JP6841180B2 - 点字デバイス連携システム、点字デバイス、および点字デバイス連携システムの制御方法 - Google Patents
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前記本体装置は、
表示面に画像を表示するとともに、操作者による前記表示面へのタッチを検出するタッチパネルと、
前記点字デバイスと通信する通信部と、
本体制御部と、を備え、
前記点字デバイスは、
操作者の指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部と、
通信部と、
点字デバイス制御部と、
を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検出信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
前記本体制御部は、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定し、
前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、タッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替える、点字デバイス連携システム。
前記点字デバイス制御部は、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示させる、上記(1)に記載の点字デバイス連携システム。
前記点字デバイス制御部は、前記点字表示部により、前記本体制御部から受信した前記情報を表示する、上記(1)から上記(3)のいずれか1つに記載の点字デバイス連携システム。
前記点字デバイス制御部は、前記決定スイッチが操作された場合、操作されたことを示すON信号を前記本体装置に送信し、
前記本体制御部は、前記点字デバイスから前記ON信号を受信した場合に、前記点字デバイスによるタッチ位置に対応する前記操作キーの選択操作を実行する、上記(4)に記載の点字デバイス連携システム。
操作者の指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
前記指カバーの内側に配置され、前記指先に点字の触感を生じさせる、立体的な点字模様を表示可能な点字表示部と、
通信部と、
操作者が操作する決定スイッチと、
点字デバイス制御部と、
を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検知信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
前記本体装置は、前記点字デバイスのタッチによる前記タッチパネルの操作キーへの選択操作を無効にし、前記決定スイッチによる前記操作キーの選択操作を有効にする点字デバイス対応制御を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記本体装置から前記点字デバイス対応制御に切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から受信した場合に、前記決定スイッチが操作されたことを示すON信号を、前記本体装置に送信する、点字デバイス。
(a)前記点字デバイスの前記センサー部の検出信号に応じた物体への接触タイミングを、前記本体装置に送信するステップと、
(b)前記本体装置で、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定するステップと、
(c)前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、前記本体装置を、前記タッチパネルへのタッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替えるステップと、
を含む、制御方法。
(e)前記点字デバイスは、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示するステップと、をさらに含む、上記(9)に記載の制御方法。
本体装置100は、例えばMFP(Multifunction Peripheral)である。図2に示すように、本体装置100は、本体制御部110、タッチパネル120、プリンター部130、スキャナー部140、ファクシミリ部150、および無線通信部160を備える。
図1A、図1B、図2に示すように、点字デバイス200は、点字デバイス制御部210、接触センサー220、点字表示部230、操作用の決定スイッチ240、導電状態を変更する切替部250、および無線通信部260を備える。
点字デバイス制御部210は、CPU、RAM、およびROMを備える。無線通信部260は、無線通信により、無線通信部160と通信を行う。これらの機能は、それぞれ本体制御部110、無線通信部160と同様であり、説明を省略する。
接触センサー220は、指カバー292の指の腹に対応する位置に配置され、指カバー292の外側が、タッチパネル120の表面等の物体に接触したことを検知する。接触センサー220は、例えばマイクロスイッチまたは圧力センサーなどの機械的なセンサーであってもよく、光学的なセンサーであってもよい。また圧力センサーを用いた場合には、所定以上の圧力で物体に接触した場合に、接触したと判定するようにしてもよい。点字デバイス200を装着した操作者が、指カバー292の先端でタッチパネル120等の何らかの物体にタッチした場合には、接触センサー220はそのタッチを検知する。
