JP6839372B1 - 電子機器 - Google Patents

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JP6839372B1
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【課題】通気口から筐体内への水の浸入を防水部材やシール部材等を追加することなく簡易的に抑制することが可能な新規な構成の電子機器を得る。【解決手段】電子機器1は、例えば、表示画面3aを有した表示装置3と、表示装置3を収容する筐体2であって、表示画面3aが露出した前壁2a(第一壁)と、前壁2aの表示画面3aと交差したX方向(第一方向)に離間して位置された後壁2b(第二壁)と、前壁2aと後壁2bとの間に亘るとともに通気口7が設けられた左壁2c(第三壁)と、通気口7の少なくともX方向の内面7aに設けられ表示装置3から離れるにつれてX方向に向かうように後壁2bの後面2b1(面)に対して傾斜した傾斜面7c(第一傾斜面)と、を有した筐体2と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、通気口が設けられた壁を有した筐体と、通気口から筐体内への水の浸入を抑制する防水部材と、を備えた電子機器が、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−075499号公報
この種の電子機器では、例えば、通気口から筐体内への水の浸入を防水部材やシール部材等を追加することなく簡易的に抑制することが可能な新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、通気口から筐体内への水の浸入を簡易的に抑制することが可能な新規な構成の電子機器を得ることである。
本発明の第一態様にかかる電子機器は、表示画面を有した表示装置と、前記表示装置を収容する筐体であって、前記表示画面が露出した第一壁と、前記第一壁の前記表示画面と交差した第一方向に離間して位置された第二壁と、前記第一壁と前記第二壁との間に亘るとともに通気口が設けられた第三壁と、前記通気口の少なくとも前記第一方向の内面に設けられ、前記第一方向と直交する方向に前記表示装置から離れるにつれて前記第一方向に向かうように前記第二壁の面に対して傾斜した第一傾斜面と、前記通気口の前記第一方向の反対方向の内面に設けられ、前記第一方向と直交する前記方向に前記表示装置から離れるにつれて前記第一方向に向かうように前記第二壁の面に対して傾斜した第二傾斜面と、を有した筐体と、を備える。
また、前記筐体は、前記第一傾斜面よりも前記表示装置側に位置され、前記通気口の前記第一方向の内面から前記第一方向の反対方向に延びた第一リブを有している。
また、前記第二傾斜面と前記第三壁の外面との間の角部は、前記第一傾斜面が鉛直方向と直交する場合に、前記第一傾斜面または前記第一リブの外側面と前記鉛直方向に並ぶ。
また、少なくとも前記第一傾斜面の前記第二壁の面に対する傾斜角度は、15°以上である。
また、前記筐体に収容され、発熱体を冷却する空気流を生成するファンを備え、前記通気口は、前記空気流の排気口または吸気口である。
また、前記発熱体は、前記通気口に向けて延びるとともに当該通気口に対して前記表示装置側に離れて位置されたヒートシンクである。
また、前記第二壁には、前記通気口と前記第三壁と交差した第二方向に並んで排水口が設けられる。
また、前記筐体は、前記第三壁から前記表示装置に向かう方向において前記排水口よりも前記表示装置側に位置され、前記第二壁から前記第一方向の反対方向に延びた第二リブを有している。
本発明の上記態様によれば、通気口から筐体内への水の浸入を防水部材やシール部材等を追加することなく簡易的に抑制することが可能な新規な構成の電子機器を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図である。 図2は、実施形態の電子機器の背面側からの例示的な斜視図である。 図3は、実施形態の電子機器の例示的な分解斜視図である。 図4は、実施形態の電子機器の例示的な断面図である。 図5は、図4の通気口の近傍の拡大図であって、筐体が設置面に対して平行な状態を示した図である。 図6は、図5の通気口の近傍の拡大図であって、筐体が設置面に対して所定角度傾いた状態を示した図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
