JP6846252B2 - 液状物の計量充填装置 - Google Patents

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本発明は、包装機に用いられる液状物の計量充填装置に関する。
液体、ペースト状物、液体と固形物の混合物など、流動性を有する液状物を、包装機において袋等の容器に充填する計量充填装置が、特許文献1〜6に開示されている。
これらの計量充填装置は、一般に、液状物を貯留する貯留タンクと、上流側が前記貯留タンクに接続された液状物の流路と、流入ポート、計量ポート及び流出ポートを有し、前記流入ポートが前記流路の下流側に接続された切替バルブと、前記切替バルブの計量ポートに接続され、吸込と吐出を繰り返す計量ポンプと、前記切替バルブの流出ポートに接続され、下端に吐出口を有する充填ノズルを備える。
前記計量充填装置の切替バルブは、弁体が、前記流入ポートと計量ポートが連通しかつ前記流出ポートが閉じる計量位置と、前記計量ポートと流出ポートが連通しかつ前記流入ポートが閉じる充填位置のいずれかの位置に切り替わる。前記弁体が前記計量位置に切り替わり、計量ポンプが作動(ピストンが後退)すると、貯留タンク内の液状物が流路及び切替バルブを介して計量シリンダ内に吸い込まれ、前記弁体が前記充填位置に切り替わり、計量ポンプが逆に作動(ピストンが前進)すると、計量シリンダ内の液状物が切替バルブを介して充填ノズルに送られる。充填ノズルに送られた液状物は、下端の吐出口から流出し、袋等の容器に充填される。
実公平7−42967特開号公報 特開2000−142603号公報 特開2000−264308号公報 特開2013−18505号公報 特許第2778529号公報 特許第5823280号公報
貯留タンクに貯留された液状物は、重力の作用で貯留タンクから流路内に流出(流下)し、流路内及び切替バルブ内を満たしている。その状態で計量ポンプが作動し、計量シリンダ内のピストンが後退すると、ピストンによる吸引力と重力の作用により、液状物は流路内及び切替バルブ内を流動して計量シリンダ内に定量吸い込まれ、それに伴い、貯留タンクから液状物が流出する。しかし、液状物の粘性が高く流動性が低い場合、計量シリンダ内のピストンが後退しても、計量シリンダ内に液状物が定量充填(計量)されないことがある。また、液状物の粘性がそれほど高くなくても、包装機の生産性を上げるため、計量時間を短縮(ピストンの移動速度を大きく)した場合、やはり計量シリンダ内に液状物が定量充填(計量)されないことがある。そうなれば、容器に定量の液状物を充填することが困難となる。
本発明は、このような従来の計量充填装置の問題点に鑑みてなされたもので、計量ポンプが作動するたびに、計量シリンダ内に安定してかつ確実に定量の液状物が吸い込まれ、続いて定量の液状物が充填ノズルに送られるようにして、充填ごとに容器に定量の液状物が充填されるようにすることを目的とする。
本発明は、液状物を貯留する貯留タンクと、上流側が前記貯留タンクに接続された液状物の流路と、流入ポート、計量ポート及び流出ポートを有し、前記流入ポートが前記流路の下流側に接続された切替バルブと、前記切替バルブの計量ポートに接続され、吸込と吐出を繰り返す計量ポンプと、前記切替バルブの流出ポートに接続され、下端に吐出口を有する充填ノズルを備え、前記切替バルブの弁体が、前記流入ポートと計量ポートが連通しかつ前記流出ポートが閉じる計量位置と、前記計量ポートと流出ポートが連通しかつ前記流入ポートが閉じる充填位置のいずれかの位置に切り替わる液状物の計量充填装置において、さらに前記流路の途中に液状物を前記切替バルブに向けて圧送する圧送手段が設置されていることを特徴とする。
上記計量充填装置において、貯留タンクを複数個設置することができる。この場合、各貯留タンクに接続された流路が共通の圧送手段に接続される。複数の貯留タンクは、液状物の種類に応じて使い分けることができる。
