JP6850733B2 - 軸方向に固定された転がり軸受を有するリング圧延機 - Google Patents

軸方向に固定された転がり軸受を有するリング圧延機 Download PDF

Info

Publication number
JP6850733B2
JP6850733B2 JP2017554288A JP2017554288A JP6850733B2 JP 6850733 B2 JP6850733 B2 JP 6850733B2 JP 2017554288 A JP2017554288 A JP 2017554288A JP 2017554288 A JP2017554288 A JP 2017554288A JP 6850733 B2 JP6850733 B2 JP 6850733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mandrel
ring
rolling
rolling mill
rolling bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017554288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018511484A5 (ja
JP2018511484A (ja
Inventor
アンドレアス・マリッツ
アンドレアス・マット
トーマス・クリストッフェル
Original Assignee
ハテブル ウムフオルマシネン アクチエンゲゼルシャフト
ハテブル ウムフオルマシネン アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=53546089&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6850733(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ハテブル ウムフオルマシネン アクチエンゲゼルシャフト, ハテブル ウムフオルマシネン アクチエンゲゼルシャフト filed Critical ハテブル ウムフオルマシネン アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2018511484A publication Critical patent/JP2018511484A/ja
Publication of JP2018511484A5 publication Critical patent/JP2018511484A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6850733B2 publication Critical patent/JP6850733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H1/00Making articles shaped as bodies of revolution
    • B21H1/06Making articles shaped as bodies of revolution rings of restricted axial length
    • B21H1/12Making articles shaped as bodies of revolution rings of restricted axial length rings for ball or roller bearings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H1/00Making articles shaped as bodies of revolution
    • B21H1/06Making articles shaped as bodies of revolution rings of restricted axial length

