JP6855103B1 - 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに対して、保険事業者から提供される保険金、及び契約の補償内容に応じた交通経路を提示する情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】保険サーバと、交通事業者サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介してス接続される保険システムにおいて、保険サーバ100は、ユーザを識別する第1識別情報と契約情報と事故情報と経路情報と、を取得する取得部120と、契約情報と、事故情報とに基づいて、ユーザの事故に対する補償内容を特定する補償特定部130と、出発地点から目的地点までの一つ以上の経路のうち、補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定する経路特定部140と、第1識別情報と、補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶する記憶部110と、価値情報と、候補経路を示す候補経路情報と、を出力させる出力処理部170と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
利用者が利用する交通手段において保険加入手続きを簡易に行える保険システムが開示されている(例えば特許文献1)。
特開2002―342578号公報
特許文献1に記載の保険システムは、ルート検索サービスから取得した交通ルートについて、交通手段の利用者が切符を購入する際に、利用者に対して、当該交通ルートにおける事故に対する保険に加入登録するか否かを選択させる。これにより、保険の対象となる交通手段を日常頻繁に利用する鉄道・バスなどに拡大するとともに、ユーザの保険加入手続きを簡易に行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の保険システムでは、そもそも、ユーザと保険事業者との間における保険の契約内容、ユーザの事故内容に基づいて、ユーザに適当な交通経路を提供することはできない虞があった。
そこで、本発明は、上記の課題を解決するために、ユーザに対して、保険事業者から提供される保険金、及び契約の補償内容に応じた交通経路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、ユーザを識別する第1識別情報と、保険事業者と前記ユーザとの間の前記ユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、前記ユーザの事故の内容を示す事故情報と、前記ユーザの出発地点と目的地点とに関する情報に基づき経路検索部によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報と、を取得する取得部と、前記契約情報と、前記事故情報と、に基づいて、前記ユーザの事故に対する補償内容を特定する補償特定部と、前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定する経路特定部と、前記第1識別情報と、前記補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記価値情報と、前記候補経路を示す候補経路情報と、を出力させる出力処理部と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、ユーザを識別する第1識別情報と、保険事業者と前記ユーザとの間の前記ユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、前記ユーザの事故の内容を示す事故情報と、前記ユーザの出発地点と目的地点とに関する情報に基づいて、経路検索装置によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報と、を取得することと、前記契約情報と、前記事故情報と、に基づいて、前記ユーザに対する補償内容を特定することと、前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定することと、前記第1識別情報と、前記補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶することと、前記価値情報と、前記候補経路を示す候補経路情報と、を出力させることと、を実行する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、コンピュータが、ユーザを識別する第1識別情報と、保険事業者と前記ユーザとの間の前記ユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、前記ユーザの事故の内容を示す事故情報と、前記ユーザの出発地点と目的地点とに関する情報に基づいて、経路検索装置によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報と、を取得することと、前記契約情報と、前記事故情報と、に基づいて、前記ユーザに対する補償内容を特定することと、前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定することと、前記第1識別情報と、前記補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶することと、前記価値情報と、前記候補経路を示す候補経路情報と、を出力させることと、を実行する。
本発明によれば、ユーザは、保険事業者から提供される保険金、及び契約の補償内容に応じた交通経路を容易に把握することができる。
本実施形態における保険システムの構成を示す図である。 保険システムの処理の概要を示す図である。 本実施形態に係る保険サーバの機能構成の一例を示す図である。 契約関連情報D111の一例を示す図である。 補償情報D112の一例を示す図である。 履歴情報D113の一例を示す図である。 価値表示画像T1の一例を示す図である。 設定選択画像T2の一例を示す図である。 経路選択画像T3の一例を示す図である。 経路決定画像T4の一例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る交通事業者サーバの構成の一例を示す図である。 交通履歴情報D311の一例を示す図である。 電子マネー情報D312の一例を示す図である。 保険システムの情報処理の手順を示すフローチャートである。 第1の決済手段の手順を示すフローチャートである。 第1の決済手段の変形例の手順を示すフローチャートである。 第2の決済手段の手順を示すフローチャートである。 電子マネー決済画像T5の一例を示す図である。 第3の決済手段の手順を示すフローチャートである。 第4の決済手段の手順を示すフローチャートである。 第5の決済手段の手順を示すフローチャートである。 保険サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態における保険システム10について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し、または各実施例を組み合わせるなどして実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
===保険システム10の構成===
まず、図1を参照して、本実施形態における保険システムの構成の概要を説明する。図1は、本実施形態における保険システム10の構成を示す図である。図1に示すように、保険システム10では、ネットワークNを介して、保険サーバ100と、ユーザ端末200と、交通事業者サーバ300とが接続される。保険サーバ100は、ネットワークNを介して、複数のユーザ端末200に対して各種情報の提供を実現するサービスを提供する。
保険サーバ100は、例えば、ユーザの事故内容および保険の契約内容に基づいて、ユーザ端末200を介して、支払われる保険金をユーザに提示する装置である。また、保険サーバ100は、例えば、ユーザ端末200を介して、ユーザが締結している保険の契約の範囲内における交通経路を提示する。ユーザ端末200は、例えば、その表示部205aに保険サーバ100から送信される各種情報を表示させる装置である。交通事業者サーバ300は、例えば、ユーザが利用した交通手段の履歴および利用料金を管理する装置である。
保険サーバ100および交通事業者サーバ300は、例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
ユーザ端末200は、各実施形態における機能を実現できる情報処理装置(コンピュータ)であればよい。ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、AI(Artificial Intelligence)スピーカー、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
次に、図2を参照して、保険システム10の処理の概要を説明する。図2は、保険システム10の処理の概要を示す図である。以下、例えば、ユーザが事故を起こしてから、保険の契約で補償される代替え交通手段が保険システム10によってユーザに提供されるまでの処理について説明する。
まず、S10において、ユーザ端末200は、例えば、保険サーバ100と連携するアプリケーションプログラムを起動させて、ユーザの手動操作あるいは自動による入力を受け付けることで、事故内容に関する情報(以下、事故情報という)を生成する。ユーザ端末200は、例えば、ユーザIDとともに事故情報を、保険サーバ100に送信する。なお、ユーザの操作による入力によって事故情報が生成されることに限定されない。例えば、ユーザ端末200とは異なる装置(不図示)が、事故に関する、音声、加速度、又は画像などの情報を取得して、この情報に基づき事故情報を生成してもよい。この場合、ユーザ端末200とは異なる装置は、ユーザIDを紐づけて、事故情報を保険サーバ100に送信する。
次に、S11において、保険サーバ100は、例えば、ユーザID、事故情報、及び保険の契約内容に基づいて、ユーザの事故に対する補償の内容(以下、補償内容という)を特定する。S12において、保険サーバ100は、例えば、補償内容に基づいて、保険金に対応する価値を示す情報(以下、価値情報という)を生成する。ここで、価値情報とは、例えば、保険金額を示す情報、タクシーなどのモビリティに乗車するための電子チケットを示す情報などである。S13において、保険サーバ100は、例えば、ユーザIDと紐づけて価値情報を記憶部110に記憶する。保険サーバ100は、価値情報をユーザ端末200に送信する。
次に、S14において、ユーザ端末200は、価値情報を表示部205aに表示させる。なお、ユーザ端末200は、価値情報をスピーカ205bで出力させてもよい。これにより、ユーザは、事故により支給される保険金額を把握することができる。S15において、ユーザ端末200は、出発地点から目的地点までの交通経路に関する情報(以下、経路情報という)を保険サーバ100に要求する。
次に、S16において、保険サーバ100は、ユーザ端末200から経路情報の要求を取得すると、例えば、交通事業者サーバ300または経路探索装置(不図示)に、出発地点、目的地点、及び時刻に関する情報を送信する。保険サーバ100は、例えば、交通事業者サーバ300または経路探索装置(不図示)から、経路を検索した結果を示す経路情報を受信する。保険サーバ100は、例えば、補償内容に基づいて、経路情報が示す経路のうち、補償内容に示される経路に関する制限を充たす経路(以下、候補経路という)を特定する。保険サーバ100は、候補経路に関する情報(以下、候補経路情報という)をユーザ端末200に送信する。
次に、S17において、ユーザ端末200は、候補経路情報を表示部205aに表示させる。なお、ユーザ端末200は、候補経路情報をスピーカ205bで出力させてもよい。これにより、ユーザは、ユーザ端末200を介して補償内容の制限を充たす交通経路を確認できるため、補償内容の範囲外の交通を利用してしまい、自己負担が生じるなどの不利益を解消できる。
以下、保険システム10を構成する各装置の機能構成について説明する。
<<保険サーバ100>>
まず、図3を参照して、保険サーバ100の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る保険サーバ100の機能構成の一例を示す図である。保険サーバ100は、例えば保険契約によってユーザに提供される価値情報を管理する。また、保険サーバ100は、例えば補償内容の経路に関する制限を充たす候補経路を特定する。また、保険サーバ100は、例えば各種決済手段(例えば、第1の決済手段〜第5の決済手段)による精算処理を実行する。
図3に示すように、保険サーバ100は、例えば、記憶部110と、取得部120と、補償特定部130と、経路特定部140と、判定部150と、価値調整部160と、出力処理部170と、送信部180と、決済特定部190との機能部を含む。
