JP6855023B2 - 継手 - Google Patents

継手 Download PDF

Info

Publication number
JP6855023B2
JP6855023B2 JP2020075460A JP2020075460A JP6855023B2 JP 6855023 B2 JP6855023 B2 JP 6855023B2 JP 2020075460 A JP2020075460 A JP 2020075460A JP 2020075460 A JP2020075460 A JP 2020075460A JP 6855023 B2 JP6855023 B2 JP 6855023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release
convex portion
protrusion
joint body
relative rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020075460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020112270A (ja
Inventor
伸 二ッ谷
伸 二ッ谷
祐太 毛利
祐太 毛利
今人 村瀬
今人 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONDA MFG.CO.,LTD.
Original Assignee
ONDA MFG.CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONDA MFG.CO.,LTD. filed Critical ONDA MFG.CO.,LTD.
Priority to JP2020075460A priority Critical patent/JP6855023B2/ja
Publication of JP2020112270A publication Critical patent/JP2020112270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6855023B2 publication Critical patent/JP6855023B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

本発明は、継手に関する。
従来、配管に対する流体漏れの検査等といった目的で、その配管に液体を流すパイプを接続したり抜いたりできる継手を上記配管に設けることが知られている。
特許文献1に示されるように、こうした継手はパイプが挿入される継手本体を備えており、その継手本体の内部には上記パイプとの係合により同パイプの継手本体からの抜け出しを防止するロックリングが設けられている。また、上記継手には、継手本体及びロックリングと同一の軸線上に位置しており、その軸線に沿って継手本体内に押し込まれることによってロックリングとパイプとの係合を解除するリリースが設けられている。
特許文献1に記載された継手は、上記軸線を中心とするリリースと継手本体との相対回転を通じて、両者の凸状部と凹状部との相対位置を変化させることが可能となっている。そして、上記相対回転方向において凸状部と凹状部との位置が一致している状態のもとでは、ロックリングとパイプとの係合を解除するための継手本体に対するリリースの押し込みを許容するアンロック状態となる。一方、上記相対回転方向において凸状部と凹状部との位置が不一致であるときには、継手本体に対するリリースの上記押し込みを禁止するロック状態となる。
従って、上記継手においては、パイプを継手本体に挿入すると、継手本体内のロックリングがパイプと係合し、それによって継手本体からのパイプの抜け出しが防止される。この状態のもとで、上記軸線を中心とするリリースと継手本体との相対回転を通じて継手がロック状態とされる。一方、継手本体から上記パイプを抜くときには、上記軸線を中心とするリリースと継手本体との相対回転を通じて継手がアンロック状態とされる。その状態のもとで、継手本体に対しリリースを押し込むことにより、パイプに対するロックリングの係合が解除されるため、継手本体からパイプを抜くことが可能となる。
特許第4565776号
ところで、上記継手においては、アンロック状態からロック状態に切り替えるべく、リリースと継手本体とを第1方向もしくは第2方向に相対回転させる際、凸状部と凹状部との位置が不一致となったとき(ロック状態になったとき)に上記相対回転を的確に止めることができるとは限らない。すなわち、ロック状態となったときに上記相対回転を止めることができずにロック状態からのオーバーシュートが生じ、上記継手がアンロック状態に逆戻りしてしまうおそれがある。
本発明の目的は、アンロック状態からロック状態に切り替えるべく、リリースと継手本体とを相対回転させる際、凸状部と凹状部との位置が不一致となってロック状態となったときに上記相対回転を止め、アンロック状態への逆戻りを抑制することができる継手を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する継手は、パイプが挿入される継手本体と、その継手本体内に設けられて上記パイプとの係合により同パイプの継手本体からの抜け出しを防止するロックリングと、を備える。更に、上記継手には、継手本体及びロックリングと同一の軸線上に位置しており、その軸線に沿って継手本体内に押し込まれることによってロックリングとパイプとの係合を解除するリリースが設けられる。この継手は、上記軸線を中心とするリリースと継手本体との相対回転を通じて両者の凸状部と凹状部との相対位置を変化させることが可能である。そして、上記軸線を中心とする相対回転方向において、凸状部と凹状部との位置が一致しているときには上記係合を解除するための継手本体に対するリリースの押し込みを許容するアンロック状態となる一方、凸状部と凹状部との位置が不一致であるときにはリリースの上記押し込みを禁止するロック状態となる。また、上記継手には、ロック状態であるときにリリースと継手本体との前記相対回転を阻止する方向への抵抗を付与する抵抗付与手段が設けられている。この抵抗付与手段は、リリースと継手本体との第1方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさと、第1方向とは反対の方向である第2方向への相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさとを異ならせるよう構成されている。
