JP6854350B2 - 楽曲解析装置および楽曲解析プログラム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術では、ロック系、ジャズバラード系、室内楽系に応じた周波数スペクトルパターンを予め記憶しておき、再生される楽曲データとの照合を行うことにより、楽曲ジャンルの判定を行い、ホールシミュレーションモードを自動設定している。
楽曲データから、少なくとも2以上の楽器のリズムパターンを検出、または外部機器で検出したリズムパターンの情報を取得するリズムパターン検出部と、
予め前記2以上の発音タイミングのパターンを、楽曲のジャンル別に記憶したパターン記憶部と、
前記リズムパターン検出部で検出されたリズムパターンと、前記パターン記憶部に記憶された、前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンとを照合し、前記楽曲データのジャンルを判定するジャンル判定部と、
を備えていることを特徴とする。
コンピュータを、
楽曲データから、少なくとも2以上の楽器のリズムパターンを検出、または外部機器で検出したリズムパターンの情報を取得するリズムパターン検出部と、
予め前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンを、楽曲のジャンル別に記憶したパターン記憶部と、
前記リズムパターン検出部で検出されたリズムパターンと、前記パターン記憶部に記憶された、前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンとを照合し、前記楽曲データのジャンルを判定するジャンル判定部と、
して機能させることを特徴とする。
楽曲解析装置1は、入力される楽曲データSDのリズムパターンを解析して、照明制御部4に解析した楽曲データSDの楽曲ジャンルに基づいて、照明モードを出力する。照明制御部4では、楽曲解析装置1から出力された照明モードに基づいて、照明機器5の照明制御を行い、楽曲ジャンルに応じた照明演出を実行する。
リズムパターン検出部21は、バスドラム検出部21Aおよびスネアドラム検出部21Bを備える。
なお、本実施形態では、後述するように、リズムパターン検出部21は、バスドラムのアタック音、スネアドラムのアタック音を検出することにより、楽曲データSDのリズムパターンを検出しているが、本発明はこれに限られない。たとえば、スネアドラムの代わりにクラップのアタック音を検出してもよいし、バスドラムの代わりにベースのスラップのアタック音を検出して、リズムパターンを検出してもよい。
バスドラム検出部21Aは、検出データを微分して、変化の大きなデータをバスドラムのアタック音とし、何小節の何拍目にアタック音があったかを判定してバスドラムのリズムパターンを検出する。
スネアドラム検出部21Bは、検出データを微分して、変化の大きなデータをスネアドラムのアタック音とし、何小節の何拍目にアタック音があったかを判定してスネアドラムのリズムパターンを検出する。
リズムパターン検出部21は、検出されたバスドラムのアタック音の1小節中の拍位置、および検出されたスネアドラムの1小節中の拍位置を、ジャンル判定部22に出力する。なお、リズムパターン検出部21は、外部機器で検出したリズムパターンの情報を取得して、スネアドラムのアタック音、バスドラムのアタック音を取得してもよい。
なお、リズムパターン検出部21は、スネアドラムを使わずにバスドラムのリズムパターン情報のみにより楽曲データSDのジャンルを判定してもよい。この場合は、スネアドラムの検出は不要となる。
たとえば、パターン記憶部31には、クラブDance系、POP1、POP2、Rock、クラブDance系(Slow)という楽曲ジャンルに応じて、スネアドラムの発音タイミング、バスドラムのキックの発音タイミング、BPM値が記憶されている。なお、パターン記憶部31に記憶される楽曲ジャンルに応じた発音タイミングのパターンは、適宜に追加が可能とされる。
ジャンル判定部22は、判定された楽曲データSDの楽曲ジャンルを、照明モード設定部23に出力する。
照明モード設定部23は、ジャンル判定部22から出力された楽曲データSDの楽曲ジャンルに基づいて、派手な照明パターンを組み合わせた照明モード、穏やかな照明パターンを組み合わせた照明モードのいずれかを設定する。
