JP2002247223A - 携帯電話利用の監視システムおよび監視方法 - Google Patents

携帯電話利用の監視システムおよび監視方法

Info

Publication number
JP2002247223A
JP2002247223A JP2001042773A JP2001042773A JP2002247223A JP 2002247223 A JP2002247223 A JP 2002247223A JP 2001042773 A JP2001042773 A JP 2001042773A JP 2001042773 A JP2001042773 A JP 2001042773A JP 2002247223 A JP2002247223 A JP 2002247223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
mobile phone
client
data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001042773A
Other languages
English (en)
Inventor
Aki Nanjiyou
秋 南條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2001042773A priority Critical patent/JP2002247223A/ja
Publication of JP2002247223A publication Critical patent/JP2002247223A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内への侵入者や外出時の緊急事態に対応し
て個人の安全確認と証拠の保全とを行う監視、および緊
急時の早期対応を可能とする。 【解決手段】 携帯電話Aと、公衆通信回線網Bと、W
EBサーバ41を備えた監視センター装置Cとからな
り、携帯電話Aは、WEBブラウザ手段14と、監視モ
ード設定手段11と、スケジュール設定手段12と、ス
ケジュール管理手段15と、音声や映像を入力する監視
手段27と、電子メール作成手段16と、監視データを
転送するデータ転送手段24と、緊急信号発信手段13
とを備え、監視センター装置Cは、受付管理手段41b
と、監視モード管理手段51と、スケジュール管理手段
52と、緊急信号検出手段53と、安全確認手段54
と、事件性検出判定手段57と、記憶手段66と、監視
データを再生する再生手段63と、データベース65
と、緊急連絡先への通報手段59とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話利用の監
視システムと監視方法に係わり、より詳細には、個人が
所有して携行する携帯電話を利用し、公衆電話回線を介
して音声を含む監視データを監視センターに転送し、監
視センターと連携して個人の安全の監視を行うようにし
た携帯電話利用の監視システムと監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による個人の安全を守る警備シ
ステムとして、特開平2000−40195号公報に開
示されているような、PHS端末を用いた警備方法が提
案されている。この提案されている警備方法によれば、
PHS端末から非常ボタンを押下すると、警備センター
に自動発呼し、周囲の状況音を録音するとともに、位置
情報を出力可能とすることが可能となっている。この方
法によれば、ストーカーに対する犯罪の予防と救助要請
および事後の状況証拠の集取保存とを行うことができ
る。
【0003】ところで、この警備方法は、PHS端末を
想定しているため、通話エリアが狭く同一エリア内に確
保できる回線数が少ないなど電波状態の信頼性に欠け
る、音声のみの録音を想定しているため、証拠としての
利用が限定される、などの問題がある。また、救助要請
を迅速に対応するためには、警備センター側に担当者が
張りついて監視する必要があり、常時回線を接続する必
要もあるなど、コストがかかり、また、事件がない場合
には不要であり、無駄の多いシステムであった。また、
従来例のように個人を常時監視することは緊急事態の場
合ではよいが、それ程危険性のない一般外出時のような
場合、手軽に利用しにくいシステムであり、プライバシ
ーを損なう恐れの強いものであった。危険性の高い緊急
時は勿論、万一に備えて手軽に利用できる効率的でプラ
イバシー保護にも優れ、個人の安全の確保や迅速な救出
が可能な応用範囲の広い監視システムと監視方法の出現
が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した問題点
と課題に鑑み、本発明は、主として室内への侵入者や外
出時の緊急事態に対応して個人の安全確認と証拠の保全
とを行う監視、および緊急時の早期対応を可能とし、か
つ効率的でプライバシー保護にも優れた携帯電話利用の
監視システムと監視方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、主として室内への侵入者や外出時の緊急
事態に対応して多数の個人の安全確認と証拠の保全とを
行う監視および緊急時の早期対応を監視センターで効率
的に行うことを目的として、個人が所有して携行する携
帯電話と、同携帯電話と回線接続する公衆パケット通信
網を含む公衆通信回線網と、同公衆通信回線網と回線接
続され、ホームページや電子メールの送受信を制御する
WEBサーバを備え、前記携帯電話を介して監視の依頼
を受付けるとともに、依頼内容に応じて依頼人の監視を
行う監視センターに配置される監視センター装置とから
なり、前記携帯電話は、前記公衆通信回線網を経由して
前記WEBサーバに通信接続する通信制御手段と、前記
WEBサーバにアクセスしてデータの送受を行うWEB
ブラウザ手段と、緊急度に応じてそれぞれ対応方法が異
なる複数の監視モードのうちのいずれかを選択して設定
する監視モード設定手段と、監視を依頼する期間のスケ
ジュールを設定するスケジュール設定手段と、設定され
たスケジュールの管理を行うスケジュール管理手段と、
本人の音声、映像、または周囲の状況を監視する監視手
段と、同監視手段から出力する監視データを電子メール
として作成する電子メール作成手段と、作成された前記
電子メールまたは前記監視データを前記監視センター装
置に自動発呼して転送するデータ転送手段と、緊急時に
緊急信号を発信する緊急信号発信手段と、前記監視モー
ドを解除するための監視モード解除手段と、操作入力を
行うための操作入力部と、表示するための表示部とを備
え、前記監視センター装置は、前記公衆通信回線網を経
由して前記携帯電話に通信接続する通信制御手段と、前
記WEBサーバを介して依頼人の所有する前記携帯電話
から転送される監視依頼を受付けて管理する受付管理手
段と、受付けた依頼内容に基づき監視モードの管理を行
う監視モード管理手段と、受付けた依頼内容に基づきス
ケジュールを管理するスケジュール管理手段と、前記携
帯電話から転送される前記監視データを記憶する記憶手
段と、転送されるまたは記憶される前記監視データを再
生してモニタする再生モニタ手段と、依頼人の情報や緊
急時の緊急連絡先を記憶するデータベースと、前記携帯
電話から発信される緊急信号を検出する緊急信号検出手
段と、前記携帯電話に手動または自動発呼して依頼人の
安全を確認する安全確認手段と、同安全確認手段の確認
結果から事件性を検出して判定する事件性検出判定手段
と、同事件性検出判定手段が事件性有りと判定する緊急
時に、前記緊急連絡先に通報して救出を依頼する通報手
段と、を備えた。
【0006】前記監視手段は、夜間の低照度時でも周囲
の映像を撮影可能な高感度型のカメラ部を備える。
【0007】前記監視手段は、前記カメラ部に連動する
フラッシュ部を備える。
【0008】前記監視手段は、人体の動きを検出する動
きセンサや定常振動を検出する振動センサのような状態
センサ部を備える。
【0009】前記監視手段は、人体の脈拍を検出する脈
拍センサや体温を検出する温度センサや赤外線人体セン
サなどの生体センサ部を備える。
【0010】前記受付管理手段は、発信元の前記携帯電
話の電話番号を参照して認証する、または前記携帯電話
から転送されるパスワードを照合して認証する認証部を
備える。
【0011】前記データベースが、前記依頼人の氏名、
住所、連絡先、契約内容などからなる会員情報ファイル
を備える。
【0012】前記データベースが、前記依頼人の病歴、
持病、治療方法、応急処置などからなるカルテ情報ファ
イルを備える。
【0013】前記データベースが、かかりつけの病院、
親族、勤務先、警察署、消防署など、緊急時の緊急連絡
先を示す緊急連絡情報ファイルを備える。
【0014】前記監視装置の前記記憶手段が、監視を依
頼した前記依頼人毎に同依頼人の顔、姿、所定のキーワ
ードに対する発声音、体調に基づく基準センサデータな
どを記憶する個人情報記憶部を備える。
【0015】前記監視センター装置の前記記憶手段が、
監視を依頼した前記依頼人毎に使用日時、使用期間、利
用した監視モード、使用メモリ容量、転送データ量など
の履歴を記憶する履歴記憶部を備える。
【0016】前記緊急信号発信手段を、所定のキーの入
力操作、または所定のキーの組み合わせ入力操作とす
る。
【0017】前記携帯電話は、前記依頼人が発声して前
記音声入力部から入力した音声の内容を認識し、認識し
た所定のキーワードにより所定の操作を行うようにする
ための音声認識手段を備える。
【0018】前記緊急信号は、前記依頼人が発声する所
定のキーワードを前記音声認識手段が認識した場合に発
信される。
【0019】前記携帯電話は、前記監視センター装置か
らの指令により起動して前記監視データを収集するため
