特許法第30条第2項適用 掲載年月日:令和2年12月23日、掲載アドレス:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000012744.html 掲載年月日:令和2年12年24日、掲載アドレス:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000012744.html 掲載年月日:令和2年12年24日、掲載アドレス:https://seagaia.co.jp/downloads/11518/PressRelease_20201224頒布年月日:令和3年1月25日、総合レジャー産業資料、2021年2月号、第104頁 綜合ユニコム株式会社にて公開 頒布年月日:令和2年12月30日、電子パンフレット「リゾート施設向け スマートソリューションResort cloudのご紹介」(2020年9月16日更新版)にて公開頒布年月日:令和3年1月12日、令和3年1月14日、令和3年2月10日、電子パンフレット「リゾート施設向け スマートソリューションResort cloudのご紹介」(2021年1月6日更新版)にて公開
本発明による決済システム、管理装置、決済方法及びプログラムについて、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[一実施形態]
一実施形態による決済システム、管理装置、決済方法及びプログラムについて図1~図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による決済システムを示すブロック図である。
本実施形態による決済システム10は、宿泊施設11によって立て替えられる立替金に応じた額の電子マネーを、当該宿泊施設11に宿泊する宿泊者の携帯端末16に送金し得るものである。なお、宿泊者には、当該宿泊施設11への宿泊を予約した者、即ち、予約者も含まれ得る。宿泊者は、外国人であってもよいし、内国人であってもよい。
決済システム10は、管理装置12と、決済装置14と、携帯端末16と、電子決済端末18とによって構成され得る。管理装置12と、決済装置14と、携帯端末16とは、ネットワーク20等を介してデータ送受信可能に接続され得る。
管理装置12は、例えば宿泊施設11に備えられ得る。管理装置12には、演算部22と、記憶部24と、通信部26と、操作部28と、表示部30とが備えられ得る。なお、管理装置12には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。管理装置12の少なくとも一部が宿泊施設11外に備えられたサーバ等によって構成されていてもよい。記憶部24には、本実施形態による決済方法をコンピュータに実行させるためのプログラムがインストールされ得る。
演算部22は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサ(processor)、即ち、処理回路(processing circurity)によって構成され得る。
演算部22には、制御部32と、予約受付部34と、デポジット受取処理部36と、発行依頼データ生成部38と、発行依頼データ送信部40と、決済データ取得部42と、精算処理部44と、表示制御部46とが備えられ得る。制御部32と、予約受付部34と、デポジット受取処理部36と、発行依頼データ生成部38と、発行依頼データ送信部40と、決済データ取得部42と、精算処理部44と、表示制御部46とは、記憶部24に記憶されているプログラムが演算部22によって実行されることによって実現され得る。
なお、制御部32、予約受付部34、デポジット受取処理部36、発行依頼データ生成部38、発行依頼データ送信部40、決済データ取得部42、精算処理部44、表示制御部46の少なくとも一部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部32、予約受付部34、デポジット受取処理部36、発行依頼データ生成部38、発行依頼データ送信部40、決済データ取得部42、精算処理部44、表示制御部46の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部24には、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられ得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部24の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。また、記憶部24には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等が更に備えられ得る。記憶部24には、後述する予約情報記憶部92、デポジット記憶部94、立替金記憶部96、決済データ記憶部98が備えられ得る。
通信部26には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部26は、インターネット等のネットワーク20を介してデータの送受信を行い得る。操作部28は、宿泊施設11の従業員等が管理装置12を操作する際に用いられ得る。表示部30には、不図示の表示素子が備えられている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等が用いられ得る。このような表示素子が備えられた不図示のタッチパネルによって、操作部28と表示部30とが構成されるようにしてもよい。