[実施形態]
図1は、実施形態の電子機器1の正面側からの斜視図であり、図2は、電子機器1の背面側からの斜視図である。なお、以下の説明では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、電子機器1(表示装置3)の厚さ方向(前後方向)に沿い、Y方向は、電子機器1の横幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、電子機器1の縦幅方向(上下方向、短手方向)に沿う。
X方向は、表示装置3の表示画面3aと交差した第一方向の一例である。また、以下の説明では、便宜上、X方向は後方と称され、X方向の反対方向は前方と称され、Y方向は左方と称され、Y方向の反対方向は右方と称され、Z方向は上方と称され、Z方向の反対方向は下方と称される場合がある。
図1および図2に示されるように、電子機器1は、例えば、タブレット型のパーソナルコンピュータとして構成されている。電子機器1は、筐体2と、表示装置3と、タッチパネル4と、内部部品5と、弾性体6と、を備えている。なお、電子機器1は、この例には限定されず、例えば、スマートフォンや、携帯電話、ゲーム機等であってもよい。電子機器1は、携帯型情報機器等とも称される。
筐体2は、例えば、表示画面3aが露出する前面2a1と、前面2a1とは反対側を向いた後面2b1と、を有する。表示装置3は、表示画面3aが前方から視認可能な状態に、筐体2に支持されている。また、前面2a1の一部および表示画面3aは、タッチパネル4の透明部によって覆われている。
筐体2は、例えば、X方向に扁平な直方体状の箱型に構成されている。筐体2は、前壁2aや、後壁2b、左壁2c、上壁2d、右壁2e、下壁2f等の複数の壁を有している。左壁2c、上壁2d、右壁2e、および下壁2fは、側壁や、周壁、立壁等とも称される。
前壁2aは、表示装置3の表示画面3aが露出する四角形状の枠状に構成されている。前壁2aは、前面2a1を含み、筐体2の前端部を構成している。前壁2aは、第一壁の一例である。
後壁2bは、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びた四角形状の板状に構成され、前壁2aのX方向に離間して位置されている。後壁2bは、後面2b1を含み、筐体2の後端部を構成している。後壁2bは、第二壁の一例である。
左壁2cおよび右壁2eは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁2cは、前壁2aおよび後壁2bのY方向の端部の間に亘り、右壁2eは、前壁2aおよび後壁2bのY方向の反対方向の端部の間に亘っている。左壁2cには、後述する通気口7が設けられている。左壁2cは、筐体2の左端部を構成し、右壁2eは、筐体2の右端部を構成している。
上壁2dおよび下壁2fは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。上壁2dは、前壁2aおよび後壁2bのZ方向の端部の間に亘り、下壁2fは、前壁2aおよび後壁2bのZ方向の反対方向の端部の間に亘っている。上壁2dは、筐体2の上端部を構成し、下壁2fは、筐体2の下端部を構成している。
また、筐体2には、四つの角部2h〜2kが設けられている。角部2hは、左壁2cと上壁2dとの交差部によって構成され、角部2iは、上壁2dと右壁2eとの交差部によって構成されている。また、角部2jは、右壁2eと下壁2fとの交差部によって構成され、角部2kは、下壁2fと左壁2cとの交差部によって構成されている。各角部2h〜2kは、角丸(角R)状に構成され、弾性体6によって覆われている。
弾性体6は、例えば、エラストマやゴム等によって構成されている。弾性体6は、電子機器1が置かれる設置面100と筐体2との干渉を抑制する機能や、筐体2が設置面100に対して滑ったりがたついたりするのを抑制する機能、筐体2の角部2h〜2kを保護する機能等を有している。弾性体6は、保護部材(コーナーガード)や、滑り止め部材、ゴム脚等とも称される。
