JP6842452B2 - 過熱破壊スイッチ、過熱破壊ユニット及び過熱破壊部材の組立て方法、スイッチを備えたコンセント - Google Patents

過熱破壊スイッチ、過熱破壊ユニット及び過熱破壊部材の組立て方法、スイッチを備えたコンセント Download PDF

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Description

本発明は過熱破壊スイッチ、過熱破壊ユニット及び過熱破壊部材の組立て方法、スイッチを備えたコンセントに関し、特に、ヒューズ及びバイメタルの切断構造とは異なり、電流の通過に依存することなく破壊を実行できる過熱破壊部材であって、熱エネルギーの伝達を通じて破壊を実行し、スイッチに導通を切断させる、過熱破壊スイッチ、過熱破壊ユニット及び過熱破壊部材の組立て方法、スイッチを備えたコンセントに関する。
従来のロッカースイッチは、制御スイッチを一定の角度範囲内で往復枢動させることで、スイッチの接続または切断を制御しており、例えば、中華民国特許第560690号「切替スイッチの火花遮蔽構造」は、スイッチの枢動時に位置決め部材を利用して第1位置または第2位置にスイッチを位置決めすることで、接続または切断を形成している。
従来の押しボタンスイッチは、毎回の押圧操作でスイッチの接続と切断を反復制御することができ、ボタンには従来の自動ボールペンの往復ボタンに似た構造を利用し、該スイッチのボタンを押すたびに下方位置または上方位置に位置決めしており、一例として中国特許第CN103441019号の「ボタンスイッチ」がある。
中華民国特許第321352号の「ワイヤ上スイッチ構造の改良」はヒューズを備えたスイッチ構造を開示しているが、該ヒューズが電源活線の経路中に配置されているため、保護作用が電流の通過に依存しており、特に過負荷の電流でやっと該ヒューズを切断させることができるもので、ヒューズの動作時に電流を通過させる必要があり、一方で電流が過大のときのみヒューズの切断が可能であるため、往々にして低融点の鉛錫合金、亜鉛を使用してヒューズとするが、その導電性は銅にはるかに及ばない。延長コンセントを例とすると、延長コンセントは主に銅を導電体として使用するが、延長コンセントに中華民国特許第321352号のスイッチを組み合わせて電源を制御する場合、ヒューズの導電率が優れず、エネルギー消費の問題が生じやすい。
中華民国特許第M382568号の「双極自動切断式安全スイッチ」は、バイメタル型の過負荷保護スイッチを開示しているが、バイメタルは同様に電流が通過する経路中に配置する必要があり、電流の通過によって変形を生じ、特に過負荷の電流でやっと該バイメタルを変形させて電気回路を中断させることができる。
中華民国特許第M250403号の「グループ式コンセントに用いる過負荷保護スイッチの構造」は、延長コンセントに応用した過負荷保護スイッチを開示しており、該特許の過負荷保護スイッチにはバイメタルが設置され、延長コンセント全体の総仕事率が超過したとき、該バイメタルが熱で変形して自動的にトリップし、電気を遮断して保護の作用を達成する。しかしながら、該バイメタルの過負荷保護作用は電流の通過に依存する必要があり、バイメタルの導電率は銅にはるかに及ばないため、エネルギー消費の問題が生じやすい。
また、電流の過負荷で過熱が引き起こされるほか、延長コンセントを例とすると、次の状況でいずれも任意のコンセントの過熱が発生する可能性がある。
1.プラグの金属刃が重度に酸化し、金属刃が酸化物に覆われると、プラグをコンセントに差し込んだとき、導電性が悪い酸化物によって抵抗が大きくなり、コンセントが過熱する。
2.プラグの金属刃をコンセントに差し込んだとき、差込みが不十分で、局部のみの接触となり、過小な接触面積がコンセントの過熱につながる。
3.プラグの金属刃が変形または摩損し、コンセントに差し込んだときの接触が不完全となり、過小な接触面積によってコンセントの過熱が引き起こされる。
4.プラグの金属刃またはコンセントの金属片に異物(埃や汚れなど)が付着し、導電性が悪くなり、抵抗が大きくなって過熱する。
上述の状況下では、コンセントの動作温度と過負荷保護スイッチの動作温度に大きな落差が生じる。
発明者は、米国特許出願第US9698542号の「Assembly and method of plural conductive slots sharing an overheating destructive fixing element」において、銅片の距離と温度の差異の実験を開示しており、US9698542号特許出願のTABLE 2の試験では、上述の過熱したコンセントがTABLE 2の実験の位置10に位置し、上述の過負荷保護スイッチがTABLE 2の実験の位置1に位置する場合、両者間の距離は9センチであり、コンセントの動作温度が202.9℃に達し、25分経過後、過負荷保護スイッチの動作温度はわずか110.7℃であったことが分かった。つまり、コンセントと過負荷保護スイッチ間の距離が9センチのとき、コンセントの動作温度がすでに過熱して202.9℃に達し、燃焼事故が起こる可能性があるとき、過負荷保護スイッチのバイメタルはまだ110.7℃で、変形の温度に達しておらず、過負荷保護スイッチは自動的にトリップして電気を遮断しない。
コンセントに過熱を生じる状況はさまざまであり、かつコンセントと過負荷保護スイッチのバイメタルの距離によって極めて大きな温度差が生じるため、効果的に過熱保護を達成するには、延長コンセントの各コンセント上に過負荷保護スイッチのバイメタルを設置すべきであるが、バイメタル型の過負荷保護スイッチは価格が比較的高く、延長コンセントの各コンセントすべてに設置する場合、価格の大幅な上昇を免れず、逆に普及使用に不利となる。
