JP6837643B2 - 台車 - Google Patents

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本発明は、複数連結可能な台車に関する。
特許文献1に開示の台車では、台盤の上面に第1凹部と第2凹部が形成され、第1凹部にJ字状の連結棒が収容されている。第1凹部には、連結棒の長軸部を旋回可能に支持する支持孔と、連結棒の短軸部と係合する第1係合孔と、が設けられていて、連結棒は、長軸部が支持孔に挿通され且つ短軸部が第1係合孔に挿通された状態で、第1凹部に収容される。2つの台車が連結されるときには、一方の台車の連結棒が引き上げられて支持孔を中心に旋回し、短軸部が他方の台車の第2凹部に形成された第2係合孔に係合する。
特公平6−62087号公報(第2頁右欄第25〜37行、第1,5〜8図)
特許文献1の台車では、連結棒を引き上げる際に連結棒がつかみ難いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、連結棒の引き上げを容易にする台車の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、台盤の外縁部の上面に形成される第1凹部及び第2凹部と、長軸部と、短軸部と、前記長軸部と前記短軸部とを連絡する連絡軸部とからなるJ字状の連結棒と、を有し、前記第1凹部の底面に、前記長軸部が挿通されて前記連結棒を旋回可能に支持する支持孔と、前記短軸部と係合する第1係合孔と、を備えると共に、前記第2凹部の底面に、前記短軸部と係合する第2係合孔を備える台車であって、2つの前記台車が連結されるときに、一方の台車の前記連結棒が前記支持孔を中心に旋回されて、その連結棒の前記短軸部が他方の台車の前記第2係合孔と係合する台車において、前記第1凹部の底面には、前記短軸部が前記第1係合孔と係合した状態で前記連絡軸部の端部を持ち上げる隆起部が形成され、前記第2凹部の底面における前記第2係合孔の縁部に土手部が形成されている台車である。
請求項2の発明は、台盤の外縁部の上面に形成される第1凹部及び第2凹部と、長軸部と、短軸部と、前記長軸部と前記短軸部とを連絡する連絡軸部とからなるJ字状の連結棒と、を有し、前記第1凹部の底面に、前記長軸部が挿通されて前記連結棒を旋回可能に支持する支持孔と、前記短軸部と係合する第1係合孔と、を備えると共に、前記第2凹部の底面に、前記短軸部と係合する第2係合孔を備える台車であって、2つの前記台車が連結されるときに、一方の台車の前記連結棒が前記支持孔を中心に旋回されて、その連結棒の前記短軸部が他方の台車の前記第2係合孔と係合する台車において、前記第1凹部の底面には、前記短軸部が前記第1係合孔と係合した状態で前記連絡軸部の端部を持ち上げる隆起部が形成され、前記第1凹部と前記第2凹部の内側面には、前記台車が連結されるときの前記短軸部の旋回経路に沿った円弧状をなす円弧部が形成されている台車である。
請求項3の発明は、台盤の外縁部の上面に形成される第1凹部及び第2凹部と、長軸部と、短軸部と、前記長軸部と前記短軸部とを連絡する連絡軸部とからなるJ字状の連結棒と、を有し、前記第1凹部の底面に、前記長軸部が挿通されて前記連結棒を旋回可能に支持する支持孔と、前記短軸部と係合する第1係合孔と、を備えると共に、前記第2凹部の底面に、前記短軸部と係合する第2係合孔を備える台車であって、2つの前記台車が連結されるときに、一方の台車の前記連結棒が前記支持孔を中心に旋回されて、その連結棒の前記短軸部が他方の台車の前記第2係合孔と係合する台車において、前記第1凹部の底面には、前記短軸部が前記第1係合孔と係合した状態で前記連絡軸部の端部を持ち上げる隆起部が形成され、前記第2凹部の底面には、前記第2係合孔へ近づくにつれて下るように傾斜して前記短軸部を前記第2係合孔に案内するガイド部が形成されている台車である。
請求項4の発明は、前記第2凹部の底面における前記第2係合孔の縁部に土手部が形成されている請求項2又は3に記載の台車である。
