JP2009130710A - 情報配信装置、携帯情報端末、情報配信システム及び情報配信方法 - Google Patents

情報配信装置、携帯情報端末、情報配信システム及び情報配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが希望する情報をユーザの携帯情報端末に配信する。
【解決手段】 携帯情報端末1との間で近距離無線通信を行うことが可能な近距離無線通信部30と、携帯情報端末1に対して配信可能な配信情報を記憶保持する配信情報記憶部41と、を備える。近距離無線通信部30は、携帯情報端末のユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを、近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取る。更に、近距離無線通信部30は、読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を配信情報記憶部から抽出する。近距離無線通信部30は、抽出した配信情報を近距離無線通信により携帯情報端末1に配信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報配信装置、携帯情報端末、情報配信システム及び情報配信方法に関する。
本発明に関連する先行技術文献としては、特許文献1がある。
特許文献1には、近距離無線通信機能と電子マネー機能とを有する携帯端末と、携帯端末のユーザの改札通過時に近距離無線通信機能を用いて携帯端末に情報配信を行う改札機と、を備える広告配信システムが開示されている。
特許文献1における携帯端末が有する近距離無線通信機能としては、ICカードを用いたものが示されている。
特許文献1の携帯端末は、近距離無線通信機能を用いた乗車券機能も有する。更に、携帯端末には、電子マネー機能を用いてユーザが購入した商品・購入金額・利用した店舗などの履歴を示す履歴情報などが記憶されている。
一方、特許文献1の改札機は、近距離無線通信によって、携帯端末のICカードに記憶されている情報を読み込んだり、該ICカードに情報を書き込んだりする。
特許文献1の改札機は、ユーザの改札通過時に携帯端末から読み出した履歴情報などに基づいて、そのユーザの携帯端末に対してどの広告を配信するかを自動的を判断し、配信すべき広告が存在する場合にその広告を携帯端末に配信する。
携帯端末のユーザは、配信された広告を表示部に表示させることにより閲覧することができる。
なお、特許文献1の段落番号0034などには、「ユーザーのニーズに適合した広告を配信できる」旨の記載がある。
しかし、実際には、特許文献1の技術は、ユーザのニーズに応じた情報配信を行う訳ではなく、ユーザに配信する情報の種類は、上記の履歴情報などに基づいて改札機の方で自動的に判断する。
特開2007−213277号公報
特許文献1の技術では、ユーザのニーズに応じた情報配信を行う訳ではなく、ユーザに配信する情報の種類は改札機の方で自動的に判断する。つまり、ユーザ側では、配信を受ける情報の種類を自由に選択することはできない。
このため、特許文献1の技術では、ユーザが必要とする情報が携帯端末に配信されなかったり、ユーザが必要としない情報が携帯端末に配信されたりする、という問題が生じる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ユーザが希望する種類の情報をユーザの携帯情報端末に配信することが可能な情報配信装置、携帯情報端末、情報配信システム及び情報配信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の情報配信装置は、携帯情報端末との間で近距離無線通信を行うことが可能な近距離無線通信部と、前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報を記憶保持する配信情報記憶部と、を備え、前記近距離無線通信部は、前記携帯情報端末のユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを、近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を前記配信情報記憶部から抽出し、該抽出した配信情報を近距離無線通信により前記携帯情報端末に配信することを特徴としている。
また、本発明の携帯情報端末は、情報配信装置から配信情報の配信を受けることが可能な携帯情報端末において、ユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを記憶保持する希望配信情報記憶部と、前記情報配信装置との間で近距離無線通信を行うことが可能な近距離無線通信部と、を備え、前記近距離無線通信部は、前記配信情報種類データを近距離無線通信により前記情報配信装置に読み取らせ、前記配信情報種類データと合致する種類の配信情報を近距離無線通信により前記情報配信装置から取得することを特徴としている。
また、本発明の情報配信システムは、携帯情報端末と、前記携帯情報端末に対して情報を配信する情報配信装置と、を備え、前記携帯情報端末は、ユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを記憶保持する希望配信情報記憶部と、端末側近距離無線通信部と、を備え、前記情報配信装置は、前記端末側近距離無線通信部との間で近距離無線通信を行うことが可能な配信装置側近距離無線通信部と、前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報を記憶保持する配信情報記憶部と、を備え、前記配信装置側近距離無線通信部は、前記希望配信情報記憶部に記憶されている配信情報種類データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を前記配信情報記憶部から抽出し、該抽出した配信情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込むことを特徴としている。
また、本発明の情報配信システムは、携帯情報端末と、前記携帯情報端末に対して比較的小容量の情報を配信する第1情報配信装置と、前記携帯情報端末に対して比較的大容量の情報を配信する第2情報配信装置と、を備え、前記携帯情報端末は、ユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを記憶保持する希望配信情報記憶部と、端末側近距離無線通信部と、を備え、前記第1情報配信装置は、前記端末側近距離無線通信部との間で近距離無線通信を行うことが可能な第1配信装置側近距離無線通信部と、前記携帯情報端末に対して配信可能な比較的小容量の配信情報を記憶保持する第1配信情報記憶部と、を備え、前記第2情報配信装置は、前記端末側近距離無線通信部との間で近距離無線通信を行うことが可能な第2配信装置側近距離無線通信部と、前記携帯情報端末に対して配信可能な比較的大容量の配信情報を記憶保持する第2配信情報記憶部と、を備え、前記第1配信装置側近距離無線通信部は、前記希望配信情報記憶部に記憶されている配信情報種類データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の比較的小容量の配信情報を前記第1配信情報記憶部から抽出し、該抽出した比較的小容量の配信情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込み、前記第2配信装置側近距離無線通信部は、前記希望配信情報記憶部に記憶されている配信情報種類データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の比較的大容量の配信情報を前記第2配信情報記憶部から抽出し、該抽出した比較的大容量の配信情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込むことを特徴としている。
また、本発明の情報配信方法は、情報配信装置から携帯情報端末に対して情報を配信する情報配信方法において、前記情報配信装置が、前記携帯情報端末のユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを、近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取る第1の過程と、前記情報配信装置が、前記第1の過程にて読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を前記携帯情報端末に対して配信する第2の過程と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、ユーザが希望する種類の情報を近距離無線通信によって情報配信装置からユーザの携帯情報端末に配信することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る情報配信システム100の全体構成を示す図である。
図1に示すように、情報配信システム100は、携帯情報端末としての携帯電話機1と、携帯電話機1に対し配信情報及び詳細情報を配信する情報配信装置としての自動改札機2と、各種の管理を行う管理装置としての管理サーバ4と、を備えている。
管理サーバ4には、該管理サーバ4と自動改札機2とを用いて携帯電話機1に対して情報配信を行う情報配信者が、予め、配信情報を蓄積している。
また、管理サーバ4は、ネットワーク3を介して、随時に配信情報及び詳細情報を自動改札機2に送信する。
自動改札機2は、管理サーバ4から送信される配信情報及び詳細情報を記憶保持し、携帯電話機1への配信に備える。
自動改札機2は、例えば、鉄道などの駅の改札に設置されてゲートを構成するものである。
情報配信システム100は、少なくとも1つの自動改札機2を備える。なお、複数の駅の改札にそれぞれ自動改札機2を備えても良いし、各駅毎に、複数の自動改札機2を備えても良い。
管理サーバ4及び自動改札機2に記憶される配信情報及び詳細情報は、どのような情報であっても良いが、例えば、電車などの車内に掲載されている広告の内容であったり、或いは、その広告と関連する情報であることが挙げられる。
携帯電話機1は、従来周知の一般的な携帯電話機の機能の他に、自動改札機2からの情報配信を受ける機能などを有している。
以下、携帯電話機1、自動改札機2及び管理サーバ4の構成をそれぞれ詳細に説明する。
