JP6982279B2 - 制御システム、および制御プログラム - Google Patents
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Description
視覚障害者へ情報を通知する通知部と、
前記操作画面の表示内容を制御し、前記操作画面に表示した複数のアイコンのうちいずれかのアイコンへの選択操作に応じて、該アイコンに対応付けた処理を実行させる表示制御部と、
前記通知部を介して前記タッチパネルへのタッチ位置にある前記操作画面の表示内容をユーザーに通知するとともに、前記タッチパネルとは異なる決定スイッチへの操作により前記タッチ位置にあるアイコンの前記選択操作を行う視覚障害者モードと、前記タッチパネルへの前記アイコンへのタッチによる該アイコンの前記選択操作を行う通常モードと、を切り替えるモード切替部と
を備え、
前記表示制御部は、
前記通常モードにおいて、前記操作画面内にスクロール領域を設け、前記スクロール領域内に、複数の前記アイコンを所定のスクロール方向に並べ、ユーザーによるドラッグ操作によりスクロール可能な態様で表示させ、
前記視覚障害者モードにおいて、前記操作画面に前記通常モードで表示した前記スクロール領域を表示させた場合に、前記スクロール領域に対してドラッグ操作がなされても前記スクロール領域内の前記アイコンを移動させない、制御システム。
前記点字デバイスは、
ユーザーの指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの内側に配置され、視覚障害者への触覚を通じた点字情報を通知可能な前記通知部と、
前記決定スイッチと、
前記タッチパネルが設けられた本体装置と無線通信する通信部と、を備え、
前記表示制御部は、前記通知部により、ユーザーへ、前記タッチパネルへのタッチ位置にある前記操作画面の表示内容に関する点字情報を通知する、上記(1)に記載の制御システム。
前記表示制御部は、前記点字デバイスから送信された前記センサー部の検知による接触タイミングと、前記タッチパネルが検出したタッチのタイミングにより、前記スクロール領域に対しての前記ドラッグ操作が前記点字デバイスによるものか否かを判定する、上記(3)に記載の制御システム。
前記表示制御部は、前記視覚障害者モードにおいて、前記ボタンへの選択操作に応じて、前記スクロール領域内の前記アイコンを移動させる、上記(1)から上記(4)のいずれかに記載の制御システム。
前記表示制御部は、前記視覚障害者モードにおいて、前記ボタンへのタッチ操作に応じて、前記ボタンの方向に隠れている前記アイコンの数、表示している前記アイコンの数、ならびに表示および隠れている前記アイコンの合計であるトータルの前記アイコンの数を、前記通知部により通知させる、上記(5)に記載の制御システム。
前記スクロール領域内の隣接する2つの前記アイコンの境界部分に対してタッチ操作またはドラッグ操作がなされた場合に、前記通知部により、前記スクロール領域内の前記アイコンの配置状態に関する情報を通知する、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載の制御システム。
前記操作画面の表示内容を制御し、前記操作画面に表示した複数のアイコンのうちいずれかのアイコンへの選択操作に応じて、該アイコンに対応付けた処理を実行させるステップ(a)と、
前記通知部を介して前記タッチパネルへのタッチ位置にある操作画面の表示内容をユーザーに通知するとともに、前記タッチパネルとは異なる決定スイッチへの操作により前記タッチ位置にあるアイコンの前記選択操作を行う視覚障害者モードと、前記タッチパネルへの前記アイコンへのタッチによる該アイコンの前記選択操作を行う通常モードと、を切り替えるステップ(b)と、を含む処理であって、
前記ステップ(b)では、前記通常モードにおいて、前記操作画面内にスクロール領域を設け、前記スクロール領域内に、複数の前記アイコンを所定のスクロール方向に並べ、ユーザーによるドラッグ操作によりスクロール可能な態様で表示させ、
前記視覚障害者モードにおいて、前記操作画面に前記通常モードで表示した前記スクロール領域を表示させた場合に、前記スクロール領域に対してドラッグ操作がなされても前記スクロール領域内の前記アイコンを移動させない、処理を前記コンピューターに実行させるための制御プログラム。
本体装置100は、例えばMFP(Multifunction Peripheral)である。図1に示すように本体装置100は、制御部110、操作パネル120、記憶部130、プリンター部140、スキャナー部150、ファクシミリ部160、無線通信部170、およびスピーカー180を備える。