請求項5の発明は、前記台車が連結されるときの前記短軸部の旋回経路を避けた位置に配置されている請求項1又は4に記載の台車である。
請求項6の発明は、前記第1凹部の底面と前記第2凹部の底面のうち前記台車が連結されるときの前記短軸部の旋回経路と重なる部分が、前記隆起部よりも低く、且つ、平坦になっている請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の台車である。
[請求項1の発明]
本発明では、第1係合孔に短軸部が係合している状態の連結棒の連絡軸部が隆起部によって第1凹部の底面から浮き上がる。これにより、連結棒の連絡軸部がつかみ易くなり、連結棒の引き上げが容易となる。
また、本発明によれば、連結棒の短軸部を第2係合孔に深く係合させることが可能となり、台車が連結された状態における連結棒の第2係合孔からの脱落が抑制される。
[請求項の発明]
本発明によれば、土手部と短軸部の干渉を抑制して、連結棒のスムーズな旋回が図られる。
[請求項の発明]
本発明によれば、第1凹部及び第2凹部が四角形状に形成されている場合と比較して、第1凹部及び第2凹部を小さくすることが可能となり、台盤の強度低下を抑制することが可能となる。
[請求項の発明]
本発明によれば、連結棒を旋回させるときの連結棒の引き上げ量を小さくすることが可能となる。また、第1凹部の底面及び第2凹部の底面のうち短軸部の旋回経路と重なる部分が平坦になっているので、連結棒の旋回をスムーズに行える。
[請求項の発明]
本発明によれば、ガイド部によって連結棒の短軸部が第2凹部の第2係合孔に案内されるので、台車の連結をスムーズに行える。
本発明の一実施形態に係る台車を上方から見た斜視図 台車を下方から見た斜視図 台車の平面図 台盤の短辺方向に並べられた台車の平面図 台盤の長辺方向に並べられた台車の平面図 台車の第1凹部周辺の斜視図 台車の第1凹部周辺の側断面図 台車の第2凹部周辺の斜視図 台盤の長辺方向と短辺方向に並べられた台車の第1凹部周辺の平面図 台車を連結する際の連結棒の斜視図 連結棒により連結された台車の第1凹部周辺の側断面図 4つの台車の連結過程を説明するための平面図 他の実施形態に係る台車の第1凹部周辺の平面図
図1,2に示されるように、本実施形態の台車10は、平面視矩形状をなす台盤11と、台盤11の隅部の下面に取り付けられるキャスター12と、を備えている。台盤11は、矩形枠状に形成され、内側に中央孔11Cを有している。台盤11の上面は、荷物の載置面を構成し、台盤11の各隅部の上面には、台盤11に載置される荷物の持ち上げを容易にするための指掛け凹部19が形成されている。
台盤11は、矩形板状をなす天板13と、天板13の外縁部から下方に突出する外周壁14と、天板13の内縁部から下方に突出する内周壁15と、天板13の下面に立設された複数の補強リブ16(図2参照)と、を備えている。なお、天板13の各辺部には、複数の開口部17が形成されている。
図1に示されるように、台車10は、台盤11の外縁部から上方に突出する側壁18を有している。側壁18は、台盤11の長辺部の中央寄り部分から上方に突出する長辺側壁18Aと、台盤11の短辺部の中央寄り部分から上方に突出する短辺側壁18Bと、を備える。長辺側壁18Aは、台盤11の長辺方向に延在し、短辺側壁18Bは、台盤11の短辺方向に延在する。長辺側壁18Aの上端寄り部分には、持ち手孔18Cが形成されている。
なお、長辺側壁18Aと短辺側壁18Bは、略同じ高さに形成されていて、長辺側壁18A及び短辺側壁18Bは、キャスター12より高くなっている。これにより、台車10が上下に積み重ねられたときに、下側の台車10の長辺側壁18A及び短辺側壁18Bによって上側の台車10の台盤11を支持することができると共に、上側の台車10のキャスター12を下側の台車10の台盤11から浮かせた状態にすることができる。
