JP6841415B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ロッド型のアクチュエータに係り、特に、給油のための構成と動作時のエア抜きのための構成を簡略化させることができるように工夫したものに関する。
従来のアクチュエータを開示するものとして、例えば、特許文献1等がある。
まず、特許文献1に記載されたオイルバス式電動シリンダーは、直立外筒と、この直立内筒内に設置されモータによって回転・駆動されるねじ軸と、このねじ軸に螺合されるナットと、このナットに固定され上記直立外筒に対して出没可能に設置された直立内筒とから構成されている。上記直立内筒の下側には流通孔が形成されていて、この流通孔を介して上記直立内筒内の下側と上記直立外筒内を流通するように潤滑剤が封入されている。この潤滑材は上記直立外筒に設けられた注入孔を介して注入される。
また、上記直立内筒内部の上側は空気室となっていて大気連通孔を介して外部と連通されている。この大気連通孔によって、上記直立内筒が移動した際の上記空気室内の圧力変化が回避されている。また、非使用時には上記大気連通孔はキャップによって閉塞される。
実用新案登録第2525912号公報
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
特許文献1に記載されたオイルバス式電動シリンダーの場合は、内部に潤滑剤を供給する注入孔が設けられており、それとは別に、上記直立内筒が移動した際の上記空気室内の圧力変化を回避して上記直立内筒の円滑な移動を可能とするために大気連通孔が設けられているため、構成が複雑になってしまうという問題があった。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、給油のための構成と動作時のエア抜きのため構成を簡略化させることができるアクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるアクチュエータは、ハウジングと、上記ハウジング内に内装され駆動モータにより回転・駆動されるボールねじ軸と、上記ボールねじ軸にその回転を規制された状態で螺合されたボールねじナットと、上記ボールねじナットに固着された中空ロッドと、を具備し、上記駆動モータを正・逆適宜の方向に回転させることにより上記ボールねじ軸を同方向に回転させ、それによって、上記ボールねじナット及び上記中空ロッドを上記ボールねじ軸の軸方向に進退させるアクチュエータにおいて、上記ハウジングには給油孔が設けられているとともに該給油孔には給油キャップが着脱可能に取り付けられていて、上記給油キャップにエア抜き部が設けられており、上記エア抜き部は上記給油キャップに設けられ内外を連通する通気部であり、上記通気部は内圧が作用したときに開放されるものであり、上記通気部は切込みであることを特徴とするものである。
また、請求項2によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記給油キャップの上記エア抜き部の内側には凹部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3によるアクチュエータは、請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記凹部にはフィルタが着脱可能に内装されているものであることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1によるアクチュエータによると、ハウジングと、上記ハウジング内に内装され駆動モータにより回転・駆動されるボールねじ軸と、上記ボールねじ軸にその回転を規制された状態で螺合されたボールねじナットと、上記ボールねじナットに固着された中空ロッドと、を具備し、上記駆動モータを正・逆適宜の方向に回転させることにより上記ボールねじ軸を同方向に回転させ、それによって、上記ボールねじナット及び上記中空ロッドを上記ボールねじ軸の軸方向に進退させるアクチュエータにおいて、上記ハウジングには給油孔が設けられているとともに該給油孔には給油キャップが着脱可能に取り付けられていて、上記給油キャップにはエア抜き部が設けられているので、給油のための構成と動作時のエア抜きのための構成を簡略化させることができる。
また、請求項2によるアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エア抜き部は上記給油キャップの内外を連通する通気部であるので、エア抜きのための構成は極めて簡単である。