図2、図3A、図3B、図4に示すように、点字デバイス200は、制御部210、点字表示部220、選択操作用の決定スイッチ230、接触センサー240、および無線通信部250を備える。
制御部210は、CPU、RAM、およびROMを備える。無線通信部250は、無線通信により、無線通信部170と通信を行う。これらの機能は、それぞれ制御部110、無線通信部170と同様であり、説明を省略する。
点字表示部220は、指カバー292の内側に配置され、ユーザーに点字の感触を生じさせる立体的な点字模様を表示(具現)する。この点字表示部220は、視覚障害者へ情報を通知する通知部として機能する。図4は、指カバー292周辺の断面模式図である。同図に示すように点字表示部220は、指先に触覚を感じさせる多数のピンが設けられており、このピンの高さ方向の突き出し量は、圧電素子により個別に変更できる。ピンの密度(解像度)は、一般的な点字のピッチ(2〜3mm)よりも高い密度で構成しており、点字模様以外にもテキスト情報や簡単な画像も表示可能である。
決定スイッチ230は、点字表示部220に重畳して配置した圧力センサーである。ユーザーが指Fを下方に押し込むことで、圧力センサーにより所定以上の圧力が検知された場合に、制御部210は、ユーザーによって、決定スイッチ230がONされたと判定する。なお決定スイッチ230としては、これに限られず、空いている方の手で操作するタクトスイッチであってもよい。また、その場合、このタクトスイッチをユニットケース293の上部に配置してもよい。
接触センサー240は、「センサー部」として機能する。接触センサー240は、指カバー292の指の腹に対応する位置に配置され、指カバー292の外側が、操作パネル120の表面等の物体に接触したことを検知する。接触センサー240は、例えばマイクロスイッチまたは圧力センサーなどの機械的なセンサーであってもよく、光学的なセンサーであってもよい。また圧力センサーを用いた場合には、所定以上の圧力で物体に接触した場合に、接触したと判定するようにしてもよい。点字デバイス200を装着したユーザーが、指カバー292の先端で操作パネル120等の何らかの物体にタッチした場合には、接触センサー240はそのタッチを検知する。
以下、図7〜図8Cを参照し、制御システム500で実行される制御方法について説明する。図7は、点字デバイス200側の制御を示すフローチャートである。図8Aは、本体装置100側の制御を示すメインのフローチャートであり、図8B、図8Cは、サブルーチンのフローチャートである。
図7は、点字デバイス200側の制御を示すフローチャートである。本体装置100との間で所定の通信規格の沿った手順で無線通信が確立することに応じて、図7の制御が行われる。
最初に、点字デバイス200の制御部210は、本体装置100と通信が確立した上で、視覚障害者モードに移行したか否かを判定する。本体装置100は、点字デバイス200と例えばBLEによる無線通信が確立できれば、視覚障害者モードへの移行を判断し、その判断結果を点字デバイス200側に送信する。点字デバイス200は、視覚障害者モードに移行した旨の結果を受けるまで待機し(NO)、移行結果を受信したならば(YES)、処理をステップS12に進める。
ここでは、制御部210は、本体装置100から点字情報を受信したか否かを判断する。点字情報を受信した場合(YES)には、処理をステップS13に進める。
点字表示部220に、受信した点字情報に対応する点字画像を表示する。後述するようにアイコンiへのタッチに応じた点字情報であれば、ユーザーはアイコンiの内容を認識できる。
ユーザーは、点字表示部220の表示内容から、アイコンiの内容を認識する。所望のアイコンiであれば、決定スイッチ230をONする(押し下げる)。制御部210は、決定スイッチ230がONされた場合(YES)には、処理をステップS15に進める。ONされない場合(NO)には、処理を終了し、ステップS11以降の処理を繰り返す。
点字デバイス200は、決定スイッチ230のON信号を本体装置100に送信して、終了する。
(ステップS21)
本体装置100の制御部110は、点字デバイス200と通信可能であるか否かを判定する。点字デバイス200との無線通信が確立できなければ(NO)、ドラッグ操作を許可する通常モードへの切り替えを行うステップS22に処理を進める。通信が確立できれば(YES)、ドラッグ操作を禁止する視覚障害者モードへの切り替えを行うステップS23に処理を進める。なお、視聴覚障害者モードへの切り替えを、本体装置100と点字デバイス200間の通信が確立されてから、さらに、点字デバイス200により決定スイッチ230押し下げ、等によるユーザーの確認指示を受けてから行うようにしてもよい。また、ステップS21の判定を所定周期で逐次行い、確立された通信が切断することに応じて、視覚障害者モードから通常モードに切り替えるようにしてもよい。