図3に示されるように、台盤11における1対の長辺部11A,11Aのうち一方の長辺部11A(図3では、下側に示される長辺部11A)の両端部には、台盤11の短辺方向で外側に突出する末端位置決め突部21T,21Tが設けられている。そして、一方の長辺部11Aの中間部に、末端位置決め突部21T,21Tに挟まれた中間位置決め凹部21Aが形成されている。また、他方の長辺部11A(図3では、上側に示される長辺部11A)の中間部には、中間位置決め凹部21Aに対応した形状をなす中間位置決め突部22Tが設けられている。そして、中間位置決め突部22Tの両脇に、末端位置決め突部21T,21Tに対応した形状をなす末端位置決め凹部22A,22Aが形成されている。
また、一方の長辺部11Aの中央位置決め凹部21Aの奥面からは、中央突部25Tが突出し、他方の長辺部11Aの中間位置決め突部22Tには、中央凹部25A(図2参照)が形成されている。ここで、中間位置決め凹部21Aと中間位置決め突部22Tは、台盤11の上下方向の全体に亘って配置されていて、中央突部25Tと中央凹部25Aは、台盤11の下側部分に配置されている。なお、末端位置決め突部21Tと末端位置決め凹部22Aは、台盤11の上側部分に配置されている。
図3に示されるように、台盤11における1対の短辺部11B,11Bのうち一方の短辺部11B(図3では、右側に示される短辺部11B)の両端部には、台盤11の長辺方向で外側に突出する末端位置決め突部23T,23Tが設けられている。そして、一方の短辺部11Bの中間部に、末端位置決め突部23T,23Tに挟まれた中間位置決め凹部23Aが形成されている。また、他方の短辺部(図3では、左側に示される短辺部11B)の中間部には、中間位置決め凹部23Aに対応した形状をなす中間位置決め突部24Tが設けられている。そして、中間位置決め突部24Tの両脇に、末端位置決め突部23T,23Tに対応した形状をなす末端位置決め凹部24A,24Aが形成されている。
また、一方の短辺部11Bの中央位置決め凹部23Aの奥面からは、中央突部26Tが突出し、他方の短辺部11Bの中間位置決め突部24Tには、中央凹部26A(図2参照)が形成されている。ここで、中間位置決め凹部23Aと中間位置決め突部24Tは、台盤11の上下方向の全体に亘って配置されていて、中央突部26Tと中央凹部26Aは、台盤11の下側部分に配置されている。なお、末端位置決め突部23Tと末端位置決め凹部24Aは、台盤11の上側部分に配置されている。
図4,12に示されるように、2つの台車10が台盤11の短辺方向に並べられると、一方の台車10の末端位置決め突部21T,21Tが他方の台車10の末端位置決め凹部22A,22Aと係合し、他方の台車10の中間位置決め突部22Tが一方の台車10の中間位置決め凹部21Aと係合する。このとき、一方の台車10の中央突部25Tは、他方の台車10の中央凹部25A(図2参照)と係合する。これにより、2つの台車10の長辺部11A同士が係合する。ここで、上述したように、末端位置決め突部21Tと末端位置決め凹部22Aは台盤11の上側部分に配置され、中央突部25Tと中央凹部25Aは台盤11の下側部分に配置されているので、2つの台車10が上下方向に外れ難くなる。
また、図5に示されるように、2つの台車10が台盤11の長辺方向に並べられると、一方の台車10の末端位置決め突部23T,23Tが他方の台車10の末端位置決め凹部24A,24Aと係合し、他方の台車10の中間位置決め突部24Tが一方の台車10の中間位置決め凹部23Aと係合する。このとき、一方の台車10の中央突部26Tは、他方の台車10の中央凹部26A(図2参照)と係合する。これにより、2つの台車10の短辺部11B同士が係合する。ここで、上述したように、末端位置決め突部23Tと末端位置決め凹部24Aは台盤11の上側部分に配置され、中央突部26Tと中央凹部26Aは台盤11の下側部分に配置されているので、2つの台車10が上下方向に外れ難くなる。
なお、詳細には、図3に示されるように、台盤11の長辺部11Aにおいて、中間位置決め凹部21Aの内面のうち長辺方向で内側を向く面は、中間位置決め凹部21Aの奥側に向かうにつれて長辺方向の一方側へ向かうように傾斜している。また、中間位置決め突部22Tの外面のうち台盤11の長辺方向で外側を向く面は、中間位置決め突部22Tの先端側に向かうにつれて長辺方向の一方側へ向かうように傾斜している。従って、長辺部11A同士が係合した2つの台車10は短辺方向に外れ難くなっている(図4,12参照)。