記憶部110は、例えば、契約関連情報D111、補償情報D112と、履歴情報D113とを記憶する。
図4は、契約関連情報D111の一例を示す図である。図4に示すように、契約関連情報D111は、例えば、[ユーザID]、[契約内容]、[事故内容]、 [補償情報]、及び[経過]の項目を含む。
[ユーザID]は、例えばユーザの識別符号であるユーザIDを含む項目である。ユーザIDは、例えば、ユーザ端末200に保険システム10に関するアプリケーションプログラムをインストールする際に割り振られる。
[契約内容]は、 [ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザと保険事業者との間における保険契約の内容を含む項目である。保険契約の内容には、例えば、自動車保険、傷害保険、火災保険、生命保険など、保険を区別する事故種別や、怪我を対象にするか、タクシーなどの代替交通手段を利用できるか、レッカーを利用できるかなどの補償内容などが定められている。
[事故内容]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザの事故に関する内容を含む項目である。例えば、事故内容には、ユーザが怪我を生じているか、自動車が損壊しているかなどの事故の状況が含まれる。[事故内容]の項目には、例えば、ユーザ端末200から事故情報を受信した際に、事故内容が入力される。
[補償情報]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザの事故に対する補償内容を示す補償情報を含む項目である。例えば、補償内容には、毎日定額が支給される補償、一度に一定額が支給される補償、事故から一定期間定額が支給される補償、移動のための電子チケットが支給される補償などが含まれる。[補償内容]の項目には、例えば補償特定部130で補償内容が特定された際に、補償内容が入力される。
[経過]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザの事故の経過を含む項目である。例えば、経過には、事故によるユーザの怪我の状況、示談交渉の状況、モビリティの修理が完了したか否かなどが含まれる。[経過]の項目には、例えばユーザ端末200から経過に関する情報を受信した際に、経過が入力される。
図5は、補償情報D112の一例を示す図である。図5に示すように、補償情報D112は、例えば、[ユーザID]、[ポイント]、[電子チケット]、[移動手段]、及び[移動制限]の項目を含む。保険サーバ100は、例えば、補償情報D112を参照して、ユーザの事故に対する契約内容において、ユーザに付与される保険金や電子チケット、ユーザが利用可能なモビリティ、及び所定のモビリティで移動可能な範囲を特定することができる。
[ユーザID]は、例えばユーザの識別符号であるユーザIDを含む項目である。
[ポイント]は、 [ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザに付与される保険金に対応するポイントを含む項目である。具体的には、例えば、「ユーザA」は「7,000」のポイントを有している。すなわち、「ユーザA」には「7,000」円の保険金が支給されることが示されている。保険サーバ100は、例えば、事故後にユーザが交通手段を利用した場合、[ポイント]の項目に含まれるポイントを調整する。
[電子チケット]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザがモビリティを利用するための電子チケットを含む項目である。[電子チケット]の項目には、例えばユーザが電子チケットを利用できる回数が入力される。図5では、例えば、「ユーザC」は「10」枚の電子チケットを有している。すなわち、「ユーザC」はモビリティ(例えば、タクシー、バスなど)を10回利用できる。一方、「ユーザC」はポイントを有していない。このように、保険サーバ100は、例えば、電子チケットが付与されたユーザに、ポイントを付与しないよう設定してもよい。ユーザは、例えばユーザ端末200の表示部205aに電子チケットを表示させて利用する。
[移動手段]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えば補償内容においてユーザが利用できる移動手段を含む項目である。移動手段には、例えば、自動運転車両、電車、タクシー、バス、レンタカー、及びレンタサイクルなどのモビリティを利用することが含まれる。また、移動手段には、駐車場やガソリンスタンドなど、モビリティ関連サービスも対象として含んでいてもよい。図5では、例えば、「ユーザB」が利用できるモビリティは「電車」と「タクシー」である。
[移動制限]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えば補償内容においてユーザがモビリティを利用できるエリアや回数などを含む項目である。図5では、例えば、「ユーザD」は「東京駅から川崎駅の間」を「電車」で利用できる補償が適用され、「ユーザG」は「無制限」に「タクシー」を利用できる補償が適用されている。
図6は、履歴情報D113の一例を示す図である。図6に示すように、履歴情報D113は、例えば、[ユーザID]、[利用日]、[電子マネーID]、[チケットID]、[コードID]、[領収書ID]、[利用量]、[交通手段]、及び[経路]の項目を含む。以下、履歴情報D113における[ユーザID]に対応づけられるユーザIDごとの情報を「履歴情報」ということがある。
[ユーザID]は、例えばユーザの識別符号であるユーザIDを含む項目である。
[利用時間] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザがモビリティを利用した時間を含む項目である。利用した時間は、例えば、モビリティの利用を開始した時刻でもよいし、モビリティの利用を終了した時刻でもよいし、モビリティの利用を開始した時刻から利用を終了した時刻までの期間であってもよい。図6では、例えば、ユーザがモビリティの利用を開始した時刻が示されている。
[電子マネーID] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザが利用した電子マネーの識別符号を含む項目である。図6では、例えば、「ユーザA」、「ユーザB」、及び「ユーザD」が電子マネーを利用したことが示されている。なお、「ユーザD」は、「電子マネーX」の電子マネーを利用している。これは、例えば「ユーザD」が保険事業者の電子マネーを利用したことを示すものとする。
[チケットID] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザが利用した電子チケットの識別符号を含む項目である。図6では、例えば「ユーザC」が電子チケットを利用したことが示されている。
[コードID] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザが利用したコードの識別符号を含む項目である。図6では、例えば「ユーザF」および「ユーザG」がコードを利用したことが示されている。コードとは、例えば、一次元バーコードや二次元バーコードなどである。
[領収書ID] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザの支払いによって発行された領収書の画像、又は画像に含まれるテキストを含む項目である。図6では、「ユーザH」がコードを利用して立替払いをしたことが示されている。
[利用量] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザが利用した支払い手段(電子マネー、電子チケット、コード、又は領収書など)に対応する価値を含む項目である。図6では、「ユーザA」が「電子マネーA」を「400」円利用したことが示され、「ユーザC」が「電子チケットC」を「1」枚利用したことが示されている。
[交通手段] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザが利用した交通手段(モビリティ)を含む項目である。
[経路] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばモビリティの出発地点から目的地点までの経路を含む項目である。なお、[経路]の項目には、走行距離や緯度経度などの情報が入力されてもよい。すなわち、[経路]の項目には、ユーザが移動した経路に関する情報が入力されていればよい。
なお、記憶部110に記憶されている、契約関連情報D111、補償情報D112、及び履歴情報D113は、保険サーバ100に格納されていなくてもよく、例えば保険サーバ100とは異なる装置に格納されていてもよい。この場合、保険サーバ100は、当該装置から契約関連情報D111、補償情報D112、及び履歴情報D113を取得する。
取得部120は、例えば記憶部110または各種装置から各種情報を取得する。
補償特定部130は、例えば、契約関連情報D111を参照して、保険事業者とユーザとの間のユーザの事故に関する保険契約の内容を示す情報(以下、契約情報という)と、ユーザの事故の内容を示す情報(以下、事故情報という)とに基づいて、ユーザの事故に対する補償内容を特定する。補償特定部130は、補償内容を示す情報(以下、補償情報という)を記憶部110に記憶する。また、補償特定部130は、例えば、補償情報に基づいて、ユーザに付与する保険金を特定してもよい。さらに、補償特定部130は、例えば、補償情報に基づいて、事故後のユーザの移動料金のうち、補償内容の範囲内の移動料金を特定してもよい。補償特定部130は、例えば、特定された移動料金を示す価値情報を記憶部110に記憶する。
経路特定部140は、例えば、ユーザの出発地点と目的地点とに関する経路情報に基づいて、経路検索装置(不図示)によって検索された少なくとも一つ以上の経路のうち、補償内容の制限を充たす候補経路を特定する。なお、経路情報には、時刻に関する情報、移動料金に関する情報などが含まれていてもよい。補償内容の制限とは、例えば、補償情報D112に示すような、使用可能な移動手段(駐車場の利用可否を含んでいてもよい)、使用可能な交通の経路(駐車場の場所に関する情報を含んでいてもよい)、移動料金(ポイント数や電子チケットの個数)などの制限である。これにより、保険サーバ100は、補償内容の範囲内の経路をユーザに提供できるため、ユーザにおいて保険契約の範囲外の交通手段や経路を選択することを防止できる。また、経路特定部140は、例えば、ユーザ端末200から送信される、候補経路のうちユーザによって選択された移動経路(以下、選択経路という)に関する情報(以下、選択経路情報という)に基づいて、ユーザが選択した移動経路を特定する。
判定部150は、例えば、選択経路と、ユーザの実際の移動経路とを比較して、当該移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定する。これにより、保険サーバ100は、ユーザの移動料金のうち、ユーザに対して支給する保険金を特定することができる。また、判定部150は、例えば、ユーザの事故の経過を示す情報(以下、経過情報という)に基づいて、ユーザの保険会社から補償を受ける権利が消滅したか否かを判定する。これにより、ユーザの保険会社から補償を受ける権利が消滅したことを契機に、ユーザが本サービスを利用しないよう設定できるため、適切な補償を実行できる。
価値調整部160(第1価値調整部〜第4価値調整部)は、例えば、決済手段によってユーザの移動料金を精算した結果に基づいて、補償情報D112におけるユーザに紐づく価値を調整する。決済手段(第1の決済手段〜第5の決済手段)、及びそれに対応する価値調整部160の処理については、詳細に後述する。また、価値調整部160は、例えば、判定部150においてユーザの事故に対する補償すべき状況が解消されたと判定された場合、補償情報D112におけるユーザに紐づく価値情報を消去する。これにより、保険サーバ100は、保険契約で補償される状況が解消された場合、ユーザの移動に対して保険金が支給されないことにつき、ユーザに認知させることができる。
出力処理部170は、例えば、ユーザ端末200の表示部205aに表示させる各種画像を生成する。また、出力処理部170は、例えば画像表示用のコードを生成してもよい。すなわち、ユーザ端末20において画像をブラウザで表示させる場合、保険サーバ100は、画像表示用のコードをユーザ端末200のブラウザに送信してもよい。また、出力処理部170は、例えば、ユーザ端末200のスピーカ205bに出力させるための音声情報を生成してもよい。すなわち、保険システム10には、例えば、AIスピーカのようなユーザ端末200のスピーカ205bから、価値情報および補償情報に関する音声情報を出力させる態様も含まれる。以下、便宜上、出力処理部170は、画像を生成することとして説明する。また、以下、出力処理部170において生成された画像または画像表示用のコードを含むデータを「画像データ」ということもある。