図3は、電子機器1の分解斜視図である。図3に示されるように、筐体2は、例えば、フロントカバー21や、リヤカバー22等のような複数の部品(分割体)の組み合わせによって構成されている。フロントカバー21およびリヤカバー22は、互いにX方向に並んでいる。
リヤカバー22は、例えば、後壁2bと、左壁2c、上壁2d、右壁2e、および下壁2fのそれぞれの一部と、を有している。リヤカバー22とフロントカバー21との間には、複数の内部部品5や、表示装置3等が収容されている。フロントカバー21およびリヤカバー22は、合成樹脂材料等によって作られる。
フロントカバー21は、例えば、前壁2aと、左壁2c、上壁2d、右壁2e、および下壁2fのそれぞれの一部と、を有している。フロントカバー21は、リヤカバー22に対して、爪による所謂スナップフィットや、ネジ等の結合具によって結合(一体化)される。
表示装置3は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,Liquid Crystal Display)である。表示装置3は、X方向に扁平な直方体状に構成されている。なお、表示装置3は、この例には限定されず、例えば、有機ELディスプレイ(OELD,Organic Electro-Luminescent Display)等であってもよい。また、タッチパネル4は、例えば、表示装置3内に組み込まれた所謂インセルタッチパネルとして構成されてもよい。
内部部品5は、例えば、基板11や、ファン12、ヒートシンク13、ヒートパイプ14等である。基板11には、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の複数の電子部品が実装されている。基板11内の配線とこれら複数の電子部品とによって、電子機器1の制御回路の少なくとも一部が構成されている。
図4は、電子機器1の断面図である。図4に示されるように、ファン12は、例えば、X方向に沿って延びる回転中心Ax1回りに回転可能な遠心ファンであり、ケーシング12aと、ブレード12bと、を有している。ケーシング12aには、吸入口12cと、排出口12d(図3参照)と、が設けられている。
ブレード12bは、ケーシング12a内に収容されている。ファン12は、ブレード12bの回転中心Ax1回りの回転により、吸入口12cからケーシング12a内に吸入され、排出口12dからケーシング12a外に排出される空気流Wを生成する。ファン12は、シロッコファンや、ブロアファン等とも称される。
ヒートシンク13は、ファン12の排出口12dに対向して位置されている。ヒートシンク13は、例えば、一対のプレート13aや、複数のフィン13b等を有している。一対のプレート13aは、X方向に互いに間隔をあけて略平行に設けられている。一対のプレート13aは、排出口12dから左壁2cの通気口7に向かってY方向に延びている。
複数のフィン13bは、互いにZ方向に間隔をあけて並んでいる。複数のフィン13bは、それぞれ、一対のプレート13aの間に亘るようにX方向およびY方向に延びている。フィン13bは、放熱部等とも称される。
ヒートシンク13は、複数のフィン13bと当該フィン13b間を流れるファン12の空気流Wとの熱交換によってヒートパイプ14や、当該ヒートパイプ14と熱的に接続されたCPU等の基板11の発熱部品を冷却可能である。ヒートシンク13は、アルミニウム等の金属材料によって作られる。
ヒートパイプ14は、ヒートシンク13とX方向に重なって位置されている。ヒートパイプ14は、グリス等の熱伝導部材を介してヒートシンク13と熱的に接続されている。ヒートパイプ14は、ヒートシンク13や、ファン12の排出口12d(図3参照)、左壁2cの通気口7に沿ってZ方向に細長く延びている。
図5および図6は、図4の通気口7の近傍の拡大図であって、図5は、筐体2が設置面100に対して平行な状態(姿勢)を示した図であり、図6は、筐体2が設置面100に対して所定角度傾いた状態(姿勢)を示した図である。なお、図6には、設置面100に対して垂直な方向が矢印Vで示される。V方向は、鉛直方向の一例である。また、左壁2cは、第三壁の一例であり、Y方向は、左壁2cと交差した第二方向の一例である。