中国特許第CN103441019号明細書 中華民国特許第321352号明細書 中華民国特許第M382568号明細書 米国特許出願第US9698542号明細書
現在のヒューズ、バイメタルの採用における欠点に鑑み、本発明の目的は、過熱破壊スイッチ、過熱破壊ユニット及び過熱破壊部材の組立て方法、スイッチを備えたコンセントを提供することにある。
本発明のスイッチの過熱破壊ユニットは、過熱破壊部材と、第1弾性部材を含む。該過熱破壊部材が被破壊部と支持部を含み、該被破壊部が破壊温度下で破壊され、該支持部が該被破壊部に連接され、該支持部の軸方向の外囲空間に移動空間が定義され、該被破壊部が該支持部の外縁に位置し、かつ該被破壊部が該移動空間の外に位置する。該第1弾性部材が該被破壊部に当接され、該破壊温度のとき、該被破壊部が該第1弾性部材に付勢され、該移動空間へ移動する。
さらに、該被破壊部と該支持部は同じ材質で一体成型される。
さらに、該被破壊部と該支持部は異なる材質であり、該支持部が過熱で破壊される温度を支持部破壊温度と定義し、該支持部破壊温度は該破壊温度より高い。
さらに、該被破壊部は該第1弾性部材の方向に突出した係着部を備え、該第1弾性部材が嵌着される。
本発明の過熱破壊スイッチは、前述のスイッチの過熱破壊ユニットを採用し、座体と、第1導電部材と、第2導電部材と、可動導電部材と、前述の過熱破壊部材と、操作ユニットと、第2弾性部材を含む。該座体が収納空間を備え、該第1導電部材が該座体に穿置され、該第2導電部材が該座体に穿置され、該可動導電部材が該収納空間内に設置され、該第1導電部材に電気的に接続されるとともに、該第2導電部材に選択的に接続され、該過熱破壊部材が破壊温度下で破壊され、該操作ユニットが該座体に組み込まれ、該操作ユニットが、操作部材と、該第1弾性部材を含み、該操作部材が、収容管部と、接触部材を含み、該収容管部が開口を備え、該過熱破壊部材が該開口から離れた組込み位置に固定して設置され、該第1弾性部材が該収容管部内に配置され、該第1弾性部材の第1端が該過熱破壊部材の被破壊部に接触し、該接触部材が該可動導電部材に接触し、該第1弾性部材が該接触部材と該過熱破壊部材の間で圧縮されて規制され、第1弾性力を具備する。該第2弾性部材が第2弾性力を備え、該第2弾性力が該操作部材に作用し、該操作部材が第1位置にあるとき、該第1弾性力が該接触部材を該可動導電部材に押圧させ、該可動導電部材を該第2導電部材に接触させて通電状態を形成し、該通電状態下で、電流が該第1導電部材、該可動導電部材、該第2導電部材を通過して熱エネルギーが生成され、該熱エネルギーが該接触部材、該第1弾性部材を介して該過熱破壊部材に伝達され、該被破壊部が該熱エネルギーを吸収し、該破壊温度下で破壊され、該被破壊部が該第1弾性部材に付勢され、該移動空間へ移動し、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われ、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなり、該第2弾性力が該操作部材を第2位置まで移動させ、それにより該可動導電部材が該第2導電部材を離脱して電力切断状態が形成される。
さらに、該操作部材が規制部材を含み、該規制部材が筒体であり、空間が定義され、該規制部材が該過熱破壊部材に当接され、該過熱破壊部材が該組込み位置に固定して設置され、該第1弾性部材が該空間内に挿入される。
さらに、該第1弾性部材がばねであり、かつ該第1弾性部材の該第1端が該過熱破壊部材の係着部に嵌着される。
さらに、該接触部材が空心状を呈する熱伝導ハウジングであり、該接触端が該可動導電部材に接触し、かつ該第1弾性部材の第2端が該接触部材内に挿入される。
本発明のスイッチを備えたコンセントは、前述の過熱破壊スイッチと、活線差込片と、活線導電部材と、中性線導電部材と、ハウジングを含み、そのうち、該ハウジングが活線差込口と、中性線差込口を含み、該活線差込片が該第1導電部材に電気的に接続され、該活線差込片が該活線差込口に対応する活線差込部を含み、該活線導電部材が活線連接端を含み、該活線連接端が該第2導電部材に電気的に接続され、該中性線導電部材が該中性線差込口に対応する中性線差込部を含む。
本発明のスイッチの過熱破壊部材の組立て方法は、過熱破壊部材を操作部材の収容管部内に入れて設置できる形態に設ける工程と、該過熱破壊部材を該収容管部の開口から挿入し、該過熱破壊部材を該開口から遠い組込み位置に配置する工程と、該過熱破壊部材を重力に抵抗して該組込み位置から離脱しないように該組込み位置に固定する工程と、第1弾性部材を該開口から該収容管部内に挿入し、該第1弾性部材の第1端を該過熱破壊部材の被破壊部に接触させる工程と、を含む。
さらに、該第1弾性部材がばねであり、かつ該第1弾性部材の該第1端が該過熱破壊部材の係着部に嵌着される。
さらに、該過熱破壊部材が、嵌合部、接着剤または規制部材により該収容管部に固定され、該過熱破壊部材が該組込み位置に固定される。
上述の技術的特徴に基づき、次の効果を達成することができる。
1.過熱破壊ユニットの形態がバイメタル及び一般的なヒューズと異なり、構造が簡単で、製造・組立てがしやすい。
2.過熱破壊部材が電流伝達経路上になく、電流の伝達を担わないため、本発明を電器製品や延長コンセントに使用したとき、過熱破壊部材の導電性が銅に及ばなくても、電器や延長コンセントの電力性能に直接影響しない。
