JP6843004B2 - 駐車場管理装置、および駐車場管理用プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、駐車場管理装置、および駐車場管理用プログラムに関する。
例えば、郊外における大型ショッピングセンター等の広大な駐車場において、購入した商品等を持ちながら自車両の位置まで移動することは、時間がかかるとともに疲労の原因となる。そのような問題点を解消するために、近年、発展を遂げている自動運転の技術を利用し、駐車場における所定位置まで自動車を移動させる発明がなされている。
特許文献1には、自律運転車両の駐車管理を行う駐車管理システムに係る発明が開示されている。当該発明によれば、搭乗者が携帯端末から出庫要請情報を送信すると、駐車場に設置された管理装置が出庫指令を送信し、当該出庫指令を受信した自律運転車両が自律運転モードで駐車場内における搭乗位置まで移動する。
特開2016−6603号公報([0116]、[0120])
特許文献1に開示された駐車管理システムによれば、駐車場内における搭乗位置まで自律運転車両が移動するが、搭乗位置に当該車両のユーザが来なかった場合には、当該車両は搭乗位置に留まることになる。これにより、搭乗位置のスペースに空きがなくなると、後続車両が搭乗位置に到達できなくなり、駐車場内において渋滞が発生していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、駐車場における配車エリアに車両が留まることによって混雑が発生するのを防ぎ、配車エリアへの配車を円滑に実現することができる駐車場管理装置、および駐車場管理用プログラムを得ることを目的とする。
この発明に係る駐車場管理装置は、自動運転機能が搭載された車両と無線通信可能に接続され、車両の自動運転を制御する駐車場管理装置であって、駐車場内における駐車エリアから配車エリアに車両を移動させる配車要求を外部から受信する通信部と、通信部が配車要求を受信した場合に、車両を駐車エリアから配車エリアに移動させる配車指示を、車両に送信する指令部と、配車エリアに配車された車両が、配車エリアに停車している停車時間を時刻情報生成部から取得し、停車時間が第1の閾値より大きいか否かを判定する制御部とを備え、指令部は、配車指示を車両に送信した場合、駐車エリアにおける車両が駐車していた位置を確保する指示を、外部に送信し、制御部が、停車時間が第1の閾値より大きいと判定した場合、指令部は、車両を配車エリアから駐車エリアに移動させる配車キャンセル指示を、車両に送信する。
この発明によれば、駐車場における配車エリアに車両が留まることによって混雑が発生するのを防ぎ、配車エリアへの配車を円滑に実現することができる駐車場管理装置、および駐車場管理用プログラムを得ることができる。
実施の形態1に係る駐車場管理装置およびその周辺の構成を示す説明図である。 駐車場管理装置が設置される駐車場について説明するための図である。 図3Aは、第1の駐車場管理装置の構成を示す説明図である。図3B、図3Cは、第1の駐車場管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 図4Aは、第2の駐車場管理装置の構成を示す説明図である。図4B、図4Cは、第2の駐車場管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 図5Aは、第3の駐車場管理装置の構成を示す説明図である。図5B、図5Cは、第3の駐車場管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 車両が配車エリアに到着した際における動作を示すシーケンス図である。 配車キャンセル可否判定処理の動作を示すフローチャートである。 配車車両判定処理の動作を示すフローチャートである。 車両が配車エリアへの移動を開始する際における動作を示すシーケンス図である。 駐車車両判定処理の動作を示すフローチャートである。 車両が配車エリアへの移動を開始する前における動作を示すシーケンス図である。 配車可否判定処理の動作を示すフローチャートである。 駐車場管理装置の変形例を説明するための図である。
実施の形態1.