前記圧送手段として、例えば次のようなものが考えられる。
(1)流路の途中に設置されたポンプ。このポンプとして、容積型、非容積型を問わず、種々の公知のポンプが使用できる。
(2)流路の途中に設置された加圧タンクと、前記加圧タンクに接続され、前記加圧タンク内のヘッドスペースに加圧気体を供給する気体供給源。気体供給源として例えばコンプレッサが使用でき、気体配管を介して加圧タンクに接続される。
上記計量充填装置において、貯留タンク内の液状物を前記圧送手段に向けて供給する供給手段を設置することができる。前記供給手段として、例えば次のようなものが考えられる。
(1)貯留タンクと圧送手段の間で前記流路に設置されたポンプ。
(2)貯留タンクと圧送手段の間で前記流路の開閉を行う開閉バルブ。
(3)貯留タンク内のヘッドスペースに加圧気体を供給する気体供給源。気体供給源として例えばコンプレッサが使用でき、気体配管を介して貯留タンクに接続される。
本発明に係る計量充填装置によれば、計量ポンプが作動するたびに、計量シリンダ内に安定してかつ確実に定量の液状物が吸い込まれ、続いて定量の液状物が充填ノズルに送られるようになる。また、計量時間を短縮(ピストンの移動速度を大きく)して、包装機の生産性を高めることも可能である。
本発明に係る計量充填装置の構成図(計量時)である。 本発明に係る計量充填装置の構成図(充填時)である。 本発明に係る別の計量充填装置の構成図である。 本発明に係るさらに別の計量充填装置の構成図である。 本発明に係るさらに別の計量充填装置の構成図である。
以下、本発明に係る液状物の計量充填装置について、図1〜5を参照して、より具体的に説明する。なお、図1〜5において、同じ番号が付与された部材は、実質的に同じ部材である。
図1,2に示す計量充填装置は、例えばロータリー式袋詰め包装機の充填位置に設置されるもので、液状物を貯留する貯留タンク1と、上流側が貯留タンク1に接続された液状物の流路2と、流路2の途中に設置された圧送ポンプ3と、流路2の下流側に接続された切替バルブ4と、切替バルブ4に接続された計量ポンプ5及び充填ノズル6を含む。
切替バルブ4は3つのポート(流入ポート、計量ポート、流出ポート)を有する三方弁であり、流入ポートが流路2の下流側に接続され、計量ポートが計量ポンプ5に接続され、流出ポートが充填ノズル6に接続されている。切替バルブ4を作動させるバルブ作動手段として、加圧エアで駆動するアクチュエータ(複動型エアシリンダ)7と、アクチュエータ7に加圧エアを供給するコンプレッサー8と、エア配管9を介してコンプレッサー8に連結すると共に、一対のエア配管10a,10bを介してアクチュエータ7に連結された電磁弁11が設置されている。電磁弁11は、コンプレッサー8から送り出された加圧エアを、エア配管10a又は10bを介してアクチュエータ7に供給し、それにより、切替バルブ4の弁体4aが正逆回転して、前記流入ポートと計量ポートが連通しかつ流出ポートが閉じる計量位置(図1に示す位置)と、前記計量ポートと流出ポートが連通しかつ流入ポートが閉じる充填位置(図2に示す位置)のいずれかの位置に切り替わる。
計量ポンプ5は、計量シリンダ5aとピストン5bを備え、計量シリンダ5aの先端が前記計量ポートに接続されている。計量ポンプ5を作動させるポンプ作動手段として、ピストン5bのロッド後端に固定されたナット部材12と、ナット部材12が螺合するねじ部材13と、ねじ部材13を回転させるモータ14が設置されている。モータ14が作動することでねじ部材13が正逆回転し、ピストン5bが前進位置(図2に示す位置)と後退位置(図1に示す位置)の間で進退する。