図2は第1の実施形態に係る携帯電話機1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯電話機1は、近距離無線通信部或いは端末側近距離無線通信部としての非接触型IC10と、記憶部11と、制御部12と、操作部13と、表示部14と、無線部15と、受話部16と、送話部17と、発音部18と、振動部19と、を備えている。
制御部12は、携帯電話機1の動作を統括的に制御するものである。制御部12は、例えば、CPUと、このCPUの動作用プログラムなどを記憶したROMと、CPUの作業領域などとして機能するRAMと、を備えている。
操作部13は、携帯電話機1のユーザによる各種の操作を受け付け、その操作に応じた検出信号を制御部12に対して出力する。制御部12は、操作部13から検出信号が入力されると、その検出信号に応じた動作を実行する。
表示部14は、各種の表示動作を行う。無線部15は、基地局との間で音声通信やその他の情報通信(電子メールの送受信、インターネット通信など)を行う。受話部16は、音声通信などの際に相手方の音声を発音するスピーカを備えている。送話部17は、音声通信などの際にユーザ側の音声を収集するマイクを備えている。発音部18は、着信音、アラーム音或いはその他の発音動作を行うスピーカを備えている。振動部19は、バイブレーターと呼ばれるものであり、振動を発する。制御部12は、表示部14、無線部15、受話部16、発音部18及び振動部19の動作制御も行う。
また、非接触型IC10は、自動改札機2との間で近距離無線通信を行うことが可能なICチップからなる。
非接触型IC10は、例えば、定期券としての機能を担う定期券機能部20と、自動改札機2から配信される情報(配信情報及びその詳細情報)を取得する配信情報取得部21と、を備えている。
このうち定期券機能部20は、乗車区間を示す情報や有効期間を示す情報などを含む定期券情報を記憶している。
また、配信情報取得部21は、希望配信情報記憶部22と、要詳細項目記憶部としての詳細入手リスト記憶部23と、配信情報記憶部24と、を備えている。
このうち希望配信情報記憶部22は、携帯電話機1のユーザが配信を希望する配信情報のジャンル(種類)を示す希望配信ジャンルデータ(配信情報種類データ)を記憶する。
また、詳細入手リスト記憶部23は、携帯電話機1に配信された配信情報に含まれる個々の項目のうち、ユーザが詳細な情報の配信を希望する項目を特定するためのデータである要詳細項目データのリストを記憶する。
希望配信情報記憶部22へ希望配信ジャンルデータを記憶する処理、並びに、詳細入手リスト記憶部23へ要詳細項目データを記憶する処理は、それぞれ、例えば制御部12が行う。
また、配信情報記憶部24は、自動改札機2から配信される情報(配信情報及び詳細情報)を記憶する。
また、記憶部11は、例えば、フラッシュメモリ或いはその他の不揮発性メモリからなる。
記憶部11は、各種のアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーションプログラム記憶部25を備えている。
アプリケーションプログラム記憶部25は、少なくとも、配信情報設定アプリケーションプログラム28と、情報閲覧アプリケーションプログラム29と、を記憶している。
これらアプリケーションプログラム28,29は、例えば、携帯電話機1の製造段階で記憶部11に格納されるのであっても良いし、或いは、ユーザが所定のサーバから有償或いは無償でダウンロードすることにより記憶部11に格納されているのであっても良い。或いは、アプリケーションプログラム28,29は、その他の方法で記憶部11に格納されているのであっても良い。
配信情報設定アプリケーションプログラム28は、ユーザが配信を希望する配信情報のジャンルを設定(登録)するためのプログラムである。
図5は配信情報設定アプリケーションプログラム28の実行時の画面の一例を示す図である。
制御部12は、操作部13に対するユーザの操作に応じて配信情報設定アプリケーションプログラム28を実行すると、例えば、図5に示すような配信情報設定画面G1を表示部14に表示させる。
この際に、制御部12は、図5に示すように、例えば、「経済」、「金融」、「スポーツ」、「社会」、「旅行」、「学校」、「保険」、「音楽」などのように、ユーザが選択可能な配信情報のジャンル(種類)を示す文字列を配信情報設定画面G1に表示させる。
また、制御部12は、ユーザが配信を希望するジャンルを選択する操作を行うことができるように、例えば、図5に示すように、各ジャンルを示す文字列の横には、それぞれチェックボックスC1を表示させる。つまり、各ジャンルを示す文字列とそれぞれ対応するチェックボックスC1を表示させる。
そして、複数のチェックボックスC1の中から、ユーザが所望の配信情報のジャンルと対応するチェックボックスC1を選択及び決定する操作を行うことにより、そのジャンルを希望配信情報ジャンルとして設定(登録)できるようになっている。なお、図5に示すのは、例えば、「旅行」が選択された状態である。
ユーザが希望配信情報ジャンルを設定する操作を行うと、制御部12は、設定された希望配信情報ジャンルを示す希望配信ジャンルデータを、非接触型ICの配信情報取得部21の希望配信情報記憶部22に記憶させる。これにより、希望配信情報ジャンルが設定される。
ユーザが携帯電話機1を自動改札機2との間で近距離無線通信が可能な距離に近づけると、非接触型IC10の配信情報取得部21には、予めユーザが設定した希望配信情報ジャンルの配信情報が自動改札機2により書き込まれる(記憶される)。すなわち、非接触型IC10の配信情報取得部21は、配信情報を取得する。
非接触型IC10の配信情報取得部21は、自動改札機2から配信情報又は詳細情報を取得すると、その旨を制御部12に通知する。
制御部12は、配信情報又は詳細情報を取得した旨の通知を非接触型IC10から受けると、その旨をユーザに報知する制御を行う。
情報(配信情報又は詳細情報)が配信された旨を報知する制御としては、例えば、表示部14にその旨の表示を行わせる制御や、振動部19を振動させる制御や、発音部18に所定の発音動作を行わせる制御や、それらの2つ以上の制御を組み合わせて行うことが挙げられる。
情報閲覧アプリケーションプログラム29は、携帯電話機1に配信された情報を閲覧するためのプログラムである。
自動改札機2から携帯電話機1に情報が配信された後では、情報閲覧アプリケーションプログラム29を実行することにより、その情報を閲覧することが可能になっている。
図6は情報閲覧アプリケーションプログラム29の実行時の画面の一例を示す図である。
制御部12は、操作部13に対するユーザの操作に応じて情報閲覧アプリケーションプログラム29を実行すると、例えば、図6に示すような情報閲覧画面G2を表示部14に表示させる。
この際に、制御部12は、図6に示すように、配信された情報を示す文字列などを情報閲覧画面G2に表示させる。
これにより、ユーザは配信情報を閲覧できる。
また、制御部12は、配信情報に含まれる個々の項目のうち、ユーザが詳細情報を要求する項目を選択操作できるように、例えば、図6に示すように、個々の項目の内容を示す文字列の横には、それぞれチェックボックスC2を表示させる。つまり、各項目の内容を示す文字列とそれぞれ対応するチェックボックスC2を表示させる。
更に、制御部12は、詳細情報入手ボタンB1も情報閲覧画面G2に表示させる。
ユーザが、所望の項目と対応するチェックボックスC2を選択した状態で、詳細入手ボタンB1にカーソルを移動させて決定操作を行うことにより、その項目の情報を、詳細情報が必要な項目(要詳細項目)として設定(登録)できるようになっている。
ユーザが要詳細項目を設定する操作を行うと、制御部12は、設定された要詳細項目を特定するためのデータである要詳細項目データを、非接触型ICの詳細入手リスト記憶部23に記憶させる。これにより、要詳細項目が設定される。
なお、配信情報のデータ形式を、一般的な携帯電話機用ブラウザを用いて表示部14に表示できるような形式にすることにより、制御部12は、携帯電話機用ブラウザを用いて表示部14に情報閲覧画面G2を表示させることができる。
図7は詳細情報が携帯電話機1に配信された後で情報閲覧アプリケーションプログラム29を実行した場合の画面の一例を示す図である。
詳細情報が配信された後で、詳細情報を表示させる操作がなされると、図7に示すように、制御部12は、図6に示す配信情報に含まれる個々の項目の情報よりも詳細な情報、すなわち、例えば、文字数の多い文字列からなる情報を情報閲覧画面G2に表示させる。
これにより、ユーザは詳細情報を閲覧できる。
図3は自動改札機2の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、自動改札機2は、近距離無線通信部或いは配信装置側近距離無線通信部としてのICリーダ/ライタ30と、制御部32と、通信部33と、開閉機構部34と、を備えている。
制御部32は、ICリーダ/ライタ30、通信部33及び開閉機構部34の制御を行う。
通信部33は、ネットワーク3を介して管理サーバ4との間で通信を行う。
ICリーダ/ライタ30は、携帯電話機1の非接触型IC10からの情報の読み取り動作や、該非接触型IC10への情報の書き込み動作を行う。
ICリーダ/ライタ30は、携帯電話機1のユーザが改札を通る際に、該携帯電話機1を近づけやすい位置であって、例えば、ユーザから見て開閉機構部34よりも手前側の位置に配置されている。
ICリーダ/ライタ30は、定期券読み取り部40と、配信情報記憶部41と、希望配信情報読み取り部42と、情報配信部43と、詳細入手リスト読み取り部44と、詳細情報配信部45と、を備えている。
定期券読み取り部40は、携帯電話機1の非接触型IC10がICリーダ/ライタ30との間で近距離無線通信が可能な距離に近づくと、非接触IC10の定期券機能部20から定期券情報を読み取る。
定期券読み取り部40の読み取り結果に応じて、携帯電話機1のユーザの改札通過を許可するか否かを判定する処理は、ICリーダ/ライタ30が行っても良いし、制御部32が行っても良い。
前者の場合、ICリーダ/ライタ30は、判定結果を制御部32に通知し、制御部32は、通知された判定結果に応じて開閉機構部34の開閉動作を制御する。
後者の場合、ICリーダ/ライタ30は、定期券機能部20から読み取った定期券情報を制御部32に通知する。そして、制御部32は、通知された定期券情報に応じて、改札通過を許可するか否かを判定し、その判定結果に応じて開閉機構部34の開閉動作を制御する。