上記構成によれば、アンロック状態からロック状態に切り替えるべくリリースと継手本体とを相対回転させる際、凸状部と凹状部との位置が不一致となったとき(ロック状態になったとき)に上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさは、その相対回転として第1方向への相対回転を行った場合と第2方向への相対回転を行った場合とで異なる。従って、第1方向への相対回転と第2方向への相対回転とのうち、上記抵抗が大きくなる方向への相対回転を通じてアンロック状態からロック状態への切り替え行うことにより、そのロック状態になったときに上記相対回転を止めやすくなる。このため、上記相対回転を止めることができずに、継手がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを抑制できる。
なお、上記継手については、次のような構成を採用することが考えられる。すなわち、上記凸状部は、リリースにおける継手本体と対向する部分に上記相対回転方向に沿って等間隔をおいて複数設けられているとともに、継手本体におけるリリースと対向する部分に上記相対回転方向に沿って等間隔をおいて複数設けられるものとする。また、上記凹状部は、リリースにおける複数の凸状部の間に設けられているとともに、継手本体における複数の凸状部の間に設けられているものとする。更に、上記抵抗付与手段は、リリースと継手本体とのうちの一方の凸状部群の定められた凸状部に設けられている第1突起と、上記一方の凸状部群のうちの第1突起が設けられている凸状部と隣り合う凸状部に設けられている第2突起と、を備えるものとする。そして、上記第1突起は、ロック状態のもと、リリースと継手本体とのうちの他方の凸状部群のうちの定められた凸状部に係合することにより、リリースと継手本体とが第1方向に相対回転しようとするときに抵抗を受けつつ上記相対回転を許容するものとする。また、上記第2突起は、ロック状態のもと、上記他方の凸状部群のうちの第1突起と係合する凸状部と隣り合う凸状部の側壁に当接することにより、リリースと継手本体との第2方向への上記相対回転を阻止するものとする。
上記構成によれば、継手がロック状態のときにリリースと継手本体とを第1方向に相対回転させると、リリースと継手本体とのうちの一方の凸状部群の定められた凸状部に設けられている第1突起が、リリースと継手本体とのうちの他方の凸状部群のうちの定められた凸状部に係合した状態のもと、抵抗を受けつつ上記相対回転を許容する。また、継手がロック状態のときにリリースと継手本体を第2方向に相対回転させると、上記一方の凸状部群のうちの第1突起が設けられている凸状部と隣り合う凸状部に設けられている第2突起が、上記他方の凸状部群のうちの第1突起と係合する凸状部と隣り合う凸状部の側壁に当接した状態にあることから、上記相対回転を阻止する。従って、第2方向への上記相対回転を通じてアンロック状態からロック状態への切り替えを行うことにより、ロック状態になったときに上記相対回転を的確に止めることができ、継手がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを防止できる。
継手の全体構造を示す断面図。 (a)及び(b)は、リリース及びキャップを示す斜視図。 リリースを押込部側から見た状態を示す正面図。 キャップを開口部側から見た状態を示す正面図。 (a)及び(b)は、アンロック状態にあるときのリリースの各凸状部及び各凹状部とキャップの各凸状部及び各凹状部との位置関係を示す模式図、及び、ロック状態にあるときのリリースの各凸状部及び各凹状部とキャップの各凸状部及び各凹状部との位置関係を示す模式図。 (a)及び(b)は、リリース及びキャップを示す斜視図。 リリースを押込部側から見た状態を示す正面図。 キャップを開口部側から見た状態を示す正面図。 ロック状態にあるときのリリースの凸状部及び凹状部と、キャップの凸状部及び凹状部との位置関係を示す要部拡大図。 キャップの凸状部における第2突起の側壁に対するリリースの凸状部の当接態様を示す要部拡大図。 ロック状態にあるときのリリースの凸状部及び凹状部と、キャップの凸状部及び凹状部との位置関係を示す要部拡大図。
[第1実施形態]
以下、継手の第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、継手1は、図示しない耐圧試験用の加圧ポンプ等に接続される継手本体2を備えている。この継手本体2は円筒状に形成されており、継手本体2の一端側(図1の左端側)の開口部2aが上記配管に繋がる。また、継手本体2の他端側(図1の右端側)の開口部2bからは、上記加圧ポンプにより加圧された流体を流すパイプ3が挿入される。
継手本体2は、上記一端側の開口部2aが形成された胴部材4を備えている。この胴部材4は、上記開口部2aに繋がる内筒5a、及び、その内筒5aの径方向外側であって内筒5aと同一の軸線L1上に位置する外筒5bが設けられている。また、内筒5aと外筒5bとの間には、外筒5bの内周面に沿って環状に延びるシールリング6が保持されている。
継手本体2は、外筒5bの外周面に固定された円筒状のキャップ7を備えている。このキャップ7には、継手本体2における上記他端側の開口部2bが形成されている。キャップ7の内周面において、上記開口部2bよりも外筒5bに近い部分には、その外筒5bに向けて順に段部8及び段部9が形成されている。これら段部8及び段部9を形成することにより、キャップ7の内周面が外筒5bに近づくほど段階的に拡大している。
キャップ7の内周面における段部9には、その内周面に沿って環状に延びるロックリング10が設けられている。ロックリング10は、胴部材4の外筒5bにおけるキャップ7側の端部に取り付けられた保持リング11、及び、その保持リング11と上記段部9との間に設けられた押圧部材12を用いて継手本体2の内部に固定されている。すなわち、外筒5bにおけるキャップ7側の端部と同キャップ7の内周面における段部9との間に、上記保持リング11、押圧部材12、及びロックリング10が挟み込まれることにより、そのロックリング10の継手本体2の内部での固定が行われている。
ロックリング10は、押圧部材12と段部9との間に挟まれた平板部13と、その平板部13における軸線L1側の端部から延びる斜板部14を備えている。ロックリング10の斜板部14は、外筒5b側(図中左側)に向うほど軸線L1に近づく斜状に形成されている。