Description

本発明は、独立請求項1の前文に係るリング圧延機に関する。
例えば、玉軸受(ボールベアリング)用のリングを製造するための既知の変形例においては、まずリング素材が鍛造され、次にリング圧延によってさらに処理される。リングを圧延するために、リング素材がマンドレルの周りに取り付けられ、次いでマンドレルと成形ローラーとの間で圧延される。そうすることにより、材料が減ることはないので、リング素材の厚みは薄くなり、同時にその外周が大きくなる。リング素材の厚みを薄くするためには、マンドレルと成形ローラとの間のロールギャップを連続的に減少させていかなければならず、これは、例えば、マンドレルの成形ローラへの変位、またはその逆の変位により行うことができる。
ドイツ特許第703436号明細書 スイス特許出願公開第706844号明細書
ドイツ特許第703436号明細書は、プレス要素としてのローラと、その中に回転可能に取り付けられた複数のマンドレルを備えた回転テーブルとを備えたリング圧延機を開示しており、マンドレルの周りには、巻かれるべきリング素材が装着されている。回転テーブルを回転させることによって、マンドレルはプレス要素に向かって移動可能であり、そして再びプレス要素から離れるように移動可能である。このようにして、マンドレルとプレス要素との隙間のサイズが小さくなるロールギャップが形成されて、ロールギャップにおいて圧延される。マンドレルは、回転テーブルに回転可能に取り付けられたマンドレルローラピンの円錐形のボアの底部とそれぞれ係合し、第2のマンドレルローラピンにそれぞれが強固に接続されている。
このリング圧延機の欠点は、圧延の不正確さをもたらすマンドレルの相対的に不正確な取り付けと、動作を遅くする、大きくて、比較的に重い回転テーブルとである。
リング素材を拡げるためのさらなるリング圧延機は、スイス特許出願公開第706844号明細書に記載されている。それは、プレス要素と、リング素材をそれぞれの周りに取り付けることができる複数の回転可能に取り付けられたマンドレルと、マンドレルが回転可能に取り付けられた回転可能な回転ドラムと、を備える。回転ドラムの回転により、マンドレルはプレス要素に向かって移動可能であり、そして再びプレス要素から離れるように移動可能である。回転ドラムの回転によって、減少するサイズのロールギャップがそれぞれのマンドレルとプレス要素との間に形成されるように、回転ドラムはプレス要素に対して配置されており、リング素材が回転ドラムの回転中にロールギャップにおいて圧延される。マンドレルの回転可能な取り付けのために、回転ドラムは、各マンドレルのために、例えば、2つの転がり軸受と、少なくとも2つの回転可能に取り付けられた支持ローラとを有しており、これらは、マンドレルが圧延処理の間に、支持ローラとプレス要素との間に配置されるように、回転ドラムの回転軸の方向にマンドレルを支持している。少なくとも2つの回転可能に取り付けられた支持ローラは、所望のマンドレルの長さに沿って圧延力を得るために、圧延処理中のマンドレルの支持と、圧延処理中のその回転軸の周りのマンドレルの回転とを可能とし、マンドレルはその支持ローラ上を転がる。
スイス特許出願公開第706844号明細書のリング圧延機は、リング素材の圧延位置への供給と、リング素材の圧延の両方が、プレス要素に対する回転ドラムの回転によってもたらされるという利点を有する。この回転により、ロールギャップが最初に形成され、リング素材がプレス要素と接触し、次いでロールギャップの寸法が縮小され、その結果、リング素材がマンドレルとプレス要素との間で圧延され、即ち、リングの壁厚が薄くなる。少なくとも2つの回転可能に取り付けられた支持ローラは、所望のマンドレルの長さに沿った圧延力を得るために、圧延処理中のマンドレルの支持を可能とし、そして圧延処理中のその回転軸の周りのマンドレルの回転を可能としている。この方法において、良好な圧延精度を達成することができる。しかしながら、この公知のリング圧延機の欠点は、多数の支持ローラとその取付けの結果もたらされる装置の複雑さにあり、この複雑さが設備の剛性にも悪影響を及ぼし、特に、同じように、支持ローラのために移動されなければならない比較的大きな質量においても悪影響を及ぼす。
したがって、本発明の目的は、問題となっている形式のリング圧延機の構造を単純化することである。達成可能な圧延精度は可能な限り改善されるべきであり、移動される質量は可能な限り低く保たれ、剛性は可能な限り大きくされるべきである。
この目的は、独立請求項1において定義されている本発明に係るリング圧延機によって達成される。本発明の特に有利な構成は、従属請求項に記載されている。
本発明の本質は以下の通りである。リング素材を拡大するためのリング圧延機は、プレス要素と、回転可能に取り付けられたマンドレルと、回転ドラムとを備え、マンドレルは、第1の端部、第2の端部、およびこれらの間の中間部を有し、マンドレルの周りにリング素材が取り付け可能であり、回転ドラムにおいては、マンドレルの中間部がリング素材の取り付けのために自由となるように、マンドレルが、その第1の端部で第1の転がり軸受において回転可能に取り付けられ、そしてその第2の端部で第2の転がり軸受において回転可能に取り付けられている。回転ドラムを回転させることによって、マンドレルはプレス要素に向かって移動可能であり、プレス要素から離れる方向に再び移動することができるように、回転ドラムが前記プレス要素に対して配置されており、サイズが減少し、リング素材が圧延される、ロールギャップは、マンドレルとプレス要素との間に形成される。第2の転がり軸受は、回転ドラムにおいて軸方向に固定され配置されており、マンドレルは、第2の転がり軸受に対して軸方向に移動可能に取り付けられて、マンドレルの第2の端部が第2の転がり軸受から引き出され、または第2の転がり軸受に押し込まれる。本発明によれば、第1の転がり軸受もまた、回転ドラムにおいて軸方向に固定され配置されており、マンドレルは、第1の転がり軸受に対して軸方向に移動可能に取り付けられている。
軸方向に固定されたベアリングにおけるマンドレルの回転取付けは、他の形式の軸受を使用する取付けより、さらには支持ローラよりも構造的に複雑ではない。さらに、回転ドラムの移動中、およびマンドレルがリング素材を介して押し込まれて第2の転がり軸受に挿入されるとき、または逆に転がり軸受から再び取り外されるときに、より少ない質量が移動されなければならない。転がり軸受自体は軸方向に固定されており、軸方向に、すなわちその長手方向に動かされなければならないのはマンドレル自体である。これは、機械的なサイクルにおいてリング素材の高速の供給および圧延を可能とする。