決済装置14は、例えば、キャッシュレス決済サービスを提供する会社、即ち、キャッシュレス決済会社13等に備えられ得る。決済装置14には、演算部48と、記憶部50と、通信部52と、操作部54と、表示部56とが備えられ得る。なお、決済装置14には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。決済装置14の少なくとも一部がキャッシュレス決済会社13外に備えられたサーバ等によって構成されていてもよい。
演算部48は、例えば、CPU、GPU等のプロセッサ、即ち、処理回路によって構成され得る。演算部48には、制御部58と、発行依頼データ受信部60と、電子マネー発行部62と、電子マネー送金部64と、表示制御部66とが備えられ得る。制御部58と、発行依頼データ受信部60と、電子マネー発行部62と、電子マネー送金部64と、表示制御部66とは、記憶部50に記憶されているプログラムが演算部48によって実行されることによって実現され得る。
なお、制御部58、発行依頼データ受信部60、電子マネー発行部62、電子マネー送金部64、表示制御部66の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部58、発行依頼データ受信部60、電子マネー発行部62、電子マネー送金部64、表示制御部66の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部50には、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられ得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部50の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。また、記憶部50には、HDD、SSD等が更に備えられ得る。
通信部52には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部52は、ネットワーク20を介してデータの送受信を行い得る。操作部54は、キャッシュレス決済会社13の従業員等が決済装置14を操作する際に用いられ得る。表示部56には、不図示の表示素子が備えられている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等が用いられ得る。このような表示素子が備えられた不図示のタッチパネルによって、操作部54と表示部56とが構成されるようにしてもよい。
携帯端末16は、宿泊施設11に宿泊する宿泊者によって所持される。なお、上述したように、宿泊者には、予約者も含まれ得る。携帯端末16には、例えば、通話機能、インターネット接続機能、電子決済機能等が備えられている。携帯端末16としては、例えばスマートフォン、タブレット等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。携帯端末16には、例えば電子マネー用の非接触ICチップが備えられ得るが、これに限定されるものではない。
携帯端末16には、演算部68と、記憶部70と、通信部72と、操作部74と、表示部76とが備えられ得る。なお、携帯端末16には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。携帯端末16には、本実施形態による決済方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが予めインストールされ得る。より具体的には、後述するサービスアプリケーションプログラム、即ち、サービスアプリが、携帯端末16に予めインストールされ得る。
演算部68は、例えば、CPU、GPU等のプロセッサ、即ち、処理回路によって構成され得る。演算部68には、制御部78と、予約処理部80と、デポジット支払処理部82と、電子マネー受取処理部84と、電子決済処理部86と、決済データ送信部88と、表示制御部90とが備えられ得る。制御部78と、予約処理部80と、デポジット支払処理部82と、電子マネー受取処理部84と、電子決済処理部86と、決済データ送信部88と、表示制御部90とは、記憶部70に記憶されているプログラムが演算部68によって実行されることによって実現され得る。より具体的には、後述するサービスアプリケーションプログラム等が演算部68によって実行されることによって、これらの構成要素が実現され得る。
なお、制御部78、予約処理部80、デポジット支払処理部82、電子マネー受取処理部84、電子決済処理部86、決済データ送信部88、表示制御部90の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部78、予約処理部80、デポジット支払処理部82、電子マネー受取処理部84、電子決済処理部86、決済データ送信部88、表示制御部90の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部70には、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられ得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部70の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。記憶部70には、後述する電子マネー記憶部100、決済データ記憶部102が備えられ得る。