3.全体構造が簡単で製造しやすく、スイッチの体積が明らかに増加することもなく、かつ製造コストが比較的低く、既知のロッカースイッチ、押しボタンスイッチ、その他スイッチに実施しやすい。
4.過熱破壊部材が、嵌合部、接着剤または規制部材により組込み位置に固定され、前述の操作部材が逆さになったとき該過熱破壊部材が落下することがなく、後続の組立て工程が容易である。
5.過熱破壊部材の被破壊部と支持部は成型しやすいように同じ材質とすることができるが、異なる材質としてもよく、かつ該支持部が過熱により破壊される温度を被破壊部の破壊温度より高くすることで、該被破壊部が破壊されたとき該支持部を相対移動させることができる。
本発明の実施例1を示す断面図であり、ロッカースイッチの構造及び該ロッカースイッチがオフの位置にあることを示す。 本発明の実施例1の過熱破壊部材の立体外観図である。 本発明の実施例1の一体成型された過熱破壊部材の断面図である。 本発明の実施例1の一体成型ではない過熱破壊部材の断面図である。 本発明の実施例1の過熱破壊部材、操作部材、第1弾性部材の平面分解図である。 本発明の実施例1を示す断面図であり、該ロッカースイッチがオンの位置にあることを示す。 本発明の実施例1を示す断面図であり、該過熱破壊部材が過熱により破壊されると、該可動導電部材が該第2導電部材を離脱し、該ロッカースイッチがオンの位置からオフの位置に戻り、電力切断を形成することを示す。 本発明の実施例2を示す断面図であり、ロッカースイッチの構造及び該ロッカースイッチがオフの位置にあることを示す。 本発明の実施例2を示す断面図であり、該ロッカースイッチがオンの位置にあることを示す。 本発明の実施例2を示す断面図であり、該過熱破壊部材が過熱により破壊されると、該可動導電部材が該第2導電部材を離脱し、該ロッカースイッチがオンの位置からオフの位置に戻り、電力切断を形成することを示す。 本発明の実施例3を示す断面図であり、押しボタンスイッチの構造及び該押しボタンスイッチがオフの位置にあることを示す。 本発明の実施例3を示す断面図であり、該押しボタンスイッチがオンの位置にあることを示す。 本発明の実施例3を示す断面図であり、該過熱破壊部材が過熱により破壊されると、該可動導電部材が該第2導電部材を離脱して電力切断を形成することを示す。 本発明の実施例4を示す断面図であり、押しボタンスイッチの構造及び該押しボタンスイッチがオフの位置にあることを示す。 本発明の実施例4を示す断面図であり、該押しボタンスイッチがオンの位置にあることを示す。 本発明の実施例4を示す断面図であり、該過熱破壊部材が過熱により破壊されると、該可動導電部材が該第2導電部材を離脱して電力切断を形成することを示す。 本発明の実施例5の熱破壊式電力切断スイッチを延長コンセントに用いた立体分解図である。 本発明の実施例5の熱破壊式電力切断スイッチを延長コンセントに用いた構造透視図である。
上述の技術的特徴を総合し、本発明の過熱破壊スイッチ、過熱破壊ユニット及び過熱破壊部材の組立て方法、スイッチを備えたコンセントの主な効果について、以下で実施例を挙げてはっきり説明する。
本発明の実施例1を図1と図2に示す。本実施例は過熱破壊スイッチであり、かつ本実施例においてはロッカースイッチであり、図1に該ロッカースイッチがオフの状態を示す。該ロッカースイッチは、座体1Aと、第1導電部材2A及び第2導電部材3Aと、可動導電部材と、過熱破壊部材5Aと、操作ユニット6Aと、第2弾性部材7Aを含む。
該座体1Aは収納空間11Aを備えている。
該第1導電部材2A及び第2導電部材3Aはいずれも該座体1Aに穿置される。
該可動導電部材は該収納空間11A内に設置され、該可動導電部材がロッキング導電部材4Aであり、該ロッキング導電部材4Aが該第1導電部材2Aに跨設され、該第1導電部材2Aに電気的に接続される。
動作温度が異常に上昇した場合、活線回路を切断することが最善であるため、該第1導電部材2Aが使用上活線第1端、該第2導電部材3Aが使用上活線第2端となっており、該ロッキング導電部材4Aにより該第1導電部材2Aと第2導電部材3Aを導通させて、活線回路を形成する。
該過熱破壊部材5Aは、破壊温度下で破壊され、該破壊温度が100℃〜250℃であり、該過熱破壊部材5Aは電流の持続的供給を維持するために用いるものではないため、例えばプラスチックなどの絶縁材料を選択して用いることができ、または非絶縁材料の低融点の合金を選択して用いることもできる。そのうち低融点の合金は、ビスマスとカドミウム、インジウム、銀、錫、鉛、アンチモン、銅のうちのいずれかまたは複数を組み合わせた合金、またその他融点が100℃〜250℃の間の低融点金属または合金としてもよく、例えば錫ビスマス合金の融点は約138℃である。詳細には、該過熱破壊部材5Aは、連接部51Aと、被破壊部52Aと、支持部53Aを含み、さらに軸方向に突出した係着部54Aを含むことができる。該支持部53Aは該連接部51Aと該被破壊部52Aに連接され、該支持部53Aの軸方向の外囲空間に移動空間531Aが定義され、例えば該支持部53Aの直径の幅が該連接部51Aよりも小さく、該移動空間531Aが形成される。該係着部54Aは該被破壊部52Aまたは該支持部53Aに連接される。続いて図2Aを参照する。該被破壊部52Aは該支持部53Aの外縁530Aに配置され(例えば該被破壊部52Aが該支持部53Aに対して径方向に突出する)、該被破壊部52Aは該移動空間531Aの外に位置し、該連接部51A、該被破壊部52A、該支持部53A、該係着部54Aは同じ材質で一体成型することができるが、これに限らない。図2Bに示すように、該被破壊部52A’が該該支持部53A’の外縁530A’に位置し、該被破壊部52A’と該支持部53A’は異なる材質としてもよく、例えば該連接部51A’、該支持部53A’、該係着部54A’はいずれも同じ材質とし、該被破壊部52A’のみ異なる材質とすることができる。詳細には、該支持部53A’が過熱によって破壊される温度を支持部破壊温度と定義し、該支持部破壊温度は該被破壊部52A’の該破壊温度より高く、該被破壊部52A’が破壊されたとき該支持部53A’に相対して移動させることができる。
