JP6851282B2 - ウエハ搬送機構、ウエハプローバおよびウエハ搬送機構の搬送位置調整方法 - Google Patents

ウエハ搬送機構、ウエハプローバおよびウエハ搬送機構の搬送位置調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、各種半導体製造装置や評価装置のウエハステージ上にウエハを精度良く搬送するウエハ搬送機構に関し、特に、ウエハのステージ搬送技術の精度向上を可能とするウエハプローバに関するものである。
ウエハプローバは有効測定領域を有し、測定可能な領域には制限がある。ウエハプローバにウエハが受け渡される搬送位置とステージ上にウエハが設置される載置位置との位置ずれは、ウエハテストにおいて測定上の問題を引き起こす。特に、極薄厚ウエハ(例えば、ウエハ厚が70umのウエハ)は、その薄さによる反りを防ぐ為にリム部を有しており、搬送位置がずれたままステージにウエハが吸着された場合、ウエハのリム部がステージ上へ乗り上げたり、有効測定領域との位置ずれが生じたりする。その結果、ウエハ上に形成されたチップにダメージが与えられたり、または、ウエハテストに必要な適正針圧が確保されなかったりするなど、測定上の問題が発生する。また、極薄厚ウエハのリム部は最終的にリングカット領域に沿ってカットされるため、リングカット領域に掛るチップはウエハプローバによる測定対象から除外される。リングカット領域と有効測定領域との位置ずれも測定上の問題となる。
特許文献1には、リフトアップピンの上端部に、半導体基板の外周縁部を下方から受け止める水平面と、その水平面の外側に連設された傾斜ガイド面とを有する半導体加工装置が開示されている。その傾斜ガイド面は、半導体基板の中心方向に向って徐々に下方に傾斜している。傾斜ガイド面は、半導体基板の外周縁部の位置を電極板の載置面に位置合わせする機能を有する。
特開2001−326267号公報
特許文献1に記載のリフトアップピンによって極薄厚ウエハを搬送する場合、所定の搬送位置にてウエハがキャリアから取り出され、ステージ上の所定の載置位置に載置されて吸着されるまでの搬送過程にて、以下に示す3つの問題点がある。
1つ目は、搬送ローダーの停止位置精度に関する問題である。ステージに対する搬送ローダーの停止位置がばらついた場合、ウエハをリフトアップピンに受け渡す搬送位置とその停止位置との間に位置ずれが生じる。例えば、ウエハカセットからステージへの搬送工程において、搬送ローダーが90度の回転駆動を含む場合、カセットから取りだされたウエハに対してノッチ合わせが行われる。その後、搬送ローダーはステージ方向に向かって90度回転し、所定の搬送位置までウエハを搬送する。回転後の、停止位置のばらつきに伴う特定方向の位置ずれを抑制するため、既存の搬送ローダーはクサビ機構を有し、その停止位置を安定化させている。しかし、その位置ずれの度合いはクサビ機構の調整加減に依存するため、搬送精度の安定性が劣るという問題があった。
2つ目は、リフトアップピンの降下速度に関する問題である。リフトアップピンに極薄厚ウエハが渡された後、リフトアップピンが降下しステージ上にそのウエハを載置する過程において、リフトアップピンの降下速度が速い場合、空気抵抗によりウエハが動く。これは、極薄厚ウエハの重さが軽量であるためである。その結果、ステージ上の所定の載置位置と実際にウエハが載置される位置とにずれが生じる。この問題を回避する為、ウエハがずれないような適正な降下速度に調整する必要があった。
3つ目は、吸着圧に関する問題である。極薄厚ウエハをステージに吸着させる際、前工程から持ち込まれた異物が、ウエハとステージとの間に挟み込まれ、ウエハにクラックが発生する。この問題を回避するためには、吸着圧の減圧化を行う必要がある。しかし、その減圧化により所定の載置位置と吸着後のウエハの位置との間にずれが生じるという問題があった。
以上のように、リフトアップピンによるウエハの受け渡し動作においては、リフトアップピンの降下スピード、吸着時の吸着圧力、搬送ローダーの停止精度等の複合要因により、ステージ上の所定の載置位置と実際に載置されるウエハの位置とにずれが生じやすい。それゆえ、リフトアップピンにウエハが受け渡される所定の搬送位置における搬送精度の頻繁な調整が必要とされる。