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
図1は、実施の形態1に係る駐車場管理装置20およびその周辺の構成を示す説明図である。
駐車場管理装置20は、第1の駐車場管理装置21と、第2の駐車場管理装置22と、第3の駐車場管理装置23とにより構成される。駐車場管理装置20の詳細は、後述する。
図2は、実施の形態1に係る駐車場管理装置20が設置される駐車場100について説明するための図である。
駐車場100には、駐車エリア101、配車エリア102、配車用通路103、および、駐車位置戻り用通路104等がある。
駐車エリア101は、例えば、駐車場100の入口側に設けられる。駐車エリア101は、ユーザが車両10を駐車するためのエリアである。図2に示すように、駐車エリア101の各駐車位置には、駐車位置IDが設定されている。
配車エリア102は、例えば、駐車場100の出口側であって、駐車場100に隣接する店舗の出入口付近に設けられる。配車エリア102には、車両10が配車される。ユーザは、配車エリア102に配車された車両10に乗車して、駐車場100の出口から出庫することができる。図2に示すように、配車エリア102の各停車位置には、配車位置IDが設定されている。
配車用通路103は、車両10が駐車エリア101から配車エリア102に移動するための通路である。
駐車位置戻り用通路104は、車両10が配車エリア102から駐車エリア101に移動するための通路である。
車両10には、自律型自動運転機能が搭載されている。車両10は、例えば、自動車である。車両10は、通信部11(不図示)を備える。通信部11は、信号を送受信する。車両10は、通信部11を介して、駐車場管理装置20と無線通信を行う。車両10は、駐車場管理装置20から信号を受信し、当該信号に従って自動運転を行う。
携帯端末30は、例えば、ポータブルナビゲーションデバイス、タブレットPC、またはスマートフォンである。携帯端末30は、通信部31(不図示)を備える。通信部31は、信号を送受信する。携帯端末30は、通信部11を介して、駐車場管理装置20と無線通信を行う。
携帯端末30は、車両10のユーザによって所持されている。携帯端末30には、ソフトウェアである配車アプリケーション50(不図示)がインストールされている。配車アプリケーション50によれば、駐車エリア101に駐車した車両10を、配車エリア102まで移動させる要求等を、送信することができる。
図1に示すように、車両10と、駐車場管理装置20と、携帯端末30とは、無線ネットワーク40を介して通信可能に接続されている。
無線ネットワーク40は、Wi−Fi、bluetooth(登録商標)、または、3G/3.5G/4G規格等の無線通信機能で実現されている。
図3Aは、第1の駐車場管理装置21の構成を示す説明図である。
第1の駐車場管理装置21は、例えば、駐車場100の管理室に設置される。第1の駐車場管理装置21は、無線ネットワーク40を介して、車両10および携帯端末30と通信可能に構成されている。
第1の駐車場管理装置21は、第2の駐車場管理装置22、および第3の駐車場管理装置23と通信可能に構成されている。第1の駐車場管理装置21は、第2の駐車場管理装置22および第3の駐車場管理装置23との間で無線通信または有線通信を行う。
第1の駐車場管理装置21は、通信部21a、制御部21b、時刻情報生成部21c、記憶部21d、指令部21e、および演算部21f等を備えて構成されている。
通信部21aは、有線または無線で外部と通信可能に構成されている。通信部21aは、信号を送受信する。
制御部21bは、配車可否判定処理、および、配車キャンセル可否判定処理等を行う。配車可否判定処理、および配車キャンセル可否判定処理については後述する。
時刻情報生成部21cは、時刻情報の生成等を行う。時刻情報には、車両10が配車エリア102に到着した時刻等がある。
指令部21eは、通信部21aを介して、車両10、携帯端末30、第2の駐車場管理装置22、および第3の駐車場管理装置23に対して指示を送信する。詳細については後述する。
演算部21fは、車両10から受信した情報に基づき、配車距離の算出、および、消費エネルギー値の算出等を行う。詳細については後述する。
記憶部21dには、携帯端末30から受信した配車要求等が格納される。記憶部21dには、車両10のナンバープレート番号情報、配車エリア102における車両10の配車位置ID、および、駐車エリア101における車両10の駐車位置ID等が格納される。
次に、第1の駐車場管理装置21のハードウェア構成例について説明する。
図3B、図3Cは、第1の駐車場管理装置21のハードウェア構成例を示す図である。
制御部21b、時刻情報生成部21c、指令部21e、および演算部21fの各機能は、処理回路により実現される。第1の駐車場管理装置21は、上記各機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路501であってもよいし、メモリ503に格納されるプログラムを実行するプロセッサ502であってもよい。この場合、メモリ503は、記憶部21dを構成するものであってもよい。通信部21aは、有線または無線で通信を行う通信装置510である。
図3Bに示されるように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路501は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御部21b、時刻情報生成部21c、指令部21e、および演算部21fの各機能を複数の処理回路501で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路501で実現してもよい。また、処理回路501が通信装置510を内蔵してもよい。
