JP6842964B2 - ウェアラブル端末、安否確認システム、安否確認方法およびプログラム - Google Patents

ウェアラブル端末、安否確認システム、安否確認方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、ウェアラブル端末、安否確認システム、安否確認方法およびプログラムに関する。
監視のための技術として、例えば特許文献1には、ヘルメットに装着したカメラおよびインターカムからの映像信号及び音声信号をウェストポーチに収納したエンコードサーバで記録することで、装着者が移動しながら映像および音声を記録するシステムが開示されている。また、特許文献1には、通信回線網を介してエンコードサーバがセンターサーバと双方向の通信を行うことが開示されている。
特開2006−148842号公報
施設やイベントに係わる警備員やスタッフは、定期的に送信される報告要請に応じて、携帯している装置で定期的に監視センタへ報告を行うが、定期的に報告を行う度に携帯している装置を操作して報告を行うのは繁雑である。また、携帯している装置を操作して報告を行う場合、報告を行うための動作により、警備員やスタッフの目視による監視が一時的に中断されることにもなり得る。
本発明は、繁雑な操作を行うことなく安否の報告を行う技術を提供すること目的とする。
本発明は、ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知手段と、前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理手段とを備えるウェアラブル端末を提供する。
本発明においては、前記処理手段は、前記安否情報の送信を要求する通知を前記監視センタから受信したとき前記安否報告処理を実行し、前記撮影手段による撮影画像を解析して前記安否情報を生成する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記処理手段は、予め記憶されたスケジュールに基づいて前記安否報告処理を実行し、前記撮影手段による撮影画像を解析して前記安否情報を生成する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記安否報告処理の実行時、前記撮影手段による撮影中の撮影モードを、前記ユーザの身体の一部または前記装着物の撮影に適した撮影モードに移行制御する制御手段を備える構成としてもよい。
また、本発明においては、前記制御手段は、前記安否報告処理を終了したとき、前記撮影手段を前記移行制御前の撮影モードに戻す構成としてもよい。
また、本発明においては、前記処理手段は、前記撮影手段で撮影された前記ユーザの手の動きまたは手の形状に基づいて前記安否情報を前記監視センタへ送信する構成としてもよい。
また、本発明は、ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知手段と、前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理手段とを備えるウェアラブル端末と、前記安否情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した安否情報に基づいて前記ユーザの安否を判定する判定手段とを有する監視装置と、を備える安否確認システムを提供する。
また、本発明は、ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知ステップと、前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理ステップとを備える安否確認方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知手段と、前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、繁雑な操作を行うことなく安否の報告を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像監視システム1を示した図。 ユーザが携帯端末10を身に付けている状態を示した図。 携帯端末10のハードウェア構成を示したブロック図。 携帯端末10の機能構成を示したブロック図。 サーバ装置30のハードウェア構成を示したブロック図。 サーバ装置30の機能構成を示したブロック図。 制御部101が行う処理の流れを示したフローチャート。 ユーザが携帯端末10を身に付けている状態を示した図。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る安否確認システムを利用した画像監視システムの一例を示した図である。画像監視システム1は、例えばイベントにおける不審人物や不審物の監視、不審人物や不審物の監視を行う者の安否確認に用いられる。なお、画像監視システム1は、イベントにおける監視だけではなく、施設における不審人物や不審物の監視にも適用できる。
