JP2023085158A - プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に導入することができ、バス利用者の利用状況に応じた利用料金による電子決済を行うことができるプログラム等を提供する。【解決手段】プログラムは、利用者の利用するバスのバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を取得し、取得した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置を特定し、特定した前記乗車位置及び降車位置に応じた利用料金を算出する処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図1
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 令和 3年11月17日に、大日本印刷株式会社のウェブサイトにて公開(https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161718_1587.html) 令和 3年11月17日に、株式会社 肥後銀行のウェブサイトにて公開(https://www.higobank.co.jp/showimage/pdf?fileNo=1404) 令和 3年11月17日に、九州産業交通ホールディングス株式会社のウェブサイトにて公開(https://www.kyusanko.co.jp/news-group/pdf/2021/1117_bs.pdf) 令和 3年11月18日に、ニッキンONLINEのウェブサイトにて公開(https://www.nikkinonline.com/article/20895) 令和 3年12月 4日に、熊本日日新聞のウェブサイト及び熊本日日新聞の令和3年12月4日付朝刊の第9面にて公開(https://kumanichi.com/articles/488621)
本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
近年、交通システムの利用料金の決済方法として、いわゆる電子マネーで支払う電子決済が広く用いられている。利用者は、鉄道の改札口に設置された改札機やバスの車内に設置された車載装置に、電子マネーの情報を含むICカード、スマートフォン等をかざすことで、電子マネーによる利用料金の支払いを行うことができる。
このような決済システムにおいては、改札機や車載装置を用いて利用者に対して利用料金の精算処理を行う場合、改札機や車載装置の読取部によってICカード等の情報が読み取られることにより、所定の利用料金に対する電子決済が行われる(例えば、特許文献1)。
上述の決済システムにおいて、読取部によってICカード等の情報を読み取るのみでは、利用者に対する利用料金を特定することができないという問題がある。利用料金の金額が予め定まっている場合には、所定の定額料金を用いて決済処理を行うことができるが、利用区間に応じた変動料金の場合、利用者毎に利用料金が異なるため、利用者の利用状況に応じた利用料金による決済処理が困難である。
鉄道利用者の場合、利用者の通過した入場駅及び出場駅それぞれの改札機において入場処理及び出場処理を行うことで利用区間を特定することが可能であるが、バス利用者の場合において、移動体であるバスの車内に設置された車載装置を用いる決済システムに上述の方法を適用することはできない。車載装置において、利用区間又は利用料金を特定した上で決済するための処理が必要となり、車載装置のハードウェアコストを要する。そのような車載装置をバス毎に設けることはコストが高くなるため、容易に導入することが困難である。
本開示の目的は、容易に導入することができ、バス利用者の利用状況に応じた利用料金による電子決済を行うことができるプログラム等を提供することである。
本開示の一態様に係るプログラムは、利用者の利用するバスのバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を取得し、取得した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置を特定し、特定した前記乗車位置及び降車位置に応じた利用料金を算出する処理をコンピュータに実行させる。
本開示の一態様に係るプログラムは、利用者の利用するバスに設置された近距離無線通信タグから近距離無線通信を通じてバスのバス識別情報を取得し、
取得した前記バス識別情報と、前記バス識別情報の取得時刻に応じた乗車時刻及び降車時刻とを記憶部に記憶し、情報処理装置との通信接続が確立した場合、前記記憶部に記憶した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を情報処理装置へ送信し、送信した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に応じた利用料金に対する所定の電子決済手段による決済結果を取得する処理をコンピュータに実行させる。
取得した前記バス識別情報と、前記バス識別情報の取得時刻に応じた乗車時刻及び降車時刻とを記憶部に記憶し、情報処理装置との通信接続が確立した場合、前記記憶部に記憶した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を情報処理装置へ送信し、送信した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に応じた利用料金に対する所定の電子決済手段による決済結果を取得する処理をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、容易に導入することができ、バス利用者の利用状況に応じた利用料金による電子決済を行うことができる。
本発明の実施形態に係るプログラム、情報処理方法及び情報処理装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