の自動起動手段を備える。
【0020】前記自動起動手段は、起動する場合に発呼
しない。
【0021】前記携帯電話は転送する前記監視データを
圧縮するためのデータ圧縮手段を備えるとともに、前記
監視センター装置は受信する前記監視データを伸張する
データ伸張手段を備える。
【0022】前記携帯電話がGPS受信部を備え、前記
監視センター装置が、前記データベースに地図情報ファ
イルを備えるとともに、前記GPS受信部が検出して転
送する位置データから前記地図情報ファイルを参照して
前記携帯電話の現在地を特定する位置検出手段を備え
る。
【0023】前記安全確認手段は、前記携帯電話に自動
発呼して自動音声応答する自動発呼応答手段と、前記携
帯電話からの応答の内容を認識する音声認識手段とから
なる。
【0024】前記音声認識手段は、前記携帯電話から転
送される音声データから衝撃音、爆発音、怒声、悲鳴な
どを比較して検出するための所定のパターンデータを有
する。
【0025】前記監視センター装置は、前記状態センサ
部や生体センサ部が検出して転送するセンサデータ値か
ら通常とは異なる異常値を検出する異常データ検出手段
を備える。
【0026】主として室内への侵入者や外出時の緊急事
態に対応して多数の個人の安全確認と証拠の保全とを行
う監視および緊急時の早期対応を監視センターで効率的
に行うことを目的として、個人が所有して携行する携帯
電話と、同携帯電話と回線接続する公衆パケット通信網
を含む公衆通信回線網と、同公衆通信回線網と回線接続
され、ホームページや電子メールの送受信を制御するW
EBサーバを備え、前記携帯電話を介して監視の依頼を
受付けるとともに、依頼内容に応じて依頼人の監視を行
う監視センターに配置される監視センター装置とからな
り、前記携帯電話は、前記公衆通信回線網を経由して前
記WEBサーバに通信接続する通信制御手段と、前記W
EBサーバにアクセスしてデータの送受を行うWEBブ
ラウザ手段と、緊急度に応じてそれぞれ対応方法が異な
る複数の監視モードのうちのいずれかを選択して設定す
る監視モード設定手段と、監視を依頼する期間のスケジ
ュールを設定するスケジュール設定手段と、設定された
スケジュールの管理を行うスケジュール管理手段と、本
人の音声、映像、または周囲の状況を監視する監視手段
と、同監視手段から出力する監視データを電子メールと
して作成する電子メール作成手段と、作成された前記電
子メールまたは前記監視データを前記監視センター装置
に自動発呼して転送するデータ転送手段と、緊急時に緊
急信号を発信する緊急信号発信手段と、前記監視モード
を解除するための監視モード解除手段と、操作入力を行
うための操作入力部と、表示するための表示部とを備
え、前記監視センター装置は、前記公衆通信回線網を経
由して前記携帯電話に通信接続する通信制御手段と、前
記WEBサーバを介して依頼人の所有する前記携帯電話
から転送される監視依頼を受付けて管理する受付管理手
段と、受付けた依頼内容に基づき監視モードの管理を行
う監視モード管理手段と、受付けた依頼内容に基づきス
ケジュールを管理するスケジュール管理手段と、前記携
帯電話から転送される前記監視データを記憶する記憶手
段と、転送されるまたは記憶される前記監視データを再
生してモニタする再生モニタ手段と、依頼人の情報や緊
急時の緊急連絡先を記憶するデータベースと、前記携帯
電話から発信される緊急信号を検出する緊急信号検出手
段と、前記携帯電話に手動または自動発呼して依頼人の
安全を確認する安全確認手段と、同安全確認手段の確認
結果から事件性を検出して判定する事件性検出判定手段
と、同事件性検出判定手段が事件性有りと判定する緊急
時に、前記緊急連絡先に通報して救出を依頼する通報手
段と、を備えた監視システムを用いて、前記携帯電話を
携行する依頼人側が、ホームページや電子メールを用い
て複数の監視モードから希望する監視モードと予定のス
ケジュールとを設定して前記監視センター装置へ監視の
申込み依頼を送信するステップと、前記申込み依頼の許
諾後の監視状態において、前記依頼人側で随時、または
所定の時間毎、または異常時にマイク、カメラまたは赤
外線人体センサ等のセンサなどによる前記携帯電話に設
けた監視手段が監視する本人や周囲の監視データを所定
の時間前記監視センター装置へ送信するステップと、前
記依頼人側の緊急時に緊急信号を前記監視センター装置
へ発信するステップと、前記監視状態が無事終了した時
点で監視状態を解除する解除信号を発生し前記監視セン
ター装置へ送信するステップとで構成され、前記監視セ
ンター側が、依頼人からの監視の申込みに対応して依頼
人と受信した依頼内容とに基づいて監視を許諾して受付
けるステップと、受信した依頼内容から前記依頼人が希
望する監視モードと予定するスケジュールとを検出して
管理するステップと、前記依頼人毎に転送される監視デ
ータを記憶するために記憶手段に所定の記憶領域を確保
するステップと、前記依頼人から転送された前記監視デ
ータを前記所定の記憶領域に記憶するステップと、前記
依頼人から発信される前記緊急信号を検出するステップ
と、予め設定された前記依頼人毎の前記スケジュールを
監視してタイムオーバーを検出するステップと、前記タ
イムオーバーを検出すると、前記依頼人の安全を確認す
るステップと、前記依頼人の安全が確認できない場合や
前記緊急信号を検出する場合に事件性ありと判定すると
ともに、前記依頼人を救出するために所定の緊急連絡先
に通報するステップと、前記依頼人の安全を確認した
後、前記依頼人の希望に基づいて前記監視モードを終了
する、継続する、または前記監視モードを変更するステ
ップとで構成される。
【0027】前記監視モードは前記監視センター装置に
転送される前記監視データの記憶を行う記憶モードを備
え、同記憶モードでは前記携帯電話から発信される前記
緊急信号を検出するまでは、前記監視データの記憶のみ
を主として行うようにした。
【0028】前記監視モードは前記監視センター装置に
転送される前記監視データの記憶を行うとともに、前記
携帯電話側の監視を行う注意モードを備え、同注意モー
ドでは転送される前記監視データの異常検出、予め設定
される前記スケジュールとの照合、発信される前記緊急
信号の検出などの監視と異常検出時の処置とを優先的に
行うようにした。
【0029】前記監視モードは前記監視センター装置に
転送される前記監視データの記憶を行うとともに、前記
携帯電話側の監視を強化した警報モードを備え、同警報
モードでは前記携帯電話から転送される前記監視データ
の記憶と監視との双方を常時行うようにした。
【0030】前記スケジュールは、監視の開始時間、終
了時間、通信を行う時刻、および時間間隔などからな
り、前記携帯電話と前記監視センター装置の双方で設定
された前記スケジュールに基づいて実行の確認を行うよ
うにした。
【0031】前記監視手段が通常とは異なる異常を検出
する場合、前記監視データを前記監視センター装置に所
定の時間送出するようにした。
【0032】前記依頼人の安全の確認は、前記監視セン
ター装置から前記依頼人に手動または自動発呼して口頭
または自動音声応答による本人確認、予め前記依頼人に
よって設定される所定のキー操作入力、所定のキーワー
ド入力、パスワード入力等によるいずれか、またはそれ
らの組み合わせ入力が行われた場合とする。
【0033】前記依頼人の安全の確認は、予め記憶登録
された前記依頼人が発声する所定のキーワードと、前記
音声入力手段から入力して転送される音声データとの照
合によるものとする。
【0034】前記依頼人の安全の確認は、予め記憶され
登録された前記依頼人の顔や姿と、前記監視手段が撮影
して転送する前記依頼人の顔や姿の映像データとの照合
によるものとする。
【0035】前記センター装置による事件性の判定は、
前記携帯電話が応答しない、応答者が依頼人と一致しな
い、予め定められる所定のキー操作、所定のキーワード
入力、パスワード入力等がなされない、などにより前記
依頼人の安全を確認できない場合、または前記携帯電話
からの前記緊急信号を検出した場合に事件性有りと判定
するようにした。
【0036】前記センター装置が、転送される前記監視
データに通常とは異なる異常を検出する場合、または前
記依頼人の安全が確認できない場合、前記監視モードを
前記記憶モードから前記注意モードへ、または前記注意
モードから前記警報モードへと監視レベルを順次レベル
アップするようにした。
【0037】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の携帯電話利用
の監視システムにおける一実施例のブロック図を用い
て、携帯電話利用の監視システムを説明する。監視シス
テム1は、主として室内への侵入者や外出時の緊急事態
に対応して個人の安全確認と証拠の保全を行う監視およ
び緊急時の早期対応を目的として、個人が所有して外出
時には携行する携帯電話Aと、同携帯電話と回線接続す
る公衆パケット通信網を含む公衆通信回線網Bと、同公
衆通信回線網Bと回線接続され、ホームページや電子メ
ールの送受信を制御するWEBサーバ41を備え、携帯
電話Aを介して監視の依頼を受付けるとともに、依頼内
容に応じて依頼人の監視を行う監視センターに配置され
る監視センター装置Cとからなる。
【0038】携帯電話Aの構成は、公衆通信回線網Bを
経由して監視センター装置CのWEBサーバ41に通信
接続する通信制御手段25と、WEBサーバ41にアク
セスしてデータの送受を行うWEBブラウザ手段14
と、緊急度に応じてそれぞれ対応方法が異なる複数の監
視モードが準備された、例えば本実施例では記録モード
設定部11a、注意モード設定部11b、警報モード設
定部11cとからなる監視モードのうちのいずれかを選
択して設定する監視モード設定手段11と、監視を依頼
する少なくとも開始および終了の期間を含むスケジュー
ルを設定するスケジュール設定手段12と、設定したス