図3Cに示されるように、処理回路がプロセッサ502である場合、制御部21b、時刻情報生成部21c、指令部21e、および演算部21fの各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ503に格納される。プロセッサ502は、メモリ503に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、第1の駐車場管理装置21は、プロセッサ502により実行されるときに、後述する図7、図12等に示すステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ503を備える。また、このプログラムは、制御部21b、時刻情報生成部21c、指令部21e、および演算部21fの手順または方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
ここで、プロセッサ502とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、またはマイクロコンピュータ等のことである。
メモリ503は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、またはフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスクまたはフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
なお、制御部21b、時刻情報生成部21c、指令部21e、および演算部21fの各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、第1の駐車場管理装置21における処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
図4Aは、第2の駐車場管理装置22の構成を示す説明図である。
第2の駐車場管理装置22は、駐車場100の駐車エリア101に設置される。第2の駐車場管理装置22の設置数は、1つに限定されるものではない。例えば、駐車場100が平面駐車場であり、複数の区画に区切られている場合、第2の駐車場管理装置22は、各区画に設置される。例えば、駐車場100が立体駐車場であり、複数のフロアで構成されている場合、第2の駐車場管理装置22は、各フロアに設置される。また、駐車エリア101における1台分の駐車位置ごとに、第2の駐車場管理装置22を設置してもよい。
第2の駐車場管理装置22は、通信部22a、制御部22b、第1のカメラ22c、および記憶部22d等を備えて構成されている。
通信部22aは、有線または無線で外部と通信可能に構成されている。通信部22aは、信号を送受信する。
第1のカメラ22cは、駐車エリア101を撮像し、撮像データを生成する。第1のカメラ22cは、撮像データを制御部22bに出力する。
制御部22bは、駐車車両判定処理等を行う。駐車車両判定処理については後述する。
制御部22bは、第1のカメラ22cから取得した撮像データを解析し、駐車エリア101に駐車している車両10のナンバープレート番号情報を生成する。
制御部22bは、第1のカメラ22cから取得した撮像データを解析し、駐車エリア101に駐車している車両10の駐車位置IDを生成する。
記憶部22dには、制御部22bが生成したナンバープレート番号情報、および駐車位置ID等が格納される。
ここで、駐車防止装置70(不図示)について説明する。駐車防止装置70は、駐車エリア101における駐車位置ごとに設置される。
駐車防止装置70は、第2の駐車場管理装置22と有線または無線で通信可能に接続されている。駐車防止装置70は、第2の駐車場管理装置から受信した信号に基づき、駐車エリア101における所定の駐車位置を、駐車することができない状態(以下、駐車ロック状態という)にする。駐車ロック状態は、例えば、駐車位置への車両10の進入を禁止するためのバーを突出させた状態である。
次に、第2の駐車場管理装置22のハードウェア構成例について説明する。
図4B、図4Cは、第2の駐車場管理装置22のハードウェア構成例を示す図である。
制御部22bの機能は、処理回路により実現される。第2の駐車場管理装置22は、当該機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路601であってもよいし、メモリ603に格納されるプログラムを実行するプロセッサ602であってもよい。この場合、メモリ603は、記憶部22dを構成するものであってもよい。通信部22aは、有線または無線で通信を行う通信装置610である。
図4Bに示されるように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路601は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御部22bの機能を複数の処理回路601で実現してもよいし、1つの処理回路601で実現してもよい。また、処理回路601が通信装置610を内蔵してもよい。
図4Cに示されるように、処理回路がプロセッサ602である場合、制御部22bの機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ603に格納される。プロセッサ602は、メモリ603に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部22bの機能を実現する。即ち、第2の駐車場管理装置22は、プロセッサ602により実行されるときに、後述する図10等に示すステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ603を備える。また、このプログラムは、制御部22bの手順または方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
ここで、プロセッサ602とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、またはマイクロコンピュータ等のことである。
メモリ603は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、またはフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスクまたはフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
