JP6841180B2 - 点字デバイス連携システム、点字デバイス、および点字デバイス連携システムの制御方法 - Google Patents

点字デバイス連携システム、点字デバイス、および点字デバイス連携システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、点字デバイス連携システム、点字デバイス、および点字デバイス連携システムの制御方法に関する。
一般に、通常のタッチパネルでは視覚障害者は操作ができない。このような問題に対して、特許文献1に開示された技術では、通常モードと視覚障害者モードとを切り替え可能なタッチパネル装置が開示されている。この装置では、操作者がヘッドフォンを装着することで、または決定スイッチを操作することで視覚障害者モードに切り替わる。そして、視覚障害者モードでは、タッチパネルに操作者が触れた際、タッチ情報を制御手段に通知せずに、タッチした位置情報のみを制御手段に通知する。制御手段は、位置情報に相当する画面情報を音声で案内し、希望の画面情報であれば操作者はタッチパネルとは別の決定スイッチをONする。決定スイッチのONに応じてタッチパネル装置は、タッチ情報を制御手段に通知することで、通常モードと同様の操作を行えるようにしている。
また特許文献2に開示された技術では、無線通信可能な指キャップを装着した操作者を用いた入力装置が開示され、以下の処理を実行している。指キャップを装着した操作者がタッチパネルにタッチすると、タッチパネル側では、タッチの座標位置の操作種別情報に応じた点字マトリックス信号を指キャップに送信する。そして指キャップ側では、この点字マトリックス信号に応じた立体的な点字模様を内側に発生させる。操作者は、内側の点字模様をなぞることで、キーの種類を認識する。
特開2004−271748号公報 特開2000−172408号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、タッチパネルを健常者と視覚障害者で共用することは可能ではあるが、視覚障害者モードへの切り替えを専用の決定スイッチの押し下げにより行ったり、ヘッドフォンの装着をハードウェア的に検出することにより行ったりしている。また、特許文献2では、モードの切り替えについての言及はないが、操作キーの選択操作は、別の手で押しボタンを押し下げることにより行っている。このことから、視覚障害者が操作については何らかのモード切り替えが必要であることが理解できる。
このように、従来の技術では、視覚障害者と健常者とが同じタッチパネルを用いる場合には、何らかの特別な操作によるモードの切り替えが必要であり、操作の煩わしさがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、健常者が用いる通常のタッチパネルを、特別な操作を必要とせずに、視覚障害者と健常者で共用できる点字デバイス連携システムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)操作を受け付ける本体装置、および操作者の手に装着される点字デバイスを備える点字デバイス連携システムであって、
前記本体装置は、
表示面に画像を表示するとともに、操作者による前記表示面へのタッチを検出するタッチパネルと、
前記点字デバイスと通信する通信部と、
本体制御部と、を備え、
前記点字デバイスは、
操作者の指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部と、
通信部と、
点字デバイス制御部と、
を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検出信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
前記本体制御部は、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定し、
前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、タッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替える、点字デバイス連携システム。
(2)前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記点字デバイスに送信し、
前記点字デバイス制御部は、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示させる、上記(1)に記載の点字デバイス連携システム。
(3)前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えたタイミングの直前、または直後に、前記点字デバイス以外の物体による前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、該タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理または無効化処理を行う、上記(1)または上記(2)に記載の点字デバイス連携システム。
(4)前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えた後、現在の前記点字デバイスによる前記タッチパネルのタッチ位置に対応する操作キーの情報を前記点字デバイスに送信し、
