JP6841189B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
従来、ロータマグネットから発生する磁気を複数の磁気検知部で検知してロータの回転位置を検出するブラシレスモータがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−158069号公報
上記従来のブラシレスモータでは、ステータの巻線から発生する磁束の影響が磁気検知部に及んで磁気検知部が誤検知することがあり、ロータの回転方向を正しく検出できない問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、ロータの回転方向を正しく検出しつつロータの回転を制御できるブラシレスモータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のブラシレスモータは、環状に設けられたロータマグネットを有するロータと、巻線が正巻方向へ巻回された正巻回部と、巻線が前記正巻方向とは逆方向の逆巻方向へ巻回された逆巻回部とが交互に形成された複数のティースを有し、前記ロータマグネットと径方向に対向するステータと、前記ロータマグネットから発生する磁気を検知する三つの磁気検知部と、を備え、前記三つの磁気検知部のうち第一磁気検知部は、前記ステータの軸方向視で、前記複数のティースの間に形成された複数のスロットのうち前記ステータの周方向に隣り合い前記正巻回部と前記逆巻回部とが同相の一対の前記ティースの間に形成された一のスロットの開口角度を二等分する線上に配置され、前記三つの磁気検知部のうち第二磁気検知部及び第三磁気検知部の少なくとも一部分は、前記ステータの軸方向視で、前記ステータの中心を通り前記複数のティースのうち一のティースにおける一方の側部と接する第一仮想線と、前記ステータの中心を通り前記一のティースにおける他方の側部と接する第二仮想線との間の範囲内に配置されている。
このブラシレスモータによれば、第一磁気検知部は、ステータの軸方向視で、ステータの周方向に隣り合い正巻回部と逆巻回部とが同相の一対のティースの間に形成された一のスロットの開口角度を二等分する線上に配置されている。したがって、正巻回部から発生する磁束と、逆巻回部から発生する磁束とが第一磁気検知部の位置で打ち消し合うので、ロータマグネットから発生する磁気を第一磁気検知部によって精度良く検知することができる。
また、第二磁気検知部及び第三磁気検知部の少なくとも一部分は、ステータの軸方向視で、ステータの中心を通り複数のティースのうち一のティースにおける一方の側部と接する第一仮想線と、ステータの中心を通り一のティースにおける他方の側部と接する第二仮想線との間の範囲内に配置されている。したがって、一のティースに形成された巻線巻回部から発生する磁束が第二磁気検知部及び第三磁気検知部に同等に影響するので、磁束の影響の有無に関わらず、ロータの回転方向及び回転数に応じた位相差を有する出力信号を第二磁気検知部及び第三磁気検知部から得ることができる。
以上より、三つの磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて、ロータの回転方向を正しく検出しつつロータの回転を制御することができる。
請求項2に記載のブラシレスモータは、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記一のティースが、前記複数のティースのうち前記一のスロットに隣接するティースとされている。
このブラシレスモータによれば、第二磁気検知部及び第三磁気検知部の配置の基準となる一のティースは、複数のティースのうち、第一磁気検知部が配置される一のスロットに隣接するティースである。したがって、第二磁気検知部及び第三磁気検知部が第一磁気検知部に近づいて配置されるので、例えば、上述の一のティースが一のスロットに対して離れて配置されたティースである場合に比して、三つの磁気検知部の配置領域を狭めることができる。これにより、三つの磁気検知部の磁気検知センサが実装される制御基板を小型化することができる。
請求項3に記載のブラシレスモータは、請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、前記第二磁気検知部が、前記ステータの軸方向視で前記一のティースの中心軸線に対する一方側に配置され、前記第三磁気検知部が、前記ステータの軸方向視で前記一のティースの中心軸線に対する他方側に配置されている。
このブラシレスモータによれば、第二磁気検知部は、ステータの軸方向視で一のティースの中心軸線に対する一方側に配置され、第三磁気検知部は、ステータの軸方向視で一のティースの中心軸線に対する他方側に配置されている。これにより、第二磁気検知部及び第三磁気検知部に影響する磁束をより一層同等にすることができる。
請求項4に記載のブラシレスモータは、請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部が、前記一のティースの中心軸線に対して同じ距離離れている。
このブラシレスモータによれば、第二磁気検知部及び第三磁気検知部は、一のティースの中心軸線に対して同じ距離離れている。これにより、第二磁気検知部及び第三磁気検知部に影響する磁束を同じにすることができる。
請求項5に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部が、前記ステータの軸方向視で前記一のティースと重なる位置に配置されている。
このブラシレスモータによれば、第二磁気検知部及び第三磁気検知部は、ステータの軸方向視で一のティースと重なる位置に配置されている。これにより、例えば、第二磁気検知部及び第三磁気検知部が、ステータの軸方向視で一のティースよりもステータの径方向外側に配置されている場合に比して、第二磁気検知部及び第三磁気検知部に影響する磁束を同等にしつつ、ブラシレスモータを径方向に小型化することできる。また、例えば、第二磁気検知部及び第三磁気検知部が、ステータの軸方向視で一のティースからステータの周方向に外れた位置に配置されている場合に比して、第二磁気検知部及び第三磁気検知部に他のティースからの磁束が影響することを抑制することができる。
請求項6に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、複数の前記正巻回部及び前記逆巻回部からなる複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御する制御部をさらに備え、前記制御部が、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部の一方によって得られる出力信号のエッジ検出時に、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部の他方によって得られる出力信号を検出し、該出力信号のレベルに基づいて前記ロータの回転方向を判定する機能を有する。
このブラシレスモータによれば、制御部は、第二磁気検知部及び第三磁気検知部の一方によって得られる出力信号のエッジ検出時に、第二磁気検知部及び第三磁気検知部の他方によって得られる出力信号を検出し、この出力信号のレベルに基づいてロータの回転方向を判定する。これにより、簡単な手法で、ロータの回転方向を正しく検出することができる。