なお、以下に記載する実施形態に示すシーケンスは限定されるものではなく、矛盾の無い範囲で、各処理手順はその順序を変更して実行されてもよく、また並行して複数の処理が実行されてもよい。各処理の処理主体は限定されるものではなく、矛盾の無い範囲で、各装置の処理を他の装置が実行してもよい。
なお、以下に記載する実施形態に示すシーケンスは限定されるものではなく、矛盾の無い範囲で、各処理手順はその順序を変更して実行されてもよく、また並行して複数の処理が実行されてもよい。各処理の処理主体は限定されるものではなく、矛盾の無い範囲で、各装置の処理を他の装置が実行してもよい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム100の概要図である。情報処理システム100は、バスを利用する利用者の利用者端末装置1と、情報処理装置2とを備える。利用者端末装置1と情報処理装置2とはインターネット等のネットワークNを介して通信接続され、情報の送受信が可能である。図1では1つの利用者端末装置1のみを図示したが、情報処理システム100は各利用者の有する複数の利用者端末装置1を備えるものであってよい。
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム100の概要図である。情報処理システム100は、バスを利用する利用者の利用者端末装置1と、情報処理装置2とを備える。利用者端末装置1と情報処理装置2とはインターネット等のネットワークNを介して通信接続され、情報の送受信が可能である。図1では1つの利用者端末装置1のみを図示したが、情報処理システム100は各利用者の有する複数の利用者端末装置1を備えるものであってよい。
利用者端末装置1は、通信機能及び表示機能を有する可搬型の情報端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末等である。利用者端末装置1は、利用者の利用する電子決済手段に関する情報を記憶している。電子決済手段は、例えばバス利用料金の支払いが可能なハウス電子マネーカード、交通系ICカード等の非接触ICカード、クレジットカード、スマートフォン決済等である。本実施形態では、電子決済手段として非接触ICカードの電子マネーを用いる例を説明する。利用者は、予め非接触ICカードに現金をチャージしておくことで、チャージされた金額の範囲内で電子マネーによる各種支払いが可能である。
利用者端末装置1はまた、バスに設けられた2つの近距離無線通信タグ3a,3bとの間で近距離無線通信を実行することができる。例えば、一方の近距離無線通信タグ3aがバスの車内において乗車側のドア付近に設置され、他方の近距離無線通信タグ3bが降車側のドア付近に設置されている。以下の説明において、近距離無線通信タグ3a,3bを区別して説明する必要がない場合には、単に近距離無線通信タグ3とも記載する。なお、バスに設置される近距離無線通信タグ3は2つに限定されず、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
近距離無線通信タグ3は、所定の近距離無線通信に従って利用者端末装置1と通信するための通信タグであり、例えばNFC(Near Field Communication)タグである。近距離無線通信タグ3には、当該近距離無線通信タグ3を搭載するバスを識別するためのバス識別情報が記憶されている。利用者端末装置1は、NFCを通じて近距離無線通信タグ3の情報を取得する。利用者端末装置1は、取得した近距離無線通信タグ3の情報や通信時刻等の利用情報を情報処理装置2へ送信する。利用者は、バスの乗車時に利用者端末装置1を近距離無線通信タグ3aへかざすことで乗車処理を行うとともに、バスの降車時に利用者端末装置1を近距離無線通信タグ3bへかざすことで降車処理を行い、利用料金を清算する。
情報処理装置2は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、量子コンピュータ等であり、種々の情報処理、情報の送受信を行う。情報処理装置2は、それぞれの利用者におけるバスの利用状況を特定し、特定した利用状況に応じた利用料金を電子決済するための処理を実行する。情報処理装置2はまた、ネットワークNを介してバスロケーションシステム4及び決済サーバ5それぞれと通信接続されている。
バスロケーションシステム4は、各バスの位置情報を逐次取得し、バスの運行状況を管理するためのシステムである。詳細な説明は省略するが、バスロケーションシステム4は、バスに搭載される位置特定手段や停留所の出発時における音声アナウンスボタンの操作履歴等を用いてバスの位置情報をリアルタイムで取得し、運行状況情報として記録する。
情報処理装置2は、バスロケーションシステム4との通信により、バスの所定の通過位置(例えば停留所)毎の通過時刻を含む運行状況情報を取得する。情報処理装置2は、取得した運行状況情報と、利用者端末装置1から取得した利用情報とに基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置等の利用状況を特定し、利用状況に応じた利用料金を求める。情報処理装置2は、得られた利用料金に対する電子マネーの決済要求を決済サーバ5へ送信する。
決済サーバ5は、電子マネーサービスを提供するサーバである。決済サーバ5は、情報処理装置2から送信される電子マネーの決済要求に応じて決済処理を実行し、実行した決済結果を情報処理装置2へ出力する。決済結果は、情報処理装置2を介して利用者端末装置1に出力される。利用者は、利用者端末装置1を用いて決済結果を確認することができる。決済サーバ5は、電子マネーサービスを提供するものに限定されず、その他任意の電子決済手法による電子決済サービスを提供するものであってよい。