また、請求項3によるアクチュエータによると、請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記通気部は常時開放されているので、動作時に確実にエア抜きを行なうことができる。
また、請求項4によるアクチュエータによると、請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記通気部は内圧が作用したときに開放されるので、エア抜き以外の場合は確実に閉じて外部からの異物の侵入防止を図ることができる。
また、請求項5によるアクチュエータによると、請求項1〜請求項4の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記給油キャップの上記エア抜き部の内側には凹部が設けられているので、給油キャップを変形させ易くなり給油孔に対する着脱が容易になる。
また、請求項6によるアクチュエータによると、請求項5記載のアクチュエータにおいて、上記凹部にはフィルタが着脱可能に内装されているものであるので、異物の侵入防止をより確実なものとすることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIII部分の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4(a)は給油キャップの斜視図、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb断面図、図4(c)は図4(a)のIVc−IVc断面図である。
以下、図1乃至図4を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態によるアクチュエータ1には、図1、図2に示すようにハウジング3がある。このハウジング3は、略円筒形のフレーム5と、フレーム5の先端側(図2中左側)に被冠されたフロントキャップ7と、上記フレーム5の後端側(図2中右側)に設置されたリアブラケット9と、このリアブラケット9の後端側(図2中右側)に設置されたモータケース11と、から構成されている。
図2に示すように、上記フレーム5の先端側(図2中左側)の外周面にはフロントキャップ取付用雄ネジ部13が形成されており、上記フレーム5の後端側(図2中右側)の外周面にはリアブラケット取付用雄ネジ部15が形成されている。
また、上記フロントキャップ7には貫通孔17が形成されている。この貫通孔17の後端側(図2中右側)は拡径されており、ここにフロントキャップ取付用雌ネジ部19が形成されている。このフロントキャップ取付用雌ネジ部19と上記フレーム5のフロントキャップ取付用雄ネジ部13が螺合されることで、上記フレーム5に上記フロントキャップ7が螺合・固定される。
また、上記貫通孔17の先端側(図2中左側)は縮径されていて、ここに軸受設置用凹部21が形成されている。この軸受設置用凹部21には、円筒形の滑り軸受23が設置されている。
また、上記リアブラケット9は、リアブラケット本体25と、このリアブラケット本体25の外周側を被覆するジャケット27と、から構成されている。上記リアブラケット本体25は、例えば、ダイカスト製であり、上記ジャケット27は、例えば、樹脂製である。
上記リアブラケット本体25の前端側(図2中左側)には凹部29が形成されている。この凹部29の内周面にはリアブラケット取付用雌ネジ部31が形成されている。このリアブラケット取付用雌ネジ部31に上記フレーム5のリアブラケット取付用雄ネジ部15が螺合されることで、上記フレーム5に上記リアブラケット9が取り付けられている。
また、図2及び図3に示すように、上記リアブラケット本体25には貫通孔33が形成されている。この貫通孔33の先端側(図2中左側)は上記凹部29に連絡されている。また、上記貫通孔33の先端側(図2中左側)には軸受取付用凹部35が形成されている。この軸受取付用凹部35内には、軸受37、37が設置されている。これら軸受37、37は、それぞれ、上記軸受取付用凹部35の内周面に当接される外輪39と、この外輪39の内側に設置された内輪41と、この内輪41と上記外輪39との間に設置されたリテイナ43と、このリテイナ43に保持され上記内輪41と上記外輪39との間で転動される複数の鋼球45とから構成されている。
上記貫通孔33の先端側(図2中左側)には軸受押え47が設置されている。この軸受押え47と上記リアブラケット本体25の間に上記軸受37、37の外輪39、39が固定されている。
また、上記リアブラケット本体25の図2中上側には給油孔49が形成されている。上記リアブラケット本体25内の上記貫通孔33の外周側には凹部51が形成されており、この凹部51を介して上記給油孔49と上記フレーム5内部とが連通されている。