以下、出力処理部170において生成される各種画像について説明する。出力処理部170は、例えば、価値情報を含む価値表示画像T1と、出発地点および目的地点と利用するモビリティとをユーザに選択させるための設定選択画像T2と、利用する経路をユーザに選択させるための経路選択画像T3と、ユーザが選択した経路とユーザの価値情報を含む経路決定画像T4と、保険事業者電子マネー決済を利用するときに表示される電子マネー決済画面T5とを生成する。なお、電子マネー決済画面T5(図11を参照)については、<<第2の決済手段>>において説明する。
図7は、価値表示画像T1の一例を示す図である。出力処理部170は、例えば、補償情報D112に基づいて価値表示画像T1を生成する。図7に示すように、価値表示画像T1は、例えば、価値表示部T11と、第1検索実行部T12と、第2検索実行部T13とを含む。
価値表示部T11は、ユーザが利用可能なポイントが表示される表示領域である。価値表示部T11には、例えば、保険サーバ100の補償情報D112の[ポイント]の項目に入力されているポイントが表示される。図7では、ユーザ端末20のユーザが交通費として「7,000円」利用できることが示されている。なお、価値表示部T11には、例えば電子チケットの枚数が表示されていてもよい。これにより、ユーザは利用できる保険金を容易に把握することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
第1検索実行部T12は、例えば、価値表示部T11に表示されるポイントの範囲内で、移動経路を検索させるためのボタンである。ユーザ端末200は、第1検索実行部T12に対して、ユーザの操作による入力が受け付けられた場合、保険サーバ100に対して、ポイントの範囲内で移動経路を検索させる信号(後述する検索条件情報)を送信する。これにより、ユーザは利用できる保険金の範囲内で経路検索の結果を得ることができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
第2検索実行部T13は、例えば、価値表示部T11に表示されるポイントに関係なく、全ての移動経路を検索させるためのボタンである。ユーザ端末200は、第2検索実行部T13に対して、ユーザの操作による入力が受け付けられた場合、保険サーバ100に対して、全ての移動経路を検索させる信号(後述する検索条件情報)を送信する。これにより、ユーザは保険金に関係なく利便性の高い経路検索の結果を得ることができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
図8は、設定選択画像T2の一例を示す図である。出力処理部170は、例えば、補償情報D112に基づいて設定選択画像T2を生成する。図8に示すように、設定選択画像T2は、例えば、出発地点入力部T21と、目的地点入力部T22と、時刻入力部T23と、モビリティ選択部T24と、経路検索実行部T25とを含む。
出発地点入力部T21は、例えば、ユーザの出発地点が入力される表示領域である。出発地点入力部T21には、例えば、表示部205aに表示された地図に対して、ユーザの操作による入力があった場合、そのユーザの入力があった地図における地番や駅名が入力されてもよい。また、出発地点入力部T21には、ユーザ端末200が取得した位置情報に基づいて地番が入力されてもよいし、保険サーバ100から取得した保険契約の内容に関する情報に基づいて地番が入力されてもよい。また、出発地点入力部T21は、例えば、テキストボックスであってもよく、出発地点の名称や地番がユーザによって入力される表示領域であってもよい。
目的地点入力部T22は、例えば、ユーザの目的地点が入力される表示領域である。目的地点入力部T22には、例えば、表示部205aに表示された地図に対して、ユーザの操作による入力があった場合、そのユーザの入力があった地図の地番や駅名が入力されてもよい。また、目的地点入力部T22には、保険サーバ100から取得した保険契約の内容に関する情報に基づいて地番が入力されてもよい。また、目的地点入力部T22は、例えば、テキストボックスであってもよく、目的地点の名称や地番がユーザによって入力される表示領域であってもよい。
時刻入力部T23は、例えば、出発時刻が入力される表示領域である。時刻入力部T23は、例えば、時、分のそれぞれをプルダウンで選択する形式であってもよいし、テキストボックスで入力する形式であってもよい。また、時刻入力部T23は、例えば、保険サーバ100において、設定選択画像T2を表示部205aに表示した時刻が入力されるよう表示されてもよい。
モビリティ選択部T24は、例えば、経路検索の対象となるモビリティを選択する表示領域である。モビリティ選択部T24は、例えば、それぞれのモビリティに対応するオブジェクトと、当該オブジェクトに対応づけられるチェックボックスとを含む。モビリティ選択部T24は、例えば、チェックボックスに対して、ユーザの操作による入力があった場合、当該チェックボックスがオン状態となる。ユーザ端末200は、例えば、オン状態のチェックボックスに対応づけられるモビリティを経路検索の対象とするための情報(以下、モビリティ選択情報という)を、保険サーバ100に送信する。図8では、「電車」、「路線バス」、「タクシー」が選択されている。よって、保険サーバ100は、少なくともこれらのモビリティのうち一つのモビリティを含む経路を検索する。これにより、ユーザは所望のモビリティを容易に選択できるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。さらに、モビリティ選択部T24は、保険サーバ100によって設定選択画像T2が生成される際に、補償内容に含まれないモビリティに対応づけられるチェックボックスをユーザが選択できないように、生成されてもよい。これにより、ユーザは補償内容の範囲外のモビリティを選択できず、そのモビリティを排除した経路検索の結果を得ることができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
以下、便宜上、出発地点入力部T21に入力された出発地点および目的地点入力部T22に入力された目的地点を示す情報を「地点情報」といい、時刻入力部T23に表示された時刻を示す情報を「時刻情報」という。
経路検索実行部T25は、例えば、設定選択画面T2で選択された情報に基づいて、保険サーバ100に経路を検索させるためのボタンである。ユーザ端末200は、経路検索実行部T25に対して、ユーザの操作による入力が受け付けられた場合、保険サーバ100に対して、移動経路を検索させるための情報(例えば、検索条件情報、地点情報、時刻情報、モビリティ選択情報)を送信する。
図9は、経路選択画像T3の一例を示す図である。出力処理部170は、例えば、経路探索装置から取得する経路情報に基づいて、経路選択画像T3を生成する。図9に示すように、経路選択画像T3は、例えば、経路表示部T31と、経路選択部T32とを含む。経路表示部T31は、例えば、検索された結果、モビリティと、そのモビリティを利用した場合の所要時間とを含む交通経路が表示される表示領域である。経路選択部T32は、例えば、経路表示部T31に表示される交通経路に対応づけられるボタンである。ユーザ端末200は、経路選択部T32に対して、ユーザの操作による入力が受け付けられた場合、保険サーバ100に対して、選択された経路を含む経路決定画像T4を要求する情報(後述する送信要求)を送信する。
図10は、経路決定画像T4の一例を示す図である。出力処理部170は、例えば、補償情報D112、及び保険サーバ100において算出される各種情報に基づいて、経路決定画像T4を生成する。図10に示すように、経路決定画像T4は、例えば、選択ルート表示部T41と、決済手段選択部T42と、経路決定実行部T43と、残額表示部T44と、自己負担表示部T45とを含む。
選択ルート表示部T41は、例えば、ユーザによって選択された経路が表示される表示領域である。選択ルート表示部T41には、例えば、利用するモビリティ、時間、出発地点、利用料金に関する情報が含まれていてもよい。
決済手段選択部T42は、例えば、後述する第1の決済手段〜第5の決済手段を選択するための表示領域である。これにより、ユーザは所望の決済手段を選択できるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。決済手段選択部T42には、例えば、各決済手段に対応する表題T421〜T425と、それぞれの表題に対応するボタンとを含む。表題T421〜T425は、各決済手段の内容の概略がわかるように記載されている。これにより、ユーザは容易に目的の決済手段を特定できるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。ボタンは、例えば、ラジオボタンであり、複数のボタンのうち一つが選択されるボタンである。
また、決済手段選択部T42は、例えば、ユーザの過去の選択履歴に基づいて、ユーザの使用頻度が高い表題が強調表示されていてもよい。強調表示とは、例えば、表題T421〜T425を太字にする表示、表題T421〜T425を点滅させる表示、表題T421〜T425に光るオブジェクトを付加する表示などである。これにより、ユーザは使用頻度が高い決済手段を容易に把握することができるため、保険システム10はユーザの利便性を向上できる。
経路決定実行部T43は、例えば、経路決定画面T4で選択された情報に基づいて、保険サーバ100に精算処理を実行させるためのボタンである。ユーザ端末200は、経路決定実行部T43に対して、ユーザの操作による入力が受け付けられた場合、保険サーバ100に対して、選択された経路で選択された決済手段を実行させるための情報(例えば、選択経路情報、決済手段情報)を送信する。
残額表示部T44は、例えば、選択ルート表示部T41に表示された経路で、仮にユーザが移動した場合、その後、ユーザが利用可能なポイントが表示される表示領域である。残額表示部T44には、例えば、保険サーバ100で選択経路情報に基づいて算出されたポイントが表示されてもよいし、ユーザ端末200で選択される対象の経路情報に基づいて算出されたポイントが表示されてもよい。これにより、ユーザは、仮に選択したルートを利用した場合、利用可能な保険金を容易に把握することができるため、保険システム10はユーザの利便性を向上できる。
自己負担表示部T45は、例えば、選択ルート表示部T41に表示された経路で、仮にユーザが移動した場合、保険金の範囲外あるいは補償対象外の移動について、ユーザが負担する金額が表示される表示領域である。自己負担表示部T45には、例えば、保険サーバ100で選択経路情報に基づいて算出されたユーザが負担する金額が表示されてもよいし、ユーザ端末200で選択経路情報に基づいて算出されたユーザが負担する金額が表示されてもよい。これにより、ユーザは、仮に選択したルートを利用した場合、自己負担する金額を容易に把握することができるため、保険システム10はユーザの利便性を向上できる。
送信部180は、例えば各種情報をユーザ端末200に送信する。
決済特定部190は、例えば、選択された決済手段に関する情報(以下、決済手段情報という)に基づいて、ユーザが選択した決済手段を特定する。決済手段(第1の決済手段〜第5の決済手段)については詳細に後述する。
<<ユーザ端末200>>
次に、図11を参照して、ユーザ端末200の機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係るユーザ端末200の構成の一例を示す図である。ユーザ端末200は、例えば、保険サーバ100から取得した情報に基づき、各種画像を表示部205aに表示させる。また、ユーザ端末200は、例えば、保険サーバ100から取得した情報に基づき、音声情報をスピーカ205bから出力させてもよい。
ユーザ端末200は、例えば、記憶部210と、取得部220と、出力処理部230と、送信部240との機能部を含む。記憶部210は、例えば各種情報を記憶する。取得部220は、例えば各種情報を保険サーバ100又は他の装置から取得する。出力処理部230は、例えば、取得した各種情報(画像、音声など)を表示部205aやスピーカ205bに表示させる。送信部240は、例えばユーザの操作による入力に基づき各種情報を保険サーバ100や他の装置に送信する。
<<交通事業者サーバ300>>
次に、図12を参照して、交通事業者サーバ300の機能構成について説明する。図12は、本実施形態に係る交通事業者サーバ300の構成の一例を示す図である。交通事業者サーバ300は、例えば、各種情報を生成して、各種情報を保険サーバ100に送信する。交通事業者サーバ300は、例えば、記憶部310と、取得部320と、送信部330との機能部を含む。記憶部310は、例えば、交通履歴情報D311と、電マネー情報D312とを含む。
図13は、交通履歴情報D311の一例を示す図である。交通履歴情報D311は、例えば、モビリティを利用したユーザに関する履歴を記憶している。図13に示すように、交通履歴情報D311は、例えば、[ユーザID]、[利用日時]、[利用料金]、及び[経路]の項目を含む。以下、交通履歴情報D311における[ユーザID]に対応づけられるユーザIDごとの情報を「交通履歴情報」ということがある。
[ユーザID]は、例えばユーザの識別符号であるユーザIDを含む項目である。