ケジュールの管理を行うスケジュール管理手段15と、
本人の音声や周囲を監視するマイクからなる音声入力部
27aと、カメラ部27bとからなる監視手段27と、
同監視手段27から出力する監視データを転送するため
の自動または手動により電子メールを作成する電子メー
ル作成手段16と、緊急時に緊急信号を発信する緊急信
号発信手段13と、監視センター装置Cなどの転送先に
転送データや電子メールを自動発呼して自動転送するデ
ータ転送手段24と、依頼した監視モードを依頼人が解
除するための監視モード解除手段17と、操作入力を行
うキーやジョグダイヤルなどの操作入力部26bを有し
携帯電話Aを統括して制御する携帯制御手段26とを備
える。
【0039】携帯制御手段26は、他に主としてCPU
からなる制御部26aと、スケジュールの管理を行うた
めの時刻や時間を計時する計時部26cと、ROMやR
AMのようなメモリである記憶部26dとを備え、携帯
電話A全体を統括してコントロールしている。携帯電話
Aの基本機能として通話音声を出力するためのスピーカ
からなる音声出力部28と、表示するための液晶などの
表示部29とをさらに備えて構成される。
【0040】以上の基本構成にさらに、本実施例の携帯
電話Aは、監視手段27として夜間の低照度時でも周囲
の映像を撮影可能なCCDのような高感度型のカメラ部
27bを備えるので、依頼人の夜間外出時にも識別可能
な映像を含む監視データの転送と記憶とを可能としてい
る。監視データにカメラ部27bが撮影する映像を含む
ことで、容疑者の人相、姿、あるいは車のナンバーなど
を撮影し記憶させることが可能となり、事後の証拠とし
て効果的に活用することができる。さらに、監視手段2
7は、カメラ部27bに連動するフラッシュ部27cも
備えるので、夜間でもより明瞭な映像を撮影することが
できる。フラッシュにより相手の目を眩ませることで犯
罪防止効果も期待できる。
【0041】また、携帯電話Aは、監視手段27として
依頼人の人体の動きや定常振動を検出する動きセンサや
振動センサのような状態センサ部27dや人体の脈拍、
体温などを検出する脈拍センサ、温度センサ、赤外線人
体センサなどの生体センサからなる生体センサ部27e
を備え、これらの各センサ部27d、27eが検出する
検出データを含む監視データの転送と記憶とを可能とし
ている。このようなセンサを活用することで、依頼人が
病人であったり、急病などの場合にも状態や体調を監視
して対処することできる。これらのセンサは携帯電話A
に内蔵してもよいし、必要に応じて接続するようにして
もよい。
【0042】監視センター装置Cは公衆通信回線網Bを
経由し、通信制御手段41aを有するWEBサーバ41
を介して必要に応じて依頼人の所有する携帯電話Aに通
信接続される。WEBサーバ41にはホームページを管
理し、ホームページを介して受付処理を行うホームペー
ジ受付管理部41cと、転送される電子メールを自動で
受付けて管理する電子メール受付管理部41dからなる
受付管理手段41bを備える。受付管理手段41bは認
証部41eを備え、依頼人が登録された会員かどうかを
確認し受付を許諾する。認証は携帯電話Aから発信され
る電話番号によって認証する、または携帯電話から転送
されるパスワードとの照合を行うことで認証する。
【0043】監視センター装置Cは、受付管理手段41
bで受付けた依頼内容に基づき監視モードの監視レベル
の管理を行う監視モード管理手段51と、受付けた依頼
内容に基づきスケジュールを管理するスケジュール管理
手段52と、依頼人からの緊急信号を検出する緊急信号
検出手段53と、携帯電話Aに手動または自動発呼して
の依頼人の安全を確認する安全確認手段54と、同安全
確認手段54の確認結果から応答の有無や応答内容から
事件性を検出する事件性検出判定手段57と、携帯電話
Aから転送される本人や周囲の音声を含む監視データを
記憶する記憶手段66と、転送されるまたは記憶される
監視データから音声データを再生する音声出力部63a
とスピーカ63bとを有する再生モニタ手段63と、依
頼人の情報や緊急時の緊急連絡先などを記憶するデータ
ベース65と、事件性検出判定手段57が事件性ありと
判定する緊急時に、所定の緊急連絡先に通報して救出を
依頼する通報手段59と、監視センター装置Cを統括し
て制御するセンター制御手段61とを備える。
【0044】センター制御手段61は、主としてCPU
である制御部61aと、キーやマウスなどの操作入力部
61bと、スケジュールの管理を行うための時刻や時間
を計時する計時部61cとからなり、監視センター装置
C全体を統括してコントロールしている。
【0045】監視センター装置Cのデータベースは、依
頼人の氏名、住所、連絡先、契約内容などからなる会員
情報ファイル65a、依頼人の病歴、持病、治療方法、
応急処置などからなるカルテ情報ファイル65c、かか
りつけの病院、親族、勤務先、警察署、消防署など、緊
急時の緊急連絡先を示す緊急連絡情報ファイル65dを
備える。転送される監視データを記憶する記憶手段66
には、音声情報を記憶する音声記憶部66a、映像情報
を記憶する映像記憶部66b、監視を依頼した依頼人毎
に依頼人の顔、姿、所定のキーワードに対する発声音、
基準センサデータなどの個人情報を記憶する個人情報記
憶部66c、監視を依頼した依頼人毎に使用日時、使用
期間、利用した監視モード、使用メモリ容量、転送デー
タ量などの履歴を記憶する履歴記憶部66dとを備え
る。転送される音声データや記憶される音声データは再
生モニタ手段63の音声出力部63aで音声信号に再生
されスピーカ63bで出力され、転送される映像データ
や記憶される映像データは再生モニタ手段63の表示制
御部64で映像信号に再生され表示部64aで表示され
る。転送されるセンサデータや記憶されるセンサデータ
は再生モニタ手段63の表示制御部64で映像信号に変
換され表示部64aで表示される。
【0046】以上説明した構成で、次に本発明の携帯電
話利用の監視方法について、図2の携帯電話を携行する
依頼人側のフローチャートおよび図3の監視センター装
置側のフローチャートを加え、図1〜図3に基づいて説
明する。まず、本実施例における監視モードについて説
明する。監視モードは、それぞれ対応の異なる記憶モー
ドと注意モードと警報モードの3つからなる複数の監視
レベルを有する。記憶モードは一般的な外出時などに利
用され、携帯電話Aの緊急信号発信手段13から発信さ
れる緊急信号を検出するまでは、監視センター装置Cに
転送される監視データを記憶手段66への記憶のみを主
として行う。一般的に事件や事故が発生するのはごく稀
であり、多くの場合はこの記憶モードで十分であり、事
件発生以外これらの記憶されたデータは所定の期間後に
消去され、プライバシーに関わることはない。
【0047】注意モードは例えば女性の夜間の帰宅時な
どに利用され、この場合、携帯電話Aから監視センター
装置Cに転送される監視データの記憶を行うとともに、
転送される監視データの異常検出、予め依頼人によって
設定されるスケジュールとの照合、発信される緊急信号
の早期検出などの監視と異常検出時の処置とを優先的に
行うようにしたモードである。監視センター装置C側で
は依頼人の状態を優先的に監視するので、緊急信号を検
出すると即座に対処可能となる。この注意モードも緊急
信号を検出するまでは、監視センター装置Cに転送され
る監視データを記憶手段66への記憶のみを主として行
い、事件発生以外これらの記憶されたデータは所定の期
間後に消去され、プライバシーに関わることはない。警
報モードは携帯電話Aから転送される監視データの記憶
と監視との双方を常時行うようにしたモードである。こ
れはストーカーに狙われる恐れが大きい場合の外出時な
どに適用される最も確実な監視方法である。この場合、
依頼人は監視センター装置C側で常時監視されることに
なるので、プライバシーが損なわれる恐れはあるが、安
全性の高い監視方法である。但し、このプライバシーが
損なわれる恐れという意味は、あくまで監視センターの
担当者との間のみの意味であり、本発明における監視シ
ステムおよび監視方法において、これらの内容が公開さ
れることは犯罪以外には有り得ないものであり、本来的
にはプライバシーの秘密保持は十分可能である。
【0048】携帯電話を携行する依頼人側ではまず、状
況に応じて希望する監視モードを監視モード設定手段1
1で設定する(ST1)。次にスケジュール設定手段1
2で、行動予定により監視の開始時間、終了時間、その
間に監視データの通信を行う時刻、および時間間隔など
のスケジュール必要に応じて詳細を予め設定する(ST
2)。希望する監視モードとスケジュールとを設定した
後、WEBブラウザ手段14や電子メール作成手段16
を用いてホームページや電子メールにより所定のフォー
マットを用いて監視センター装置Cへ監視の申込み依頼
を送信する(ST3)。監視センター装置Cでは会員資
格を確認し、申込み依頼の許諾後、転送したスケジュー
ルに基づいて所定の監視モードでの監視状態となる(S
T4)。監視状態において、依頼人側で随時、またはス
ケジュールに基づいて所定の時間毎、または依頼人が異
常と感じる異常時には(ST5)、監視手段27におけ
る音声入力部27a、カメラ部27b、各センサ部27
d、27eが監視して収集する本人や周囲の監視データ
を所定の時間例えば約1分間、監視センター装置へ送信
する(ST6)。監視手段が通常とは異なる異常を検出
する場合、例えば異常検出手段22が監視データに依頼
人に特定される基準センサデータ値とは異なる異常値を
検出するような場合などにも、監視データを監視センタ
ー装置Cに所定の時間送出するようにし、監視センター
装置C側での認識を早めるようにしている。
【0049】次にスケジュールを確認し(ST7)、タ
イムオーバーをチェックする(ST8)。タイムオーバ