なお、制御部22bの機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、第2の駐車場管理装置22における処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御部22bの機能を実現することができる。
図5Aは、第3の駐車場管理装置23の構成を示す説明図である。
第3の駐車場管理装置23は、駐車場における配車エリア102に設置される。第3の駐車場管理装置23の設置数は、1つに限定されるものではない。第3の駐車場管理装置23は、配車エリア102が複数設けられている場合、配車エリア102ごとに設置される。また、配車エリア102における1台分の停車位置ごとに、第3の駐車場管理装置23を設置してもよい。
第3の駐車場管理装置23は、通信部23a、制御部23b、第2のカメラ23c、および記憶部23d等を備えて構成されている。
通信部23aは、有線または無線で外部と通信可能に構成されている。通信部23aは、信号を送受信する。
第2のカメラ23cは、配車エリア102を撮像し、撮像データを生成する。第2のカメラ23cは、撮像データを制御部23bに出力する。
制御部23bは、配車車両判定処理等を行う。配車車両判定処理については後述する。
制御部23bは、第2のカメラ23cから取得した撮像データを解析し、配車エリア102に停車している車両10のナンバープレート番号情報を生成する。
制御部23bは、第2のカメラ23cから取得した撮像データを解析し、配車エリア102に停車している車両10の配車位置IDを生成する。
記憶部23dには、制御部23bが生成したナンバープレート番号情報、および配車位置ID等が格納される。
次に、第3の駐車場管理装置23のハードウェア構成例について説明する。
図5B、図5Cは、第3の駐車場管理装置23のハードウェア構成例を示す図である。
制御部23bの機能は、処理回路により実現される。第3の駐車場管理装置23は、当該機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路701であってもよいし、メモリ703に格納されるプログラムを実行するプロセッサ702であってもよい。この場合、メモリ703は、記憶部23dを構成するものであってもよい。通信部23aは、有線または無線で通信を行う通信装置710である。
図5Bに示されるように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路701は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御部23bの機能を複数の処理回路701で実現してもよいし、1つの処理回路701で実現してもよい。また、処理回路701が通信装置710を内蔵してもよい。
図5Cに示されるように、処理回路がプロセッサ702である場合、制御部23bの機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ703に格納される。プロセッサ702は、メモリ703に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部23bの機能を実現する。即ち、第3の駐車場管理装置23は、プロセッサ702により実行されるときに、後述する図8等に示すステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ703を備える。また、このプログラムは、制御部23bの手順または方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
ここで、プロセッサ702とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、またはマイクロコンピュータ等のことである。
メモリ703は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、またはフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスクまたはフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
なお、制御部23bの機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、第3の駐車場管理装置23における処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御部23bの機能を実現することができる。
次に、車両10を配車エリア102に配車した後、配車エリア102に車両10のユーザが来ない場合であって、第1の駐車場管理装置21が、配車をキャンセルする場合の動作について説明する。
図6は、車両10が、配車エリア102に到着した際における動作を示すシーケンス図である。
第3の駐車場管理装置23は、車両10が配車エリア102に到着したと判定すると、第1の到着通知を、第1の駐車場管理装置21に送信する(ステップST11)
第1の到着通知には、配車エリア102に到着した車両10のナンバープレート番号情報および、当該車両10が停車している位置の配車位置ID等が含まれる。
第1の駐車場管理装置21は、第3の駐車場管理装置23から第1の到着通知を受信すると、第2の到着通知を、携帯端末30に送信する(ステップST12)。
第2の到着通知には、車両10が配車エリア102に到着した時刻、および、配車位置ID等が含まれる。車両10が配車エリア102に到着した時刻は、第1の駐車場管理装置21の時刻情報生成部21cが生成する。
第1の駐車場管理装置21は、車両10の配車をキャンセルするか否か判定する(ステップST13)。当該判定は、配車キャンセル可否判定という。配車キャンセル可否判定の詳細は、図7のフローチャートを用いて後述する。
ステップST13において、第1の駐車場管理装置21は、車両10の配車をキャンセルすると判定した場合、外部である携帯端末30に対して、配車キャンセル通知を送信する(ステップST14)。
配車キャンセル通知には、車両10の配車をキャンセルする旨の情報、および、駐車エリア101における車両10の駐車位置ID等が含まれる。
第1の駐車場管理装置21は、車両10に対して、配車キャンセル指示を送信する(ステップST15)。