この発明は上記のような問題点を解決する為になされたものであり、ウエハの受け渡し過程におけるウエハの位置ずれを矯正し、ステージに載置されるウエハの位置を位置決めするウエハ搬送機構の提供を目的とする。
本発明に係るウエハ搬送機構は、載置面を備え、ウエハを載置面に載置可能なステージに、ウエハを受け渡す機能を有する。ウエハ搬送機構は、複数のリフトピンと位置調整機構とを含む。複数のリフトピンは、ステージの載置面の外縁よりも外側に配置され、ステージよりも大きい直径を有するウエハの裏面を支持して上下方向に駆動することにより、ステージの上方の搬送位置にてウエハを受け渡す。位置調整機構は、複数の支持体を含む。その複数の支持体の各々は、ステージの半径方向に延在する棒状の形状を有する。各リフトピンは、ステージの載置面に対して平行に設けられ、ウエハの外周に設けられるリム部の裏面に接してウエハを支持する支持面と、支持面に支持されるウエハの外縁の外側に位置し、かつ、支持面に対して垂直に設けられる垂直面と、垂直面よりも上方に位置し、かつ、ステージの中心から外側かけて上方に傾斜して設けられる傾斜面と、を含む。位置調整機構の複数の支持体は、複数のリフトピンがステージの半径方向に移動可能なように、それら複数のリフトピンをそれぞれ支持している。
本発明によれば、ウエハの受け渡し過程におけるウエハの位置ずれを矯正し、ステージに載置されるウエハの位置を位置決めするウエハ搬送機構の提供が可能である。
実施の形態におけるウエハ搬送機構を含むウエハプローバの構成の一部を示す概略図である。 実施の形態におけるウエハ搬送機構を含むウエハプローバの構成の一部を示す断面図である。 実施の形態におけるステージの載置面を示す平面図である。 実施の形態におけるリフトピンの上部を示す拡大図である。 実施の形態における所定の搬送位置から所定の載置位置に搬送されるウエハの搬送過程の一部を示す図である。 実施の形態におけるリフトピン位置決め治具による複数のリフトピンの位置調整方法を示す図である。 実施の形態におけるリフトピンのエアブローの構成を示す図である。
本発明に係るウエハ搬送機構およびウエハ搬送機構の搬送位置調整方法の実施の形態を説明する。本実施の形態では、ウエハプローバに設けられるウエハ搬送機構を一例として説明する。
図1は、本実施の形態におけるウエハ搬送機構を含むウエハプローバの構成の一部を示す概略図である。ウエハプローバには、ウエハを載置面1aに載置可能なステージ1が設けられている。ウエハ搬送機構は、複数のリフトピン2と駆動機構3とを備え、ステージ1にウエハを受け渡す機能を有する。
図2は、ウエハ搬送機構を含むウエハプローバの構成の一部を示す断面図であり、ステージ1にウエハ4が載置された状態を示す。
ステージ1は、載置面1aの所定の載置位置にウエハ4を載置可能である。ウエハ4は、極薄厚ウエハであり、ウエハ4の外周にはリム部4aが設けられている。また、リム部4aの内側に位置する有効領域には、複数のチップが形成されている。ウエハプローバは、図示しないプローブを、ステージ1の載置面1aの上方に、すなわち載置面1aに対面するよう備える。ウエハプローバは、載置面1aに載置されるウエハ4内の個々のチップにプローブを接触させてテストする。図3は、ステージ1の載置面1aの平面図である。ステージ1は、載置面1aに複数の吸着孔5を有する。複数の吸着孔5は、ウエハ4の全面に均等に吸着圧をかけてウエハ4を固定する。このような吸着孔5は、極薄厚ウエハの部分的な浮き上がりを防止する。
図2に示すように、各リフトピン2は、ステージ1の外縁よりも外側に配置される。各リフトピン2はセラミックス製で、例えば、フッ素樹脂によりコーティングされている。このコーティングは、リフトピン2とウエハ4とが接触した際の摩擦または摩耗を低減し、ウエハ4に加わるダメージを小さくする働きがある。各リフトピン2は、ステージ1よりも大きい直径を有するウエハ4が有するリム部4aの裏面4bを支持する。
駆動機構3は、各リフトピン2に接続して設けられ、各リフトピン2を上下方向に同期して駆動させる。詳細は後述するが、各リフトピン2は、駆動機構3により上下方向に駆動し、ステージ1の上方の所定の搬送位置にて、ウエハ4をここでは図示しない搬送ローダーに渡す、または、搬送ローダーからウエハ4を受け取る。