充填ノズル6は、ノズル本体部6aと、ノズル本体部6aの筒状の流路6b内を昇降するロッド(開閉バルブ)6cを有し、ノズル本体部6aに前記流出ポートが接続されている。充填ノズル6は、図示しない昇降手段(例えばエアシリンダ)により、待機位置(図1に示す位置)と袋挿入位置(図2に示す位置)の間で昇降する。また、ロッド6cは、上端で図示しない昇降手段(例えばエアシリンダ)に接続され、ノズル本体部6aの中で昇降する。具体的には、前記エアシリンダが作動することにより、流路6bを閉じる下降位置(図1に示す位置)と流路6bを開く上昇位置(図2に示す位置)の間で昇降する。
この計量充填装置は、さらに、圧送ポンプ3、切替バルブ4(電磁弁11)、計量ポンプ5(モータ14)、及び充填ノズル6(充填ノズル6を昇降させるエアシリンダ及びロッド6cを昇降させるエアシリンダ)の作動を制御する制御装置15を含む。
この計量充填装置において、圧送ポンプ3が本発明でいう圧送手段に相当する。16は液状物が充填される容器(袋)であり、前記充填位置において充填ノズル6の吐出口の直下位置に間欠的に位置決めされる(図1参照)。
計量充填装置が稼働中、貯留タンク1に貯留された液状物は重力により流路2内に流出し、圧送ポンプ3により下流に向けて圧送され、流路2及び切替バルブ4内を満たしている。
この状態で、図1に示すように、電磁弁11が作動して切替バルブ4の弁体4aが前記充填位置から計量位置に切り替ると共に、モータ14が作動してピストン5bが後退すると、切替バルブ4の前記流入ポート及び計量ポートを通して、計量シリンダ5a内に定量(計量シリンダ5aの内部断面積×ピストン5bのストローク)の液状物が吸い込まれる。この計量工程において、ピストン5bが後退するだけでなく、圧送ポンプ3が作動して流路2内の液状物を下流側(切替バルブ4の方向)に圧送することから、粘性の高い液状物でも定量が計量シリンダ5a内に吸い込まれるため、計量が安定してかつ確実に行われる。計量工程の間、充填ノズル6は前記待機位置にあり、ロッド6cは前記下降位置にあって充填ノズル6の流路6bを閉じている。
上記計量工程の完了後、圧送ポンプ3が停止し、充填ノズル6が前記袋挿入位置に下降して先端の吐出口が袋16内に挿入され、かつロッド6cが上昇して充填ノズル6の流路6bが開き、充填工程が行われる。この充填工程では、図2に示すように、電磁弁11が逆に作動して切替バルブ4の弁体4aが前記計量位置から充填位置に切り替わると共に、モータ14が逆に作動(ピストン5bが前進)する。これにより、計量シリンダ5a内の液状物が前記計量ポート及び流出ポートを通って充填ノズル6に供給され、流路6bを通って下端の吐出口から流出し、容器16内に定量が充填される。
計量充填装置が稼働中、制御装置15による制御の下で、以上述べた計量工程と充填工程が繰り返される。この間、圧送ポンプ3は継続して作動させておくこともできる。
貯留タンク1内の液状物がなくなるか一定量以下に減少すると、必要に応じて、人手により又は適当な供給手段により、貯留タンク1内に同じ液状物が補充される。
図3に示す計量充填装置は、液状物を貯留する貯留タンク1と、上流側が貯留タンク1に接続された液状物の流路2と、流路2の途中に設置された供給ポンプ17及び加圧タンク18と、流路2の下流側に接続された切替バルブ4と、切替バルブ4に接続する計量ポンプ5及び充填ノズル6を含む。
供給ポンプ17は、貯留タンク1から流路2に流出した液状物を、加圧タンク18に供給する。
加圧タンク18は、エア配管9から分岐するエア配管19を介して気体供給源(コンプレッサー8)に連結され、エア配管19にエアフィルター20及び圧力調整弁21が設置されている。コンプレッサー8は、アクチュエータ7に加圧エアを供給すると共に、加圧タンク18のヘッドスペースに圧力気体を供給する。加圧タンク18には、ヘッドスペース内の加圧気体の圧力を検知する圧力センサ22及びタンク内の液面レベルを検知するレベルセンサ23が設置されている。制御装置15は、圧力センサ22の検知信号を受けて圧力調整弁21を制御し、前記ヘッドスペース内の圧力を一定に保持し、またレベルセンサ23の検知信号を受けて供給ポンプ17の作動を制御する。
