する。
把持部102は、開口部41b、特に、開口部41bに嵌合された開口部カバー44の貫通孔44aに遊嵌されると共に、各把持部102の先端を含む一部は、開口部41b(貫通孔44a)から突出している。
また、各把持部102の先端部には、座者が把持部102を操作する際に、確実に把持部102を操作し易いように把持部カバー104が設けられる。
なお、把持部102の断面形状は、貫通孔44aの形状よりもやや小さいことが好ましい。把持部102の断面形状が、貫通孔44aの形状より大きいと、把持部102(ランバーサポート100)のスムーズな動作が損なわれ、把持部102の断面形状が、貫通孔44aの形状よりも小さすぎると、把持部102(ランバーサポート100)が、貫通孔44aによって制限された領域を超えてがたつき、共に湾曲形状をなしている背凭れ本体41に対して引っ掛かりが生じ易くなり、確実な動作が損なわれることがある。
また、把持部102の端部に取り付けられる把持部カバー104の取付け面(把持部102に把持部カバー104を取り付ける際に、把持部102の端面に対向する面)の断面は、開口部42に遊嵌される把持部102の断面よりも大きく設定される。
このように設定することによって、開口部42と、把持部カバー42aの取付け面とが当接し、把持部カバー104を両端部に設置したランバーサポート100は、左右方向の動きが制限されるので、把持部102(ランバーサポート100)は、略上下方向にスムーズに動作される。
図3A〜Cは、本実施形態の椅子におけるランバーサポートの構造を示す図であり、図3Aは、前記ランバーサポートの正面図、図3Bは、前記ランバーサポートの上面図、図3Cは、図3AにおけるA−A断面図である。
図3Aに示すように、本実施形態の椅子におけるランバーサポート100は、板形状をなす本体部101と、該本体部101の長手方向(図中左右方向)と略平行の板形状をなす把持部102と、本体部101の下方に把持部102が位置するように、本体部101の両端部と、把持部102とを連結する連結部103とを有する。
連結部103は、本体部101の両端部と、把持部102において、把持部カバー42a(図2参照)が取り付けられる一の端部とは反対側の他の端部とを連結し、把持部102におけるそれぞれの一の端部は、対向することなく、各々反対方向に向けて設けられている。
即ち、本体部101の両端部に連結された連結部103、及び把持部102は、本体部101の両端部から下方に屈曲して外側(互いに離間する方向側)に延設された態様をなす。
また、図3Bに示すように、本体部101は、上面視において後方に凸形状をなすように、所定の曲率で湾曲している。
一方、把持部102,102は、それらの前面が仮想面に当接するように位置して連結部103を介して本体部101に連結されている。
ここで、上面視において、把持部102,102の各前面と、本体部101の両端部分の前面が向く方向には所定の角度差があるが、この角度差は、連結部103(図3A参照)の形状によって調整されており、該連結部103が適度な可撓性を有することによって、ランバーサポート100を移動させる際に動きが制限される本体部101と、把持部102,102との間に生じる歪みを吸収することができる。
更に、図3Cに示すように、ランバーサポート100は、その断面視において、本体部101が前方にやや張り出す形状をなし、連結部103が前方に凸形状をなすように湾曲する形状をなし、把持部102は、連結部103の前方端面側に接続されている。
ここで、背凭れ本体部41の側面視における形状は、単一の曲率で構成されてはおらず、人間工学に基づいた湾曲形状をなしている。
背凭れ本体41と、クッション部42とに挟まれたランバーサポート100が略上下移動するときには、開口部41aの形状(具体的には開口部カバー44の貫通孔44aの形状)が前記湾曲形状と異なることから、背凭れ本体部41に対して前後に浮き沈みすることとなる。
また、ランバーサポート100は、クッション部42によって前方側から押さえつけられていることから、スムーズに動きにくくなる。
したがって、本体部101と把持部102とが一直線上に構成された従来のランバーサポートの構成に比して、ランバーサポート100が略上下に移動される際のひっかかり、及びクッション部42による押圧を吸収する吸収部材として連結部102が機能することとなるので、ランバーサポート100をスムーズに移動させることが可能となる。
図4は、本実施形態の椅子におけるランバーサポートを設置した背凭れ本体の構成を示す背面図である。
図4に示すように、ランバーサポート100を設置した背凭れ本体41においては、本体部101の両端部に対して、下方に把持部102が位置するように、かつ該把持部102の他方の端部に連結部103が連結されたことにより、2つの把持部102、及び連結部103が、外側に屈曲するようにして本体部101の両端部に連結された態様をなす。