好ましくは、第1および第2の転がり軸受は、接する方向に移動可能な軸受として、特に、球面ころ軸受または自動調心玉軸受として設計される。球面ころ軸受および自動調心玉軸受は、高いラジアル荷重および軸方向の荷重に耐え、アライメント誤差の補償に非常に適している。さらに、これらは、比較的コンパクトである。有利なことには、マンドレルを受け入れるための軸方向に固定されたスリーブ形状のブッシングは、第1および第2の転がり軸受に回転可能に取り付けられている。ブッシングは、マンドレルを転がり軸受に簡単に挿入することを可能にする。
好ましくは、ブッシングは、第1および第2の転がり軸受の回転軸に対して傾斜可能に配置されており、ブッシングの傾斜性は、ストッパによって適切に制限される。これにより、マンドレルを転がり軸受、またはそれらのブッシングに安全に挿入することを可能となる。
マンドレルを第2の転がり軸受に容易に挿入するために、第2の転がり軸受に設けられたブッシングは、有利には漏斗状の挿入斜面を有する。同様の理由から、第2の端部の前端のマンドレルは円錐形または丸みを帯びた形状を有することが有利である。
圧延精度を高めるために、回転ドラムは、有利な設計の変形例においては、マンドレルをその長手方向に位置決めするために、マンドレルの前端のために、好ましく調整可能なストッパ要素を有する。これは、マンドレルおよびその上に配置されたリング素材を圧延処理するために正確に位置決めすることができ、マンドレルおよび/またはプレス要素がリング素材に転写されるべき外郭を有するときに特に重要である。
好都合なことに、ストッパ要素は、第2の転がり軸受の中に部分的に突出し、第2の転がり軸受の内部に注入する、洗浄剤および/または冷却剤のための供給ラインが設計されている。このようにして、マンドレルがブッシングに取り付けられていないとき、またはマンドレルが少なくとも部分的に引き出されたときに、ブッシングを容易に洗浄および/または冷却することができる。
有利なことには、ストッパ要素は回転可能に取り付けられている。このようにして、その上で回転するマンドレル軸受によって引き起こされる摩耗をかなり減少させることが可能である。
別の設計の変形例においては、回転ドラムが、マンドレルをその長手方向に位置決めするために、マンドレルの第1の端部にストッパカラー用の代替ストッパ要素を備えることが望ましい。好ましくは、代替ストッパ要素は、第1の転がり軸受に回転可能に取り付けられたブッシングによって形成される。ストッパ要素のこの設計は、構造の点で特に簡単である。
回転ドラムへのマンドレルの取り付けは、構造的に都合がよく、高い機械的なサイクルを可能にする。
好ましくは、回転ドラムは、互いに離間しており、連結回転のために互いに強固に接続された2つのディスク状のドラム部を備えており、マンドレルのための第1の転がり軸受および第2の転がり軸受は、軸方向に固定された方法において配置されている。連結回転のために互いに強固に接続された2つのディスク状のドラム部によって、マンドレルはリング素材を支える中間部の両側で安定し、かつ同時に回転可能に取り付けられ得る。
有利なことには、第1および第2の転がり軸受は、それらの全体において交換可能となるように、ドラム部の中にそれぞれが取り付けられている。このようにして、リング圧延機を別のマンドレル直径に迅速、かつ容易に適合させることができる。
有利なことには、第2の転がり軸受の中に配置された少なくともブッシングは、組立工具との係合のために、環状の溝として好ましくに設計された形状適合要素を有する。このようにして、第2の転がり軸受は、工具を用いてリング圧延機から容易に取り外すことができる。
有利なことには、リング圧延機は、好ましくは、転がり軸受および/または回転ドラムのために好ましくは閉鎖した冷却システムを有する。
有利なことには、本発明に係るリング圧延機は、マンドレルの長手方向にマンドレルを調整するためのマンドレル調整器を有する。マンドレルを引き戻し、ローディング位置にリング素材を送り、マンドレルを再び前方に押し込み、ローディング位置にあるリング素材を介してマンドレルを押し込むことによって、このリング素材をマンドレルの周りに容易に配置または取り付けることが可能である。逆に、同じまたは別のマンドレル調整器を用いて、マンドレルを引き戻すことによって、完成した圧延リングをマンドレルから取り外すことができる。
好ましくは、本発明に係るリング圧延機は、リング素材のための供給機構を有しており、その機構でリング素材が、供給されたリング素材を介してマンドレルが押圧される位置、即ち、前述のローディング位置に、個々に供給される。マンドレル調整器と共に、これは、リング素材を容易に取り付け、またはマンドレルの周りに配置することを可能とする。
有利なことには、いくつかのマンドレルが、回転ドラムにおいて回転可能に取り付けられている。このようにして、異なるステーション(位置)で異なる処理を同時に行うことができる。例えば、リング素材を第1のステーションでマンドレルの周りに取り付けることができ、リング素材を第2のステーションで圧延することができ、リング素材を第3のステーションでマンドレルから取り外すことができる。したがって、圧延の処理量を大幅に高めることができ、すなわち、より多くのリング素材をより短い時間でリングに圧延することができる。
より高い処理量のために、リング素材の製造に沿ってリング圧延を行うことができ、リング圧延機は、例えば、冷間成形機または熱間成形機に併合することができる。熱間成形機への併合によって、熱間成形機によって製造された依然として熱いリング素材をリング圧延機で直接圧延することができるという利点を利用する。したがって、熱間リング圧延のためのリング素材のさらなる加熱を省くことができる。しかしながら、原理的には、リング圧延の前にリング素材の予備加熱が可能であり、本発明に係るリング圧延機は、熱間リング圧延および冷間リング圧延の両方に使用することができる。
熱間リング圧延では、圧延機の構成要素、例えば、マンドレル、プレス要素、駆動ローラなどを任意に冷却することができる。
好ましくは、本発明に係るリング圧延機は、圧延処理中に、プレス要素の移動によってリング素材が回転可能となるように、プレス要素を駆動する駆動機構を有する。これは、圧延処理中にプレス要素の補助で回転可能に取り付けられたマンドレル上でリング素材を数回回転させることが可能となり、各回転時にリング素材がより薄い厚みに圧延される。このようにして、厚みのより大きな減少、および材料に対してより優しくより均一な圧延を達成することが可能である。
有利なことには、プレス要素は、回転可能に取り付けられた駆動ローラである。このような駆動ローラは、例えばモータによって連続的に駆動され、モータが駆動ローラに接触すると直ちにその回転運動をマンドレルの周りに取り付けられたリング素材に伝達することができる。本発明に係るリング圧延機においても考えられる線形プレス要素と比較して、駆動ローラの回転は連続的であり、且つ一定速度で行うことができ、圧延処理後にプレス要素をリセットする必要はない。