通信部72には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部72は、中継局21とネットワーク20とを介して通信を行い得る。操作部74は、携帯端末16のユーザが当該携帯端末16を操作する際に用いられ得る。表示部76には、不図示の表示素子が備えられている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等が用いられ得る。このような表示素子が備えられた不図示のタッチパネルによって、操作部74と表示部76とが構成されるようにしてもよい。
電子決済端末18は、例えば、店舗に備えられ得る。店舗は、例えば、宿泊施設11外の店舗であるが、宿泊施設11内の店舗であってもよい。店舗としては、例えば、コンビニエンスストア、ドラッグストア、デパート、飲食店等の小売店舗が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。電子決済端末18は、店舗のレジカウンタ等に備えられ得る。
また、電子決済端末18は、例えば、公共交通機関にも備えられ得る。公共交通機関としては、例えば、鉄道、バス等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。例えば、駅の自動改札機等に電子決済端末18が備えられ得る。また、バス車両の乗降口等に電子決済端末18が備えられ得る。
また、電子決済端末18は、例えば、タクシーにも備えられ得る。例えば、タクシーの運転席と助手席との間のスペースに備えられたキャッシュトレイに電子決済端末18が設置され得るが、これに限定されるものではない。電子決済端末18は、タクシーの車室内に固定されていなくてもよい。
電子決済端末18には、例えば、非接触ICチップのリーダ/ライタ等が備えられ得るが、これに限定されるものではない。電子決済端末18は、バーコード、QRコード(登録商標)等を用いた電子決済に対応した電子決済端末であってもよい。
管理装置12には、上述したように、制御部32が備えられ得る。制御部32は、管理装置12の全体の制御を司る。
管理装置12には、上述したように、予約受付部34が更に備えられ得る。予約受付部34は、当該宿泊施設11への宿泊者の予約を受け付ける。なお、後述するように、宿泊者による予約の処理は、後述するサービスアプリを用いて行われ得る。予約受付部34は、受け付けた予約に関する情報、即ち、予約情報を、記憶部24に備えられた予約情報記憶部92に記憶する。予約情報としては、予約ID、会員ID、宿泊予定日、人数、氏名、年齢、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス、チェックイン予定時刻、チェックアウト予定時刻、禁煙部屋の指定等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。予約IDは、予約受付部34が当該予約を受け付けた際に当該予約に対して付与するIDである。会員IDは、宿泊者に対して予め付与されたIDである。会員IDは、当該宿泊施設11を利用するための会員登録等を行った際等において付与され得る。会員登録は、例えば、サービスアプリを用いて行われ得るが、これに限定されるものではない。
管理装置12には、上述したように、デポジット受取処理部36が更に備えられ得る。デポジット受取処理部36は、宿泊施設11が宿泊者から受け取ったデポジットの額であるデポジット額を、記憶部24に備えられたデポジット記憶部94に記憶する。デポジット額は、当該宿泊者を識別するための情報とともに、デポジット記憶部94に記憶され得る。宿泊者を識別するための情報としては、当該宿泊者の会員ID等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。宿泊施設11は、予約の際にデポジットを受け取り得るが、これに限定されるものではない。宿泊施設11は、チェックインの際にデポジットを受け取ってもよい。デポジットは、クレジットカード等を用いて決済されてもよいし、現金によって支払われてもよい。
管理装置12には、上述したように、発行依頼データ生成部38が更に備えられ得る。発行依頼データ生成部38は、宿泊者が所持する携帯端末16に電子マネーを送金するための電子マネー発行依頼データを生成し得る。宿泊者が所持する携帯端末16に送金される電子マネーの額に応じた金銭は、宿泊施設11によって立て替えられる。即ち、宿泊施設11によって立て替えられる立替金に応じた額の電子マネーを、当該宿泊施設11に宿泊する宿泊者が所持する携帯端末16に送金するための電子マネー発行依頼データが、発行依頼データ生成部38によって生成される。電子マネー発行依頼データには、電子マネーの発行依頼額を示す情報が含まれ得る。また、電子マネー発行依頼データには、当該発行依頼データに基づいて発行される電子マネーの送金先を示す情報である送金先情報が含まれ得る。また、電子マネー発行依頼データには、当該発行依頼データを発行した宿泊施設11を示す情報が含まれ得る。発行依頼データ生成部38は、当該発行依頼データに基づいて発行される電子マネーの額を示す情報、即ち、宿泊施設11によって立て替えられる立替金の額を示す情報を、記憶部24に備えられた立替金記憶部96に記憶する。立替金の額には、予め上限が設定され得るが、これに限定されるものではない。立替金の額は、宿泊施設11によって予め定められた額であってもよいし、宿泊者の希望に基づいた額、即ち、後述するチャージ希望額に基づいた額であってもよい。また、立替金の額は、例えばデポジット額より小さく設定され得るが、これに限定されるものではない。立替金の額が、デポジット額と同等であってもよいし、デポジット額より大きくてもよい。