情報処理システム100では、上述の通り、利用者端末装置1が近距離無線通信を通じて乗車処理及び降車処理を行うことで利用情報を取得する。利用者は、乗車処理及び降車処理を行うことで利用料金の仮清算が完了し、バスを降車することができる。取得した利用情報は、一時的に利用者端末装置1に記憶され、オンライン環境下で情報処理装置2へ送信される。情報処理装置2は、利用者端末装置1から利用情報を受信した後に決済処理を実行する。
このような情報処理システム100の構成及び詳細な処理内容について以下に説明する。
図2は、利用者端末装置1の構成例を示すブロック図である。利用者端末装置1は、制御部11、記憶部12、第1通信部13、第2通信部14、表示部15及び操作部16を備える。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いたプロセッサを備える。制御部11は、内蔵するROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等のメモリ、クロック、カウンタ等を用い、各構成部を制御して処理を実行する。
記憶部12は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを備える。記憶部12は、制御部11が参照するプログラム及びデータを記憶する。記憶部12に記憶されるプログラムには、バスの利用料金の支払いに関する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム1Pが含まれる。プログラム1Pは、利用者端末装置1にインストールして使用されるネイティブアプリケーションプログラムであってよい。
記憶部12に記憶されるプログラム(プログラム製品)は、記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様であってもよい。記憶部12は、図示しない読出装置によって記録媒体1Aから読み出されたプログラムを記憶する。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラムをダウンロードし、記憶部12に記憶させたものであってもよい。
記憶部12に記憶されるデータには、利用者の利用する電子マネーのサービスに関する電子マネー情報121が含まれる。電子マネー情報121には、例えば非接触ICカードの電子マネーアカウントが含まれる。
第1通信部13は、ネットワークNを介した通信に関する処理を行うための通信デバイスを備える。制御部11は第1通信部13を通して、情報処理装置2との間で各種情報の送受信を行う。
第2通信部(近距離無線通信部)14は、近距離無線通信に関する処理を行うための通信デバイスを備える。本実施形態における第2通信部14は、NFCのプロトコルを用いて通信を行う。第2通信部14は、近距離無線通信タグ3を読み取るためのタグリーダー(例えばNFCリーダー)として機能する。制御部11は第2通信部14を通して、近距離無線通信タグ3から送信される情報を受信する。
表示部15は、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイ装置を備える。表示部15は、制御部11からの指示に従い、各種の情報を表示する。
操作部16は、ユーザの操作を受け付けるインタフェースであり、例えばキーボード、ディスプレイ内蔵のタッチパネルデバイス、スピーカ及びマイクロフォン等を備える。操作部16は、ユーザからの操作入力を受け付け、操作内容に応じた制御信号を制御部11へ送出する。
図3は、情報処理装置2の構成例を示すブロック図である。情報処理装置2は、制御部21、記憶部22及び通信部23を備える。情報処理装置2は複数のコンピュータからなるマルチコンピュータであってもよく、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。
制御部21は、一又は複数のCPU、GPU等を用いたプロセッサを備える。制御部21は、内蔵するROM又はRAM等のメモリ、クロック、カウンタ等を用い、各構成部を制御して処理を実行する。
記憶部22は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ、SSD等の不揮発性メモリを備える。記憶部22は、制御部21が参照するプログラム及びデータを記憶する。記憶部22は、複数の記憶装置により構成されていてもよく、情報処理装置2に接続された外部記憶装置であってもよい。記憶部22に記憶されるプログラムには、利用料金の決済に関する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム2Pが含まれる。
記憶部22に記憶されるプログラム(プログラム製品)は、記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様であってもよい。記憶部22は、図示しない読出装置によって記録媒体2Aから読み出されたプログラムを記憶する。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラムをダウンロードし、記憶部22に記憶させたものであってもよい。プログラム2Pは、単一のコンピュータ上で、または1つのサイトにおいて配置されるか、もしくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。
記憶部22にはまた、バスの全てのルートにおける乗降車位置(利用区間)と利用料金とを対応付けた利用料金テーブル221、利用者の利用状況に関する情報を格納する利用状況DB(Data Base :データベース)222が記憶されている。
通信部23は、ネットワークNを介した外部装置との通信に関する処理を行うための通信モジュールを備える。制御部21は、通信部23を介し、利用者端末装置1、バスロケーションシステム4及び決済サーバ5それぞれとの間で情報を送受信する。
情報処理装置2の構成は上述の例に限定されず、例えばユーザの操作を受け付けるための操作部、各種情報を表示するための表示部等を備えてもよい。