再び図1を参照する。本実施例の該ロッカースイッチはさらに、操作ユニット6Aを備え、該ロッキング導電部材4Aを操作して該第1導電部材2Aと該第2導電部材3Aを連通させ、活線回路を形成するか、或いは該第1導電部材2Aと該第2導電部材3Aの導通を切断し、活線に切断を形成する。該操作ユニット6Aは該座体1A上に組み込まれ、操作部材61Aと、第1弾性部材62Aを含み、該操作部材61Aに枢着点610Aが設けられ、該枢着点610Aが該座体1Aに枢着され、該枢着点610Aを軸心として該操作部材61Aに一定限度内で往復枢動させることができ、該操作部材61Aがさらに収容管部611Aと、接触部材612Aを含み、該収容管部611Aの該ロッキング導電部材4Aから離れた一端に組込み位置6111Aが設けられ、該組込み位置6111Aは例えば槽底面であり、該収容管部611Aの該ロッキング導電部材4Aに近い一端に開口6112Aが設けられ、該過熱破壊部材5Aが該開口6112Aから挿入され、該過熱破壊部材5Aが該組込み位置6111Aに配置され、かつ該過熱破壊部材5Aの該連接部51Aが該組込み位置6111Aに固定される。該第1弾性部材62Aが該開口6112Aから該収容管部611A内に挿入され、該第1弾性部材62Aの第1端621Aが該被破壊部52Aに接触し、該接触部材612Aが該開口6112Aから該収容管部611Aに設置され、該接触部材612Aが該ロッキング導電部材4Aに接触し、かつ該接触部材612Aが該第1弾性部材62Aの第2端622Aに接触し、例えば該接触部材612Aが熱伝導ハウジングであり、該第2端622Aに被せられ、該第1弾性部材62Aが該接触部材612Aと該過熱破壊部材5Aの間に圧縮されて規制され、第1弾性力を具備する。
本実施例のロッカースイッチはさらに第2弾性部材7Aを備え、該第2弾性部材7Aは本実施例においてばねであり、該第2弾性部材7Aは第2弾性力を備え、該第2弾性力が該操作部材61Aに作用する。例えば、該操作部材61Aの該枢着点610Aから離れた箇所に第1凸部63Aが設けられ、該座体1Aの該第1凸部63Aに対応する箇所に第2凸部10Aが設置され、該第2弾性部材7Aの両端が該第1凸部63Aと該第2凸部10Aにそれぞれ嵌着される。
図3と図1を参照する。以下で該過熱破壊部材5Aの組立て方法をより詳細に説明する。
前述の過熱破壊部材5Aを前述の操作部材61Aの収容管部611A内に挿入できる形態に設ける。
該過熱破壊部材5Aを該収容管部611Aの開口6112Aから挿入し、該過熱破壊部材5Aを該開口6112Aから離れた組込み位置6111Aに配置させ、該過熱破壊部材5Aを該組込み位置6111Aに固定し、重力に抵抗して該組込み位置6111Aを離脱しないようにする。例えば、該連接部51Aは嵌合部511A(例えば連接部51Aと該収容管部611Aが緊密に結合される部位、或いは凹凸嵌合の結合部位等の固定方式とすることができる)または/及び接着剤512A(例えば接着剤、油脂等の粘性を備えた物質)で該収容管部611Aに固定され、該過熱破壊部材5Aを該組込み位置6111Aに配置する。
前述の第1弾性部材62Aは該開口6112Aから該収容管部611A内に挿入され、該第1弾性部材62Aの第1端621Aが該過熱破壊部材5Aの被破壊部52Aに接触する。これにより、該過熱破壊部材5Aを初歩的に組み込むことができ、前述の操作部材61Aが逆さにされても、該過熱破壊部材5Aが脱落せず、後続の完全なスイッチの組立て工程を進めやすくなる。本実施例において、該第1弾性部材62Aはばねであり、かつ該第1弾性部材62Aの該第1端621Aが該過熱破壊部材5Aの係着部54Aに嵌着される。
該接触部材612Aが該開口6112Aから該収容管部611Aに組込まれ、かつ該接触部材612Aが該第1弾性部材62Aの第2端622Aに接触される。追加説明すべきは、上述の組立て方法の組立て順序は説明した順序に限られず、例えば先に該過熱破壊部材5Aと前述の第1弾性部材62Aを組み立てる、または先に前述の第1弾性部材62Aと該接触部材612Aを組み立てることができ、主な目的はいずれも該過熱破壊部材5Aを該組込み位置6111Aに固定することで、前述の操作部材61Aが逆さにされたとき該過熱破壊部材5Aが脱落しないようにすることにある。
続いて、図4に示すように、使用者が該操作部材61Aを操作して該枢着点610Aの周りを枢動させ、該接触部材612Aを該ロッキング導電部材4A上で摺動させると、該ロッキング導電部材4Aにシーソーのような運動形態で該第2導電部材3Aと選択的に接触または分離させることができる。該接触部材612Aが該ロッキング導電部材4A上で該ロッキング導電部材4A上の銀接点41Aの方向に摺動すると、該第1弾性力が該銀接点41Aを該第2導電部材3Aに接触させて、通電状態を形成する。