[利用時間] は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザがモビリティを利用した時刻を含む項目である。利用した時刻は、例えば、モビリティの利用を開始(ここでは、入場)した時刻でもよいし、モビリティの利用を終了(ここでは、退場)した時刻でもよいし、モビリティの利用を開始した時刻から利用を終了した時刻までの期間であってもよい。
[利用料金]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザがモビリティを利用したことによる利用料金を含む項目である。
[経路]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えばユーザがモビリティを利用した交通経路を含む項目である。
図14は、電子マネー情報D312の一例を示す図である。電子マネー情報D312は、交通事業者が管理するデータベースであって、ユーザの電子マネーに関する情報を記憶している。図14に示すように、電子マネー情報D312は、例えば、[ユーザID]、[電子マネーID]、及び[電子マネー]の項目を含む。
[ユーザID]は、例えばユーザの識別符号であるユーザIDを含む項目である。
[電子マネーID]は、[ユーザID]の項目に対応付けられ、例えば電子マネーを識別する電子マネー番号を含む項目である。
[電子マネー]は、[電子マネーID]の項目に対応付けられ、例えば電子マネーの価値を含む項目である。
なお、電子マネー情報D312は、例えば、交通事業者サーバ300の記憶部310において、保険事業者に対して設けられた専用の記憶領域に記憶されているデータベースであってもよい。この場合、電子マネー情報D312は、保険サーバ100によって管理されていてもよい。以下、便宜上、電子マネー情報D312は、交通事業者が管理するデータベースであるものとして説明する。
取得部320は、例えば、各種情報を保険サーバ100およびユーザ端末200から取得する。送信部330は、例えば、各種情報を保険サーバ100、ユーザ端末200、及び他の装置に送信する。
===保険システム10の処理手順===
次に、図15を適宜参照して、保険システム10の情報処理の手順について詳細に説明する。図15は、保険システム10の情報処理の手順を示すフローチャートである。以下、便宜上、図15では、例えば、事故を起こしたユーザのユーザIDを「ユーザA」とし、保険の契約内容を「自動車事故により自動車が使用できなくなった場合に、自動車が使用できるようになるまで、7,000円/日の交通費を補償する」とし、事故内容を「自動車事故による自動車全損」とする。
まず、S101において、ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作による入力よって、「自動車の全損事故」を示す事故情報を生成する。ユーザ端末200は、ユーザIDおよび事故情報を保険サーバ100に送信する。なお、上述したように、例えば、ユーザ端末200とは異なる装置が、事故に関する、音声、加速度、又は画像などに関する情報を取得して、この情報に基づき事故情報を生成してもよい。この場合、ユーザ端末200とは異なる装置は、ユーザIDと紐づけて、事故情報を保険サーバ100に送信する。
次に、S102において、保険サーバ100は、例えば、契約関連情報D111を参照して、ユーザID(ユーザA)に対応する契約情報を特定する。保険サーバ100は、例えば、契約関連情報D111を参照して、契約情報と事故情報とに基づき事故に対する補償内容を特定する。
次に、S103において、保険サーバ100は、例えば、補償内容に基づいて、価値情報、移動手段に関する情報、及び移動条件に関する情報を生成する。具体的には、例えば、保険サーバ100は、「7,000」ポイントを示す価値情報、「電車」、「タクシー」、及び「バス」を示す移動手段に関する情報、「東京都、神奈川、埼玉」の移動制限に関する情報を生成する。保険サーバ100は、例えば、価値情報、移動手段に関する情報、及び移動条件に関する情報を「ユーザA」に対応づけて、補償情報D112に記憶する。保険サーバ100は、例えば、価値情報を含む価値表示画像T1を表示させるための画像データをユーザ端末200に送信する。
次に、S104において、ユーザ端末200は、例えば、図7に示す価値表示画像T1を表示部205aに表示させる。ユーザは、価値表示部T11を確認することによって、保険金により補償される金額を把握できる。
次に、S105において、ユーザ端末200は、例えば、第1検索実行部T12または第2検索実行部T13に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、選択されたコンテンツに対応する移動経路の検索条件を示す情報(以下、検索条件情報という)を生成する。以下、便宜上、移動経路の検索条件を「金額内の移動手段を検索」として説明する。次に、ユーザ端末200は、例えば、図8に示す設定選択画像T2を表示部205aに表示させる。ここで、ユーザ端末200は、例えば、第1検索実行部T12または第2検索実行部T13に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、保険サーバ100に送信要求を送信することで、設定選択画像T2を表示させるための画像データを取得してもよい。ユーザ端末200は、例えば、設定選択画像T2の出発地点入力部T21および目的地点入力部T22に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、出発地点および目的地点を示す地点情報を生成する。そして、ユーザ端末200は、例えば、時刻入力部T23に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、出発時刻を示す時刻情報を生成する。さらに、ユーザ端末200は、例えば、設定選択画像T2のモビリティ選択部T24に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、選択されたモビリティを示すモビリティ選択情報を生成する。ここでは、例えば、出発地点を「東京駅」とし、目的地点を「川崎駅」とし、出発時刻を「23:00」とし、選択されたモビリティを「電車」とする。そして、ユーザ端末20は、例えば、設定選択画像T2の検索実行部T25に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、検索条件情報、地点情報、時刻情報、及びモビリティ選択情報を保険サーバ100に送信する。
次に、S106において、保険サーバ100は、例えば、地点情報、時刻情報、及びモビリティ選択情報に基づいて経路検索装置(不図示)で検索された移動経路に関する経路情報を取得する。保険サーバ100は、例えば、検索条件情報に基づいて、経路情報が示す移動経路のうち、検索条件に適合する移動経路を特定する。ここでは、保険サーバ100は、取得した移動経路のうち、ユーザの保険金「7,000」円の範囲内の金額を示す移動経路を特定する。なお、ユーザによって移動経路の検索条件につき「全移動手段を検索」が選択されていた場合、保険サーバ100は、検索条件情報に基づいて検索条件に適合する移動経路の全てを特定する。次に、保険サーバ100は、例えば、少なくとも、特定された移動経路に関する情報を含む経路選択画像T3を表示させるための画像データをユーザ端末200に送信する。
次に、S107において、ユーザ端末200は、例えば、図9に示す経路選択画像T3を表示部205aに表示させる。ユーザは、経路表示部T31を確認することによって、保険金の範囲内で移動可能な移動経路を把握できる。ユーザ端末200は、例えば、経路選択画像T3の経路選択部T32に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、選択された経路選択部T32に対応する移動経路を示す選択経路情報を含む、図10に示す経路決定画像T4を表示部205aに表示させる。ここで、ユーザ端末200は、例えば、経路選択部T32に対して、ユーザの操作による入力を受け付けたことを契機に、保険サーバ100に送信要求を送信することにより、経路決定画像T4を表示させるための画像データを保険サーバ100から取得してもよい。また、このとき、保険サーバ100は、例えば、選択経路情報に基づいて、ユーザの価値情報に対応する価値に対し、選択経路情報が示す経路における利用料金に対応する価値を調整した場合の結果を、経路決定画像T4の残額表示部T44に表示させる。これにより、ユーザは選択したルートを決定した場合における保険金の残額を容易に把握することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
次に、S108において、ユーザ端末200は、例えば、経路決定画像T4の決済手段選択部T42に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、選択された決済手段(図10では、自動決済)を示す決済手段情報を生成する。そして、ユーザ端末20は、例えば、経路決定画像T4の決定部T44に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、選択経路情報および決済手段情報を保険サーバ100に送信する。
次に、S109において、保険サーバ100は、例えば、決済手段情報に基づいて、選択された決済手段による精算処理を実行する。決済手段(第1の決済手段〜第5の決済手段)については後述する。保険サーバ100は、精算処理によってユーザの移動に関する利用料金を精算する。
次に、S110において、保険サーバ100は、例えば、精算された利用料金(以下、「保険事業者に対する請求額」ということもある)に基づいて、補償情報D112に記憶されている価値を調整する。具体的には、例えば、保険サーバ100は、補償情報D112に記憶されている価値から、利用料金に対応する価値を差し引いて調整する。保険サーバ100は、例えば、調整された価値を示す価値情報を含む価値表示画像T1を、ユーザ端末200に表示させるための画像データを生成する。保険サーバ100は、画像データをユーザ端末200に送信する。次に、S111において、ユーザ端末200は、例えば、画像データに基づいて、表示部205aに価値表示画像T1を表示させる。これにより、ユーザは、選択した移動経路を移動した場合、保険金の残額を把握することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
なお、S109,S110において、精算処理が実行された後、精算処理で調整された価値を補償情報D112に記憶するように説明したがこれに限定されない。例えば、保険サーバ100は、精算処理が実行される前に、補償情報D112におけるユーザに対応する価値に対し、選択経路情報が示す経路の利用料金に対応する価値を調整してもよい。すなわち、この場合、ユーザ端末200の表示部205aに、図10に示す自己負担表示部T45を表示させてもよい。これにより、精算処理を実行する前に、ユーザは保険金の残金を予測できるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
次に、図16〜図21を参照して、第1の決済手段〜第5の決済手段のそれぞれについて説明する。第1の決済手段〜第5の決済手段のそれぞれは、例えば、支払い時の媒体(電子マネー、コード、アプリケーションなど)の種別、及びユーザによる支払いの立替えの有無によって区分けされる。
<<第1の決済手段>>
まず、図16を参照して、第1の決済手段について説明する。図16は、保険システム10における第1の決済手段の手順を示すフローチャートである。以下、便宜上、図16では、例えば、ユーザのユーザIDを「ユーザA」とし、選択された経路が「電車:東京駅から川崎駅」とし、利用料金が「1,200」円とする。なお、以下では「電車」を利用することとして説明するが、「タクシー」や「バス」などの複数の交通事業者のモビリティを利用することも可能である。
第1の決済手段(例えば、図10の「自動決済」)による精算処理は、例えば、ユーザの電子マネーで、選択された経路における利用料金を立替え払いした後に、保険サーバ100と交通事業者サーバ300との間で自動的に決済する処理である。そして、例えば、保険サーバ100と交通事業者サーバ300との間で決済が完了した場合、交通事業者サーバ300は、ユーザに対して、ユーザが立替え払い電子マネーをチャージする(返金する)。すなわち、保険サーバ100は、第1の決済手段を実行することにより、ユーザが経路を選択した後において、選択された経路内の移動におけるユーザによる支払い手続きが不要となる。これにより、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
まず、S201において、保険サーバ100は、例えば交通事業者サーバ300からユーザのモビリティの交通履歴情報を取得する。ここで、S201は、ユーザの電子マネーなどを利用して、選択経路により出発地点から目的地点まで移動した後のステップである。
