JP6855206B2 - 瓦礫内部調査装置および瓦礫内部調査方法 - Google Patents

瓦礫内部調査装置および瓦礫内部調査方法 Download PDF

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本発明は、瓦礫の内部状況などを調査するための瓦礫内部調査装置に関し、特に放射能汚染したコンクリート構造物の解体などに伴って発生する放射性瓦礫の内部状況などを調査するのに好適な瓦礫内部調査装置、および、この瓦礫内部調査装置を用いた瓦礫内部調査方法に関するものである。
従来、放射能汚染されたコンクリート構造物の解体などに伴って発生する放射性瓦礫の内部状況などを調査できる装置として、例えば内視鏡のような索状ロボットや(例えば、特許文献1を参照)、車輪のついた自走式ロボットなど種々のタイプが存在している。
しかし、こうした装置は一般に機構が複雑で、信頼性に乏しい、コストが高いなどの問題を抱えている。さらに、放射性瓦礫の堆積場所のような人が近づき難い場所への遠隔操作となるとさらにハードルは高く、また装置が瓦礫に直接触れることで、堆積した瓦礫の崩落リスクが高くなるなど作業安全性の確保に関しても問題を抱えている。
特開2016−94137号公報
このため、堆積した瓦礫の崩落リスクを回避でき、瓦礫の内部状況をより安全に調査することが可能な装置の開発が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況を調査することのできる瓦礫内部調査装置および瓦礫内部調査方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る瓦礫内部調査装置は、瓦礫の内部を調査するための装置であって、揚重機に懸垂支持された本体と、前記本体から出没自在に設けられ、先端を前記瓦礫の内部に挿入可能なアーム手段と、前記アーム手段に設けられ、遠隔操作により前記瓦礫の内部を調査するための調査手段と、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てるために前記本体の外側に設けられ、前記瓦礫の崩落を防止する緩衝手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置は、上述した発明において、前記調査手段は、遠隔操作により前記瓦礫の内部を撮影する撮影手段、遠隔操作により前記瓦礫を採取する採取手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の形状データを取得する3Dスキャナー手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の放射線の線量を計測する線量計測手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部のダストをサンプリングするダストサンプリング手段のうち少なくとも一つであることを特徴とする。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置は、上述した発明において、前記緩衝手段は、前記本体における位置を可変に構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置は、上述した発明において、前記本体は、前記揚重機に懸垂支持され、自身の鉛直軸回りの旋回方向を調整する旋回手段を有する駆動・制御ユニットに懸垂支持されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置は、上述した発明において、前記調査手段の電源ケーブルおよび通信ケーブルは、前記アーム手段の内部に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る瓦礫内部調査方法は、上述した瓦礫内部調査装置を用いて瓦礫の内部を調査する方法であって、前記揚重機を操作して前記本体を調査対象の瓦礫の近傍に配置する配置ステップと、配置ステップの後、前記緩衝手段を、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てて前記本体の安定化を図る安定化ステップと、安定化ステップの後、前記アーム手段の先端を前記瓦礫の内部に挿入して、前記調査手段により前記瓦礫の内部を調査する調査ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る瓦礫内部調査装置によれば、瓦礫の内部を調査するための装置であって、揚重機に懸垂支持された本体と、前記本体から出没自在に設けられ、先端を前記瓦礫の内部に挿入可能なアーム手段と、前記アーム手段に設けられ、遠隔操作により前記瓦礫の内部を調査するための調査手段と、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てるために前記本体の外側に設けられ、前記瓦礫の崩落を防止する緩衝手段とを備えるので、揚重機に懸垂支持された本体は緩衝手段を周辺の構造体に押し当てることで安定するため、荷振れなどして瓦礫に過剰な外力を与えるおそれがなくなる。