通信網2は、インターネットや固定電話網、音声通信やデータ通信などの通信サービスを提供する移動体通信網などを含む。通信網2には、携帯端末10が無線によって接続される。なお、通信網2には、複数の携帯端末10を接続可能であるが、図においては図面が煩雑になるのを防ぐため、一つの携帯端末10のみを示している。
本実施形態に係る携帯端末10は、例えばスマートフォンである。携帯端末10は、イベントの監視員およびスタッフが使用する。警備員は、例えばイベントの警備を行う事業者により雇用された人物である。スタッフは、例えば、イベントの運営に係る者やイベントを支援する者である。以下、説明の便宜上、警備員およびスタッフをユーザと称する。
携帯端末10は、イベントが行われている監視エリアを内蔵カメラで撮影するため、ユーザの身体または衣服に装着される。図2は、ユーザが携帯端末10を身に付けている状態の一例を示した図である。ユーザが着用しているベストBには、携帯用ケース60が取り付けられ、携帯端末10は、この携帯用ケース60に保持される。携帯端末10は、図2に示したようにユーザが身に付けた状態で利用される端末であり、本発明に係るウェアラブル端末の一例である。携帯端末10は、ユーザに装着された状態で内蔵カメラによる周囲の撮影が可能なように、内蔵カメラのレンズが携帯用ケース60から露出している状態で収容される。携帯端末10は、ユーザに装着された状態で、監視用にユーザの周囲を内蔵カメラで常時または断続的に撮影し、撮影した画像を監視センタ20に送信する。
監視センタ20は、例えばイベントの警備を行う事業者により運営される施設である。監視センタ20には、サーバ装置30と操作端末40が設置される。本発明に係る監視装置の一例であるサーバ装置30は、通信網2と、監視センタ20内に設けられたLAN(Local Area Network)50に接続されたコンピュータ装置である。サーバ装置30は、通信網2を介して携帯端末10と通信を行い、携帯端末10に対して情報の送信および受信を行う。サーバ装置30は、複数のユーザが装着する各々の携帯端末10から受信した監視用の画像を解析することで、不審者や不審物の存在など監視エリアに発生した異常事象を検出する。
操作端末40は、LAN50に接続されたコンピュータ装置であり、サーバ装置30にアクセスするクライアント端末として機能する。操作端末40は、例えば、デスクトップ型またはラップトップ型のパーソナルコンピュータである。操作端末40は、監視センタ20にて各ユーザを統括する管制員により操作され、サーバ装置30が受信した複数の監視用の画像のマルチ画面表示や、異常事象の発生の管制員への報知を行う。なお、図1においては、一つの操作端末40を示しているが、LAN50には複数の操作端末40が接続可能である。
(携帯端末10の構成)
図3は、携帯端末10のハードウェア構成を示した図である。通信部105は、通信網2を介した通信を行う通信インターフェースである。オーディオ部107は、マイクロフォンとスピーカを有しており、音と音声の放音および収音を行う。タッチパネル103は、表示装置の一例である液晶ディスプレイと、表示装置の表面において指の接触を検知するセンサーとを組み合わせた装置である。タッチパネル103は、文字やGUI(Graphical User Interface)などを表示する。また、タッチパネル103は、ユーザが指で触れた位置をセンサーで検出する。
本発明に係る撮影手段の一例である撮影部109は、所謂内蔵カメラであり、撮像素子と、撮像素子に像を結像するレンズを有する。撮影部109は、撮像素子に結像した像を表す画像情報を生成し、生成した画像情報を制御部101へ出力する。本実施形態においては、撮影部109は、携帯端末10の背面、即ちタッチパネル103を備える面とは反対側の面に設けられている。
記憶部102は、不揮発性メモリーを有しており、オペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを記憶する。本実施形態においては、記憶部102は、ユーザの予め定められた動作の検出、サーバ装置30への情報の送信およびサーバ装置30から送信された情報の受信を行う監視用アプリケーションプログラムを記憶している。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)を有する。制御部101は、記憶部102に記憶されているオペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを実行する。オペレーションシステムのプログラムを実行した制御部101は、タッチパネル103が検出した指の位置と、タッチパネル103で表示されている画面に応じてユーザの操作を特定し、特定した操作に応じて各部の制御や各種処理を実行する。
制御部101は、監視用アプリケーションプログラムが実行されている間、撮影部109による撮影を行い、撮影部109で得られた画像情報を処理し、監視センタ20のサーバ装置30に順次送信する。また、撮影部109の撮影モードは監視センタ20から遠隔制御可能であり、制御部101は、操作端末40からサーバ装置30を介して送信された制御信号を受信し、受信した制御信号に応じて撮影部109の撮影モードを制御する。例えば、制御部101は、撮影モードとして、ズームイン/アウト、露出、ホワイトバランスなどを制御する。