前記点字デバイス制御部は、前記点字表示部により、前記本体制御部から受信した前記情報を表示する、上記(1)から上記(3)のいずれか1つに記載の点字デバイス連携システム。
(5)前記点字デバイスは、さらに、操作者の操作を受け付ける決定スイッチを備え、
前記点字デバイス制御部は、前記決定スイッチが操作された場合、操作されたことを示すON信号を前記本体装置に送信し、
前記本体制御部は、前記点字デバイスから前記ON信号を受信した場合に、前記点字デバイスによるタッチ位置に対応する前記操作キーの選択操作を実行する、上記(4)に記載の点字デバイス連携システム。
(6)操作者による表示面へのタッチを検出するタッチパネルを備えた本体装置と通信可能な点字デバイスであって、
操作者の指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
前記指カバーの内側に配置され、前記指先に点字の触感を生じさせる、立体的な点字模様を表示可能な点字表示部と、
通信部と、
操作者が操作する決定スイッチと、
点字デバイス制御部と、
を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検知信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
前記本体装置は、前記点字デバイスのタッチによる前記タッチパネルの操作キーへの選択操作を無効にし、前記決定スイッチによる前記操作キーの選択操作を有効にする点字デバイス対応制御を備え、
前記点字デバイス制御部は、前記本体装置から前記点字デバイス対応制御に切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から受信した場合に、前記決定スイッチが操作されたことを示すON信号を、前記本体装置に送信する、点字デバイス。
(7)前記指カバーの前記指の腹に対応する位置の導電性特性を変更し、前記指カバーのタッチパネルへの接触を検知させない無効状態に切り替える、切替部を、さらに備える、上記(6)に記載の点字デバイス。
(8)前記点字デバイス制御部は、前記本体装置と通信できないときに、前記切替部により前記無効状態に設定する、上記(7)に記載の点字デバイス。
(9)タッチパネルを通じた操作を受け付ける本体装置と、操作者の手に装着される点字デバイスであって、操作者の指先を覆う指カバー、前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部、および前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部を備える点字デバイスとを備えた、点字デバイス連携システムの制御方法であって、
(a)前記点字デバイスの前記センサー部の検出信号に応じた物体への接触タイミングを、前記本体装置に送信するステップと、
(b)前記本体装置で、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定するステップと、
(c)前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、前記本体装置を、前記タッチパネルへのタッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替えるステップと、
を含む、制御方法。
(10)(d)前記ステップ(c)で前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から前記点字デバイスに送信するステップと、
(e)前記点字デバイスは、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示するステップと、をさらに含む、上記(9)に記載の制御方法。
(11)(f)前記ステップ(c)で前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、前記本体装置は、前記点字デバイス対応制御に切り替えたタイミングの直前、または直後に、前記点字デバイス以外の物体による前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、該タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理または無効化処理を行うステップ、をさらに含む、上記(9)または上記(10)に記載の制御方法。
本発明によれば、本体装置の本体制御部は、タッチパネルへのタッチを検出した場合、点字デバイスから送信された物体への接触タイミングと比較することで、このタッチが、点字デバイスによるものか否かを判定する。そして、点字デバイスによるタッチであれば、このタッチへの制御を、タッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替える。これにより、健常者が用いる通常のタッチパネルを、特別な操作を必要とせずに、視覚障害者と健常者で共用できる。