管理装置12には、上述したように、発行依頼データ送信部40が更に備えられ得る。発行依頼データ送信部40は、発行依頼データ生成部38によって生成された電子マネー発行依頼データを、通信部26を介して決済装置14に送信し得る。
管理装置12には、上述したように、決済データ取得部42が更に備えられ得る。決済データ取得部42は、電子マネーを用いて当該宿泊者によって行われた取り引きを示す取引データ、即ち、決済データを、記憶部24に備えられた決済データ記憶部98に記憶する。決済データは、当該宿泊者を識別するための情報とともに、決済データ記憶部98に記憶され得る。宿泊者を識別するための情報としては、当該宿泊者の会員ID等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。決済データには、利用額を示す情報が含まれ得る。決済データは、電子マネーを用いて行われた個々の決済を示すデータであってもよいし、決済総額を示すデータであってもよい。決済データには、利用額を示す情報以外の情報が含まれていてもよい。例えば、支払先を示す情報が含まれていてもよい。即ち、店舗の名称を示す情報、公共交通機関の名称を示す情報、タクシーの名称を示す情報等が、決済データに含まれていてもよい。また、利用内容を示す情報が、決済データに含まれていてもよい。また、利用時刻、利用場所等を示す情報が、決済データに含まれていてもよい。また、決済データは、電子マネーの残額を示すデータであってもよい。宿泊施設11が立て替えた立替金から電子マネーの残額を減算することによって、利用総額が算出され得る。
管理装置12には、上述したように、精算処理部44が更に備えられ得る。精算処理部44は、電子マネーの利用総額と、宿泊者が宿泊施設11に予め支払ったデポジット額との差分に基づいて、精算処理を行う。精算処理部44は、当該宿泊者を識別するための情報に基づいて、電子マネーの利用総額と、宿泊者が宿泊施設11に予め支払ったデポジット額とを取得する。電子マネーの利用総額、即ち、宿泊者が決済した電子マネーの総額は、決済データ記憶部98に記憶された決済データに基づいて算出され得る。デポジット額は、デポジット記憶部94に記憶されている。そして、精算処理部44は、電子マネーの利用総額と、当該宿泊者が宿泊施設11に予め支払ったデポジット額との差分を算出する。電子マネーの利用総額がデポジット額よりも多い場合には、宿泊者は差額分を宿泊施設11に対して支払う。差額分は、現金によって支払われてもよいし、クレジットカード等によって決済されてもよい。例えば、デポジットの支払いがクレジット決済によって行われた場合、当該デポジットの支払いに関して当該宿泊者がクレジットカード会社から請求される金額を、当該デポジット額に差額分を加えた額としてもよい。なお、宿泊者が獲得済みのポイントが差額分の支払いに用いられるようにしてもよい。一方、電子マネーの利用総額がデポジット額よりも少ない場合には、宿泊施設11は差額分を宿泊者に払い戻す。差額分は、現金によって支払われ得るが、これに限定されるものではない。例えば、デポジットの支払いがクレジット決済によって行われた場合、当該デポジットの支払いに関して当該宿泊者がクレジットカード会社から請求される金額は、デポジット額から差額分を差し引いた額とされ得る。また、差額分をポイントとして宿泊者に付与するようにしてもよい。当該宿泊者が宿泊施設11から有料のサービスの提供等を受けた場合には、当該サービスの提供等に関しての料金も請求金額に加算され得る。精算処理部44は、このようにして、精算金額を算出し得る。精算処理部44は、精算の際、携帯端末16にチャージされた電子マネーの残高をゼロにするための処理を行い得る。即ち、精算の際には、携帯端末16にチャージされている電子マネーの残高が、管理装置12に送金される。管理装置12は、携帯端末16から管理装置12に送金された電子マネーを、例えば、別の宿泊者の携帯端末16への送金に用い得る。
管理装置12には、上述したように、表示制御部46が更に備えられ得る。表示制御部46は、表示部30の画面表示を制御し得る。
決済装置14には、上述したように、制御部58が備えられ得る。制御部58は、決済装置14の全体の制御を司る。
決済装置14には、上述したように、発行依頼データ受信部60が更に備えられ得る。発行依頼データ受信部60は、電子マネー発行依頼データを受信し得る。発行依頼データ受信部60は、受信した電子マネー発行依頼データを記憶部50に記憶する。
決済装置14には、上述したように、電子マネー発行部62が更に備えられ得る。電子マネー発行部62は、電子マネー発行依頼データに基づいて電子マネーを発行する。即ち、電子マネー発行部62は、宿泊施設11によって立て替えられた立替金の額に応じた電子マネーを発行する。電子マネー発行部62は、宿泊施設11からキャッシュレス決済会社13に立替金が支払われた後に電子マネーを発行してもよいし、宿泊施設11からキャッシュレス決済会社13に立替金が支払われる前に電子マネーを発行してもよい。立替金は、例えば不図示の銀行を介して宿泊施設11からキャッシュレス決済会社13に支払われ得るが、これに限定されるものではない。
決済装置14には、上述したように、電子マネー送金部64が更に備えられ得る。電子マネー送金部64は、電子マネー発行部62によって発行された電子マネーを、宿泊施設11に宿泊する宿泊者の携帯端末16に送金する。
決済装置14には、上述したように、表示制御部66が更に備えられ得る。表示制御部66は、表示部56の画面表示を制御し得る。