図3および図5に示されるように、通気口7は、例えば、左壁2cをY方向に貫通する複数の小孔が集まった部分として構成されている。通気口7は、ヒートシンク13と熱交換を行ったファン12の空気流Wを筐体2外に排出可能である。言い換えると、通気口7は、ファン12の排気口として機能する。なお、通気口7は、この例には限定されず、例えば、ファン12の吸気口として機能するように構成されてもよい。
図5に示されるように、通気口7のX方向に互いに対向する一対の内面7a,7bには、それぞれ傾斜面7c,7dが設けられている。傾斜面7c,7dは、表示装置3から離れるY方向に向かうにつれてX方向に向かうように傾斜している。すなわち、傾斜面7c,7dは、設置面100および後壁2bの後面2b1に対して傾斜している。後面2b1は、面の一例である。
また、本実施形態では、傾斜面7c,7dの後面2b1に対する傾斜角度は、15°以上に設定されている。具体的には、傾斜面7c,7dの傾斜角度は、IEC規格のIPX2(垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない)に対応して15°に設定されている。
よって、筐体2を設置面100に対して15°未満で傾けた場合(図6)には、傾斜面7c,7dが設置面100に対して傾斜するため、傾斜面7c,7dによる水の排出効果、すなわち筐体2内への水の浸入の抑制効果を高めることができる。
なお、傾斜面7c,7dの傾斜角度は、この例には限定されず、例えば、15°よりもやや大きい角度(例えば、16°〜20°)に設定されてもよい。また、傾斜面7dの傾斜角度は、傾斜面7cの傾斜角度と同じではなく、異なる角度に設定されてもよい。
また、傾斜角度は、IEC規格のIPX2(垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない)に対応する15°には限定されず、例えば、IPX3(垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない)に対応する60°に設定されてもよい。
また、図5に示されるように、通気口7の内面7aには、リブ8が設けられている。リブ8は、通気口7における表示装置3側(下流側)の端部に位置されている。すなわち、リブ8は、傾斜面7cよりも表示装置3側に位置され、内面7aからX方向の反対方向に延びている。リブ8のY方向の外側面8aと傾斜面7cとの間には、水を入り難くする段差が形成されている。リブ8は、第一リブの一例である。
また、傾斜面7dと左壁2cの外面2c1との間には、凸状の角部7eが設けられている。角部7eは、通気口7における表示装置3とは反対側(上流側)の端部に位置されている。すなわち、角部7eは、傾斜面7dよりも表示装置3とは反対側に位置され、内面7bからX方向に突出している。角部7eは、通気口7のX方向の開口幅を狭め、水を入り難くしている。
そして、本実施形態では、角部7eは、傾斜面7cがV方向と直交する場合、すなわち傾斜面7cが設置面100と平行な状態で、傾斜面7cまたはリブ8の外側面8aとV方向に並ぶよう構成されている。これにより、雨水等が左壁2cの外面2c1を伝って角部7eから落下した場合に、当該雨水等が傾斜面7c上またはリブ8の外側面8a上に落ちるため、水の浸入の抑制効果をより高めることができる。角部7eは、縁部や、端部、突出部等とも称される。
また、図5および図6に示されるように、後壁2bには、排水口9が設けられている。排水口9は、後壁2bをX方向に貫通するとともに、通気口7に沿ってZ方向に細長く延びている。すなわち、排水口9は、通気口7とY方向に並んでいる。排水口9は、通気口7と近接(隣接)して設けられており、通気口7から筐体2内に浸入した水を筐体2外に排出可能である。
また、後壁2bには、通気口7および排水口9とY方向に並んでリブ10が設けられている。リブ10は、排水口9よりも表示装置3側、すなわちY方向の反対方向に位置され、後壁2bからX方向の反対方向に延びている。リブ10のY方向の外側面と後壁2bの内面との間には、水を入り難くする段差が形成されている。リブ10は、第二リブの一例である。