ーなら緊急事態発生の可能性があり、ステップ13へジ
ャンプし、音声、表示、ブザーのいずれかを使用してア
ラームを発信する(ST13)。これは依頼人にスケジ
ュールの注意を喚起するためで、データ送信忘れや監視
モード完了時の解除操作を忘れた場合に備えたものであ
る。スケジュールは、携帯電話Aと監視センター装置C
の双方で設定されたスケジュールに基づいて実行の確認
を行うが、携帯電話Aのアラーム発生を監視センター装
置Cより時間的に早めて依頼人側の監視モードの解除忘
れやスケジュールの遅滞による問題発生を防止するよう
にしている。次に継続や完了のキー操作または指示を確
認し(ST14)、所定の期間、操作や指示の応答がな
ければ緊急事態発生の可能性が高いので、緊急信号発信
手段13から緊急信号を監視センター装置Cへ発信する
(ST15)。監視中、依頼人側の緊急時には緊急信号
の発信を必要とする場合も(ST9)、ステップ15へ
ジャンプし、緊急信号を監視センター装置Cへ発信する
(ST15)。緊急信号も不要でタイムオーバーでなけ
ればスケジュールが無事完了したかどうか確認し(ST
10)、監視中であればステップ4へジャンプし、監視
を継続する(ST4〜ST10)。依頼人から終了の指
示があり監視状態が無事終了した時点で監視モード解除
手段17が監視状態を解除する監視モード解除信号を発
生し監視センター装置Cへ送信して(ST11)終了す
る(ST12)。
【0050】緊急時は継続して監視データを監視センタ
ー装置Cへ送信するが(ST16)、緊急事態を解除す
る所定の操作が行われるまで送信を継続する(ST16
〜ST17)。緊急事態を解除する所定の操作が行われ
ると、状況に応じて監視モードの変更処理、終了処理ま
たはスケジュール変更などの再設定処理を行い(ST1
8)、ステップ10へジャンプし、以降、監視を継続す
る場合は監視処理を続行する(ST4〜ST10)。
【0051】監視センター装置C側では、図3に示すよ
うに、受付管理手段41bがホームページ受付管理部4
1cまたは電子メール受付管理部41dのいずれかを介
して依頼人からの監視の申込みに対応して予め会員情報
ファイル65aに登録された会員情報と受信した依頼内
容に基づいて認証部41eが依頼人を会員と認証する
と、監視依頼を許諾して受付ける(ST21)。監視モ
ード管理手段51とスケジュール管理手段52とは依頼
内容から依頼人が希望する監視モードと予定するスケジ
ュールとを検出して管理のためのセットアップを行う
(ST22)。次に監視モードと予定するスケジュール
に基づき、依頼人毎に転送される監視データを記憶する
ための所定の記憶領域を記憶手段66に音声データ用、
映像データ用、センサデータ用としてそれぞれ別の領域
を確保する(ST23)。以降、依頼人の携帯電話Aか
ら監視データが転送されたか確認し(ST24)、転送
された監視データがあればそれぞれ所定の記憶領域に記
憶する(ST25)。なお、データ転送手段19による
データ転送は、定型の電子メールに監視データを添付し
て転送する方法と、ホームページを介して転送する方法
とがある。記憶モードにおける単なる記憶には電子メー
ルが効率的であり、より緊急度の高い場合にはホームペ
ージを介して転送する方法が迅速で便利である。
【0052】次に、依頼人毎に転送された監視データに
通常とは異なる異常がないか確認し(ST6)、異常が
あれば監視レベルを強化、即ちレベルアップする(ST
27)。監視レベルのレベルアップは、依頼人の安全が
確認できない場合にも行われ、監視モードを記憶モード
から注意モードへ、または注意モードから警報モードへ
と順次レベルアップするようにしている。次に予め設定
された依頼人毎のスケジュールを確認してタイムオーバ
ーとなる依頼人がないかどうかを検出する(ST2
8)。タイムオーバーを検出すると(ST30)、依頼
人の安全確認を行う(ST35)。これらの処理の間に
いずれかの依頼人から発信される緊急信号がないかどう
かを検出し(ST31)、緊急信号を検出した場合(S
T35)、ステップ36へジャンプし、事件性有りと判
定されるようにしている(ST36)。このように、監
視センター装置Cで依頼人毎に厳密なスケジュール管理
を行い、チェックポイントでのタイムオーバー時には以
下に述べるような迅速な安全確認を行うようにしている
ので、多数の依頼人の安全管理を効率的に確実に処理す
ることが可能となる。また複数の監視モードを備えて監
視レベルに応じて対応方法を変えるので、監視センター
側の手間を省くことができる。
【0053】安全確認手段54による依頼人の安全を確
認する方法を、監視センター装置Cから依頼人に手動ま
たは自動発呼して口頭または自動音声応答による本人確
認、予め依頼人によって設定される所定のキー操作、所
定のキーワード入力、またはパスワード入力等によるい
ずれか、またはそれらの組み合わせによるものとする。
または、予め記憶登録された依頼人が発声する所定のキ
ーワードと、音声入力部27aから入力して転送される
音声データとの照合によるものとする。または、応答し
た依頼人の音声を識別して内容を認識する音声認識手段
56の認識出力との照合によるものとする。または、予
め記憶され登録された依頼人の顔や姿と、カメラ部27
bが撮影して転送される依頼人の顔や姿の映像データと
の照合によるなどとし、いずれかの方法で安全確認を行
うものとする(ST35)。これらの方法で安全確認手
段54により携帯電話Aが応答しない、応答者が依頼人
本人と一致しない、所定のキー操作がなされない、など
により依頼人の安全が確認できない場合、または転送さ
れる監視データに異常がある、または緊急信号を検出す
るなどの場合に事件性検出判定手段57で事件性ありと
判定するとともに(ST36)、依頼人を救出するため
に通報手段59により所定の緊急連絡先に通報する(S
T37)。
【0054】以降、監視データの記憶は継続し、この間
の監視データは依頼人の安全または完了が確認できるま
で記憶手段66に証拠データとして保全する(ST3
8)。依頼人の安全を確認して緊急事態が完了したと判
定される場合(ST39)、依頼人の希望に基づいて監
視モードを終了する、継続する、または監視モードを変
更するなどにより再設定して(ST40)ステップ32
へジャンプする。次に監視モードが無事完了したかどう
か確認し(ST32)、監視モード継続であればステッ
プ24(ST24)にジャンプし、監視処理を繰り返す
(ST24〜ST32)。携帯電話A側の監視モード解
除手段17からの完了の通知があれば監視モードを解除
して終了し、この間の履歴データにより履歴記憶部66
dをを記憶更新して(ST33)終了する(ST3
4)。履歴記憶部66dに履歴データを記憶するので、
依頼人毎に使用状況を常時把握可能であり、この履歴を
もとにして依頼人に課金が可能である。なお、本発明の
適用範囲は広く、例えばメモ代わりに応用することも可
能であり、一定の使用制限を行うためには使用量に応じ
た課金が有効である。
【0055】緊急信号発信手段13は、まず専用の非常
用ボタンのような所定のキーの入力操作によって緊急信
号を発信する、または既存の所定のキーの組み合わせ入
力操作によって緊急信号を発信する方法が考えられる。
専用の非常用ボタンなどによる一発操作は迅速性に優
れ、所定のキーの組み合わせは誤操作を防止することが
できる。監視モードと状況によってキーの割当て設定を
変えるようにするとよい。なお、携帯電話Aは、依頼人
が発声して音声入力部27aから入力した音声の内容を
認識し、認識した所定のキーワードにより所定の操作を
行うようにするための音声認識手段21を備えるので、
緊急信号は、依頼人が発声する所定のキーワードを音声
認識手段21が認識した場合に発信されるようにしても
よい。これによると誤操作の恐れもなく、音声で指示で
きるので扱いやすい。
【0056】携帯電話Aは、監視センター装置Cからの
指令により起動して監視データを収集するための自動起
動手段19を備える。これにより依頼人の安全が確認で
きない場合、監視センター装置Cからの指令により起動
して携帯電話Aの周辺の監視データを収集することがで
きる。この自動起動手段19は、起動する場合に発呼し
ないように設定可能なので、犯罪の恐れがあるような場
合、密かに携帯電話Aの周辺の監視データを収集するこ
とができる。
【0057】携帯電話Aは転送する監視データを圧縮す
るためのデータ圧縮手段23を備えるとともに、監視セ
ンター装置Cは受信する監視データを伸張するデータ伸
張手段62を備えるので、データの転送時間を短縮する
とともに、映像も静止画に限らず、動画をも転送可能と
なる。
【0058】携帯電話AがGPS受信部18を備え、監
視センター装置Cが、データベース65に地図情報ファ
イル65bを備えるとともに、GPS受信部18が検出
して監視データとして転送される位置データから地図情
報ファイル65bを参照して携帯電話Aの現在地を特定
する位置検出手段58を備えるので、緊急連絡先に依頼
人の所在地を的確に連絡でき、救出を迅速に行うことが
できる。
【0059】なお、安全確認手段54は、携帯電話Aに
自動発呼して自動音声応答する自動発呼応答手段55
と、携帯電話Aからの応答の内容を認識する音声認識手
段56とからなる。自動発呼応答手段55による自動音
声応答により、処理を簡略化している。特に誤操作や解
除忘れの対応には有効である。この音声認識手段56
は、携帯電話Aから転送される音声データから衝撃音、
爆発音、怒声、悲鳴などを比較して検出するためのパタ
ーンデータを有し、パターンデータと一致する場合に衝
撃音、爆発音、怒声、悲鳴として検出するので、依頼人
の危険状態を迅速に把握することができる。また、監視
センター装置Cは、各センサ部27d、27eが検出し
て転送するセンサ値から通常とは異なる異常値を検出す