そして、上記パイプ3を継手本体2(キャップ7)の開口部2bから内筒5aの外周面に対し挿入すると、そのパイプ3が上記ロックリング10における斜板部14の内側を通過して胴部材4における内筒5aと外筒5bとの間に挿入される。この状態のもとでは、ロックリング10の斜板部14の先端がパイプ3の外周面を軸線L1側に押圧することによってロックリング10がパイプ3と係合し、その係合を通じて継手本体2からのパイプ3の抜け出しが防止される。
また、継手1には、継手本体2(ロックリング10)と同一の軸線L1上に位置しており、その軸線L1に沿って継手本体2内に押し込まれることによってロックリング10とパイプ3との係合を解除するリリース15が設けられている。このリリース15は、円筒状に形成されており、キャップ7の外に位置する操作部16と、その操作部16から突出して開口部2bを介してキャップ7内に挿入される押込部17と、を備えている。押込部17の先端部は、ロックリング10の斜板部14に当接しており、且つ、段部8と対向する係止面18を有している。また、リリース15と継手本体2とは、軸線L1を中心として相対回転することが可能となっている。
上記パイプ3が継手本体2に挿入されたときには、そのパイプ3がリリース15の操作部16及び押込部17を貫通した状態となる。こうした状態のもと、リリース15が軸線L1に沿って継手本体2内に押し込まれると、押込部17がロックリング10の斜板部14を拡開するように、言い換えれば軸線L1から離れる方向に変位するように押圧する。これにより、斜板部14の先端によるパイプ3の外周面の軸線L1側への押圧が弱まり、ロックリング10とパイプ3との係合が解除されるため、そのパイプ3を継手本体2から抜くことが可能となる。
なお、リリース15の継手本体2に対する押し込みをやめると、ロックリング10の弾性によりリリース15が継手本体2の外に向けて押し戻されるが、このときには押込部17の係止面18がキャップ7の内周面における段部8に当接することにより、リリース15が継手本体2から抜け落ちることは抑制される。
継手1においては、ロックリング10とパイプ3との係合を解除するための継手本体2に対するリリース15の押し込みを許容するアンロック状態と、その押し込みを禁止するロック状態との間での切り替えを行うことが可能となっている。こうした継手1のロック状態、アンロック状態、及び、状態切り替えは、リリース15の操作部16と継手本体2(キャップ7)との対向する部分の構造、言い換えれば操作部16とキャップ7との対向面16a,7a間の構造を工夫することによって実現されている。
次に、リリース15及びキャップ7の上記構造について詳しく説明する。
図2(a)に示すように、リリース15における操作部16の上記対向面16aには、軸線L1を中心とする回転方向(リリース15と継手本体2との相対回転方向)に沿って複数(この例では四つ)の凸状部21が等間隔をおいて設けられている。また、上記相対回転方向における上記複数の凸状部21の間にはそれぞれ凹状部22が設けられている。リリース15に設けられた凸状部群のうち、定められた凸状部21の突出方向の端面には第1突起23が形成されており、その第1突起23が形成された凸状部21と隣り合う凸状部21における突出方向の端面には第2突起24が形成されている。また、リリース15の押込部17における上記凹状部22に対応する部分にはそれぞれ、押込部17の先端から操作部16に向けて延びるスリット25が形成されている。
図2(b)に示すように、キャップ7の上記対向面7aには、軸線L1を中心とする回転方向(リリース15と継手本体2との相対回転方向)に沿って複数(この例では四つ)の凸状部26が等間隔をおいて設けられている。また、上記相対回転方向における上記複数の凸状部26の間にはそれぞれ凹状部27が設けられている。キャップ7に設けられた凸状部群における各凸状部26の突出方向の端面にはそれぞれ、低段平坦部28と、その低段平坦部28よりも突出した位置にある高段平坦部29とが設けられている。また、各凸状部26におけるキャップ7の内周面側の部分にはそれぞれ、キャップ7の内奥側に向けて軸線L1に沿って延びるガイド部30が形成されている。これらガイド部30は、キャップ7の開口部2bで同キャップ7の内奥側に向うほど縮径するテーパ面31に繋がっている。
図3及び図4はそれぞれ、リリース15を押込部17側から見た状態、及び、キャップ7を開口部2b側から見た状態を示している。リリース15のキャップ7(継手本体2)に対する組み付けは、次のようにして行われる。すなわち、リリース15の押込部17をキャップ7の開口部2bに向け、その状態で軸線L1を中心とする回転方向についてリリース15とキャップ7とを相対回転させてリリース15のスリット25をキャップ7のガイド部30に対応して位置させる。このときのスリット25及びガイド部30はそれぞれ、図3及び図4に示すように位置することとなる。
その後、リリース15をキャップ7側に押すと、スリット25にガイド部30が挿入されるため、リリース15がキャップ7に対し軸線L1を中心とする回転方向にずれることなく押込部17がキャップ7内に押し込まれる。このとき、押込部17の先端がキャップ7のテーパ面31に押し付けられることにより、押込部17が軸線L1に向けて縮径するように変位するとともに、その変位を通じてスリット25がガイド部30から外れる。そして、押込部17の係止面18(図1)がキャップ7の段部8に対応して位置するまで、同押込部17がキャップ7内に押し込まれると、縮径する方向に変位していた押込部17が自身の弾性によって拡径するように変位し、押込部17の係止面18が段部8と対向するようになる。このようにキャップ7(継手本体2)に対しリリース15が組み付けられた状態のもとでは、キャップ7からのリリース15の抜け出しが上記係止面18と上記段部8との当接によって抑制される。
リリース15がキャップ7に対し組み付けられた直後には、図3及び図4に示す上記スリット25及び上記ガイド部30の位置の関係から、リリース15の凸状部21がキャップ7の凹状部27に対応して位置する、言い換えれば軸線L1を中心とする回転方向における上記凸状部21の位置と上記凹状部27の位置とが一致する。一方、このときには、キャップ7の凸状部26がリリース15の凹状部22に対応して位置する、言い換えれば軸線L1を中心とする回転方向における上記凸状部26の位置と上記凹状部22の位置とが一致する。このように、凸状部21の位置と凹状部27の位置とが一致するとともに、凸状部26の位置と凹状部22の位置とが一致することにより、図1の継手1においてロックリング10とパイプ3との係合を解除するための継手本体2(キャップ7)に対するリリース15の押し込みが許容され、継手1が上述したアンロック状態となる。