点字表示部230は、指カバー292の内側に配置され、操作者に点字の感触を生じさせる立体的な点字模様を表示(具現)する。図4は、指カバー292周辺の断面模式図である。同図に示すように点字表示部230は、指先に触覚を感じさせる多数のピンが設けられており、このピンの高さ方向の突き出し量は、圧電素子により個別に変更できる。ピンの密度(解像度)は、一般的な点字のピッチ(2〜3mm)よりも高い密度で構成しており、点字模様以外にもテキスト情報や簡単な画像も表示可能である。
決定スイッチ240は、点字表示部230に重畳して配置した圧力センサーである。操作者が指Fを下方に押し込むことで、圧力センサーにより所定以上の圧力が検知された場合に、点字デバイス制御部210は、操作者によって、決定スイッチがONされたと判定する。なお決定スイッチ240としては、これに限られず、空いている方の手で操作するタクトスイッチであってもよい。また、その場合、このタクトスイッチをユニットケース293の上部に配置してもよい。
切替部250は、指カバー292の指の腹に対応する位置に配置され、指カバー292の外側の導電状態を変更し、静電容量方式のタッチパネル120に対して反応されないようにする。以下においては、タッチパネル120に指カバー292でタッチしたとしても、接触が検知されない状態を無効状態といい、検知される状態を有効状態という。
以下、図8〜図10を参照し、点字デバイス連携システム500の制御方法について説明する。図8は、点字デバイス200側の制御を示すフローチャートである。図9は、本体装置100側の制御を示すメインのフローチャートであり、図10は、サブのフローチャートである。
(ステップS101)
点字デバイス制御部210は、本体装置100と通信可能であるか否かを判定する。本体装置100と、例えばBLEによる無線通信が確立できれば(YES)、処理をステップS102に進め、通信が確立できなければ(NO)、処理をステップS111に進める。
点字デバイス制御部210は、切替部250により有効状態に切り替える。以降は点字デバイス200によるタッチパネル120、その他の静電容量方式のタッチパネルへのタッチ操作が可能になる。
ここでは、点字デバイス制御部210は、接触センサー220の出力をモニターし、センサー情報、すなわち何らかの物体への接触タイミングの情報をリアルタイムで、本体装置100に送信する。この送信するデータは、接触センサー220の出力を数十Hz周期の信号に変換したものである。
ここでは、本体装置100から点字情報を受信したか否かを判断する。点字情報を受信した場合(YES)には、処理をステップS105に進める。
点字表示部230に点字情報を表示する。表示内容が後述するステップS302によるイネーブル信号に係る点字情報であれば、例えば点字表示部230の全てのピンを持ち上げる。これにより、操作者は、点字デバイス200は、点字デバイス対応制御に対応している装置のタッチパネル120にタッチしていることを認識できる。また、後述するステップS303による操作キーkに応じた点字情報であれば、操作キーkの内容を認識できる。
操作者は、点字表示部230の表示内容から、操作キーkの内容を認識する。所望の操作キーkであれば、決定スイッチ240をONする(押し下げる)。点字デバイス制御部210は、決定スイッチ240がONされた場合(YES)には、処理をステップS107に進める。ONされない場合(NO)には、ステップS105に戻る。
点字デバイス200は、決定スイッチ240のON信号を本体装置100に送信する。
点字デバイス制御部210は、本体装置100と無線通信が確立できなければ、切替部250により無効状態に切り替える。以降は点字デバイス200によるタッチパネル120等へのタッチ操作が検出されなくなる。
ここは、点字デバイス制御部210は、点字表示部230に不使用状態する。例えば、点字表示部230の全てのピンを最下点まで下げることにより、操作者は無効状態として認識できるとともに、以降は、点字表示部230の作動を停止する。
(ステップS201)
本体装置100の本体制御部110は、点字デバイス制御部210と通信可能であるか否かを判定する。点字デバイス制御部210と無線通信が確立できれば(YES)、処理をステップS202に進め、通信が確立できなければ(NO)、処理をステップS211に進める。
ここでは、本体制御部110は、点字デバイス200によりステップS103で、リアルタイムで送信されたセンサー情報を逐次受信する。
本体制御部110は、タッチパネル120へのタッチが検出されたかを判定する。タッチが検出されれば処理を、ステップS204に進める。
ここでは、ステップS203で検知したタッチが、点字デバイス200によりタッチされたものか否かを判定し、点字デバイス200によるタッチであれば(YES)、処理をステップS206に進め、そうでなければ(NO)、処理をステップS205に進める。この判定は、例えば点字デバイス200から送信されてくるセンサー情報の接触タイミングを示す波形と、タッチパネル120へのタッチのタイミングを示す波形が同一であるか否かにより行う。より具体的には、センサー情報で非接触から接触に変化したタイミングが、本体装置100でタッチを検出したタイミングと一致していれば、ステップS203で検知したタッチが、点字デバイス200によりタッチされたものであると判定する。例えば、点字デバイス200から、60Hz周期のセンサー情報を受信する場合、本体装置100は、非接触から接触に変化したタイミングが、同一周期あるいは1周期程度(約16msec)の差であれば、点字デバイス200によるタッチと判定する。
点字デバイス200以外によるタッチ操作であるので、通常のタッチ処理を実行する。例えば操作画面の操作キーkがタッチされた場合には、操作キーkに対応した処理が実行される。
