JP6847978B2 - ネガ型フォトレジストを用いたパターニング工程におけるlwr改善方法及び組成物 - Google Patents

ネガ型フォトレジストを用いたパターニング工程におけるlwr改善方法及び組成物 Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造工程中にネガ型フォトレジスト(negative−tone photoresist)を用いたフォトレジストパターンのLWR(Line Width Roughness)改善方法及び組成物に関する。
近年、半導体デバイスの小型化及び集積化に伴って微細パターンの実現が要求されており、このような微細パターンを形成する方法としては、露光装備の開発または追加工程の導入によるフォトレジストパターンの微細化が効率的である。
半導体を製造する工程において、過去は波長365nmのi−line光源を用いて半導体基板にパターンを形成したが、さらに微細なパターンを形成するために、より小さな波長帯の光源を必要とするようになった。
実際に、KrF(248nm)を始めとしてArF(198nm)、EUV(extreme ultra violet−極紫外線、13.5nm)光源を用いたリソグラフィー(lithography)技術が開発され、現在商用化されているか商用化中にあり、これを用いてさらに微細な波長を実現することができるようになった。しかし、パターンが微細化(数十nm)されることにより、比較的大きな(数百nm)パターンのときに問題にならなかった、形成されたパターン側壁の粗さ(LWR、line width roughness)が製造工程の際に工程マージンを減少させる問題が発生することになった。
フォトレジストパターン形成方法としては、アルカリ現像液を用いてパターンを形成するポジトーン現像工程と、有機溶剤を用いてパターンを形成するネガトーン現像工程がある。前記ポジトーン現像液を用いたパターン形成方法は、フォトレジスト膜の露光領域をアルカリ現像液で選択的に溶解及び除去してパターンを形成する方式であり、ネガトーン現像液を用いたパターン形成方法は、ポジトーン現像液を用いたパターン形成方法よりもパターン形成が容易であり、未露光部分を除去するのでより効果的にフォトレジストパターンを形成することができる。
ネガティブフォトレジスト工程の特性により通常のポジティブ工程に比べて解像度やLWRが良くなったが、このような良い特性にも拘らず、さらに強化されたパターンの微細化により悪くなった工程マージンを確保するためにフォトレジストのLWRに対する更なる改善が求められている。よって、LWRの改善のために、既存のフォトレジスト(photoresist)の構成物質中のポリマーの構造を改善したり、分子量を小さくしたり、フォトレジスト自体の光に対する感度を増加させたりするなどの努力があったが、完全な解決策にはならなかった。
一方、さらに新規工程の開発に関する研究によってさらに微細なパターンを実現することが可能な作業が盛んに行われており、フォトレジストパターンのLWRを改善してパターンの均一性を確保することが可能な技術の開発が求められている。
本発明の目的は、半導体製造工程中にネガ型フォトレジストを用いたフォトレジストパターンのLWR(Line Width Roughness)を改善することが可能な組成物、及びこの組成物を用いた工程方法を提供することにある。
そこで、本発明の組成物は、好適な第1実施形態として、フォトレジストパターンを膨潤させることが可能な物質1〜100重量%、及び溶媒0〜99重量%を含むフォトレジストパターンのLWR改善用工程液組成物を提供する。
LWR改善用工程液組成物には、界面活性剤0〜2重量%が追加できる。
前記実施形態に係るフォトレジストパターンを膨潤させることが可能な物質は、アミド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、炭化水素系溶剤、及びこれらの混合物よりなる群から選択されるものであってもよい。
前記実施形態に係る溶媒は、レジストパターンを溶解しなければ特に制限はなく、一般な有機溶剤を含む溶液を使用することができる。1−ペンタノール、2−ペンタノール、1−ヘキサノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、2−オクタノール、3−ヘキサノール、3−オクタノール、4−オクタノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、tert−ブチルアルコールなどの1価アルコール、酢酸ブチル、酢酸アミル、エチル−3−エトキシプロピオネート、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、ギ酸ブチル、ギ酸プロピル、乳酸エチル、乳酸ブチルなどのエステル系溶剤、及びこれらの混合物よりなる群から選択されるものであってもよい。