図4は、1つのリフトピン2の上部の拡大図である。リフトピン2は、支持面2a、垂直面2bおよび傾斜面2cを有する。支持面2aは、ウエハ4が載置されるステージの載置面1aに対して平行に設けられる。支持面2aは、リム部4aの裏面4bに接してウエハ4を支持する。垂直面2bは、支持面2aに支持されるウエハ4の輪郭の外側に位置し、かつ、支持面2aに対して垂直に設けられる。垂直面2bは、ステージ1に対するウエハ4の位置を位置決めする。傾斜面2cは、垂直面2bよりも上方に位置し、かつ、ステージ1の中心から外側にかけて上方に傾斜して設けられる。傾斜面2cは、所定の搬送位置にて渡されるウエハ4のステージ1に対する位置を矯正する。
図5は、ステージ1の上方に位置する所定の搬送位置からステージ1の所定の載置位置に搬送されるウエハ4の搬送過程の一部を示す図である。
図5(a)は、搬送ローダーによりキャリアから搬送されるウエハ4の状態を示す。各リフトピン2は、ウエハ4を受け取るため所定の搬送位置の高さまで駆動機構3によって上昇している。各リフトピン2の位置は、後述するリフトピン位置決め治具により、所定の搬送位置に予め調整されている。図5(a)に示すウエハ4は、搬送ローダーの停止位置の位置ずれにより、所定の搬送位置から左側にずれている。
図5(b)に示すように、位置ずれしたウエハ4は、リフトピン2の傾斜面2cに沿って自重により下方に移動し、図5(c)に示すように、リム部4aの裏面4bが支持面2aに接触して支持されるように落とし込まれる。すなわち、ウエハ4の位置が傾斜面2cにより矯正された上で、各リフトピン2はウエハ4を受け取る。
その後、各リフトピン2は駆動機構3により下降する。その際、各リフトピン2の垂直面2bは、ウエハ4が面内方向にずれることを抑制する。例えば、降下する際の空気抵抗によりウエハ4が前後左右に動いたとしても、垂直面2bはその動きを制限することで、ステージ1の面内方向における定められた領域内に止める。
図5(d)に示すように、各リフトピン2が降下することにより、ウエハ4はステージ1の所定の載置位置に載置される。ウエハ4は、図3に示した複数の吸着孔5により吸着されて位置が固定される。
以上のように、図5に示す搬送方法においては、ステージ1の周辺に設置された複数のリフトピン2の位置により、ウエハ4のステージ1上での吸着位置が決定される。搬送位置における位置ずれによらず搬送精度を保証することができる。
上述した各リフトピン2の位置、すなわちウエハ搬送機構の搬送位置は、リフトピン位置決め治具により調整される。図6は、リフトピン位置決め治具6によるウエハ搬送機構の搬送位置調整方法を示す図である。本実施の形態におけるウエハプローバでのウエハ搬送機構は、各リフトピン2の位置をステージ1の半径方向に移動させる位置調整機構7を備える。位置調整機構7は、複数のリフトピン2の各々の位置を個別に微調整する微動機構である複数の位置調整治具7aを含む。なお、図6においては、説明を簡単にするため、位置調整機構7と駆動機構3とが同じ機構で図示されているが、それぞれ異なる機構であってもよい。
リフトピン位置決め治具6は、セラミックス製である。リフトピン位置決め治具6は、ウエハ4と同じ直径またはウエハ4よりも所定の寸法公差だけ大きい直径を有する円盤状であることが好ましいが、これに限るものではない。各リフトピン2もセラミックス製であるため、それらは変形が少なく、位置精度を保つことが出来る。
リフトピン2の位置の調整過程は、まず、図6(a)に示すように、ステージ1にリフトピン位置決め治具6が設置、固定される。リフトピン位置決め治具6により規定される位置は、ウエハ4が載置されるべき載置位置と一致するようにする。よって、リフトピン位置決め治具6により規定される位置に、各リフトピン2の位置を合わせることにより、各リフトピン2の位置は所定の載置位置に一致する。
図6(b)に示すように、各リフトピン2は、位置調整機構7によって、ステージ1の半径方向に個別に移動する。リフトピン位置決め治具6によって規定される位置に一致するように、各リフトピン2の位置を各位置調整治具7aにより微調整する。これにより、ユーザーは容易に各リフトピン2の位置調整を行うことが可能である。