図8Bは、ステップS22の通常モードに関するサブルーチンフローチャートである。
ここでは制御部110は、操作パネル120へのタッチが検出されたかを判定する。タッチが検出されれば処理を、ステップS32に進める。
制御部110は、検出したタッチがスクロール領域でのドラッグ操作であるか否かを判定する。スクロール領域へのドラッグ操作であると判定すれば(YES)、処理をステップS33に進め、ドラッグ操作でなければ、処理をステップS34に進める。
ここではスクロール領域のアイコンをスクロールさせて表示する。ここで「スクロール領域」、およびステップS33で行うスクロール表示について図を参照して説明する。図9Aは、通常モードにおける操作パネルに表示する操作画面の例であり、図9Bは、図9Aでドラッグ操作された後の操作画面を示す図である。
ここでは、制御部110は、検出したタッチがいずれかのアイコンiへのタッチであるかを判定する。アイコンiへのタッチであれば(YES)、処理をステップS35に進め、そうでなければ処理をステップS31に戻し、以降の処理を繰り返す。
アイコンiへの選択操作がなされたので、選択されたアイコンiに応じた処理を実行する。例えばアイコンi4への選択操作がなされた場合には、用紙のサイズを選択する操作画面に遷移する。
図8Cは、ステップS23の視覚障害者モードに関するサブルーチンフローチャートである。なお、視覚障害者モードに移行した際には、始めに、あるは定期的に、視覚障害者モードを実行中である旨の情報を点字デバイス200に送信するようにしてもよい(図7のステップS11参照)。
制御部110は、操作パネル120へのタッチが検出されたかを判定する。タッチが検出されれば処理を、ステップS42に進める。
制御部110は、検出したタッチがスクロール領域でのドラッグ操作であるか否かを判定する。スクロール領域でのドラッグ操作であると判定すれば(YES)、処理をステップS43に進め、ドラッグ操作でなければ、処理をステップS44に進める。
ここではスクロール領域のアイコンiを移動させない。ここで、ステップS43で行う処理について図を参照して説明する。図10Aは、視覚障害者モードにおける操作パネルに表示する操作画面の例であり、同図に示すように図10Aは、図9Aと共通する操作画面である。すなわち、本実施形態においては、通常モード、および視覚障害者モードを相互に切り替えたとしても、操作パネル120に表示する内容は、何ら変化はなく、そのままである。通常モードと視覚障害者モードで操作画面の表示内容を共通にすることで、視覚障害者モード向けに新たに操作画面を準備する必要がないので、表示用のデータ作成に関する工数を削減できる。
ここでは、制御部110は、検出したタッチがいずれかのアイコンiへのタッチであるかを判定する。アイコンへのタッチであれば(YES)、処理をステップS45に進め、そうでなければ処理をステップS41に戻し、以降の処理を繰り返す。
アイコンの内容に応じて、点字情報を点字デバイス200に送信する。例えば、図10Bのように、アイコンi2の枠内へのタッチであれば、アイコンi2に対応する点字情報を点字デバイス200に送信する。なお、図10Aから図10Bに至るまでの間に、ユーザーが操作パネル120に指をタッチさせながらタッチ位置を右方向にアイコンi5からi2の位置まで滑らせた場合、制御部110は、アイコンi4、i3、i2の内容に対応する点字情報を順次、ユーザーが装着している点字デバイス200に送信する。
ここでは、図7の点字デバイス200のステップS15の処理に応じて、点字デバイス200からの決定スイッチ230のON信号を受信したか否かを判定する。ON信号を受信した場合(YES)には処理をステップS47に進め、そうでなければ(NO)処理をステップS41に戻し、以降の処理を繰り返す。
ここでは、制御部110は、ステップS35と同様に、決定スイッチのON信号の受信を選択操作として取り扱い、現時点で、点字デバイス200によりタッチされているアイコンiに応じた機能の処理を実行する。
次に第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、視覚障害者モードを実行中になされたタッチ(ドラッグ操作)が、点字デバイス200によるものか否かを判定し、その結果に応じて制御を切り替える。
図8Cと同様の処理を行い、視覚障害者モードにおいてスクロール領域a1へのドラッグ操作がなされたならば、処理をステップS421に進める。