次に、S202において、保険サーバ100は、例えば、選択経路情報が示す経路(ここでは、出発地点が「東京駅」で目的地点が「川崎駅」)と、交通履歴情報が示す利用履歴とを比較する。保険サーバ100は、ユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定する。そして、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲内であった場合、移動経路における利用料金を保険事業者への請求額として示す請求情報を生成する。一方、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲外を含む場合(例えば、出発地点が「浦和駅」となっている場合など)、選択経路の範囲内の移動経路における利用料金を保険事業者への請求額とし、選択経路の範囲外の移動経路(例えば、「浦和駅」から「東京駅」まで)における利用料金をユーザへの請求額として示す請求情報を生成する。保険サーバ100は、請求情報を交通事業者サーバ300に送信する。
また、S202において、さらに、保険サーバ100は、例えば、選択経路の範囲内の移動経路における利用料金が、ユーザの事故に対する保険金に対応する補償情報D112の[ポイント](ここでは、7,000)の範囲内か否かを判定してもよい。そして、保険サーバ100は、例えば、ユーザの利用料金(ここでは、1,200円)が[ポイント]の範囲内であった場合、移動経路における利用料金を保険事業者への請求額として示す請求情報を生成してもよい。一方、保険サーバ100は、例えば、ユーザの利用料金が[ポイント]の範囲外であった場合(例えば、利用料金が8,000円)、[ポイント]の範囲内の移動料金を保険事業者への請求額とし、[ポイント]の範囲外の移動料金をユーザへの請求額として示す請求情報を生成してもよい。
次に、S203において、交通事業者サーバ300は、例えば、請求情報に基づいて、保険事業者への請求額と、ユーザへの請求額とを特定する。
次に、S204において、交通事業者サーバ300は、精算処理を実行する。保険事業者に対する精算処理は、例えば、保険事業者と交通事業者との間で口座振替による支払いや、交通事業者サーバ300に登録されている保険事業者の電子マネー(例えば、図14の電子マネー情報D312を保険事業者の専用の記憶領域とした場合の「保険事業者X」に対応する[電子マネー])からの引き落としによる支払いなどである。ユーザに対する精算処理は、例えば、ユーザに対応する電子マネー(例えば、図14の電子マネー情報D312の「ユーザA」に対応する[電子マネー])からの引き落としによる支払いなどである。これにより、ユーザは、選択した移動経路(選択経路でもよい)を利用した場合に、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができる。そのため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。なお、S202において、保険サーバ100は、例えば、ユーザAに対して、口座振替などにより保険の範囲内の移動料金を返金する精算処理を実行してもよい。
第1の決済手段による精算処理が実行された場合、保険サーバ100は、例えば、補償情報D112の[ユーザID]に対応する[ポイント]から、交通事業者から保険事業者に対する請求金額を調整する。具体的には、例えば、保険サーバ100は、「ユーザA」に対応する「7,000」を、「7,000」から「1,200」を減じて、「5,800」とする
なお、S202において、保険サーバ100がユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定することとして説明したがこれに限定されない。例えば、交通事業者サーバ300がユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定してもよい。
次に、図17を参照して、第1の決済手段の変形例について説明する。図17は、保険システム10における第1の決済手段の変形例の手順を示すフローチャートである。第1の決済手段の変形例(例えば、図10の「自動決済」)は、選択された経路における利用料金を、ユーザが利用する前に、保険サーバ100と交通事業者サーバ300との間で自動的に決済する処理である。すなわち、ユーザは、立替払いをせずに、例えばユーザの電子マネーICを利用して、モビリティを利用することができる。保険サーバ100は、第1の決済手段の変形例による清算処理を実行することにより、ユーザが経路を選択した後においてユーザによる支払い手続きが不要となる。これにより、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
まず、S211において、保険サーバ100は、例えば、選択経路情報を交通事業者サーバ300に送信する。次に、S212において、交通事業者サーバ300は、例えば、選択経路情報に基づいて、ユーザが選択した経路(ここでは、出発地点が「東京駅」で目的地点が「川崎駅」)を移動するために要する料金(以下、請求料金という)(ここでは、1,200円」)を算出する。S213において、交通事業者サーバ300は、例えば、請求料金に関する情報(以下、請求情報という)を生成して、請求情報を保険サーバ100に送信する。次に、S214において、保険サーバ100は、例えば、請求情報に基づいて、交通事業者に対して請求料金の支払い処理を実行する。支払い処理とは、例えば、保険事業者と交通事業者との間で口座振替による支払いや、交通事業者サーバ300に登録されている保険事業者の電子マネーからの引き落としによる支払いなどである。
<<第2の決済手段>>
次に、図18を参照して、第2の決済手段について説明する。図18は、保険システム10における第2の決済手段の手順を示すフローチャートである。以下、便宜上、図18では、例えば、選択された経路が「電車:東京駅から川崎駅」とし、利用した経路が「電車:千葉駅から川崎駅」とし、利用料金が「1,200」円とする。なお、以下では「電車」を利用することとして説明するが、「タクシー」や「バス」などの複数の交通事業者のモビリティを利用することも可能である。
第2の決済手段(例えば、図10の「保険事業者電子マネー決済」)による精算処理は、保険事業者に紐づく電子マネーで、ユーザによって選択された経路においてユーザが利用した利用料金を、精算する処理である。第2の決済手段において、例えば、ユーザは、保険事業者と紐づく電子マネー決済用のアプリケーションを利用する。これにより、ユーザは自分の電子マネーを利用する態様と同じ態様で保険金を利用することができるため、ユーザの利便性が向上される。
まず、S301において、ユーザ端末200は、例えば、保険事業者に紐づく電子マネー決済用のアプリケーションを起動する。S302において、ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作による入力によって、表示部205aに例えば電子マネーカードを模した電子マネーカード表示部T51を表示させる。なお、ユーザ端末200は、例えば、電子マネー決済用のアプリケーションを、事故情報を保険サーバ100に送信したことを契機に取得してもよいし、予めインストールしていてもよい。ここで、図19を参照して、電子マネーカード表示部T51を含む電子マネー決済画像T5について説明する。
図19は、電子マネー決済画像T5の一例を示す図である。出力処理部170は、例えば、補償情報D112に基づいて、電子マネー決済画像T5を生成する。電子マネー決済画像T5は、例えば、電子マネーカード表示部T51と、チャージ金額表示部T52と、残額表示部T53と、チャージ実行部T54とを含む。
電子マネーカード表示部T51は、例えば、電子マネーに対応する電子マネーカードを模した画像が表示される表示領域である。チャージ金額表示部T52は、例えば、ユーザが利用可能な電子マネーIDに対応づけられる金額が表示される表示領域である。チャージ金額表示部T52は、例えば、金額が入力されるテキストボックスであってもよいし、プルダウンで金額が選択される入力領域であってもよい。残額表示部T53は、例えば、チャージ金額表示部T52に表示された金額の電子マネーがチャージされた場合、その後、ユーザが利用可能なポイントが表示される表示領域である。チャージ実行部T54は、例えば、チャージ金額を決定するためのボタンである。ユーザ端末200は、チャージ実行部T54に対して、ユーザの操作による入力が受け付けられた場合、保険サーバ100に対して、交通事業者サーバの電子マネー情報D312を更新させるための情報を送信する。
図18に戻り、S302において、ユーザは、例えば、ユーザ端末200の電子マネーカード表示部T51を、例えば交通事業者側に設置される電子マネーICを認識する認識部(不図示)に接近させる。認識部は、ユーザ端末200と通信し、当該アプリケーションに関する識別情報を読み取る。ここで、認識部は、ユーザが入場するとき及び退場するときに、ユーザ端末200から上記の識別情報を読み取る。認識部は、例えば、鉄道事業者の改札機に設けられる機器であってもよいし、タクシーやバスなどに設けられる電子マネーICを認識する機器であってもよく、特に限定されない。以下、便宜上、認識部が鉄道事業者の改札機に設けられる機器であるとして説明する。次に、交通事業者サーバ300は、例えば、ユーザが改札内に入場した駅から退場した駅までの履歴を交通履歴情報D311に記憶する。
次に、S303において、交通事業者サーバ300は、例えば、交通履歴情報D311を参照して、保険事業者に対する請求料金を特定する。具体的には、図13に示す交通履歴情報D311における「保険事業者X」に対応する[利用料金]の「1,200」を請求料金として特定する。交通事業者サーバ300は、例えば、交通履歴情報とともに請求料金を示す請求情報を保険サーバ100に送信する。
次に、S304において、保険サーバ100は、例えば、選択経路情報が示す選択経路(ここでは、出発地点が「東京駅」で目的地点が「川崎駅」)と、交通履歴情報が示す利用履歴(ここでは、出発地点が「千葉駅」で目的地点が「川崎駅」)とを比較する。保険サーバ100は、ユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定する。そして、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲内であった場合、交通事業者サーバ300から取得した請求情報に基づいて、移動経路における利用料金を保険事業者から交通事業者への支払い額とする支払情報を生成する。一方、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲外を含む場合(ここでは、「千葉駅」から「東京駅」)、交通事業者サーバ300から取得した交通履歴情報および請求情報に基づいて、選択経路の範囲内の移動経路における利用料金を保険事業者から交通事業者への支払い額とし、選択経路の範囲外の移動経路における利用料金をユーザから交通事業者への支払い額とする支払情報を生成する。保険サーバ100は、支払情報を交通事業者サーバ300に送信する。なお、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲外を含む場合、当該ユーザの移動経路が事故に対する契約内容の範囲内であり、且つ、保険金の範囲内であるか否かを判定してもよい。この場合、保険サーバ100は、契約内容の範囲内であり、且つ、保険金の範囲内であると判定された場合、移動経路における利用料金を保険事業者から交通事業者への支払い額とする支払情報を生成する。また、保険サーバ100は、契約内容の範囲内でなく、又は、保険金の範囲外であると判定された場合、移動経路における利用料金をユーザから交通事業者への支払い額とする支払情報を生成する。
次に、S305において、交通事業者サーバ300は、例えば、精算処理を実行する。保険事業者に対する精算処理は、例えば、保険事業者と交通事業者との間で口座振替による支払いであってもよいし、交通事業者サーバ300に登録されている保険事業者の電子マネー(例えば、図14の電子マネー情報D312を保険事業者の専用の記憶領域とした場合の「保険事業者X」に対応する「電子マネーX」)からの引き落としによる支払いであってもよい。ユーザに対する精算処理は、例えば、ユーザに対応する電子マネー(例えば、図14の電子マネー情報D312の「ユーザA」に対応する「電子マネーA」)からの引き落としによる支払いなどである。これにより、ユーザは、選択した移動経路(選択経路でもよい)を利用した場合に、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
第2の決済手段による精算処理が実行された場合、保険サーバ100は、例えば、補償情報D112の[ユーザID]に対応する[ポイント]から、保険事業者に対する精算処理における請求金額を調整する。
なお、上記のS304において、保険サーバ100がユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定することとして説明したがこれに限定されない。例えば、交通事業者サーバ300がユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定してもよい。