図4は、制御部101が監視用アプリケーションプログラムを実行することにより実現する機能のうち、本発明に係る機能の構成を示したブロック図である。本発明に係る報知手段の一例である報知部1001は、オーディオ部107を制御し、撮影部109を利用した安否報告処理の実行をユーザに報知する。本発明に係る処理手段の一例である処理部1002は、撮影部109で撮影されたユーザの身体の一部またはユーザの身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタ20へ送信する安否報告処理を実行する。本発明に係る制御手段の一例である撮影モード制御部1003は、撮影部109の撮影モードを制御する。
(サーバ装置30の構成)
図5は、サーバ装置30のハードウェア構成を示した図である。通信部305は、通信網2を介した通信と、LAN50を介した通信を行う通信インターフェースとして機能する。記憶部302は、ハードディスク装置を有しており、オペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを記憶している。本実施形態においては、記憶部302は、携帯端末10への情報の送信および携帯端末10から送信された情報の受信を行うアプリケーションプログラムを記憶している。また、記憶部302は、携帯端末10から受信した画像情報を携帯端末10ごとに記憶する。また、記憶部302は、ユーザの安否の報告を携帯端末10のユーザへ指示するスケジュールを表すスケジュール情報を記憶している。例えば、スケジュール情報は、毎正時の時刻の情報を含む。スケジュール情報はユーザごとに設定してもよい。さらに、記憶部302は、携帯端末10から受信した安否情報をユーザごとに記憶する。
制御部301は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)を有する。制御部301は、記憶部302に記憶されているオペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを実行する。オペレーションシステムのプログラムを実行した制御部301は、実行しているプログラムに従って各部の制御や各種処理を実行する。
制御部301は、携帯端末10から送信されてくる監視用の画像情報について、異常検出処理を行う。異常検出処理において、制御部301は、監視用の画像情報を解析して不審者や不審物を検出する。不審者や不審物の検出方法については公知の画像解析技術を適用可能であり、ここでの説明は省略する。
図6は、制御部301がアプリケーションプログラムを実行することにより実現する機能のうち、本発明の安否確認に係る機能の構成を示したブロック図である。送信部3001は、スケジュール情報で定められた時刻になると、安否の報告を要求する要求メッセージを、通信部305を制御して携帯端末10へ送信する。本発明に係る受信手段の一例である受信部3002は、携帯端末10から送信される安否情報を受信する。本発明に係る判定手段の一例である判定部3003は、受信部3002が受信した安否情報に基づいてユーザの安否を判定する。
(実施形態の動作例)
次に本実施形態の動作例について説明する。イベント監視の配置についたユーザは、携帯端末10を操作して監視用アプリケーションを起動させた状態で、携帯端末10を装着する。携帯端末10は、ユーザが向いている方向を撮影部109で常時撮影し、撮影部109が生成した画像情報をサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30は、複数の携帯端末10から送信される画像情報を取得する。サーバ装置30は、取得した画像情報に対して異常検出処理を実行し、画像解析により不審者等の異常事象が検出された場合、操作端末40へ異常事象が発生した旨を通知し、異常内容を表示させる。
また、操作端末40は、サーバ装置30が取得した複数の画像情報が表す画像を、マルチ画面上に表示する。これにより、監視センタ20の管制員は、携帯端末10のユーザが監視している場所の映像を見ることができる。また、管制員は、表示されている画像の明るさ等の調整や光学ズーム等の調整の必要が生じた場合、操作端末40を操作し、サーバ装置30を介して特定の携帯端末10へ撮影モードの変更を指示する制御信号を送信する。なお、携帯端末10は、監視用の撮影中において、露出補正やホワイトバランス調整などが自動制御される撮影モードで撮影される。一方、オートフォーカス機能については、近傍の被写体が写り込むたびに遠方の被写体が不鮮明な画像が撮影されることを防ぐため、オートフォーカス機能をオフにするか、近距離側(例えば1m以内)へのフォーカス処理は行わないように撮影モードを設定してもよい。