携帯端末16には、上述したように、本実施形態による決済方法を携帯端末16に備えられたコンピュータに実行させるためのプログラムが予めインストールされ得る。より具体的には、サービスアプリケーションプログラム、即ち、サービスアプリが、携帯端末16に予めインストールされ得る。サービスアプリは、例えば宿泊施設11等から提供され得る。例えば、ウェブサイト等を介してサービスアプリがダウンロードされ得るが、これに限定されるものではない。サービスアプリには、例えば、キャッシュレス決済会社13から提供されるSDK(Software Development Kit)等が予め組み込まれ得る。このため、サービスアプリは、キャッシュレス決済会社13から送金される電子マネーを携帯端末16にチャージし得る。また、サービスアプリは、API(Application Programming Interface)等を経由して、他のアプリケーションプログラムのサーバサイドの機能を呼び出し得る。従って、電子決済を行うための他のアプリケーションプログラムを携帯端末16に別途インストールすることを要することなく、電子決済が実現され得る。即ち、キャッシュレス決済会社13等から提供される電子決済用のアプリケーションプログラムを携帯端末16に別途インストールすることなく、サービスアプリによって電子決済を行い得る。
携帯端末16には、上述したように、制御部78が備えられ得る。制御部78は、携帯端末16の全体の制御を司る。
携帯端末16には、上述したように、予約処理部80が備えられ得る。宿泊施設11の予約は、サービスアプリを用いて行われ得る。予約処理部80は、不図示の予約画面を表示部76に表示する。宿泊予定日、人数、氏名、年齢、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス、チェックイン予定時刻、チェックアウト予定時刻、禁煙部屋の指定等が、予約者によって予約画面に入力され得る。予約処理部80は、予約画面に入力されたこれらの情報を管理装置12に送信し得る。予約処理部80は、予約画面に入力されたこれらの情報とともに、当該宿泊者の会員IDを、通信部72を介して管理装置12に送信し得る。予約処理部80から送信されるこれらの情報に基づいて予約の受け付けが管理装置12によって行われ得る。
携帯端末16には、上述したように、デポジット支払処理部82が更に備えられ得る。デポジットの支払は、上述したように、予約の際に行われてもよいし、チェックインの際に行われてもよい。携帯端末16に電子マネーを送金するために宿泊施設11が立て替える立替金の額に応じて、デポジット額が設定され得るが、これに限定されるものではない。予約者は、携帯端末16にチャージしたい電子マネーの額、即ち、チャージ希望額を指定し得る。チャージ希望額の上限は、予め定められ得るが、これに限定されるものではない。デポジット支払処理部82は、チャージ希望額に応じたデポジット額を表示部76の表示画面に表示し得る。なお、チャージ希望額に応じたデポジット額は、管理装置12に備えられた演算部22によって算出されてもよいし、デポジット支払処理部82によって算出されてもよい。デポジット支払処理部82は、デポジット額に同意することを示す同意ボタンを表示部76の表示画面に表示する。同意ボタンが予約者によって押された場合、デポジット支払処理部82は、デポジット額、チャージ希望額等を示す情報を管理装置12に送信し得る。なお、携帯端末16にチャージする電子マネーの額が、宿泊施設11によって予め定められていてもよい。この場合には、チャージ希望額の指定の処理は行われない。
携帯端末16には、上述したように、電子マネー受取処理部84が更に備えられ得る。電子マネー受取処理部84は、決済装置14から送金される電子マネーを受け取る処理を行い得る。電子マネー受取処理部84は、決済装置14から受け取った電子マネーを記憶部70に備えられた電子マネー記憶部100に記憶することによって、当該電子マネーを携帯端末16にチャージする。
携帯端末16には、上述したように、電子決済処理部86が更に備えられ得る。電子決済処理部86は、電子マネーを用いた電子決済の処理を行い得る。具体的には、電子決済処理部86は、宿泊者が商品の購入等を行う際、当該商品等の代金を電子マネーで店舗等に支払う処理を行い得る。かかる電子決済は、例えば、非接触ICチップを用いた電子決済であってもよいし、バーコード、QRコード(登録商標)等を用いた電子決済等であってもよい。商品等の代金が携帯端末16にチャージされている電子マネーの残高より高い場合には、電子決済処理部86は、電子決済を行い得ない。なお、電子マネーの残高は、電子マネー記憶部100に記憶された情報に基づいて判定され得る。商品等の代金が携帯端末16にチャージされている電子マネーの残高以下である場合には、電子決済処理部86は、電子決済を行い得る。電子決済を行った場合、電子決済処理部86は、商品等の代金に相当する額を電子マネーの残高から減算することにより得られる額を、当該電子決済後の電子マネーの残高として、電子マネー記憶部100に記憶する。即ち、電子決済処理部86は、電子マネーの残高を示す情報を更新する。電子決済処理部86は、電子マネーを用いて行われた取り引きを示す取り引きデータ、即ち、決済データを、記憶部70に備えられた決済データ記憶部102に記憶する。