請求項7に記載のブラシレスモータは、請求項6に記載のブラシレスモータにおいて、前記制御部が、前記一のティースに形成された前記巻線巻回部を通電させている状態で、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部によって得られる一対の出力信号を検出する。
このブラシレスモータによれば、制御部は、一のティースに形成された巻線巻回部を通電させている状態で、第二磁気検知部及び第三磁気検知部によって得られる一対の出力信号を検出する。したがって、第二磁気検知部及び第三磁気検知部に影響する磁束を同等にした状態で出力信号を検出するので、ロータの回転方向及び回転数に応じた位相差を有する出力信号を精度良く検出することができる。
請求項8に記載のブラシレスモータは、請求項6又は請求項7に記載のブラシレスモータにおいて、前記制御部が、前記ロータの回転起動時には、前記第一磁気検知部、前記第二磁気検知部、及び、前記第三磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて前記複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御し、前記ロータの通常回転時には、前記第一磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて前記複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御する。
このブラシレスモータによれば、制御部は、ロータの回転起動時には、第一磁気検知部、第二磁気検知部、及び、第三磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御し、ロータの通常回転時には、第一磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御する。これにより、第一磁気検知部、第二磁気検知部、及び、第三磁気検知部を互いに近づけて配置した場合でも、巻線巻回部から発生する磁束の影響を排除しつつ、ロータを回転起動させてから通常回転させることができる。
請求項9に記載のブラシレスモータは、請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記制御部が、3相全波の正弦波通電方式により前記複数の巻線巻回部を通電させる。
このブラシレスモータによれば、制御部は、3相全波の正弦波通電方式により複数の巻線巻回部を通電させる。この3相全波の正弦波通電方式では、全ての巻線巻回部に電流が流れる。したがって、第一磁気検知部を磁束が打ち消し合う一のスロットの開口角度を二等分する線上に配置すると共に、第二磁気検知部及び第三磁気検知部を磁束の影響が同等である第一仮想線と第二仮想線との間の範囲内にそれぞれ配置することにより、磁束の影響を少なくして、第一磁気検知部、第二磁気検知部、及び、第三磁気検知部の磁気検出精度を高めることができる。
請求項10に記載のブラシレスモータは、請求項6〜請求項9のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記複数の巻線巻回部が、Δ結線されている。
このブラシレスモータによれば、複数の巻線巻回部は、Δ結線されている。このΔ結線においても、全ての巻線巻回部に電流が流れる。したがって、第一磁気検知部を磁束が打ち消し合う一のスロットの開口角度を二等分する線上に配置すると共に、第二磁気検知部及び第三磁気検知部を磁束の影響が同等である第一仮想線と第二仮想線との間の範囲内にそれぞれ配置することにより、磁束の影響を少なくして、第一磁気検知部、第二磁気検知部、及び、第三磁気検知部の磁気検出精度を高めることができる。
請求項11に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記三つの磁気検知部が、前記ロータマグネットから発生する磁気を誘導する磁気誘導部材と、前記磁気誘導部材によって誘導された磁気を検知する磁気検知センサとをそれぞれ有し、前記ステータの軸方向一方側には、前記ステータと対向して配置され、前記ロータ及び前記ステータを支持する金属製のモータ支持部が設けられ、前記モータ支持部には、前記三つの磁気検知部に設けられた複数の前記磁気誘導部材を保持する樹脂製のコネクタ部材が固定されている。
このブラシレスモータによれば、ロータ及びステータを支持するモータ支持部は、金属製であるので、ロータ及びステータに対するモータ支持部の支持剛性を高めることができる。また、三つの磁気検知部に設けられた複数の磁気誘導部材を保持するコネクタ部材は、樹脂製であるので、複数の磁気誘導部材によって誘導される磁気(磁束)がコネクタ部材を通ることを抑制できる。これにより、複数の磁気誘導部材によって誘導された磁気を磁気検知センサで精度良く検出することができる。
本発明の一実施形態に係るブラシレスモータの斜視図である。 図1のブラシレスモータの縦断面図である。 図1のブラシレスモータにおけるコネクタ部材の周辺部の縦断面図である。 図1のブラシレスモータにおけるコネクタ部材の周辺部の斜視図である。 図1のブラシレスモータにおける磁気誘導部材の周辺部の斜視図である。 図3、図4の開口の周辺部を板状部の裏側から見た斜視図である。 図6の第一磁気誘導部材、第二磁気誘導部材、及び、第三磁気誘導部材を含む三つの磁気検知部と図1のステータとの位置関係を示す平面図である。 図1の複数の巻線巻回部が3相Δ結線直列接続された場合の結線図である。 図1の複数の巻線巻回部が3相Δ結線並列接続された場合の結線図である。 図1のロータの電気角と、「センサA」、「センサB」、「センサC」における磁束密度との関係を示す図である。 図1の巻線巻回部の電流が大きい場合と小さい場合について、ロータの電気角と、「センサC」における磁束密度との関係を示す図である。 図1のロータが正回転(CW)する場合の「センサA」、「センサB」、「センサC」によって得られる出力信号の一例を示す図である。 図1のロータが逆回転(CCW)する場合の「センサA」、「センサB」、「センサC」によって得られる出力信号の一例を示す図である。 図2の制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 図14のステップS3における回転方向判定処理の詳細を示すフローチャートである。 図1に示されるコネクタ部材の変形例を示す斜視図である。 図1に示されるコネクタ部材の代わりに使用される保持部材を用いたブラシレスモータの変形例を示す斜視図である。 図17に示される保持部材の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10について説明する。
<ブラシレスモータ10の機械的な構成>
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、ステータ12と、ロータ14と、シャフト16と、センターピース18とを備える。なお、図1では、ステータ12等の構造の理解の容易のために、ロータ14が想像線で示されている。