点字デバイス200によるタッチに対しては、図10に示す点字デバイス対応制御を実行する。本実施形態においては、この点字デバイス対応制御が実行されている最中であっても、点字デバイス200以外によるタッチ操作を判定し続ける。例えば、視覚障害者が点字デバイスでタッチパネル120にタッチすることで、以下に説明する点字デバイス対応制御を実行する。そして、この実行中、または前後に、健常者が付き添って素手でタッチパネル120の別の操作キーkを操作した場合には、この操作に応じた通常の制御を実行する。なお、この制御に代えて、点字デバイスによるタッチであると判定した場合に、これを起点として所定時間の間、または点字デバイス200により終了操作がなされるまでの間、点字デバイス対応制御のみを実行し、点字デバイス200以外のタッチを無効にする点字デバイス対応モードに移行するようにしてもよい。
ここでは、誤操作防止処理を実行する。具体的には、点字デバイス対応制御に切り替えた時、すなわち、点字デバイス200によるタッチと判定したタイミング(S204:YES)の前後に点字デバイス以外の物体によるタッチパネル120へのタッチを検出した場合、タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理(undo)または無効化処理を行う。例えば、判定タイミングに係るタッチの直前に指カバー292を装着した人差し指以外の指で、タッチパネル120にタッチした場合には、この操作を誤操作とみなす。そして、この操作に係る処理(例えば画面遷移や処理実行開始)が既に行われていれば、アンドゥ処理する。また、判定タイミングに係るタッチの直後であれば、このタッチを無効化処理する。ここで、この前後のタイミングは、上述のような60Hz周期の信号であれば1周期程度を超える有意な時間差があった場合である。例えば点字デバイス200によるタッチと判定したタイミングの前後百数十msec程度である。また、点字デバイス以外の物体によるタッチパネル120へのタッチであることの判定は、上述のステップS204の処理により行う。また、過去のタッチ操作に係る処理は、所定期間、タッチ装置がなされた時間とともに記憶部に記憶されている。
本体制御部110は、点字デバイス対応制御に切り替わったことを示すイネーブル信号に係る点字情報を点字デバイス200に送信する。
本体制御部110は、続いて、タッチ位置に応じた点字情報を点字デバイス200に送信する。例えば、操作画面の操作キーk1の枠内へのタッチであれば、操作キーk1に対応する点字画像データd1を送信する(図5、6参照)。また、その後、操作キーk2の枠内に指先(指カバー292)をスライドさせた場合には、点字画像データd2を送信する。
本体制御部110は、決定スイッチのON信号の受信を待つ。ON信号を受信した場合(YES)には、処理をステップS305に進め、受信しない場合には、処理をステップS303に戻す。
本体制御部110は、決定スイッチのON信号の受信に応じて、現時点で、点字デバイス200によりタッチされている操作キーkに応じた機能の処理を実行する。
(変形例1)
第1の実施形態においては、切替部250は、導電のプレート片251の導電状態を切り替えることにより、静電容量方式のタッチパネルで、タッチが検知されない無効状態と有効状態とを切り替えていた。以下に示す変形例1に係る点字デバイス200Bは、切替部250Bを移動することにより無効状態と有効状態を切り替える。
第1の実施形態では、点字デバイス200と本体装置100とは無線通信によりデータの送受信を行っていた。次に示す変形例2においては、接触通信(いわゆる人体通信)により通信を行うものである。
第1の実施形態等では、点字画像データdは、本体制御部110に記憶されていたが、点字デバイス200の点字デバイス制御部210に記憶されていてもよい。この場合、本体制御部110は、テキストデータ、すなわち文字コードのみを点字デバイス200に送信すればよい。
100 本体装置
110 本体制御部
120 タッチパネル
160 無線通信部
200、200B、200C 点字デバイス
210 点字デバイス制御部
220 接触センサー
230 点字表示部
240 決定スイッチ
250 切替部
260 無線通信部
270 人体通信部
291 手袋本体部
292 指カバー
293 ユニットケース
Claims (11)
- 操作を受け付ける本体装置、および操作者の手に装着される点字デバイスを備える点字デバイス連携システムであって、
前記本体装置は、
表示面に画像を表示するとともに、操作者による前記表示面へのタッチを検出するタッチパネルと、
前記点字デバイスと通信する通信部と、
本体制御部と、を備え、
前記点字デバイスは、
操作者の指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部と、
通信部と、
点字デバイス制御部と、
を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検出信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
前記本体制御部は、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定し、
前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、タッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替える、点字デバイス連携システム。 - 前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記点字デバイスに送信し、