図4は、利用状況DB222に記憶されるデータの内容例を示す図である。利用状況DB222には、例えば利用状況IDをキーに、バス識別情報、利用者識別情報、乗車時刻、乗車位置、降車時刻、降車位置、利用料金、決済結果等の情報を紐付けたレコードが格納されている。
バス識別情報は、利用者の利用したバスの識別情報であり、例えばバスIDを含む。利用者識別情報は、利用者の識別情報であり、例えば利用者ID、利用者端末装置1の機器ID等を含む。乗車時刻及び乗車位置は、利用者がバスに乗車した時刻及び位置である。乗車位置には、例えば乗車位置に対応する停留所名が含まれてもよい。降車時刻及び降車位置は、利用者がバスを降車した時刻及び位置である。降車位置には、例えば降車位置に対応する停留所名が含まれてもよい。利用料金は、利用者のバス利用に対する料金である。利用料金は、乗車位置及び降車位置に応じて決定される。決済結果は、利用料金の電子決済結果に関する情報である。決済結果列には、例えば、決済済みであることを示す完了又は未決済であることを示す未のいずれかのフラグが格納される。
上記バス識別情報、利用者識別情報、乗車時刻、及び降車時刻は、利用者端末装置1から送信される情報を受信することにより収集される。利用者端末装置1は、乗車側の近距離無線通信タグ3aとの通信により、近距離無線通信タグ3aに記憶されているバス識別情報を取得する。また利用者端末装置1は、内蔵するクロック機能により計時されるバス識別情報の取得時刻を、乗車時刻として取得する。同様に、利用者端末装置1は、降車側の近距離無線通信タグ3bとの通信に基づいて、近距離無線通信タグ3bに記憶されているバス識別情報及び降車時刻を取得する。
利用者識別情報は、例えば各利用者が初めて情報処理システム100を利用する際に、情報処理装置2にて提供される登録用の画面を介し、利用者の登録操作を受け付けることによって収集される。その際、情報処理装置2は、利用者の利用する電子決済手段の種類や、電子決済手段に関する情報(電子マネー情報121)を対応付けて収集し、利用者情報として記憶する。利用者端末装置1は、バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻と、利用者識別情報とを情報処理装置2へ送信する。
情報処理装置2は、利用者端末装置1から受信したバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置を特定する。具体的には、情報処理装置2は、バスロケーションシステム4から取得する運行状況情報を用いて乗車位置及び降車位置を特定する。
バスロケーションシステム4により管理される運行状況情報には、各ルートを運行するバスのバス識別情報、通過時刻及び通過位置(例えば停留所名)等が含まれる。運行状況情報は、リアルタイムで更新される。情報処理装置2は、利用者端末装置1から受信したバス識別情報及び乗車時刻と、運行状況情報におけるバス識別情報及び通過時刻とを比較する。情報処理装置2は、バス識別情報が一致し、且つ乗車時刻及び通過時刻が一致又は最も近似する通過位置を、利用者の乗車位置として特定する。同様に、情報処理装置2は、利用者端末装置1から受信したバス識別情報及び降車時刻と、運行状況情報におけるバス識別情報及び通過時刻とを比較することにより、利用者の降車位置を特定する。
また情報処理装置2は、利用料金テーブル221に記憶する情報に基づいて、特定した乗車位置及び降車位置に対応する利用料金を算出する。情報処理装置2は、算出した利用料金の決済を決済サーバ5へ要求し、決済結果を決済サーバ5から受信する。情報処理装置2は、利用者端末装置1から新たな利用情報を受け付ける度、受け付けた利用情報に基づき導出される利用状況を利用状況DB222に記憶する。
図5は、利用情報の取得に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。
利用者端末装置1の制御部11は、アプリケーションプログラムを起動させる(ステップS11)。制御部11は、例えば、第2通信部14を介して、バスの停留所に配置される標識に設けられるNFCタグ情報を取得することにより、取得したNFCタグ情報にて識別されるアプリケーションプログラムを起動させる。制御部11は、利用者端末装置1において受け付けたプログラム1Pの選択及びアカウント情報を用いたログイン操作に応じて、アプリケーションプログラムを起動させてもよい。
制御部11は、第2通信部14を介して乗車側の近距離無線通信タグ3aの情報を読み取ることにより、近距離無線通信タグ3aに含まれるバス識別情報を取得する(ステップS12)。ステップS12において制御部11は、利用者がバスに設置された近距離無線通信タグ3aに利用者端末装置1をかざすことにより、近距離無線通信タグ3aとの近距離無線通信を確立させる。取得したバス識別情報は、近距離無線通信タグ3aの搭載されるバス、すなわち利用者の乗車したバスのバス識別情報である。
制御部11は、バス識別情報の取得に対応して乗車フラグを生成し(ステップS13)、生成した乗車フラグを記憶部12に記憶する。制御部11は、クロック機能により計時されるバス識別情報の取得時刻を乗車時刻として取得し、取得したバス識別情報及び乗車時刻を乗車フラグに対応付けて記憶部12に記憶する(ステップS14)。上述の処理により乗車処理が終了する。
制御部11は、第2通信部14を介して降車側の近距離無線通信タグ3bの情報を読み取ることにより、近距離無線通信タグ3bに含まれるバス識別情報を取得する(ステップS15)。ステップS15において制御部11は、利用者がバスに設置された近距離無線通信タグ3bに利用者端末装置1をかざすことにより、近距離無線通信タグ3bとの近距離無線通信を確立させる。