ステータ12は、全体として円環状に形成されており、シャフト16と同軸に配置されている。このステータ12は、ステータコア28と、インシュレータ30と、複数の巻線巻回部32を有している。ステータコア28には、シャフト16を中心に放射状に延びる複数のティース34が形成されており、この複数のティース34の間には、概略V字状のスロット36が形成されている。複数の巻線巻回部32は、巻線がインシュレータ30を介して複数のティース34の各々に巻回されることにより形成されている。
図2に示されるように、ロータ14は、ロータハウジング20と、ロータマグネット22とを有する。ロータハウジング20は、有天円筒状に形成されており、ロータハウジング20の天壁部の中央部には、筒状の軸受収容部24が形成されている。軸受収容部24には、一対の軸受26が収容されており、ロータ14は、一対の軸受26を介してシャフト16に回転可能に支持されている。
ロータマグネット22は、ロータハウジング20の内周面に固定されている。このロータハウジング20は、ロータ14の周方向に沿って環状に設けられており、ロータ14の周方向にN極とS極とを交互に有する構成とされている。ブラシレスモータ10は、いわゆるアウタロータ型とされており、ロータマグネット22は、ステータ12の径方向外側にステータ12と対向して配置されている。
センターピース18は、例えば鉄やアルミニウム等の金属製とされており、板状部38と、シャフト支持部40とを有する。板状部38は、「モータ支持部」の一例であり、ステータ12の軸方向一方側にステータ12と対向して配置されている。この板状部38には、ステータ12がネジ止めされる等により支持されている。
シャフト支持部40は、板状部38の中央部に形成されており、ステータ12側に開口する凹状に形成されている。シャフト支持部40には、シャフト16が挿入されて固定されている。シャフト16は、円環状に形成されたステータ12の内側に配置されており、板状部38からステータ12の軸方向に沿って延びている。ロータ14は、シャフト16及びシャフト支持部40を介して板状部38に支持されている。
また、図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、上記各構成要素に加えて、制御基板42と、回路ケース43と、コネクタ部材44とを備える。
制御基板42は、ステータ12を制御するためのものであり、板状部38に対するステータ12と反対側に配置されている。この制御基板42は、板状部38に沿って設けられている。回路ケース43は、ステータ12と反対側から板状部38に固定されており、制御基板42は、板状部38と回路ケース43との間の空間に収容されている。
図3に示されるように、制御基板42における板状部38側の面には、磁気検知センサ46が実装されている。図3では、磁気検知センサ46が一つのみ図示されているが、制御基板42には、複数の磁気検知センサ46が実装されている。
図3、図4に示されるように、板状部38の一部(上述の磁気検知センサ46と対応する部分)には、後述する磁気誘導部材68及びターミナル62を通すための開口48が形成されている。図4では、コネクタ部材44等の構造の理解の容易のために、ロータ14が想像線で示されている。
開口48は、板状部38の厚さ方向に貫通する穴状に形成されている。開口48の周縁部には、板状部38の表側、つまり、板状部38に対するステータ12側に向けて突出する二重の壁部50、52が形成されている。この二重の壁部50、52は、開口48の全周に亘って形成されている。
コネクタ部材44は、樹脂製とされており、ネジ止め等により板状部38に固定されている。このコネクタ部材44は、コネクタハウジング部54と、蓋部56とを一体に有している。コネクタハウジング部54は、板状部38の側方に向けて突出しており、板状部38の側方に向けて開口している。
蓋部56は、上述の開口48よりも若干大きく形成されている。コネクタ部材44が板状部38に固定された状態において、蓋部56は、ステータ12側から開口48を塞いでいる。蓋部56の周縁部には、板状部38の裏側、つまり、板状部38に対するステータ12と反対側に向けて突出する二重の壁部58、60が形成されている。この二重の壁部58、60は、蓋部56の全周に亘って形成されている。この二重の壁部58、60は、上述の開口48の周縁部に形成された二重の壁部50、52に互い違いの状態で組み付けられている。
つまり、二重の壁部58、60のうち内側の壁部58は、二重の壁部50、52の間に挿入され、二重の壁部58、60のうち外側の壁部60は、二重の壁部50、52のうち外側の壁部52を外側から囲っている。この二重の壁部50、52と二重の壁部58、60の間には、例えば、接着剤又はシール剤等が塗布されており、これにより、開口48の周縁部と蓋部56との間には、シールが施されている。
図3に示されるように、コネクタ部材44には、ターミナル62がモールド成形により一体に設けられている。このターミナル62の一端64は、開口48を通じて制御基板42側に向けて延びており(図6も参照)、制御基板42に接続されている。一方、ターミナル62の他端66は、外部と接続される外部接続部であり、コネクタハウジング部54の内側に配置されている。
また、図3、図4に示されるように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、複数の磁気誘導部材68を備える。複数の磁気誘導部材68は、板状部38の厚さ方向に沿って延びる直線状に形成されている(図5も参照)。図3に示されるように、複数の磁気誘導部材68は、開口48を通じてロータマグネット22(ステータ12)側から磁気検知センサ46側へ延びており、ロータマグネット22から発生する磁気を磁気検知センサ46に誘導する機能を有する。
各磁気検知センサ46は、直線状に形成された各磁気誘導部材68の延長線上に位置する。磁気誘導部材68と、磁気検知センサ46とは、ロータマグネット22から発生する磁気を検知する磁気検知部70を構成している。
蓋部56における複数の磁気誘導部材68と対応する位置には、複数の保持部72が形成されている。この複数の保持部72は、蓋部56における複数の保持部72の周囲部に対してステータ12側に突出(膨出)している。複数の保持部72の内側は、板状部38の裏側、つまり、板状部38に対する制御基板42側に開口する凹状に形成されており、複数の磁気誘導部材68は、複数の保持部72の内側に嵌め込まれた状態で蓋部56に保持されている(図5も参照)。
この複数の磁気誘導部材68は、樹脂製のコネクタ部材44とモールド成形される際に複数の保持部72の形成と共に複数の保持部72に保持されても良い。また、この複数の磁気誘導部材68は、複数の磁気誘導部材68とは別にコネクタ部材44が樹脂成形されて複数の保持部72が形成された後に複数の保持部72の内側に嵌合されても良い。
蓋部56は、磁気誘導部材68に対する磁気検知センサ46と反対側に配置されており、各磁気誘導部材68は、磁気検知センサ46と反対側から蓋部56によって覆われている。
以上の構成である本実施形態のブラシレスモータ10において、ロータマグネット22に形成された複数の磁極の数と、ステータ12に形成された複数のスロット36の数との関係は、10極12スロット、又は、14極12スロットに設定されている。