第1の実施形態に係る点字デバイス連携システムの外観を示す斜視図である。 点字デバイスの外観を示す斜視図である。 本体装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 点字デバイスのハードウェア構成を示すブロック図である。 指カバー周辺の断面模式図である。 タッチパネルに表示される操作画面の例である。 図5に対応する点字用の点字画像データの例である。 切替部の内部構成を示す模式図である。 点字デバイス側の制御を示すフローチャートである。 本体装置側の制御を示すメインのフローチャートである。 図9のサブのフローチャートである。 変形例1に係る点字デバイスの構成を示す断面模式図である。 変形例2に係る本体装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 変形例2に係る点字デバイスのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1Aは、第1の実施形態に係る点字デバイス連携システム500の外観を示す斜視図であり、点字デバイス200で、タッチパネル120を操作している状態を示す。図1Bは、点字デバイス200の外観を示す斜視図である。図2は、本体装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、点字デバイス200のハードウェア構成を示すブロック図である。図1A〜図3に示すように、点字デバイス連携システム500は、本体装置100、および点字デバイス200を備える。
(本体装置100)
本体装置100は、例えばMFP(Multifunction Peripheral)である。図2に示すように、本体装置100は、本体制御部110、タッチパネル120、プリンター部130、スキャナー部140、ファクシミリ部150、および無線通信部160を備える。
本体制御部110は、CPU、RAM、およびROMを備える。またHDD(ハードディスクドライブ)などの補助記憶装置をさらに備えてもよい。ROMは、予め各種プログラムや各種データを格納しておき、RAMは、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。CPUは、プログラムにしたがって本体装置100全体の制御を行う。
タッチパネル120は、タッチパネルまたはタッチスクリーンとも称されるものであり、液晶スクリーン等で構成される表示部121と、操作者の指の操作を検出するタッチ検出部122とを備える。
タッチ検出部122は、例えば、静電容量方式の検出部であり、操作者の指が、タッチパネル120の表面に接触した場合に、静電容量の変化に基づき、指の接触の有無、およびその接触位置(座標)を検出する。また複数本の指による同時タッチ(マルチタッチ)の検出にも対応している。
プリンター部130は、公知の電子写真方式またはインクジェット方式により、印刷データに基づいて用紙上に画像を形成する。
スキャナー部140は、原稿を載置する原稿ガラス、原稿に光りを照射する光源と、レンズ等の光学系、および反射した光から画像データを生成するCCD等の光学素子を備える。スキャナー部140は、原稿ガラスに載置した原稿、または自動原稿搬送装置により搬送された原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
ファクシミリ部150は、モデム、データアクセス部を備える。モデムは、データアクセス部、および電話回線等の通信回線網に接続されている。データアクセス部は、相手先電話番号に応じたパルス信号を出力する機能を有する。ファクシミリ部150は通信回線網を通じて、相手先のファクシミリ装置と画像データの伝送を行う。
無線通信部160は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、IrDA等の無線通信インターフェースを備える。また、近距離無線通信として、FeliCa(登録商標)、ISO/IEC 14443(MIFARE(登録商標)の通信方式)、ISO/IEC 18092(NFC:Near Field Communication)等の通信方式を利用してもよい。
なお、本体装置100が、これとは別に有線方式のインターフェースとして、イーサネット(登録商標)、FDDI等の規格によるLAN接続用インターフェースや、USB、IEEE1394等のシリアルインタフェースや、SCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース等のインターフェースを備えてもよい。
(点字デバイス200)
図1A、図1B、図2に示すように、点字デバイス200は、点字デバイス制御部210、接触センサー220、点字表示部230、操作用の決定スイッチ240、導電状態を変更する切替部250、および無線通信部260を備える。
図1A、図1Bに示すように、点字デバイス200は、視覚障害者等の操作者の手に装着されるものであり、手袋本体部291、装着した状態で人差し指を覆う指カバー292、この手袋本体部291の手の甲の部分に設けられたユニットケース293で構成される。点字デバイス200は、手袋本体部291の手首バンド(図示せず)により操作者の手に装着される。
指カバー292の先端部には、接触センサー220、点字表示部230、決定スイッチ240、および切替部250が設けられ、ユニットケース293の内部には、点字デバイス制御部210および無線通信部260が設けられる。
(点字デバイス制御部210、無線通信部260)
点字デバイス制御部210は、CPU、RAM、およびROMを備える。無線通信部260は、無線通信により、無線通信部160と通信を行う。これらの機能は、それぞれ本体制御部110、無線通信部160と同様であり、説明を省略する。
(接触センサー220)