また、上記ジャケット27の図2中上側には、上記給油孔49よりもわずかに大きい貫通孔53が形成されている。この貫通孔53を介して上記給油孔49が上記ジャケット27の外側に露出している。
上記モータケース11は、上記リアブラケット9の後端側(図2中右側)に設置されるモータケース本体55と、このモータケース本体55の後端側を閉塞する端部カバ57から構成される。上記モータケース本体55は、図示しない複数のボルトによって貫通されており、これらのボルトが上記リアブラケット本体25の後端(図2中右端)に形成された図示しない雌ネジ部に螺合されることで、上記リアブラケット本体25に固定されている。また、上記端部カバ57も、図示しない複数のボルトによって貫通されており、これらのボルトが上記モータケース本体55の後端(図2中右端)に形成された図示しない雌ネジ部に螺合されることで、上記モータケース本体55に固定されている。
上記モータケース11内には、駆動モータ59が設置されている。この駆動モータ59にはモータハウジング61があり、このモータハウジング61の内側には、ステータ63が設置されている。このステータ63の内側には出力軸65が回転可能に設置されていて、この出力軸65にはロータ67が固着されている。
また、上記駆動モータ59の後端側(図2中右側)にはエンコーダ69が設置されている。このエンコーダ69には、上記駆動モータ59の出力軸65の後端側(図2中右側)に固着され図示しないスケールが表示されたエンコーダホイール71と、上記モータハウジング61の後端側(図2中右側)に固着されたケース73と、このケース73内に設置され図示しない投光器と受光器が実装された電子基板75がある。上記電子基板75の図示しない投光器から上記エンコーダホイール71に照射されると、上記エンコーダホイール71によって反射された光が上記図示しない受光器によって検出される。上記図示しないスケールにより上記エンコーダホイール71が回転されると、上記図示しない受光器によって検出される光の強さが変化し、この光の強さの変化に基づき上記出力軸65の回転角度や回転数が検出されるようになっている。
また、上記モータケース11内の図2中右上側には、コントローラ基板77が設置されている。このコントローラ基板77によって、上記駆動モータ59の回転方向や回転速度が制御される。
上記フレーム5内には、ボールねじ軸79が上記軸受37、37によって回転可能に支持された状態で設置されている。上記ボールねじ軸79は、ボールねじ軸本体81と、このボールねじ軸本体81の後端側(図2中右側)に突設された支持部83からなる。上記ボールねじ軸本体81の外周面には螺旋溝85が形成されている。上記支持部83は上記軸受37、37の内輪41、41に圧入されている。また、上記支持部83は上記軸受37、37から後端側(図2中右側)に突出されており、カップリング機構87を介して上記駆動モータ59の出力軸65に連結されている。上記カップリング機構87は、上記ボールねじ軸79の支持部83に固着されるボールねじ軸側ハブ89と、上記駆動モータ59の出力軸65に固着されるモータ側ハブ91と、上記ボールねじ軸側ハブ89とモータ側ハブ91との間に係合・介挿される中間ディスク93とから構成されている。
また、上記ボールねじ軸79にはボールねじナット95が螺合されている。このボールねじナット95には、略円筒形状のボールねじナット本体97があり、このボールねじナット本体97の内側には螺旋溝99が形成されている。また、上記ボールねじナット本体97には図示しない無負荷循環路が形成されている。上記ボールねじナット本体97の後端側(図2中右側)にはフランジ部101が形成されている。
上記ボールねじナット本体97の前端側(図2中左側)にはエンドキャップ103が設置されていて、上記ボールねじナット本体97の後端側(図2中右側)にもエンドキャップ105が設置されている。上記エンドキャップ103、105にはそれぞれ図示しないリターン路が形成されている。
上記ボールねじナット本体97の螺旋溝99と上記ボールねじ軸本体81の螺旋溝85との間の空間と、上記エンドキャップ103の図示しないリターン路、上記図示しない無負荷循環路、及び、上記エンドキャップ105の図示しないリターン路には、複数の鋼球106が転動・循環されている。
上記ボールねじナット95の外周側にはロッド連結部材107が設置されている。このロッド連結部材107には、ロッド連結部材本体109とロッド固定部材111がある。上記ロッド連結部材本体109は、その後端側(図2中右側)が略円筒形状を成しており、ここに上記ボールねじナット95が収容・固定される。上記ボールねじナット本体97のフランジ部101は上記ロッド連結部材本体109の後端側(図2中右側)に係合され、外側(図2中右側)からボールねじナット固定部材112によって固定されている。