さらに、台盤11の短辺部11Bにおいて、中間位置決め凹部23Aの内面のうち短辺方向で内側を向く面は、中間位置決め凹部23Aの奥側に向かうにつれて短辺方向の一方側へ向かうように傾斜している。また、中間位置決め突部24Tのうち台盤11の短辺方向で外側を向く面は、中間位置決め突部24Tの先端側に向かうにつれて短辺方向の一方側へ向かうように傾斜している。従って、短辺部11B同士が係合した2つの台車10は長辺方向に外れ難くなっている。
図1に示されるように、台盤11の4つの隅部のうち1つの隅部には、指掛け凹部19よりも更に凹んだ第1凹部31が形成されている。また、第1凹部31が形成されている隅部に対して、台盤11の短辺方向で対向する隅部と、台盤11の長辺方向で対向する隅部と、には、第1凹部31と同様にして指掛け凹部19よりも更に凹んだ第2凹部51が形成されている。第1凹部31と第2凹部51は、台盤11の外側に開放している。詳細には、台盤11の短辺方向で第1凹部31と並ぶ第2凹部51は、該短辺方向で台盤11の外側に開放し、台盤11の長辺方向で第2凹部51と並ぶ第2凹部51は、該長辺方向で台盤11の外側に開放している。
図6,7に示されるように、第1凹部31には、連結棒41が収容される。連結棒41は、長軸部42と、短軸部43と、長軸部42と短軸部43の一端部同士を連絡する連絡軸部44と、からなるJ字状に形成されている。連結棒41の長軸部42は、第1凹部31の底面に形成された支持孔32に挿通されている。これにより、連結棒41が支持孔32を中心に旋回可能となっている。長軸部42の他端部には、長軸部42を支持孔32から抜け止めするための抜止部材42Aが取り付けられている。なお、支持孔32の開口縁と抜止部材42Aとの間に、連結棒41(長軸部42)を下方に付勢するバネが介装されてもよい。
第1凹部31の底面には、連結棒41の短軸部43と係合する第1係合孔33が形成されている。短軸部43が第1係合孔33と係合すると、連絡軸部44の全体が第1凹部31内に収まり、連結棒41が第1凹部31内に収容される。なお、支持孔32と第1係合孔33は、台盤11の長辺方向に並べられていて、短軸部43が第2係合孔33に係合した状態では、連絡軸部44が台盤11の長辺方向に沿って配置される(図3参照)。
ここで、図3に示されるように、支持孔32は、第1係合孔33に対して台盤11の長辺方向の外側に配置されている。そして、支持孔32から台盤11の外縁までの距離は、台盤11の長辺方向と短辺方向の両方で連結棒41の連絡軸部44より短くなっている。従って、支持孔32を中心にして連結棒41が旋回されると、短軸部43が台盤11の長辺方向と短辺方向の両方で台盤11より外側にはみ出す(図10参照)。
図6,9に示されるように、第1凹部31の平面形状は、支持孔32を中心とする円の一部を切り出した形状になっていて、第1凹部31の内側面のうち台盤11の長辺方向で外側を向く面は、第1円弧面31Aとなっている。また、第1凹部31の内側面のうち台盤11の短辺方向で外側を向く面は、平坦面31Bとなっている。本実施形態では、第1凹部31の内側面に第1円弧面31Aを備えることにより、第1凹部31が四角形状に形成されている場合と比較して、連結棒41の旋回スペースを確保しつつ、第1凹部31を小さくすることが可能となり、台盤11の強度低下を抑制することが可能となる。
図6,7に示されるように、第1凹部31の底面には、連絡軸部44を第1凹部31の底面から持ち上げる隆起部34が形成されている。隆起部34は、支持孔32の周り全体から盛り上がって、連絡軸部44の長軸部42側の端部を持ち上げる。なお、隆起部34は、台盤11の外縁から離れて配置されている。