この計量充填装置において、コンプレッサー8及び加圧タンク18が本発明でいう圧送手段に相当し、供給ポンプ17が本発明でいう供給手段に相当する。
計量充填装置が稼働中、コンプレッサー8が作動して加圧タンク18のヘッドスペースに加圧気体が供給され、加圧タンク18内で所定圧に加圧された液状物が下流に向けて圧送され、流路2及び切替バルブ4内を満たしている。
この状態で、図3に示すように、電磁弁11が作動して切替バルブ4の弁体4aが前記充填位置から計量位置に切り替わると共に、モータ14が作動してピストン5bが後退すると、切替バルブ4の前記流入ポート及び計量ポートを通して、計量シリンダ5a内に定量の液状物が吸い込まれる。この計量工程において、ピストン5bが後退するだけでなく、加圧タンク18内で液状物が加圧され、流路2内を下流側に向けて圧送されていることから、粘性の高い液状物でも定量が計量シリンダ5a内に吸い込まれ、計量が安定してかつ確実に行われる。計量工程の間、充填ノズル6は前記待機位置にあり、ロッド6cは前記下降位置にあって充填ノズル6の流路6bを閉じている。
上記計量工程の完了後、充填ノズル6が前記袋挿入位置に下降して先端の吐出口が袋16内に挿入され、かつロッド6cが上昇して充填ノズル6の流路6bが開き、充填工程が行われる。この充填工程では、電磁弁11が逆に作動して切替バルブ4の弁体4aが前記計量位置から充填位置に切り替わると共に、モータ14が逆に作動(ピストン5bが前進)する。これにより、計量シリンダ5a内の液状物が前記計量ポート及び流出ポートを通って充填ノズル6に供給され、下端の吐出口から流出し、容器16内に定量が充填される。
計量充填装置が稼働中、制御装置15による制御の下で、以上述べた計量工程と充填工程が繰り返される。
計量充填装置が稼働中、加圧タンク18内の液状物が減少して所定レベル(下限値)に達したことをレベルセンサ23が検知し、その検知信号が制御装置15に送信されると、供給ポンプ17が作動し、貯留タンク1から液状物が加圧タンク18内に補充供給される。加圧タンク18内の液状物が増加して所定レベル(上限値)に達したことをレベルセンサ23が検知し、その検知信号が制御装置15に送信されると、供給ポンプ17の作動が停止する。これにより加圧タンク18内の液状物のレベルが所定範囲内に維持される。
貯留タンク1内の液状物がなくなるか一定量以下に減少すると、必要に応じて、人手により又は適当な供給手段により、貯留タンク1内に同じ液状物が補充される。
図4に示す計量充填装置は、液状物を貯留する2個の貯留タンク24,25と、上流側が貯留タンク24,25に接続された液状物の流路2(2A,2B)と、流路2の途中に設置された圧送ポンプ26と、流路2の下流側に接続された切替バルブ4と、切替バルブ4に接続する計量ポンプ5及び充填ノズル6を含む。
貯留タンク24内は加圧可能であり、エア配管9から分岐するエア配管27を介して気体供給源(コンプレッサー8)に連結され、エア配管27にエアフィルター28及び圧力調整弁29が設置されている。コンプレッサー8は、アクチュエータ7に加圧エアを供給すると共に、貯留タンク24のヘッドスペースに圧力気体を供給する。貯留タンク24には、ヘッドスペース内の加圧気体の圧力を検知する圧力センサ31及びタンク内の液面レベルを検知するレベルセンサ32が設置されている。流路2Aの途中(貯留タンク24と圧送ポンプ26の間)に開閉バルブ33が設置されている。制御装置15は、圧力センサ31の検知信号を受けて圧力調整弁29を制御し、前記ヘッドスペース内の圧力を一定に保持する。