そして、それぞれの把持部102が、開口部カバー44に形成された貫通孔44aに遊嵌されると共に、ランバーサポート100の左右方向の動きを制限するために、各把持部102の一方の端部に把持部カバー104が取り付けられているので、貫通孔44aの形状に沿って把持部102(ランバーサポート100)が移動可能となっている。
ここで、開口部カバー44には、開口部41aに嵌合するにあたり、開口部41aの内壁部に係止する係止部材44bが貫通孔44aの内側端部に設けられている。
また、把持部カバー104が把持部102の両端部に取り付けられたランバーサポート100において、各把持部カバー104の対向面(前記取付け面)の間の距離が、背凭れ本体41の開口部41bに取り付けられた開口部カバー44の貫通孔42の外側面44cの間の距離よりもやや長く設定されることにより、把持部102(ランバーサポート100)がスムーズに動作される。
また、把持部カバー104の背面側上部には、座者が座部に着座したときに、把持部カバー104を容易に認識し、摘むきっかけが得易いように、かつ把持部カバー104を確実に摘むことができるように、突起部104aが形成されていることが好ましい。
更に、把持部102の先端部分には、把持部カバー104の取付け面に形成された開口部(図示せず)に圧入し、係合可能な爪形状が形成されている。
このように、本発明の椅子に備えられたランバーサポート100の形状が、座者の腰部を押圧する本体部101と、該本体部101の下方に位置するように連結部103によって本体部101の両端部に連結された把持部102とによって、座者は楽に把持部102、即ち、ランバーサポート100を略上下方向に移動させることができる。
図5は、本実施形態の椅子において、ランバーサポートを設置した背凭れの構成を示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態の椅子における背凭れ40は、略上下方向(開口部カバー44に形成された貫通孔44aの長孔方向)に移動可能なランバーサポート100を備えた背凭れ本体41の前面側に、前述の周壁部41aに嵌められるようにしてクッション部42が設置されている。そして、前面側にクッション部42を保持した背凭れ本体41を、背凭れカバー43が覆う構成となっている。
このように、略上下方向に移動可能とされたランバーサポート100の前面にクッション部42を設けたことにより、座者の腰部に対して必要最小限の力で広範囲に押圧することができ、結果として、ランバーサポートによる押圧力が強すぎるといった不快感が軽減され、多くの座者にとって適用性の高い椅子を提供することができる。
図6A〜Cは、本実施形態の椅子において、背凭れ部を組み立てるプロセスを示す図である。
図6Aに示すように、背凭れカバー43は、背凭れ本体41と、該背凭れ本体41の前面に当接されたクッション部42とを覆うように構成されており、背凭れ本体41と、支持フレーム31との接合を妨げないために背面側、及び下方が開口した袋形状をなす。
該下方の端部には、前側端部と後側端部とを接合するための接合手段が設けられている。この接合手段は、背凭れカバー43の下方を閉塞可能であれば、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、面ファスナー43c,43dなどが採用されることが好ましい。
また、背凭れカバー43によって背凭れ本体41を覆った際に、背凭れ本体41の両側面部に設けられた開口部41bから突出した把持部102(把持部カバー104)を背凭れカバー43の外側に露出させるために、背凭れカバー43の両側面において、背凭れ本体41を収容したときに該当する箇所に開口部43aが形成されている。
なお、この開口部43aの前端部、及び後端部にはそれぞれ所定の大きさの補強片43b,43bが取り付けられている。
背凭れカバー43の素材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜変更できるが、例えば、布素材などが好ましい。
その後、周壁部41aに嵌められるようにしてクッション部42を前面側に設置した背凭れ本体41が、背凭れカバー43の下方の開口部から挿入され、当該背凭れ本体41が背凭れカバー43によって覆われると、図6Bに示すように、開口部43aから把持部102が突出され、補強片43bは、背凭れ本体41の開口部41aの内側縁部にステープラなどによって固定される。このようにすることによって、背凭れカバー43の開口部43aにおける美観が損なわれるだけでなく、座者が背凭れに凭れた際の背凭れにおける背凭れカバー43のずれを最小限に留めることができる。