本発明に係るリング圧延機は、例示的な実施形態に基づいて、および添付の図面を参照して以下により詳細に記載される。
図1は、本発明に係るリング圧延機の例示的な実施形態の斜視図を示す。 図2は、リング素材が圧延される直前の図1のリング圧延機の断面図である。 図3は、図1のリング圧延機の断面図であり、リング素材の圧延中であるが、図2と類似である。 図4は、図1のリング圧延機の部品の図5とは異なる斜視図を示す。 図5は、図1のリング圧延機の部品の図4とは異なる斜視図を示す。 図6は、図1のリング圧延機の回転ドラムの断面図である。 図7は、図6の詳細VIIの拡大図を示す。 図8は、第2の実施形態に係るリング圧延機のストッパ機構の軸方向断面図である。 図9は、図8のストッパ機構の斜視図を示す。 図10は、図8のストッパ機構の斜視図を示す。 図11は、リング圧延機の別のマンドレルを示す図である。 図12は、ストッパ位置に配置された図11によるマンドレルを伴うリング圧延機の詳細を示す図である。 図13は、リング圧延機の転がり軸受に挿入された組立工具または分解工具の断面を示す。
以下は、本明細書に適用される図面のあいまいさを避けるために、明細書の直接的に関連する部分に記載されていない参照符号が図に含まれる場合には、明細書の前に説明した箇所、または以下に説明する箇所が参照される。逆に、図面を過度に複雑にすることを避けるために、直接理解には関係のない参照符号は、すべての図に含まれていない。このために、それぞれの場合には他の図が参照される。
図1および図2に示される本発明に係るリング圧延機の例示的な実施形態は、プレス要素として、その円周上にカラー12、13によって両側が制限されたロール表面11を有する駆動ローラ1を含む。カラー12、13は、リング圧延中のリング素材9の横方向の拡張を防止する。駆動ローラ1は、軸14を介して軸受板15に回転可能に取り付けられており、駆動機構10によって駆動される。
3つのレールグリップ要素151、152、153により、例えば、回転ドラムの回転軸39(図2)の方向に移動可能となるように、軸受板15はレール81、82の上部および下部にそれぞれ取り付けられており、それらの部品のためのレール81、82はマシンフレーム8にしっかりと固定されている。調整スピンドル154によって、軸受板15および、そのため、その上に取り付けられた駆動ローラ1は、ロールギャップの方向に調整することができ、これによりロールギャップの最も狭い点でのサイズを調整することができる。この目的のために、調整スピンドル154は、例えば、マシンフレーム8を通る通路83内の雌ねじと係合する雄ねじを有し、その通路を通って調整スピンドル154が配設されている。
リング圧延において、リング素材9は、駆動ローラ1と、回転ドラム3の形態においてアドバンス装置で回転可能に取り付けられたマンドレル2と、の間で圧延される。図2から分かるように、本回転ドラム3においては、5つのマンドレル2が、回転可能に取り付けられており、回転ドラムの回転軸39に対して72°の角度間隔で均一に分布している。回転ドラム3は、軸33を介してマシンフレーム8に回転可能に取り付けられており、例えば、電気駆動またはサーボモータなどの駆動機構30により回転する。
リング素材9を回転ドラム3のマンドレル2に供給するために、図示されたリング圧延機は、リング素材供給機構5を有する。リング素材供給機構5は、マンドレル2が、供給されたリング素材9を介して押圧され得る位置、すなわちローディング位置に、リング素材9を個別に供給するように設計されている。リング素材供給機構5は、いくつかのリング素材9を格納することができる収納部51を有する。収納部51の下端部には、リング素材9が重力によりローディング位置に直接通り抜ける開口が設けられている。リング素材9がローディング位置の方向において制御不能に陥るのを防止するために、連結式保持要素52が存在し、カムローラ53に作用するばね要素54によって、収納部51内のリング素材9を保持する保持位置に保持されている。個々のリング素材9を解放するために、回転ドラムの回転軸39の周りに回転可能に配置された制御カム55が、ばね力に抗してカムローラ53に容易に作用する。
リング素材9をマンドレル2の周りに取り付けることができ、その後圧延されたリング90を再びマンドレル2から取り外すために、リング圧延機はマンドレル2の長手方向にマンドレル2を調整するためのマンドレル調整器4を有する。マンドレル2の周りのリング素材9の取り付けと、リング素材9から圧延されたリング90のマンドレル2からの取り外しは、2つの異なる位置で、すなわち一方では収納部51の真下で行われ、他方では、回転ドラム3が約150°回転した後に行われるので、マンドレル調整器4は、マシンフレーム8に固定された2つの別々の調整シリンダ41、42を含む。
マンドレル2から除去された後に圧延されたリング90を運び去るために、図示されたリング圧延機においてリング除去の場所の下に排出溝6が設けられている。
図3は、実質的に図2に対応しているが、図3の回転ドラム3が図2よりも反時計回りに約10°回転していることのみが相違する。
図2において、第1のリング素材9は、収納部51の直下のローディング位置に配置され、第1のマンドレル2は、この第1のリング素材9を介して押圧される。第2のリング素材9は、第1のマンドレル2から72°の角度距離に位置する第2のマンドレル2の周りに取り付けられており、駆動ローラ1との接触の直前に配置されており、すなわち、第2のリング素材9は、まだ圧延されてはいない。
図3に示す状況に達するために、回転ドラム3は反時計回りに約10°回転している。第1のリング素材9は、収納部51の直下のローディング位置に一時的に残っているが、第1のマンドレル2が約10°回転し、第1のリング素材9の左側の内面に当接して、更なる回転時に、第1のマンドレル2が第1のリング素材9を運ぶであろうことが分かる。
回転ドラム3の回転により、第2のリング素材9は、第2のマンドレル2と駆動ローラ1との間のロールギャップの大きさの減少のために、駆動ローラ1と接触して、より薄い厚みに圧延される。好ましくは、一定の速度で回転し、駆動機構10によって駆動される駆動ローラ1との接触により、回転可能に取り付けられた第2のマンドレル2と共に、リング素材9がマンドレルの回転軸、すなわち、その中心軸の周りを回転するように、トルクがリング素材9に伝達される。リング素材のサイズおよび壁厚の所望の縮小に応じて、リング素材を圧延処理中に3〜30回、特に8〜12回、好ましくは約10回、回転させることが特に有利であることが証明された。これを達成するために、駆動ローラ1および回転ドラム3の回転速度が適切に選択される。リング圧延処理中のリング素材9の多数回回転により、厚みの大幅な減少と、より均一な圧延が可能になり、これは材料に対してより優しいものである。