制御部11は、記憶部12に記憶する情報に基づいて、乗車フラグがあるか否かを判定する(ステップS16)。乗車フラグがないと判定した場合(ステップS16:NO)、制御部11は、利用者又は乗務員が操作部16を操作することによる利用料金の登録を受け付ける(ステップS17)。ステップS17において、制御部11は、利用料金の入力を受け付けるための受付画面を利用して、利用料金の登録を受け付けてもよい。制御部11は、受け付けた利用料金を利用情報として記憶部12に記憶する(ステップS18)。なお制御部11は、利用料金を受け付けるものに限定されず、例えば乗車位置及び降車位置や、バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を受け付ける構成であってもよい。
乗車フラグがあると判定した場合(ステップS16:YES)、制御部11は、バス識別情報の取得に対応して降車フラグを生成し(ステップS19)、生成した降車フラグを記憶部12に記憶する。制御部11は、クロック機能により計時されるバス識別情報の取得時刻を降車時刻として取得し、取得したバス識別情報及び降車時刻を降車フラグに対応付けて記憶部12に記憶する(ステップS20)。この場合において、制御部11は、乗車フラグに係る情報と降車フラグに係る情報とを対応付けて記憶部12に記憶するとよい。上述の処理により降車処理が終了する。
上述の処理において、近距離無線通信タグ3に記憶される情報には、バス識別情報に加えて、乗車又は降車を区別するための情報が含まれるものであってもよい。この場合、制御部11は、近距離無線通信タグ3から取得した乗車又は降車を区別するための情報に対応するよう乗車フラグ又は降車フラグを生成することが好ましい。
上述の処理によって、利用者の1回のバス利用に対する乗車処理及び降車処理が終了する。制御部11は上述した一連の処理をオフラインにて実行する。
図6は、利用料金の決済に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理システム100は、図5の処理の終了後、例えば所定の又は適宜の間隔で以下の処理を実行する。
利用者端末装置1の制御部11は、第1通信部13を介して情報処理装置2へアクセスすることにより、情報処理装置2との通信が確立されているか否かを判定する(ステップS31)。ネットワークNに接続されておらず、情報処理装置2との通信が確立されていないと判定した場合(ステップS31:NO)、制御部11は、処理をステップS31に戻し、情報処理装置2との通信が確立されるまで待機する。
ネットワークNに接続されており、情報処理装置2との通信が確立されていると判定した場合(ステップS31:YES)、制御部11は、記憶部12に記憶するバス識別情報、乗車時刻、降車時刻を含む利用情報に、利用者識別情報を対応付けて情報処理装置2へ送信する(ステップS32)。
情報処理装置2の制御部21は、利用情報及び利用者識別情報を受信する(ステップS33)。制御部21は、バスロケーションシステム4にアクセスすることにより、バスロケーションシステム4から提供される最新の運行状況情報を取得する(ステップS34)。
制御部21は、利用情報に含まれるバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻と、運行状況情報におけるバス識別情報及び通過時刻とを比較することにより、利用者の乗車時刻及び降車時刻に対応する乗車位置及び降車位置を特定する(ステップS35)。
制御部21は、利用料金テーブル221に記憶する情報に基づいて、特定した乗車位置及び降車位置(利用区間)に対応する利用料金を算出する(ステップS36)。
制御部21は、算出した利用料金に対する決済要求を決済サーバ5へ送信する(ステップS37)。具体的には、制御部21は、利用料金と利用者識別情報とを対応付けて決済サーバ5へ送信することにより、利用者識別情報に対応付けられる電子マネーを用いた利用料金の電子決済を決済サーバ5へ要求する。決済サーバ5は、利用料金に対する決済処理を実行し、実行結果を情報処理装置2へ送信する。
制御部21は、利用料金に対する決済結果を決済サーバ5から受信する(ステップS38)。決済結果には、例えば決済の完了又は未決済のいずれかを示す情報が含まれている。
制御部21は、受信した決済結果に基づいて、決済結果を表示するための画面情報を生成する(ステップS39)。制御部21は、決済結果に応じた所定の情報を含む画面情報を生成する。制御部21は、生成した決済結果を表示するための画面情報を、利用者識別情報にて識別される利用者の利用者端末装置1へ送信する(ステップS40)。
制御部21は、利用料金に対する決済要求を終了するか否かを判定する(ステップS41)。ステップS38にて未決済を示す決済結果を取得したことにより決済要求を終了しないと判定した場合(ステップS41:NO)、制御部21は、処理をステップS37に戻し、利用料金に対する決済要求を繰り返す。制御部21は、所定時間経過後に決済サーバ5へ決済の再要求を送信するものであってもよい。
ステップS38にて決済の完了を示す決済結果を取得したことにより決済要求を終了すると判定した場合(ステップS41:YES)、制御部21は、決済要求の繰り返し処理をスキップする。
利用者端末装置1の制御部11は、第1通信部13を介して、決済結果を表示するための画面情報を受信する(ステップS42)。制御部11は、受信した画面情報に基づいて、決済結果を表示する画面を表示部15に表示し(ステップS43)、一連の処理を終了する。
上述の処理において、利用者端末装置1の制御部11は、バス識別情報、乗車時刻、降車時刻をまとめて情報処理装置2へ送信する構成に限定されず、複数の処理に分散してそれらを送信するものであってもよい。例えば制御部11は、乗車時刻を取得した後、降車時刻を取得するまでの期間において、ステップS31の判定処理を実行し、通信が確立したタイミングでバス識別情報及び乗車時刻を情報処理装置2へ送信する。さらに降車時刻を取得した後、再度ステップS31の判定処理を実行し、通信が確立したタイミングでバス識別情報及び降車時刻を情報処理装置2へ送信するものであってもよい。
図7は、決済が完了した場合に表示部15に表示される画面の一例を示す模式図である。利用者端末装置1の制御部11は、利用情報の送信後、送信した利用情報に対する決済結果を情報処理装置2から受信し、表示部15に表示させる。