接触センサー220は、指カバー292の指の腹に対応する位置に配置され、指カバー292の外側が、タッチパネル120の表面等の物体に接触したことを検知する。接触センサー220は、例えばマイクロスイッチまたは圧力センサーなどの機械的なセンサーであってもよく、光学的なセンサーであってもよい。また圧力センサーを用いた場合には、所定以上の圧力で物体に接触した場合に、接触したと判定するようにしてもよい。点字デバイス200を装着した操作者が、指カバー292の先端でタッチパネル120等の何らかの物体にタッチした場合には、接触センサー220はそのタッチを検知する。
(点字表示部230)
点字表示部230は、指カバー292の内側に配置され、操作者に点字の感触を生じさせる立体的な点字模様を表示(具現)する。図4は、指カバー292周辺の断面模式図である。同図に示すように点字表示部230は、指先に触覚を感じさせる多数のピンが設けられており、このピンの高さ方向の突き出し量は、圧電素子により個別に変更できる。ピンの密度(解像度)は、一般的な点字のピッチ(2〜3mm)よりも高い密度で構成しており、点字模様以外にもテキスト情報や簡単な画像も表示可能である。
以下、図5、図6を参照し、点字表示部230で表示する点字模様の例を説明する。図5は、タッチパネル120に表示される操作画面の例である。操作画面には、複数の操作キーk1〜k4(以下、これらをまとめて「操作キーk」ともいう)が配置され視覚的に表示されている。図6は、図5に対応する点字用の点字画像データd1〜d4(以下、これらをまとめて「点字画像データd」ともいう)である。点字画像データd1〜d4に含まれる点字情報は、それぞれ操作キーk1〜k4に示される文字データに対応している。なお、この対応関係はあくまでも例示であり、操作キーk1〜k4の文字データと、点字画像データとは一対一に対応する必要はなく、意味内容が対応していればよい。例えば点字画像データの点字数(文字数)を操作キーの文字データの文字数よりも少なくしてもよい。これらの図5の画面用の画像データおよび図6の点字用の画像データは、ともに本体制御部110の記憶部に記憶されている。
通常モードのときには、各操作キーkを指でタッチすることで、各操作キーkに対応した処理が実行される。例えば操作キーk1をタッチすることで、操作画面はコピーに関する設定画面に遷移する。後述する点字デバイス対応制御では、点字デバイス200を装着した操作者が指カバー292で、操作画面の操作キーkにタッチすることで、対応した点字画像データdが点字表示部230に表示される。具体的には、例えば指カバー292でタッチパネル120表面の操作キーk1の枠内(四角枠)のいずれかの位置をタッチすることで、操作キーk1に対応した点字画像データd1が本体装置100から、点字デバイス200に無線通信により送信される。そして、点字デバイス200は、受信した点字画像データd1を点字表示部230に表示する。なお、図6の例では、点字画像データd1は、6ピンを1組のデータとして6個のデータで構成されている。各データを、点字表示部230により所定時間間隔で順次表示するようにしてもよい。または、操作者による操作キーk1内でのスライド操作により、6個のデータをスクロールさせながら表示してもよい。さらに、点字画像データd1には、点字情報だけでなく、これら全体を囲む枠線などの図形を含めるようにしてもよい。
(決定スイッチ240)
決定スイッチ240は、点字表示部230に重畳して配置した圧力センサーである。操作者が指Fを下方に押し込むことで、圧力センサーにより所定以上の圧力が検知された場合に、点字デバイス制御部210は、操作者によって、決定スイッチがONされたと判定する。なお決定スイッチ240としては、これに限られず、空いている方の手で操作するタクトスイッチであってもよい。また、その場合、このタクトスイッチをユニットケース293の上部に配置してもよい。
(切替部250)
切替部250は、指カバー292の指の腹に対応する位置に配置され、指カバー292の外側の導電状態を変更し、静電容量方式のタッチパネル120に対して反応されないようにする。以下においては、タッチパネル120に指カバー292でタッチしたとしても、接触が検知されない状態を無効状態といい、検知される状態を有効状態という。
図7(a)は、切替部250の内部構成を示す模式図であり、図7(b)はその一部拡大図である。切替部250は、多数の微小の導電のプレート片251により構成されており、隣接するプレート片251間は、スイッチ252により電気的に連結されている。各プレート片251は、それ単体ではタッチパネル120で検出されない程度のサイズである。このサイズは、例えば1mm四方のサイズであり、タッチパネル120の感度により適宜選択してもよい。スイッチ252により各プレート片251を電気的に接続することで、有効状態となり、非接続にすることで無効状態となる。無効状態への切り替えは、後述するように無線通信が確立できない状況下でなされるが、操作者がスイッチ(図示せず)を操作することにより無効状態、有効状態を相互に切り替えるようにしてもよい。
(制御方法)
以下、図8〜図10を参照し、点字デバイス連携システム500の制御方法について説明する。図8は、点字デバイス200側の制御を示すフローチャートである。図9は、本体装置100側の制御を示すメインのフローチャートであり、図10は、サブのフローチャートである。
(点字デバイス200側の制御)
(ステップS101)
点字デバイス制御部210は、本体装置100と通信可能であるか否かを判定する。本体装置100と、例えばBLEによる無線通信が確立できれば(YES)、処理をステップS102に進め、通信が確立できなければ(NO)、処理をステップS111に進める。