前記実施形態に係る界面活性剤は、非イオン性界面活性剤であってもよい。
前記実施形態に係る非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル類、ポリオキシエチレンソルビタン類、及びこれらの混合物よりなる群から選択されるものであってもよい。
そのために、本発明において、パターンのLWRを改善するための工程方法の好適な実施形態は、ネガ型フォトレジスト現像工程の後に連続して上記の条件で製造された組成物を、1)一定量を噴射(dispense)し、2)一定時間静置(puddle)させた後、3)スピン(spin)方式で乾燥させることである。
ネガ型フォトレジストでパターニングする工程は、一般的なポジ型フォトレジストと比較してフォトレジスト液をコーティングし、ソフトベーク(soft bake)、露光、露光後のベーク(PEB、post exposure bake)、それぞれの現像液を用いた現像までは同一であるが、ポジ型フォトレジストを使用する工程では、最後に水で洗浄(rinse)して現像液と現像された残留物を除去する段階があり、ネガ型フォトレジスト工程では、水と現像液とが混合できないので、水で洗浄が不可能であって現像液をもう少し用いて水洗浄段階の代わりにするか、或いは韓国特許(公開番号10−2014−0103187)では水の代わりに使用可能な有機溶媒タイプのリンス液を残留物の除去に使用している。
韓国特許(公開番号10−2014−0103187)の内容を考察すると、ポジ型フォトレジストで水を用いたリンスのような役割を果たす有機溶剤タイプのリンス液を用いて残留物を除去するためのネガ型フォトレジスト洗浄方法であって、パターンを溶解もせず膨潤(swelling)もさせない有機溶剤を用いてスピン塗布法、浸漬法、スプレー噴射法のいずれかを選択して洗浄を行うことにより、現像後に残留する残留物を除去することを目的とする。これに対し、本発明は、パターンの微細な膨潤を起こしてLWRを改善することを目的としている。
処理工程の面でも、前記引用発明で記述しているスピン塗布法は、静置(puddle)段階なしに、洗浄しようとする対象のウエハーを回転させ続けながら液を噴射して洗浄するのに対し、本発明では、パターンの膨潤のためにウエハーを固定して静置させる段階が必須である。
本発明に係るネガ型フォトレジストパターンのLWR改善工程用組成物、及び該組成物を用いたLWR改善工程は、フォトレジストのパターン形成において実現しようとするパターンを微細に膨潤させてパターンのLWR(Line Width Roughness)を減らすので、LWRを改善して焦点深度マージン(DoF margin)及びエネルギーマージン(EL margin)を高めることにより、半導体製造工程の全体工程マージンを高めるだけでなく、製品の不良率も画期的に減らすことができる。
比較実験例1及び実験例3のフォトレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察した写真である。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明は、ネガ型フォトレジストのパターニング工程におけるパターンのLWRを改善するためのパターン処理用組成物、及び処理工程方法に関する。
本発明におけるパターン処理用組成物は、フォトレジストパターンの膨潤が可能な物質1〜100重量%、溶媒0〜99重量%及び界面活性剤0〜2重量%から構成される。
本発明における処理工程方法は、5〜50mL/sの速度で1〜20秒で噴射し、10〜90秒未満で静置し、スピンドライ(spin dry)で乾燥させる過程を経る。
一般に、半導体製造工程で微細パターンの形成に用いられるフォトレジスト構成物質の物理化学的性質を適切に利用してパターンのLWR不良を引き起こすパターン側壁の粗い部分を仕上げることができる。すなわち、現像工程の際にパターン側壁の粗い部分の物理化学的状態に合う適切な化学物質を用いて、突き出た部分と多く削られた部分を補正する方法が提案できる。
このようなネガ型フォトレジストにおいて酸が過度に拡散した親水性のフォトレジストが残ったパターンは、完全に現像されたパターンに比べて大きさがLWRの偏差だけ大きくなる。
本発明では、完全に現像されたパターンを基準にLWRを改善するのではなく、酸が過度に拡散して元のパターンの大きさよりも大きくなった部分のパターンサイズを基準にして、完全に現像されたパターン部を所望の大きさに膨潤させることが可能なLWR改善工程液組成物を提示し、これを用いてパターンの大きさに合わせてLWRを改善しようとする。