複数の巻線巻回部32の個数は、12個であり、この12個の巻線巻回部32は、Δ結線されている。Δ結線の方式には、図8に示される3相Δ結線直列接続や、図9に示される3相Δ結線並列接続が適用される。
複数の巻線巻回部32には、巻線が正巻方向へ巻回された正巻回部と、巻線が正巻方向とは逆方向の逆巻方向へ巻回された逆巻回部の二種類の巻線巻回部が含まれる。複数の巻線巻回部32は、U相、V相、W相の3相を形成している。以降、U相、V相、W相の各相の正巻回部及び逆巻回部を識別する場合には、U相、V相、W相の各相の正巻回部及び逆巻回部を、U相正巻回部32U、U相逆巻回部32U’、V相正巻回部32V、V相逆巻回部32V’、W相正巻回部32W、W相逆巻回部32W’と称する。
図1に示されるように、12個の巻線巻回部32は、U相正巻回部32U、U相逆巻回部32U’、W相正巻回部32W、W相逆巻回部32W’、V相正巻回部32V、V相逆巻回部32V’、U相正巻回部32U、U相逆巻回部32U’、W相正巻回部32W、W相逆巻回部32W’、V相正巻回部32V、V相逆巻回部32V’の順で、ステータ12の周方向に並んでいる。
このように、本実施形態において、複数のティース34には、巻線が正巻方向へ巻回された正巻回部と、巻線が正巻方向とは逆方向の逆巻方向へ巻回された逆巻回部とが交互に形成されている。
上述の10極12スロット、又は、14極12スロットの構成において、図3に示される複数の磁気検知部70の個数は、3個となっている。この3個の磁気検知部70の配置は、工夫されており、具体的には、次のようになっている。以降、複数の磁気検知部70を識別する場合には、複数の磁気検知部70を、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cと称する。
図7に示されるように、第一磁気検知部70Aは、ステータ12の軸方向視で、ステータ12の周方向に隣り合い正巻回部と逆巻回部とが同相の一対のティース34の間に形成された一のスロット36の開口角度を二等分する線LA上に配置されている。本実施形態において、一のスロット36は、一例として、U相正巻回部32UとU相逆巻回部32U’とが形成されたU相の一対のティース34の間に形成された一のスロット36Uとされている。この線LA上の位置は、U相正巻回部32Uから発生する磁束と、U相逆巻回部32U’から発生する磁束とが打ち消し合い、U相正巻回部32U及びU相逆巻回部32U’の磁束の影響を受けない位置とされる。
一方、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、ステータ12の軸方向視で、第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内に配置されている。第一仮想線LB1は、ステータ12の中心を通り、複数のティース34のうち一のティース34における一方の側部34Aと接する線であり、第二仮想線LB2は、ステータ12の中心を通り、一のティース34における他方の側部34Bと接する線である。本実施形態において、一のティース34は、一例として、一のスロット36Uに隣接する一のティース34U’とされている。
また、本実施形態では、一例として、第一仮想線LB1及び第二仮想線LB2が接する一のティース34U’における一方の側部34A及び他方の側部34Bは、一のティース34U’に形成された基部34C及び先端部34Dのうちの先端部34Dの側部である。この第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内では、一のティース34U’に形成されたU相逆巻回部32U’から発生する磁束が第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに同等に影響する。
この範囲R内に配置された第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、より具体的には、ステータ12の軸方向視で、一のティース34U’の中心軸線LCに対する一方側と他方側にそれぞれ配置されている。この第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、一のティース34U’の中心軸線LCに対して同じ距離離れている。また、この第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、さらに具体的には、ステータ12の軸方向視で、一のティース34U’の先端部34Dと重なる位置に配置されている。
なお、本実施形態において、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cは、3相モータが駆動可能なロータ14の電気角で120度に相当する分、互いにステータ12の周方向にずれて配置されている。
図2に示されるように、制御基板42には、制御部74が設けられている。制御部74は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータであり、三つの磁気検知部70によって得られる出力信号に基づいて、制御基板42に実装された制御素子を制御し、各巻回部を通電するタイミングを切り替える。この制御部74によって制御素子が制御され、各巻線巻回部32を通電するタイミングが切り替えられると、ステータ12によって回転磁界が形成され、ステータ12とロータマグネット22との間に吸引反発力が作用し、ロータ14が回転する。
また、ロータ14の回転により、図3に示されるロータマグネット22の磁極が複数の磁気誘導部材68の近くを通過すると、磁極から発生する磁気が複数の磁気誘導部材68によって磁気検知センサ46へ誘導されて磁気検知センサ46により検知される。そして、磁気検知センサ46からの出力信号に基づいて制御部74が各巻線巻回部32を通電するタイミングを切り替えることにより、ロータ14の回転数が調節される。
<ブラシレスモータ10の特性>
続いて、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cを上記特徴的な配置としたブラシレスモータ10の特性について説明する。なお、以下に説明する「センサA」、「センサB」、「センサC」は、上述の第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、第三磁気検知部70Cにそれぞれ相当する。
図10は、ロータ14の電気角と、「センサA」、「センサB」、「センサC」における磁束密度との関係を示す図である。図10に示されるように、「センサA」は、磁束の影響を受けない位置にあるため、磁束密度の波形にはノイズが生じない。一方、「センサB」及び「センサC」は、磁束の影響を受ける位置にあるため、磁束密度の波形にノイズが生じることがある。図10は、「センサB」及び「センサC」が磁束の影響を受けていない状態を示している。
図11は、一例として、巻線巻回部32の電流が大きい場合と小さい場合について、ロータ14の電気角と、「センサC」における磁束密度との関係を示す図である。図11に示されるように、巻線巻回部32の電流が大きい場合は、巻線巻回部32の電流が小さい場合よりも磁束の影響が大きくなるため、「センサC」における磁束密度の波形にノイズが生じ、図11に示される如く波形が変化し、位相にずれが生じる。