また、上記において、ユーザ端末200にインストールされるアプリケーションを利用することとして説明したがこれに限定されない。例えば、保険システム10は、ユーザの電子マネーIDと、保険事業者の電子マネーIDとを紐づけて、ユーザの電子マネーの利用料金を、保険事業者の電子マネーから減額してもよい。具体的には、保険サーバ100(又は交通事業者サーバ300)は、例えば、図14に示す電子マネー情報D312における、「ユーザA」の「電子マネーA」と、「保険事業者X」の「電子マネーX」とを紐づける。そして、保険サーバ100(又は交通事業者サーバ300)は、例えば、ユーザ(ユーザA)が利用した電子マネー「400」円を、「電子マネーX」から減額する。これにより、ユーザ端末200にアプリケーションをインストールする必要がなくなるため、簡易なシステム構成で実現できる。
また、S301とS302の間において、ユーザは、図19に示すように、電子マネー決済画像T5のチャージ金額表示部T52にチャージ金額を入力してもよい。そして、ユーザ端末200は、チャージ実行部T54に対して、ユーザの操作による入力を受け付けた場合、保険サーバ100に対して、交通事業者サーバ300の電子マネー情報D312の[電子マネー]の価値を調整するための信号を送信してもよい。これにより、ユーザは、保険金から利用したい金額に相当する電子マネーをチャージすることで、利用料金の無駄使いなどを抑制できる。
<<第3の決済手段>>
次に、図20を参照して、第3の決済手段について説明する。図20は、保険システム10における第3の決済手段の手順を示すフローチャートである。以下、便宜上、図20では、例えば、選択された経路が「電車:東京駅から川崎駅」とし、利用した経路が「電車:千葉駅から川崎駅」とし、利用料金が「1,200」円とする。なお、以下では「電車」を利用することとして説明するが、「タクシー」や「バス」などの複数の交通事業者のモビリティを利用することも可能である。
第3の決済手段(例えば、図10の「コード決済」)による精算処理は、ユーザが保険事業者に紐づく決済用のコードを利用して、ユーザが移動したことによる利用料金を、交通事業者サーバ300が精算する処理である。
まず、S401において、保険サーバ100は、例えば、保険事業者に紐づくコード(一次元バーコードや二次元バーコードなど)を示すコード情報を生成する。保険サーバ100は、コード情報をユーザ端末200に送信する。
次に、S402において、ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作による入力によって、表示部205aにコードを含む画面(以下、コード画面という)を表示させる。ユーザは、ユーザ端末200のコード画面を、交通事業者のコードを認識する認識部(不図示)に接近させる。認識部は、ユーザ端末200と通信し、コード情報を読み取る。認識部は、ユーザが入場するとき及び退場するときに、接近されたユーザ端末200からコード情報を読み取る。認識部は、例えば、鉄道事業者の改札機に設けられる機器であってもよいし、タクシー事業者のコードを読み取るリーダ機器であってもよく、特に限定されない。次に、交通事業者サーバ300は、ユーザが改札内に入場した駅から退場した駅までの履歴を交通履歴情報D311に記憶する。なお、上記において、コード画面を対向させる機器は、改札機に限定されず、例えばタクシーやバスにおけるコードを認識する機器であってもよい。
なお、S403〜S405については、S303〜S305と同様であるため、その説明を省略する。
これにより、ユーザは、選択した移動経路(選択経路でもよい)を利用した場合に、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
<<第4の決済手段>>
次に、図21を参照して、第4の決済手段について説明する。図21は、保険システム10における第4の決済手段の手順を示すフローチャートである。以下、便宜上、図21では、例えば、選択された経路が「電車:東京駅から川崎駅」とし、利用した経路が「電車:千葉駅から川崎駅」とし、利用料金が「940」円とする。なお、以下では「電車」を利用することとして説明するが、「タクシー」や「バス」などの複数の交通事業者のモビリティを利用することも可能である。
第4の決済手段(例えば、図10の「立替払い(現金)」および「立替払い(電子マネー)」)による精算処理は、ユーザがユーザ端末200に表示された保険事業者に紐づく決済用のコードを利用して交通履歴を記憶することにより、ユーザが移動したことによる利用料金を、ユーザの立替え払いにより、後で自動的に精算する処理である。
まず、S501において、保険サーバ100は、例えば、保険事業者に紐づくコードを示すコード情報を生成する。コードとは、例えば、一次元バーコードや二次元バーコードなどである。なお、コードは、例えば、ユーザが電子チケットを使用する態様を選択したことを契機に、表示されるコードであってもよい。保険サーバ100は、コード情報をユーザ端末200に送信する。
次に、S502において、ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作による入力によって、表示部205aにコードを含むコード画面を表示させる。ユーザは、ユーザ端末200のコード画面を、交通事業者のコードを認識する認識部(不図示)に接近させる。認識部は、ユーザ端末200と通信し、コード情報を読み取る。認識部は、例えば、コード情報を認識すると、利用料金に関する情報とともにコード情報を交通事業者サーバ300に送信する。なお、ユーザは、交通事業者に対して、利用料金を、現金または電子マネーなどで立て替えて支払いをする。以下、便宜上、ユーザが電子マネーで立て替えて支払いをすることとする。
次に、S503において、交通事業者サーバ300は、例えば、交通履歴情報D311を参照して、ユーザの移動経路を特定する。交通事業者サーバ300は、ユーザの交通履歴情報を保険サーバ100に送信する。具体的には、交通履歴情報D311における「ユーザF」に対応する[経路]の「千葉駅→東京駅」を特定する。交通事業者サーバ300は、例えば交通履歴情報を保険サーバ100に送信する。
次に、S504において、保険サーバ100は、例えば、選択経路情報が示す選択された経路(ここでは、出発地点が「東京駅」で目的地点が「川崎駅」)と、交通履歴情報が示す利用履歴(ここでは、出発地点が「千葉駅」で目的地点が「川崎駅」)とを比較する。保険サーバ100は、ユーザの実際の移動経路が選択経路の範囲内か否かを判定する。そして、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲内であった場合、交通事業者サーバ300から取得した交通履歴情報に基づいて、移動経路における利用料金をユーザへの返金額とする返金情報を生成する。一方、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲外を含む場合(ここでは、「千葉駅」から「東京駅」)、交通事業者サーバ300から取得した交通履歴情報に基づいて、選択経路の範囲外の移動経路における利用料金をユーザの支払額とする支払情報を生成する。なお、保険サーバ100は、例えば、ユーザの移動経路が選択経路の範囲外を含む場合、当該ユーザの移動経路が事故に対する契約内容の範囲内であり、且つ、保険金の範囲内であるか否かを判定してもよい。この場合、保険サーバ100は、契約内容の範囲内であり、且つ、保険金の範囲内であると判定された場合、移動経路における利用料金を保険事業者から交通事業者への支払い額とする支払情報を生成する。また、保険サーバ100は、契約内容の範囲内でなく、又は、保険金の範囲外であると判定された場合、移動経路における利用料金をユーザから交通事業者への支払い額とする支払情報を生成する。保険サーバ100は、返金情報および支払情報を交通事業者サーバ300に送信する。
次に、S505において、交通事業者サーバ300は、精算処理を実行する。精算処理においては、例えば、返金情報が示す返金額を、ユーザに対応する電子マネー(例えば、図14の電子マネー情報D312の「ユーザA」に対応する「電子マネーA」)へのチャージにより返金される。また、精算処理においては、例えば、返金情報が示す返金額を、保険事業者に対応する電子マネー(例えば、図14の電子マネー情報D312の「保険事業者X」に対応する「電子マネーX」)から減額する。
これにより、ユーザは、選択した移動経路(選択経路でもよい)を利用した場合に、立替払いをして、後に電子マネーにより自動的に返金されることから、保険金を簡易に利用することができる。なお、S504において、保険サーバ100は、例えば、ユーザAに対して、口座振替などにより返金額を返金する精算処理を実行してもよい。
<<第5の決済手段>>
次に、図22を参照して、第5の決済手段について説明する。図22は、保険システム10における第5の決済手段の手順を示すフローチャートである。以下、便宜上、図22では、例えば、選択された経路が「電車:東京駅から川崎駅」とし、利用した経路が「電車:千葉駅から川崎駅」とし、利用料金が「1,200」円とする。なお、以下では「電車」を利用することとして説明するが、「タクシー」や「バス」などの複数の交通事業者のモビリティを利用することも可能である。
第5の決済手段(例えば、図10の「立替払い(現金)」)は、ユーザ端末200によって撮影された領収書やレシート、切符や搭乗券等の画像、キャッシュレス決済の利用履歴を示す例えばキャプチャー画像あるいは交通事業者から提供される利用履歴に関する情報に基づいて、ユーザが立替え払いした金額を、後に精算する処理である。これにより、ユーザは簡易な方法で保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
まず、S601において、ユーザ端末200は、例えば、保険事業者に紐づく電子マネー決済用のアプリケーションを起動する。次に、S602において、ユーザ端末200は、例えば、保険事業者に紐づくアプリケーションを起動する。S602において、ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作による入力によって、表示部205aに例えば領収書を撮影するための画面(以下、撮影画面という)を表示させる。ユーザは、撮影画面に領収書が写るように、ユーザ端末200のカメラを操作する。ユーザ端末200は、ユーザの操作による入力によって、領収書の画像を取得する。ユーザ端末200は、領収書の画像を保険サーバ100に送信する。なお、ユーザは、交通事業者に対して、利用料金を、現金または電子マネーなどで立て替えて支払いをする。
次に、S603において、保険サーバ100は、例えば、領収書の画像を判別部(不図示)に入力する。判別部は、例えば、保険サーバ100が備える機能部であってもよいし、他の装置が備える機能部であってもよい。判別部は、例えば、画像から、画像に含まれるテキスト情報を判別する機能部である。保険サーバ100は、例えば、判別部から領収書の画像に含まれる金額に関する情報を取得する。また、判別部は、例えば、判別したテキスト情報に基づいて、ユーザが移動した移動経路が保険内容の範囲内であるか否かを判別してもよい。さらに、判別部は、例えば、当該テキスト情報に基づいて、ユーザが移動した移動経路の移動料金が保険金の範囲内であるか否かを判定してもよい。
次に、S604において、保険サーバ100は、例えば、取得した金額に関する情報に基づいて、ユーザに対する支払い処理を実行する。支払い処理は、例えば、保険事業者とユーザとの間で口座振替による支払いなどである。なお、支払い処理は、保険事業者が交通事業者サーバ300に登録されているユーザの電子マネーにチャージすることによる支払いであってもよい。
===保険システム10のハードウェア構成===
図23、図24を参照して、保険システム10に含まれる各装置のHW構成について説明する。図23は、保険サーバ100のハードウェア構成の一例を示す図である。図24は、ユーザ端末200のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、交通事業者サーバ300は、保険サーバ100と同様の構成であるため、その説明を省略する。
図23に示すように、保険サーバ100は、制御部(CPU)101、記憶装置102、通信I/F(インタフェース)103、入力装置104、出力装置105を備える。保険サーバ100のHWの各構成要素は、例えば、バスB1を介して相互に接続される。なお、保険サーバ100のHWは、保険サーバ100のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。例えば、保険サーバ100のHWは、出力装置105を取り外すことが可能な構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
制御部101は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、例えば、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。制御部101は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部101は、これらに限定されない。