照明モード設定部23は、設定された照明モードを照明制御部4に出力する。照明制御部4は、照明モード設定部23から出力された照明モードに基づいて、照明機器5の制御を行い、楽曲データSDの再生に応じた照明演出を実施する。
リズムパターン検出部21には、楽曲データSDが入力され(手順S1)、リズムパターン検出部21は、拍位置情報、小節位置情報を取得する(手順S2)。
リズムパターン検出部21のバスドラム検出部21Aは、バスドラムのアタック音を曲頭から検出し、スネアドラム検出部21Bは、スネアドラムのアタック音を曲頭から検出し、リズムパターンを検出する(手順S3)。
ジャンル判定部22は、8小節単位を1ブロックとして、記憶装置3のパターン記憶部31に記憶された、バスドラムの発音タイミングのパターンと、スネアドラムの発音タイミングのパターンとの対比を行う(手順S5)。
ここで、マッチする楽曲ジャンルの発音パターンの探索を、2小節目、3小節目、6小節目、7小節目としたのは、楽曲データSDの4小節目、8小節目は、フィルインが入ることが多く、パターンの探索に適当でないからであり、1小節目、5小節目は、フィルインの影響が残ることを考慮して、除外している。
各楽曲ジャンルにマッチしない場合、ジャンル判定部22は、次のブロックに移動して(手順S9)、手順S5からを繰り返す。
ジャンル判定部22は、楽曲データSDの曲頭から8ブロックの対比が終わったかどうかを判定する(手順S8)。
8ブロックが終了していない場合、ジャンル判定部22は、次のブロックに移動して(手順S9)、手順S5から繰り返す。
8ブロックが終了している場合、ジャンル判定部22は、ジャンル毎のカウンタのうち1つだけのカウンタが2ブロック以上マッチしているか否かを判定する(手順S10)。
2ブロック以上マッチしている場合、ジャンル判定部22は、楽曲データSDを、マッチした発音パターンの楽曲ジャンルと判定する(手順S12)。
ジャンル判定部22は、判定結果を照明モード設定部23に出力する(手順S13)。
照明制御部4は、照明モードに応じた照明制御指令を照明機器5に出力し、楽曲ジャンルに応じた照明演出が実行される。
さらに、8ブロックの判定を行い、マッチしたブロックが2以上あることを条件として、判定を行っているため、正確かつ確実に楽曲ジャンルの判定を行うことができる。
Claims (4)
- 楽曲データから、少なくとも2以上の楽器のリズムパターンを検出、または外部機器で検出したリズムパターンの情報を取得するリズムパターン検出部と、
予め前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンを、楽曲のジャンル別に記憶したパターン記憶部と、
前記リズムパターン検出部で検出されたリズムパターンと、前記パターン記憶部に記憶された、前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンとを照合し、前記楽曲データのジャンルを判定するジャンル判定部と、
を備えていることを特徴とする楽曲解析装置。 - 請求項1に記載の楽曲解析装置において、
前記リズムパターン検出部は、前記楽曲データ中のバスドラム音およびスネアドラム音を検出することを特徴とする楽曲解析装置。 - 請求項1または請求項2に記載の楽曲解析装置において、
前記リズムパターン検出部は、前記楽曲データの曲頭からリズムパターンを検出し、
前記ジャンル判定部は、8小節単位を1ブロックとして、8小節中の2小節目、3小節目、6小節目、および7小節目のリズムパターンと、前記パターン記憶部に記憶された発音タイミングとの照合を行って、前記楽曲データのジャンルを判定することを特徴とする楽曲解析装置。 - コンピュータを、
楽曲データから、少なくとも2以上の楽器のリズムパターンを検出、または外部機器で検出したリズムパターンの情報を取得するリズムパターン検出部と、
予め前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンを、楽曲のジャンル別に記憶したパターン記憶部と、
前記リズムパターン検出部で検出されたリズムパターンと、前記パターン記憶部に記憶された、前記2以上の楽器の発音タイミングのパターンとを照合し、前記楽曲データのジャンルを判定するジャンル判定部と、
して機能させることを特徴とする楽曲解析プログラム。
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