図5において、(a)は、上記アンロック状態にあるときのリリース15の各凸状部21及び各凹状部22と、キャップ7の各凸状部26及び各凹状部27との位置関係を模式的に示している。継手1においては、リリース15とキャップ7との上記相対回転により、その相対回転方向(図5の左右方向)におけるリリース15の各凸状部21及び各凹状部22とキャップ7の各凸状部26及び各凹状部27との相対位置を変化させることができる。
上記アンロック状態のもと、リリース15とキャップ7とが第1方向に相対回転するとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図5(a)の矢印Y1方向に相対移動するとき、その相対移動はリリース15の凸状部21に形成された第2突起24がキャップ7の凸状部26における低段平坦部28側の側壁に当接するまで行うことが可能である。また、上記アンロック状態のもと、リリース15とキャップ7との第1方向とは反対の方向である第2方向への相対回転が生じるとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図5(a)の矢印Y2方向に相対移動しようとするときには、リリース15の凸状部21の第1突起23が、キャップ7の凸状部26の高段平坦部29を乗り越えるようになる。すなわち、第1突起23は、上述したように高段平坦部29を乗り越えることができる程度に突出高さが抑えられている。
上記アンロック状態のもと、リリース15とキャップ7との上記相対回転により、リリース15の凸状部21とキャップ7の凸状部26とを対向するように位置させると、凸状部21の位置と凹状部27の位置とが不一致になるとともに、凸状部26の位置と凹状部22の位置とが不一致になる。このときには、キャップ7に対するリリース15の押し込みが凸状部21と凸状部26(高段平坦部29)との当接によって妨げられるため、図1の継手1においてロックリング10とパイプ3との係合を解除するための継手本体2(キャップ7)に対するリリース15の押し込みが禁止され、継手1が上述したロック状態となる。
図5において、(b)は、上記ロック状態にあるときのリリース15の各凸状部21及び各凹状部22と、キャップ7の各凸状部26及び各凹状部27との位置関係を模式的に示している。
上記ロック状態のもとでは、リリース15の凸状部21に形成された第1突起23がキャップ7の凸状部26における高段平坦部29の低段平坦部28との境界部分に当接するようになっており、その当接によって上記第1突起23が上記凸状部26に対し係合される。このように第1突起23が凸状部26に係合されているため、ロック状態のもとでリリース15とキャップ7とが第1方向に相対回転しようとするとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図5(b)の矢印Y1方向に相対移動しようとするとき、第1突起23は凸状部26の高段平坦部29を乗り越える分の抵抗を受ける。この第1突起23は、上記高段平坦部29を乗り越えることができる程度に突出高さを抑えるよう形成されていることから、それによって上記抵抗を受けつつも上記第1方向への相対回転を許容するものとなっている。
また、上記ロック状態のもとでは、リリース15の凸状部21に形成された第2突起24が、上記第1突起23と係合する凸状部26と隣り合う凸状部26における高段平坦部29側の側壁に当接している。第2突起24は、凸状部26の高段平坦部29側の側壁に当接しているため、ロック状態のもとでリリース15とキャップ7との第1方向とは反対の方向である第2方向への相対回転が生じるとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図5(b)の矢印Y2方向に相対移動しようとするとき、そうした相対移動を阻止するものとなっている。すなわち、第2突起24は、上記高段平坦部29を乗り越えることのできない突出高さに形成されており、それによって上記第2方向への相対回転を阻止するものとなっている。
なお、上記第1突起23、上記高段平坦部29、及び上記第2突起24は、ロック状態であるときにリリース15とキャップ7(継手本体2)との相対回転を阻止する方向への抵抗を付与する抵抗付与手段としての役割を担う。また、これら第1突起23、高段平坦部29、及び第2突起24が抵抗付与手段として機能するときには、リリース15とキャップ7との第1方向への相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさと、第2方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさとが異なるものとなる。ちなみに、この例では、第2方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさが、第1方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさよりも大きくなる。
次に、本実施形態における継手1の作用効果について説明する。
図5(b)に示すように、継手1がロック状態のときにリリース15を継手本体2に対し第1方向(矢印Y1方向)に相対回転させると、リリース15の凸状部21に設けられている第1突起23が、継手本体2の凸状部26に係合した状態のもと、抵抗を受けつつ上記相対回転を許容する。
また、上記ロック状態のもと、リリース15を継手本体2に対し第2方向(矢印Y2方向)に相対回転させようとすると、第1突起23が設けられている凸状部21と隣り合う凸状部21の第2突起24が、第1突起23と係合する凸状部26と隣り合う凸状部26の高段平坦部29側の側壁に当接するため、その当接によって上記相対回転が阻止される。
従って、アンロック状態からロック状態への切り替えを第2方向への上記相対回転を通じて行うことにより、ロック状態になったときに上記相対回転を止めることができる。このため、上記相対回転を止めることができずに、継手1がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを防止できる。
[第2実施形態]
次に、継手の第2実施形態について、図6〜10を参照して説明する。