図8に示されるように、第2凹部51の底面には、第2係合孔53が形成されている。図4,5に示されるように、2つの台車10が台盤11の長辺方向又は短辺方向に並べられると、一方の台車10の第1凹部31と他方の台車10の第2凹部51が台盤11の長辺方向又は短辺方向に突き合わされる。そして、図10に示されるように、一方の台車10の第1凹部31に収容されていた連結棒41が旋回すると、その連結棒41の短軸部43が他方の台車10の第2凹部51の第2係合孔53と係合する。これにより、2つの台車10が連結棒41によって連結される。
ここで、図8,9に示されるように、第2凹部51の平面形状は、円の一部を切り出した形状になっている。そして、図9に示されるように、第2凹部51の内側面は、2つの台車10が短辺方向又は長辺方向に並べられたときに、該第2凹部51に突き合わされる第1凹部31の支持孔32を中心とする第2円弧面51Aを形成する。本実施形態では、第2凹部51の内側面に第2円弧面51Aを備えることにより、第2凹部51が四角形状に形成されている場合と比較して、連結棒41の旋回スペースを確保しつつ、第2凹部51を小さくすることが可能となり、台盤11の強度低下を抑制することが可能となる。
なお、詳細には、図3,9に示されるように、台車10に備えられる2つの第2凹部51のうち一方の第2凹部51(図3では、台盤11の左下隅に示される第2凹部51A)の第2円弧面51Aは、台車10が台盤11の長辺方向に並べられたときに、該一方の第2凹部51に突き合わされる第1凹部31の支持孔32を中心とする円弧面を形成する。また、他方の第2凹部51(図3では、台盤11の右上隅に示される第2凹部51A)の第2円弧面51Aは、台車10が台盤11の短辺方向に並べられたときに、該他方の第2凹部51に突き合わされる第1凹部31の支持孔32を中心とする円弧面を形成する。
図8に示されるように、第2係合孔53の開口縁には、土手部54が設けられている。土手部54は、第2係合孔53に対して第2円弧面51Aと反対側に配置される。土手部54の高さは、第1凹部31の隆起部34の高さと略同じになっている(図11参照)。
図8,10に示されるように、第2凹部51の底面には、連結棒41の短軸部43を第2係合孔53に案内するためのガイド溝55が設けられている。ガイド溝55は、第2円弧面51Aに沿った円弧状に形成されていて、第2係合孔53は、ガイド溝55の溝走行方向における中間部に配置されている。そして、ガイド溝55の底部には、第2係合孔53に近づくに従って下るように傾斜するスロープが形成されている(図10参照)。
本実施形態の台車10の構成に関する説明は以上である。なお、本実施形態では、ガイド溝55が本発明の「ガイド部」に相当する。
次に、本実施形態の台車10の連結について説明する。図10には、2つの台車10を台盤11の短辺方向に連結するときの様子が示されている。上述したように、2つの台車10が台盤11の短辺方向に並べられると、一方の台車10の第1凹部31が他方の台車10の第2凹部51に突き合わされた状態となる。この状態で、連結棒41を引き上げて、支持孔32を中心に第2凹部51側へと旋回させる。すると、図11に示されるように、連結棒41の短軸部43が第2凹部51の第2係合孔53に係合し、2つの台車10が連結棒41によって連結される。2つの台車10が連結した状態では、一方の台車10の連絡軸部44の全体が、一方の台車10の第1凹部31内と他方の台車10の第2凹部51内に納まり、連結棒41が該第1凹部31と該第2凹部51に収容される。
ここで、連結棒41が第1凹部31に収容されている状態、即ち、連結棒41の短軸部43が第1凹部31の第1係合孔33と係合している状態では、連結棒41の連絡軸部44の長軸部42側の端部が隆起部34によって持ち上げられている。従って、連結棒41を引き上げる際に、連結棒41の連絡軸部44と第1凹部31の底面との間の隙間に指を入り込ませやすくなり、連結棒41の引き上げが容易となる。
また、第2凹部51の底面には、連結棒41の短軸部43を第2係合孔53へと案内する円弧状のガイド溝55が形成され、そのガイド溝55の溝底面には、第2係合孔53へ近づくに従って下るように傾斜するスロープが形成されているので、連結棒41による台車10の連結が容易に行える。