しかしながら、本実施形態では、「センサB」及び「センサC」は、同一の磁束の影響を同等に受ける位置に配置されている。したがって、磁束の影響の有無に関わらず、ロータ14の回転方向及び回転数に応じた位相差を有する出力信号が「センサB」及び「センサC」から得られる。
図12は、図1のロータ14が正回転(CW)する場合の「センサA」、「センサB」、「センサC」によって得られる出力信号の一例を示す図である。また、図13は、図1のロータ14が逆回転(CCW)する場合の「センサA」、「センサB」、「センサC」によって得られる出力信号の一例を示す図である。
図12に示されるように、ロータ14が正回転(CW)する場合には、「センサB」の出力信号が立ち上がるときに、「センサC」の出力信号のレベルがLOWになる。また、ロータ14が正回転(CW)する場合には、「センサB」の出力信号が立ち下がるときに、「センサC」の出力信号のレベルがHIGHになる。
一方、図13に示されるように、ロータ14が逆回転(CCW)する場合には、「センサB」の出力信号が立ち上がるときに、「センサC」の出力信号のレベルがHIGHになる。また、ロータ14が逆回転(CCW)する場合には、「センサB」の出力信号が立ち下がるときに、「センサC」の出力信号のレベルがLOWになる。
このように、本実施形態では、「センサB」の出力信号の立ち上がり時又は立り下がり時であるエッジ検出時に、「センサC」によって得られる出力信号のレベルがHIGHであるかLOWであるかを検出することで、該出力信号のレベルに基づいてロータ14の回転方向を判定することが可能である。
<制御部74の動作>
続いて、制御部74の動作の一例を説明する。図14は、図2の制御部74の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作例では、ブラシレスモータ10がファンモータとして使用される場合を例に説明する。
この動作例では、制御部74が起動指令を受信すると、ステップS1において、制御部74が、「センサA」、「センサB」、「センサC」の出力信号の有無を判断する。例えば、ブラシレスモータ10のファンが風を受けて回転しているときには、出力信号が得られるので、ステップS2に移行する。一方、ブラシレスモータ10のファンが停止しているときには、出力信号が得られないので、ステップS4に移行する。
ステップS2では、ロータ14の通常回転時の処理として、制御部74が、「センサA」の出力信号のみに基づいて、複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを切り替えて、ロータ14を回転させる。
そして、ステップS3では、制御部74が、「センサB」、「センサC」の出力信号に基づいて、ロータ14の回転方向を判定する。このステップS3の処理では、より具体的には、図15に示されるステップS3−1〜S3−5の処理が実行される。
すなわち、ステップS3−1では、制御部74が、「センサB」の出力信号のエッジが立ち上がりであるか立ち下がりであるかを判断する。「センサB」の出力信号のエッジが立ち上がりである場合には、ステップS3−2に移行し、「センサB」の出力信号のエッジが立ち下がりである場合には、ステップS3−4に移行する。
ステップS3−2では、制御部74が、「センサC」の出力信号のレベルがLOWであるかHIGHであるかを判断する。「センサC」の出力信号のレベルがLOWである場合には、ステップS3−3に移行し、「センサC」の出力信号のレベルがHIGHである場合には、ステップS3−5に移行する。
そして、ステップS3−1において、「センサB」の出力信号のエッジが立ち上がりであり、ステップS3−2において、「センサC」の出力信号のレベルがLOWである場合には、ステップS3−3において、制御部74は、ロータ14の回転方向が正回転(CW)であると判定する。
また、ステップS3−1において、「センサB」の出力信号のエッジが立ち下がりであり、ステップS3−4において、「センサC」の出力信号のレベルがHIGHである場合には、ステップS3−3に移行し、このステップS3−3において、制御部74は、ロータ14の回転方向が正回転(CW)であると判定する。
一方、ステップS3−1において、「センサB」の出力信号のエッジが立ち上がりであり、ステップS3−2において、「センサC」の出力信号のレベルがHIGHである場合には、ステップS3−5において、制御部74は、ロータ14の回転方向が逆回転(CCW)であると判定する。
また、ステップS3−1において、「センサB」の出力信号のエッジが立ち下がりであり、ステップS3−4において、「センサC」の出力信号のレベルがLOWである場合には、ステップS3−5に移行し、このステップS3−5において、制御部74は、ロータ14の回転方向が逆回転(CCW)であると判定する。
このように、本実施形態では、「センサB」の出力信号の立ち上がり時又は立り下がり時であるエッジ検出時に、「センサC」によって得られる出力信号のレベルがHIGHであるかLOWであるかを検出することで、該出力信号のレベルに基づいてロータ14の回転方向を判定する。
なお、制御部74は、一のティース34U’に形成されたU相逆巻回部32U’を通電させている状態で、「センサB」及び「センサC」によって得られる一対の出力信号を検出する。
以上は、ロータ14の通常回転時の処理であり、これに対してロータ14の回転起動時(通常回転の回転数に到達するまで)の処理では、ステップS4において、制御部74が、「センサA」、「センサB」、「センサC」の出力信号に基づいて、複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを切り替えて、ロータ14を回転起動させる。
そして、ステップS5では、制御部74が、「センサA」の出力信号に基づいて、複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを切り替えて、ロータ14の回転数を制御する。なお、制御部74は、ロータ14の回転起動時及び通常回転時のいずれの場合にも、3相全波の正弦波通電方式により複数の巻線巻回部32を通電させる。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10によれば、第一磁気検知部70A(センサA)は、ステータ12の軸方向視で、ステータ12の周方向に隣り合い正巻回部と逆巻回部とが同相の一対のティース34の間に形成された一のスロット36(一例として、一のスロット36U)の開口角度を二等分する線LA上に配置されている。したがって、正巻回部から発生する磁束と、逆巻回部から発生する磁束とが第一磁気検知部70Aの位置で打ち消し合うので、ロータマグネット22から発生する磁気を第一磁気検知部70Aによって精度良く検知することができる。