この実施形態においては、第1実施形態に対しリリース15の操作部16と継手本体2のキャップ7との対向面16a,7a間の構造のみが異なっているため、それ以外の部分については第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6(a)に示すように、リリース15の各凸状部21は互いに同一の形状となっており、それら凸状部21における突出方向の端面にはそれぞれ第1突起41が形成されている。
また、図6(b)に示すように、キャップ7の各凸状部21も互いに同一の形状となっており、それら凸状部26における突出方向の端面にはロック状態のもとリリース15の凸状部21からの押圧を受けることが可能な受圧面42が設けられている。この受圧面42には、ロック状態のとき、リリース15の凸状部21に設けられた第1突起41が挿入される窪み43が受圧面42に対し凹むように形成されている。また、凸状部21には、窪み43から離れて位置するとともに、受圧面42から突出する第2突起44が設けられている。
図7及び図8はそれぞれ、図6(a)のリリース15を押込部17側から見た状態、及び、図(b)のキャップ7を開口部2b側から見た状態を示している。そして、キャップ7(継手本体2)に対するリリース15の組み付けは、第1実施形態と同様の手順で行われる。なお、その手順の最初には、リリース15の押込部17がキャップ7の開口部2bに向けられ、その状態で軸線L1を中心とする回転方向についてリリース15とキャップ7とを相対回転させてリリース15のスリット25がキャップ7のガイド部30に対応して位置合わせされる。このときのスリット25及びガイド部30はそれぞれ、図7及び図8に示すように位置する。
図9は、ロック状態にあるときのリリース15の凸状部21及び凹状部22と、キャップ7の凸状部26及び凹状部27との位置関係を模式的に示している。なお、この実施形態において、キャップ7の凸状部26は、キャップ7の凹状部27と隣り合うように同キャップ7に設けられる台形部としての役割を担うとともに、ロック状態のもとでリリース15の凸状部21と対向した状態となる台形部としての役割も担う。また、図9から分かるように、キャップ7の凸状部26における受圧面42は、図9の矢印Y2方向に向かうほど対向面7aから離れるよう傾斜している。なお、リリース15の凸状部21における突出方向の端面も上記受圧面42と同様に傾斜している。
上記ロック状態のもとでは、リリース15の凸状部21に形成された第1突起41が、キャップ7の凸状部26における窪み43の内壁のうち、第2突起44と反対側の部分に当接するようになっており、その当接によって上記第1突起23が上記凸状部26に対し係合される。このように第1突起41が凸状部26に係合されるため、ロック状態のもとでリリース15とキャップ7とが第1方向に相対回転しようとするとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図9の矢印Y1方向に相対移動しようとするとき、第1突起41は凸状部26における窪み43周りの受圧面42を乗り越える分の抵抗を受ける。この第1突起41は、上記受圧面42を乗り越えることができる程度に突出高さを抑えられており、それによって上記抵抗を受けつつも上記第1方向への相対回転を許容するものとなっている。
また、上記ロック状態のもとでは、キャップ7の凸状部26に形成された第2突起44が、リリース15における凸状部21の側壁に当接している。第2突起44は、凸状部21の側壁に当接しているため、ロック状態のもとでリリース15とキャップ7との第1方向とは反対の方向である第2方向への相対回転が生じるとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図9の矢印Y2方向に相対移動しようとするとき、そうした相対移動を阻止するものとなっている。すなわち、第2突起44は、リリース15の凸状部21が乗り越えることのできない突出高さに形成されており、それによって上記第2方向への相対回転を阻止するものとなっている。
そして、上記ロック状態からアンロック状態への切り替えは、リリース15とキャップ7との第1方向への相対回転を通じて、リリース15の凸状部21を図9の二点鎖線で示すようにキャップ7の凹状部27と一致させることによって行われる。なお、アンロック状態のもとでリリース15とキャップ7とが第1方向に相対回転するとき、すなわちキャップ7に対しリリース15が図9の矢印Y1方向に相対移動するとき、その相対移動についてはリリース15の凸状部21が図10に示すようにキャップ7の凸状部26における第2突起44側の側壁に当接するまで行うことが可能である。
なお、上記第1突起41、上記窪み43、及び上記第2突起44は、ロック状態であるときにリリース15とキャップ7(継手本体2)との相対回転を阻止する方向への抵抗を付与する抵抗付与手段としての役割を担う。また、これら第1突起41、上記窪み43、及び第2突起44が抵抗付与手段として機能するときには、リリース15とキャップ7との第1方向への相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさと、第2方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさとが異なるものとなる。ちなみに、この例においても、第2方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさが、第1方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさよりも大きくなる。
次に、本実施形態の継手1の作用効果について説明する。
継手1がロック状態のときにリリース15をキャップ7(継手本体2)に対し第1方向(矢印Y1方向)に相対回転させると、リリース15の凸状部21に設けられている第1突起41が、キャップ7の凸状部26(台形部)の窪み43に挿入されて同窪み43に係合されていることから、抵抗をうけつつ上記相対回転が許容される。
また、継手1がロック状態のときにリリース15をキャップ7に対し第2方向(矢印Y2方向)に相対回転させようとすると、キャップ7の凸状部26における上記窪み43から離れた位置にある第2突起44の側壁に対し、リリース15の凸状部21が当接した状態にあることから、それによって上記相対回転が阻止される。