また、ウエハ搬送機構の各リフトピン2は、エアブローを含む。図7は、エアブロー8からエアーがブローされている状態を示す図である。エアブロー8は、ステージ1に向かってエアーをブローする。エアブロー8は、ウエハ4がステージ1に吸着される前に、ウエハ4と各リフトピン2とが接触することで発生する異物を、ステージ1上から除去する。それにより、クラックの発生を抑制することができる。
以上をまとめると、本実施の形態におけるウエハ搬送機構は、載置面1aを備えウエハ4を載置面1aに載置可能なステージ1にウエハ4を受け渡すウエハ搬送機構であって、各々がステージ1の載置面1aの外縁よりも外側に配置され、ステージ1よりも大きい直径を有するウエハ4の裏面を支持して上下方向に駆動することにより、ステージ1の上方の搬送位置にてウエハ4を受け渡す複数のリフトピン2を備える。
各リフトピン2は、ステージ1の載置面1aに対して平行に設けられ、リム部4aの裏面4bに接してウエハ4を支持する支持面2aと、支持面2aに支持されるウエハ4の外縁の外側に位置し、かつ、支持面2aに対して垂直に設けられる垂直面2bと、垂直面2bよりも上方に位置し、かつ、ステージ1の中心から外側かけて上方に傾斜して設けられる傾斜面2cとを含む。各リフトピン2は、ウエハ4の外周に設けられるリム部4aの裏面4bを支持して上下方向に駆動する。
以上の構成を含むウエハ搬送機構によれば、各リフトピン2がウエハ4の有効領域の裏面に接触することなく、リム部4aの裏面4bを支持して搬送する。それにより、従来よりも少ない接触面積でステージ1と搬送位置との間でウエハ4を受け渡すことが可能であり、ウエハ4の裏面へのダメージ付与を回避することができる。
ウエハ4が搬送ローダーから渡される位置が所定の搬送位置からずれたとしても、各リフトピン2の傾斜面2cによりその位置ずれが補正される。また、各リフトピン2の垂直面2bは、ウエハ4が各リフトピン2の支持面2aに渡された後、各リフトピン2が降下する過程においても、空気抵抗によるウエハ4の位置ずれを抑制する。すなわち、複数のリフトピン2が段差を有するL字型形状を有することで、その段差をなす垂直面2bによりウエハ4が支持面2aに落とし込まれ、ステージ1の所定の載置位置に対するウエハ4の位置決めが行われる。よって、本実施の形態におけるウエハ搬送機構は、ウエハ4の搬送過程における搬送精度のケア、すなわち頻繁な調整が不要である。
また、ウエハ搬送機構の各リフトピン2はセラミックス製である。
このような構成により、リフトピン位置決め治具6を用いてリフトピン2の位置を調整する際にも、リフトピン2は変形しにくい。よって、各リフトピン2の位置調整を精度良く行うことができる。
また、ウエハ搬送機構の各リフトピン2は、ステージ1に向けてエアーをブローするエアブロー8を含む。
このような構成により、ウエハ4の載置前にステージ1上のクリーニングが可能である。ウエハ4とリフトピン2との接触により発生するステージ1上の異物を除去することが可能である。
また、ウエハ搬送機構のステージ1は、載置面1aに設けられ、ウエハ4を吸着して固定する複数の吸着孔5を含む。
ウエハ4の吸着の際、ウエハ4の全面に吸着圧が均等に加わり、ウエハ4が極薄厚ウエハであっても、ウエハ4の部分的な浮き上がりを防止することが可能である。特に、複数の吸着孔5がステージ1の外周近くまで配置されることにより、極薄厚ウエハの浮き上がりが抑えられる。
また、ウエハ搬送機構は、各リフトピン2に接続し、各リフトピンをステージ1の半径方向に移動させる位置調整機構7をさらに備える。位置調整機構7は、複数のリフトピン2の各々の位置を微調整する複数の位置調整治具7aを含む。
このような構成により、各リフトピン2の位置調整を精度よくかつ容易に行うことが可能となる。搬送位置精度の向上が可能である。
また、本実施の形態におけるウエハプローバは、上述したウエハ搬送機構と、ステージ1と、ステージ1の載置面1aに対面して設けられ、載置面1aに載置されるウエハ4に接触可能なプローブと、を備える。
このような構成により、ウエハプローバは、ウエハ4の受け渡し過程におけるウエハ4の位置ずれを矯正することが可能である。その結果、例えば、ウエハプローバは、ウエハ4の面内に形成された所望のチップに対し正確にプローブを接触させることができる。