記憶装置102は、保険サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶装置102は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶装置102は、これらに限定されない。また、記憶装置102は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
通信I/F103は、ネットワークNを介して各種データの送受信を行う。通信I/F103による通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F103は、ネットワークNを介して、ユーザ端末200などの他の装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F103は、各種データを制御部101からの指示に従って、他の装置に送信する。また、通信I/F103は、他の装置から送信された各種データを受信し、制御部101に伝達する。また、通信I/F103を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F103が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入力装置104は、保険サーバ100に対する各種操作を入力する装置により実現される。入力装置104は、ユーザからの入力を受け付けて、受け付けた入力に係る情報を制御部101に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力装置104は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力装置104は、例えば、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入力装置104は、これらに限定されない。
出力装置105は、例えば、表示部を含む。表示部は、代表的にはモニタ(例えば、液晶ディスプレイやOELD)で実現される。なお、表示部は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらの表示部は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、表示部13aは、これらに限定されない。
保険サーバ100は、プログラムP1と各種データベースとを記憶装置102に記憶する。保険サーバ100において、制御部101がこのプログラムP1を実行することで、制御部101に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶装置102に記憶されるプログラム15aは、保険サーバ100に、制御部101が実行する各機能を実現させる。このプログラムP1は、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
図24に示すように、ユーザ端末200は、制御部(CPU:central processing unit(中央処理装置))201、記憶装置202、通信I/F(インタフェース)203、入力装置204、出力装置205を備える。ユーザ端末200のHWの各構成要素は、例えば、バスB2を介して相互に接続される。なお、ユーザ端末200のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。例えば、ユーザ端末200は、入力装置204、出力装置205等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すことが可能な構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
制御部201は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、例えば、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部201は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。制御部201は、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC(application-specific integrated circuit)、またはFPGA(field programmable gate array)を含む。
記憶装置202は、ユーザ端末200が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶装置202は、例えば、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶装置202は、メモリと表現されてもよいし、されなくてもよい。
通信I/F203は、ネットワークNを介して各種データの送受信を行う。通信I/F203による通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F203は、ネットワークNを介して、保険サーバ100との通信を実行する機能を有する。通信I/F203は、各種データを制御部201からの指示に従って、保険サーバ100に送信する。また、通信I/F203は、保険サーバ100から送信された各種データを受信し、制御部201に伝達する。また、通信I/F203を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F203が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入力装置204は、ユーザ端末200に対する各種操作を入力する装置を含む。出力装置205は、ユーザ端末200で処理された処理結果を出力する装置を含む。入力装置204および出力装置205を入出力部として特定してもよいし、特定しなくてもよい。入出力部として特定した場合、入出力部は、入力装置204と出力装置205が一体化していてもよいし、入力装置204と出力装置205に分離されていてもよい。
入力装置204は、ユーザからの入力を受け付けて、受け付けた入力に係る情報を制御部201に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力装置204は、例えば、操作部、マイク、カメラを含む。操作部は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスを含む。マイクは、例えば、音声を入力するデバイスを含む。マイクは、音声データの入力に利用される。カメラは、例えば、画像を入力するデバイスを含む。カメラは、画像データの取得に利用される。
出力装置205は、制御部201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置205は、例えば、表示部205aおよびスピーカ(音声出力)205bを含んでいてもよい。なお、ユーザ端末200は、例えばAIスピーカなど、表示部205aを含まないものであってもよい。出力装置205は、さらに、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、レンズ(例えば3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含んでいてもよい。
表示部205aは、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、画像を表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部205aは、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(例えば、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部205aは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。スピーカ205bは、音声データの出力に利用される。
ユーザ端末200は、プログラムP2とデータベースとを記憶装置202に記憶する。ユーザ端末200において、制御部201がこのプログラムP2を実行することで、制御部201に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶装置202に記憶されるプログラムP2は、ユーザ端末200に、制御部201が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムP2は、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
本開示の各実施形態は、ユーザ端末200および/または保険サーバ100のCPUがプログラムを実行することにより、実現されるものとして説明する。
また、本開示の各実施形態のプログラム(例えば、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、各実施形態のプログラムを記憶可能である。また、各実施形態のプログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
保険サーバ100および/またはユーザ端末200は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、保険サーバ100および/またはユーザ端末200に提供されてもよいし、されなくてもよい。保険サーバ100および/またはユーザ端末200は、例えば、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。保険サーバ100および/またはユーザ端末200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータ(例えば、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティング)により実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
ユーザ端末200における処理の少なくとも一部を、保険サーバ100により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、ユーザ端末200の制御部201の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、保険サーバ100で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
保険サーバ100における処理の少なくとも一部を、ユーザ端末200により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、保険サーバ100の制御部101の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、ユーザ端末200で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
交通事業者サーバ300における処理の少なくとも一部を、保険サーバ100、ユーザ端末200により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、交通事業者サーバ300の制御部の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、保険サーバ100、ユーザ端末200で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
===まとめ===
本実施形態における保険システム10は、ユーザを識別するユーザID(第1識別情報)と、保険事業者とユーザとの間のユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、ユーザの事故の内容を示す事故情報と、ユーザの出発地点と目的地点とに関する地点情報に基づき経路検索装置(経路検索部)によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報または選択経路情報(経路情報)と、を取得する取得部120と、契約情報と、事故情報と、に基づいて、ユーザの事故に対する補償内容を特定する補償特定部130と、出発地点から目的地点までの一つ以上の経路のうち、補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定する経路特定部140と、ユーザID(第1識別情報)と、補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶する記憶部110と、価値情報と、候補経路を示す候補経路情報と、を表示部205aやスピーカ205bで出力させる出力処理部170と、を備える。これにより、ユーザは、保険事業者から提供される保険金、及び契約の補償内容に応じた交通経路を容易に把握することができる。