図7に示すように、決済完了時の画面には、例えば決済結果欄151、利用料金欄152、利用状況欄153が含まれている。決済結果欄151には、決済が完了したことを示すテキストデータが表示されている。利用料金欄152には、決済された利用料金が表示されている。利用状況欄153には、乗車位置(乗車した停留所名)及び降車位置(降車した停留所名)が表示されている。
情報処理装置2は、決済サーバ5から受信した決済結果に基づき、決済結果に応じた所定のテキストデータを決済結果欄151に表示させる。また情報処理装置2は、ステップS36にて算出した利用料金を利用料金欄152に表示させるとともに、ステップS35にて特定した乗車位置及び降車位置を利用状況欄153に表示させる。
図8は、決済が完了していない場合に表示部15に表示される画面の一例を示す模式図である。図8に示すように、未決済時の画面には、決済完了時の画面と同様に、例えば決済結果欄151、利用料金欄152、利用状況欄153が含まれている。決済結果欄151には、決済が完了していないことを示すテキストデータが表示されている。利用料金欄152及び利用状況欄153の表示内容は図7と同様である。なお情報処理装置2は、決済結果が未決済であった場合、画面情報に代えて又は画面情報に加えて、警告音や合成音声等を出力することで未決済である旨を利用者へ報知するものであってもよい。
本実施形態によれば、各利用者の利用者端末装置1を近距離無線通信タグ3の読み取り装置として機能させることで、利用料金の特定から電子決済までを実行する。これにより変動料金制を適用する場合であっても、近距離無線通信タグ3をバスに設置するのみでよく、車載装置の設置が不要となる。従って情報処理システム100の導入コストを低減し、導入を容易とすることができる。
本実施形態によれば、オフラインで取得した利用者情報に基づいて、オンラインとなったタイミングにて電子決済が行われる。多様なルートを運行するバスの場合には、山間部など電波状況の不安定なエリアを運行する可能性がある。このため、利用料金の精算時にネットワークNに接続できず、清算処理や降車処理が適正に完了されないおそれがある。本実施形態によれば、バスの乗車時又は降車時におけるリアルタイムでの決済処理を不要とすることで、利用者のスムーズな乗降車が可能となり、利用料金の精算による運行の遅延を低減することができる。
情報処理システム100では、オフラインにて電子マネー情報が紐付けられたアプリケーションプログラムを起動させ、乗車処理および降車処理を行うことで、利用者における電子決済の利用権限を適正に認識することができる。その後、オンラインにて決済処理を実行することで、利用料金の決済処理を効率的且つ確実に実行することができる。
利用者の乗車位置及び降車位置は、バスに設置された近距離無線通信タグ3の読み取り情報と、バスロケーションシステム4の運行状況情報とに基づいて特定される。近距離無線通信タグ3の読取時刻と、運行状況情報とを突合することで、効率的且つ適正に利用者の乗車位置及び降車位置を特定することができる。
情報処理システム100はさらに、取得した各種情報に基づいて、乗車途中において利用者の利用状況に応じた情報を提供するよう構成されてもよい。例えば、情報処理システム100は、利用者の乗車位置(乗車した停留所名)、利用者の乗車位置及びバスの運行状況に基づき推定される現在の利用料金、現在の利用料金や初乗り運賃を考慮した電子マネーの決済可否の情報等を出力する。
上述の各フローチャートにおける処理は、利用者端末装置1の記憶部12に記憶するプログラム1Pに従って制御部11により実行されるとともに情報処理装置2の記憶部22に記憶するプログラム2Pに従って制御部21により実行されてもよく、制御部11及び制御部21それぞれに備えられた専用のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)により実現されてもよく、それらの組合せによって実現されてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、利用者の乗車位置に関する情報を出力する構成を説明する。以下では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、利用者の乗車位置に関する情報を出力する構成を説明する。以下では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
情報処理システム100は、利用者の乗車中において、乗車処理に応じた利用者の乗車位置や、電子マネーの決済可否等の情報を提供する。
図9は、第2実施形態の情報処理システム100が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理システム100は、例えば、利用者端末装置1にて乗車時のバス識別情報及び乗車時刻の取得処理が行われた後、所定の又は適宜の間隔で以下の処理を実行する。
利用者端末装置1の制御部11は、第1通信部13を介して情報処理装置2へアクセスすることにより、情報処理装置2との通信が確立されているか否かを判定する(ステップS51)。ネットワークNに接続されておらず、情報処理装置2との通信が確立されていないと判定した場合(ステップS51:NO)、制御部11は、処理をステップS51に戻し、情報処理装置2との通信が確立されるまで待機する。
ネットワークNに接続されており、情報処理装置2との通信が確立されていると判定した場合(ステップS51:YES)、制御部11は、記憶部12に記憶するバス識別情報及び乗車時刻に、利用者識別情報を対応付けて情報処理装置2へ送信する(ステップS52)。
情報処理装置2の制御部21は、バス識別情報、乗車時刻及び利用者識別情報を受信する(ステップS53)。制御部21は、バスロケーションシステム4にアクセスすることにより、最新の運行状況情報を取得する(ステップS54)。
制御部21は、利用情報に含まれるバス識別情報及び乗車時刻と、運行状況情報とを比較することにより、利用者の乗車時刻に対応する乗車位置を特定する(ステップS55)。