ここでは、制御部110は、点字デバイス200によるドラッグ操作であるか否かを判定する。点字デバイス200によるドラッグ操作であれば(YES)、処理をステップS43に進め、そうでなく(NO)、点字デバイス200以外によるドラッグ操作であれば(NO)、処理をステップS422に進める。この点字デバイス200によるものか否かの判定は、以下のように行う。
点字デバイス200を装着した指以外の指、例えば、健常者の指、または右手の人差し指以外の指で行われたドラッグ操作に応じて、スクロール領域のアイコンiをスクロール表示する。この処理は、図8BのステップS33と同様である、通常モードと同様の処理を行う。
図8Cで説明した処理と同様に、ここではスクロール領域のアイコンを移動させない。
図8Cと同じ処理であり、説明を省略する。
次に第3の実施形態について説明する。第1の実施形態においては、視覚障害者モードを実行中には、スクロール領域a1内のアイコンをスクロールすることはできなかった。第3の実施形態は、スクロールボタンを用いてスクロール領域a1内のアイコンをシフトさせるものである。
制御部110は、右スクロールボタンb1への選択操作がなされたか否かを判定する。具体的には、選択操作として、ステップS41で、右スクロールボタンb1へタッチがなされている間に点字デバイス200から決定スイッチ230のON信号を受信した場合には(YES)、処理をステップS55へ進め、そうでなければ(NO)、処理をステップS52へ進める。
次に制御部110は、ステップS51と同様の手順により、左スクロールボタンb2への選択操作がなされたか否かを判定する。左スクロールボタンb2への選択操作であれば(YES)、処理をステップS53へ進め、そうでなければ(NO)、処理をステップS57へ進める。
制御部110は、現在の表示状態において、スクロール領域a1に表示しているアイコンiの左側に隠れたアイコンiがあるか否かを判定する。隠れたアイコンiがあれば(YES)、処理をステップS54に進め、アイコンiがなければ、処理をステップS57に進める。
制御部110は、スクロール領域a1のアイコンiを右に1個分、スライド(移動)させる。図13Bの操作画面12bは、図13Aの操作画面12bに対して、ユーザーが左スクロールボタンb2を3回選択操作した後の状態を示す図である。図13Aでは、アイコンi5の先に隠れたアイコンi6〜i8があったので、図13Bでは選択操作の回数に応じて、左に隠れていた3個のアイコンiが表示されるように、スクロール領域a1内のアイコンiを右に3個分、スライドさせている。
ここでは制御部110は、スクロール領域a1に表示しているアイコンiの右側に隠れたアイコンiがあるか否かを判定する。隠れたアイコンiがあれば(YES)、処理をステップS56に進め、アイコンiがなければ、処理をステップS57に進める。
制御部110は、スクロール領域a1のアイコンiを左に1個分、スライドさせる。
制御部110は、スクロール領域a1のアイコンiの移動はなく、そのままの表示状態を維持する。
図14は、点字用の操作画面22b(点字画像)を示す概念図であり、図13Bの操作画面12b(視認用画像)に対応している。図13Bの状態では、スクロール領域a1内には、アイコンi8〜i4を表示している。アイコンi8は、左端に位置することからアイコンi8の左側には隠れたアイコンiは存在しない。制御部110は、この状態に応じて、点字用の操作画面(点字画像)においてスクロールボタンb1(またはb2)を表示(点字表示)しない。具体的には、制御部110は、図13Bのスクロールボタンb1(またはb2)の位置へタッチがなされたとしても、点字デバイス200に対して、点字情報を送信しない。このようにすることで、視覚障害者は、スクロール領域a1には、アイコンi8の先には、他のアイコンiがないことを認識することができる。
第3の実施形態においては、スクロール領域a1内のアイコンiのスライドに、スクロールボタンb1、b2を用いた。第4の実施形態においては、さらにスクロールボタンb1、b2に別の機能を持たせるものである。
図16は、第2の変形例における、スクロール領域a1内で互いに隣接するアイコンi間の境界部分の機能を説明する図である。同図に示すように第2の変形例においては、スクロール領域a1に表示するアイコンi間の境界部分a21、a22、a23、a24にタッチ操作がなされた場合には、アイコンiの配置状態に関する情報を、点字デバイス200に点字情報として通知する。