マンドレル調整器4は、図4および図5においてより詳細に示されている。マンドレル調整器4は、既に説明したように、マシンフレーム8に固定された2つの別々の調整シリンダ41および42を備える。調整シリンダ41は、スラストヘッド412が固定されている伸長可能なピストン411を含む。図4に示す状況において、スラストヘッド412がマンドレル2のヘッド21を押し、ピストン411の伸長時にマンドレルの長手方向にマンドレルを回転ドラム3の中に押圧して、ローディング位置にあるリング素材9を介してマンドレル2が押される。
調整シリンダ42は、グリッパヘッド422が固定された伸長可能なピストン421を含む。図4および図5に示す状況においては、グリッパヘッド422は、先のマンドレル2のマンドレルヘッド21の後ろに係合して、ピストン411の後退時に、マンドレルの長手方向にこのマンドレル2を回転ドラム3から引き出し、したがって、回転ドラムのこの位置において完了した圧延されたリング90からも引き出される。図4においては、マンドレル2は依然として回転ドラム3の開始位置に配置されており、一方、図5では、マンドレル2が回転ドラム3から部分的に引き出されている。マンドレルヘッド21の後ろでのグリッパヘッド422の係合は、回転ドラム3の回転によって引き起こされ、その結果、マンドレルヘッド21は、グリッパヘッド422のグリッパ部分4220の上を押圧する。
回転ドラム3の反時計回りの回転中に再びマンドレル2が回転ドラム3から不用意に移動しないように、リング圧延機は押下げ手段40を有している。押下げ手段40は、マシンフレーム8に固定された取付けパイプ81の周りのフランジのように固定されている。押下げ手段40は、図5に最もよく示されているように、マンドレルヘッド21のためのストッパを形成する。
図6から分かるように、図示された例示的な実施形態では、回転ドラム3は、互いに間隔をあけて配置された2つのディスク状のドラム部31、32を含み、ドラム部31、32が共通軸を介して連結回転のために強固に互いに接続されている。ドラム部31、32のそれぞれにおいて、マンドレル2のそれぞれの端部は回転可能に取り付けられており、それぞれの場合において、マンドレル2の中間部には、その周りにリング素材9が取り付けられており、ディスク状のドラム部31、32の間で自由に配置されている(図2参照)。2つのディスク状のドラム部31、32間に配置され、ドラム部31、32間の間隔を固定するスペーサ34(図2)が設けられている。
本発明に係るリング圧延機とスイス特許出願公開第706844号明細書のリング圧延機との主な違いは、マンドレル2を回転ドラム3に回転可能に取り付ける方法である。公知のリング圧延機では、マンドレルは、とりわけ、回転可能な支持ローラに取り付けられている。対照的に、本発明に係るリング圧延機のマンドレル2は、図6に示されているように、特に図7において詳細に拡大されているように、それぞれが回転ドラム3に軸方向に固定されて配置された2つの転がり軸受に取り付けられている。
2つのディスク状のドラム部31、32には、5つの第1の転がり軸受310と5つの第2の転がり軸受320が軸方向に固定されており、周方向に均等に分布しており、第1の転がり軸受310と第2の転がり軸受320が、それぞれのケースにおいて、互いに軸方向に整列して設けられている。転がり軸受310、320においてはスリーブ形状のブッシング311、321が回転自在にそれぞれ装着されており、軸方向の移動に対しては固定されている(図7)。いずれの場合においても、1つのブッシング311と1つのブッシング321が共に1つのマンドレル2を受け入れる。マンドレル2が回転ドラム3(図6の下部)に押し込まれると、マンドレル2の第1の端部は第1の転がり軸受310のブッシング311内に配置され、そしてマンドレルの第2の端部は、第2の転がり軸受320のブッシング321内に配置される。2つの端部の間には、マンドレル2の中間部が配置され、その部分で圧延されるリング素材9が支えられる。マンドレル2が回転ドラム3から部分的に引き出された状態で、図6の上部に示すように、第2の転がり軸受320のブッシング321内に以前に受け入れていた、マンドレル2の前側の第2の端部(図中左側の端部)は、第1の転がり軸受310のブッシング311内に今は配置されている。マンドレル2の内向きおよび外向きの移動中においては、転がり軸受310、320、およびそれらに回転可能に取り付けられているブッシング311、321は、軸方向に固定されたままであり、即ち、マンドレル自体のみが移動されている。これは、より小さな質量が移動されるという利点を有し、より迅速かつ容易に変位させることを可能とする。
ここに示すように、第1および第2の転がり軸受310、320は、例えばDIN635−2のように、好ましくは球面ころ軸受として設計されている。球面ころ軸受は、高いラジアル荷重および軸方向の荷重にも耐え、アライメントの誤差を補償するのに非常に適している。さらに、それらは比較的にコンパクトである。球面ころ軸受の固有の特性のために、球面ころ軸受310、320に回転可能に取り付けられたブッシング311、321は、軸受の回転軸に対してある程度傾斜可能であり、これはアライメントの誤差の補償を可能とするものである。ブッシング311および321の傾斜性は、最大歪みで回転動作が妨げられることなく、第2の転がり軸受に干渉することなくマンドレルが押圧されるように、半径方向ストッパ312および322によって制限されている。
球面ころ軸受に加えて、ある程度接する方向に自由な他の軸受(例えば、CARBまたはトロイダルころ軸受、自動調心玉軸受または組合せられた軸受)もある。軸受の接する方向の自由度は重要である。接する方向の自由度は、軸受の回転軸と取り付けられたマンドレルの回転軸との間のアライメントの誤差を補償することができることを意味すると理解されるべきである。球面ころ軸受は、長い耐用年数のために好ましい。
第2の転がり軸受320のブッシング321にマンドレル2を挿入し易くするために、ブッシング321には漏斗状の挿入斜面323が形成されている。さらに、その前端2aにおいて、マンドレル2は円錐形または丸みを帯びた形状を有している。このようにして、転がり軸受は、マンドレルがブッシング内に引っかかることなく、互いに容易かつ迅速に向きを合わせることができる。