る異常データ検出手段67を備えるので、依頼人の状態
や体調などに発生する異常を迅速に検出することができ
る。これら音声認識手段56や異常データ検出手段67
を監視センター装置C側に備えることで、携帯電話A側
の負担を軽くすることができるとともに、より高度な監
視手段を構築することができる。
【0060】以上、本発明の実施の形態を一実施例につ
いて説明したが、この実施例に限るものではなく、例え
ば、監視の受付はホームページや電子メールの他に通常
の通話による申込みなど、他の形態への適用が可能であ
ることは云う迄もない。また、本実施例が主に外出時に
ついて述べたが、就寝時に依頼人の周囲の監視を行うよ
うな用途にも同様に適用可能である。監視モードも増減
して簡素にしたり、より木目細かく対応するようにして
もよい。また、WEBサーバは監視センター装置に連結
する必要はなく、独立した形態においても適用可能であ
り、複数配置してもよい。また、携帯電話をPHSまた
は携帯端末とし、監視手段を全て内蔵してもよいし、分
散配置させるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。個人が所有して携行す
る携帯電話と、同携帯電話と回線接続する公衆パケット
通信網を含む公衆通信回線網と、同公衆通信回線網と回
線接続され、ホームページや電子メールの送受信を制御
するWEBサーバを備え、携帯電話を介して監視の依頼
を受付けるとともに、依頼内容に応じて依頼人の監視を
行う監視センターに配置される監視センター装置とから
なり、携帯電話は、公衆通信回線網を経由してWEBサ
ーバに通信接続する通信制御手段と、WEBサーバにア
クセスしてデータの送受を行うWEBブラウザ手段と、
緊急度に応じてそれぞれ対応方法が異なる複数の監視モ
ードのうちのいずれかを選択して設定する監視モード設
定手段と、監視を依頼する期間のスケジュールを設定す
るスケジュール設定手段と、設定されたスケジュールの
管理を行うスケジュール管理手段と、本人および周囲の
音声、映像、または本人や周囲の状況を監視する監視手
段と、同監視手段から出力する監視データを電子メール
として作成する電子メール作成手段と、作成された電子
メールまたは監視データを監視センター装置に自動発呼
して転送するデータ転送手段と、緊急時に緊急信号を発
信する緊急信号発信手段と、監視モードを解除するため
の監視モード解除手段と、操作入力を行うための操作入
力部と、表示するための表示部とを備え、監視センター
装置は、公衆通信回線網を経由して携帯電話に通信接続
する通信制御手段と、WEBサーバを介して依頼人の所
有する携帯電話から転送される監視依頼を受付けて管理
する受付管理手段と、受付けた依頼内容に基づき監視モ
ードの管理を行う監視モード管理手段と、受付けた依頼
内容に基づきスケジュールを管理するスケジュール管理
手段と、携帯電話から転送される監視データを記憶する
記憶手段と、転送されるまたは記憶される監視データを
再生してモニタする再生モニタ手段と、依頼人の情報や
緊急時の緊急連絡先を記憶するデータベースと、携帯電
話から発信される緊急信号を検出する緊急信号検出手段
と、携帯電話に手動または自動発呼して依頼人の安全を
確認する安全確認手段と、同安全確認手段の確認結果か
ら事件性を検出して判定する事件性検出判定手段と、同
事件性検出判定手段が事件性有りと判定する緊急時に、
緊急連絡先に通報して救出を依頼する通報手段とを備
え、音声に加えて映像やセンサによる監視および記憶を
スケジュールに基づいて監視するようにしたので、主と
して室内への侵入者や外出時の緊急事態に対応して個人
の安全確認と証拠の保全とを行う監視、および緊急時の
早期対応を可能とし、かつ効率的でプライバシー保護に
も優れた携帯電話利用の監視システムと監視方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による携帯電話利用の監視システムお
よび監視方法における第一の実施例のシステムブロック
図である。
【図2】 本発明による携帯電話利用の監視システムお
よび監視方法の一実施例における携帯電話側のフローチ
ャートである。
【図3】 本発明による携帯電話利用の監視システムお
よび監視方法の一実施例における監視センター側のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
A 携帯電話 B 公衆通信回線 C 監視センター装置 1 監視システム 11 監視モード設定手段 11a 記録モード設定部 11b 注意モード設定部 11c 警報モード設定部 12 スケジュール設定手段 13 緊急信号発信手段 14 WEBブラウザ手段 15、52 スケジュール管理手段 16 電子メール作成手段 17 監視モード解除手段 18 GPS受信部 19 自動起動手段 21、56 音声認識手段 22 異常検出手段 23 データ圧縮手段 24 データ転送手段 25、41a 通信制御手段 26 携帯制御手段 26a、61a 制御部 26b、61b 操作入力部 26c、61c 計時部 26d 記憶部 27 監視手段 27a 音声入力部 27b カメラ部 27c フラッシュ部 27d 状態センサ部 27e 生体センサ部 28、63a 音声出力部 29、64a 表示部 41 WEBサーバ 41b 受付管理手段 41c ホームページ受付管理部 41d 電子メール受付管理部 41e 認証部 51 監視モード管理手段 53 緊急信号検出手段 54 安全確認手段 55 自動発呼応答手段 57 事件性検出判定手段 58 位置検出手段 59 通報手段 61 センター制御手段 62 データ伸張手段 63 再生モニタ手段 63b スピーカ 64 表示制御部 65 データベース 65a 会員情報ファイル 65b 地図情報ファイル 65c カルテ情報ファイル 65d 緊急連絡情報ファイル 66 記憶手段 66a 音声記憶部 66b 映像記憶部 66c 個人情報記憶部 66d 履歴記憶部 67 異常データ検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/04 G08B 25/04 K 25/10 25/10 D H04M 11/04 H04M 11/04 H04N 7/18 H04N 7/18 U Fターム(参考) 5C054 AA01 CC05 CD04 CG02 CH04 DA01 DA07 DA09 EA03 EG00 FA09 FC12 FF05 HA12 HA19 5C087 AA09 AA21 AA25 AA32 AA37 AA42 AA44 BB12 BB20 BB46 BB74 BB76 CC52 DD05 DD24 EE16 FF01 FF04 FF05 FF17 FF19 FF23 GG01 GG07 GG18 GG19 GG20 GG24 GG30 GG46 GG70 5K101 KK02 KK13 KK14 LL12 MM07 NN03 NN15 NN18 NN21 PP03 RR12 SS07 TT06

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として室内への侵入者や外出時の緊急
    事態に対応して個人の安全確認、監視および緊急時の早
    期対応を監視センターで行うため、個人が所有して携行
    する携帯電話と、同携帯電話と回線接続する公衆パケッ
    ト通信網を含む公衆通信回線網と、同公衆通信回線網と
    回線接続され、ホームページや電子メールの送受信を制
    御するWEBサーバを備え、前記携帯電話を介して監視
    の依頼を受付けるとともに、受付けた依頼内容に応じて
    依頼人の監視を行う前記監視センターに配置される監視
    センター装置とからなり、 前記携帯電話は、前記公衆通信回線網を経由して前記W
    EBサーバに通信接続する通信制御手段と、前記WEB
    サーバにアクセスしてデータの送受を行うWEBブラウ
    ザ手段と、緊急度に応じてそれぞれ対応方法が異なる複
    数の監視モードのうちのいずれかを選択して設定する監
    視モード設定手段と、監視を依頼する期間のスケジュー
    ルを設定するスケジュール設定手段と、設定されたスケ
    ジュールの管理を行うスケジュール管理手段と、本人の
    音声、映像、または周囲の状況を監視する監視手段と、
    同監視手段から出力する監視データを電子メールとして
    作成する電子メール作成手段と、作成された前記電子メ
    ールまたは前記監視データを前記監視センター装置に自
    動発呼して転送するデータ転送手段と、緊急時に緊急信
    号を発信する緊急信号発信手段と、前記監視モードを解
    除するための監視モード解除手段と、操作入力を行うた
    めの操作入力部と、表示するための表示部とを備え、 前記監視センター装置は、前記公衆通信回線網を経由し
    て前記携帯電話に通信接続する通信制御手段と、前記W
    EBサーバを介して依頼人の所有する前記携帯電話から
    転送される監視依頼を受付けて管理する受付管理手段
    と、受付けた依頼内容に基づき監視モードの管理を行う
    監視モード管理手段と、受付けた依頼内容に基づきスケ
    ジュールを管理するスケジュール管理手段と、前記携帯
    電話から転送される前記監視データを記憶する記憶手段
    と、転送されるまたは記憶される前記監視データを再生
    してモニタする再生モニタ手段と、依頼人の情報や緊急
    時の緊急連絡先を記憶するデータベースと、前記携帯電
    話から発信される緊急信号を検出する緊急信号検出手段
    と、前記携帯電話に手動または自動発呼して依頼人の安
    全を確認する安全確認手段と、同安全確認手段の確認結
    果から事件性を検出して判定する事件性検出判定手段