また、本実施の形態におけるウエハ搬送機構の搬送位置調整方法は、ステージ1にリフトピン位置決め治具6を設置するステップと、ウエハ4が載置されるステージ1の載置面1aの外縁よりも外側に配置される複数のリフトピン2をステージ1の半径方向に移動させるステップと、リフトピン位置決め治具6によって規定される位置に各リフトピン2の位置が一致するように各位置調整治具7aにより各リフトピン2の位置を微調整して位置決めするステップと、を備える。
このような構成により、各リフトピン2の位置調整を精度よくかつ容易に行うことが可能となり、搬送位置精度の向上が可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例えば、ウエハ搬送機構はウエハプローバのみならず、各種の半導体製造装置や半導体評価装置において適用が可能であることは言うまでもなく、例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 ステージ、1a 載置面、2 リフトピン、2a 支持面、2b 垂直面、2c 傾斜面、3 駆動機構、4 ウエハ、4a リム部、4b 裏面、5 吸着孔、6 治具、7 位置調整機構、7a 位置調整治具、8 エアブロー。

Claims (6)

  1. 載置面を備え、ウエハを前記載置面に載置可能なステージに、前記ウエハを受け渡すウエハ搬送機構であって、
    各々が前記ステージの前記載置面の外縁よりも外側に配置され、前記ステージよりも大きい直径を有する前記ウエハの裏面を支持して上下方向に駆動することにより、前記ステージの上方の搬送位置にて前記ウエハを受け渡す複数のリフトピンと、
    各々が前記ステージの半径方向に延在する棒状の形状を有する複数の支持体を含む位置調整機構と、を備え、
    各前記リフトピンは、
    前記ステージの前記載置面に対して平行に設けられ、前記ウエハの外周に設けられるリム部の前記裏面に接して前記ウエハを支持する支持面と、
    前記支持面に支持される前記ウエハの外縁の外側に位置し、かつ、前記支持面に対して垂直に設けられる垂直面と、
    前記垂直面よりも上方に位置し、かつ、前記ステージの中心から外側かけて上方に傾斜して設けられる傾斜面と、を含み、
    前記位置調整機構の前記複数の支持体は、前記複数のリフトピンが前記ステージの前記半径方向に移動可能なように、前記複数のリフトピンをそれぞれ支持する、ウエハ搬送機構。
  2. 各前記リフトピンはセラミックス製である請求項1に記載のウエハ搬送機構。
  3. 各前記リフトピンは、前記ステージに向けてエアーをブローするエアブローを含む請求項1または請求項2に記載のウエハ搬送機構。
  4. 記位置調整機構は、
    前記複数の支持体にそれぞれ設けられる複数の位置調整治具をさらにみ、
    各前記位置調整治具は、各前記支持体の延在方向に対応する前記ステージの前記半径方向における各前記リフトピンの位置を微調整する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウエハ搬送機構。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のウエハ搬送機構と、
    前記ステージと、
    前記ステージの前記載置面の上方に設けられ、前記載置面に載置される前記ウエハに接触可能なプローブと、を備えるウエハプローバ。
  6. 請求項4に記載のウエハ搬送機構の搬送位置調整方法であって、
    前記ステージにリフトピン位置決め治具を設置するステップと、
    前記ウエハが載置される前記ステージの前記載置面の外縁よりも外側に配置される前記複数のリフトピンの各々、前記位置調整機構によって、各前記支持体の前記延在方向に対応する前記ステージの前記半径方向に移動させるステップと、
    前記リフトピン位置決め治具によって規定される位置に各前記リフトピンの位置が一致するように各前記位置調整治具により各前記リフトピンの前記位置を微調整して位置決めするステップと、を備えるウエハ搬送機構の搬送位置調整方法。
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