携帯端末16には、上述したように、決済データ送信部88が更に備えられ得る。決済データ送信部88は、電子マネーを用いて行われた取り引きを示す取引データ、即ち、決済データを、通信部72を介して管理装置12に送信する。上述したように、決済データには、利用額を示す情報が含まれ得る。上述したように、決済データは、電子マネーを用いて行われた個々の決済を示すデータであってもよいし、決済総額を示すデータであってもよい。上述したように、決済データには、利用額を示す情報以外の情報が含まれていてもよい。また、上述したように、決済データは、電子マネーの残額を示すデータであってもよい。
携帯端末16には、上述したように、表示制御部90が更に備えられ得る。表示制御部90は、表示部76の画面表示を制御し得る。
次に、本実施形態による決済システム10の動作の例について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態による決済システムの動作の例を示すフローチャートである。
ステップS1において、サービスアプリがインストールされた携帯端末16を用いて、予約者によって予約処理が行われる。携帯端末16に備えられた予約処理部80は、不図示の予約画面を表示部76に表示する。上述したように、宿泊予定日、人数、氏名、年齢、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス、チェックイン予定時刻、チェックアウト予定時刻、禁煙部屋の指定等が、予約者によって予約画面に入力され得る。予約処理部80は、予約画面に入力されたこれらの情報を管理装置12に送信する。こうして、宿泊施設11の予約処理が予約処理部80によって行われる。この後、ステップS2に遷移する。
ステップS2において、管理装置12に備えられた予約受付部34が、宿泊施設11への予約の受付処理を行う。上述したように、予約受付部34は、受け付けた予約に関する情報、即ち、予約情報を、記憶部24に備えられた予約情報記憶部92に記憶する。この後、ステップS3に遷移する。
ステップS3において、デポジット支払処理部82がデポジットの支払処理を行う。上述したように、デポジットの支払は、予約の際に行われてもよいし、チェックインの際に行われてもよい。予約の際にデポジットが支払われる場合の例が図2には示されている。上述したように、予約者は、携帯端末16にチャージしたい電子マネーの額、即ち、チャージ希望額を指定し得る。デポジット支払処理部82は、チャージ希望額に応じたデポジット額を表示部76の表示画面に表示する。また、デポジット支払処理部82は、デポジット額に同意することを示す同意ボタンを表示部76の表示画面に表示する。同意ボタンが予約者によって押された場合、デポジット支払処理部82は、デポジット額、チャージ希望額等を示す情報を管理装置12に送信する。デポジットは、例えばクレジットカード等を用いて決済され得る。この後、ステップS4に遷移する。なお、ここでは、ステップS1と別個にステップS3が行われる場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。ステップS1の予約処理にデポジットの支払処理が含まれるようにしてもよい。
ステップS4において、デポジット受取処理部36がデポジットの受取処理を行う。例えば、デポジットがクレジットカード等による決済によって宿泊施設11に支払われることで、デポジット受取処理部36によるデポジットの受取処理が行われ得るが、これに限定されるものではない。この後、ステップS5に遷移する。
ステップS5において、デポジット受取処理部36は、宿泊施設11が宿泊者から受け取ったデポジットの額であるデポジット額を、記憶部24に備えられたデポジット記憶部94に記憶する。この後、ステップS6に遷移する。
ステップS6において、発行依頼データ生成部38が、予約者が所持する携帯端末16に電子マネーを送金するための電子マネー発行依頼データを生成する。発行依頼データ生成部38は、当該発行依頼データに基づいて発行される電子マネーの額を示す情報、即ち、宿泊施設11によって立て替えられる立替金の額を示す情報を、立替金記憶部96に記憶する。この後、ステップS7に遷移する。
ステップS7において、発行依頼データ送信部40が、発行依頼データ生成部38によって生成された電子マネー発行依頼データを決済装置14に送信する。この後、ステップS8に遷移する。
ステップS8において、決済装置14に備えられた発行依頼データ受信部60が、通信部52を介して電子マネー発行依頼データを受信する。発行依頼データ受信部60は、受信した電子マネー発行依頼データを記憶部50に記憶する。この後、ステップS9に遷移する。
ステップS9において、電子マネー発行部62は、電子マネー発行依頼データに基づいて電子マネーを発行する。即ち、電子マネー発行部62は、宿泊施設11によって立て替えられた立替金の額に応じた電子マネーを発行する。この後、ステップS10に遷移する。
ステップS10において、電子マネー送金部64は、電子マネー発行部62によって発行された電子マネーを、通信部52を介して携帯端末16に送金する。この後、ステップS11に遷移する。
ステップS11において、携帯端末16に備えられた電子マネー受取処理部84が、決済装置14から送金される電子マネーを受け取る。この後、ステップS12に遷移する。
ステップS12において、電子マネー受取処理部84が、決済装置14から受け取った電子マネーを電子マネー記憶部100に記憶する。決済装置14から受け取った電子マネーが電子マネー記憶部100に記憶されることによって、当該電子マネーが携帯端末16にチャージされる。こうして、図2に示す処理が完了する。
次に、本実施形態による決済システム10の動作の例について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態による決済システムの動作の例を示すフローチャートである。電子決済に伴って行われる処理が図3には示されている。