開閉機構部34は、一般的な自動改札機に備えられているものであり、例えば一対の開閉部材と、これら開閉部材を開閉動作させるアクチュエータと、を有している。
開閉機構部34のアクチュエータは、制御部32の制御下で、開閉部材をユーザが改札を通過できないように閉じたり、ユーザが改札を通過できるように開いたりする。
配信情報記憶部41は、管理サーバ4から送信された配信情報及び詳細情報を記憶する。
すなわち、管理サーバ4から自動改札機2に対して送信された配信情報又は詳細情報を通信部33が受信すると、該通信部33はその情報を制御部32に対して出力し、制御部32は通信部33から入力される情報を配信情報記憶部41に記憶させる。
希望配信情報読み取り部42は、携帯電話機1がICリーダ/ライタ30との間で近距離無線通信が可能な距離に近づくと、非接触IC10の希望配信情報記憶部22から希望配信ジャンルデータを読み取る。
そして、希望配信情報読み取り部42は、読み取った希望配信ジャンルデータを情報配信部43に出力する。
情報配信部43は、希望配信情報読み取り部42から入力される希望配信ジャンルデータと合致する配信情報が配信情報記憶部41に記憶されている場合に、その配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
なお、各配信情報には、各々のジャンルを示すジャンルデータが含まれており、情報配信部43は、そのジャンルデータと希望配信ジャンルデータとを照合することにより、希望配信ジャンルデータと合致する配信情報を配信情報記憶部41から抽出する。
また、詳細入手リスト読取部44は、携帯電話機1がICリーダ/ライタ30との間で近距離無線通信が可能な距離に近づくと、非接触IC10の詳細入手リスト記憶部23から要詳細項目データを読み取り、読み取った結果を詳細情報配信部45に出力する。
詳細情報配信部45は、詳細入手リスト読取部44から入力される要詳細項目データと合致する詳細情報を配信情報記憶部41から抽出し、その詳細情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
ここで、各詳細情報にはそれぞれを特定するための項目データが含まれており、詳細情報配信部45は、その項目データと要詳細項目データとを照合することにより、要詳細項目データと合致する詳細情報を配信情報記憶部41から抽出する。
また、情報配信部43及び詳細情報配信部45は、携帯電話機1に対して情報を配信すると、どの情報を配信したかを制御部32に対して通知する。
制御部32は、情報配信部43又は詳細情報配信部45から、どの情報を配信したかが通知されると、該通知された情報を管理サーバ4に対して通知させる制御を通信部33に対して行う。
通信部33は、ネットワーク3(図1)を介して管理サーバ4との間で通信を行うことにより、管理サーバ4から配信情報を受信したり、どの情報を配信したかを管理サーバ4に通知したりする。
なお、ネットワーク3は、例えば、インターネット或いはその他の情報通信網である。
図4は管理サーバ4の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、管理サーバ4は、通信部50と、記憶部51と、制御部52と、を備えている。
記憶部51は、配信情報記憶部55と、配信状況記憶部56と、課金情報記憶部57と、を備えている。
配信情報記憶部55は、配信情報及び詳細情報のデータを記憶する。
配信情報及び詳細情報のデータは、管理サーバ4と自動改札機2とを用いて携帯電話機1に対して情報配信を行う情報配信者が、情報の配信を依頼する情報配信依頼者から予め収集し、配信情報記憶部55に蓄積しておくものとする。
なお、情報配信依頼者としては、例えば、企業やその他の団体、或いは個人などが挙げられる。
また、制御部52は、配信情報記憶部55に記憶された配信情報及び詳細情報を自動改札機2に送信させる制御を、通信部50に対して行う。
通信部50は、ネットワーク3(図1)を介して自動改札機2との間で通信を行うことにより、自動改札機2に対して情報を送信したり、どの情報を配信したかの通知を自動改札機2から受けたりする。
すなわち、制御部52が配信情報又は詳細情報を自動改札機2に送信させる制御を通信部50に対して行うと、通信部50は、配信情報又は詳細情報を自動改札機2に対して送信する。
また、通信部50は、どの情報(配信情報又は詳細情報)を配信したかの通知を自動改札機2から受けると、該通知を制御部52に出力する。
制御部52は、どの情報を配信したかの通知が通信部50から入力されると、記憶部51の配信状況記憶部56に記憶されている配信状況データを更新する。配信状況データとは、例えば、どの情報を携帯電話機1に対して何回配信したかを示すデータである。
また、制御部52は、配信状況データの更新に伴い、記憶部51の課金情報記憶部57に記憶されている課金情報も配信状況データに基づいて更新する。課金情報とは、情報配信というサービス提供の対価として、情報配信者から各情報配信依頼者に対してどれだけの課金を行うのかを示す情報である。
このように、管理サーバ4は、配信する情報(配信情報及び詳細情報)の管理、それら情報の配信状況の管理、並びに、課金に関する情報の管理を行う。
次に、動作を説明する。
先ず、管理サーバ4から自動改札機2へと配信情報又は詳細情報を送信し、自動改札機2のICリーダ/ライタ30の配信情報記憶部41に配信情報又は詳細情報を記憶する動作を説明する。
管理サーバ4の制御部52は、記憶部51の配信情報記憶部55に新たな配信情報又は詳細情報が記憶されるたびに、その情報を通信部50から自動改札機2に送信させる。
自動改札機2の通信部33は、管理サーバ4からネットワーク3を介して新たな情報を受信すると、その情報を制御部32に出力する。
制御部32は、通信部33から情報を受けると、その情報をICリーダ/ライタ30の配信情報記憶部41に記憶させる。
なお、配信情報記憶部41への情報の記憶は、単に、新たな情報を追加するだけであっても良いし、新たな情報により古い情報を書き換えるようにしても良い。
こうして、自動改札機2のICリーダ/ライタ30の配信情報記憶部41の記憶内容は随時に更新される。
次に、携帯電話機1のユーザが配信を希望する情報のジャンルを設定するときの動作を説明する。
先ず、ユーザが携帯電話機1の操作部13に対して所定の操作を行うことにより、制御部12は、配信情報設定アプリケーションプログラム28を起動し、図5に示すような配信情報設定画面G1を表示部14に表示させる。
この状態で、ユーザが操作部13に対し、所望のジャンルと対応するチェックボックスC1を選択及び決定する操作を行う。すると、制御部12は、そのジャンルを示す希望配信ジャンルデータを、非接触型ICの配信情報取得部21の希望配信情報記憶部22に記憶させる。
こうして、ユーザが情報の配信を希望するジャンルが希望配信情報ジャンルとして設定される。
次に、携帯電話機1のユーザが改札を通過するときの一連の動作を説明する。図8はその一連の動作の流れを示すシーケンス図であり、携帯電話機1、自動改札機2及び管理サーバ4の各々の動作を示す。
なお、ユーザが要詳細項目を設定しているときと、その設定をしていないときとでは、図8の動作が若干異なるが、以下では、先に、要詳細項目の設定を行っていない状態での動作を説明する。
先ず、ユーザが改札を通過するに際し、携帯電話機1を自動改札機2のICリーダ/ライタ30にかざし、該携帯電話機1をICリーダ/ライタ30と非接触型IC10との間で近距離無線通信が可能な距離に近づける(ステップS1)。
すると、ICリーダ/ライタ30の定期券読み取り部40は、携帯電話機1の非接触IC10の定期券機能部20から定期券情報を読み取る。また、ICリーダ/ライタ30の希望配信情報読み取り部42は、携帯電話機1の非接触IC10の希望配信情報記憶部22から希望配信ジャンルデータを読み取る。また、ICリーダ/ライタ30の詳細入手リスト読取部44は、携帯電話機1の非接触IC10の詳細入手リスト記憶部23の記憶内容を読み取る。ただし、ここでは、未だ要詳細項目の設定がなされていないので、詳細入手リスト読取部44は、要詳細項目データを読み取ることはできない(ステップS2)。
次に、希望配信情報読み取り部42は、読み取った希望配信ジャンルデータを情報配信部43に出力する。
情報配信部43は、希望配信情報読み取り部42から入力される希望配信ジャンルデータと合致する配信情報を配信情報記憶部41から検索する。すなわち、例えば、ユーザが「旅行」に関する配信情報を希望している場合には、旅行に関する配信情報を配信情報記憶部41から検索する。合致する配信情報を検索できた場合には、情報配信部43は、その配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
すなわち、情報配信部43は、希望配信ジャンルデータと合致する配信情報を近距離無線通信により非接触型IC10に送信し(ステップS3)、非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる(ステップS4)。
また、非接触型IC10の配信情報取得部21は、自動改札機2から配信情報が送信されると、その旨を制御部12に通知する。
制御部12は、配信情報を取得した旨の通知を非接触型IC10から受けると、その旨をユーザに報知する制御を行う。すなわち、具体的には、例えば、制御部12は、配信情報を取得した旨を示す表示を表示部14に行わせたり、振動部19を振動させたり、発音部18に所定の発音動作を行わせたり、或いは、それらの2つ以上の制御を組み合わせて行う(ステップS5)。
一方、自動改札機2は、上記のステップS3に引き続き、ステップS6の動作を行う。
ステップS6では、先のステップS3にて、どの情報を携帯電話機1に配信したかを管理サーバ4に対して通知する。すなわち、先ず、ICリーダ/ライタ30の情報配信部43は、どの情報を携帯電話機1に配信したかを制御部32に通知する。すると、制御部32は、情報配信部43から通知された情報を管理サーバ4に対して通知させる制御を通信部33に対して行う。この制御により、通信部33は、どの情報を携帯電話機1に配信したかを管理サーバ4に対して通知する。