(ステップS102)
点字デバイス制御部210は、切替部250により有効状態に切り替える。以降は点字デバイス200によるタッチパネル120、その他の静電容量方式のタッチパネルへのタッチ操作が可能になる。
(ステップS103)
ここでは、点字デバイス制御部210は、接触センサー220の出力をモニターし、センサー情報、すなわち何らかの物体への接触タイミングの情報をリアルタイムで、本体装置100に送信する。この送信するデータは、接触センサー220の出力を数十Hz周期の信号に変換したものである。
(ステップS104)
ここでは、本体装置100から点字情報を受信したか否かを判断する。点字情報を受信した場合(YES)には、処理をステップS105に進める。
(ステップS105)
点字表示部230に点字情報を表示する。表示内容が後述するステップS302によるイネーブル信号に係る点字情報であれば、例えば点字表示部230の全てのピンを持ち上げる。これにより、操作者は、点字デバイス200は、点字デバイス対応制御に対応している装置のタッチパネル120にタッチしていることを認識できる。また、後述するステップS303による操作キーkに応じた点字情報であれば、操作キーkの内容を認識できる。
(ステップS106)
操作者は、点字表示部230の表示内容から、操作キーkの内容を認識する。所望の操作キーkであれば、決定スイッチ240をONする(押し下げる)。点字デバイス制御部210は、決定スイッチ240がONされた場合(YES)には、処理をステップS107に進める。ONされない場合(NO)には、ステップS105に戻る。
(ステップS107)
点字デバイス200は、決定スイッチ240のON信号を本体装置100に送信する。
(ステップS111)
点字デバイス制御部210は、本体装置100と無線通信が確立できなければ、切替部250により無効状態に切り替える。以降は点字デバイス200によるタッチパネル120等へのタッチ操作が検出されなくなる。
(ステップS112)
ここは、点字デバイス制御部210は、点字表示部230に不使用状態する。例えば、点字表示部230の全てのピンを最下点まで下げることにより、操作者は無効状態として認識できるとともに、以降は、点字表示部230の作動を停止する。
(本体装置100側の制御)
(ステップS201)
本体装置100の本体制御部110は、点字デバイス制御部210と通信可能であるか否かを判定する。点字デバイス制御部210と無線通信が確立できれば(YES)、処理をステップS202に進め、通信が確立できなければ(NO)、処理をステップS211に進める。
(ステップS202)
ここでは、本体制御部110は、点字デバイス200によりステップS103で、リアルタイムで送信されたセンサー情報を逐次受信する。
(ステップS203)
本体制御部110は、タッチパネル120へのタッチが検出されたかを判定する。タッチが検出されれば処理を、ステップS204に進める。
(ステップS204)
ここでは、ステップS203で検知したタッチが、点字デバイス200によりタッチされたものか否かを判定し、点字デバイス200によるタッチであれば(YES)、処理をステップS206に進め、そうでなければ(NO)、処理をステップS205に進める。この判定は、例えば点字デバイス200から送信されてくるセンサー情報の接触タイミングを示す波形と、タッチパネル120へのタッチのタイミングを示す波形が同一であるか否かにより行う。より具体的には、センサー情報で非接触から接触に変化したタイミングが、本体装置100でタッチを検出したタイミングと一致していれば、ステップS203で検知したタッチが、点字デバイス200によりタッチされたものであると判定する。例えば、点字デバイス200から、60Hz周期のセンサー情報を受信する場合、本体装置100は、非接触から接触に変化したタイミングが、同一周期あるいは1周期程度(約16msec)の差であれば、点字デバイス200によるタッチと判定する。
(ステップS205)
点字デバイス200以外によるタッチ操作であるので、通常のタッチ処理を実行する。例えば操作画面の操作キーkがタッチされた場合には、操作キーkに対応した処理が実行される。
(点字デバイス対応制御(ステップS206のサブルーチン))
点字デバイス200によるタッチに対しては、図10に示す点字デバイス対応制御を実行する。本実施形態においては、この点字デバイス対応制御が実行されている最中であっても、点字デバイス200以外によるタッチ操作を判定し続ける。例えば、視覚障害者が点字デバイスでタッチパネル120にタッチすることで、以下に説明する点字デバイス対応制御を実行する。そして、この実行中、または前後に、健常者が付き添って素手でタッチパネル120の別の操作キーkを操作した場合には、この操作に応じた通常の制御を実行する。なお、この制御に代えて、点字デバイスによるタッチであると判定した場合に、これを起点として所定時間の間、または点字デバイス200により終了操作がなされるまでの間、点字デバイス対応制御のみを実行し、点字デバイス200以外のタッチを無効にする点字デバイス対応モードに移行するようにしてもよい。
(ステップS301)