配車キャンセル指示は、配車エリア102に配車される前に車両10が駐車していた、駐車エリア101における駐車位置(以下、元の駐車位置という)に、車両10を移動させる指示である。配車キャンセル指示には、元の駐車位置の駐車位置ID等が含まれる。
上記ステップST13において、第1の駐車場管理装置21が行う、配車キャンセル可否判定処理の詳細について説明する。
図7は、配車キャンセル可否判定処理の動作を示すフローチャートである。
ステップST11で示したとおり、第3の駐車場管理装置23は、車両10が配車エリア102に車両10が到着したと判定すると、第1の到着通知を第1の駐車場管理装置21に送信する。時刻情報生成部21cは、第1の到着通知を受信してから経過した時間、すなわち、車両10が配車エリア102に停車している時間(以下、停車時間という)を生成し、停車時間を制御部21bに出力する(ステップST21)。
制御部21bは、時刻情報生成部21cから取得した停車時間が、第1の閾値より大きいか否かを判定する(ステップST22)。
制御部21bは、停車時間が、第1の閾値より大きい場合(ステップST22;YES)、ステップST23の処理に進む。なお、ステップST23の処理には進まずに、ステップST25の処理に進むように構成してもよい。
一方、制御部21bは、停車時間が、第1の閾値以下である場合(ステップST22;NO)、ステップST21の処理に戻る。第1の閾値は、例えば、約10分である。
制御部21bは、第3の駐車場管理装置23から、配車エリア102に停車している車両10の台数情報を受信する(ステップST23)。
第3の駐車場管理装置23は、配車車両判定処理を行い、当該台数情報を生成する。配車車両判定処理の詳細は、図8のフローチャートを用いて後述する。
制御部21bは、配車エリア102に停車している車両10の台数が、第2の閾値より大きいか否かを判定する(ステップST24)。
制御部21bは、配車エリア102に停車している車両10の台数が、第2の閾値より大きい場合(ステップST24;YES)、配車キャンセルを確定し、その旨を指令部21eに出力する(ステップST25)。指令部21eは、車両10に対して、配車キャンセル指示を送信する。
一方、制御部21bは、配車エリア102に停車している車両10の台数が、第2の閾値以下である場合(ステップST24;NO)、ステップST26の処理に進む。第2の閾値は、例えば、2台である。
制御部21bは、配車キャンセル要求を受信しているか否か判定する(ステップST26)。ユーザは、携帯端末30の配車アプリケーションを操作し、配車キャンセル要求を、第1の駐車場管理装置21に送信することができる。第1の駐車場管理装置21が受信した配車キャンセル要求は、第1の駐車場管理装置21の記憶部21dに格納される。制御部21bは、配車キャンセル要求が記憶部21dに格納されているか否か確認し、ステップST26の判定を行う。
制御部21bは、配車キャンセル要求を受信していると判定した場合(ステップST26;YES)、ステップST25の処理に進み、配車キャンセルを確定する。
一方、制御部21bは、配車キャンセル要求を受信していないと判定した場合(ステップST26;NO)、ステップST27の処理に進む。
制御部21bは、配車エリア102での停車延長要求を受信しているか否か判定する(ステップST27)。ユーザは、携帯端末30の配車アプリケーションを操作し、配車エリア102での停車延長要求を、第1の駐車場管理装置21に送信することができる。第1の駐車場管理装置21が受信した停車延長要求は、第1の駐車場管理装置21の記憶部21dに格納される。制御部21bは、停車延長要求が記憶部21dに格納されているか否かを確認し、ステップST27の判定を行う。
制御部21bは、配車エリア102での停車延長要求を受信していると判定した場合(ステップST27;YES)、ステップST28の処理に進む。
一方、制御部21bは、配車エリア102での停車延長要求を受信していないと判定した場合(ステップST27;NO)、ステップST25の処理に進み、配車キャンセルを確定する。
制御部21bは、配車エリア102での停車延長要求の受信回数が、第3の閾値より大きいか否かを判定する(ステップST28)。
制御部21bは、配車エリア102での停車延長要求の受信回数が、第3の閾値より大きいと判定した場合(ステップST28;YES)、ステップST25の処理に進み、配車キャンセルを確定する。
一方、制御部21bは、配車エリア102での停車延長要求の受信回数が、第3の閾値以下であると判定した場合(ステップST28;NO)、ステップST21の処理に戻る。このとき、制御部21bは、時刻情報生成部21cに対し、当該車両10の停車時間をリセットし、再度計測し直すように指示する。
第3の閾値は、例えば2回である。ユーザは、携帯端末30の配車アプリケーションを操作し、配車エリア102での停車延長要求をすることができるが、停車延長要求の回数が所定の回数を超えた場合には、停車延長要求を認めないこととしている。
上記では、ステップST24において、制御部21bは、配車エリア102に停車している車両10の台数が、第2の閾値以下である場合(ステップST24;NO)、配車キャンセル要求を受信しているか否か判定する(ステップST26)ものとしたが、ステップST26の処理は省略し、ステップST27の処理に進むように構成してもよい。
上記ステップST23で説明したとおり、制御部21bは、第3の駐車場管理装置23から台数情報を受信する。次に、第3の駐車場管理装置23が行う配車車両判定処理について説明する。図8は、配車車両判定処理の動作を示すフローチャートである。
制御部23bは、第2のカメラ23cから取得した撮像データを解析する(ステップST31)。
制御部23bは、配車エリア102に停車している車両10のナンバープレート番号情報を生成したか否か判定する(ステップST32)。制御部23bは、配車エリア102に停車している車両10のナンバープレート番号情報を生成した場合、当該車両10が停車している位置の配車位置IDを生成する。
ステップST32において、制御部23bは、配車エリア102に停車している車両10のナンバープレート番号情報を生成したと判定した場合(ステップST32;YES)、制御部23bは、通信部23aを介して、当該車両10のナンバープレート番号情報、および当該車両10が停車している位置の配車位置IDを、第1の駐車場管理装置21に送信する(ステップST33)。