次に、管理サーバ4は、どの情報を携帯電話機1に配信したかの通知を自動改札機2から受けると、配信状況記憶部56に記憶されている配信状況データを更新する(ステップS8)一方で、課金情報記憶部57に記憶されている課金情報を更新する(ステップS9)。
課金情報には、例えば、どの情報配信依頼者の配信情報を何回配信したかを示す情報が含まれており、その情報に基づき、情報配信者は、配信数に応じた従量課金を各情報配信依頼者に対して行うことができる。
また、自動改札機2の制御部32は、例えば先のステップS6に引き続き、改札の開閉制御、すなわち、開閉機構部34の動作制御を行う(ステップS7)。
すなわち、先のステップS2にて定期券読み取り部40が読み取った定期券情報の乗車区間や有効期間に基づき、改札通過を許可すると判定された場合には、制御部32は、ユーザが改札を通過できるように開閉機構部34を制御する。逆に、改札通過を許可しないと判定された場合には、制御部32は、ユーザが改札を通過できないように開閉機構部34を制御する。
なお、図8には、ステップS6の後でステップS7を行う例を示しているが、ステップS6とステップS7とは並行して行っても良いし、ステップS7の後でステップS6を行っても良い。
また、上記のステップS5での報知により、ユーザは、情報が配信された旨を認識できるので、情報閲覧アプリケーションプログラム29を起動させることにより図6に示すような情報閲覧画面G2を表示部14に表示させ、配信情報を閲覧することができる。
また、情報閲覧画面G2において、ユーザが、所望の配信情報と対応するチェックボックスC2を選択した状態で、詳細入手ボタンB1にカーソルを移動させて決定操作を行うことにより、その配信情報を要詳細項目として設定できる。
次に、要詳細項目を設定している状態で、携帯電話機1のユーザが改札を通過するときの一連の動作を説明する。
先ず、ユーザが携帯電話機1を自動改札機2のICリーダ/ライタ30にかざし、該携帯電話機1をICリーダ/ライタ30と非接触型IC10との間で近距離無線通信が可能な距離に近づける(ステップS1)。
すると、ICリーダ/ライタ30の定期券読み取り部40は、携帯電話機1の非接触IC10の定期券機能部20から定期券情報を読み取る。また、ICリーダ/ライタ30の希望配信情報読み取り部42は、携帯電話機1の非接触IC10の希望配信情報記憶部22から希望配信ジャンルデータを読み取る。また、ICリーダ/ライタ30の詳細入手リスト読取部44は、携帯電話機1の非接触IC10の詳細入手リスト記憶部23から要詳細項目データを読み取る(ステップS2)。
次に、希望配信情報読み取り部42は、読み取った希望配信ジャンルデータを情報配信部43に出力する。また、詳細入手リスト読取部44は、読み取った要詳細項目データを詳細情報配信部45に出力する。
情報配信部43は、希望配信情報読み取り部42から入力される希望配信ジャンルデータと合致する配信情報を配信情報記憶部41から検索できた場合には、その配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
詳細情報配信部45は、詳細入手リスト読取部44から入力される要詳細項目データと合致する詳細情報を配信情報記憶部41から検索できた場合には、その配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
すなわち、情報配信部43は希望配信ジャンルデータと合致する配信情報を、詳細情報配信部45は要詳細項目データと合致する詳細情報を、それぞれ近距離無線通信により非接触型IC10に送信し(ステップS3)、非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる(ステップS4)。
また、非接触型IC10の配信情報取得部21は、自動改札機2から配信情報或いは詳細情報が送信されると、その旨を制御部12に通知する。
制御部12は、配信情報或いは詳細情報を取得した旨の通知を非接触型IC10から受けると、その旨をユーザに報知する制御を行う(ステップS5)。
一方、自動改札機2は、上記のステップS3に引き続き、ステップS6の動作を行う。
ステップS6では、先のステップS3にて、どの情報を携帯電話機1に配信したかを管理サーバ4に対して通知する。すなわち、先ず、ICリーダ/ライタ30の情報配信部43及び詳細情報配信部45は、どの情報を携帯電話機1に配信したかを制御部32に通知する。すると、制御部32は、情報配信部43及び詳細情報配信部45から通知された情報を管理サーバ4に対して通知させる制御を通信部33に対して行う。この制御により、通信部33は、どの情報を携帯電話機1に配信したかを管理サーバ4に対して通知する。
次に、管理サーバ4は、どの情報を携帯電話機1に配信したかの通知を自動改札機2から受けると、配信状況記憶部56に記憶されている配信状況データを更新する(ステップS8)一方で、課金情報記憶部57に記憶されている課金情報を更新する(ステップS9)。
また、自動改札機2の制御部32は、例えば先のステップS6に引き続き、改札の開閉制御、すなわち、開閉機構部34の動作制御を行う(ステップS7)。
また、ユーザは、情報閲覧アプリケーションプログラム29を起動させることにより、図6に示すような情報閲覧画面G2、或いは、図7に示すような情報閲覧画面G2を表示部14に表示させて、配信情報或いは詳細情報を閲覧することができる。
なお、複数の配信情報が配信されているとき、或いは、複数の詳細情報が配信されているとき、或いは、配信情報と詳細情報とが配信されているときには、どの情報を閲覧するかを、操作部13に対するユーザの操作により選択できるようになっている。そして、制御部12は、ユーザにより選択された情報を情報閲覧画面G2に表示させる。
以上のような第1の実施形態によれば、携帯電話機1の希望配信情報記憶部22には、予め、ユーザが配信を希望する配信情報のジャンルを示す希望配信ジャンルデータを記憶しておき、ユーザが改札通過時に携帯電話機1を自動改札機2にかざすことにより、自動改札機2のICリーダ/ライタ30が、携帯電話機1の希望配信情報記憶部22に記憶されている希望配信ジャンルデータを近距離無線通信により読み取り、該読み取った希望配信ジャンルデータと合致する種類の配信情報を配信情報記憶部71から抽出し、該抽出した配信情報を近距離無線通信により非接触型IC10の配信情報記憶部24に書き込むので、携帯電話機1のユーザが希望する情報を近距離無線通信によって自動改札機2から携帯情報端末1に配信することができる。
従来であれば、電車などに掲示されている広告をユーザが見ようとしても、ユーザの視力が悪かったり、掲示場所がユーザの居場所から離れていたような場合に、広告を見づらいという問題があった。これに対し、本実施形態によれば、そのような広告の内容であっても、ユーザが希望配信ジャンルとして設定しておけば、改札通過時に携帯電話機1に配信させることができる。そして、ユーザは、携帯情報端末装置1の表示部14に情報閲覧画面G2を表示させて、配信された希望の情報を閲覧することができる。また、情報配信依頼者及び情報配信者にとっても、より多くの興味ある人々に適切に情報配信を行うことができるというメリットがある。
なお、ユーザが希望配信情報ジャンルの設定を行うシチュエーションの一例としては、例えば、電車などの車内において十分に閲覧することができない情報があった場合などが挙げられる。この場合、ユーザが改札を出る前に希望配信情報ジャンルの設定を行っておけば、電車などを降りて改札を出る際に、希望の情報の配信を受けることができる。
或いは、電車に乗る前に、予め、ユーザが希望配信情報ジャンルの設定を行っておけば、乗車のための改札通過時に、希望の情報の配信を受けることができるので、電車の待ち時間や電車内において、通常は電車内に貼り出されている広告など閲覧することができる。
また、携帯電話機1における情報(配信情報及び詳細情報)の取得は、非接触型IC30が行うので、通信費が不要である。よって、携帯電話機1のユーザは、無料で情報の配信を受けることができる。
また、管理サーバ4にて、配信状況の管理を行うので、情報配信者は、どの情報がどれだけ配信されたかを認識することができる。よって、情報の配信量に応じた課金を情報配信依頼者に対して行うことができる。
なお、本実施形態の構成は、配信情報が例えばテキストデータであるなど、(画像などに比べて)情報量が少ないデータの場合に好適に用いることができる。ただし、本実施形態の場合にも、画像データや動画データについても、配信情報或いは詳細情報として配信することも可能である。また、配信情報は、楽曲データなどの音声データであっても良い。
また、上記の第1の実施形態では、ユーザの操作が行われたときに情報閲覧アプリケーションプログラム29が起動する例を説明したが、この例に限らない。例えば、携帯電話機1に情報(配信情報又は詳細情報)が配信されると自動的に情報閲覧アプリケーションプログラム29が起動するようにしても良い。すなわち、例えば、ステップS4に引き続いて、制御部12が自動的に情報閲覧アプリケーションプログラム29を起動するようにしても良い。
〔第2の実施形態〕
上記の第1の実施形態では、携帯電話機1が配信情報を自動改札機2からのみ取得する例を説明した。
しかし、携帯電話機1のユーザが改札を通る際に非接触型IC10とICリーダ/ライタ30との間で近距離無線通信が可能な時間はほんのわずかである。このため、十分な量の情報を自動改札機2から携帯電話機1に配信することができない場合がある。
そこで、第2の実施形態では、自動改札機2からは小容量の情報のみを配信し、大容量の情報がある場合には自動改札機2とは別の情報配信装置から配信する例を説明する。
図9は第2の実施形態に係る情報配信システム200の全体構成を示す図である。
第2の実施形態に係る情報配信システム200は、以下に説明する点でのみ上記の第1の実施形態に係る情報配信システム100と相違し、その他の点では情報配信システム100と同様である。
図9に示すように、情報配信システム200は、携帯情報端末として携帯電話機1と、情報配信装置或いは第1情報配信装置としての自動改札機2と、管理装置としての管理サーバ4の他に、情報配信装置或いは第2情報配信装置としての大容量情報配信装置5を備えている。
なお、携帯電話機1、自動改札機2及び管理サーバ4は、それぞれ、上記の第1の実施形態におけるのと同様の構成を備えている。すなわち、携帯電話機1は図2に示す構成を、自動改札機2は図3に示す構成を、管理サーバ4は図4に示す構成を、それぞれ備えている。