したがって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況を調査することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記調査手段は、遠隔操作により前記瓦礫の内部を撮影する撮影手段、遠隔操作により前記瓦礫を採取する採取手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の形状データを取得する3Dスキャナー手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の放射線の線量を計測する線量計測手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部のダストをサンプリングするダストサンプリング手段のうち少なくとも一つであるので、瓦礫内部についての多様な調査が可能になるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記緩衝手段は、前記本体における位置を可変に構成されているので、押し当てる構造体の位置の変化に柔軟に対応することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記本体は、前記揚重機に懸垂支持され、自身の鉛直軸回りの旋回方向を調整する旋回手段を有する駆動・制御ユニットに懸垂支持されるので、駆動・制御ユニットにより本体の旋回方向を調整することができる。また、アーム手段および調査手段の動作を駆動・制御することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記調査手段の電源ケーブルおよび通信ケーブルは、前記アーム手段の内部に配置されているので、これらのケーブルが周辺の瓦礫などに引っ掛かる事態を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る瓦礫内部調査方法によれば、上述した瓦礫内部調査装置を用いて瓦礫の内部を調査する方法であって、前記揚重機を操作して前記本体を調査対象の瓦礫の近傍に配置する配置ステップと、配置ステップの後、前記緩衝手段を、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てて前記本体の安定化を図る安定化ステップと、安定化ステップの後、前記アーム手段の先端を前記瓦礫の内部に挿入して、前記調査手段により前記瓦礫の内部を調査する調査ステップとを備えるので、揚重機に懸垂支持された本体は緩衝手段を周辺の構造体に押し当てることで安定するため、荷振れなどして瓦礫に過剰な外力を与えるおそれがなくなる。したがって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況を調査することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る瓦礫内部調査装置の実施の形態を示す概略斜視図である。 図2は、本発明に係る瓦礫内部調査装置の実施の形態を示す概略斜視図である。 図3は、駆動・制御ユニットの概略斜視図である。 図4は、伸縮ツノユニットを前側から見た概略斜視図である。 図5は、本発明による瓦礫内部調査状況を示す概略平断面図である。 図6は、本発明による瓦礫内部調査状況を示す概略側断面図である。
以下に、本発明に係る瓦礫内部調査装置および瓦礫内部調査方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(瓦礫内部調査装置)
まず、本発明に係る瓦礫内部調査装置の実施の形態について説明する。
図1および図2に示すように、本発明に係る瓦礫内部調査装置10は、瓦礫の内部を調査するための装置であって、クレーン(揚重機)のフック1にワイヤー2で吊り下げられた駆動・制御ユニット12と、この駆動・制御ユニット12の底面14の四隅にワイヤー3で吊り下げられた伸縮ツノユニット16(本体)とを備える。駆動・制御ユニット12と伸縮ツノユニット16は、電源ケーブルおよび通信ケーブルからなるケーブル4で接続されている。
なお、本実施の形態では、駆動・制御ユニット12の総重量が3.6t程度のものを想定している。また、伸縮ツノユニット16の総重量が1.3t程度、横幅が4.5m、高さが2m、奥行きが2m程度のものを想定しているが、重量、寸法はこれに限るものではない。
駆動・制御ユニット12は、アーム30および調査装置32の動作を駆動・制御するためのものであり、図3に示すように、直方体状の枠体18と、枠体18の上部に設けられた旋回装置20とからなる。枠体18内にはエンジン発電機24と、制御盤26が設けられている。なお、枠体18の底面14に位置確認用のプリズムや下方監視カメラを設けてもよい。