また、第二磁気検知部70B(センサB)及び第三磁気検知部70C(センサC)は、ステータ12の軸方向視で、ステータ12の中心を通り複数のティース34のうち一のティース34(一例として、一のティース34U’)における一方の側部34Aと接する第一仮想線LB1と、ステータ12の中心を通り一のティース34における他方の側部34Bと接する第二仮想線LB2との間の範囲R内に配置されている。したがって、一のティース34に形成された巻線巻回部32(一例として、U相逆巻回部32U’)から発生する磁束が第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに同等に影響するので、磁束の影響の有無に関わらず、ロータ14の回転方向及び回転数に応じた位相差を有する出力信号を第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cから得ることができる。
以上より、三つの磁気検知部70によって得られる出力信号に基づいて、ロータ14の回転方向を正しく検出しつつロータ14の回転を制御することができる。
また、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cの配置の基準となる一のティース34は、複数のティース34のうち、第一磁気検知部70Aが配置される一のスロット36に隣接するティースである。したがって、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cが第一磁気検知部70Aに近づいて配置されるので、例えば、上述の一のティース34が一のスロット36に対して離れて配置されたティース34である場合に比して、三つの磁気検知部70の配置領域を狭めることができる。これにより、三つの磁気検知部70の磁気検知センサ46が実装される制御基板42を小型化することができる。
また、三つの磁気検知部70が互いに近づいて配置されることにより、この三つの磁気検知部70に設けられた磁気誘導部材68が通る開口48の大きさを小さくすることができる。したがって、板状部38、ひいては、センターピース18全体の剛性を向上させることができる。また、開口48の大きさを小さくすることにより、蓋部56の大きさも小さくすることができるので、コネクタ部材44を小型化することができる。
さらに、第二磁気検知部70Bは、ステータ12の軸方向視で一のティース34の中心軸線LCに対する一方側に配置され、第三磁気検知部70Cは、ステータ12の軸方向視で一のティース34の中心軸線LCに対する他方側に配置されている。これにより、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに影響する磁束をより一層同等にすることができる。
しかも、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、一のティース34の中心軸線LCに対して同じ距離離れている。これにより、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに影響する磁束を同じにすることができる。
また、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、ステータ12の軸方向視で一のティース34と重なる位置に配置されている。これにより、例えば、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cが、ステータ12の軸方向視で一のティース34よりもステータ12の径方向外側に配置されている場合に比して、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに影響する磁束を同等にしつつ、ブラシレスモータ10を径方向に小型化することできる。また、例えば、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cが、ステータ12の軸方向視で一のティース34からステータ12の周方向に外れた位置に配置されている場合に比して、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに他のティース34からの磁束が影響することを抑制することができる。
また、制御部74は、第二磁気検知部70Bによって得られる出力信号のエッジ検出時に、第三磁気検知部70Cの出力信号を検出し、この出力信号のレベルに基づいてロータ14の回転方向を判定する。これにより、簡単な手法で、ロータ14の回転方向を正しく検出することができる。
また、制御部74は、一のティース34に形成された巻線巻回部32(一例として、U相逆巻回部32U’)を通電させている状態で、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cによって得られる一対の出力信号を検出する。したがって、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cに影響する磁束を同等にした状態で出力信号を検出するので、ロータ14の回転方向及び回転数に応じた位相差を有する出力信号を精度良く検出することができる。
また、制御部74は、ロータ14の回転起動時には、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cによって得られる出力信号に基づいて複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを切替制御し、ロータ14の通常回転時には、第一磁気検知部70Aによって得られる出力信号に基づいて複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを切替制御する。これにより、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cを互いに近づけて配置した場合でも、巻線巻回部32から発生する磁束の影響を排除しつつ、ロータ14を回転起動させてから通常回転させることができる。
また、制御部74は、3相全波の正弦波通電方式により複数の巻線巻回部32を通電させる。この3相全波の正弦波通電方式では、全ての巻線巻回部32に電流が流れる。したがって、第一磁気検知部70Aを磁束が打ち消し合う一のスロット36の開口角度を二等分する線LA上に配置すると共に、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cを磁束の影響が同等である第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内にそれぞれ配置することにより、磁束の影響を少なくして、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cの磁気検出精度を高めることができる。
また、複数の巻線巻回部32は、Δ結線されている。このΔ結線においても、全ての巻線巻回部32に電流が流れる。したがって、上記と同様に、磁束の影響を少なくして、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cの磁気検出精度を高めることができる。