    と、同事件性検出判定手段が事件性有りと判定する緊急
    時に、前記緊急連絡先に通報して救出を依頼する通報手
    段と、を備えたことを特徴とする携帯電話利用の監視シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記監視手段は、夜間の低照度時でも周
    囲の映像を撮影可能な高感度型のカメラ部を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯電話利用の監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記監視手段は、前記カメラ部に連動す
    るフラッシュ部を備えることを特徴とする請求項2に記
    載の携帯電話利用の監視システム。
  4. 【請求項4】 前記監視手段は、人体の動きを検出する
    動きセンサや定常振動を検出する振動センサのような状
    態センサ部を備えることを特徴とする請求項1ないし3
    に記載の携帯電話利用の監視システム。
  5. 【請求項5】 前記監視手段は、人体の脈拍を検出する
    脈拍センサや体温を検出する温度センサや赤外線人体セ
    ンサなどの生体センサ部を備えることを特徴とする請求
    項1ないし4に記載の携帯電話利用の監視システム。
  6. 【請求項6】 前記受付管理手段は、発信元の前記携帯
    電話の電話番号を参照して認証する、または前記携帯電
    話から転送されるパスワードを照合して認証する認証部
    を備えることを特徴とする請求項1ないし5に記載の携
    帯電話利用の監視システム。
  7. 【請求項7】 前記データベースが、前記依頼人の氏
    名、住所、連絡先、契約内容などからなる会員情報ファ
    イルを備えることを特徴とする請求項1ないし6に記載
    の携帯電話利用の監視システム。
  8. 【請求項8】 前記データベースが、前記依頼人の病
    歴、持病、治療方法、応急処置などからなるカルテ情報
    ファイルを備えることを特徴とする請求項1ないし7に
    記載の携帯電話利用の監視システム。
  9. 【請求項9】 前記データベースが、かかりつけの病
    院、親族、勤務先、警察署、消防署など、緊急時の緊急
    連絡先を示す緊急連絡情報ファイルを備えることを特徴
    とする請求項1ないし8に記載の携帯電話利用の監視シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記監視装置の前記記憶手段が、監視
    を依頼した前記依頼人毎に同依頼人の顔、姿、所定のキ
    ーワードに対する発声音、体調に基づく基準センサデー
    タなどを記憶する個人情報記憶部を備えることを特徴と
    する請求項1ないし9に記載の携帯電話利用の監視シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記監視センター装置の前記記憶手段
    が、監視を依頼した前記依頼人毎に使用日時、使用期
    間、利用した監視モード、使用メモリ容量、転送データ
    量などの履歴を記憶する履歴記憶部を備えることを特徴
    とする請求項1ないし10に記載の携帯電話利用の監視
    システム。
  12. 【請求項12】 前記緊急信号発信手段を、所定のキー
    の入力操作、または所定のキーの組み合わせ入力操作と
    することを特徴とする請求項1ないし11に記載の携帯
    電話利用の監視システム。
  13. 【請求項13】 前記携帯電話は、前記依頼人が発声し
    て前記音声入力部から入力した音声の内容を認識し、認
    識した所定のキーワードにより所定の操作を行うように
    するための音声認識手段を備えることを特徴とする請求
    項1ないし12に記載の携帯電話利用の監視システム。
  14. 【請求項14】 前記緊急信号は、前記依頼人が発声す
    る所定のキーワードを前記音声認識手段が認識した場合
    に発信されることを特徴とする請求項13に記載の携帯
    電話利用の監視システム。
  15. 【請求項15】 前記携帯電話は、前記監視センター装
    置からの指令により起動して前記監視データを収集する
    ための自動起動手段を備えることを特徴とする請求項1
    ないし14に記載の携帯電話利用の監視システム。
  16. 【請求項16】 前記自動起動手段は、起動する場合に
    発呼しないことを特徴とする請求項15に記載の携帯電
    話利用の監視システム。
  17. 【請求項17】 前記携帯電話は転送する前記監視デー
    タを圧縮するためのデータ圧縮手段を備えるとともに、
    前記監視センター装置は受信する前記監視データを伸張
    するデータ伸張手段を備えることを特徴とする請求項1
    ないし16に記載の携帯電話利用の監視システム。
  18. 【請求項18】 前記携帯電話がGPS受信部を備え、
    前記監視センター装置が、前記データベースに地図情報
    ファイルを備えるとともに、前記GPS受信部が検出し
    て転送する位置データから前記地図情報ファイルを参照
    して前記携帯電話の現在地を特定する位置検出手段を備
    えることを特徴とする請求項1ないし17に記載の携帯
    電話利用の監視システム。
  19. 【請求項19】 前記安全確認手段は、前記携帯電話に
    自動発呼して自動音声応答する自動発呼応答手段と、前
    記携帯電話からの応答の内容を認識する音声認識手段と
    からなることを特徴とする請求項1ないし18に記載の
    携帯電話利用の監視システム。
  20. 【請求項20】 前記音声認識手段は、前記携帯電話か
    ら転送される音声データから衝撃音、爆発音、怒声、悲
    鳴などを比較して検出するための所定のパターンデータ
    を有することを特徴とする請求項19に記載の携帯電話
    利用の監視システム。
  21. 【請求項21】 前記監視センター装置は、前記状態セ
    ンサ部や生体センサ部が検出して転送するセンサデータ
    値から通常とは異なる異常値を検出する異常データ検出
    手段を備えることを特徴とする請求項1ないし20に記
    載の携帯電話利用の監視システム。
  22. 【請求項22】 主として室内への侵入者や外出時の緊
    急事態に対応して個人の安全確認、監視および緊急時の
    早期対応を監視センターで行うため、個人が所有して携
    行する携帯電話と、同携帯電話と回線接続する公衆パケ
    ット通信網を含む公衆通信回線網と、同公衆通信回線網
    と回線接続され、ホームページや電子メールの送受信を
    制御するWEBサーバを備え、前記携帯電話を介して監
    視の依頼を受付けるとともに、依頼内容に応じて依頼人
    の監視を行う監視センターに配置される監視センター装
    置とからなり、 前記携帯電話は、前記公衆通信回線網を経由して前記W
    EBサーバに通信接続する通信制御手段と、前記WEB
    サーバにアクセスしてデータの送受を行うWEBブラウ
    ザ手段と、緊急度に応じてそれぞれ対応方法が異なる複
    数の監視モードのうちのいずれかを選択して設定する監
    視モード設定手段と、監視を依頼する期間のスケジュー
    ルを設定するスケジュール設定手段と、設定されたスケ
    ジュールの管理を行うスケジュール管理手段と、本人の
    音声、映像、または周囲の状況を監視する監視手段と、
    同監視手段から出力する監視データを電子メールとして
    作成する電子メール作成手段と、作成された前記電子メ
    ールまたは前記監視データを前記監視センター装置に自
    動発呼して転送するデータ転送手段と、緊急時に緊急信
    号を発信する緊急信号発信手段と、前記監視モードを解
    除するための監視モード解除手段と、操作入力を行うた
    めの操作入力部と、表示するための表示部と、を備え、 前記監視センター装置は、前記公衆通信回線網を経由し
    て前記携帯電話に通信接続する通信制御手段と、前記W
    EBサーバを介して依頼人の所有する前記携帯電話から
    転送される監視依頼を受付けて管理する受付管理手段
    と、受付けた依頼内容に基づき監視モードの管理を行う
    監視モード管理手段と、受付けた依頼内容に基づきスケ
    ジュールを管理するスケジュール管理手段と、前記携帯
    電話から転送される前記監視データを記憶する記憶手段
    と、転送されるまたは記憶される前記監視データを再生
    してモニタする再生モニタ手段と、依頼人の情報や緊急
    時の緊急連絡先を記憶するデータベースと、前記携帯電
    話から発信される緊急信号を検出する緊急信号検出手段
    と、前記携帯電話に手動または自動発呼して依頼人の安
    全を確認する安全確認手段と、同安全確認手段の確認結
    果から事件性を検出して判定する事件性検出判定手段
    と、同事件性検出判定手段が事件性有りと判定する緊急
    時に、前記緊急連絡先に通報して救出を依頼する通報手
    段と、を備えた監視システムを用いて、 前記携帯電話を携行する依頼人側が、ホームページや電
    子メールを用いて複数の監視モードから希望する監視モ
    ードと予定のスケジュールとを設定して前記監視センタ
    ー装置へ監視の申込み依頼を送信するステップと、前記
    申込み依頼の許諾後の監視状態において、前記依頼人側
    で随時、または所定の時間毎、または異常時にマイク、
    カメラまたは赤外線人体センサ等のセンサなどによる前
    記携帯電話に設けた監視手段が監視する本人や周囲の監
    視データを所定の時間前記監視センター装置へ送信する