本実施形態においては、上述のように点字情報の通知方法として、タッチパネル122へのタッチ位置のシフト量分だけ、点字表示部220の点字の表示内容をシフトさせるように表示している。具体的には、例えば、タッチ位置が1mm右にシフトした場合、点字表示部220の表示内容(ピンの突出位置)を1mm右にシフトさせるように表示している。このように表示する場合、境界部分a21〜a24の領域が狭い場合、点字表示できる文字数が限られ、十分な情報を通知できない虞がある。このような問題に対して、第3の変形例においては、境界部分の周辺(左右、上下、斜め)の他のアイコンiがない、空いている部分に点字画像を表示してもよい。
図18は、第5の実施形態に係る本体装置100側の制御を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、図8Aのフローチャートに対応するものであり、ステップS61、S62、S64は、図8AのステップS21、S23、S22にそれぞれ対応する。
制御部110は、点字デバイス200と通信可能となったことに応じて、視覚障害者モードに切り替えた後、処理をステップS63に進める。
制御部110は、点字デバイス200による無操作によるタイムアウトとなったか否かを判定し続ける。タイムアウトとなった場合(YES)には、処理をステップS64に進める。具体的には、操作パネル120へのタッチ操作が所定時間以上(例えば数十秒または数分)、継続してなされなかった場合には、タイムアウトと判断する。
制御部110は、視覚障害者モードから通常モードに切り替え、スクロール領域a1へのドラッグ操作を有効な状態にする。
図19は、第6の実施形態に係る本体装置100側の制御を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、図8Aのフローチャートに対応するものであり、ステップS71、S73、S74は、図8AのステップS21、S22、S23にそれぞれ対応する。
制御部110は、点字デバイス200と通信可能でなければ(NO)、処理をステップS73に進める。通信可能であれば(YES)、処理をステップS72に進める。
制御部110は、切り替えの指示の入力を待つ(NO)。通常モードへの切り替え指示の入力があれば、処理をステップS73に進め、視覚障害者モードへの切り替えの指示の入力があれば、処理をステップS74に進める。
図8AのステップS23、S22と同様に、制御部110は、ステップS73では通常モードへ切り替え、ステップS74では視覚障害者モードに切り替える。
100 本体装置
110 制御部
120 タッチパネル
170 無線通信部
180 スピーカー
200 点字デバイス
210 制御部
220 接触センサー
230 点字表示部
240 決定スイッチ
250 無線通信部
291 手袋本体部
292 指カバー
293 ユニットケース
Claims (13)
- 表示面に操作画面を表示するとともに、ユーザーによる前記表示面へのタッチを検出するタッチパネルと、
視覚障害者へ情報を通知する通知部と、
前記操作画面の表示内容を制御し、前記操作画面に表示した複数のアイコンのうちいずれかのアイコンへの選択操作に応じて、該アイコンに対応付けた処理を実行させる表示制御部と、
前記通知部を介して前記タッチパネルへのタッチ位置にある前記操作画面の表示内容をユーザーに通知するとともに、前記タッチパネルとは異なる決定スイッチへの操作により前記タッチ位置にあるアイコンの前記選択操作を行う視覚障害者モードと、前記タッチパネルへの前記アイコンへのタッチによる該アイコンの前記選択操作を行う通常モードと、を切り替えるモード切替部と
を備え、
前記表示制御部は、
前記通常モードにおいて、前記操作画面内にスクロール領域を設け、前記スクロール領域内に、複数の前記アイコンを所定のスクロール方向に並べ、ユーザーによるドラッグ操作によりスクロール可能な態様で表示させ、
前記視覚障害者モードにおいて、前記操作画面に前記通常モードで表示した前記スクロール領域を表示させた場合に、前記スクロール領域に対してドラッグ操作がなされても前記スクロール領域内の前記アイコンを移動させない、制御システム。 - ユーザーが装着する点字デバイスを備え、
前記点字デバイスは、
ユーザーの指先を覆う指カバーと、
前記指カバーの内側に配置され、視覚障害者への触覚を通じた点字情報を通知可能な前記通知部と、
前記決定スイッチと、
前記タッチパネルが設けられた本体装置と無線通信する通信部と、を備え、
前記表示制御部は、前記通知部により、ユーザーへ、前記タッチパネルへのタッチ位置にある前記操作画面の表示内容に関する点字情報を通知する、請求項1に記載の制御システム。 - 前記視覚障害者モードであっても、前記スクロール領域に対してドラッグ操作がなされた場合に、前記ドラッグ操作が前記点字デバイスによるものでない場合に、前記アイコンを移動させる、請求項2に記載の制御システム。