また、ヒートシンク13のプレート13aには、傾斜部13a1が設けられている。傾斜部13a1は、Y方向に向かうにつれてX方向の反対方向、すなわち通気口7(左壁2c)のX方向の中央部に向かうように傾斜している。傾斜部13a1は、ファン12の空気流Wを通気口7のX方向の中央部に向けてガイドしている。
ここで、本実施形態では、傾斜部13a1のY方向の先端部は、通気口7に対して表示装置3側に離れて位置されている。仮に、傾斜部13a1のY方向の先端部が通気口7内に位置されると、通気口7から筐体2内に水が浸入した場合に、当該水が傾斜部13a1によってファン12に向けてガイドされてしまう虞がある。
その点、本実施形態によれば、傾斜部13a1のY方向の先端部が通気口7から離れているため、仮に通気口7から筐体2内に水が浸入したとしても、当該水が傾斜部13a1と左壁2cや後壁2bとの間の隙間を通過し、ひいては後壁2bの排水口9から筐体2の外側に排出することができる。
以上のように、本実施形態では、電子機器1は、表示画面3aを有した表示装置3と、表示装置3を収容する筐体2であって、表示画面3aが露出した前壁2a(第一壁)と、前壁2aの表示画面3aと交差したX方向(第一方向)に離間して位置された後壁2b(第二壁)と、前壁2aと後壁2bとの間に亘るとともに通気口7が設けられた左壁2c(第三壁)と、通気口7の少なくともX方向の内面7aに設けられ表示装置3から離れるにつれてX方向に向かうように後壁2bの後面2b1(面)に対して傾斜した傾斜面7c(第一傾斜面)と、を有した筐体2と、を備える。
このような構成によれば、例えば、傾斜面7cによって通気口7から筐体2内への水の浸入を防水部材やシール部材等を追加することなく簡易的に抑制することができる。その結果、例えば、電子機器1の製造(組立やメンテナンス等)に要する手間やコスト等が低減されやすく、ひいてはIEC規格の所定の防滴構造を有したより簡素な構成の電子機器1が得られうる。
また、本実施形態では、筐体2は、傾斜面7cよりも表示装置3側に位置され、通気口7のX方向の内面7aからX方向の反対方向に延びたリブ8(第一リブ)を有している。
このような構成によれば、例えば、リブ8によって通気口7の表示装置3側(下流側)におけるX方向の開口幅を狭めることができたり、傾斜面7cとリブ8の外側面8aとの間に水を入り難くする段差を形成できたりする。よって、例えば、通気口7から筐体2内への水の浸入がより抑制されやすい。
また、本実施形態では、筐体2は、通気口7のX方向の反対方向の内面7bに設けられ表示装置3から離れるにつれてX方向に向かうように後壁2bの後面2b1に対して傾斜した傾斜面7d(第二傾斜面)を有している。
このような構成によれば、例えば、傾斜面7dによって通気口7の表示装置3とは反対側(上流側)におけるX方向の開口幅を狭めることができたり、傾斜面7dと左壁2cの外面2c1との間に水を入り難くする凸状の角部7eを形成できたりする。よって、例えば、通気口7から筐体2内への水の浸入がより一層抑制されやすい。
また、本実施形態では、傾斜面7dと左壁2cの外面2c1との間の角部7eは、傾斜面7cがV方向(鉛直方向)と直交する場合に、傾斜面7cまたはリブ8の外側面8aとV方向に並ぶ。
このような構成によれば、例えば、雨水等が左壁2cの外面2c1を伝って角部7eから落下した場合に、当該雨水等が傾斜面7c上またはリブ8の外側面8a上に落ちるため、筐体2内への水の浸入の抑制効果がより高まりやすい。
また、本実施形態では、傾斜面7c,7dの後壁2bの後面2b1に対する傾斜角度は、15°以上である。
このような構成によれば、例えば、傾斜面7c,7dによってIEC規格のIPX2(垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない)以上を満たすことができる。
また、本実施形態では、筐体2に収容され、ヒートシンク13(発熱体)を冷却する空気流Wを生成するファン12を備え、通気口7は、空気流Wの排気口または吸気口である。
このような構成によれば、例えば、ファン12の排気口または吸気口として機能する通気口7における水の浸入を抑制することができ、ひいては当該水の浸入によって生じるファン12への影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、発熱体としてのヒートシンク13は、通気口7に向けて延びるとともに当該通気口7に対して表示装置3側に離れて位置されている。