ここでは、誤操作防止処理を実行する。具体的には、点字デバイス対応制御に切り替えた時、すなわち、点字デバイス200によるタッチと判定したタイミング(S204:YES)の前後に点字デバイス以外の物体によるタッチパネル120へのタッチを検出した場合、タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理(undo)または無効化処理を行う。例えば、判定タイミングに係るタッチの直前に指カバー292を装着した人差し指以外の指で、タッチパネル120にタッチした場合には、この操作を誤操作とみなす。そして、この操作に係る処理(例えば画面遷移や処理実行開始)が既に行われていれば、アンドゥ処理する。また、判定タイミングに係るタッチの直後であれば、このタッチを無効化処理する。ここで、この前後のタイミングは、上述のような60Hz周期の信号であれば1周期程度を超える有意な時間差があった場合である。例えば点字デバイス200によるタッチと判定したタイミングの前後百数十msec程度である。また、点字デバイス以外の物体によるタッチパネル120へのタッチであることの判定は、上述のステップS204の処理により行う。また、過去のタッチ操作に係る処理は、所定期間、タッチ装置がなされた時間とともに記憶部に記憶されている。
(ステップS302)
本体制御部110は、点字デバイス対応制御に切り替わったことを示すイネーブル信号に係る点字情報を点字デバイス200に送信する。
(ステップS303)
本体制御部110は、続いて、タッチ位置に応じた点字情報を点字デバイス200に送信する。例えば、操作画面の操作キーk1の枠内へのタッチであれば、操作キーk1に対応する点字画像データd1を送信する(図5、6参照)。また、その後、操作キーk2の枠内に指先(指カバー292)をスライドさせた場合には、点字画像データd2を送信する。
(ステップS304)
本体制御部110は、決定スイッチのON信号の受信を待つ。ON信号を受信した場合(YES)には、処理をステップS305に進め、受信しない場合には、処理をステップS303に戻す。
(ステップS305)
本体制御部110は、決定スイッチのON信号の受信に応じて、現時点で、点字デバイス200によりタッチされている操作キーkに応じた機能の処理を実行する。
このように本実施形態に係る点字デバイス連携システムにおいては、本体制御部110は、タッチパネル120へのタッチを検出した場合、点字デバイス200から送信された物体への接触タイミングと比較することで、このタッチが、点字デバイス200によるものか否かを判定する。そして、点字デバイス200によるタッチであれば、このタッチへの制御を、タッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替える。これにより、健常者が用いる通常のタッチパネルを、特別な操作を必要とせずに、視覚障害者と健常者で共用できる。
以上に説明した点字デバイス対応連携システムの本体装置および点字デバイスの構成は、上記の第1の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な本体装置および点字デバイスが備える構成を排除するものではない。例えば、以下のような変形が可能である。
(変形例)
(変形例1)
第1の実施形態においては、切替部250は、導電のプレート片251の導電状態を切り替えることにより、静電容量方式のタッチパネルで、タッチが検知されない無効状態と有効状態とを切り替えていた。以下に示す変形例1に係る点字デバイス200Bは、切替部250Bを移動することにより無効状態と有効状態を切り替える。
図11は、変形例1に係る点字デバイス200Bの構成を示す断面模式図であり、操作者の指Fの指先方向から視た図である。変形例1においては、同図に示す構成以外は、図1〜図4で示した点字デバイス200と同一構成を備えるので説明を省略する。
図11に示すように、指カバー292Bは内部が中空の円環状の断面を有する指カバーであり、内部に配置された導電性の切替部250Bは、移動機構(図示せず)により内部を移動可能に構成されている。
図11(a)では、切替部250Bは、指Fの腹に対向する位置に配置されている。このとき、点字デバイス200は有効状態であり、操作者は、指カバー20Bを通じで指Fの腹で、タッチパネルを操作することにより、タッチ操作が可能である。
図11(b)では、切替部250Bは、指Fの背に対向する位置に配置されている。このとき、点字デバイス200は無効状態であり、操作者は、指カバー20Bを通じで指Fの腹で、タッチパネルを操作したとしても、タッチパネル側では、このタッチ操作を検出できない。
このように、変形例1に係る点字デバイス200Bを用いても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。なお、図11に示した切替部250Bは、導電性の部材を、指Fの外周に沿って指の背側に回転移動することで、無効状態に切り替えたが、他の例として導電性の切替部250Bを、タッチパネル120から遠ざけるようにしてもよい。例えば無効状態においては、切替部250Bを指カバー292の外周面から1から2mm程度遠ざけるように移動する。このようにして無効状態に切り替えるような機構としてもよい。
(変形例2)
第1の実施形態では、点字デバイス200と本体装置100とは無線通信によりデータの送受信を行っていた。次に示す変形例2においては、接触通信(いわゆる人体通信)により通信を行うものである。
図12、図13は、それぞれ変形例2に係る本体装置100Cおよび点字デバイス200Cのハードウェア構成を示すブロック図である。図2、図3で示した第1の実施形態に係る装置とは、人体通信部を備える点で異なる。それ以外の構成は、第1の実施形態と同一であり、説明は省略する。