ただし、本実施形態の場合、携帯電話機1の非接触型IC10は、自動改札機2だけでなく、大容量情報配信装置5との間でも近距離無線通信を行う。また、携帯電話機1の配信情報取得部21は、自動改札機2から配信される情報だけでなく、大容量情報配信装置5から配信される情報も取得する。
つまり、ユーザが携帯電話機1を大容量情報配信装置5との間で近距離無線通信が可能な距離に近づけると、非接触型IC10の配信情報取得部21には、予めユーザが設定した希望配信情報ジャンルの配信情報が大容量情報配信装置5により書き込まれる(記憶される)。
また、非接触型IC10の配信情報取得部21は、大容量情報配信装置5から配信情報を取得すると、その旨を制御部12に通知する。制御部12は、配信情報を取得した旨の通知を非接触型IC10から受けると、その旨をユーザに報知する制御を行う。
自動改札機2又は大容量情報配信装置5から携帯電話機1に情報が配信された後では、情報閲覧アプリケーションプログラム29を実行することにより、その情報を閲覧することが可能である。
また、本実施形態の場合、管理サーバ4は、ネットワーク3を介して、自動改札機2及び大容量情報配信装置5に対して、それぞれ随時に配信情報を送信する。
ここで、配信情報としては、情報量が小さく、自動改札機2から携帯電話機1へと好適に配信できるような情報と、情報量が大きく、自動改札機2から携帯電話機1へと配信することが困難な情報とがある。
そこで、本実施形態では、所定の情報量(データ量)未満の情報量しか有していない配信情報については、自動改札機2から携帯電話機1に配信する。また、所定の情報量以上の情報量を有する配信情報については、大容量情報配信装置5から携帯電話機1に配信する。
このため、管理サーバ4は、自動改札機2に対しては、所定の情報量未満の情報量しか有していない配信情報を送信する一方で、大容量情報配信装置5に対しては、所定の情報量以上の情報量を有する配信情報を送信する。
自動改札機2及び大容量情報配信装置5は、管理サーバ4から送信される配信情報を記憶保持し、それぞれ携帯電話機1への配信に備える。
ここで、所定の情報量以上の情報量を有する配信情報としては、例えば、画像データを含む配信情報や、動画データを含む配信情報や、文字数の多いテキストデータからなる配信情報が挙げられる。
また、所定の情報量未満の情報量しか有していない配信情報としては、例えば、少ない文字数のテキストデータからなる配信情報が挙げられる。
また、配信情報には、これと関連する別の配信情報が存在する場合がある。具体的な一例としては、例えば、ある旅行商品の説明書きの部分を構成するテキストデータからなる配信情報と関連する情報としては、その旅行商品のイメージを表す画像データからなる配信情報などが挙げられる。
このような場合も、互いに関連する配信情報のうち、所定の情報量未満の情報量しか有していない配信情報(例えば、ある旅行商品の説明書きの部分を構成するテキストデータからなる配信情報)については、自動改札機2から携帯電話機1に配信する。
一方で、所定の情報量以上の情報量を有する配信情報(例えば、ある旅行商品のイメージを表す画像データからなる配信情報)については、大容量情報配信装置5から携帯電話機1に配信する。
ここで、互いに関連する配信情報のうち、自動改札機2から配信される配信情報には、この情報と対応する配信情報であって大容量情報配信装置5から配信される配信情報が存在する旨を示す情報(以下、関連情報)が含まれている。
これにより、自動改札機2は、関連情報が含まれている配信情報については、この配信情報と対応する大容量の配信情報が存在する旨を認識できるとともに、その旨を携帯電話機1に対して通知することができる。
大容量情報配信装置5は、例えば、鉄道における改札の近傍に配置されている。改札の近傍に配置する場合、改札の内側に配置しても良いし、改札の外側に配置しても良いし、内側及び外側の両方に配置しても良い。
図10は大容量情報配信装置5の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、大容量情報配信装置5は、近距離無線通信部、配信装置側近距離無線通信部或いは第2配信装置側近距離無線通信部としてのICリーダ/ライタ60と、制御部62と、通信部63と、を備えている。
制御部62は、ICリーダ/ライタ60及び通信部63の制御を行う。
通信部63は、ネットワーク3を介して管理サーバ4との間で通信を行う。
ICリーダ/ライタ60は、携帯電話機1の非接触型IC10からの情報の読み取り動作や、該非接触型IC10への情報の書き込み動作を行う。
ICリーダ/ライタ60は、配信情報記憶部71と、希望配信情報読み取り部72と、情報配信部73と、詳細入手リスト読取部74と、詳細情報配信部75と、を備えている。
配信情報記憶部71は、自動改札機2の配信情報記憶部41と同様のものであり、管理サーバ4から送信された配信情報(詳細情報を含む)を記憶する。
すなわち、管理サーバ4から大容量情報配信装置5に対して送信された配信情報を通信部63が受信すると、該通信部63はその配信情報を制御部62に対して出力し、制御部62は通信部63から入力される配信情報を配信情報記憶部71に記憶させる。
希望配信情報読み取り部72は、自動改札機2の希望配信情報読み取り部42と同様のものである。
すなわち、希望配信情報読み取り部72は、携帯電話機1がICリーダ/ライタ60との間で近距離無線通信が可能な距離に近づくと、非接触IC10の希望配信情報記憶部22から希望配信ジャンルデータを読み取る。
そして、希望配信情報読み取り部72は、読み取った希望配信ジャンルデータを情報配信部73に出力する。
情報配信部73は、自動改札機2の情報配信部43と同様のものである。
すなわち、情報配信部73は、希望配信情報読み取り部72から入力される希望配信ジャンルデータと合致する配信情報が配信情報記憶部71に記憶されている場合に、その配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
また、詳細入手リスト読取部74は、自動改札機2の詳細入手リスト読取部44と同様のものである。
すなわち、詳細入手リスト読取部74は、携帯電話機1がICリーダ/ライタ30との間で近距離無線通信が可能な距離に近づくと、非接触IC10の詳細入手リスト記憶部23から要詳細項目データを読み取り、読み取った結果を詳細情報配信部75に出力する。
詳細情報配信部75は、自動改札機2の詳細情報配信部75と同様のものである。
すなわち、詳細情報配信部75は、詳細入手リスト読取部74から入力される要詳細項目データと合致する詳細情報を配信情報記憶部71から抽出し、その詳細情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
また、情報配信部73及び詳細情報配信部75は、携帯電話機1に対して情報を配信すると、どの情報を配信したかを制御部62に対して通知する。
制御部62は、情報配信部73又は詳細情報配信部75から、どの情報を配信したかが通知されると、該通知された情報を管理サーバ4に対して通知させる制御を通信部63に対して行う。
通信部63は、ネットワーク3(図9)を介して管理サーバ4との間で通信を行うことにより、管理サーバ4から配信情報を受信したり、どの情報を配信したかを管理サーバ4に通知したりする。
また、本実施形態の場合、管理サーバ4の通信部50は、ネットワーク3を介して大容量情報配信装置5との間で通信を行うことにより、大容量情報配信装置5に対して情報を送信したり、どの情報を配信したかの通知を大容量情報配信装置5から受けたりする。
すなわち、制御部52が配信情報を大容量情報配信装置5に送信させる制御を通信部50に対して行うと、通信部50は、配信情報を大容量情報配信装置5に対して送信する。
通信部50は、どの情報を配信したかの通知を大容量情報配信装置5から受けると、該通知を制御部52に出力する。この通知を受けると、制御部52は、配信状況記憶部56に記憶されている配信状況データと、課金情報記憶部57に記憶されている課金情報とを更新する。
次に、動作を説明する。
先ず、管理サーバ4から自動改札機2及び大容量情報配信装置5へと配信情報を送信し、自動改札機2の配信情報記憶部41及び大容量情報配信装置5の配信情報記憶部71にそれぞれ配信情報を記憶する動作を説明する。
管理サーバ4の制御部52は、記憶部51の配信情報記憶部55に新たな配信情報(詳細情報を含む)が記憶されるたびに、その配信情報を情報量の大きさによって分類する。
すなわち、制御部52は、所定の情報量(データ量)を基準として、それ以上の情報量の配信情報については通信部50から大容量情報配信装置5に送信させる。また、制御部52は、所定の情報量未満の情報量の配信情報については、通信部50から自動改札機2に送信させる。
自動改札機2の通信部33は、管理サーバ4からネットワーク3を介して新たな配信情報を受信すると、その配信情報を制御部32に出力する。制御部32は、通信部33から配信情報を受けると、その配信情報をICリーダ/ライタ30の配信情報記憶部41に記憶させる。こうして、自動改札機2の配信情報記憶部41には、所定の情報量未満の情報量の配信情報(小容量の配信情報)が記憶される。
同様に、大容量情報配信装置5の通信部63は、管理サーバ4からネットワーク3を介して新たな配信情報を受信すると、その配信情報を制御部62に出力する。制御部62は、通信部63から配信情報を受けると、その配信情報をICリーダ/ライタ60の配信情報記憶部71に記憶させる。こうして、大容量情報配信装置5の配信情報記憶部71には、所定の情報量以上の情報量の配信情報(大容量の配信情報)が記憶される。
なお、配信情報記憶部41及び配信情報記憶部71への配信情報の記憶は、単に、新たな配信情報を追加するだけであっても良いし、新たな配信情報により古い配信情報を書き換えるようにしても良い。
このように、自動改札機2の配信情報記憶部41及び大容量情報配信装置5の配信情報記憶部71の記憶内容は随時に更新される。
携帯電話機1のユーザが配信を希望する情報のジャンルを設定するときの動作は、上記の第1の実施形態と同様である。
次に、携帯電話機1のユーザが改札を通過するときの一連の動作を説明する。図13はその一連の動作の流れを示すシーケンス図であり、携帯電話機1、自動改札機2、大容量情報配信装置5及び管理サーバ4の各々の動作を示す。
先ず、ユーザが改札を通過するに際し、携帯電話機1を自動改札機2のICリーダ/ライタ30にかざし、該携帯電話機1をICリーダ/ライタ30と非接触型IC10との間で近距離無線通信が可能な距離に近づける(ステップS11)。