前記点字デバイス制御部は、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示させる、請求項1に記載の点字デバイス連携システム。 - 前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えたタイミングの直前、または直後に、前記点字デバイス以外の物体による前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、該タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理または無効化処理を行う、請求項1または請求項2に記載の点字デバイス連携システム。
- 前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えた後、現在の前記点字デバイスによる前記タッチパネルのタッチ位置に対応する操作キーの情報を前記点字デバイスに送信し、
前記点字デバイス制御部は、前記点字表示部により、前記本体制御部から受信した前記情報を表示する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の点字デバイス連携システム。 - 前記点字デバイスは、さらに、操作者の操作を受け付ける決定スイッチを備え、
前記点字デバイス制御部は、前記決定スイッチが操作された場合、操作されたことを示すON信号を前記本体装置に送信し、
前記本体制御部は、前記点字デバイスから前記ON信号を受信した場合に、前記点字デバイスによるタッチ位置に対応する前記操作キーの選択操作を実行する、請求項4に記載の点字デバイス連携システム。 - 操作者による表示面へのタッチを検出するタッチパネルを備えた本体装置と通信可能な点字デバイスであって、
操作者の指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
前記指カバーの内側に配置され、前記指先に点字の触感を生じさせる、立体的な点字模様を表示可能な点字表示部と、
通信部と、
操作者が操作する決定スイッチと、
点字デバイス制御部と、
を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検知信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
前記本体装置は、前記点字デバイスのタッチによる前記タッチパネルの操作キーへの選択操作を無効にし、前記決定スイッチによる前記操作キーの選択操作を有効にする点字デバイス対応制御を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記本体装置から前記点字デバイス対応制御に切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から受信した場合に、前記決定スイッチが操作されたことを示すON信号を、前記本体装置に送信する、点字デバイス。 - 前記指カバーの前記指の腹に対応する位置の導電性特性を変更し、前記指カバーのタッチパネルへの接触を検知させない無効状態に切り替える、切替部を、さらに備える、請求項6に記載の点字デバイス。
- 前記点字デバイス制御部は、前記本体装置と通信できないときに、前記切替部により前記無効状態に設定する、請求項7に記載の点字デバイス。
- タッチパネルを通じた操作を受け付ける本体装置と、操作者の手に装着される点字デバイスであって、操作者の指先を覆う指カバー、前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部、および前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部を備える点字デバイスとを備えた、点字デバイス連携システムの制御方法であって、
(a)前記点字デバイスの前記センサー部の検出信号に応じた物体への接触タイミングを、前記本体装置に送信するステップと、
(b)前記本体装置で、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定するステップと、
(c)前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、前記本体装置を、前記タッチパネルへのタッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替えるステップと、
を含む、制御方法。 - (d)前記ステップ(c)で前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から前記点字デバイスに送信するステップと、
(e)前記点字デバイスは、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示するステップと、をさらに含む、請求項9に記載の制御方法。 - (f)前記ステップ(c)で前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、前記本体装置は、前記点字デバイス対応制御に切り替えたタイミングの直前、または直後に、前記点字デバイス以外の物体による前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、該タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理または無効化処理を行うステップ、をさらに含む、請求項9または請求項10に記載の制御方法。
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