サーバ装置30(送信部3001)は、スケジュール情報で定められた時刻になると、安否の報告を要求する要求メッセージを携帯端末10へ送信する。携帯端末10は、サーバ装置30が送信した要求メッセージを受信する。要求メッセージを受信した制御部101は、図7に示した安否報告処理を実行する。まず制御部101(撮影モード制御部1003)は、撮影部109を制御し、携帯端末10の背面側の撮像素子およびレンズをユーザの身体の撮影に適した状態(撮影モード)にする(ステップSA1)。ユーザの身体を撮影するのに適した状態とは、ユーザの手を撮影するのに適した状態、即ち近距離を撮影するのに適した状態であり、例えばレンズを広角側にズーム制御した状態や、近距離にフォーカスし易く制御された状態である。したがって、携帯端末10は、監視センタ20からの遠隔操作によって望遠側にズームイン制御されている状態のときに要求メッセージを受信すると、ズームアウト制御し、マクロモードの撮影モードに切り替える。
制御部101(報知部1001)は、ステップSA1の処理を終えると、オーディオ部107を制御してスピーカから予め定められた報知音を放音する(ステップSA2)。この報知音は、安否報告処理の実行(開始)をユーザに報知する報知音であり、例えば、「安否報告を行ってください」といった音声メッセージである。ユーザは、報知音を聞くことで安否報告のタイミングが到来したことと、安否報告処理が開始されたことを認識し、安否報告のための予め定められた動作(安否報告動作)を行う。具体的には、ユーザは、手の形を安否に応じた形とし、撮影部109のレンズの前に手を移動させる。例えば、ユーザは、特に異変なく通常の監視を行えている場合は、右手の指を開いた状態にして撮影部109の前に移動させる。一方、ユーザは、自身の体調悪化や、周囲に異変が生じている場合には、右手を拳の状態、即ち、手を握り固めた状態にして撮影部109の前に移動させる。
続いて制御部101(処理部1002)は、撮影部109から供給される画像情報からユーザの手の形を認識する認識処理を開始する。制御部101は、画像情報を解析し、予め登録されている手の形状パターンと合致する物体を画像情報から抽出することで、ユーザの手の形を認識する(ステップSA3)。手の形状パターンは、手を拳の状態および手の指を開いた状態で多方向から撮影した画像から得られた、一般モデルとしての手の形状を示すデータである。制御部101は、ユーザの手の形を認識すると、ユーザの安否を表す安否情報を、認識結果に応じて生成する(ステップSA4)。例えば、制御部101は、認識したユーザの手の形が拳の状態である場合、異変が生じていることを表す「異変あり」の安否情報を生成する。また、制御部101は、認識したユーザの手の形が指を開いた状態である場合、異変が生じていないことを表す「異変なし」の安否情報を生成する。
次に制御部101は、携帯端末10の識別情報およびステップSA4で生成した安否情報を、通信部105を制御してサーバ装置30へ送信する(ステップSA5)。制御部101(撮影モード制御部1003)は、安否情報の送信を終えると、撮影部109の撮影モードを、要求メッセージを受信する前の通常の監視用の撮影を行っていた状態に戻す(ステップSA6)。
サーバ装置30(受信部3002)は、携帯端末10が送信した安否情報と識別情報を受信する。サーバ装置30は、受信した安否情報を、識別情報から特定される携帯端末10を所持するユーザのユーザ名および安否情報を受信した日時と対応付けて記憶部302に記憶させる。
サーバ装置30(判定部3003)は、携帯端末10から「異変あり」の安否情報を受信した場合、または、要求メッセージを送信してから予め定められた時間が経過するまでの間に携帯端末10から安否情報が送信されなかった場合、当該携帯端末10のユーザについて安否異常が発生したと判定する。そして、サーバ装置30は、安否異常が発生したことを、該当する携帯端末10の識別情報、ユーザ名、日時とともに、操作端末40へ通知する。操作端末40は、安否異常の通知を受信すると、安否異常を通知するメッセージ、受信したユーザ名および日時を表示するとともに、当該ユーザの位置などの勤務ステータスを示す情報を表示する。
なお、サーバ装置30は、安否異常が発生した場合だけでなく、受信したすべての安否情報を操作端末40に通知し、安否情報の一覧を表示させてもよい。また、サーバ装置30は、要求メッセージを送信してから予め定められた時間が経過するまでの間に安否報告がなかった場合、「異変あり」とは区別して「無応答」として記憶部302に安否報告結果を記憶し、操作端末40へ安否異常を通知してもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザが携帯端末10を操作するためのインターフェースを直接操作しなくても、ユーザの安否を監視センタ20へ報告することができる。これにより、安否報告にかかる監視業務への影響を低減することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態および以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、携帯端末10は、要求メッセージを受信した後、撮影部109の制御を行ってから報知音を放音しているが、上述したステップSA1とステップSA2の順番を入れ替えてもよい。すなわち、報知音は、安否報告のタイミングが到来したことを知らせるために出力され、安否報告動作の認識を行う処理が開始されたまたは開始する旨をユーザに認識させることができればよい。