すると、ICリーダ/ライタ30の定期券読み取り部40は、携帯電話機1の非接触IC10の定期券機能部20から定期券情報を読み取る。また、ICリーダ/ライタ30の希望配信情報読み取り部42は、携帯電話機1の非接触IC10の希望配信情報記憶部22から希望配信ジャンルデータを読み取る。また、ICリーダ/ライタ30の詳細入手リスト読取部44は、携帯電話機1の非接触IC10の詳細入手リスト記憶部23の記憶内容を読み取る。ここで、詳細入手リスト読取部44は、既に要詳細項目が設定されていれば、要詳細項目データを読み取るが、未だ設定されていなければ、要詳細項目データを読み取ることはできない(ステップS12)。
次に、希望配信情報読み取り部42は、読み取った希望配信ジャンルデータを情報配信部43に出力する。また、詳細入手リスト読取部44は、要詳細項目データを読み取った場合には、該要詳細項目データを詳細情報配信部45に出力する。
詳細情報配信部45は、詳細入手リスト読取部44から要詳細項目データが入力された場合、該要詳細項目データと合致する小容量の詳細情報を配信情報記憶部41から検索し、検索した詳細情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
また、情報配信部43は、希望配信情報読み取り部42から入力される希望配信ジャンルデータと合致する小容量の配信情報を配信情報記憶部41から検索する。すなわち、例えば、ユーザが「旅行」に関する配信情報を希望している場合には、旅行に関する配信情報を配信情報記憶部41から検索する。合致する小容量の配信情報を検索できた場合には、情報配信部43は、その配信情報に関連情報が含まれているか否かを判定する。
そして、関連情報が含まれている場合には、情報配信部43は、検索した小容量の配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させるとともに、該配信情報と対応する大容量の配信情報が存在する旨を非接触型IC10の配信情報取得部21に通知する。
また、関連情報が含まれていない場合には、情報配信部43は、検索した小容量の配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
すなわち、情報配信部43は、希望配信ジャンルデータと合致する小容量の配信情報を近距離無線通信により非接触型IC10に送信するとともに、その配信情報と対応する大容量の配信情報が存在する場合にはその旨を非接触型IC10に通知する。一方で、詳細情報配信部45は、要詳細項目データと合致する小容量の詳細情報を検索した場合には、その詳細情報を近距離無線通信により非接触型IC10に送信する(ステップS13)。
これにより、情報配信部43、詳細情報配信部45は、配信情報、詳細情報を非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる(ステップS14)。
非接触型IC10の配信情報取得部21は、自動改札機2から配信情報或いは詳細情報が送信されると、その旨を制御部12に通知する。
制御部12は、配信情報或いは詳細情報を取得した旨の通知を非接触型IC10から受けると、上記の第1の実施形態と同様に、その旨をユーザに報知する制御を行う(ステップS15)。
また、非接触型IC10の配信情報取得部21は、配信された配信情報と対応する大容量の配信情報が存在する旨の通知を自動改札機2から受けた場合には、その通知を制御部12に転送する。この通知の転送を受けた制御部12は、今回自動改札機2から配信された配信情報と対応する大容量の配信情報が存在する旨をユーザに報知する制御を行う(ステップS16)。
ここで、ステップS16で行う報知動作としては、ステップS15での報知動作と同様に、例えば、表示部14で表示を行わせる制御や、振動部19を振動させる動作や、発音部18で所定の発音動作を行う動作や、それらの2つ以上の動作を組み合わせて行うことが挙げられる。
ただし、ステップS16での報知動作は、ステップS15で行う報知動作とは異なる報知動作とすることが好ましい。
ユーザは、ステップS15では、情報が配信されたことを認識でき、続くステップS16では、配信された情報と対応する大容量の配信情報が存在することを認識できる。
一方、自動改札機2は、上記のステップS13に引き続き、ステップS18の動作を行う。
ステップS18では、先のステップS13にて、どの情報を携帯電話機1に配信したかを管理サーバ4に対して通知する。ステップS18の動作は、上記の第1の実施形態におけるステップS6の動作と同様である。
管理サーバ4は、どの情報を携帯電話機1に配信したかの通知を自動改札機2から受けると、配信状況記憶部56に記憶されている配信状況データを更新する(ステップS25)一方で、課金情報記憶部57に記憶されている課金情報を更新する(ステップS26)。ステップS25、S26の動作は、それぞれ、上記の第1の実施形態におけるステップS8、S9の動作と同様である。
また、自動改札機2の制御部32は、例えば先のステップS18に引き続き、改札の開閉制御、すなわち、開閉機構部34の動作制御を行う(ステップS19)。ステップS19の動作は、上記の第1の実施形態におけるステップS7の動作と同様である。
なお、図13には、ステップS18の後でステップS19を行う例を示しているが、ステップS18とステップS19とは並行して行っても良いし、ステップS19の後でステップS18を行っても良い。
また、上記のステップS16での報知により、ユーザは、今回配信された情報と対応する大容量の配信情報が存在する旨を認識できるので、その大容量の配信情報の配信を受けるかどうかを判断できる。
大容量の配信情報の配信を受ける場合、ユーザは、携帯電話機1を大容量情報配信装置5のICリーダ/ライタ60にかざし、該携帯電話機1をICリーダ/ライタ60と非接触型IC10との間で近距離無線通信が可能な距離に近づける(ステップS17)。
すると、ICリーダ/ライタ60の希望配信情報読み取り部72は、携帯電話機1の非接触IC10の希望配信情報記憶部22から希望配信ジャンルデータを読み取る。また、ICリーダ/ライタ60の詳細入手リスト読取部74は、携帯電話機1の非接触IC10の詳細入手リスト記憶部23の記憶内容を読み取る。ここで、詳細入手リスト読取部74は、既に要詳細項目が設定されていれば、要詳細項目データを読み取るが、未だ設定されていなければ、要詳細項目データを読み取ることはできない(ステップS20)。
次に、希望配信情報読み取り部72は、読み取った希望配信ジャンルデータを情報配信部73に出力する。また、詳細入手リスト読取部74は、要詳細項目データを読み取った場合には、該要詳細項目データを詳細情報配信部75に出力する。
詳細情報配信部75は、詳細入手リスト読取部74から要詳細項目データが入力された場合、該要詳細項目データと合致する大容量の詳細情報を配信情報記憶部71から検索し、検索した詳細情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
また、情報配信部73は、希望配信情報読み取り部72から入力される希望配信ジャンルデータと合致する大容量の配信情報を配信情報記憶部71から検索する。そして、情報配信部73は、合致する大容量の配信情報を検索できた場合には、検索した大容量の配信情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる。
すなわち、情報配信部73は、希望配信ジャンルデータと合致する大容量の配信情報を近距離無線通信により非接触型IC10に送信する。一方で、詳細情報配信部75は、要詳細項目データと合致する大容量の詳細情報を配信情報記憶部71から検索できた場合には、検索した詳細情報を近距離無線通信により非接触型IC10に送信する(ステップS21)。これにより、情報配信部73は、詳細情報配信部75は、配信情報、詳細情報を携帯電話機1の非接触型IC10の配信情報記憶部24に記憶させる(ステップS23)。
非接触型IC10の配信情報取得部21は、大容量情報配信装置5から配信情報或いは詳細情報が送信されると、その旨を制御部12に通知する。
制御部12は、大容量情報配信装置5から配信情報或いは詳細情報が送信された旨の通知を非接触型IC10から受けると、情報配信が完了した旨をユーザに報知する制御を行う(ステップS24)。
情報が配信された旨を報知する制御としては、例えば、表示部14にその旨の表示を行わせる制御や、振動部19を振動させる制御や、発音部18に所定の発音動作を行わせる制御や、それらの2つ以上の制御を組み合わせて行うことが挙げられる。
ステップS24での報知により、ユーザは、情報配信が完了した旨を認識できるので、情報閲覧アプリケーションプログラム29を起動させることにより図11に示すような情報閲覧画面G2を表示部14に表示させ、配信情報を閲覧することができる。
本実施形態の場合、自動改札機2から携帯電話機1に小容量の配信情報が、大容量情報配信装置5から携帯電話機1に大容量の配信情報が、それぞれ配信された後では、図11に示すように、例えば、画像を含む情報を情報閲覧画面G2に表示することができる。
すなわち、制御部12は、例えば、小容量の配信情報に基づくテキスト情報を、大容量の配信情報に基づく画像情報と、を情報閲覧画面G2に一度に表示させる。
なお、小容量の配信情報と、大容量の配信情報とは、別個に情報閲覧画面G2に表示するようにしても良い。
図12は、本実施形態の場合に詳細情報を表示する情報閲覧画面G2の一例である。このように、詳細情報を表示する情報閲覧画面G2においては、上記の第1の実施形態と同様に、1つの項目についての詳細な情報を表示する。
なお、配信情報に動画データが含まれている場合、動画を見るためのプレーヤとしては、携帯電話用ブラウザではなく、携帯電話機1に搭載された動画プレーヤを用いると良い。
一方、大容量情報配信装置5は、上記のステップS21に引き続き、ステップS22の動作を行う。
ステップS22では、先のステップS21にて、どの情報を携帯電話機1に配信したかを管理サーバ4に対して通知する。
管理サーバ4は、どの情報を携帯電話機1に配信したかの通知を大容量情報配信装置5から受けると、配信状況記憶部56に記憶されている配信状況データを更新する(ステップS27)一方で、課金情報記憶部57に記憶されている課金情報を更新する(ステップS28)。