選択可能な膨潤物質としては、アミド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系及び炭化水素系溶剤から選択される1種以上を使用することができる。
アミド系溶剤として、具体的には、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどを使用することができる。
ケトン系溶剤として、具体的には、1−オクタノン、2−オクタノン、1−ノナノン、2−ノナノン、1−ヘキサノン、2−ヘキサノン、4−ヘプタノン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジアセトニルアルコール、アセチルカルビトールなどを使用することができる。
エーテル系溶剤として、具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、モノメチルエーテル、メトキシメチルブタノール、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテルなどを使用することができる。
エステル系溶剤として、具体的には、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートなどを使用することができる。
炭化水素系溶剤として、具体的には、ペンタン、ヘキサン、オクタン、デカンなどを使用することができる。
前記膨潤物質の含有量は1〜100重量%であり得る。
選択可能な溶媒としては、レジストパターンを溶解しなければ特に制限はなく、一般な有機溶剤を含む溶液を使用することができる。特に好ましい溶剤としては、1−ペンタノール、2−ペンタノール、1−ヘキサノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、2−オクタノール、3−ヘキサノール、3−オクタノール、4−オクタノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、tert−ブチルアルコールなどの1価アルコール溶剤、酢酸ブチル、酢酸アミル、エチル−3−エトキシプロピオネート、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、ギ酸ブチル、ギ酸プロピル、乳酸エチル、乳酸ブチルなどのエステル系溶剤などを使用することができる。
前記溶媒の含有量は0〜99重量%であり得る。
選択可能な界面活性剤は、具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル類、ポリオキシエチレンソルビタン類などの非イオン性界面活性剤であって、単独で或いはこれらの混合物よりなる群から選択されるものを使用することができる。
前記界面活性剤は、表面張力を下げて広がり性や浸透力を増大させ、パターンのLWRを改善するのに役立つことができる。
前記界面活性剤の含有量は0〜2重量%であり得る。
上述したようなフォトレジストパターンのLWR改善組成物を工程に適用したときに、正常パターンに形成したフォトレジストが数ナノレベルで微細に膨潤をさせなければならないので、適切な工程方法と時間設定が必須である。工程液の種類によって異なるが、300mmのウエハーを基準にフォトレジストパターンのLWR改善用工程で、静置時間(puddle time)を1秒以下にすると、膨潤効果が少なくてLWR改善の効果がほとんどなく、静置時間を2分以上にすると、工程時間が多くかかるだけでなく、膨潤が過剰になってパターンがあまりにも大きくなるから、むしろパターンLWRが悪くなるので、1秒超過90秒未満を静置時間として定めることが好ましい。
通常のフォトレジストパターニング工程を考察すると、ArFに感応するフォトレジストを300mmのシリコンウエハーにスピン(spin)コーター(coater)を用いて1500rpmの速度でスピンコーティングし、120℃にて60秒間ホットプレート(hot plate)で乾燥させた後(SB:Soft bake)、ArFが発生する露光機を用いて露光させ、しかる後に、120℃にて60秒間ホットプレート(hot plate)で乾燥させて(PEB:Post exposure bake)ネガトーン現像液(酢酸ブチル)で30秒間現像(ネガトーン現像)する。
本発明では、通常のフォトレジストパターニング工程の後にフォトレジストパターンのLWR改善用工程液を用いて100rpmで15mL/sの速度で10秒間噴射した後、60秒間静置(puddle)し、2000rpmの回転数で20秒間ウエハーを回転させることにより、フォトレジストパターン形成を完了した。