ステップS21において、電子決済処理部86が電子マネーを用いた電子決済の処理を行う。上述したように、かかる電子決済は、例えば、非接触ICチップを用いた電子決済であってもよいし、バーコード、QRコード(登録商標)等を用いた電子決済等であってもよい。この後、ステップS22に遷移する。
ステップS22において、電子決済処理部86が、電子マネーを用いて行われた取り引きを示す取り引きデータ、即ち、決済データを、決済データ記憶部102に記憶する。この後、ステップS23に遷移する。
ステップS23において、電子決済処理部86が電子マネーの残高を更新する。即ち、電子決済処理部86は、商品等の代金に相当する額を電子マネーの残高から減算することにより得られる額を、当該電子決済後の電子マネーの残高として、電子マネー記憶部100に記憶する。この後、ステップS24に遷移する。
ステップS24において、決済データ送信部88が、電子マネーを用いて行われた取り引きを示す取引データ、即ち、決済データを、管理装置12に送信する。上述したように、決済データには、利用額を示す情報が含まれ得る。また、上述したように、決済データは、電子マネーの残額を示すデータであってもよい。この後、ステップS25に遷移する。
ステップS25において、管理装置12に備えられた決済データ取得部42が、電子マネーを用いて行われた取り引きを示す取引データ、即ち、決済データを取得する。上述したように、決済データには、利用額を示す情報が含まれ得る。この後、ステップS26に遷移する。
ステップS26において、決済データ取得部42が、取得した決済データを決済データ記憶部98に記憶する。こうして、図3に示す処理が完了する。
次に、本実施形態による決済システム10の動作の例について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態による決済システムの動作の例を示すフローチャートである。精算の際の処理が図4には示されている。
ステップS31において、精算処理部44は、決済データ記憶部98に記憶された決済データに基づいて、宿泊者が決済した電子マネーの総額、即ち、電子マネーの利用総額を算出する。この後、ステップS32に遷移する。
ステップS32において、精算処理部44は、電子マネーの利用総額と、宿泊者が宿泊施設11に予め支払ったデポジット額との差分を算出する。上述したように、デポジット額は、デポジット記憶部94に記憶されている。この後、ステップS33に遷移する。
ステップS33において、精算処理部44が、上記のようにして算出された差分に基づいて精算処理を行う。上述したように、利用総額がデポジット額よりも多い場合には、宿泊者は差額分を宿泊施設11に対して支払う。一方、利用総額がデポジット額よりも少ない場合には、宿泊施設11は差額分を宿泊者に払い戻す。精算処理部44は、携帯端末16にチャージされた電子マネーの残高をゼロにするための処理を行う。即ち、携帯端末16にチャージされている電子マネーの残高が、管理装置12に送金される。こうして、図4に示す処理が完了する。
このように、本実施形態によれば、宿泊施設11によって立て替えられる立替金によって電子マネーが発行されるため、当該電子マネーを発行するための電子マネー発行依頼データが携帯端末16から決済装置14に送信されることを要しない。このため、電子マネー発行依頼データを携帯端末16から決済装置14に送信するためのプログラム、即ち、キャッシュレス決済会社13等から提供されるアプリケーションプログラムを、携帯端末16にインストールすることを要しない。このため、本実施形態によれば、利便性の向上に資することができる。
本発明についての好適な実施形態を上述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態において、電子マネーのオートチャージを行い得るようにしてもよい。即ち、携帯端末16にチャージされた電子マネーの残高が予め設定された設定額より低くなった場合に、予め決められた額の電子マネーが携帯端末16に自動的に追加チャージされるようにしてもよい。
上記実施形態をまとめると以下のようになる。
決済システム(10)は、宿泊施設(11)の宿泊者が所持する携帯端末(16)と、前記携帯端末とデータ送受信可能に接続され得る管理装置(12)と、前記携帯端末とデータ送受信可能に接続され得るとともに、前記管理装置とデータ送受信可能に接続され得る決済装置(14)と、を備える決済システムであって、前記管理装置は、前記宿泊施設によって立て替えられる立替金に応じた額の電子マネーを前記携帯端末に送金するための電子マネー発行依頼データを生成する発行依頼データ生成部(38)と、前記発行依頼データ生成部によって生成された前記電子マネー発行依頼データを前記決済装置に送信する発行依頼データ送信部(40)とを備え、前記決済装置は、前記電子マネー発行依頼データに基づいて前記電子マネーを発行する電子マネー発行部(62)と、前記電子マネー発行部によって発行された前記電子マネーを前記携帯端末に送金する電子マネー送金部(64)とを備え、前記携帯端末は、前記電子マネー送金部から送金される前記電子マネーを受け取る電子マネー受取処理部(84)と、前記電子マネー受取処理部によって受け取られた前記電子マネーが記憶される電子マネー記憶部(100)と、前記電子マネーを利用した電子決済処理を行う電子決済処理部(86)とを備える。このような構成によれば、宿泊施設によって立て替えられる立替金によって電子マネーが発行されるため、当該電子マネーを発行するための電子マネー発行依頼データが携帯端末から決済装置に送信されることを要しない。このため、電子マネー発行依頼データを携帯端末から決済装置に送信するためのプログラム、即ち、キャッシュレス決済会社等から提供されるアプリケーションプログラムを、携帯端末にインストールすることを要しない。このため、このような構成によれば、利便性の向上に資することができる。