- 前記点字デバイスは、前記指カバーの指の腹に対応する位置に配置され、前記指カバーの外側が物体に接触したことを検知するセンサー部を、さらに備え、
前記表示制御部は、前記点字デバイスから送信された前記センサー部の検知による接触タイミングと、前記タッチパネルが検出したタッチのタイミングにより、前記スクロール領域に対しての前記ドラッグ操作が前記点字デバイスによるものか否かを判定する、請求項3に記載の制御システム。 - 前記操作画面には、前記スクロール領域以外の領域に、前記アイコンを移動させるためのボタンが配置されており、
前記表示制御部は、前記視覚障害者モードにおいて、前記ボタンへの選択操作に応じて、前記スクロール領域内の前記アイコンを移動させる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の制御システム。 - 前記ボタンは、前記スクロール方向において、前記スクロール領域に隣接する位置に配置されており、
前記表示制御部は、前記視覚障害者モードにおいて、前記ボタンへのタッチ操作に応じて、前記ボタンの方向に隠れている前記アイコンの数、表示している前記アイコンの数、ならびに表示および隠れている前記アイコンの合計であるトータルの前記アイコンの数を、前記通知部により通知させる、請求項5に記載の制御システム。 - 前記表示制御部は、前記視覚障害者モードにおいて、
前記スクロール領域内の隣接する2つの前記アイコンの境界部分に対してタッチ操作またはドラッグ操作がなされた場合に、前記通知部により、前記スクロール領域内の前記アイコンの配置状態に関する情報を通知する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の制御システム。 - 前記モード切替部は、前記本体装置と前記点字デバイスとの間で、無線通信が確立されることに応じて、前記視覚障害者モードに切り替える、請求項2から請求項4のいずれかに記載の制御システム。
- 前記モード切替部は、前記本体装置と前記点字デバイスとの間で確立していた無線通信が切断されることに応じて、前記視覚障害者モードから前記通常モードに切り替える、請求項8に記載の制御システム。
- 前記モード切替部は、前記本体装置と前記点字デバイスとの間で、無線通信が確立されることに応じて、前記視覚障害者モードに切り替えた場合に、切り替えてから、または最後に前記点字デバイスによる操作が行われてから、所定時間以上、点字デバイスによる操作が行われない状態が継続した場合に、前記通常モードに切り替える、請求項8または請求項9に記載の制御システム。
- 前記モード切替部は、前記本体装置と前記点字デバイスとの間で、無線通信が確立されることに応じて、前記視覚障害者モードに切り替えた場合においても、ユーザーの入力指示に応じて、前記通常モード、または前記視覚障害者モードに切り替える、請求項8から請求項10のいずれかに記載の制御システム。
- 前記通常モードと前記視覚障害者モードで、共通の操作画面を表示する、請求項1から請求項11のいずれかに記載の制御システム。
- 表示面に操作画面を表示するとともに、ユーザーによる前記表示面へのタッチを検出するタッチパネルと、視覚障害者へ情報を通知する通知部と、を備える制御システムを制御するコンピューターで実行される制御プログラムであって、
前記操作画面の表示内容を制御し、前記操作画面に表示した複数のアイコンのうちいずれかのアイコンへの選択操作に応じて、該アイコンに対応付けた処理を実行させるステップ(a)と、
前記通知部を介して前記タッチパネルへのタッチ位置にある操作画面の表示内容をユーザーに通知するとともに、前記タッチパネルとは異なる決定スイッチへの操作により前記タッチ位置にあるアイコンの前記選択操作を行う視覚障害者モードと、前記タッチパネルへの前記アイコンへのタッチによる該アイコンの前記選択操作を行う通常モードと、を切り替えるステップ(b)と、を含む処理であって、
前記ステップ(b)では、前記通常モードにおいて、前記操作画面内にスクロール領域を設け、前記スクロール領域内に、複数の前記アイコンを所定のスクロール方向に並べ、ユーザーによるドラッグ操作によりスクロール可能な態様で表示させ、
前記視覚障害者モードにおいて、前記操作画面に前記通常モードで表示した前記スクロール領域を表示させた場合に、前記スクロール領域に対してドラッグ操作がなされても前記スクロール領域内の前記アイコンを移動させない、処理を前記コンピューターに実行させるための制御プログラム。
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