従って、アンロック状態からロック状態への切り替えを第2方向への上記相対回転を通じて行うことにより、ロック状態になったとき上記相対回転を止めることができる。このため、上記相対回転を止めることができずに、継手1がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを防止できる。
ちなみに、ロック状態のもとでは、リリース15の凸状部21の第1突起41が、キャップ7の凸状部26の受圧面42に凹むように形成された窪み43に係合されることにより、第1方向への上記相対回転を阻止する方向に抵抗が付与されて同相対回転が行われにくくなる。一方、ロック状態のもとで、キャップ7(継手本体2)内へのリリース15の押し込みが行われたときには、キャップ7の凸状部26の受圧面42がリリース15の凸状部21からの押圧を受けることになる。
このように、キャップ7においては、第1方向への上記相対回転を阻止する方向に抵抗を付与する部分(窪み43)と、リリース15の押し込みに伴う凸状部21による押圧を受ける部分(受圧面42)とが、キャップ7の凸状部26の別々の場所に位置している。詳しくは、受圧面42に凹むように窪み43が形成されていることから、その窪み43の開口部の周囲に受圧面42が位置するようになる。その結果、凸状部26において受圧面42を、窪み43の内形から影響を受けることなく、広く確保することが容易になる。
[第3実施形態]
次に、継手の第4実施形態について、図11を参照して説明する。
この実施形態においては、第2実施形態に対しキャップ7の凸状部26のみが異なっているため、それ以外の部分については第2実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図11は、ロック状態にあるときのリリース15の凸状部21及び凹状部22と、キャップ7の凸状部26及び凹状部27との位置関係を模式的に示している。
この実施形態では、キャップ7の凸状部26(台形部)において、受圧面42に凹むように形成された窪み43が第2突起44に隣接する位置まで延びている。このため、キャップ7の凸状部26の第2突起44は、上記窪み43と隣接する位置に設けられていることになる。
こうした窪み43を形成した場合であっても、ロック状態のもとでは、リリース15の凸状部21に形成された第1突起41が、窪み43の内壁のうち第2突起44と反対側の部分に当接するようになっており、その当接によって上記第1突起23が上記凸状部26に対し係合される。
この実施形態においても、第3実施形態と同様の効果が得られるようになる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第1実施形態において、第2突起24は各凸状部21のうちの一つだけに設けられていてもよい。
・第2及び第3実施形態において、第2突起44は各凸状部26(台形部)のうちの一つだけに設けられていてもよい。
・第2実施形態において、キャップ7における凸状部26(台形部)の第2突起44については必ずしも設ける必要はない。この場合、リリース15の凸状部21における突出方向の端面及び第1突起41、並びに、キャップ7の凸状部26の受圧面42及び窪み43が、ロック状態であるときにリリース15とキャップ7(継手本体2)との相対回転を阻止する方向への抵抗を付与する抵抗付与手段としての役割を担う。
上記受圧面42及び上記窪み43、並びに、上記端面及び上記第1突起41が抵抗付与手段として機能するときには、リリース15とキャップ7との第1方向への相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさと、第2方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさとが異なるものとなる。詳しくは、第2方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさが、第1方向への上記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさよりも大きくなる。
これは、ロック状態のもとで窪み43に挿入されている第1突起41がリリース15とキャップ7との第1方向への相対回転に伴って受圧面42を乗り越える分の抵抗と、第2方向への上記相対回転に伴って受圧面42を乗り越える分の抵抗とでは、上記受圧面42及び上記端面の傾斜の関係から、後者の抵抗の方が大きくなるためである。
この場合、アンロック状態からロック状態への切り替えを、リリース15とキャップ7との第2方向への相対回転を通じて行うことにより、ロック状態になったときに上記相対回転を止めやすくなる。このため、上記相対回転を止めることができずに、継手1がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを抑制できる。
・第1〜第3実施形態において、リリース15に凸状部21及び凹状部22を設けるとともにキャップ7に凸状部26及び凹状部27を設けたが、それとは逆にリリース15に凸状部26及び凹状部27を設けるとともにキャップ7に凸状部21及び凹状部22を設けるようにしてもよい。
[その他の技術思想]
次に、上記実施形態から把握できる技術思想について記載する。
(イ)パイプが挿入される継手本体と、前記継手本体内に設けられて前記パイプとの係合により同パイプの前記継手本体からの抜け出しを防止するロックリングと、前記継手本体及び前記ロックリングと同一の軸線上に位置しており、その軸線に沿って前記継手本体内に押し込まれることによって前記ロックリングと前記パイプとの係合を解除するリリースと、を備え、前記リリースと前記継手本体とのうちの一方に凸状部が設けられるとともに他方に凹状部が設けられており、前記軸線を中心とする前記リリースと前記継手本体との相対回転を通じて前記凸状部と前記凹状部との相対位置を変化させることが可能であり、前記軸線を中心とする相対回転方向において、前記凸状部と前記凹状部との位置が一致しているときには前記係合を解除するための前記継手本体に対する前記リリースの押し込みを許容するアンロック状態となる一方、前記凸状部と前記凹状部との位置が不一致であるときには前記リリースの前記押し込みを禁止するロック状態となる継手において、前記凸状部は、前記ロック状態のもと、前記凹状部に隣り合うように設けられている台形部と対向するものであって、その台形部に向けて突出する突起を備えており、前記台形部は、前記ロック状態のもと、前記凸状部からの押圧を受けることが可能な受圧面と、その受圧面に対し凹むように形成されて前記突起と係合することにより前記リリースと前記継手本体との前記相対回転を阻止する方向に抵抗を付与する窪みと、を備えることを特徴とする継手。