マンドレル2をその長手方向に位置決めするために、軸方向に調整可能なストッパ要素325(例えば、ねじ山を用いて)は、それぞれの場合において、第2の転がり軸受320に対して同軸的に、回転ドラム3のドラム部32に設けられており、そのストッパ要素325が第2の転がり軸受320またはブッシング321内に僅かに延びている。ストッパ要素が調整可能であるため、加工精度に対する要求が低減され、摩耗の場合にはリセットまたは交換が可能である。ストッパ要素325は、より小さな分岐ライン(図示せず)によって、ブッシング321の内部に開口する供給ライン326を有する。ブッシング321内にマンドレル2が配置されていない時に、この供給ラインを介して前記ブッシング321に洗浄剤および/または冷却剤を供給することができる。
回転式に固定されたストッパ要素325の代わりに、図8〜10に示すように、回転可能に取り付けられたストッパ要素を備えたストッパ配列を設けることもできる。ストッパ配列3250は、外側にねじ3251が設けられ、ストッパ要素3254が玉軸受3253によって回転可能に取り付けられた固定部3252を含む。ストッパ要素3254は、より小さな分岐ライン3256によってブッシング321の内部に開口する供給ライン3255を有する。ブッシング321内にマンドレル2が配置されていない時には、洗浄剤および/または冷却剤が、この供給ラインを通して前記ブッシング321に供給することができる。ストッパ要素325と同様に、ストッパ配列3250は、回転ドラム3のドラム部32にねじ込まれ、ねじ3251を介して軸方向に調整することができる。
その前端部2aを介してマンドレル2の長手方向に位置決めする代わりに、マンドレルヘッド21のマンドレルの後端部に直接形成されたカラー22と協働する代替のストッパ要素によって長手方向の位置決めを行うこともできる。図11は、そのようなカラー22を備えたマンドレル200を示している。
図12から分かるように、代替のストッパ要素は、第1の転がり軸受310内に回転可能に取り付けられたブッシング311によってここに形成されており、マンドレル200が挿入されたとき、その前面においてカラー22が当接する。従って、代替のストッパ要素は、マンドレルと一緒に回転することができ、マンドレルとストッパ要素との間の摩擦が避けられる。カラー22はマンドレルヘッド21よりも僅かに小さいので、マンドレルヘッド21がグリッパヘッド422によって依然として安全に把持することができる。
マンドレルヘッド21の前面はわずかに凸状であり、マンドレルヘッド21がヘッドの方向に押し付けられると、マンドレルにはより小さい摩擦モーメントが作用する。代替的に、その前面としては、例えば、円錐形または平坦な形状を有することもできる。
転がり軸受310、320は、挿入物として設計されており、その全体が回転ドラム3に装着され、および回転ドラム3から外される。このようにして、リング圧延機は、容易かつ迅速に別のマンドレル径に適合させることができる。これらの挿入物は、また、閉鎖回路における軸受および2つの回転ドラム部品の冷却を可能にする。
図7から分かるように、転がり軸受310、320は、環状溝318a、318bおよび328a、328bにそれぞれ連通する冷却剤チャンネル317、327によって螺旋状にそれぞれ囲まれており、これらを介して冷却剤が供給され、および取り除かれる。冷却剤送達ラインおよび冷却剤除去ライン(図示せず)と共に、螺旋状の冷却剤チャンネル317、327および環状溝318a、318bおよび328a、328bは、転がり軸受310および320ならびに2つの回転ドラム部品31および32を冷却するために閉鎖した冷却システムを形成する。挿入物内のシール(詳細には図示せず)は、圧延動作中および装置が使用中でない期間の両方において、汚れおよび水の侵入を防止する。
第1の転がり軸受310(いずれの場合も図面の右側に示されている)は、リング圧延機の正面(同様に右側に示されている)からアクセス可能であり、したがって、比較的簡単に取り付け、および取り外すことができる。対照的に、左に示される第2の転がり軸受320の場合、これは、回転ドラム3が分解されることを意図しない場合、より複雑である。第2の転がり軸受320を容易に分解して再挿入することができるように、それらのブッシング321には、グリップ要素を備えた特別な組立工具との係合を可能にする形状適合要素が設けられている。図7に示す例示的な実施形態では、形状適合要素は、内周環状溝329として設計されている。第1の転がり軸受310のブッシング311は、同様に環状溝319を有し、同様に工具に係合して使用される。
組立工具1000の一例が図13に示されている。それは、フランジ1011および管状の延長部1012を有する管状のハンドル1010を備え、その外径は、ブッシング321の内径に対応する。ハンドル1010において、ラム1013は、コイルばね1014の力に抗して内側に向かって(図の左側に向かって)移動可能に配置されている。ラム1013の前端(内側)にはブロッキングスライド1015が配置されており、このブロッキングスライド1015の外径は、ブッシング321の内径よりも僅かに小さく、ブロッキングスライド1015は延長部1012の方に向いた面に円錐の斜面を有する。
第2の転がり軸受320を分解するために、軸方向に整列した第1の転がり軸受310は、まず、回転ドラム3のドラム部31から取り外される。次に、そのブロッキングスライド1015を前面に有する工具1000が、図13に示すように、ドラム部31において結果として生じた開口を通して、第2の転がり軸受320のブッシング321内に挿入される。ブロッキングスライド1015と延長部1012との間に環状隙間が形成されるように、ラム1013は、内側に押圧されて保持され、少なくとも1つのロックボール1016が環状ギャップに配置されている。ラム1013を離すことにより、コイルばね1014がブロッキングスライド1015を外側に(図の右側に向かって)押す。ブロッキングスライド1015の斜面により、それがブッシング321の環状溝329に係止するまで、ロックボール1016は半径方向の外側に押圧される。第2の転がり軸受320は、工具1000によって第2のドラム部32から引き出され、第1のドラム部31を通してリング圧延機から取り外すことができる。第2の転がり軸受320を挿入するためには、逆の手順が行われ、ラム1013が押し込まれたとき、工具1000を挿入された転がり軸受320から引き抜くことができる。
図示の例では、工具1000は、グリップ要素として、ボール1016または複数のボールを有する。ボールは、この目的のために整列させることなく、それらの最終位置で容易にブロックすることができるという利点を有する。