以上のような第2の実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる他に、以下の効果が得られる。
すなわち、自動改札機2からは小容量の配信情報或いは詳細情報を携帯電話機1に配信することができる一方で、大容量情報配信装置5からは大容量の配信情報或いは詳細情報を携帯電話機1に配信することができる。
よって、改札通過時の限られた短時間内では自動改札機2から携帯電話機1に配信できないような大容量の配信情報或いは詳細情報についても、大容量情報配信装置5から携帯電話機1に配信することができる。
なお、上記の第2の実施形態では、大容量情報配信装置5は、大容量の情報のみを配信する例を説明したが、容量にかかわらず、全ての配信情報を配信できるようにしても良い。
また、上記の各実施形態では、自動改札機2の情報配信部41がICリーダ/ライタ30内の構成となっているが、情報配信部41は、ICリーダ/ライタ30の外部の構成としても良い。
同様に、上記の第2の実施形態では、大容量情報配信装置5の情報配信部71がICリーダ/ライタ60内の構成となっているが、情報配信部71は、ICリーダ/ライタ60の外部の構成としても良い。
また、携帯電話機1側では、配信情報記憶部24とは別に、記憶部11内にも配信情報や詳細情報を記憶するようにしても良い。
また、上記の各実施形態では、携帯電話機1が定期券機能を有する例を説明したが、定期券機能に限らず、定期券以外の乗車券としての機能を有するものとして構成しても良い。この場合、自動改札機2のICリーダ/ライタ30には、乗車区間に応じた運賃精算機能を持たせると良い。
また、上記の各実施形態では、鉄道などの改札に設置された自動改札機2に情報配信機能を持たせた例を説明したが、バスに設置される料金機に上記の自動改札機2と同様の情報配信機能を持たせても良い。
また、上記の各実施形態では、情報配信のための近距離無線通信として、非接触型IC10とICリーダ/ライタ30とを用いた通信を例示したが、この例に限らない。例えば、bluetoothや赤外線通信などの近距離無線通信を用いても良い。この場合、非接触ICチップを介した通信よりも通信範囲を広く設定できるため、情報配信装置を車両内に設置することも可能である。
第1の実施形態に係る情報配信システムの全体構成を示す図である。 携帯電話機の構成を示すブロック図である。 自動改札機の構成を示すブロック図である。 管理サーバの構成を示すブロック図である。 配信情報設定画面の一例を示す図である。 配信情報を表示する情報閲覧画面の一例を示す図である。 詳細情報を表示する情報閲覧画面の一例を示す図である。 携帯電話機のユーザが改札を通過するときの一連の動作の流れを示す図である。 第2の実施形態に係る情報配信システムの全体構成を示す図である。 大容量情報配信装置の構成を示すブロック図である。 配信情報を表示する情報閲覧画面の一例を示す図である。 詳細情報を表示する情報閲覧画面の一例を示す図である。 携帯電話機のユーザが改札を通過するときの一連の動作の流れを示す図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯情報端末)
10 非接触型IC(近距離無線通信部、端末側近距離無線通信部)
13 操作部
14 表示部
20 定期券機能部
21 配信情報取得部
22 希望配信情報記憶部
23 詳細入手リスト記憶部(要詳細項目記憶部)
24 配信情報記憶部
2 自動改札機(情報配信装置、第1情報配信装置)
30 ICリーダ/ライタ(近距離無線通信部、第1配信装置側近距離無線通信部)
40 定期券読み取り部
41 配信情報記憶部(第1配信情報記憶部)
42 希望配信情報読み取り部
43 情報配信部
44 詳細入手リスト読取部
45 詳細情報配信部
4 管理サーバ(管理装置)
5 大容量情報配信装置(情報配信装置、第2情報配信装置)
60 ICリーダ/ライタ(近距離無線通信部、第2配信装置側近距離無線通信部)
71 配信情報記憶部(第2配信情報記憶部)
72 希望配信情報読み取り部
73 情報配信部
74 詳細入手リスト読取部
75 詳細情報配信部

Claims (25)

  1. 携帯情報端末との間で近距離無線通信を行うことが可能な近距離無線通信部と、
    前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報を記憶保持する配信情報記憶部と、
    を備え、
    前記近距離無線通信部は、前記携帯情報端末のユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを、近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を前記配信情報記憶部から抽出し、該抽出した配信情報を近距離無線通信により前記携帯情報端末に配信することを特徴とする情報配信装置。
  2. 何れの配信情報を前記携帯情報端末に配信したかを外部の管理装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 前記配信情報記憶部は、各配信情報に含まれる個々の項目についての詳細情報も記憶保持し、
    前記近距離無線通信部は、前記携帯情報端末に配信した配信情報に含まれる個々の項目の中から、その詳細情報の配信を前記携帯情報端末のユーザが要求する項目を示す要詳細項目データを、近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取り、該読み取った要詳細項目データと合致する詳細情報を前記配信情報記憶部から抽出し、該抽出した詳細情報を近距離無線通信により前記携帯情報端末に配信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信装置。
  4. 何れの詳細情報を前記携帯情報端末に配信したかを外部の管理装置に通知することを特徴とする請求項3に記載の情報配信装置。
  5. 当該情報配信装置は、自動改札機又はバスに設置される料金機としての機能を兼ねるものである一方で、
    前記携帯情報端末は、乗車券としての機能を兼ねるものであり、前記自動改札機又は前記料金機としての当該情報配信装置に読み取られる乗車券情報を記憶しており、
    前記近距離無線通信部は、前記携帯情報端末に記憶された乗車券情報を近距離無線通信により読み取る際に、前記配信情報種類データの読み取りと、配信情報の配信と、を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報配信装置。
  6. 当該情報配信装置は、自動改札機又はバスに設置される料金機としての機能を兼ねるものである一方で、
    前記携帯情報端末は、乗車券としての機能を兼ねるものであり、前記自動改札機又は前記料金機としての当該情報配信装置に読み取られる乗車券情報を記憶しており、
    前記近距離無線通信部は、前記携帯情報端末に記憶された乗車券情報を近距離無線通信により読み取る際に、前記配信情報種類データ及び前記要詳細項目データの読み取りと、配信情報及び詳細情報の配信と、を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の情報配信装置。
  7. 当該情報配信装置は、当該情報配信装置から前記携帯情報端末に対して配信情報を配信するに際し、当該配信情報と関連する情報であって、当該配信情報よりも情報量が大きく当該情報配信装置以外の情報配信装置から前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報が存在する場合に、その旨を前記携帯情報端末に通知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報配信装置。
  8. 情報配信装置から配信情報の配信を受けることが可能な携帯情報端末において、
    ユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを記憶保持する希望配信情報記憶部と、
    前記情報配信装置との間で近距離無線通信を行うことが可能な近距離無線通信部と、
    を備え、
    前記近距離無線通信部は、前記配信情報種類データを近距離無線通信により前記情報配信装置に読み取らせ、前記配信情報種類データと合致する種類の配信情報を近距離無線通信により前記情報配信装置から取得することを特徴とする携帯情報端末。
  9. ユーザによる操作を受け付ける操作部と、表示動作を行う表示部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、ユーザが配信を希望する情報の種類を設定するための配信情報設定画面を前記表示部に表示させ、
    前記配信情報設定画面が表示された状態でユーザが前記操作部に対して何れかの種類を設定する操作を行うと、前記制御部は、ユーザが設定した種類を示す配信情報種類データを前記希望配信情報記憶部に記憶させることを特徴とする請求項8に記載の携帯情報端末。
  10. 当該携帯情報端末に配信された配信情報に含まれる個々の項目についての詳細情報のうち、ユーザが配信を要求する詳細情報を示す要詳細項目データを記憶保持する要詳細項目記憶部を更に備え、
    前記近距離無線通信部は、前記要詳細項目データを近距離無線通信により前記情報配信装置に読み取らせ、前記要詳細項目データと合致する詳細情報を近距離無線通信により前記情報配信装置から取得することを特徴とする請求項8又は9に記載の携帯情報端末。
  11. ユーザによる操作を受け付ける操作部と、表示動作を行う表示部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記情報配信装置から配信された配信情報をユーザに閲覧させるための情報閲覧画面を、該配信情報に含まれる個々の項目をユーザにより選択可能なように表示させ、
    前記情報閲覧画面が表示された状態でユーザが前記操作部に対して何れかの項目を選択する操作を行うと、前記制御部は、ユーザが選択した項目を示す要詳細項目データを前記要詳細項目記憶部に記憶させることを特徴とする請求項10に記載の携帯情報端末。
  12. 前記情報配信装置は、自動改札機又はバスに設置される料金機としての機能を兼ねるものである一方で、
    当該携帯情報端末は、乗車券としての機能を兼ねるものであり、前記自動改札機又は前記料金機としての前記情報配信装置に読み取られる乗車券情報を記憶していることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