本実施形態における保険システム10の取得部120は、ユーザの事故の経過を示す経過情報を取得し、保険システム10は、経過情報に基づいて、ユーザの事故に対して補償を受ける権利が消滅したか否かを判定する判定部150と、判定部150においてユーザの事故に対して補償を受ける権利が消滅したと判定された場合、記憶部110から価値情報を消去する価値調整部160(第1価値調整部)と、をさらに備える。これにより、保険金がユーザに適用される状況が解消されたことを契機に、ユーザによって保険金が利用されないよう設定できるため、適切な補償を実行できる。
本実施形態における保険システム10の経路特定部140は、出発地点から目的地点までの一つ以上の経路のうち、補償内容に対応する価値情報に応じた移動料金の範囲内となる経路を特定する。これにより、保険サーバ100は、補償内容の範囲内の経路をユーザに提供できるため、ユーザにおいて保険契約の範囲外の交通手段や経路を選択することを防止できる。
本実施形態における保険システム10における、取得部120は、候補経路のうちユーザによって選択された経路を示す選択経路情報を取得し、出力処理部170は、選択経路情報に基づいて、価値情報に対応する価値に対し、選択経路情報が示す経路における利用料金に対応する価値を調整した場合の結果を、表示部205aやスピーカ205bで出力させる。これにより、ユーザは選択したルートを決定した場合における保険金の残額を容易に把握することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
本実施形態における保険システム10における、取得部120は、ユーザID(第1識別情報)に対応付けられる電子マネー決済に関する電子マネーID(第2識別情報)と、電子マネー決済に関する使用の履歴を示す履歴情報と、を取得し、電子マネーID(第2識別情報)と、履歴情報と、に基づいて、電子マネー決済で使用された金額に対応する価値に基づいて、記憶部110におけるユーザに対応する価値を調整する価値調整部160(第2価値調整部)を備える。これにより、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
本実施形態における保険システム10における、補償特定部130は、契約情報と、履歴情報と、に基づいて、電子マネー決済に関する使用の履歴のうち、価値を調整する対象範囲を特定し、価値調整部160(第2価値調整部)は、対象範囲において電子マネー決済で使用された金額に対応する価値に基づいて、記憶部110におけるユーザに対応する価値を調整する。これにより、ユーザは、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。。
本実施形態における保険システム10の電子マネー決済は、保険事業者の電子マネーを使用する決済である。これにより、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。。
本実施形態における保険システム10の価値調整部160(第2価値調整部)は、電子マネー決済が使用された金額に対応する電子マネーを、ユーザの電子マネーに加算させるための処理を実行する。これにより、ユーザは、利用料金を立替払いして、その後に電子マネーにより自動的に返金されることから、保険金を簡易に利用することができる。
本実施形態における保険システム10における、取得部120は、ユーザから送信される領収書の画像を示す領収書情報を取得し、画像に含まれるテキストを判別する判別部に領収書情報を入力することで、判別部から領収書の画像に含まれる金額に関する情報を取得し、領収書の画像に含まれる金額に対応する価値に基づいて、記憶部110におけるユーザに対応する価値を調整する価値調整部160(第3価値調整部)と、を備える。これにより、ユーザは簡易な方法で保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
本実施形態における保険システム10における、出力処理部170は、ユーザのユーザID(第1識別情報)と、保険事業者を識別するユーザID(第3識別情報)と、を対応付けた識別コードを表示部205aやスピーカ205bで出力させ、取得部120は、コード(識別コード)を読み取った認識部(読取機)から保険事業者のユーザID(第3識別情報)に基づき出力される情報に基づいて、ユーザのユーザID(第1識別情報)と、ユーザの移動に関する移動料金を示す情報(移動料金情報)(交通履歴情報D311を参照)と、が対応付けられた情報を取得し、移動料金に対応する価値に基づいて、記憶部110におけるユーザに対応する価値を調整する価値調整部160(第4価値調整部)を備える。これにより、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
本実施形態における保険システム10の補償特定部130は、契約情報と、ユーザの移動の履歴に関する移動情報と、に基づいて、移動料金のうち価値を調整する対象範囲を特定し、価値調整部160(第4価値調整部)は、移動料金における対象範囲の金額に対応する価値に基づいて、記憶部110におけるユーザに対応する価値を調整する。これにより、ユーザは、保険金の給付手続きを経ることなく、保険金を利用することができるため、保険サーバ100はユーザの利便性を向上できる。
B1,B2・・・バス、N・・・ネットワーク、10・・・保険システム、100・・・保険サーバ、200・・・ユーザ端末、101,201・・・制御部、102,202・・・記憶装置、300・・・交通事業者サーバ。

Claims (13)

  1. ユーザを識別する第1識別情報と、保険事業者と前記ユーザとの間の前記ユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、前記ユーザの事故の内容を示す事故情報と、前記ユーザの出発地点と目的地点とに関する情報に基づき経路検索部によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報と、を取得する取得部と、
    前記契約情報と、前記事故情報と、に基づいて、前記ユーザの事故に対する補償内容を特定する補償特定部と、
    前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定する経路特定部と、
    前記第1識別情報と、前記補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記価値情報と、前記候補経路を示す候補経路情報と、を出力させる出力処理部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記取得部は、前記ユーザの事故の経過を示す経過情報を取得し、
    前記経過情報に基づいて、前記ユーザの事故に対して補償を受ける権利が消滅したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部において前記ユーザの事故に対して補償を受ける権利が消滅したと判定された場合、前記記憶部から前記価値情報を消去する第1価値調整部と、
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記経路特定部は、前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に対応する前記価値情報に応じた移動料金の範囲内となる経路を特定する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記取得部は、前記候補経路のうち前記ユーザによって選択された経路を示す選択経路情報を取得し、
    前記出力処理部は、前記選択経路情報に基づいて、前記価値情報に対応する価値に対し、前記選択経路情報が示す経路における利用料金に対応する価値を調整した場合の結果を、出力させる、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記取得部は、前記第1識別情報に対応付けられる電子マネー決済に関する第2識別情報と、前記電子マネー決済に関する使用の履歴を示す履歴情報と、を取得し、
    前記第2識別情報と、前記履歴情報と、に基づいて、前記電子マネー決済で使用された金額に対応する価値に基づいて、前記記憶部における前記ユーザに対応する価値を調整する第2価値調整部をさらに備える、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記補償特定部は、前記契約情報と、前記履歴情報と、に基づいて、前記電子マネー決済に関する使用の履歴のうち、価値を調整する対象範囲を特定し、
    前記第2価値調整部は、前記対象範囲において前記電子マネー決済で使用された金額に対応する価値に基づいて、前記記憶部における前記ユーザに対応する価値を調整する、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記電子マネー決済は、前記保険事業者の電子マネーを使用する決済である、
    請求項5または請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記第2価値調整部は、前記電子マネー決済が使用された金額に対応する電子マネーを、前記ユーザの電子マネーに加算させるための処理を実行する、
    請求項5または請求項6に記載の情報処理システム。
  9. 前記取得部は、
    前記ユーザから送信される領収書の画像を示す領収書情報を取得し、
    画像に含まれるテキストを判別する判別部に前記領収書情報を入力することで、前記判別部から前記領収書の画像に含まれる金額に関する情報を取得し、
    前記領収書の画像に含まれる金額に対応する価値に基づいて、前記記憶部における前記ユーザに対応する価値を調整する第3価値調整部と、
    をさらに備える請求項1から請求項8の何れか一項に記載の情報処理システム。
  10. 前記出力処理部は、前記第1識別情報と、前記保険事業者を識別する第3識別情報と、を対応付けた識別コードを表示部に表示させ、
    前記取得部は、前記識別コードを読み取った読取機から前記第3識別情報に基づき出力される情報に基づいて、前記第1識別情報と、前記ユーザの移動に関する移動料金を示す移動料金情報と、が対応付けられた情報を取得し、
    前記移動料金に対応する価値に基づいて、前記記憶部における前記ユーザに対応する価値を調整する第4価値調整部をさらに備える、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の情報処理システム。
  11. 前記補償特定部は、前記契約情報と、前記ユーザの移動の履歴に関する移動情報と、に基づいて、前記移動料金のうち価値を調整する対象範囲を特定し、
    前記第4価値調整部は、前記移動料金における前記対象範囲の金額に対応する価値に基づいて、前記記憶部における前記ユーザに対応する価値を調整する、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  12. コンピュータが、
    ユーザを識別する第1識別情報と、保険事業者と前記ユーザとの間の前記ユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、前記ユーザの事故の内容を示す事故情報と、前記ユーザの出発地点と目的地点とに関する情報に基づいて、経路検索装置によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報と、を取得することと、
    前記契約情報と、前記事故情報と、に基づいて、前記ユーザに対する補償内容を特定することと、
    前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定することと、
    前記第1識別情報と、前記補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶することと、
    前記価値情報と、前記候補経路を示す候補経路情報と、を出力させることと、
    を実行する情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    ユーザを識別する第1識別情報と、保険事業者と前記ユーザとの間の前記ユーザの事故に関する保険契約の内容を示す契約情報と、前記ユーザの事故の内容を示す事故情報と、前記ユーザの出発地点と目的地点とに関する情報に基づいて、経路検索装置によって検索された少なくとも一つ以上の経路に関する経路情報と、を取得することと、
    前記契約情報と、前記事故情報と、に基づいて、前記ユーザに対する補償内容を特定することと、
    前記出発地点から前記目的地点までの前記一つ以上の経路のうち、前記補償内容に含まれる経路に関する制限を充たす候補経路を特定することと、
    前記第1識別情報と、前記補償内容に対応する価値を示す価値情報と、を対応付けて記憶することと、
    前記価値情報と、前記候補経路を示す候補経路情報と、を出力させることと、
    を実行させるプログラム。
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