続いて図5に示すように、第1導電部材2Aまたは第2導電部材3Aに接続された外部導電設備に異常な状態が発生したとき、例えば外部導電設備がコンセントである場合、プラグの金属刃とコンセントの間に酸化物や埃がある、金属刃の挿入が不完全である、金属刃が変形している等の現象があると、コンセントの導電部位に比較的大きな熱エネルギーが発生し、該熱エネルギーが第1導電部材2Aまたは第2導電部材3Aを介して該ロッキング導電部材4Aに伝達され、さらに該接触部材612A、該第1弾性部材62Aを介して該過熱破壊部材5Aに伝達され、該過熱破壊部材5Aの被破壊部52Aが該熱エネルギーを吸収して徐々にその材料の融点に達し、このとき、該過熱破壊部材5Aの被破壊部52Aが徐々に剛性を失い始めるが、該被破壊部52Aの剛性が該支持部53Aより小さく、例えば、該過熱破壊部材5Aの材質が錫ビスマス合金である場合、その融点は138℃であるが、融点に近付くときに剛性が失われ始め、同時に該第1弾性力の作用下で、該過熱破壊部材5Aの被破壊部52Aが該第1弾性部材62Aの圧迫を受けて徐々に該移動空間531Aの方向に移動され、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われて、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなる。本実施例において、前記第1導電部材2Aと該第2導電部材3Aの排列方向を縦方向と定義し、該操作部材61Aが該縦方向上に一定長さを備え、該第1弾性部材62Aが該長さの中央位置に設置され、該第2弾性部材7Aの該長さにおける設置位置と、該中央位置の間には一定の距離がある。このため、該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなると、該操作部材61Aがトルクの作用で、該枢着点610Aを軸心として枢動され、該接触部材612Aを動かして該ロッキング導電部材4A上で摺動させ、該操作部材61Aがオフの位置に移動されるため、該ロッキング導電部材4Aの銀接点41Aが該第2導電部材3Aを離脱し、電力の切断状態が形成され、これにより過熱保護作用が達成される。
本発明の実施例2を図6と図7に示す。本実施例は過熱破壊スイッチであり、かつ本実施例においてはロッカースイッチであり、図6に該ロッカースイッチがオフの状態を示す。該ロッカースイッチは実施例1とほぼ同じであり、該過熱破壊スイッチも、座体1Bと、第1導電部材2Bと、第2導電部材3Bと、可動導電部材と、過熱破壊部材5Bと、操作ユニット6Bと、第2弾性部材7Bを含む。そのうち、該可動導電部材がロッキング導電部材4Bであり、該ロッキング導電部材4Bが該第1導電部材2Bに跨設され、該第1導電部材2Bに電気的に接続される。該操作部材61Bに該枢着点610Bを軸心として一定限度内で往復枢動させることができ、該接触部材612Bを該ロッキング導電部材4B上で摺動させると、該ロッキング導電部材4Bにシーソーのような運動形態で該第2導電部材3Bと選択的に接触または分離させることができる。該接触部材612Bが該ロッキング導電部材4B上で該ロッキング導電部材4B上の銀接点41Bの方向に摺動すると、該第1弾性力が該銀接点41Bを該第2導電部材3Bに接触させ、通電状態を形成する。第2弾性部材7Bは本実施例においてばねであり、該第2弾性部材7Bが第2弾性力を備え、該第2弾性力が該操作部材61Bに作用する。
主な違いは、該操作部材61Bがさらに規制部材613Bを含む点にあり、該規制部材613Bは例えば筒体であり、空間6131Bが定義され、該規制部材613Bが過熱破壊部材5Bに当接されることで、同様に該過熱破壊部材5Bを該収容管部611Bの組込み位置6111Bに配置することができ、実施例1の接着剤または嵌合部の利用に限定されず、第1弾性部材62Bが該空間6131B内に挿入される。このほか、該収容管部611Bはさらに貫通孔6113Bを備え、該貫通孔6113Bは該収容管部611Bの開口6112Bに相対し、該貫通孔6113Bの径幅は該第1弾性部材62Bの径幅より大きい。
続いて図8に示すように、第1導電部材2Bまたは第2導電部材3Bに接続された外部導電設備に異常な状態が発生したとき、例えば外部導電設備がコンセントである場合、プラグの金属刃とコンセントの間に酸化物や埃がある、金属刃の挿入が不完全である、金属刃が変形している等の現象があると、コンセントの導電部位に比較的大きな熱エネルギーが発生し、該熱エネルギーが第1導電部材2Bまたは第2導電部材3Bを介して該ロッキング導電部材4Bに伝達され、さらに該接触部材612B、該第1弾性部材62Bを介して該過熱破壊部材5Bに伝達され、該過熱破壊部材5Bが該熱エネルギーを吸収して徐々にその材料の融点に達し、このとき該過熱破壊部材5Bが徐々に剛性を失い始める。例えば該過熱破壊部材5Bの材質が錫ビスマス合金である場合、その融点は138℃であるが、融点に近づくときに剛性が失われ始め、同時に該第1弾性力の作用下で、該過熱破壊部材5Bが該第1弾性部材62Bの圧迫を受けて変形し、さらには破壊され、該第1弾性部材62Bが該過熱破壊部材5Bを貫通して該貫通孔6113Bから突出され、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われて、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなる。続いて該操作部材61Bがトルクの作用で、該枢着点610Bを軸心として枢動され、該接触部材612Bを動かして該ロッキング導電部材4B上で摺動させ、該操作部材61Bがオフの位置に移動されるため、該ロッキング導電部材4Bの銀接点41Bが該第2導電部材3Bを離脱し、電力の切断状態が形成され、これにより過熱保護作用が達成される。
本発明の実施例3を図9と図10に示す。本実施例は過熱破壊スイッチであり、かつ本実施例においては押しボタンスイッチであり、図9に該押しボタンスイッチがオフの状態を示す。該押しボタンスイッチは、座体1Cと、第1導電部材2C及び第2導電部材3Cと、可動導電部材と、過熱破壊部材5Cと、操作ユニット6Cと、を含む。