一方、ステップST32において、制御部23bは、配車エリア102に停車している車両10のナンバープレート番号情報を生成していないと判定した場合(ステップST32:NO)、ステップST32の処理を繰り返す。
制御部23bは、配車エリア102に停車している車両10の台数情報を生成する(ステップST34)。
制御部23bは、配車エリア102に停車している車両10の台数情報を、第1の駐車場管理装置21に送信する(ステップST35)。
図6のステップST15で説明したとおり、第1の駐車場管理装置21は、車両10に対して配車キャンセル指示を送信する。
配車キャンセル指示を受信した車両10が駐車エリア101に戻ってきた際、元の駐車位置に他の車両が駐車していると、車両10は当該駐車位置に駐車することができない。そこで、第1の駐車場管理装置21の指令部21eは、配車エリア102への配車指示を車両10に送信した場合、元の駐車位置を確保する指示を、第2の駐車場管理装置22に送信する。
図9は、車両10が、配車エリア102への移動を開始する際における動作を示すシーケンス図である。
第1の駐車場管理装置21は、車両10に対して、配車指示を送信する(ステップST41)。配車指示は指令部21eが送信する。配車指示は、車両10を、駐車エリア101から配車エリア102に移動させる指示である。配車指示には、配車位置IDが含まれる。
第1の駐車場管理装置21は、第2の駐車場管理装置22に対して、第1の駐車位置確保指示を送信する(ステップST42)。第1の駐車位置確保指示は指令部21eが送信する。第1の駐車位置確保指示には、車両10のナンバープレート番号情報が含まれる。
第2の駐車場管理装置22は、第1の駐車位置確保指示に含まれている、車両10のナンバープレート番号情報に基づき、当該車両10が駐車していた元の駐車位置を特定し、当該元の駐車位置を確保する指示(第2の駐車位置確保指示)を、駐車防止装置70に送信する(ステップST43)。駐車防止装置70は、第2の駐車位置確保指示を受信すると、当該元の駐車位置を駐車ロック状態にする。
第1の駐車場管理装置21は、携帯端末30に対して、配車開始通知を送信する(ステップST44)。配車開始通知には、車両10が配車エリア102に向かって移動を開始した旨、および、配車エリア102における車両10の配車位置ID等の情報が含まれる。このとき、時刻情報生成部21cが、配車エリア102への到着予想時刻を算出するように構成し、配車開始通知に当該到着予想時刻が含まれるようにしてもよい。
第3の駐車場管理装置23の制御部23bは、第2のカメラ23cから取得した撮像データを解析し、車両10にユーザが乗車し、当該車両10が配車エリア102から移動したか否かを判定可能に構成されている。制御部23bは、車両10にユーザが乗車し、当該車両10が配車エリア102から移動したと判定した場合、第1の出庫通知を第1の駐車場管理装置21に送信する。
第1の駐車場管理装置21は、第3の駐車場管理装置23から第1の出庫通知を受信すると、第2の出庫通知を、第2の駐車場管理装置22に送信する。
第2の駐車場管理装置22は、第1の駐車場管理装置21から第2の出庫通知を受信すると、元の駐車位置の駐車ロック状態を解除する。
次に、配車キャンセル指示を受信した車両10が元の駐車位置に戻って来た際に第2の駐車場管理装置22が行う、駐車車両判定処理について説明する。図10は、駐車車両判定処理の動作を示すフローチャートである。
制御部22bは、第1のカメラ22cから取得した撮像データを解析する(ステップST51)。
制御部22bは、元の駐車位置に戻ってきた車両10のナンバープレート番号情報を生成したか否か判定する(ステップST52)。
ステップST52において、制御部22bは、元の駐車位置に戻ってきた車両10のナンバープレート番号情報を生成したと判定した場合(ステップST52:YES)、ステップST53の処理に進む。
一方、ステップST52において、制御部22bは、元の駐車位置に戻ってきた車両10のナンバープレート番号情報を生成していないと判定した場合(ステップST52;NO)、ステップST52の処理を繰り返す。
制御部22bは、ステップST52で生成したナンバープレート番号情報と、記憶部22dに記憶されているナンバープレート番号情報とが一致しているか否か判定する(ステップST53)。
ステップST53において、制御部22bは、ステップST52で生成したナンバープレート番号情報と、記憶部22dに記憶されているナンバープレート番号情報とが一致していると判定した場合(ステップST53;YES)、ステップST54の処理に進む。
一方、ステップST53において、制御部22bは、ステップST52で生成したナンバープレート番号情報と、記憶部22dに記憶されているナンバープレート番号情報とが一致していないと判定した場合(ステップST53;NO)、処理を終了する。このとき、車両10を駐車エリア101における空き駐車位置に移動させるようにしてもよい。
制御部22bは、元の駐車位置が駐車ロック状態であるか否か判定する(ステップST54)。
ステップST54において、制御部22bは、元の駐車位置が駐車ロック状態であると判定した場合(ステップST54;YES)、ステップST55の処理に進む。
一方、ステップST54において、制御部22bは、元の駐車位置が駐車ロック状態でないと判定した場合(ステップST54;NO)、ステップST56の処理に進む。
制御部22bは、駐車ロック状態を解除する(ステップST55)。
ステップST55の処理が終わると、制御部22bは、車両10のナンバープレート番号情報と、車両10が駐車している位置の駐車位置IDとを記憶部22dに記憶する(ステップST56)。
図9のステップST41で示したとおり、第1の駐車場管理装置21は、車両10に対して、配車指示を送信する。このとき、第1の駐車場管理装置21は、車両10における現在の残燃料値または残電力値が不足していると、配車不可であると判定する。以下に、詳細を説明する。
図11は、車両10が、配車エリア102への移動を開始する前における動作を示すシーケンス図である。