貯留タンク24には、図示しない供給口が取り付けられ、前記供給口は配管を介して液状物の供給源に接続され(いずれも図示せず)、前記配管の途中に前記供給源から貯留タンク24に液状物を送るポンプ(図示せず)が設置されている。貯留タンク24内の液状物が減少して所定レベル(下限値)に達したことをレベルセンサ32が検知し、その検知信号が制御装置15に送信されると、図示しない前記ポンプが作動し、図示しない前記供給源から液状物が貯留タンク24内に補充供給される。貯留タンク24内の液状物が増加して所定レベル(上限値)に達したことをレベルセンサ32が検知し、その検知信号が制御装置15に送信されると、前記ポンプの作動が停止する。
貯留タンク25には、モータ25aにより回転する撹拌部材25bが内蔵されている。貯留タンク25と圧送ポンプ26を連結する流路2Bに供給ポンプ34が設置されている。
圧送ポンプ26は、この例では、モータ26aにより一方向に回転するスクリュー26bが内蔵されたポンプである。
制御装置15は、貯留タンク25のモータ25a、圧送ポンプ26のモータ26a、開閉バルブ33、及び供給ポンプ34の作動を制御する。
この計量充填装置において、圧送ポンプ26が本発明でいう圧送手段に相当し、コンプレッサー8及び供給ポンプ34が本発明でいう供給手段に相当する。
図4に示す計量充填装置は、貯留タンク24,25を、液状物の種類によって使い分けることができる。貯留タンク24は、例えば液体又はペースト状物を充填する場合に好適に使用される。貯留タンク24にはコンプレッサー8が接続し、タンク内のヘッドスペースを加圧できるため、粘性の高い液状物でも開閉バルブ33を通して確実に圧送ポンプ26に供給できる。貯留タンク25は、例えば液体と固形物の混合物を充填する場合に好適に使用される。貯留タンク25は撹拌部材25bを備えるため、タンク内の液体と固形物は均等に混合した状態を保つ。また、流路2Bに供給ポンプ34が設置されているため、貯留タンク24と同様に、粘性の高い液状物でも確実に圧送ポンプ26に供給できる。
図4の計量充填装置において貯留タンク24が使われる場合、計量充填装置が稼働中、コンプレッサー8が作動して貯留タンク24のヘッドスペースに加圧気体が供給され、前記ヘッドスペース内が一定の圧力に保たれている。開閉バルブ33が開くと、加圧された液状物が流路2(2B)に流出して圧送ポンプ26に供給され、さらに圧送ポンプ26から下流に向けて圧送され、流路2及び切替バルブ4内を満たしている。
この状態で圧送ポンプ26が作動(モータ26aが作動してスクリュー26bが回転)すると共に、電磁弁11が作動して切替バルブ4の弁体4aが前記充填位置から計量位置に切り替わり、モータ14が作動してピストン5bが後退すると、切替バルブ4の前記流入ポート及び計量ポートを通して、計量シリンダ5a内に定量の液状物が吸い込まれる。この計量工程において、ピストン5bが後退するだけでなく、圧送ポンプ26が液状物を切替バルブ4に向けて圧送することから、粘性の高い液状物でも、定量が計量シリンダ5a内に吸い込まれ、計量が安定してかつ確実に行われる。計量工程の間、充填ノズル6は前記待機位置にあり、ロッド6cは下降して充填ノズル6の流路6bを閉じている。
上記計量工程の完了後、充填ノズル6が前記袋挿入位置に下降して先端の吐出口が袋16内に挿入され、かつロッド6cが上昇して充填ノズル6の流路6bが開き、充填工程が行われる。この充填工程では、圧送ポンプ26の作動が停止し、電磁弁11が逆に作動して切替バルブ4の弁体4aが前記計量位置から充填位置に切り替わると共に、モータ14が逆に作動(ピストン5bが前進)する。これにより、計量シリンダ5a内の液状物が充填ノズル6に供給され、下端の吐出口から流出し、容器16内に定量が充填される。
計量充填装置が稼働中、制御装置7による制御の下で、以上述べた計量工程と充填工程が繰り返される。この間、コンプレッサー8は作動を継続し、開閉バルブ33は開状態を継続している。
一方、図4の計量充填装置において貯留タンク25が使われる場合、計量充填装置が稼働中、貯留タンク25内で撹拌された液状物が流路2(2B)内に流出し、供給ポンプ34により圧送ポンプ26に供給され、圧送ポンプ26から下流に向けて圧送され、流路2及び切替バルブ4内を満たしている。