制御部21は、利用料金テーブル221に記憶する情報に基づいて、当初の利用料金(初乗り利用料金)を取得する(ステップS56)。制御部21は、取得した利用料金に対する決済の可否を決済サーバ5へ問い合わせる(ステップS57)。制御部21は、利用料金と利用者識別情報とを対応付けて決済サーバ5へ送信することにより、利用者識別情報に対応付けられる電子マネーを用いた電子決済の可否を決済サーバ5へ問い合わせる。決済サーバ5は、利用者識別情報にて識別される電子マネーの残高に基づいて、利用料金に対する決済の可否を判定し、判定結果を情報処理装置2へ送信する。
制御部21は、決済の可否の判定結果を決済サーバ5から受信する(ステップS58)。判定結果には、例えば決済可又は決済不可のいずれかを示す情報が含まれている。
制御部21は、受信した判定結果に基づいて、利用者の乗車位置や判定結果を表示するための画面情報を生成する(ステップS59)。制御部21は、生成した画面情報を、利用者識別情報にて識別される利用者の利用者端末装置1へ送信する(ステップS60)。
利用者端末装置1の制御部11は、第1通信部13を介して画面情報を受信する(ステップS61)。制御部11は、受信した画面情報に基づいて、利用者の乗車位置や判定結果を表示する画面を表示部15に表示し(ステップS62)、一連の処理を終了する。
図10は、第2実施形態の表示部15に表示される画面の一例を示す模式図である。図10に示す画面は、例えば乗車処理が行われた後、降車処理が行われるまでの期間において表示される。
図10に示すように、画面には、例えば利用料金欄154、判定結果欄155、乗車位置欄156が含まれている。利用料金欄154には、当初の利用料金が表示されている。判定結果欄155には、決済可否の判定結果を示すテキストデータが表示されている。乗車位置欄156には、利用者の乗車位置(乗車した停留所名)が表示されている。
情報処理装置2は、決済サーバ5から受信した判定結果に基づき、判定結果に応じた所定のテキストデータを判定結果欄155に表示させる。また情報処理装置2は、ステップS56にて取得した当初の利用料金を利用料金欄154に表示させるとともに、ステップS55にて特定した乗車位置を乗車位置欄156に表示させる。
なお情報処理装置2は、判定結果が決済不可であった場合、画面情報に代えて又は画面情報に加えて、警告音や合成音声等を出力することで決済不可である旨を利用者へ報知するものであってもよい。
本実施形態によれば、情報処理システム100は、降車後のみならず乗車中においても情報を提供することができるため、情報処理システム100の利便性が向上する。情報処理装置2から事前に決済可否の判定結果が出力されることで、利用者が残高不足を的確に認識することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、バスの運行状況に応じた情報を出力する構成を説明する。以下では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、バスの運行状況に応じた情報を出力する構成を説明する。以下では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
情報処理システム100は、利用者の乗車中において、バスの運行状況に応じた利用料金の推定額を提示する。
図11は、第3実施形態の情報処理システム100が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理システム100は、例えば、図9の処理の終了後、所定の又は適宜の間隔で以下の処理を実行する。
情報処理装置2の制御部21は、バスロケーションシステム4にアクセスすることにより、最新の運行状況情報を取得する(ステップS71)。
制御部21は、利用料金テーブル221に記憶する情報に基づいて、現在の利用料金を算出する(ステップS72)。具体的には、制御部21は、予め取得済みの利用情報におけるバス識別情報及び乗車時刻に基づき特定された利用者の乗車位置と、運行状況情報における最新の通過位置とに基づいて、乗車位置から次に通過予定の通過位置までの区間に対する利用料金を求める。
制御部21は、算出した現在の利用料金を表示するための画面情報を生成する(ステップS73)。制御部21は、生成した現在の利用料金を表示するための画面情報を、利用者識別情報にて識別される利用者の利用者端末装置1へ送信する(ステップS74)。
利用者端末装置1の制御部11は、第1通信部13を介して画面情報を受信する(ステップS75)。制御部11は、受信した画面情報に基づいて、現在の利用料金を表示する画面を表示部15に表示し(ステップS76)、一連の処理を終了する。
図12は、第3実施形態の表示部15に表示される画面の一例を示す模式図である。図12に示す画面は、例えば乗車処理が行われた後、降車処理が行われるまでの期間において表示される。
図12に示すように、画面には、例えば推定利用料金欄157、及び推定利用状況欄158が含まれている。推定利用料金欄157には、現在の利用料金が表示されている。推定利用状況欄158には、利用者の乗車位置と、次に通過予定の通過位置(停留所名)とが表示されている。
情報処理装置2は、ステップS72にて取得した現在の利用料金を推定利用料金欄157に表示させる。また情報処理装置2は、現在の利用料金の算出に用いた乗車位置及び次に通過予定の通過位置を推定利用状況欄158に表示させる。
なお情報処理装置2は、図9のフローチャートにおけるステップS57~58と同様の処理を実行することにより、現在の利用料金に対する決済可否の判定結果を取得し、取得した判定結果を利用者端末装置1の表示部15を介して出力してもよい。
本実施形態によれば、情報処理システム100は、利用者の乗車状況に応じた情報を提供することができるため、情報処理システム100の利便性が向上する。利用者は、自身の乗車位置に応じた利用料金の変動状況を容易に認識することができる。