そして次に、背凭れカバー43の下方の開口部を、面ファスナー43c,43cによって閉塞することによって、背凭れ本体41、及びクッション部42が背凭れカバー43に包装されたことになる。
次に、図6Cに示すように、内側縁部に補強片43bが固定された開口部41aに該補強片43bを挟むようにして、開口部カバー44を嵌合させる。このとき、前述したように、貫通孔44aの内側端部に設けられた係止部材44bが、開口部41aの内壁部に係止することによって、開口部カバー44が開口部41aに嵌合される。
更に、開口部カバー44が開口部41aに嵌合された後は、把持部102の端部に把持部カバー104が取り付けられて、本発明の背凭れ部40の組み立てが完了する。
以上説明したように、本発明の椅子は、従来のように、ランバーサポート100の本体部101に接続された把持部102が、本体部101の両端部から左右方向に延設されているのとは異なり、把持部102を本体部101の下方に位置するように屈曲した形態をなしているので、座者は、肘を曲げたままランバーサポート100の位置を調節するといった窮屈な操作を強いられることがなく、着座状態において両腕を下げた状態から無理なく把持部102を摘むことができ、操作がし易くなる。
また、本発明の椅子は、把持部102が本体部101の下方に位置するように屈曲した形態をなすランバーサポート100を、背凭れ本体41に形成された開口部41に遊嵌させて、ランバーサポート100の左右方向の動きを制限するための把持部カバー104を把持部102に嵌入させることにより簡単に組み立てることができる。
更に、背凭れ本体41の側面視形状は、単一の曲率で構成されていないので、ランバーサポート100を略上下方向に移動させたときに、前後方向に浮き沈みし、クッション部42により前方から押され、ランバーサポート100のスムーズな移動が妨げられるが、連結部103が撓むことによってランバーサポート100の変型が緩和され、ランバーサポート100をスムーズに移動させるためのガイドなどを設けなくとも、ランバーサポート100の位置調節がスムーズかつ確実に行われる。
本発明の椅子は、操作しやすく、組み立てが容易で、ランバーサポートの位置を確実に調節できるため、サイドチェア、ロッキングチェア、リクライニングチェアなど、各種の椅子に好適に用いることができる。
図1は、本発明に係る椅子の一実施形態における構成を示す分解斜視図である。 図2は、本発明に係る椅子の一実施形態における背凭れ部の構成を示す分解斜視図である。 図3Aは、本発明に係る椅子の一実施形態におけるランバーサポートの構造を示す正面図である。 図3Bは、本発明に係る椅子の一実施形態におけるランバーサポートの構造を示す上面図である。 図3Cは、本発明に係る椅子の一実施形態におけるランバーサポートの構造を示す断面図である。 図4は、本発明に係る椅子の一実施形態において、ランバーサポートを設置した背凭れ本体の構成を示す背面図である。 図5は、本発明に係る椅子の一実施形態において、ランバーサポートを設置した背凭れの構成を示す側面図である。 図6Aは、本発明に係る椅子の一実施形態において、背凭れ部を組み立てるプロセスを示す図である。 図6Bは、本発明に係る椅子の一実施形態において、背凭れ部を組み立てるプロセスを示す図である。 図6Cは、本発明に係る椅子の一実施形態において、背凭れ部を組み立てるプロセスを示す図である。
符号の説明
1 椅子
2 座部
10 座板受け部材
11 脚柱
12 脚
20 座板
21 座
30 背凭れ取付け部材
31 背フレーム
40 背凭れ
41 背凭れ本体
41a 開口部
42 クッション材
43 背凭れカバー
44 開口部カバー
50 ヘッドレスト機構
100 ランバーサポート
101 本体部
102 把持部
103 連結部
104 把持部カバー
104a 突起

Claims (3)

  1. 座者が座る座部と、クッション部、両側縁部に開口部が形成された背凭れ本体、並びに前記クッション部の後方、及び背凭れ本体の前方の間に挟まれたランバーサポートを有して座者の背部を支持する背凭れ部とを有し、
    前記ランバーサポートは、板形状をなす本体部と、左右方向において前記本体部と略平行をなし、略上下方向に移動可能に前記開口部に遊嵌されると共に、少なくとも一部が前記開口部から突出する把持部と、前記本体部の下方に前記把持部が位置するように前記本体部の両端部と前記把持部とを連結する連結部とを有することを特徴とする椅子。
  2. 開口部が、背凭れ本体の両側縁部の下方に形成された請求項1に記載の椅子。
  3. 把持部における開口部から突出した側の端部に、突起部が形成された請求項1から2のいずれかに記載の椅子。
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