携帯端末30は、第1の駐車場管理装置21に対して、配車要求を送信する(ステップST61)。ユーザは、携帯端末30の配車アプリケーションを操作し、配車要求を第1の駐車場管理装置21に送信することができる。配車要求には、ユーザの車両10のナンバープレート番号情報、配車位置ID、および配車希望時刻等の情報が含まれる。
第1の駐車場管理装置21は、携帯端末30から配車要求を受信すると、第2の駐車場管理装置22に対して、駐車位置情報の要求を送信する(ステップST62)。
駐車位置情報の要求する際、第1の駐車場管理装置21は、配車要求を受信した車両10のナンバープレート番号情報を、第2の駐車場管理装置22に送信する。
第2の駐車場管理装置22は、第1の駐車場管理装置21から駐車位置情報の要求を受信すると、第1の駐車場管理装置21に対して、駐車位置情報を送信する(ステップST63)。駐車位置情報には、車両10が駐車している位置の駐車位置ID等が含まれる。第2の駐車場管理装置22は、車両10のナンバープレート番号情報に基づき、当該車両10が駐車している駐車位置の駐車位置IDを特定する。
第1の駐車場管理装置21は、車両10に対して、残エネルギー値情報の要求を送信する(ステップST64)。残エネルギー値情報とは、車両10における現在の残燃料値または残電力値を示す情報等である。
車両10は、第1の駐車場管理装置21から残エネルギー値情報の要求を受信すると、第1の駐車場管理装置21に、残エネルギー値情報を送信する(ステップST65)。
第1の駐車場管理装置21は、車両10に対して、平均消費エネルギー値情報の要求を送信する(ステップST66)。
平均消費エネルギー値情報とは、車両10における現在の平均燃費値または平均電費値を示す情報等である。
車両10は、第1の駐車場管理装置21に対して、平均消費エネルギー値情報を送信する(ステップST67)。
第1の駐車場管理装置21は、車両10を配車エリア102に配車することができるか否か判定する(ステップST68)。当該判定を配車可否判定処理という。配車可否判定処理の詳細は、図12のフローチャートを用いて後述する。
ステップST68において、第1の駐車場管理装置21は、車両10を配車エリア102に配車することができると判定した場合、携帯端末30に対して、配車を受け付けた旨を示す情報(配車受付情報)を送信し、車両10を配車エリア102に配車することができないと判定した場合、携帯端末30に対して、配車することができない旨を示す情報(配車不可情報)を送信する(ステップST69)。配車不可情報には、配車することができない理由等が含まれるようにしてもよい。
上記ステップST68において、第1の駐車場管理装置21が行う、配車可否判定処理の詳細について説明する。図12は、配車可否判定処理の動作を示すフローチャートである。
演算部21fは、駐車エリア101における駐車位置から、配車エリア102までの距離(以下、配車距離という)を算出する(ステップST71)。
演算部21fは、車両10から取得した平均消費エネルギー値情報に基づき、消費エネルギー値を算出する(ステップST72)。
消費エネルギー値は、車両10が、駐車エリア101と配車エリア102との間を往復移動する際に消費する消費エネルギー値である。
平均消費エネルギー値情報が、平均燃費値である場合、消費エネルギー値は、消費燃料値となる。消費燃料値は、配車距離を2倍した値を平均燃費値で除算することで算出される。
平均消費エネルギー値情報が、平均電費値である場合、消費エネルギー値は、消費電費値となる。消費電費値は、配車距離を2倍した値を平均電費値で除算することで算出される。
制御部21bは、消費エネルギー値が車両10の残エネルギー値より大きいか否かを判定する(ステップST73)。
ステップST73において、制御部21bは、消費エネルギー値が車両10の残エネルギー値より大きいと判定した場合(ステップST73;YES)、制御部21bは、配車不可である旨を、指令部21eに出力する(ステップST74)。消費エネルギー値が車両10の残エネルギー値より大きく、配車に必要なエネルギーが不足しているためである。指令部21eは、携帯端末30に対して、配車不可情報を送信する。
一方、ステップST73において、制御部21bは、消費エネルギー値が車両10の残エネルギー値以下であると判定した場合(ステップST73;NO)、制御部21bは、配車可能である旨を、指令部21eに出力する(ステップST75)。指令部21eは、携帯端末30に対して、配車受付情報を送信する。
上記では、駐車場管理装置20が、第1の駐車場管理装置21と、第2の駐車場管理装置22と、第3の駐車場管理装置23とにより構成される場合について説明した。ただし、これに限定されるものではなく、駐車場管理装置20が、第1の駐車場管理装置21のみで構成されるようにしてもよい。
図13は、駐車場管理装置20の変形例を説明するための図である。
第1の駐車場管理装置21は、第1のカメラ22cおよび第2のカメラ23cが生成した撮像データを受信する。第1のカメラ22cは、駐車エリア101に設置される。第2のカメラ23cは、配車エリア102に設置される。第1の駐車場管理装置21は、第1のカメラ22cおよび第2のカメラ23cが生成した撮像データを受信する。このとき、第1の駐車場管理装置21の制御部21bは、制御部22bおよび制御部23bの機能を担う。第1の駐車場管理装置21の記憶部21dは、記憶部22dおよび記憶部23dの機能を担う。このように、第2の駐車場管理装置22および第3の駐車場管理装置23を設けることなく、第1の駐車場管理装置21のみで構成することも可能である。
以上のように、実施の形態1に係る駐車場管理装置20は、自動運転機能が搭載された車両10と無線通信可能に接続され、車両10の自動運転を制御する駐車場管理装置20であって、駐車場100内における駐車エリアから配車エリアに車両10を移動させる配車要求を外部から受信する通信部21aと、通信部21aが配車要求を受信した場合に、車両10を駐車エリアから配車エリアに移動させる配車指示を、車両10に送信する指令部21eと、配車エリアに配車された車両10が、配車エリアに停車している停車時間を時刻情報生成部21cから取得し、停車時間が第1の閾値より大きいか否かを判定する制御部21bとを備え、制御部21bが、停車時間が第1の閾値より大きいと判定した場合、指令部21eは、車両10を配車エリアから駐車エリアに移動させる配車キャンセル指示を、車両10に送信する。これにより、駐車場100における配車エリア102に車両10が留まることによる混雑を解消し、配車エリア102への配車を円滑に実現できる駐車場管理装置20を得ることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