この状態で圧送ポンプ16が作動すると共に、電磁弁11が作動して切替バルブ4の弁体4aが前記充填位置から計量位置に切り替わり、モータ14が作動してピストン5bが後退すると、切替バルブ4の前記流入ポート及び計量ポートを通して、計量シリンダ5a内に定量の液状物が吸い込まれる。この点は、貯留タンク24が使われる場合と同じである。また、計量工程の間、充填ノズル6は前記待機位置にあり、ロッド6cは下降して充填ノズル6の流路6bを閉じている。
上記計量工程の完了後、充填ノズル6が前記袋挿入位置に下降して先端の吐出口が袋16内に挿入され、かつロッド6cが上昇して充填ノズル6の流路6bが開き、充填工程が行われる。この充填工程では、圧送ポンプ26及び供給ポンプ34が停止し、電磁弁11が逆に作動して切替バルブ4の弁体4aが前記計量位置から充填位置に切り替わると共に、モータ14が逆に作動(ピストン5bが前進)する。これにより、計量シリンダ5a内の液状物が充填ノズル6に供給され、下端の吐出口から流出し、容器16内に定量が充填される。
計量充填装置が稼働中、制御装置7による制御の下で、以上述べた計量工程と充填工程が繰り返される。この間、供給ポンプ34については継続して作動させておくこともできる。
貯留タンク25内の液状物がなくなるか一定量以下に減少すると、必要に応じて、人手により又は適当な供給手段により貯留タンク25内に液状物が補充される。その間、計量及び充填操作は、必要に応じて停止される。
図5に示す計量充填装置は、液状物を貯留する2個の貯留タンク1,25と、上流側が貯留タンク1,25に接続された液状物の流路2(2A,2B)と、流路2の途中に設置された加圧タンク18と、流路2の下流側に接続された切替バルブ4と、切替バルブ4に接続する計量ポンプ5及び充填ノズル6を含む。
貯留タンク1と加圧タンクの連結する流路2Aに供給ポンプ17が設置されている。
貯留タンク25は撹拌部材25bを内蔵する。貯留タンク25と加圧タンク18を連結する流路2Bに供給ポンプ34が設置されている。
加圧タンク18は、図3に示すものと基本的に同じであり、エア配管9から分岐するエア配管19を介して気体供給源(コンプレッサー8)に連結され、エア配管19にエアフィルター20及び圧力調整弁21が設置されている。
制御装置15は、圧力センサ22の検知信号を受けて圧力調整弁21を制御し、加圧タンク18のヘッドスペース内の圧力を一定に保持する。また、レベルセンサ23の検知信号を受けて供給ポンプ17又は34の作動を制御し、加圧タンク18内の液状物のレベルを一定に保持する。そのほか、制御装置15は、貯留タンク25のモータ25a、圧送ポンプ26のモータ26a、コンプレッサー8、切替バルブ4及び計量ポンプ5の作動を制御する。
この計量充填装置において、加圧タンク18とコンプレッサー8が本発明でいう圧送手段に相当し、供給ポンプ17,34が本発明でいう供給手段に相当する。
図5に示す計量充填装置では、図4に示す計量充填装置と同様に、貯留タンク1,25を、液状物の種類によって使い分けることができる。貯留タンク1は、例えば液体又はペースト状物を充填する場合に好適に使用される。貯留タンク1は、流路2Aに供給ポンプ17が設置されているため、粘性の高い液状物でも確実に加圧タンク18に供給できる。貯留タンク25は、例えば液体と固形物の混合物を充填する場合に好適に使用される。貯留タンク25は撹拌部材25bを備えるため、タンク内の液体と固形物は均等に混合した状態を保つ。また、流路2Bに供給ポンプ34が設置されているため、貯留タンク1と同様に、粘性の高い液状物でも確実に加圧タンク11に供給できる。