上記構成によれば、ロック状態のもとでは、凸状部の突起が台形部の受圧面に凹むように形成された窪みに係合されることにより、リリースと継手本体との相対回転を阻止する方向に抵抗が付与されて上記相対回転が行われにくくなる。一方、ロック状態のもとで継手本体内へのリリースの押し込みが行われたときには、台形部の受圧面が凸状部からの押圧を受けることになる。このように、台形部においては、リリースと継手本体との上記相対回転を阻止する方向に抵抗を付与する部分(窪み)と、リリースの押し込みに伴う凸状部による押圧を受ける部分(受圧面)とが、別々の場所に位置している。詳しくは、受圧面に凹むように窪みが形成されていることから、その窪みの開口部の周囲に受圧面が位置するようになる。その結果、台形部において受圧面を、窪みの内形から影響を受けることなく、広く確保することが容易になる。
(ロ)前記突起は、第1突起であり、前記台形部は、前記窪みから離れた位置に設けられている第2突起を備えており、前記第1突起は、前記ロック状態のもと、前記窪みに挿入されて同窪みと係合されるものであり、前記窪みは、前記ロック状態のもと、前記リリースと前記継手本体との第1方向への相対回転を阻止する方向に抵抗を付与しつつ前記相対回転を許容するものであり、前記第2突起は、前記ロック状態のもと、前記凸状部の側壁に当接することによって、前記リリースと前記継手本体との前記第1方向とは反対の方向である第2方向への相対回転を阻止するものである前記(イ)に記載の継手。
上記構成によれば、継手がロック状態のときにリリースと継手本体とを第1方向に相対回転させると、凸状部に設けられている第1突起が台形部の窪みに挿入されて同窪みに係合されていることから、抵抗をうけつつ上記相対回転が許容される。また、継手がロック状態のときにリリースと継手本体を第2方向に相対回転させようとすると、台形部における上記窪みから離れた位置にある第2突起が凸状部の側壁に当接した状態にあることから、それによって上記相対回転が阻止される。従って、アンロック状態からロック状態への切り替えを第2方向への上記相対回転を通じて行うことにより、ロック状態になったときに上記相対回転を的確に止め、継手がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを防止でき
る。
(ハ)前記突起は、第1突起であり、前記台形部は、前記窪みに隣接する位置に設けられている第2突起を備えており、前記第1突起は、前記ロック状態のもと、前記窪みに挿入されて同窪みと係合されるものであり、前記窪みは、前記ロック状態のもと、前記リリースと前記継手本体との第1方向への相対回転を阻止する方向に抵抗を付与しつつ前記相対回転を許容するものであり、前記第2突起は、前記ロック状態のもと、前記凸状部の側壁に当接することによって、前記リリースと前記継手本体との前記第1方向とは反対の方向である第2方向への相対回転を阻止するものである前記(イ)に記載の継手。
上記構成によれば、継手がロック状態のときにリリースと継手本体とを第1方向に相対回転させると、凸状部に設けられている第1突起が台形部の窪みに挿入されて同窪みに係合されていることから、抵抗をうけつつ上記相対回転が許容される。また、継手がロック状態のときにリリースと継手本体を第2方向に相対回転させようとすると、台形部における上記窪みに隣接する位置にある第2突起が凸状部の側壁に当接した状態にあることから、それによって上記相対回転が阻止される。従って、アンロック状態からロック状態への切り替えを第2方向への上記相対回転を通じて行うことにより、ロック状態になったときに上記相対回転を的確に止め、継手がアンロック状態に逆戻りしてしまうことを防止できる。
1…継手、2…継手本体、2a…開口部、2b…開口部、3…パイプ、4…胴部材、5a…内筒、5b…外筒、6…シールリング、7…キャップ、7a…対向面、8…段部、9…段部、10…ロックリング、11…保持リング、12…押圧部材、13…平板部、14…斜板部、15…リリース、16…操作部、16a…対向面、17…押込部、18…係止面、21…凸状部、22…凹状部、23…第1突起、24…第2突起、25…スリット、26…凸状部、27…凹状部、28…低段平坦部、29…高段平坦部、30…ガイド部、31…テーパ面、41…第1突起、42…受圧面、43…窪み、44…第2突起。

Claims (1)

  1. パイプが挿入される継手本体と、
    前記継手本体内に設けられて前記パイプとの係合により同パイプの前記継手本体からの抜け出しを防止するロックリングと、
    前記継手本体及び前記ロックリングと同一の軸線上に位置しており、その軸線に沿って前記継手本体内に押し込まれることによって前記ロックリングと前記パイプとの係合を解除するリリースと、を備え、
    前記軸線を中心とする前記リリースと前記継手本体との相対回転を通じて両者の凸状部と凹状部との相対位置を変化させることが可能であり、
    前記軸線を中心とする相対回転方向において、前記凸状部と前記凹状部との位置が一致しているときには前記係合を解除するための前記継手本体に対する前記リリースの押し込みを許容するアンロック状態となる一方、前記凸状部と前記凹状部との位置が不一致であるときには前記リリースの前記押し込みを禁止するロック状態となり、
    前記ロック状態であるときに前記リリースと前記継手本体との前記相対回転を阻止する方向への抵抗を付与する抵抗付与手段が設けられている継手において、
    前記抵抗付与手段は、前記リリースと前記継手本体との第1方向への前記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさと、前記第1方向とは反対の方向である第2方向への前記相対回転を阻止する方向に付与される抵抗の大きさとを異ならせるよう構成され、
    前記凸状部は、前記リリースにおける前記継手本体と対向する部分に前記相対回転方向に沿って等間隔をおいて複数設けられているとともに、前記継手本体における前記リリースと対向する部分に前記相対回転方向に沿って等間隔をおいて複数設けられており、
    前記凹状部は、前記リリースにおける前記複数の凸状部の間に設けられているとともに、前記継手本体における前記複数の凸状部の間に設けられており、
    前記抵抗付与手段は、前記リリースと前記継手本体とのうちの一方の凸状部群の定められた凸状部に設けられている第1突起と、前記一方の凸状部群のうちの前記第1突起が設けられている凸状部と隣り合う凸状部に設けられている第2突起と、を備えており、