また、ロータ14及びステータ12を支持する板状部38(センターピース18)は、金属製であるので、ロータ14及びステータ12に対する板状部38の支持剛性を高めることができる。また、三つの磁気検知部70に設けられた複数の磁気誘導部材68を保持するコネクタ部材44は、樹脂製であるので、複数の磁気誘導部材68によって誘導される磁気(磁束)がコネクタ部材44を通ることを抑制できる。これにより、複数の磁気誘導部材68によって誘導された磁気を磁気検知センサ46で精度良く検出することができる。
また、板状部38には、この板状部38の厚さ方向に貫通する開口48が形成されており、複数の磁気誘導部材68は、開口48を通じてロータマグネット22側から磁気検知センサ46側へ延びている。したがって、各磁気誘導部材68を直線状に形成でき、短いルートでロータマグネット22側から制御基板42側に磁気を誘導できるので、構造を簡素化することができる。
また、コネクタ部材44には、複数の磁気誘導部材68を保持すると共に開口48を塞ぐ蓋部56が形成されており、この開口48の周縁部と蓋部56との間には、シールが施されている。したがって、ロータ14側から開口48を通じて制御基板42側に水が浸入することを抑制することができる。
また、複数の磁気誘導部材68は、いずれも共通の開口48を通じてロータマグネット22側から各磁気検知センサ46側へ延びている(図4、図6等参照)。したがって、例えば、各磁気誘導部材68に対応する開口を板状部38に複数形成する場合に比して、板状部38、ひいては、センターピース18全体の剛性を向上させることができる。
また、蓋部56には、複数の磁気誘導部材68を保持する複数の保持部72が形成されており、この複数の保持部72は、蓋部56における複数の保持部72の周囲部に対してステータ12側に突出している。したがって、複数の磁気誘導部材68をロータマグネット22により近づけて配置することができるので、ロータマグネット22から発生する磁気をより的確に磁気検知センサ46に誘導することができる。
また、センターピース18が金属製とされることにより、板状部38に対向して配置された制御基板42の放熱性(冷却性)と、電磁ノイズに対するシールド性を向上させることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、第一磁気検知部70Aは、一例として、U相正巻回部32UとU相逆巻回部32U’とが形成されたU相の一対のティース34の間に形成された一のスロット36Uの開口角度を二等分する線LA上に配置されている。しかしながら、第一磁気検知部70Aは、V相正巻回部32VとV相逆巻回部32V’とが形成されたV相の一対のティース34の間に形成されたスロット36の開口角度を二等分する線上に配置されても良い。また、第一磁気検知部70Aは、W相正巻回部32WとW相逆巻回部32W’とが形成されたW相の一対のティース34の間に形成されたスロット36の開口角度を二等分する線上に配置されても良い。
また、上記実施形態において、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、複数のティース34のうち一のスロット36Uに隣接する一のティース34U’に対応して配置されているが、複数のティース34のうち一のスロット36Uに隣接しない他のティース34に対応して配置されても良い。
また、上記実施形態において、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、複数のティース34のうちU相逆巻回部32U’が形成された一のティース34U’に対応して配置されているが、複数のティース34のうち正巻回部が形成されたティース34に対応して配置されても良い。
また、上記実施形態において、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、ステータ12の軸方向視で一のティース34U’の中心軸線LCに対する一方側及び他方側にそれぞれ配置されているが、ステータ12の軸方向視で一のティース34U’の中心軸線LCに対する一方側にそれぞれ配置されても良く、また、ステータ12の軸方向視で一のティース34U’の中心軸線LCに対する他方側にそれぞれ配置されても良い。
また、上記実施形態において、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、ステータ12の軸方向視で、一のティース34U’の先端部34Dと重なる位置に配置されているが、一のティース34U’の基部34Cと重なる位置に配置されていても良い。
また、上記実施形態において、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、好ましくは、いずれもその全体が第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内に配置される。しかしながら、第二磁気検知部70Bは、その一部が第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内に配置され、他の部分が範囲R外に配置されても良い。同様に、第三磁気検知部70Cは、その一部が第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内に配置され、他の部分が範囲R外に配置されても良い。
また、第二磁気検知部70B及び第三磁気検知部70Cは、その少なくとも一部が第一仮想線LB1と第二仮想線LB2との間の範囲R内に配置されていれば、ステータ12の軸方向視で、一のティース34U’よりもステータ12の径方向外側に配置されても良い。
また、上記実施形態において、第一仮想線LB1及び第二仮想線LB2が接する一のティース34U’における一方の側部34A及び他方の側部34Bは、一のティース34U’に形成された基部34C及び先端部34Dのうちの先端部34Dの側部とされている。しかしながら、第一仮想線LB1及び第二仮想線LB2が接する一のティース34U’における一方の側部34A及び他方の側部34Bは、一のティース34U’に形成された基部34C及び先端部34Dのうちの基部34Cの側部とされていても良い。
また、上記実施形態において、磁気検知部70は、磁気誘導部材68と磁気検知センサ46とをそれぞれ有するが、磁気検知センサ46のみによって構成されても良い。
また、上記実施形態において、ロータ14の回転起動時には、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cによって得られる出力信号に基づいて複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを切替制御するが、第一磁気検知部70A、第二磁気検知部70B、及び、第三磁気検知部70Cを用いずに、複数の巻線巻回部32を通電するタイミングを強制的に切り替えても良い。
また、上記実施形態におけるステップS3の回転方向判定処理では、「センサB」の出力信号の立ち上がり時又は立り下がり時であるエッジ検出時に、「センサC」によって得られる出力信号のレベルがHIGHであるかLOWであるかを検出することで、この出力信号のレベルに基づいてロータ14の回転方向を判定する。しかしながら、「センサC」の出力信号の立ち上がり時又は立り下がり時であるエッジ検出時に、「センサB」によって得られる出力信号のレベルがHIGHであるかLOWであるかを検出することで、この出力信号のレベルに基づいてロータ14の回転方向を判定しても良い。