旋回装置20は、自身の鉛直軸回りの旋回方向を調整制御する旋回ファン22(旋回手段)を有する。旋回ファン22は旋回装置20の左右2カ所に配置され、水平方向の推力を発生する。各旋回ファン22の回転速度、回転方向等を駆動・制御することで駆動・制御ユニット12の旋回方向を所望の方向(鉛直軸回りに360°)に調整可能となっている。
エンジン発電機24は、本装置を駆動する電源であり、図示しない電源ケーブルを介して旋回装置20、伸縮ツノユニット16、後述のカメラや通信機器などに駆動電力を供給する。制御盤26は、本装置を制御する装置であり、図示しない通信機器および通信ケーブルによるデータの送受信によって旋回装置20、伸縮ツノユニット16、後述のカメラ54、56等の動作を制御する。また、制御盤26はカメラから受信した映像信号を自身に備わるレコーダーに記録することもできる。
伸縮ツノユニット16は、図4に示すように、枠体28と、アーム30(アーム手段)と、調査装置32(調査手段)と、上下のバンパー34、36(緩衝手段)とを備える。
枠体28は、平面視でバンパー34、36が設けられる前側部分が長く、後側部分が短い略台形状を呈しており、その中央部分には矩形状の仕切板38が設けられている。この仕切板38によって枠体28の中央部分は上下2室に仕切られている。この上室の上面には天板40が設けられ、下室の下面には底板42が設けられる。
枠体28の下室には制御盤50が設けられる。この制御盤50は、図示しない通信機器および通信ケーブルによるデータの送受信によって旋回装置20の動作、アーム30の伸縮動作、調査装置32、後述の照明装置52、カメラ54、56の動作などを制御可能である。また、枠体28の前側には、左右方向に間隔をあけて4つの照明装置52が設けられる。照明装置52は例えばLED光源等を用いて構成することができる。また、天板40上には監視用のカメラ54、56が設けられている。カメラ54、56による映像は、制御盤50、図示しない通信機器および通信ケーブルを介して制御盤26に送信されるようになっている。前側のカメラ54はバンパー34、36監視用あるいは前方俯瞰用として、後側のカメラ56は後方俯瞰用として使用することができる。なお、この他の部位にカメラや照明装置を配置して、本装置を構成する機器やその周囲との距離等を監視したり、照明するようにしてもよい。
アーム30は、図5および図6に示すように、前後方向に長い長尺パイプ構造であり、仕切板38上面に対して前後方向水平に相対移動可能に固定されている。一方、仕切板38上面には、図示しないモーターで駆動する電動ウインチ46が設けられており、この電動ウインチ46にはワイヤー48が巻き付けられている。ワイヤー48はアーム30の上面に沿って前後方向に張設されており、その両端はアーム30の前後端側に連結している。本実施の形態では、電動ウインチ46によるワイヤー牽引力をアーム30伸縮機構の動力源としている。このため、例えば電動ウインチ46でワイヤー48を繰り出すことでアーム30を後方移動(収縮)し、ワイヤー48を巻き取ることでアーム30を前方移動(伸張)することができる。したがって、アーム30は、枠体28から前後方向に伸縮可能であり、伸張したその先端を瓦礫Gの内部に挿入可能となっている。
調査装置32は、遠隔操作により瓦礫の内部を調査するためのものであり、アーム30の前方先端に設けられている。調査装置32としては、調査内容や調査位置の開口の大きさに合わせて様々な装置を用いることができ、例えば、遠隔操作により瓦礫の内部を撮影する撮影手段としての360°静止画カメラ、遠隔操作により瓦礫を採取する採取手段としてのスコップ、遠隔操作により瓦礫の内部の形状データを取得する3Dスキャナー手段としての3Dスキャナー、遠隔操作により瓦礫の内部の放射線の線量を計測する線量計測手段としてのハンディ線量計、遠隔操作により瓦礫の内部のダストをサンプリングする手段としてのダストサンプリング装置などを用いることができる。このようにすれば、瓦礫内部についての多種多様な調査が可能になる。なお、図では調査装置32を簡略的に示している。本実施の形態では、調査装置32の電源ケーブルおよび通信ケーブル(ケーブル4)は、アーム30の内部に配置されている。このため、これらのケーブルが周辺の瓦礫などに引っ掛かる事態を防止することができる。
バンパー34、36は、それぞれ左右方向に長いロール状のものであり、枠体28の左右前側の上下からそれぞれ前方に張り出した固定部44に着脱可能に固定され、枠体28における位置を可変に構成されている。バンパー34、36は、図5および図6に示すように、瓦礫Gの崩落を防止するために、瓦礫Gの周辺の安定した構造体(例えば安定した動かない鉄骨や躯体など)に押し当てるためのものである。バンパー34、36は、枠体28における位置を可変に構成されているので、例えば調査直前に現場にて所望の位置に取付けることが可能である。このため、調査地点の特性の違いなど、押し当てる構造体の位置の変化に柔軟に対応することができる。