前記管理装置は、前記宿泊者から支払われるデポジットの受取処理を行うデポジット受取処理部(36)を更に備え、前記発行依頼データ生成部は、前記デポジット受取処理部によって前記受取処理が行われたことを条件として前記電子マネー発行依頼データを生成するようにしてもよい。
前記管理装置は、前記電子マネーの利用額を示す情報を含む決済データを取得する決済データ取得部(42)と、前記決済データに基づいて精算処理を行う精算処理部(44)とを更に備えるようにしてもよい。
前記管理装置は、前記宿泊者によって支払われたデポジットの額であるデポジット額を記憶するデポジット記憶部(94)を更に備え、前記精算処理部は、前記利用額に基づいて算出される利用総額と前記デポジット額との差分に基づいて前記精算処理を行うようにしてもよい。
管理装置は、宿泊施設によって立て替えられる立替金に応じた額の電子マネーを前記宿泊施設の宿泊者の携帯端末に送金するための電子マネー発行依頼データを生成する発行依頼データ生成部と、前記電子マネー発行依頼データに基づいて前記携帯端末に前記電子マネーを送金する決済装置に、前記電子マネー発行依頼データを送信する発行依頼データ送信部と、を備える。
前記宿泊者から支払われるデポジットの受取処理を行うデポジット受取処理部を更に備え、前記発行依頼データ生成部は、前記デポジット受取処理部によって前記受取処理が行われたことを条件として前記電子マネー発行依頼データを生成するようにしてもよい。
、
前記電子マネーの利用額を示す情報を含む決済データを取得する決済データ取得部と、前記決済データに基づいて精算処理を行う精算処理部とを更に備えるようにしてもよい。
前記宿泊者によって支払われたデポジットの額であるデポジット額を記憶するデポジット記憶部を更に備え、前記精算処理部は、前記利用額に基づいて算出される利用総額と前記デポジット額との差分に基づいて前記精算処理を行うようにしてもよい。
決済方法は、宿泊施設によって立て替えられる立替金に応じた額の電子マネーを前記宿泊施設の宿泊者が所持する携帯端末に送金するための電子マネー発行依頼データを生成するステップ(S6)と、前記立替金に応じた額の前記電子マネーを前記電子マネー発行依頼データに基づいて発行するステップ(S9)と、前記電子マネーを前記携帯端末に送金するステップ(S10)と、を有してもよい。
前記宿泊者から支払われるデポジットの受取処理を行うステップ(S4)を更に備え、前記電子マネー発行依頼データを生成するステップでは、前記デポジットの前記受取処理が行われたことを条件として前記電子マネー発行依頼データを生成するようにしてもよい。
前記電子マネーの利用額を示す情報を含む決済データを取得するステップ(S25)と、前記決済データに基づいて精算処理を行うステップ(S31~S33)とを更に有するようにしてもよい。
前記宿泊者によって支払われたデポジットの額であるデポジット額を記憶するステップ(S5)を更に備え、前記精算処理を行うステップでは、前記利用額に基づいて算出される利用総額と前記デポジット額との差分に基づいて前記精算処理を行うようにしてもよい。
プログラムは、コンピュータ(22)に、宿泊施設によって立て替えられる立替金に応じた額の電子マネーを前記宿泊施設の宿泊者が所持する携帯端末に送金するための電子マネー発行依頼データを生成するステップと、前記電子マネー発行依頼データに基づいて前記携帯端末に前記電子マネーを送金する決済装置に、前記電子マネー発行依頼データを送信するステップ(S7)と、を実行させる。
前記宿泊者から支払われるデポジットの受取処理を行うステップを前記コンピュータに更に実行させ、前記電子マネー発行依頼データを生成するステップでは、前記デポジットの前記受取処理が行われたことを条件として前記電子マネー発行依頼データを生成するようにしてもよい。
前記電子マネーの利用額を示す情報を含む決済データを取得するステップと、前記決済データに基づいて精算処理を行うステップと、を前記コンピュータに更に実行させるようにしてもよい。
前記宿泊者によって支払われたデポジットの額であるデポジット額を記憶するステップを前記コンピュータに更に実行させ、前記精算処理を行うステップでは、前記利用額に基づいて算出される利用総額と前記デポジット額との差分に基づいて前記精算処理を行うようにしてもよい。
プログラムは、コンピュータ(68)に、宿泊施設によって立て替えられた立替金の額に応じて決済装置から送金される電子マネーを受け取る電子マネー受取ステップ(S11)と、前記電子マネー受取ステップにおいて受け取った前記電子マネーを電子マネー記憶部に記憶するステップ(S12)と、を実行させる。
前記電子マネーを利用した電子決済処理を行うステップ(S21)と、前記電子マネーの利用額を示す情報を含む決済データを、前記電子マネーを発行するための電子マネー発行依頼データを前記決済装置に送信した管理装置に送信するステップ(S24)と、を前記コンピュータに更に実行させるようにしてもよい。
前記宿泊施設へのデポジットの支払処理を行うステップ(S3)を前記コンピュータに更に実行させ、前記デポジットの前記支払処理が行われたことを条件として前記電子マネー発行依頼データが前記管理装置によって発行されるようにしてもよい。