Claims (17)

  1. プレス要素(1)と、第1の端部、第2の端部およびこれらの間の中間部を有し、その周りにリング素材(9)が取り付け可能であり、回転可能に取り付けられたマンドレル(2、200)と、前記マンドレルの中間部がリング素材の取り付けのために自由となるように、前記マンドレル(2、200)が、その第1の端部で第1の転がり軸受(310)において回転可能に取り付けられ、その第2の端部で第2の転がり軸受(320)において回転可能に取り付けられた、回転ドラム(3)と、を備えてリング素材(9)を拡大するためのリング圧延機であって、
    前記マンドレル(2、200)の中間部がリング素材(9)の取り付けのために自由であり、前記回転ドラムを回転させることによって、マンドレル(2、200)がプレス要素(1)に向かって、およびプレス要素(1)から再び離れるように移動可能となるように、前記回転ドラムが前記プレス要素に対して配置されており、
    寸法が減少し、前記リング素材(9)が圧延されるロールギャップは、前記マンドレル(2、200)と前記プレス要素(1)との間に形成されており、
    前記第2の転がり軸受(320)は、前記回転ドラム(3)において軸方向に固定され配置されており、前記マンドレル(2、200)は、前記第2の転がり軸受(320)に対して軸方向に移動可能に取り付けられて、前記マンドレル(2;200)の第2の端部が前記第2の転がり軸受(320)から引き出され、または前記第2の転がり軸受に押し込まれる構成において、
    前記第1の転がり軸受(310)は、前記回転ドラム(3)において軸方向に固定され配置されており、前記マンドレル(2、200)は、前記第1の転がり軸受(310)に対して軸方向に移動可能に取り付けられた、リング圧延機。
  2. 前記第1および第2の転がり軸受(310、320)は、トロイダルころ軸受として設計されていることを特徴とする、請求項1に記載のリング圧延機。
  3. 前記第1および第2の転がり軸受(310、320)は、球面ころ軸受または自動調心玉軸受として設計されていることを特徴とする、請求項2に記載のリング圧延機。
  4. 前記マンドレル(2、200)を受け入れるための軸方向に固定されたスリーブ形状のブッシング(311、321)は、前記第1および第2の転がり軸受(310,320)の中に回転自在に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  5. 前記ブッシング(311、321)は、前記第1および第2の転がり軸受(310、320)の回転軸に対して傾斜可能に配置されていることを特徴とする、請求項4に記載のリング圧延機。
  6. 前記ブッシング(311,321)の傾斜性は、ストッパ(312、322)によって制限されていることを特徴とする、請求項5に記載のリング圧延機。
  7. 前記第2の転がり軸受(320)の中に配置された少なくともブッシング(321)は、漏斗状の挿入斜面(323)を有することを特徴とする、請求項4から6のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  8. 前記第2の転がり軸受(320)の中に配置された少なくとも前記ブッシング(321)は、組立工具(1000)との係合のために形状適合要素を有することを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  9. 前記マンドレル(2、200)は、前記第2の端部の前端(2a)が円錐形または丸みを帯びた形状を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  10. 前記回転ドラム(3)は、前記マンドレル(2)をその長手方向に位置するために、前記マンドレル(2)の前端(2a)のための調整可能なストッパ要素(325、3254)を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  11. 前記ストッパ要素(325、3254)は、前記第2の転がり軸受(320)内に部分的に突出しており、前記第2の転がり軸受320の内部に排出される、洗浄剤および/または冷却剤のための供給ライン(326、3255)を備えるように設計されることを特徴とする、請求項10に記載のリング圧延機。
  12. 前記ストッパ要素(3254)は、回転可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項10または11に記載のリング圧延機。
  13. 前記回転ドラム(3)は、前記マンドレル(200)をその長手方向に位置決めするために、前記マンドレル(200)の前記第1の端部にストッパカラー(22)用のストッパ要素を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  14. 前記回転ドラム(3)は、前記マンドレル(200)をその長手方向に位置決めするために、前記マンドレル(200)の前記第1の端部にストッパカラー(22)用のストッパ要素を有し、
    前記ストッパ要素は、前記第1の転がり軸受(310)内に回転可能に取り付けられた前記ブッシング(311)によって形成されることを特徴とする、請求項4に記載のリング圧延機。
  15. 前記回転ドラム(3)が、相互に間隔をおいて配置され、互いに連結回転するように強固に接続された2つのディスク状のドラム部(31、32)を備え、前記マンドレル(2、200)のための第1の転がり軸受(310)および第2の転がり軸受(320)は軸方向に固定されて配置されていることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  16. 前記第1および第2の転がり軸受(310、320)は、それらの全体が交換可能に前記回転ドラム(3)の中にそれぞれが取り付けられていることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のリング圧延機。
  17. 前記第1の転がり軸受(310)、前記第2の転がり軸受(320)および/または前記回転ドラム(3)のための閉鎖冷却システム(317、318a、318b、327,328a、328b)を有することを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載のリング圧延機。
JP2017554288A 2015-04-17 2016-04-13 軸方向に固定された転がり軸受を有するリング圧延機 Active JP6850733B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH00534/15 2015-04-17
CH00534/15A CH710982A1 (de) 2015-04-17 2015-04-17 Ringwalzvorrichtung mit axial feststehenden Wälzlagern.
PCT/EP2016/058075 WO2016166133A1 (de) 2015-04-17 2016-04-13 Ringwalzvorrichtung mit axial feststehenden wälzlagern