    ステップと、前記依頼人側の緊急時に緊急信号を前記監
    視センター装置へ発信するステップと、前記監視状態が
    無事終了した時点で監視状態を解除する解除信号を発生
    し前記監視センター装置へ送信するステップとで構成さ
    れ、 前記監視センター側が、依頼人からの監視の申込みに対
    応して依頼人と受信した依頼内容とに基づいて監視を許
    諾して受付けるステップと、受信した依頼内容から前記
    依頼人が希望する監視モードと予定するスケジュールと
    を検出して管理するステップと、前記依頼人毎に転送さ
    れる監視データを記憶するために記憶手段に所定の記憶
    領域を確保するステップと、前記依頼人から転送された
    前記監視データを前記所定の記憶領域に記憶するステッ
    プと、前記依頼人から発信される前記緊急信号を検出す
    るステップと、予め設定された前記依頼人毎の前記スケ
    ジュールを監視してタイムオーバーを検出するステップ
    と、前記タイムオーバーを検出すると、前記依頼人の安
    全を確認するステップと、前記依頼人の安全が確認でき
    ない場合や前記緊急信号を検出する場合に事件性ありと
    判定するとともに、前記依頼人を救出するために所定の
    緊急連絡先に通報するステップと、前記依頼人の安全を
    確認した後、前記依頼人の希望に基づいて前記監視モー
    ドを終了する、継続する、または前記監視モードを変更
    するステップとで構成されることを特徴とする携帯電話
    利用の監視方法。
  23. 【請求項23】 前記監視モードは前記監視センター装
    置に転送される前記監視データの記憶を行う記憶モード
    を備え、同記憶モードでは前記携帯電話から発信される
    前記緊急信号を検出するまでは、前記監視データの記憶
    のみを主として行うようにしたことを特徴とする請求項
    22に記載の携帯電話利用の監視方法。
  24. 【請求項24】 前記監視モードは前記監視センター装
    置に転送される前記監視データの記憶を行うとともに、
    前記携帯電話側の監視を行う注意モードを備え、同注意
    モードでは転送される前記監視データの異常検出、予め
    設定される前記スケジュールとの照合、発信される前記
    緊急信号の検出などの監視と異常検出時の処置とを優先
    的に行うようにしたことを特徴とする請求項22に記載
    の携帯電話利用の監視方法。
  25. 【請求項25】 前記監視モードは前記監視センター装
    置に転送される前記監視データの記憶を行うとともに、
    前記携帯電話側の監視を強化した警報モードを備え、同
    警報モードでは前記携帯電話から転送される前記監視デ
    ータの記憶と監視との双方を常時行うようにしたことを
    特徴とする請求項22に記載の携帯電話利用の監視方
    法。
  26. 【請求項26】 前記スケジュールは、監視の開始時
    間、終了時間、通信を行う時刻、および時間間隔などか
    らなり、前記携帯電話と前記監視センター装置の双方で
    設定された前記スケジュールに基づいて実行の確認を行
    うようにしたことを特徴とする請求項22ないし25に
    記載の携帯電話利用の監視方法。
  27. 【請求項27】 前記監視手段が通常とは異なる異常を
    検出する場合、前記監視データを前記監視センター装置
    に所定の時間送出するようにしたことを特徴とする請求
    項22ないし26に記載の携帯電話利用の監視方法。
  28. 【請求項28】 前記依頼人の安全の確認は、前記監視
    センター装置から前記依頼人に手動または自動発呼して
    口頭または自動音声応答による本人確認、予め前記依頼
    人によって設定される所定のキー操作入力、所定のキー
    ワード入力、パスワード入力等によるいずれか、または
    それらの組み合わせ入力が行われた場合とすることを特
    徴とする請求項22ないし27に記載の携帯電話利用の
    監視方法。
  29. 【請求項29】 前記依頼人の安全の確認は、予め記憶
    登録された前記依頼人が発声する所定のキーワードと、
    前記音声入力手段から入力して転送される音声データと
    の照合によるものとすることを特徴とする請求項22な
    いし27に記載の携帯電話利用の監視方法。
  30. 【請求項30】 前記依頼人の安全の確認は、予め記憶
    され登録された前記依頼人の顔や姿と、前記監視手段が
    撮影して転送する前記依頼人の顔や姿の映像データとの
    照合によるものとすることを特徴とする請求項22ない
    し27に記載の携帯電話利用の監視方法。
  31. 【請求項31】 前記センター装置による事件性の判定
    は、前記携帯電話が応答しない、応答者が依頼人と一致
    しない、予め定められる所定のキー操作、所定のキーワ
    ード入力、パスワード入力等がなされない、などにより
    前記依頼人の安全を確認できない場合、または前記携帯
    電話からの前記緊急信号を検出した場合に事件性有りと
    判定するようにしたことを特徴とする請求項22ないし
    30に記載の携帯電話利用の監視方法。
  32. 【請求項32】 前記センター装置が、転送される前記
    監視データに通常とは異なる異常を検出する場合、また
    は前記依頼人の安全が確認できない場合、前記監視モー
    ドを前記記憶モードから前記注意モードへ、または前記
    注意モードから前記警報モードへと監視レベルを順次レ
    ベルアップするようにしたことを特徴とする請求項25
    ないし31に記載の携帯電話利用の監視方法。
JP2001042773A 2001-02-20 2001-02-20 携帯電話利用の監視システムおよび監視方法 Pending JP2002247223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042773A JP2002247223A (ja) 2001-02-20 2001-02-20 携帯電話利用の監視システムおよび監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042773A JP2002247223A (ja) 2001-02-20 2001-02-20 携帯電話利用の監視システムおよび監視方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002247223A true JP2002247223A (ja) 2002-08-30

Family

ID=18905028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042773A Pending JP2002247223A (ja) 2001-02-20 2001-02-20 携帯電話利用の監視システムおよび監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002247223A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139516A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 As Brains Inc 留守宅の異常時の対応を自動処理するコンピュータ・システム及び該コンピュータ・システムによるサービス提供方法
JP2004328601A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Nec Corp カメラ付き携帯端末装置及び撮影データ伝送方法
JP2004357014A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Matsushita Electric Works Ltd 監視通報システム
JP2005045743A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Secom Co Ltd 携帯端末及び移動者安全確認システム
JP2005184102A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Nec Mobiling Ltd 緊急連絡機能付き携帯電話装置および緊急連絡システム
JP2005260774A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Seiko Epson Corp 情報機器ユニット、携帯型機器、表示装置、撮影データ伝送方法、携帯型機器の制御方法、表示装置の制御方法、携帯機器の制御プログラム、表示装置の制御プログラム及び記録媒体
JP2005294880A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nec Saitama Ltd 移動通信端末装置
JP2006067030A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Nec Fielding Ltd 災害対処システム、災害対処方法、災害対処装置、及び災害対処プログラム
JP2007004277A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Sharp Corp 監視装置、監視プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7778625B2 (en) 2005-07-27 2010-08-17 Fujitsu Limited Portable wireless terminal apparatus and method for sending information in emergency