携帯端末10は、スマートフォンに限定されるものではなく、通信網2を介した通信が可能であればよい。例えば、携帯端末10は、フィーチャーフォン、タブレット端末であってもよい。また、携帯端末10は、ユーザが着用する衣服に一体化したもの、眼鏡型のもの、頭部に装着する形状のもの、腕に装着する形状のものなどであってもよい。また、携帯端末10は、撮影部109と通信部105とが別体に構成されてもよく、この場合、撮影部109がユーザの周囲を撮影可能なように装着される。
上述した実施形態においては、携帯端末10は、撮影部109で常時撮影を行っているが、間欠的に撮影を行う構成であってもよく、また、携帯端末10は、サーバ装置30からの指示に応じて撮影の開始と停止を行ってもよい。
本発明においては、制御部101は、サーバ装置30から送信される要求メッセージの受信に応じて、図7の安否報告処理を行っているが、要求メッセージの受信とは異なる契機で、安否報告処理を開始してもよい。例えば、制御部101は、上述のスケジュール情報を記憶し、スケジュール情報で定められた時刻になると、安否報告処理を実行してもよい。また、サーバ装置30から発行される要求メッセージは、操作端末40を介した管制員の指示操作に応じて送信されてもよい。
また、安否報告動作は、監視のために撮影中の撮影部109で認識可能なユーザの動作であれば、上述した実施形態で説明した動作に限定されるものではない。上述した実施形態においては、制御部101は、認識したユーザの手の形に応じて安否情報を生成しているが、手の形に替えて、例えば、ユーザの指の形または腕の形状を認識し、認識結果に応じて安否情報を生成してもよい。具体的には、制御部101は、人差し指を曲げた状態を認識した場合には、「異変あり」の安否情報を生成し、人差し指を伸ばした状態を認識した場合には、「異変なし」の安否情報を生成してもよい。また、制御部101は、手首を曲げた状態を認識した場合には、「異変あり」の安否情報を生成し、手首を伸ばした状態を認識した場合には、「異変なし」の安否情報を生成してもよい。また、制御部101は、ユーザが行うジェスチャーを認識し、認識結果に応じて安否情報を生成してもよい。例えば、制御部101は、手を一回振る動きを認識した場合には、「異変なし」の安否情報を生成し、手を二回振る動きを認識した場合には、「異変あり」の安否情報を生成してもよい。
上述した実施形態においては、認識したユーザの手の形に応じて安否情報を生成しているが、安否情報の生成に際して制御部101が認識するのは手に限定されるものではない。図8は、本変形例における携帯端末10の使用状態の一例を示した図である。携帯端末10を収容する携帯用ケース60は、図8に示したように、携帯端末10の表面、即ちタッチパネル103がある側の面を上側に向けた状態とすることが可能となっている。本変形例の場合、携帯端末10は、表面側のタッチパネル103の上部にも撮影部109を備え、制御部101は、ステップSA1において、表面側の撮影部109の撮像素子およびレンズの状態を、ユーザの顔の撮影に適した状態にし、ステップSA2で報知音を放音した後、ステップSA3に替えてユーザの顔を認識する。次に制御部101は、ユーザの顔の認識結果に応じて安否情報を生成する。例えば、制御部101は、認識したユーザの顔が、左眼を開いて右眼を閉じた状態である場合、「異変なし」の安否情報を生成する。また、制御部101は、認識したユーザの表情が両目を閉じた状態である場合、「異変あり」の安否情報を生成する。なお、本変形例においては、制御部101は、左眼および右眼の形状に応じて安否情報を生成するのではなく、瞼の動きを認識し、認識結果に応じて安否情報を生成してもよい。例えば、制御部101は、ユーザの顔を認識した後、3秒間の間にユーザが右眼で瞬きを一回行ったことを認識した場合、「異変なし」の安否情報を生成する。一方、制御部101は、ユーザの顔を認識した後、3秒間の間にユーザが左眼で瞬きを二回行ったことを認識した場合、「異変あり」の安否情報を生成する。本変形例においても、ユーザが携帯端末10を直接操作しなくても、ユーザの安否を監視センタ20へ送信することができる。本変形例において、眼の開閉パターンや、瞬きの回数およびパターンは自由に設定可能である。