該座体1Cは、収納空間11Cと、突出部12Cを備えている。
該第1導電部材2C及び第2導電部材3Cはいずれも該座体1Cに穿置される。
該可動導電部材は該収納空間11C内に設置され、該可動導電部材がカンチレバー導電部材4Cである。
該過熱破壊部材5Cは、破壊温度下で破壊され、該破壊温度が100℃〜250℃であり、該過熱破壊部材5Cは電流の持続的供給を維持するために用いるものではないため、例えばプラスチックなどの絶縁材料を選択して用いることができ、または非絶縁材料の低融点の合金を選択して用いることもできる。そのうち低融点の合金は、ビスマスとカドミウム、インジウム、銀、錫、鉛、アンチモン、銅のうちのいずれかまたは複数を組み合わせた合金、またその他融点が100℃〜250℃の間の低融点金属または合金としてもよく、例えば錫ビスマス合金の融点は約138℃である。本実施例において、該過熱破壊部材5Cは円形片体として設けられるが、その他例えば棒体、帽子状体、放射状片体、ブロック体、球体または不規則体等も実施可能な実施例である。
動作温度が異常に上昇した場合、活線回路を切断することが最善であるため、該第1導電部材2Cが使用上活線第1端、該第2導電部材3Cが使用上活線第2端となっており、該カンチレバー導電部材4Cにより該第1導電部材2Cと第2導電部材3Cを導通させて、活線回路を形成する。
本実施例の該押しボタンスイッチはさらに操作ユニット6Cを備え、該カンチレバー導電部材4Cを操作して、該第1導電部材2Cと該第2導電部材3Cを連通させ、活線回路を形成するか、或いは該第1導電部材2Cと該第2導電部材3Cの導通を切断し、活線に切断を形成する。該操作ユニット6Cは該座体1Cに組み込まれ、操作部材61Cと、第1弾性部材62Cを含み、該操作部材61Cが該突出部12Cに被せて設置され、該操作部材61Cは該突出部12Cで一定限度内の往復移動をすることができる。操作ユニット6C全体の往復移動と位置決め構造は従来の自動ボールペンの押しボタン構造または先行技術で述べた中国特許第CN103441019号の「ボタンスイッチ」の構造と同じであるため、本実施例の図面では従来の位置決め構造を一部省略し、表示していない。該操作部材61Cはさらに、収容管部611Cと、接触部材612Cと、規制部材613Cを含む。該収容管部611Cは、該カンチレバー導電部材4Cから離れた一端に組込み位置6111Cが設けられ、該組込み位置6111Cは例えば槽底面であり、該収容管部611Cの該カンチレバー導電部材4Cに近い一端に開口6112Cが形成される。該収容管部611Cの該カンチレバー導電部材4Cから離れた一端に貫通孔6113Cが設けられ、該過熱破壊部材5Cが該開口6112Cから該収容管部611Cに挿入され、該過熱破壊部材5Cが該組込み位置6111Cに配置される。該規制部材613Cは例えば筒体であり、空間6131Cが定義され、該規制部材613Cを過熱破壊部材5Cに当接させることで、該過熱破壊部材5Cが該収容管部611Cの組込み位置6111Cに配置され、かつ重力に抵抗し、該組込み位置6111Cから離脱することがない。該第1弾性部材62Cの第1端621Cが該過熱破壊部材5Cに当接される。該接触部材612Cは位置規制柱6121Cと、支持座部6122Cを含み、該位置規制柱6121Cが該第1弾性部材62Cの第2端622Cに挿入され、該第1弾性部材62Cを該支持座部6122C上に当接させ、かつ該支持座部6122Cが該カンチレバー導電部材4Cに接触する。該過熱破壊部材5Cが該規制部材613Cに当接され、該第1弾性部材62Cが該接触部材612Cと該過熱破壊部材5Cの間で圧縮されて規制され、第1弾性力を具備する。
本実施例の該押しボタンスイッチはさらに第2弾性部材を備え、該第2弾性部材はばね片7Cであり、かつ該第1導電部材2C、該ばね片7C、該カンチレバー導電部材4Cの三者が一体成形されており、該ばね片7Cが第2弾性力を有し、該第2弾性力は該操作部材61Cに作用する。
使用者は自動ボールペンのボタンのように、該操作部材61Cを操作して該突出部12Cに相対して移動させることで、該カンチレバー導電部材4Cと該第2導電部材3Cを選択的に接触または分離させる。該操作部材61Cがカンチレバー導電部材4Cに向かって移動され、位置決めされると、該接触部材612Cの支持座部6122Cによって該カンチレバー導電部材4Cが押圧されて銀接点41Cの位置が近づき、該カンチレバー導電部材4Cが該第2導電部材3Cに接触して通電状態が形成される。同時に、該第1弾性部材62Cがさらに圧縮され、該第1弾性力が大きくなり、このとき該第1弾性力が該第2弾性力より大きくなる。
図9に示すように、第1導電部材2Cまたは第2導電部材3Cに接続された外部導電設備に異常な状態が発生したとき、例えば外部導電設備がコンセントである場合、プラグの金属刃とコンセントの間に酸化物や埃がある、金属刃の挿入が不完全である、金属刃が変形している等があると、コンセントの導電部位に比較的大きな熱エネルギーが発生し、該熱エネルギーが第1導電部材2Cまたは第2導電部材3Cを介してカンチレバー導電部材4Cに伝達され、さらに該接触部材612Cの支持座部6122C、位置規制柱6121C、該第1弾性部材62Cを介して該過熱破壊部材5Cに伝達され、該過熱破壊部材5Cが該熱エネルギーを吸収して徐々にその材料融点に達し、このとき過熱破壊部材5Cが徐々に剛性を失い始める。例えば該過熱破壊部材5Cの材質が錫ビスマス合金である場合、その融点は138℃であるが、融点に近づくときに剛性が失われ始め、同時に該第1弾性力の作用下で、該過熱破壊部材5Cが該第1弾性部材62Cの圧迫を受けて変形し、さらには破壊されて、該第1弾性部材62Cを規制できなくなり、該第1弾性部材62Cが該過熱破壊部材5Cを貫通し、該貫通孔6113Cから突出され、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われて、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなるため、該カンチレバー導電部材4Cが元の位置を回復し、該カンチレバー導電部材4Cの銀接点41Cが該第2導電部材3Cを離脱して電力切断状態が形成され、これにより過熱保護作用が達成される。