WO2010107143A1 (ko) * 2009-03-16 2010-09-23 한국해양연구원 무선 센서네트워크 기반 자동 소화 시스템 및 방법
US7966317B2 (en) 2005-07-11 2011-06-21 Jm Corporation System for making report with authenticated image
KR101173547B1 (ko) 2006-08-08 2012-08-10 에스케이플래닛 주식회사 미등록 단말기를 이용한 침입 탐지 시스템 및 방법
US9171410B2 (en) 2011-11-15 2015-10-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Mobile terminal device, authentication system, authentication method, program, and integrated circuit
JP2018037951A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 セコム株式会社 行動記録システム、端末装置及び行動記録方法
JP2018163430A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 セコム株式会社 ウェアラブル端末、安否確認システム、安否確認方法およびプログラム
CN113516383A (zh) * 2021-06-30 2021-10-19 南通四建集团有限公司 一种建筑施工安全管控方法和装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139516A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 As Brains Inc 留守宅の異常時の対応を自動処理するコンピュータ・システム及び該コンピュータ・システムによるサービス提供方法
JP2004328601A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Nec Corp カメラ付き携帯端末装置及び撮影データ伝送方法
JP2004357014A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Matsushita Electric Works Ltd 監視通報システム
JP2005045743A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Secom Co Ltd 携帯端末及び移動者安全確認システム
JP2005184102A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Nec Mobiling Ltd 緊急連絡機能付き携帯電話装置および緊急連絡システム
JP2005260774A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Seiko Epson Corp 情報機器ユニット、携帯型機器、表示装置、撮影データ伝送方法、携帯型機器の制御方法、表示装置の制御方法、携帯機器の制御プログラム、表示装置の制御プログラム及び記録媒体
JP2005294880A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nec Saitama Ltd 移動通信端末装置
JP2006067030A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Nec Fielding Ltd 災害対処システム、災害対処方法、災害対処装置、及び災害対処プログラム
JP2007004277A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Sharp Corp 監視装置、監視プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7966317B2 (en) 2005-07-11 2011-06-21 Jm Corporation System for making report with authenticated image
CN101223548B (zh) * 2005-07-11 2015-05-27 株式会社Jm 带认证图像的报告书生成系统
US7778625B2 (en) 2005-07-27 2010-08-17 Fujitsu Limited Portable wireless terminal apparatus and method for sending information in emergency
KR101173547B1 (ko) 2006-08-08 2012-08-10 에스케이플래닛 주식회사 미등록 단말기를 이용한 침입 탐지 시스템 및 방법
WO2010107143A1 (ko) * 2009-03-16 2010-09-23 한국해양연구원 무선 센서네트워크 기반 자동 소화 시스템 및 방법
US9171410B2 (en) 2011-11-15 2015-10-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Mobile terminal device, authentication system, authentication method, program, and integrated circuit
JP2018037951A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 セコム株式会社 行動記録システム、端末装置及び行動記録方法
JP2018163430A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 セコム株式会社 ウェアラブル端末、安否確認システム、安否確認方法およびプログラム
CN113516383A (zh) * 2021-06-30 2021-10-19 南通四建集团有限公司 一种建筑施工安全管控方法和装置
CN113516383B (zh) * 2021-06-30 2024-05-03 南通四建集团有限公司 一种建筑施工安全管控方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002247223A (ja) 携帯電話利用の監視システムおよび監視方法
US8559914B2 (en) Interactive personal surveillance and security (IPSS) system
US8977230B2 (en) Interactive personal surveillance and security (IPSS) systems and methods
JP4891113B2 (ja) 緊急通報機能、緊急対応機能を備えた緊急通報システム
KR100937547B1 (ko) 감시 시스템
US10832697B2 (en) Systems and methods for managing an emergency situation
US6690411B2 (en) Security system
US8606316B2 (en) Portable blind aid device
JP2008203985A5 (ja)
US7265658B2 (en) Notifying system, information providing apparatus and method, electronic device and method, and computer readable medium
JP2006185073A (ja) 緊急通報機能を備えた携帯無線機、緊急通報装置及び緊急通報システム
US20140120977A1 (en) Methods and systems for providing multiple coordinated safety responses
JP2007221327A (ja) 監視システム、撮像装置、情報処理方法、プログラム、声音出力装置
JP2000235688A (ja) パーソナル警備保障用の制御方法、そのシステム及びその制御プログラムを記録した記録媒体
KR20170018140A (ko) 비언어적 음성 인식을 포함하는 응급 상황 진단 방법 및 장치
CN106231052B (zh) 电子设备及其呼救方法
JP2003529167A (ja) アラーム装置およびその方法
WO2011000113A1 (en) Multiple sound and voice detector for hearing- impaired or deaf person
US20190228628A1 (en) Audio monitoring system
JP2008140346A (ja) 緊急通報機能を備えた無線通信機
JP2008140346A5 (ja)
JP2015109040A (ja) 緊急通報装置および緊急通報システム
AU2016205895B2 (en) Determining entry into or exit from a place while a tracking device is in the place
KR101709224B1 (ko) 범죄 예방을 위한 셀프 방범 시스템
CN107146347A (zh) 一种防盗门系统