本体装置100は、人体通信部123を備える。この人体通信部123は、タッチパネル120の表示部121、タッチ検出部122に重ねて配置されている。
点字デバイス200は、人体通信部270を備える。この人体通信部270は、点字デバイス200を装着した操作者が、指カバー292の指先(指の腹側)または指カバー292で覆われていない指の指先でタッチパネル120にタッチすることで、公知の接触通信(人体通信ともいう)を行う。
人体通信部270は、データに応じた量の電荷が、操作者の指カバー292の指先、または指先に誘起されるように荷電量を制御する。この荷電量は、通信速度(情報量)に応じた所定の速度で通信するデータに応じて変化する。そして、アンテナとして機能する人体通信部123は、操作者の指カバー292の荷電量の変化によって、誘起される荷電量の変化に応じたデータの信号を受信する。以上が点字デバイス200から本体装置100へのデータの送信方法であり、逆方向への通信も同じ方式により行われる。
変形例2においては、図8、図9に示した通信可能か否かの判断(ステップS101、S201)は、指カバー292の指先がタッチパネルに触れて、接触通信によるデータの送受信が開始することにより行われる。なお、変形例2においては、図13に示すように点字デバイス200Cは、接触センサー220を備えているが、この接触センサーを省略し、これに代えて、人体通信部123、270による通信が行われることで、点字デバイス200Cによるタッチであると判定してもよい(ステップS204)。
このように、変形例2に係る本体装置100Cおよび点字デバイス200Cを備える点字デバイス連携システムを用いても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(その他の変形例)
第1の実施形態等では、点字画像データdは、本体制御部110に記憶されていたが、点字デバイス200の点字デバイス制御部210に記憶されていてもよい。この場合、本体制御部110は、テキストデータ、すなわち文字コードのみを点字デバイス200に送信すればよい。
またマルチタッチへの対応としては下記の処理を行ってもよい。具体的には点字デバイス200の指カバー292(人差し指)によるタッチと他の指(中指や親指)によるタッチとが一緒に行われた場合には、マルチタッチの判定がなされる。この場合、点字デバイス200以外の指によるタッチを排除する必要がある。例えば、点字デバイス200によるタッチと他の指によるタッチに有意な時間差(信号1周期を超える)があった場合には、上述の誤操作防止処理(S301)により対応できる。一方で、複数のタッチ間で有意な時間差がなければ、マルチタッチの中間点(座標)をタッチ位置と判定したり、タッチ自体を無効にしたりしてもよい。また、無効にする場合には、その旨を点字表示部230により表示してもよい。
上述した第1の実施形態および各変形例に係る点字デバイス連携システムおよび点字デバイスにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、点字デバイス連携システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
500 点字デバイス連携システム
100 本体装置
110 本体制御部
120 タッチパネル
160 無線通信部
200、200B、200C 点字デバイス
210 点字デバイス制御部
220 接触センサー
230 点字表示部
240 決定スイッチ
250 切替部
260 無線通信部
270 人体通信部
291 手袋本体部
292 指カバー
293 ユニットケース

Claims (11)

  1. 操作を受け付ける本体装置、および操作者の手に装着される点字デバイスを備える点字デバイス連携システムであって、
    前記本体装置は、
    表示面に画像を表示するとともに、操作者による前記表示面へのタッチを検出するタッチパネルと、
    前記点字デバイスと通信する通信部と、
    本体制御部と、を備え、
    前記点字デバイスは、
    操作者の指先を覆う指カバーと、
    前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
    前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部と、
    通信部と、
    点字デバイス制御部と、
    を備え、
    前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検出信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
    前記本体制御部は、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定し、
    前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、タッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替える、点字デバイス連携システム。
  2. 前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記点字デバイスに送信し、