また、上記実施形態におけるステップS3の回転方向判定処理では、「センサB」、「センサC」の出力信号に基づいてロータ14の回転方向を判定するが、「センサA」、「センサB」、「センサC」の出力信号を適宜利用して、ロータ14の回転方向を判定しても良い。
また、上記実施形態において、センターピース18は、板状部38及びシャフト支持部40を一体に有するが、板状部38及びシャフト支持部40は、別体に構成されても良い。
また、上記実施形態では、例えば、図16に示されるように、コネクタ部材44は、複数の磁気誘導部材68を片側へ集めて、空いたスペースに複数のターミナル62が突出して配置されても良い。
また、上記実施形態では、例えば、図17、図18に示されるように、複数の磁気誘導部材68を保持する専用の保持部材80を設けても良い。また、この保持部材80に保持される複数の磁気誘導部材68を通すための開口48を小さくしても良い。このように開口48を小さくすると、ブラシレスモータ10の電磁両立性(EMC)を向上させることができる。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされて実施されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…ブラシレスモータ、12…ステータ、14…ロータ、16…シャフト、18…センターピース、20…ロータハウジング、22…ロータマグネット、24…軸受収容部、26…軸受、28…ステータコア、30…インシュレータ、32…巻線巻回部、32U、32V、32W…正巻回部、32U’、32V’、32W’…逆巻回部、34…ティース、36…スロット、38…板状部、40…シャフト支持部、42…制御基板、43…回路ケース、44…コネクタ部材、46…磁気検知センサ、48…開口、50、52…壁部、54…コネクタハウジング部、56…蓋部、58、60…壁部、62…ターミナル、64…一端、66…他端、68…磁気誘導部材、70…磁気検知部、70A…第一磁気検知部、70B…第二磁気検知部、70C…第三磁気検知部、72…保持部、74…制御部、80…保持部材、LA…一のスロットの開口角度を二等分する線、LB1…第一仮想線、LB2…第二仮想線、LC…中心軸線、R…第一仮想線と第二仮想線との間の範囲

Claims (11)

  1. 環状に設けられたロータマグネットを有するロータと、
    巻線が正巻方向へ巻回された正巻回部と、巻線が前記正巻方向とは逆方向の逆巻方向へ巻回された逆巻回部とが交互に形成された複数のティースを有し、前記ロータマグネットと径方向に対向するステータと、
    前記ロータマグネットから発生する磁気を検知する三つの磁気検知部と、
    を備え、
    前記三つの磁気検知部のうち第一磁気検知部は、前記ステータの軸方向視で、前記複数のティースの間に形成された複数のスロットのうち前記ステータの周方向に隣り合い前記正巻回部と前記逆巻回部とが同相の一対の前記ティースの間に形成された一のスロットの開口角度を二等分する線上に配置され、
    前記三つの磁気検知部のうち第二磁気検知部及び第三磁気検知部の少なくとも一部分は、前記ステータの軸方向視で、前記ステータの中心を通り前記複数のティースのうち一のティースにおける一方の側部と接する第一仮想線と、前記ステータの中心を通り前記一のティースにおける他方の側部と接する第二仮想線との間の範囲内に配置されている、
    ブラシレスモータ。
  2. 前記一のティースは、前記複数のティースのうち前記一のスロットに隣接するティースとされている、
    請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記第二磁気検知部は、前記ステータの軸方向視で前記一のティースの中心軸線に対する一方側に配置され、
    前記第三磁気検知部は、前記ステータの軸方向視で前記一のティースの中心軸線に対する他方側に配置されている、
    請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部は、前記一のティースの中心軸線に対して同じ距離離れている、
    請求項3に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部は、前記ステータの軸方向視で前記一のティースと重なる位置に配置されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  6. 複数の前記正巻回部及び前記逆巻回部からなる複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部の一方によって得られる出力信号のエッジ検出時に、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部の他方によって得られる出力信号を検出し、該出力信号のレベルに基づいて前記ロータの回転方向を判定する機能を有する、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記制御部は、前記一のティースに形成された前記巻線巻回部を通電させている状態で、前記第二磁気検知部及び前記第三磁気検知部によって得られる一対の出力信号を検出する、
    請求項6に記載のブラシレスモータ。
  8. 前記制御部は、前記ロータの回転起動時には、前記第一磁気検知部、前記第二磁気検知部、及び、前記第三磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて前記複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御し、前記ロータの通常回転時には、前記第一磁気検知部によって得られる出力信号に基づいて前記複数の巻線巻回部を通電するタイミングを切替制御する、
    請求項6又は請求項7に記載のブラシレスモータ。
  9. 前記制御部は、3相全波の正弦波通電方式により前記複数の巻線巻回部を通電させる、
    請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  10. 前記複数の巻線巻回部は、Δ結線されている、
    請求項6〜請求項9のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  11. 前記三つの磁気検知部は、前記ロータマグネットから発生する磁気を誘導する磁気誘導部材と、前記磁気誘導部材によって誘導された磁気を検知する磁気検知センサとをそれぞれ有し、
    前記ステータの軸方向一方側には、前記ステータと対向して配置され、前記ロータ及び前記ステータを支持する金属製のモータ支持部が設けられ、
    前記モータ支持部には、前記三つの磁気検知部に設けられた複数の前記磁気誘導部材を保持する樹脂製のコネクタ部材が固定されている、
    請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
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