上記ロッド連結部材本体109の前端側(図2中左側)は図2中上側が切り欠かれた略半円筒形状となっており、ここに上記ロッド固定部材111が設置されている。
また、上記ロッド連結部材107を介して、上記ボールねじナット95の前端側(図2中左側)に中空ロッド113が連結されている。この中空ロッド113は略円筒形状の部材で、その後端部(図2中右側)が上記ロッド連結部材本体109と上記ロッド固定部材111によって介挿・固定されている。
また、上記中空ロッド113の先端(図2中左端)には、先端部材115が固着されていて、この先端部材115を介して図示しない取付対象物が取り付けられる。
また、上記中空ロッド113の先端側(図2中左端側)は、上記フロントキャップ7の貫通孔17を貫通して前方側(図2中左側)に突出されている。また、上記中空ロッド113は上記フロントキャップ7に設置された滑り軸受23によって摺動可能に支持されている。
また、上記ロッド連結部材本体109の幅方向(図2中紙面垂直方向)両側には図示しない回り止め用凸部が突出・形成されており、これら図示しない回り止め用凸部が上記フレーム5の内周面に形成された図示しないガイド溝に係合されている。このような構成により、上記ボールねじナット95と中空ロッド113は上記ボールねじ軸79が回転されても、その回転が規制され、前後方向(図2中左右方向)に移動されることになる。
また、上記リアブラケット9の給油孔49には、給油キャップ121が着脱可能に設置されている。この給油キャップ121は、例えば、ゴム製であり、図4(a)に示すように、長円形の横断面形状を成しており、図4(a)中下側が縮径された栓部123、図4(a)中上側が拡径された蓋部125となっている。上記給油キャップ121が取り付けられた際、上記栓部123側が上記給油孔49内に圧入され、上記蓋部125によって上記給油孔49の開口部付近が覆われる。
上記給油キャップ121の図4(a)中上側には、エア抜き部としてのスリット127が形成されている。このスリット127は上記給油キャップ121の内外を連通する通気部となっている。また、図4(b)に示すように、上記給油キャップ121の上記スリット127の内側部分(図4(b)中下側部分)には凹部129が形成されている。
また、上記栓部123の外周側には環状凸部131、131が突出・形成されている。この環状凸部131、131は、上記栓部123が上記給油孔49に圧入された際、上記給油孔49の内周面に当接され、これにより上記給油キャップ121が上記給油孔49に保持される。
また、上記凹部129内には、図示しないフィルタが着脱可能に設置される。このフィルタには様々な種類があり、例えば、塵埃を通過させないもの、水分を通過させないが空気は通過させるもの等、がある。
次に、この一実施の形態による作用を説明する。
まず、アクチュエータ1の動作について説明する。
駆動モータ59によってボールねじ軸79を正転又は逆転させると、ボールねじナット95及び中空ロッド113にも回転されるように力が作用する。しかし、上記ボールねじナット95と上記中空ロッド113は、ロッド連結部材107の図示しない回り止め用凸部とフレーム5の図示しないガイド溝によって上記ボールねじ軸79を中心とした回転が規制されているので、上記図示しないガイド溝に沿って前進又は後退される。
また、上記ボールねじナット95及び中空ロッド113が前進又は後退されると、給油キャップ121のスリット127から上記ハウジング3内に空気が出入りし、これにより上記フレーム5内の空気圧の変化が低減される。これにより、上記ボールねじナット95及び中空ロッド113が円滑に前進又は後退されることになる。
また、上記給油キャップ121の凹部129内には、図示しないフィルタが着脱可能に設置され、このフィルタにより上記スリット127を介した空気の出入りの際に、例えば、塵埃を通過させない、水分を通過させないが空気は通過させる等様々な機能を奏する。
次に、上記ボールねじ軸79と上記ボールねじナット95に対する給油について説明する。
まず、上記給油キャップ121を取り外す。上記給油キャップ121は、上記スリット127に、例えば、マイナスドライバ等の図示しない治具を挿入し、上記給油キャップ121を上記ハウジング3の外側に向けて持ち上げることによって取り外される。
このようにして上記給油キャップ121が取り外されると、給油孔49とリアブラケット本体25の凹部51を介して、上記アクチュエータ1の外部とフレーム5の内部が連通される。