1 利用者端末装置
11 制御部
12 記憶部
13 第1通信部
14 第2通信部(近距離無線通信部)
15 表示部
16 操作部
1P プログラム
1A 記録媒体
2 情報処理装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
2P プログラム
2A 記録媒体
3(3a,3b) 近距離無線通信タグ
4 バスロケーションシステム
5 決済サーバ
11 制御部
12 記憶部
13 第1通信部
14 第2通信部(近距離無線通信部)
15 表示部
16 操作部
1P プログラム
1A 記録媒体
2 情報処理装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
2P プログラム
2A 記録媒体
3(3a,3b) 近距離無線通信タグ
4 バスロケーションシステム
5 決済サーバ
Claims (12)
- 利用者の利用するバスのバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を取得し、
取得した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置を特定し、
特定した前記乗車位置及び降車位置に応じた利用料金を算出する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記バスにおける所定の通過位置毎の通過時刻を含む運行状況情報と、前記乗車時刻及び降車時刻とに基づいて、前記乗車位置及び降車位置を特定する
請求項1に記載のプログラム。 - 前記利用者の利用者端末装置により、前記バスに設置された近距離無線通信タグから近距離無線通信を通じて取得された前記バス識別情報を取得し、
バスロケーションシステムにより提供される前記バスの運行状況情報を取得する
請求項1又は請求項2に記載のプログラム。 - 所定の電子決済を行う決済サーバへ前記利用料金の決済要求を送信し、
送信した前記決済要求に対する決済結果を取得し、
取得した前記決済結果を出力する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記決済結果が未決済である場合、所定の情報を出力する
請求項4に記載のプログラム。 - 前記利用者の前記乗車位置を出力する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記利用者の前記乗車位置及び前記バスの運行状況に基づき推定される現在の利用料金を出力する
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプログラム。 - 利用者の利用するバスのバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を取得し、
取得した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置を特定し、
特定した前記乗車位置及び降車位置に応じた利用料金を算出する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。 - 利用者の利用するバスのバス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を取得する取得部と、
取得した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に基づいて、利用者の乗車位置及び降車位置を特定する特定部と、
特定した前記乗車位置及び降車位置に応じた利用料金を算出する算出部と
を備える情報処理装置。 - 利用者の利用するバスに設置された近距離無線通信タグから近距離無線通信を通じてバスのバス識別情報を取得し、
取得した前記バス識別情報と、前記バス識別情報の取得時刻に応じた乗車時刻及び降車時刻とを記憶部に記憶し、
情報処理装置との通信接続が確立した場合、前記記憶部に記憶した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻を情報処理装置へ送信し、
送信した前記バス識別情報、乗車時刻及び降車時刻に応じた利用料金に対する所定の電子決済手段による決済結果を取得する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記バスに設置された第1の前記近距離無線通信タグから前記バス識別情報を取得することにより乗車フラグを生成し、前記バスに設置された第2の前記近距離無線通信タグから前記バス識別情報を取得することにより降車フラグを生成する
請求項10に記載のプログラム。 - 前記利用者の利用者端末装置に設けられる近距離無線通信部により前記バス識別情報を取得する
請求項10又は請求項11に記載のプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021199516 | 2021-12-08 | ||
JP2021199516 | 2021-12-08 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023085158A true JP2023085158A (ja) | 2023-06-20 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021206233A Pending JP2023085158A (ja) | 2021-12-08 | 2021-12-20 | プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023085158A (ja) |
-
2021
- 2021-12-20 JP JP2021206233A patent/JP2023085158A/ja active Pending
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