10 車両、20 駐車場管理装置、21 第1の駐車場管理装置、21a 通信部、21b 制御部、21c 時刻情報生成部、21d 記憶部、21e 指令部、21f 演算部、22 第2の駐車場管理装置、22a 通信部、22b 制御部、22c 第1のカメラ、22d 記憶部、23 第3の駐車場管理装置、23a 通信部、23b 制御部、23c 第2のカメラ、23d 記憶部、30 携帯端末、40 無線ネットワーク、50 配車アプリケーション、70 駐車防止装置、100 駐車場、101 駐車エリア、102 配車エリア、103 配車用通路、104 駐車位置戻り用通路。

Claims (6)

  1. 自動運転機能が搭載された車両と無線通信可能に接続され、前記車両の自動運転を制御する駐車場管理装置であって、
    駐車場内における駐車エリアから配車エリアに前記車両を移動させる配車要求を外部から受信する通信部と、
    前記通信部を介して前記配車要求を受信した場合に、前記車両を前記駐車エリアから前記配車エリアに移動させる配車指示を、前記車両に送信する指令部と、
    前記配車エリアに配車された前記車両が、前記配車エリアに停車している停車時間を時刻情報生成部から取得し、前記停車時間が第1の閾値より大きいか否かを判定する制御部とを備え、
    前記指令部は、前記配車指示を前記車両に送信した場合、前記駐車エリアにおける前記車両が駐車していた位置を確保する指示を、外部に送信し、
    前記制御部が、前記停車時間が前記第1の閾値より大きいと判定した場合、
    前記指令部は、前記車両を前記配車エリアから前記駐車エリアに移動させる配車キャンセル指示を、前記車両に送信する
    ことを特徴とする駐車場管理装置。
  2. 自動運転機能が搭載された車両と無線通信可能に接続され、前記車両の自動運転を制御する駐車場管理装置であって、
    駐車場内における駐車エリアから配車エリアに前記車両を移動させる配車要求を外部から受信する通信部と、
    前記通信部を介して前記配車要求を受信した場合に、前記車両を前記駐車エリアから前記配車エリアに移動させる配車指示を、前記車両に送信する指令部と、
    前記配車エリアに配車された前記車両が、前記配車エリアに停車している停車時間を時刻情報生成部から取得し、前記停車時間が第1の閾値より大きいか否かを判定する制御部とを備え、
    前記制御部が、前記停車時間が前記第1の閾値より大きいと判定し、かつ、前記配車エリアに停車している車両の台数が第2の閾値より大きいと判定した場合、
    前記指令部は、前記車両を前記配車エリアから前記駐車エリアに移動させる配車キャンセル指示を前記車両に送信することを特徴とする駐車場管理装置。
  3. 前記制御部は、前記停車時間が前記第1の閾値より大きいと判定し、かつ、前記配車エリアに停車している車両の台数が第2の閾値以下であると判定した場合、前記配車エリアでの停車延長要求を外部から受信しているか否か判定し、前記制御部が、前記停車延長要求を受信していないと判定した場合、
    前記指令部は、前記配車キャンセル指示を前記車両に送信することを特徴とする請求項2記載の駐車場管理装置。
  4. 前記制御部が、前記停車延長要求を受信していると判定した場合であっても、前記停車延長要求を受信した回数が第3の閾値より大きい場合、
    前記指令部は、前記配車キャンセル指示を前記車両に送信することを特徴とする請求項3記載の駐車場管理装置。
  5. 自動運転機能が搭載された車両と無線通信可能に接続され、前記車両の自動運転を制御する駐車場管理装置であって、
    駐車場内における駐車エリアから配車エリアに前記車両を移動させる配車要求を外部から受信する通信部と、
    前記通信部を介して前記配車要求を受信した場合に、前記車両を前記駐車エリアから前記配車エリアに移動させる配車指示を、前記車両に送信する指令部と、
    前記配車エリアに配車された前記車両が、前記配車エリアに停車している停車時間を時刻情報生成部から取得し、前記停車時間が第1の閾値より大きいか否かを判定する制御部と、を備え、
    前記制御部が、前記停車時間が前記第1の閾値より大きいと判定した場合、
    前記指令部は、前記車両を前記配車エリアから前記駐車エリアに移動させる配車キャンセル指示を、前記車両に送信するものにおいて、
    前記車両が前記駐車エリアと前記配車エリアとの間を往復する際に消費する消費エネルギー値を算出する演算部をさらに備え、
    前記制御部が、前記消費エネルギー値が、前記車両の残エネルギー値より大きいと判定した場合、
    前記指令部は、前記車両を前記配車エリアに配車することができない旨を示す情報を外部に送信することを特徴とする駐車場管理装置。
  6. 自動運転機能が搭載された車両と無線通信可能に接続され、前記車両の自動運転を制御するコンピュータを、
    駐車場内における駐車エリアから配車エリアに前記車両を移動させる配車要求を外部から受信した場合に、前記車両を前記駐車エリアから前記配車エリアに移動させる配車指示を、前記車両に送信する指令部と、
    前記配車エリアに配車された前記車両が、前記配車エリアに停車している停車時間を時刻情報生成部から取得し、前記停車時間が第1の閾値より大きいか否かを判定する制御部として機能させ、
    前記指令部が、前記配車指示を前記車両に送信した場合、前記駐車エリアにおける前記車両が駐車していた位置を確保する指示を、外部に送信し、
    前記制御部で前記停車時間が前記第1の閾値より大きいと判定された場合、前記指令部が、前記車両を前記配車エリアから前記駐車エリアに移動させる配車キャンセル指示を、前記車両に送信する
    ことを特徴とする駐車場管理用プログラム。
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