上記の構成によれば、クレーンのフック1に懸垂支持される伸縮ツノユニット16がバンパー34、36を周辺の構造体に押し当てることで安定するため、荷振れなどして瓦礫に過剰な外力を与えるおそれがなくなる。したがって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況をより安全に調査することができる。また、動力はアーム30を伸縮動作する電動ウインチ46用のモーターのみというシンプルな構造のため信頼性が高く、アーム30先端に種々の調査装置32を取付けることができるので、幅広い調査が可能である。
例えば、調査装置32としてカメラや採取用スコップを用いた場合、人が近づき難い放射性瓦礫に対してクレーンで伸縮ツノユニット16を吊り下げ移動して、遠隔操作により瓦礫内部の映像取得や、瓦礫サンプル取得を行うことができる。
なお、上記の実施の形態においては、瓦礫内部調査装置10が本体としての伸縮ツノユニット16を懸垂支持する駆動・制御ユニット12を備える場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、駆動・制御ユニット12を備えない構成であってもよい。すなわち伸縮ツノユニット16がクレーンのフック1にワイヤーを介して直接吊り下げられた構成であってもよい。このようにしても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
(瓦礫内部調査方法)
次に、本発明に係る瓦礫内部調査方法の実施の形態について説明する。
本発明に係る瓦礫内部調査方法は、上述した瓦礫内部調査装置10を用いて瓦礫の内部を調査する方法であって、クレーンを操作して伸縮ツノユニット16を調査対象の瓦礫の近傍に配置する配置ステップと、配置ステップの後、図5および図6に示すように、クレーン操作にてバンパー34、36を、瓦礫Gの周辺の安定した構造体に押し当てて伸縮ツノユニット16の安定化を図る安定化ステップと、安定化ステップの後、アーム30の先端を瓦礫Gの内部に挿入して、調査装置32により瓦礫Gの内部を調査する調査ステップとを備える。この場合、例えば調査装置32としてカメラやサンプル採取用スコップを先端に搭載したアーム30をスライドさせ、瓦礫Gの横より瓦礫Gの内部に挿入し、映像やサンプルを取得する。
本実施の形態によれば、クレーンに懸垂支持された伸縮ツノユニット16はバンパー34、36を周辺の構造体に押し当てることで安定するため、荷振れなどして瓦礫に過剰な外力を与えるおそれがなくなる。したがって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況をより安全に調査することができる。
以上説明したように、本発明に係る瓦礫内部調査装置によれば、瓦礫の内部を調査するための装置であって、揚重機に懸垂支持された本体と、前記本体から出没自在に設けられ、先端を前記瓦礫の内部に挿入可能なアーム手段と、前記アーム手段に設けられ、遠隔操作により前記瓦礫の内部を調査するための調査手段と、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てるために前記本体の外側に設けられ、前記瓦礫の崩落を防止する緩衝手段とを備えるので、揚重機に懸垂支持された本体は緩衝手段を周辺の構造体に押し当てることで安定するため、荷振れなどして瓦礫に過剰な外力を与えるおそれがなくなる。したがって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況を調査することができる。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記調査手段は、遠隔操作により前記瓦礫の内部を撮影する撮影手段、遠隔操作により前記瓦礫を採取する採取手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の形状データを取得する3Dスキャナー手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の放射線の線量を計測する線量計測手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部のダストをサンプリングするダストサンプリング手段のうち少なくとも一つであるので、瓦礫内部についての多様な調査が可能になる。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記緩衝手段は、前記本体における位置を可変に構成されているので、押し当てる構造体の位置の変化に柔軟に対応することができる。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記本体は、前記揚重機に懸垂支持され、自身の鉛直軸回りの旋回方向を調整する旋回手段を有する駆動・制御ユニットに懸垂支持されるので、駆動・制御ユニットにより本体の旋回方向を調整することができる。また、アーム手段および調査手段の動作を駆動・制御することができる。