  13. 前記情報配信装置から配信される配信情報と関連する情報であって当該配信情報よりも情報量が大きく前記情報配信装置以外の情報配信装置から当該携帯情報端末に対して配信可能な配信情報が存在する旨の通知を前記情報配信装置から受けると、その旨をユーザに報知することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
  14. 携帯情報端末と、
    前記携帯情報端末に対して情報を配信する情報配信装置と、
    を備え、
    前記携帯情報端末は、
    ユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを記憶保持する希望配信情報記憶部と、
    端末側近距離無線通信部と、
    を備え、
    前記情報配信装置は、
    前記端末側近距離無線通信部との間で近距離無線通信を行うことが可能な配信装置側近距離無線通信部と、
    前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報を記憶保持する配信情報記憶部と、
    を備え、
    前記配信装置側近距離無線通信部は、前記希望配信情報記憶部に記憶されている配信情報種類データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を前記配信情報記憶部から抽出し、該抽出した配信情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込むことを特徴とする情報配信システム。
  15. 前記配信情報記憶部は、各配信情報に含まれる個々の項目についての詳細情報も記憶保持し、
    前記携帯情報端末は、当該携帯情報端末に配信された配信情報に含まれる個々の項目についての詳細情報のうち、ユーザが配信を要求する詳細情報を示す要詳細項目データを記憶保持する要詳細項目記憶部を更に備え、
    前記配信装置側近距離無線通信部は、前記要詳細項目記憶部に記憶されている要詳細項目データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った要詳細項目データと合致する詳細情報を前記配信情報記憶部から抽出し、該抽出した詳細情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込むことを特徴とする請求項14に記載の情報配信システム。
  16. 前記情報配信装置は、自動改札機又はバスに設置される料金機としての機能を兼ねるものである一方で、
    前記携帯情報端末は、乗車券としての機能を兼ねるものであり、前記自動改札機又は前記料金機としての当該情報配信装置に読み取られる乗車券情報を記憶しており、
    前記配信装置側近距離無線通信部は、前記携帯情報端末に記憶された乗車券情報を近距離無線通信により読み取る際に、前記配信情報種類データの読み取りと、前記端末側近距離無線通信部への配信情報の書き込みと、を行うことを特徴とする請求項14又は15に記載の情報配信システム。
  17. 配信情報の配信状況を管理する管理装置を更に備え、
    前記情報配信装置は、何れの配信情報を前記携帯情報端末に配信したかを前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、前記情報配信装置からの通知に基づいて、前記配信状況を更新することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  18. 配信情報及び詳細情報の配信状況を管理する管理装置を更に備え、
    前記情報配信装置は、何れの配信情報を前記携帯情報端末に配信したか、及び、何れの詳細情報を前記携帯情報端末に配信したかを前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、前記情報配信装置からの通知に基づいて、前記配信状況を更新することを特徴とする請求項15に記載の情報配信システム。
  19. 携帯情報端末と、
    前記携帯情報端末に対して比較的小容量の情報を配信する第1情報配信装置と、
    前記携帯情報端末に対して比較的大容量の情報を配信する第2情報配信装置と、
    を備え、
    前記携帯情報端末は、
    ユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを記憶保持する希望配信情報記憶部と、
    端末側近距離無線通信部と、
    を備え、
    前記第1情報配信装置は、
    前記端末側近距離無線通信部との間で近距離無線通信を行うことが可能な第1配信装置側近距離無線通信部と、
    前記携帯情報端末に対して配信可能な比較的小容量の配信情報を記憶保持する第1配信情報記憶部と、
    を備え、
    前記第2情報配信装置は、
    前記端末側近距離無線通信部との間で近距離無線通信を行うことが可能な第2配信装置側近距離無線通信部と、
    前記携帯情報端末に対して配信可能な比較的大容量の配信情報を記憶保持する第2配信情報記憶部と、
    を備え、
    前記第1配信装置側近距離無線通信部は、前記希望配信情報記憶部に記憶されている配信情報種類データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の比較的小容量の配信情報を前記第1配信情報記憶部から抽出し、該抽出した比較的小容量の配信情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込み、
    前記第2配信装置側近距離無線通信部は、前記希望配信情報記憶部に記憶されている配信情報種類データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った配信情報種類データと合致する種類の比較的大容量の配信情報を前記第2配信情報記憶部から抽出し、該抽出した比較的大容量の配信情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込むことを特徴とする情報配信システム。
  20. 前記第1情報配信装置は、自動改札機又はバスに設置される料金機としての機能を兼ねるものである一方で、
    前記携帯情報端末は、乗車券としての機能を兼ねるものであり、前記自動改札機又は前記料金機としての前記第1情報配信装置に読み取られる乗車券情報を記憶しており、
    前記第1配信装置側近距離無線通信部は、前記第1携帯情報端末に記憶された乗車券情報を近距離無線通信により読み取る際に、前記配信情報種類データの読み取りと、前記端末側近距離無線通信部への配信情報の書き込みと、を行うことを特徴とする請求項19に記載の情報配信システム。
  21. 前記第1及び第2配信情報記憶部は、各配信情報に含まれる個々の項目についての詳細情報も記憶保持し、
    前記携帯情報端末は、当該携帯情報端末に配信された配信情報に含まれる個々の項目についての詳細情報のうち、ユーザが配信を要求する詳細情報を示す要詳細項目データを記憶保持する要詳細項目記憶部を更に備え、
    前記第1配信装置側近距離無線通信部は、前記要詳細項目記憶部に記憶されている要詳細項目データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った要詳細項目データと合致する詳細情報を前記第1配信情報記憶部から抽出し、該抽出した詳細情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込み、
    前記第2配信装置側近距離無線通信部は、前記要詳細項目記憶部に記憶されている要詳細項目データを近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部から読み取り、該読み取った要詳細項目データと合致する詳細情報を前記第2配信情報記憶部から抽出し、該抽出した詳細情報を近距離無線通信により前記端末側近距離無線通信部に書き込むことを特徴とする請求項19又は20に記載の情報配信システム。
  22. 前記第1情報配信装置は、当該第1情報配信装置から前記携帯情報端末に配信する配信情報と関連する情報であって、当該配信情報よりも情報量が大きく前記第2情報配信装置から前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報が存在する場合に、その旨を前記携帯情報端末に通知することを特徴とする請求項19乃至21のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  23. 前記携帯情報端末は、前記第1情報配信装置から配信される配信情報と関連する情報であって当該配信情報よりも情報量が大きく前記第2情報配信装置から前記携帯情報端末に対して配信可能な配信情報が存在する旨の通知を前記情報配信装置から受けると、その旨をユーザに報知することを特徴とする請求項22に記載の情報配信システム。
  24. 情報配信装置から携帯情報端末に対して情報を配信する情報配信方法において、
    前記情報配信装置が、前記携帯情報端末のユーザが配信を希望する情報の種類を示す配信情報種類データを、近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取る第1の過程と、
    前記情報配信装置が、前記第1の過程にて読み取った配信情報種類データと合致する種類の配信情報を前記携帯情報端末に対して配信する第2の過程と、
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  25. 前記携帯情報端末に配信した配信情報に含まれる個々の項目の中から、その詳細情報の配信を前記携帯情報端末のユーザが要求する項目を示す要詳細項目データを、前記情報配信装置が近距離無線通信により前記携帯情報端末から読み取る第3の過程と、
    前記情報配信装置が、前記第3の過程にて読み取った要詳細項目データと合致する詳細情報を前記携帯情報端末に対して配信する第4の過程と、
    を備えることを特徴とする請求項24に記載の情報配信方法。
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