続いて図12と図9及び図2を対照する。追加説明すべきは、上述の過熱破壊部材5Cの形態は円形片体に限定されない点であり、図12に示す実施例4で採用された過熱破壊部材5Dは実施例1の過熱破壊部材5Aの形態と同じであるが、寸法比率が若干異なる。これにより、図13に示すように通電状態を形成するか、或いは図14に示すように、過熱破壊部材5Dが破壊されたときに電力切断状態を形成することができる。作動原理は実施例3とほぼ同じであるため、ここでは説明を省略する。
図15と図16に本発明の実施例5を示す。本実施例は前述の実施例の過熱破壊スイッチを、スイッチを備えたコンセントに応用したもので、本実施例は3組のコンセント差込口81を含む延長コンセントに応用しており、該延長コンセントが、ハウジング8と、活線導電部材9と、中性線導電部材10と、3つの過熱破壊スイッチ20を含む。
該ハウジング8が、上ハウジング8Aと、下ハウジング8Bを有し、該上ハウジング8Aが3組のコンセント差込口81を含み、各コンセント差込口81が活線差込口811と、中性線差込口812を含む。
該活線導電部材9は該ハウジング8に設置され、該活線導電部材9に、独立した3つの活線差込片91に対応する3つの活線連接端92が間隔をあけて設けられ、各活線差込片91が活線差込部911を含み、かつ該活線差込部911が該活線差込口811に対応している。
該中性線導電部材10は該ハウジング8に設置され、該中性線導電部材10に、3つの中性線差込部101が間隔をあけて設けられ、かつ各中性線差込部101が該中性線差込口812に対応している。
該3つの過熱破壊スイッチ20は、前述の実施例1から実施例4で述べたとおりであり、そのうち、該過熱破壊スイッチ20の第1導電部材201が該活線導電部材9の活線連接端92または該活線差込片91に連接され、該第2導電部材202が該活線差込片91または該活線導電部材9の活線連接端92に連接される。本実施例は該第1導電部材201が該活線差込片91に連接され、該第2導電部材202が該活線導電部材9の活線連接端92に連接された例である(この部分の連接の特徴はすでに前の実施例で説明済みであるため、ここでは説明を省略する)。これにより、該延長コンセントのいずれかの活線差込片91の動作温度が異常に高くなったとき、熱エネルギーが第1導電部材201または第2導電部材202から所属する該過熱破壊スイッチ20に伝達され、該過熱破壊スイッチ20が過熱によって電気回路を切断し、電源供給が停止され、このとき温度異常が発生した該活線差込片91はすぐに電源を終止し、動作温度の上昇が継続されず、動作温度を下げることができる。各過熱破壊スイッチ20が独立して1組の活線差込口811と中性線差込口812を制御するため、いずれか1組の過熱破壊スイッチ20が過熱で電気回路を切断しても、その他の組の活線差込口811と中性線差込口812は正常な使用を継続することができる。
上述の実施例の説明を総合すると、本発明の操作、使用及び本発明の効果について充分に理解することができる。以上の実施例は、本発明の最良の実施例に基づくものであり、これらを以って本発明の実施の範囲を限定することはできず、本発明の特許請求の範囲及び明細書の内容に基づいた同等効果の簡単な変化や修飾はすべて本発明の範囲内に含まれる。
1A、1B、1C 座体
11A、11C 収納空間
12C 突出部
2A、2B、2C 第1導電部材
3A、3B、3C 第2導電部材
4A、4B ロッキング導電部材
4C カンチレバー導電部材
41A、41B、41C 銀接点
5A、5B、5C、5D 過熱破壊部材
51A、51A’ 連接部
511A 嵌合部
512A 接着剤
52A 被破壊部
53A、53A’ 支持部
530A、530A’ 外縁
531A 移動空間
54A、54A’ 係着部
6A、6B、6C 操作ユニット
610A、610B 枢着点
61A、61B、61C 操作部材
611A、611B、611C 収容管部
6111A、6111B、6111C 組込み位置
6112A、6112B、6112C 開口
6113B、6113C 貫通孔
612A、612B、612C 接触部材
6121C 位置規制柱
6122C 支持座部
613B、613C 規制部材
6131B、6131C 空間
62A、62B、62C 第1弾性部材
621A 第1端
622A、622C 第2端
63A 第1凸部
7A、7B 第2弾性部材
7C ばね片
8 ハウジング
8A 上ハウジング
8B 下ハウジング
81 コンセント差込口
811 活線差込口
812 中性線差込口
9 活線導電部材
91 活線差込片
911 活線差込部
92 活線連接端
10 中性線導電部材
101 中性線差込部
10A 第2凸部
20 過熱破壊スイッチ
201 第1導電部材
202 第2導電部材

Claims (11)

  1. スイッチの過熱破壊ユニットであって、過熱破壊部材と、第1弾性部材を含み、