また、本発明に係る他の瓦礫内部調査装置によれば、前記調査手段の電源ケーブルおよび通信ケーブルは、前記アーム手段の内部に配置されているので、これらのケーブルが周辺の瓦礫などに引っ掛かる事態を防止することができる。
また、本発明に係る瓦礫内部調査方法によれば、上述した瓦礫内部調査装置を用いて瓦礫の内部を調査する方法であって、前記揚重機を操作して前記本体を調査対象の瓦礫の近傍に配置する配置ステップと、配置ステップの後、前記緩衝手段を、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てて前記本体の安定化を図る安定化ステップと、安定化ステップの後、前記アーム手段の先端を前記瓦礫の内部に挿入して、前記調査手段により前記瓦礫の内部を調査する調査ステップとを備えるので、揚重機に懸垂支持された本体は緩衝手段を周辺の構造体に押し当てることで安定するため、荷振れなどして瓦礫に過剰な外力を与えるおそれがなくなる。したがって、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況を調査することができる。
以上のように、本発明に係る瓦礫内部調査装置および瓦礫内部調査方法は、瓦礫の崩落リスクを回避しながら、瓦礫の内部状況を調査するのに有用であり、特に、放射能汚染したコンクリート構造物の解体などに伴って発生する放射性瓦礫の内部状況などを調査するのに適している。
1 フック
2,3 ワイヤー
4 ケーブル
10 瓦礫内部調査装置
12 駆動・制御ユニット
14 底面
16 伸縮ツノユニット(本体)
18 枠体
20 旋回装置
22 旋回ファン(旋回手段)
24 エンジン発電機
26 制御盤
28 枠体
30 アーム(アーム手段)
32 調査装置(調査手段)
34,36 バンパー(緩衝手段)
38 仕切板
40 天板
42 底板
44 固定部
46 電動ウインチ
48 ワイヤー
50 制御盤
52 照明装置
54,56 カメラ(撮影手段)
G 瓦礫

Claims (6)

  1. 瓦礫の内部を調査するための装置であって、
    揚重機に懸垂支持された本体と、
    前記本体から出没自在に設けられ、先端を前記瓦礫の内部に挿入可能なアーム手段と、
    前記アーム手段に設けられ、遠隔操作により前記瓦礫の内部を調査するための調査手段と、
    前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てるために前記本体の外側に設けられ、前記瓦礫の崩落を防止する緩衝手段とを備え
    前記緩衝手段は、前記本体から前方に張り出した固定部に着脱可能に固定されることを特徴とする瓦礫内部調査装置。
  2. 前記調査手段は、遠隔操作により前記瓦礫の内部を撮影する撮影手段、遠隔操作により前記瓦礫を採取する採取手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の形状データを取得する3Dスキャナー手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部の放射線の線量を計測する線量計測手段、遠隔操作により前記瓦礫の内部のダストをサンプリングするダストサンプリング手段のうち少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の瓦礫内部調査装置。
  3. 前記緩衝手段は、前記本体における位置を可変に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の瓦礫内部調査装置。
  4. 前記本体は、前記揚重機に懸垂支持され、自身の鉛直軸回りの旋回方向を調整する旋回手段を有する駆動・制御ユニットに懸垂支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の瓦礫内部調査装置。
  5. 前記調査手段の電源ケーブルおよび通信ケーブルは、前記アーム手段の内部に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の瓦礫内部調査装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の瓦礫内部調査装置を用いて瓦礫の内部を調査する方法であって、
    前記揚重機を操作して前記本体を調査対象の瓦礫の近傍に配置する配置ステップと、
    配置ステップの後、前記緩衝手段を、前記瓦礫の周辺の安定した構造体に押し当てて前記本体の安定化を図る安定化ステップと、
    安定化ステップの後、前記アーム手段の先端を前記瓦礫の内部に挿入して、前記調査手段により前記瓦礫の内部を調査する調査ステップとを備えることを特徴とする瓦礫内部調査方法。
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