JP6846228B2 - パネル及び防護柵 - Google Patents
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Description
一般的にパネルは、上下に間隔をおいて配置された一対の胴縁と、当該胴縁内に配置された一対の連結材と、一対の連結材の間に挟み込まれて保持されている縦桟とを備えている。連結材と縦桟とは、ピンにより互いに連結されており、縦桟は、連結材に対して回転可能に連結されている。つまり、パネルは、勾配を有する設置場所に対応して構成されている。連結材の長手方向の端部側には孔が設けられており、連結材は、当該孔にボルトを挿通してナットを締結させることで、胴縁と共に支柱に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、積雪地域に設置された防護柵に想定外の雪が堆積した場合、例えば、胴縁と連結材とが接触していない構成においては胴縁の中央部が撓むことがある。胴縁の中央部が撓んで当該胴縁の内周面と連結材の外周面とが部分的に接触すると、胴縁における荷重が連結材に局所的に加わってパネルが変形してしまうおそれがある。
図1は、防護柵を設置した状態を示す図であり、平坦地及び傾斜地に設置された防護柵を示している。図2は、防護柵のパネルの構成を説明する図であり、一部分解された状態で示されている。図3は、パネルにおける胴縁、縦桟及び連結材の関係を説明する図であり、(a)は、連結材と縦桟とが連結された状態を示した図2のC−C断面図、(b)は、胴縁と連結材とが連結された状態を示した図2のD−D断面図である。図4は、胴縁と連結材との連結を説明する図である。
なお、図面において、防護柵100の延在方向(長さ方向)をx、上下方向(高さ方向)をy、幅方向(厚さ方向)をzとする。
防護柵100は、複数の縦桟パネル(パネル)1と、互いに間隔を置いて立設された支柱7と、縦桟パネル1を支柱7に取り付けるブラケットB1とを備えている。
図2に示すように、縦桟パネル1は、防護柵100の設置状態において上下方向yに間隔をおいて平行に対向して配置された一対の胴縁10と、当該胴縁10内に配置された一対の連結材30と、延在方向xに沿って各胴縁10の間で等間隔に配置された複数の縦桟(桟)50とを有する。
図3に示すように、胴縁10は、金属板を曲げ加工して長手方向に連続して延在する一定幅のスリット10sを有する筒状の枠材である。図1及び図2に示すように胴縁10は、防護柵100の延在方向xに連続して延びており、支柱7間の長さとほぼ同じ長さを有している。
胴縁10は、上下方向yにおいて上下それぞれに設けられており、上側に設けられている胴縁10も、下側に設けられている胴縁10も同じ構成を有している。以下では、防護柵100の上下方向yにおいて下側に設けられた胴縁10を例にしてその構成について説明する。
なお、一対の連結壁部12同士が連結する部分は、丸味付けされて形成されている。
延在方向xにおいて各側壁部11の両端部には、胴縁10をブラケットB1を介して支柱7に取り付けるためのボルトBが挿通される孔11aが設けられている。各端部に設けられた孔11aは、互いに対向する位置に対をなして設けられている。孔11aの形状は、特に限定されず、円形、楕円形状又は長円形状であってよい。
なお、孔11bの数は、孔11a,11aの中間位置に1つ設けられていてもよく、自由に設定可能である。
図3に示すように、連結材30は、上下各一対の胴縁10内に配置されていて、複数の縦桟50が延在方向xにおいて等間隔に互いに平行に連結されている。連結材30は、細長い金属板を曲げ加工して形成された、断面形状が略L字形の一対のL字部材を備える。連結材30は、上下方向yに延在する縦部31と、上下方向yにおいて縦部31の上側の端部から幅方向zに延びる横部32とを有する。
また、延在方向xにおいて連結材30の両端部に設けられた孔31aの間には、等間隔に複数の孔31b,31b・・・が設けられている。各孔31bには、縦桟50を一対の連結材30の間で挟んで連結するための連結具40が挿通されている(図3(a)参照。)。なお、連結具40は、リベット、ピン、ボルト・ナット等であってよい。
さらに、延在方向xにおいて連結材30の孔31bの間であって縦桟50,50・・・間に複数の孔31c,31c・・・が設けられている。つまり、孔31cは、縦桟50が連結された一対の連結材30の複数の連結箇所の間に設けられている。孔31cには、連結具20が挿通されており、胴縁10と連結材30とは互いに一体に連結された状態を形成している。孔31cの形状は、連結材30の長手方向に沿った長軸を有する長孔である。長孔の形状としては、楕円形状又は長円形状である。
さらに連結具20は、ボルト23とナット24とを締結した状態において、ナット24と胴縁10の側壁部11の外周面との間に配置される座金25を備えている。
軸部21は、胴縁10の孔11b及び連結材30の孔31cに挿通された状態において、各孔11b,31cの短軸方向において当該孔11b,31cとの間に僅かな隙間しか形成されないような径を有している。つまり、軸部21は、胴縁10の孔11b及び連結材30の孔31cの短軸方向における寸法とほぼ同じ径を有している。
縦桟50は、上下の一対の胴縁10の間、具体的には、上下の各一対の連結材30の間において、延在方向xに亘って互いに平行に複数配置されている。縦桟50は、細長い金属製の円筒体により形成されている。縦桟50の長手方向の両端部には、押し潰し加工により扁平部51が形成され、各扁平部51には、連結材30の間において、連結材30の孔31bと整合させ連結具40が挿通される孔(図示せず)が形成されている。