このような構成によれば、例えば、ヒートシンク13の表面積を確保して冷却効果(放熱効果)をより高めることができつつ、通気口7から筐体2内に浸入した水がヒートシンク13によってファン12に向けてガイドされるといった不都合を抑制できる。
また、本実施形態では、後壁2bには、通気口7とY方向(第二方向)に並んで排水口9が設けられている。
このような構成によれば、例えば、排水口9によって通気口7から筐体2内に浸入した水を筐体2の外側に排出することができるため、水の浸入によって生じるファン12や基板11に実装された電子部品等への影響がより抑制されやすい。
また、本実施形態では、筐体2は、排水口9よりも表示装置3側に位置され、後壁2bからX方向の反対方向に延びたリブ10(第二リブ)を有している。
このような構成によれば、例えば、リブ10と後壁2bとの間に水を入り難くする段差を形成することができるため、リブ10よりも筐体2の内側への水の浸入がより抑制されやすい。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…電子機器、2…筐体、2a…前壁(第一壁)、2b…後壁(第二壁)、2b1…後面(面)、2c…左壁(第三壁)、2c1…外面、3…表示装置、3a…表示画面、7…通気口、7a,7b…内面、7c…傾斜面(第一傾斜面)、7d…傾斜面(第二傾斜面)7e…角部、8…リブ(第一リブ)、8a…外側面、9…排水口、10…リブ(第二リブ)、12…ファン、13…ヒートシンク(発熱体)、V…鉛直方向、W…空気流、X…第一方向、Y…第二方向。

Claims (8)

  1. 表示画面を有した表示装置と、
    前記表示装置を収容する筐体であって、前記表示画面が露出した第一壁と、前記第一壁の前記表示画面と交差した第一方向に離間して位置された第二壁と、前記第一壁と前記第二壁との間に亘るとともに通気口が設けられた第三壁と、前記通気口の少なくとも前記第一方向の内面に設けられ、前記第一方向と直交する方向に前記表示装置から離れるにつれて前記第一方向に向かうように前記第二壁の面に対して傾斜した第一傾斜面と、前記通気口の前記第一方向の反対方向の内面に設けられ、前記第一方向と直交する前記方向に前記表示装置から離れるにつれて前記第一方向に向かうように前記第二壁の面に対して傾斜した第二傾斜面と、を有した筐体と、
    を備えた、電子機器。
  2. 前記筐体は、前記第一傾斜面よりも前記表示装置側に位置され、前記通気口の前記第一方向の内面から前記第一方向の反対方向に延びた第一リブを有した、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第二傾斜面と前記第三壁の外面との間の角部は、前記第一傾斜面が鉛直方向と直交する場合に、前記第一傾斜面または前記第一リブの外側面と前記鉛直方向に並ぶ、請求項に記載の電子機器。
  4. 少なくとも前記第一傾斜面の前記第二壁の面に対する傾斜角度は、15°以上である、請求項1〜のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  5. 前記筐体に収容され、発熱体を冷却する空気流を生成するファンを備え、
    前記通気口は、前記空気流の排気口または吸気口である、請求項1〜のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  6. 前記発熱体は、前記通気口に向けて延びるとともに当該通気口に対して前記表示装置側に離れて位置されたヒートシンクである、請求項に記載の電子機器。
  7. 前記第二壁には、前記通気口と前記第三壁と交差した第二方向に並んで排水口が設けられた、請求項1〜のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  8. 前記筐体は、前記第三壁から前記表示装置に向かう方向において前記排水口よりも前記表示装置側に位置され、前記第二壁から前記第一方向の反対方向に延びた第二リブを有した、請求項に記載の電子機器。
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