上述した実施形態においては、携帯端末10は、ユーザの身体の一部を認識しているが、ユーザが身体に身に付けているものを認識し、認識結果に応じて安否情報を生成してもよい。例えば、ユーザは、手のひら側が黒色、手の甲側が白色の手袋を着用し、報知音に応じて手を撮影部109のレンズの前に移動させる。制御部101は、画像解析により近傍にある所定の大きさおよび色の物体を抽出して手袋の存在およびその色を認識し、黒色の手袋を認識した場合、「異変あり」の安否情報を生成し、白色の手袋を認識した場合、「異変なし」の安否情報を生成してもよい。また、別の変形例においては、ユーザは、手のひらに×、手の甲側に○が描かれた手袋を着用し、報知音に応じて手を撮影部109のレンズの前に移動させる。制御部101は、手袋と手袋に描かれたものを認識し、○の形状を認識した場合、「異変なし」の安否情報を生成し、×の形状を認識した場合、「異変あり」の安否情報を生成してもよい。また、上述した変形例では、携帯端末10は、手袋の色や手袋に描かれたものを認識しているが、手袋ではなくリストバンドの色やリストバンドに描かれたものを認識し、認識結果に応じて安否情報を生成してもよい。
上述した実施形態においては、携帯端末10は、ユーザの身体の一部を認識しているが、ユーザが身に付けているものの形状を認識し、認識結果に応じて安否情報を生成してもよい。例えば、携帯端末10は、ユーザが手袋を着用している場合、手袋の形状を認識し、認識した手袋の形状が拳の形状である場合には、「異変あり」の安否情報を生成し、認識した手袋の形状が指を開いた形状である場合には、「異変なし」の安否情報を生成してもよい。
本発明においては、携帯端末10は、生成した安否情報の内容をユーザに知らせる構成であってもよい。例えば、携帯端末10は、生成した安否情報の内容を音声でユーザに伝える構成であってもよい。
1…画像監視システム、2…通信網、10…携帯端末、20…監視センタ、30…サーバ装置、40…操作端末、50…LAN、60…携帯用ケース、101…制御部、102…記憶部、103…タッチパネル、105…通信部、107…オーディオ部、109…撮影部、301…制御部、302…記憶部、305…通信部、1001…報知部、1002…処理部、1003…撮影モード制御部、3001…送信部、3002…受信部、3003…判定部、B…ベスト

Claims (9)

  1. ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知手段と、
    前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理手段と
    を備えるウェアラブル端末。
  2. 前記処理手段は、前記安否情報の送信を要求する通知を前記監視センタから受信したとき前記安否報告処理を実行し、前記撮影手段による撮影画像を解析して前記安否情報を生成する
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  3. 前記処理手段は、予め記憶されたスケジュールに基づいて前記安否報告処理を実行し、前記撮影手段による撮影画像を解析して前記安否情報を生成する
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  4. 前記安否報告処理の実行時、前記撮影手段による撮影中の撮影モードを、前記ユーザの身体の一部または前記装着物の撮影に適した撮影モードに移行制御する制御手段
    を備える請求項1から3のいずれか一項に記載のウェアラブル端末。
  5. 前記制御手段は、前記安否報告処理を終了したとき、前記撮影手段を前記移行制御前の撮影モードに戻す
    請求項4に記載のウェアラブル端末。
  6. 前記処理手段は、前記撮影手段で撮影された前記ユーザの手の動きまたは手の形状に基づいて前記安否情報を前記監視センタへ送信する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のウェアラブル端末。
  7. ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知手段と、
    前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理手段と
    を備えるウェアラブル端末と、
    前記安否情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した安否情報に基づいて前記ユーザの安否を判定する判定手段と
    を有する監視装置と、
    を備える安否確認システム。
  8. ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知ステップと、
    前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理ステップと
    を備える安否確認方法。
  9. コンピュータを、
    ユーザに装着された状態で当該ユーザの周囲を撮影する撮影手段を利用した安否報告処理の実行を前記ユーザに報知する報知手段と、
    前記撮影手段で撮影された前記ユーザの身体の一部または前記身体への装着物に基づいて安否情報を監視センタへ送信する前記安否報告処理を実行する処理手段
    として機能させるためのプログラム。
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