    前記第1突起及び前記第2突起が設けられていない方の凸状部群において、各凸状部の突出方向の端面には、低段平坦部と、前記低段平坦部よりも突出した位置にある高段平坦部とが設けられており、
    前記第1突起は、前記高段平坦部を乗り越えることができる突出高さに形成されており、
    前記第2突起は、前記高段平坦部を乗り越えることのできない突出高さに形成されており、
    前記第1突起は、前記ロック状態のもと、前記リリースと前記継手本体とのうちの他方の凸状部群のうちの定められた凸状部に係合することにより、前記リリースと前記継手本体とが前記第1方向に相対回転しようとするときに前記高段平坦部を乗り越える分の抵抗を受けつつ前記相対回転を許容するものであり、
    前記第2突起は、前記ロック状態のもと、前記他方の凸状部群のうちの前記第1突起と係合する凸状部と隣り合う凸状部の前記高段平坦部側の側壁に当接することにより、前記リリースと前記継手本体との第2方向への前記相対回転を阻止するものであることを特徴とする継手。
JP2020075460A 2020-04-21 2020-04-21 継手 Active JP6855023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020075460A JP6855023B2 (ja) 2020-04-21 2020-04-21 継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020075460A JP6855023B2 (ja) 2020-04-21 2020-04-21 継手

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016148494A Division JP6750371B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 継手

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021034901A Division JP7006817B2 (ja) 2021-03-05 2021-03-05 継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020112270A JP2020112270A (ja) 2020-07-27
JP6855023B2 true JP6855023B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=71667485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020075460A Active JP6855023B2 (ja) 2020-04-21 2020-04-21 継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6855023B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3265251B2 (ja) * 1997-12-26 2002-03-11 日東工器株式会社 管継手用ソケット
JP4701068B2 (ja) * 2005-10-21 2011-06-15 ブリヂストンフローテック株式会社 管継手
JP2014092222A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Bridgestone Corp 管継手及び管継手の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020112270A (ja) 2020-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4639163A (en) Driveline coupling with safety interlock mechanism
JP5844231B2 (ja) コネクタ
JP6750371B2 (ja) 継手
US9534720B2 (en) Quick connect assembly including for use in pressurized fluid applications and incorporating auto shut-off feature
JP6962810B2 (ja) 相補的なオス型エレメントと連結されることとなるメス型カップリング・エレメント、及び、そのようなメス型エレメントを含むカップリング
US9746039B2 (en) Wedge friction clutch with onboard enable and disable function
JP2012525166A (ja) ルアーロックコネクタ
WO2018047227A1 (ja) 部材継手とそれを用いた噴霧ノズルユニット
JPWO2020071024A1 (ja) 医療用雄型接続装置
JP6855023B2 (ja) 継手
JPH10281377A (ja) 2つの管状部材の連結機構
KR20150110325A (ko) 플러그인 커플링 부재
JP7006817B2 (ja) 継手
US9310006B2 (en) Hose connector
JP2592358B2 (ja) 管継手
US5964482A (en) Connection between a pipe and a molding
US20230204140A1 (en) Device for connecting two tubular objects
JP6777378B2 (ja) 管継手
US3857414A (en) Internal threaded fitting connector
JP6171508B2 (ja) 管継手
JP2009287612A (ja) 管継手
JP7474424B2 (ja) 継手
JP6695222B2 (ja) 流体機器接続構造
JP2006528329A5 (ja)
US4118006A (en) Socket assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6855023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250