支柱7は、円筒状に形成された鋼管である。支柱7の上側端部と、設置面から所定の間隔を置いた下側の端部とには、ブラケットB1が取り付けられている。胴縁10及び連結材30は、ブラケットB1を介して支柱7に取り付けられている。
次に、縦桟パネル1の組立て手順について説明する。まず、一対の連結材30を2つ用意し、各一対の連結材30の間に、縦桟50を配置する。一対の連結材30は、縦部31が互いに背中合わせになっている。
縦桟50は、縦桟50の扁平部51における孔と、連結材30の孔31bとが整合する位置に配置される。次いで、連結材の孔31b及び縦桟50の孔に、例えばリベット40を挿通してかしめることにより、縦桟50は連結材30に対して回動可能に連結されている。つまり、連結材30及び縦桟50は、リベット40を軸として連結材30に対して縦桟50が回動可能であることにより、平行リンク機構を構成する。
なお、連結具20を介して連結された胴縁10及び連結材30により合成断面が形成されているか否かについての試験を行った。具体的には、所定の間隔を空けた支持台の上に、胴縁と連結材とが互いに連結された本実施の形態に係る実施例(胴縁及び連結材を合わせた断面係数:7688(mm3))、及び、胴縁(胴縁のみの断面係数:4661(mm3))のみの比較例それぞれの中央部の一箇所で鉛直方向に荷重をかける試験を行った。
図5は、実施例及び比較例における、加える荷重と胴縁における変位の関係についての試験結果を示すグラフである。
なお、試験においては、実施例及び比較例を900(mm)の間隔をあけた支持台に載せて荷重を加えていった。
胴縁及び連結材が互いに連結されている縦桟パネル1に係る実施例は、比較例よりも大きい弾性範囲を有し、かつ降伏が起こるまでの荷重も比較例に比べて高かった。つまり、実施例においては、連結具を介した胴縁及び連結材の連結により合成断面が形成されていると評価できた。かくして、胴縁及び連結材が一体に連結された実施例は、胴縁のみの比較例に比べて変形しにくく、高い耐荷重性を有していることが分かった。
これに対して、縦桟パネル1の胴縁10は、ボルト23及びナット24を介して延在方向xの両端部間において、一対の連結材30を挟み込む形で堅固に当該連結材30に連結されている。かくして、水や雪が凍結して体積が膨張した場合であっても一対の連結材30の断面積を一定に維持することができる。
また、ボルト23が挿通される胴縁10の孔11bと、連結材30の孔31bとは、互いに延在方向xに長軸を有する長孔として形成されている。かくして、胴縁10を連結材30に被せた場合、互いの孔11b,31bの軸心が縦桟パネル1の長手方向においてずれていても、寸法誤差は補整される(孔11b,31bが重なり合う部分は確保されている)ので、ボルト23を挿通させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、本発明の範囲を超えない範囲で適宜変更が可能である。例えば、連結材30は、横部32とは反対側の縦部31の端部が互いに連結されて一体に形成されていてもよい。
7 支柱
10 胴縁
11a,11b 孔
20 連結具
21 軸部
22 頭部
23 ボルト
24 ナット
30 連結材
31a,31b,31c 孔
50 縦桟
Claims (6)
- 互いに対向する一対の壁部をそれぞれ有する上下一対の胴縁と、
前記一対の胴縁の間において、互いに平行に配置されている複数の桟と、
前記一対の各胴縁内に配置されて、前記桟の長手方向における端部を挟んだ状態で当該桟と連結されている一対の連結材と、
を備え、
前記胴縁と前記一対の連結材とは、前記桟が連結されている前記一対の連結材の複数の連結箇所の間の複数箇所において、所定の連結具が前記一対の連結材及び前記胴縁の一対の壁部に挿通されて互いに連結されている
ことを特徴とするパネル。 - 前記胴縁と前記一対の連結材とは、互いに離間していることを特徴とする請求項1に記載のパネル。
- 前記桟は、前記各連結材に回動自在に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル。
- 前記連結具は、
ネジ山が形成された軸部、及び該軸部の径よりも大きな径を有する頭部を有するボルトと、
前記ボルトの前記軸部に係合するナットと、
を備えており、
前記連結具は、前記ボルト及び前記ナットにより前記胴縁を前記一対の連結材に向かって締め付けることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載のパネル。 - 前記胴縁及び前記各連結材には、前記連結具が挿通される孔がそれぞれ形成されており、前記孔は、前記胴縁及び前記一対の連結材の長手方向に沿った長軸を有する長孔であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載のパネル。
- 互いに対向する一対の壁部をそれぞれ有する一対の胴縁と、前記一対の各胴縁内に配置された一対の連結材と、前記一対の胴縁との間で、前記一対の連結材の間に長手方向における両端部が挟まれた状態で当該一対の連結材に連結されている複数の桟と、を備え、前記胴縁と前記一対の連結材とは、前記複数の桟が連結されている前記一対の連結材の複数の連結箇所の間の複数箇所において、所定の連結具が前記一対の連結材及び前記胴縁の一対の壁部に挿通されて互いに連結されているパネルが、互いに間隔を置いて立設されている支柱の間に配置されていることを特徴とする防護柵。
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