    前記点字デバイス制御部は、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示させる、請求項1に記載の点字デバイス連携システム。
  3. 前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えたタイミングの直前、または直後に、前記点字デバイス以外の物体による前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、該タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理または無効化処理を行う、請求項1または請求項2に記載の点字デバイス連携システム。
  4. 前記本体制御部は、前記点字デバイス対応制御に切り替えた後、現在の前記点字デバイスによる前記タッチパネルのタッチ位置に対応する操作キーの情報を前記点字デバイスに送信し、
    前記点字デバイス制御部は、前記点字表示部により、前記本体制御部から受信した前記情報を表示する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の点字デバイス連携システム。
  5. 前記点字デバイスは、さらに、操作者の操作を受け付ける決定スイッチを備え、
    前記点字デバイス制御部は、前記決定スイッチが操作された場合、操作されたことを示すON信号を前記本体装置に送信し、
    前記本体制御部は、前記点字デバイスから前記ON信号を受信した場合に、前記点字デバイスによるタッチ位置に対応する前記操作キーの選択操作を実行する、請求項4に記載の点字デバイス連携システム。
  6. 操作者による表示面へのタッチを検出するタッチパネルを備えた本体装置と通信可能な点字デバイスであって、
    操作者の指先を覆う指カバーと、
    前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部と、
    前記指カバーの内側に配置され、前記指先に点字の触感を生じさせる、立体的な点字模様を表示可能な点字表示部と、
    通信部と、
    操作者が操作する決定スイッチと、
    点字デバイス制御部と、
    を備え、
    前記点字デバイス制御部は、前記センサー部の検知信号に応じた、物体への接触タイミングを前記本体装置に送信し、
    前記本体装置は、前記点字デバイスのタッチによる前記タッチパネルの操作キーへの選択操作を無効にし、前記決定スイッチによる前記操作キーの選択操作を有効にする点字デバイス対応制御を備え、
    前記点字デバイス制御部は、前記本体装置から前記点字デバイス対応制御に切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から受信した場合に、前記決定スイッチが操作されたことを示すON信号を、前記本体装置に送信する、点字デバイス。
  7. 前記指カバーの前記指の腹に対応する位置の導電性特性を変更し、前記指カバーのタッチパネルへの接触を検知させない無効状態に切り替える、切替部を、さらに備える、請求項6に記載の点字デバイス。
  8. 前記点字デバイス制御部は、前記本体装置と通信できないときに、前記切替部により前記無効状態に設定する、請求項7に記載の点字デバイス。
  9. タッチパネルを通じた操作を受け付ける本体装置と、操作者の手に装着される点字デバイスであって、操作者の指先を覆う指カバー、前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部、および前記指カバーの内側に配置され、点字情報を表示可能な点字表示部を備える点字デバイスとを備えた、点字デバイス連携システムの制御方法であって、
    (a)前記点字デバイスの前記センサー部の検出信号に応じた物体への接触タイミングを、前記本体装置に送信するステップと、
    (b)前記本体装置で、前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、前記点字デバイスから受信した物体への前記接触タイミングと比較することで、前記タッチが前記点字デバイスによるものか否かを判定するステップと、
    (c)前記タッチが前記点字デバイスによるものと判定した場合、前記タッチへの制御を、前記本体装置を、前記タッチパネルへのタッチによる操作キーの選択操作を無効にする点字デバイス対応制御に切り替えるステップと、
    を含む、制御方法。
  10. (d)前記ステップ(c)で前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、切り替えたことを示すイネーブル信号を、前記本体装置から前記点字デバイスに送信するステップと、
    (e)前記点字デバイスは、前記イネーブル信号を受信した場合、前記点字表示部により、前記点字デバイス対応制御に切り替わったことを示す情報を表示するステップと、をさらに含む、請求項9に記載の制御方法。
  11. (f)前記ステップ(c)で前記点字デバイス対応制御に切り替えた場合に、前記本体装置は、前記点字デバイス対応制御に切り替えたタイミングの直前、または直後に、前記点字デバイス以外の物体による前記タッチパネルへのタッチを検出した場合、該タッチの操作に係る処理を元の状態に戻すアンドゥ処理または無効化処理を行うステップ、をさらに含む、請求項9または請求項10に記載の制御方法。
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