    該過熱破壊部材が被破壊部と支持部を含み、該被破壊部が破壊温度下で破壊され、該支持部が該被破壊部に連接され、該支持部の軸方向の外囲空間に移動空間が定義され、該被破壊部が該支持部の外縁に位置し、かつ該被破壊部が該移動空間の外に位置し、
    該第1弾性部材が該被破壊部に当接され、該被破壊部が該第1弾性部材の方向に突出した係着部を備え、該第1弾性部材が嵌着され、該破壊温度のとき、該被破壊部が該第1弾性部材に付勢され、該移動空間へ移動する、
    ことを特徴とする、スイッチの過熱破壊ユニット。
  2. 前記被破壊部と該支持部が同じ材質で一体成型されたことを特徴とする、請求項1に記載のスイッチの過熱破壊ユニット。
  3. 前記被破壊部と該支持部は異なる材質であり、該支持部が過熱で破壊される温度を支持部破壊温度と定義し、該支持部破壊温度が該破壊温度より高いことを特徴とする、請求項1に記載のスイッチの過熱破壊ユニット。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のスイッチの過熱破壊ユニットを含む過熱破壊スイッチであって、該過熱破壊スイッチが、座体と、第1導電部材と、第2導電部材と、可動導電部材と、操作ユニットと、第2弾性部材を含み、
    該座体が収納空間を備え、
    該第1導電部材が該座体に穿置され、
    該第2導電部材が該座体に穿置され、
    該可動導電部材が該収納空間内に設置され、該第1導電部材に電気的に接続されるとともに、該第2導電部材に選択的に接続され、
    該操作ユニットが該座体に組み込まれ、該操作ユニットが、操作部材と、該第1弾性部材を含み、該操作部材が、収容管部と、接触部材を含み、該収容管部が開口を備え、該過熱破壊部材が該開口から離れた組込み位置に固定して設置され、該第1弾性部材が該収容管部内に配置され、該第1弾性部材の第1端が該被破壊部に接触し、該接触部材が該可動導電部材に接触し、該第1弾性部材が該接触部材と該過熱破壊部材の間で圧縮されて規制され、第1弾性力を具備し、
    該第2弾性部材が第2弾性力を備え、該第2弾性力が該操作部材に作用し、
    該操作部材が第1位置にあるとき、該第1弾性力が該接触部材を該可動導電部材に押圧させ、該可動導電部材を該第2導電部材に接触させて通電状態を形成し、該通電状態下で、電流が該第1導電部材、該可動導電部材、該第2導電部材を通過して熱エネルギーが生成され、該熱エネルギーが該接触部材、該第1弾性部材を介して該過熱破壊部材に伝達され、該被破壊部が該熱エネルギーを吸収し、該破壊温度下で破壊され、該被破壊部が該第1弾性部材に付勢され、該移動空間へ移動し、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われ、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなり、該第2弾性力が該操作部材を第2位置まで移動させ、それにより該可動導電部材が該第2導電部材を離脱して電力切断状態が形成されることを特徴とする、過熱破壊スイッチ。
  5. 前記操作部材がさらに規制部材を含み、該規制部材が筒体であり、空間が定義され、該規制部材が該過熱破壊部材に当接され、該過熱破壊部材が該組込み位置に固定して設置され、該第1弾性部材が該空間内に挿入されることを特徴とする、請求項に記載の過熱破壊スイッチ。
  6. 前記第1弾性部材がばねであり、かつ該第1弾性部材の該第1端が該過熱破壊部材の係着部に嵌着されることを特徴とする、請求項に記載の過熱破壊スイッチ。
  7. 前記接触部材が空心状を呈する熱伝導ハウジングであり、該接触端が該可動導電部材に接触し、かつ該第1弾性部材の第2端が該接触部材内に挿入されることを特徴とする、請求項に記載の過熱破壊スイッチ。
  8. スイッチを備えたコンセントであって、請求項4乃至7のいずれかに記載された過熱破壊スイッチと、活線差込片と、活線導電部材と、中性線導電部材と、ハウジングを含み、そのうち、
    該ハウジングが、活線差込口と、中性線差込口を含み、
    該活線差込片が該第1導電部材に電気的に接続され、該活線差込片が活線差込部を含み、該活線差込部が該活線差込口に対応し、
    該活線導電部材が活線連接端を含み、該活線連接端が該第2導電部材に電気的に接続され、
    該中性線導電部材が中性線差込部を含み、かつ該中性線差込部が該中性線差込口に対応していることを特徴とする、スイッチを備えたコンセント。
  9. スイッチの過熱破壊部材の組立て方法であって、
    過熱破壊部材を操作部材の収容管部内に入れて設置できる形態に設ける工程と、
    該過熱破壊部材を該収容管部の開口から挿入し、該過熱破壊部材を該開口から遠い組込み位置に配置する工程と、
    該過熱破壊部材を重力に抵抗して該組込み位置から離脱しないように該組込み位置に固定する工程と、
    第1弾性部材を該開口から該収容管部内に挿入し、該第1弾性部材の第1端を該過熱破壊部材の被破壊部に接触させる工程と、
    を含むことを特徴とする、スイッチの過熱破壊部材の組立て方法。
  10. 前記第1弾性部材がばねであり、かつ該第1弾性部材の該第1端が該過熱破壊部材の係着部に嵌着されることを特徴とする、請求項に記載のスイッチの過熱破壊部材の組立て方法。
  11. 前記過熱破壊部材が、嵌合部、接着剤または規制部材により該収容管部に固定され、該過熱破壊部材が該組込み位置に固定されることを特徴とする、請求項に記載のスイッチの過熱破壊部材の組立て方法。
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