また、図11に示されるように、2つの台車10が連結した状態では、土手部54が第2係合孔53に対して支持孔32側に配置される。従って、連結棒41の短軸部43が第2係合孔53に深く係合することとなり、短軸部43と第2係合孔53の係合が外れ難くなっている。また、土手部54は、第2係合孔53に対して第2円弧面51Aと反対側に配置されることで、連結棒41の短軸部43の旋回経路から外れる。従って、土手部54が連結棒41の旋回を妨げることが抑制されている。また、第2凹部51の土手部54と第1凹部31の隆起部34は略同じ高さに形成されているので、短軸部43が第2係合孔53に係合した状態で連結棒41が傾き難くなっている。しかも、本実施形態では、隆起部34が台盤11の外縁から離れて配置されていることから、2つの台車10が連結した状態で隆起部34と土手部54が離れて配置される。従って、2つの台車10が連結した状態においても、連結棒41の連絡軸部44が第1凹部31の底面から浮き上がる。これにより、2つの台車10が連結した状態においても、連結棒41の連絡軸部44と第1凹部31の底面との間の隙間に指を入り込ませやすくなり、連結棒41の引き上げが容易となる。
なお、本実施形態では、台盤11の長辺方向と短辺方向に2つずつ台車10を連結して、合計4つの台車10を連結することが可能となっている。4つの台車10を連結するには、まず、図12に示されるように、長辺方向又は短辺方向に2つの台車10を連結してなる台車群10Gを2つ準備する(図12には、台盤11の短辺方向に2つの台車10が連結された台車群10Gが示されている。)。次いで、2つの台車群10Gを台盤11の短辺方向に並べて、末端位置決め突部23T,23Tと末端位置決め凹部24A,24Aの係合、中間位置決め突部24Tと中間位置決め凹部23Aの係合、及び、中央突部26Tと中央凹部26Aの係合によって、2つの台車群10Gを位置決めする。このとき、2つの台車群10Gのうち一方の台車群10G(図12では、左側の台車群10G)に含まれる台車10では、第1凹部31が他方の台車群10Gに突き合わされていて、該一方の台車群10Gのうち一方の台車10(図12では、上側の台車10)の連結棒41は、該一方の台車群10Gの他方の台車10との連結に使用され、他方の台車10の連結棒41は、第1凹部31に収容されている。そして、該他方の台車10の連結棒41によって、台車群10G同士を連結する。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)図13に示されるように、第1凹部31の平面形状がT字状に形成されて、該T字の一辺に連結棒41が収容される構成であってもよい。この場合、同図に示されるように、第2凹部51が平面視直線状に形成されて、第1凹部31のT字の各辺の延長線上に配置される構成であってもよい。
(2)上記実施形態において、隆起部34は、第1係合孔33の周囲に形成されてもよいし、支持孔32の周囲と第1係合孔33の周囲の2箇所に形成されてもよい。後者の場合、2つの隆起部34の高さは、同じであることが好ましい。
(3)上記実施形態において、隆起部34は、支持孔32に隣接配置されていたが、連絡軸部44の中間部を第1凹部31の底面から持ち上げる構成であれば、支持孔32から離れて配置されてもよい。なお、上記(2)の構成においても、同様にして、隆起部34が第1係合孔33から離れて配置されてもよい。
(4)上記実施形態において、第1凹部31が平面視矩形状に形成されてもよい。また、第2凹部51が平面視矩形状に形成されてもよい。
(5)上記実施形態において、第2凹部51にガイド溝55を設ける代わりに、第2凹部51の底面の全体に、第2係合孔53へ近づくに従って下るように傾斜するスロープを形成してもよい。この場合、第2凹部51の全体が本発明の「ガイド部」を構成する。