図5の計量充填装置において貯留タンク1が使われる場合、貯留タンク1内の液状物が流路2(2A)内に流出し、供給ポンプ17により加圧タンク18に供給されている。一方、図5の計量充填装置において、貯留タンク25が使われる場合、貯留タンク25内で撹拌された液状物が流路2(2B)内に流出し、供給ポンプ34により加圧タンク18に供給されている。計量充填装置が稼働中、上記いずれの場合も、コンプレッサー8が作動して加圧タンク18のヘッドスペースに加圧気体が供給され、加圧タンク18内で加圧された液状物が下流に向けて圧送され、流路2及び切替バルブ4内を満たしている。
この状態で、電磁弁11が作動して切替バルブ4の弁体4aが前記充填位置から計量位置に切り替わり、モータ14が作動してピストン5bが後退すると、切替バルブ4の前記流入ポート及び計量ポートを通して、計量シリンダ5a内に定量の液状物が吸い込まれる。このとき、ピストン5bが後退するだけでなく、加圧タンク18内で液状物が加圧され、流路2内を下流側に向けて圧送されていることから、粘性の高い液状物でも定量が計量シリンダ5a内に吸い込まれ、計量が安定してかつ確実に行われる。計量工程の間、充填ノズル6は前記待機位置にあり、ロッド6cは下降して充填ノズル6の流路6bを閉じている。
上記計量工程の完了後、充填ノズル6が前記袋挿入位置に下降して先端の吐出口が袋16内に挿入され、かつロッド6cが上昇して充填ノズル6の流路6bが開き、充填工程が行われる。この充填工程では、電磁弁11が逆に作動して切替バルブ4の弁体4aが前記充填位置に切り替わると共に、計量ポンプ5が逆に作動(ピストン5bが前進)し、計量シリンダ5a内の液状物が充填ノズル6に供給され、下端の吐出口から流出し、容器16内に定量が充填される。
計量充填装置が稼働中、制御装置7による制御の下で、以上述べた計量工程と充填工程が繰り返される。この間、コンプレッサー8は作動を継続して、加圧タンク18のヘッドスペース内の圧力が一定に保持され、供給ポンプ17,34により加圧タンク18内の液状物のレベルが所定範囲内に維持されている。
貯留タンク1又は25内の液状物がなくなるか一定量以下に減少すると、必要に応じて、人手により又は適当な供給手段により貯留タンク1又は15内に補充される。この補充の間、加圧タンク18への液状物の供給(供給ポンプ34又は35の作動)、計量及び充填操作(コンプレッサー8の作動、切替バルブ4の切り替え、計量ポンプ5の作動)は、継続して行われてもよく、必要に応じて停止してもよい。
1,24,25 貯留タンク
2,2A,2B 流路
3,26 圧送ポンプ
4 切替バルブ
5 計量ポンプ
6 充填ノズル
8 コンプレッサー
15 制御装置
16 容器(袋)
18 加圧タンク
17,34 供給ポンプ
33 開閉バルブ

Claims (1)

  1. 液状物を貯留する複数個の貯留タンクと、上流側が貯留タンクに接続された液状物の流路と、流入ポート、計量ポート及び流出ポートを有し、前記流入ポートが前記流路の下流側に接続された1個の切替バルブと、前記切替バルブの計量ポートに接続され、吸込と吐出を繰り返す計量ポンプと、前記切替バルブの流出ポートに接続され、下端に吐出口を有する充填ノズルを備え、前記切替バルブの弁体が、前記流入ポートと計量ポートが連通しかつ前記流出ポートが閉じる計量位置と、前記計量ポートと流出ポートが連通しかつ前記流入ポートが閉じる充填位置のいずれかの位置に切り替わる液状物の計量充填装置において、さらに前記流路の途中に液状物を前記切替バルブに向けて圧送する1個の共通の圧送手段が設置され、かつ各貯留タンク内の液状物を前記圧送手段に向けて供給する供給手段が各貯留タンクに対応して設置され、各貯留タンクに接続された流路は個々に前記圧送手段に接続され、前記圧送手段がポンプであり、前記複数個の貯留タンクのうち少なくとも1個の貯留タンクは内部に攪拌部材を備え、当該貯留タンクに対応して設置された供給手段が、当該貯留タンクと前記圧送手段の間の流路に設置されたポンプであることを特徴とする液状物の計量充填装置。
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