前述したようなフォトレジストパターンのLWR改善組成物と、これらの組成物を適用した工程方法は、小さなパターン面を適切に膨潤させてLWRを改善することにより、後で行われるエッチングやインプラント工程で高い工程マージンを提供するので、生産歩留まりの増大及び歩留まりの増大による製造コストの削減を期待することができる。
以下、本発明の好適な実施例及び比較例を説明する。しかし、下記の実施例は、本発明の好適な一実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
実施例1
エチレングリコール90重量%及び2−ヘプタノール10重量%が含まれている、フォトレジストパターンのLWR改善用工程液を次の方法で製造した。
エチレングリコール、2−ヘプタノールを投入して6時間攪拌した後、0.02μmのフィルターに通過させてフォトレジストパターンのLWR改善用工程液を製造した。
実施例2〜実施例10
表1に記載されているような組成によって、実施例1と同様の方法でフォトレジストパターンのLWR改善用工程液を製造した。
比較例
一般に、半導体素子の製造工程中にネガトーン現像工程の最終洗浄液として使用される酢酸ブチルを準備した。
実験例1
ArFに感応するフォトレジストを300mmのシリコンウエハーにスピン(spin)コーター(coater)を用いて1500rpmの速度でスピンコーティングし、120℃にて60秒間ホットプレート(hot plate)で乾燥させた後(SB:Soft bake)、ArFが発生する露光機を用いて露光させ、しかる後に、120℃にて60秒間ホットプレート(hot plate)で乾燥させ(PEB:Post exposure bake)、ネガトーン現像液(酢酸ブチル)で30秒間現像(ネガトーン現像)する。その後、実施例1で製造された工程液を用いて100rpmで15mL/sの速度で10秒間噴射した後、60秒間静置(puddle)し、2000rpmの回転数で20秒間ウエハーを回転させることにより、フォトレジストパターンの形成を完了した。このとき、形成されたパターンの大きさは45nmである。
実験例2〜実験例40
工程液として、実施例1〜実施例10でそれぞれ製造された工程液を使用すること、及びパターン形成方法中の静置(puddle)時間以外は実験例1と同様の方法でパターン形成を行った。
比較実験例1〜4
工程液として比較例の酢酸ブチルを使用すること及び静置時間以外は、実験例1と同様の方法でパターン形成を行った。
実験例1〜及び実験例40及び比較実験例1〜4でパターンが形成されたシリコンウエハーに対して、ホール(hole)の場合にLWR測定が容易ではないので、CDU(Critical Dimension uniformity)を測定してLWRの改善程度を確認し、その結果を表2に示した。
CDUが小さければ、その分だけLWRも改善されたと見なすことができる。
(1)CDU(Critical Dimension Uniformity)
走査電子顕微鏡(FE−SEM、Hitachi)を用いてパターンのX軸とY軸との差を測定してCDU値を確認した。処理後、本実験では、45nmのホールパターンを測定し、無処理区でCDUの標準偏差が4.5nmであるので、標準偏差が3.8nm以内であればパターンのCDUが向上したと見なすことができる。
Figure 0006847978
Figure 0006847978
前述したように、CDUの標準偏差が3.8nm以内に近いほどパターンが均一である(LWRが改善された)ことを示し、CDUの偏差が低いほどELマージンとDoFマージンの数値が高くなるので工程マージンが良くなる。
前記実験結果から、膨潤物質と含有量に応じて多少の違いはあるが、静置時間10〜60秒の区間でLWR改善工程液組成物にて処理する場合に無処理区(比較実験例1)に比べてCDUが15%以上向上することを確認することができる。

Claims (1)

  1. ArFに感応するネガ型フォトレジストパターンの膨潤物質100重量部、溶媒1.11乃至11.1重量部、及び界面活性剤0.011乃至1.11重量部を含んでなる、パターンのLWRを改善する組成物であって、
    (1)膨潤物質は、エチレングリコールであり、
    (2)これら物質の混合を可能にする溶媒は、
    2−ヘプタノールであり、
    (3)広がり性または浸透力を良くするための界面活性剤は、
    ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、
    であることを特徴とする、パターンのLWRを改善する組成物。
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