(6)上記実施形態において、2つの台車10が台盤11の短辺方向や長辺方向に係合しない構成としてもよい。具体的には、台盤11に突部(末端位置決め突部21T、中間位置決め突部22T等)及び凹部(末端位置決め凹部22A、中間位置決め凹部21A等)を備えない構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、台車10が台盤11の短辺方向に2つ連結されていたが、3つ以上連結されてもよい。また、上記実施形態では、台車10が台盤11の長辺方向に2つ連結されていたが、3つ以上連結されてもよい。
10 台車
11 台盤
31 第1凹部
32 支持孔
33 第1係合孔
34 隆起部
41 連結棒
51 第2凹部
53 第2係合孔
54 土手部
55 ガイド溝

Claims (6)

  1. 台盤の外縁部の上面に形成される第1凹部及び第2凹部と、
    長軸部と、短軸部と、前記長軸部と前記短軸部とを連絡する連絡軸部とからなるJ字状の連結棒と、を有し、
    前記第1凹部の底面に、前記長軸部が挿通されて前記連結棒を旋回可能に支持する支持孔と、前記短軸部と係合する第1係合孔と、を備えると共に、
    前記第2凹部の底面に、前記短軸部と係合する第2係合孔を備える台車であって、
    2つの前記台車が連結されるときに、一方の台車の前記連結棒が前記支持孔を中心に旋回されて、その連結棒の前記短軸部が他方の台車の前記第2係合孔と係合する台車において、
    前記第1凹部の底面には、前記短軸部が前記第1係合孔と係合した状態で前記連絡軸部の端部を持ち上げる隆起部が形成され、
    前記第2凹部の底面における前記第2係合孔の縁部に土手部が形成されている台車。
  2. 台盤の外縁部の上面に形成される第1凹部及び第2凹部と、
    長軸部と、短軸部と、前記長軸部と前記短軸部とを連絡する連絡軸部とからなるJ字状の連結棒と、を有し、
    前記第1凹部の底面に、前記長軸部が挿通されて前記連結棒を旋回可能に支持する支持孔と、前記短軸部と係合する第1係合孔と、を備えると共に、
    前記第2凹部の底面に、前記短軸部と係合する第2係合孔を備える台車であって、
    2つの前記台車が連結されるときに、一方の台車の前記連結棒が前記支持孔を中心に旋回されて、その連結棒の前記短軸部が他方の台車の前記第2係合孔と係合する台車において、
    前記第1凹部の底面には、前記短軸部が前記第1係合孔と係合した状態で前記連絡軸部の端部を持ち上げる隆起部が形成され、
    前記第1凹部と前記第2凹部の内側面には、前記台車が連結されるときの前記短軸部の旋回経路に沿った円弧状をなす円弧部が形成されている台車。
  3. 台盤の外縁部の上面に形成される第1凹部及び第2凹部と、
    長軸部と、短軸部と、前記長軸部と前記短軸部とを連絡する連絡軸部とからなるJ字状の連結棒と、を有し、
    前記第1凹部の底面に、前記長軸部が挿通されて前記連結棒を旋回可能に支持する支持孔と、前記短軸部と係合する第1係合孔と、を備えると共に、
    前記第2凹部の底面に、前記短軸部と係合する第2係合孔を備える台車であって、
    2つの前記台車が連結されるときに、一方の台車の前記連結棒が前記支持孔を中心に旋回されて、その連結棒の前記短軸部が他方の台車の前記第2係合孔と係合する台車において、
    前記第1凹部の底面には、前記短軸部が前記第1係合孔と係合した状態で前記連絡軸部の端部を持ち上げる隆起部が形成され、
    前記第2凹部の底面には、前記第2係合孔へ近づくにつれて下るように傾斜して前記短軸部を前記第2係合孔に案内するガイド部が形成されている台車。
  4. 前記第2凹部の底面における前記第2係合孔の縁部に土手部が形成されている請求項2又は3に記載の台車。
  5. 前記土手部は、前記台車が連結されるときの前記短軸部の旋回経路を避けた位置に配置されている請求項1又は4に記載の台車。
  6. 前記第1凹部の底面と前記第2凹部の底面のうち前記台車が連結されるときの前記短軸部の旋回経路と重なる部分が、前記隆起部よりも低く、且つ、平坦になっている請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の台車。
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