次に、上記給油孔49から図示しない給油スプレのノズルを挿入し、上記ボールねじ軸79の表面、上記ボールねじ軸79と上記ボールねじナット95との間の空間、フレーム5の図示しないガイド溝、及び、上記ボールねじナット95の図示しない回り止めと上記フレーム5の図示しないガイド溝との間の空間に図示しないグリスの供給を行う。
給油が完了したら、上記給油キャップ121の栓部123を上記給油孔49に圧入して、上記給油キャップ121を取り付ける。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、アクチュエータ1の給油孔49には給油キャップ121が着脱可能に取り付けられていて、上記給油キャップ121にはエア抜き部としてのスリット127を設けたので、ハウジング3に上記給油孔49とは別に通気孔を設ける必要はなく、給油のための構成と動作時のエア抜きのための構成を簡略化させることができる。
また、エア抜き部としてスリット127を形成したのみであり、構成を簡易なものとすることができる。
また、上記スリット127は、上記給油キャップ121の内外を連通する通気部であるため、エア抜きのための構成をきわめて簡単なものにすることができる。
また、上記スリット127は常時開放されており、アクチュエータ1の動作時に確実に上記ハウジング3内での圧力変化を上記スリット127を介して逃がすことができる。
また、上記給油キャップ121の内側には凹部129が設けられているので、上記給油キャップ121を変形させ易くなり上記給油孔49に対する着脱が容易になる。
また、上記凹部129には図示しないフィルタが着脱可能に内装されているので、例えば、塵埃を通過させない、水分を通過させないが空気は通過させる等の機能を有するフィルタを用いることで、異物の侵入防止をより確実なものとすることができる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されない。
上記給油キャップに設けられるスリットの形状には、円形、長円形等、様々な場合が考えられる。
また、上記給油キャップに、スリットの代わりに、エア抜き部として、例えば、切込みを入れ、弁として機能するようにしてもよい。この場合は、上記ボールねじナット及び上記中空ロッドが進退された際のみ上記ハウジング内での圧力変化により上記弁が開放され、その他の場合は上記弁が閉じられ、確実に外部からの異物の侵入防止を図ることができる。
また、上記給油キャップにフィルタが設置されない場合も考えられる。
また、給油孔がフレーム側に設けられる場合も考えられる。また、給油はスプレ以外にも、例えば、グリスガンによって行われる場合も考えられる。
その他、図示した構成は一例であり、様々な場合が考えられる。
本発明は、ロッドタイプのアクチュエータに係り、給油のための構成と動作時のエア抜きのため構成を簡略化させることができるように工夫したものに関し、例えば、産業用ロボットに用いられるアクチュエータに好適である。
1 アクチュエータ
3 ハウジング
49 給油孔
59 駆動モータ
95 ボールねじナット
113 中空ロッド
121 給油キャップ
127 スリット(エア抜き部、通気部)
129 凹部

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    上記ハウジング内に内装され駆動モータにより回転・駆動されるボールねじ軸と、
    上記ボールねじ軸にその回転を規制された状態で螺合されたボールねじナットと、
    上記ボールねじナットに固着された中空ロッドと、
    を具備し、
    上記駆動モータを正・逆適宜の方向に回転させることにより上記ボールねじ軸を同方向に回転させ、それによって、上記ボールねじナット及び上記中空ロッドを上記ボールねじ軸の軸方向に進退させるアクチュエータにおいて、
    上記ハウジングには給油孔が設けられているとともに該給油孔には給油キャップが着脱可能に取り付けられていて、
    上記給油キャップにエア抜き部が設けられており、
    上記エア抜き部は上記給油キャップに設けられ内外を連通する通気部であり、
    上記通気部は内圧が作用したときに開放されるものであり、
    上記通気部は切込みであることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 請求項1記載のアクチュエータにおいて、
    上記給油キャップの上記エア抜き部の内側には凹部が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
  3. 請求項2記載のアクチュエータにおいて、
    上記凹部にはフィルタが着脱可能に内装されているものであることを特徴とするアクチュエータ。
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