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018511484A JP2018511484A (ja) 2018-04-26
JP2018511484A5 JP2018511484A5 (ja) 2019-04-04
JP6850733B2 true JP6850733B2 (ja) 2021-03-31

Family

ID=53546089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017554288A Active JP6850733B2 (ja) 2015-04-17 2016-04-13 軸方向に固定された転がり軸受を有するリング圧延機

Country Status (10)

Country Link
US (1) US10870144B2 (ja)
EP (1) EP3283243B1 (ja)
JP (1) JP6850733B2 (ja)
KR (1) KR102524723B1 (ja)
CN (1) CN107530762B (ja)
CH (1) CH710982A1 (ja)
EA (1) EA033208B1 (ja)
ES (1) ES2702770T3 (ja)
TW (1) TWI683706B (ja)
WO (1) WO2016166133A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102149757B1 (ko) 2018-10-31 2020-08-31 최원중 유압 기반의 자동운전식 버 방지용 수직형 고정밀 핫롤링 머신
CN112792269B (zh) * 2021-01-14 2023-04-14 重庆大学 一种确保矩形环件轧制过程环件刚度的方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE703436C (de) * 1938-06-26 1941-03-08 Adolf Kreuser G M B H Ringwalzwerk mit mindestens einer Hauptwalze und mten Dornwalzen
GB628012A (en) * 1947-02-24 1949-08-19 Loewy Eng Co Ltd Ring rolling mill
US3146612A (en) * 1963-02-01 1964-09-01 Michigan Wheel Company Coupling
GB1280331A (en) * 1969-05-05 1972-07-05 Norris & Co Ltd D C Improvements in or relating to the manufacture of annular metal rings and part annular metal components
US3729868A (en) 1970-11-25 1973-05-01 H Burum Frame connecting piece
JPS5132842Y2 (ja) * 1971-08-06 1976-08-16
DE2615802A1 (de) * 1976-04-10 1977-10-27 Banning Ag J Ringwalzwerk
DE2917369A1 (de) * 1979-04-28 1980-11-27 Thyssen Industrie Mehrdorn-ringwalzmaschine
JPS5641863Y2 (ja) * 1979-09-18 1981-09-30
JPH06104258B2 (ja) * 1986-04-16 1994-12-21 三菱長崎機工株式会社 多軸型テ−ブルミル
US5605068A (en) * 1995-05-18 1997-02-25 Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha Apparatus for rolling a ring-shaped work
JPH11169988A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Kanai Hiroaki リング状素材のロール成形装置
JPH11285762A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Mitsubishi Nagasaki Mach Co Ltd 自動竪型リング成形機
JP3399890B2 (ja) * 1999-10-22 2003-04-21 有限会社アマノエンジニアリングサービス 異径輪体のローリング成形装置
JP2006055894A (ja) 2004-08-23 2006-03-02 Kyoei Seiko Kk 輪体成形方法およびその装置
JP2007289967A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Toyota Motor Corp 環状部品の逐次成形方法及びその装置並びに逐次成形用マンドレル
JP5019517B2 (ja) 2007-03-05 2012-09-05 国立大学法人金沢大学 二核金属錯体およびその製造方法
FR2932105B1 (fr) * 2008-06-04 2010-06-25 Guy Vinzant Dispositif de montage d'un mandrin dans un laminoir, laminoir equipe d'un tel dispositif et mandrin pour un tel laminoir
CN102039359A (zh) * 2009-10-21 2011-05-04 河南创世科技发展有限公司 一种立式数控环件冷轧机床
DE102010014064B4 (de) * 2010-04-07 2012-12-13 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Schmierölversorgungseinrichtung für ein Wälzlager
CN102319765A (zh) * 2011-06-28 2012-01-18 马鞍山钢铁股份有限公司 一种csp生产线卷取机助卷辊及其润滑方法
KR20130046731A (ko) * 2011-10-28 2013-05-08 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 이탈방지구조가 구비된 부싱
CH706844A1 (de) * 2012-08-16 2014-02-28 Hatebur Umformmaschinen Ag Ringwalzvorrichtung.
CN102861842B (zh) * 2012-09-28 2013-05-15 长春永新机械制造有限责任公司 一种多工位碾环机

Also Published As

Publication number Publication date
TW201700192A (zh) 2017-01-01
ES2702770T3 (es) 2019-03-05
WO2016166133A1 (de) 2016-10-20
TWI683706B (zh) 2020-02-01
JP2018511484A (ja) 2018-04-26
KR20170138445A (ko) 2017-12-15
CN107530762B (zh) 2020-01-14
US10870144B2 (en) 2020-12-22
EP3283243A1 (de) 2018-02-21
KR102524723B1 (ko) 2023-04-24
US20180117663A1 (en) 2018-05-03
EP3283243B1 (de) 2018-10-24
EA033208B1 (ru) 2019-09-30
EA201700502A1 (ru) 2018-04-30
CN107530762A (zh) 2018-01-02
CH710982A1 (de) 2016-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101905287B1 (ko) 링 롤링 장치
KR101049782B1 (ko) 마찰압접장치
US9889532B2 (en) Double disc surface grinding machine and grinding method
JP6850733B2 (ja) 軸方向に固定された転がり軸受を有するリング圧延機
US3874209A (en) Apparatus for simultaneously tapering and flanging the bodies of cylindrical metal cans
US20150367479A1 (en) Roller burnishing tool device
JP4748582B2 (ja) マンドレル可動式スウェージングマシン
TWI649178B (zh) Injection molding machine
US6233991B1 (en) Apparatus and method for spin forming a tube
US10406603B2 (en) Center-rotation type tailstock
CN107790496B (zh) 轧辊机的轧辊模块和用于轧制棍状轧辊物的轧辊机组的轧辊机
CN107427887B (zh) 用于旋压/挤压成型的成型机和旋压/挤压成型的方法
US3222904A (en) Method and apparatus for extrusive rolling of non-cylindrical hollow bodies
JP2018511484A5 (ja)
US2595910A (en) Rolling mill
CN218945920U (zh) 一种用于冷轧管机中的芯杆卡紧装置
JP6426387B2 (ja) 管体チャック装置及び工作機械
CN117245015B (zh) 一种旋转夹持机构及滚槽设备
EA025048B1 (ru) Кассета-держатель валков для прокатного стана
JP2013507256A (ja) ねじ転造装置
US4391114A (en) Shear forming apparatus for elongated non-rotating metal tubes
CN114981022A (zh) 用于改型工件的改型工具、改型设备及方法
JPS61249632A (ja) チユ−ブスピニング装置
SU1194654A1 (ru) Автоматический станок дл финишной обработки дорожек качени колец подшипников
KR20200049126A (ko) 유압 기반의 자동운전식 버 방지용 수직형 고정밀 핫롤링 머신

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6850733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250