JP6837284B2 - 鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム - Google Patents

鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6837284B2
JP6837284B2 JP2016044697A JP2016044697A JP6837284B2 JP 6837284 B2 JP6837284 B2 JP 6837284B2 JP 2016044697 A JP2016044697 A JP 2016044697A JP 2016044697 A JP2016044697 A JP 2016044697A JP 6837284 B2 JP6837284 B2 JP 6837284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
control
pressure
brake cylinder
cylinder pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016044697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017159742A (ja
Inventor
信一 嵯峨
信一 嵯峨
雅典 澤田
雅典 澤田
坂口 篤司
篤司 坂口
和晃 藤田
和晃 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Nippon Steel Corp filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2016044697A priority Critical patent/JP6837284B2/ja
Publication of JP2017159742A publication Critical patent/JP2017159742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6837284B2 publication Critical patent/JP6837284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

本発明は、地震発生等の異常発生時に、最大限の制動力を発揮することのできる鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラムに関する。
従来、鉄道車両の制動装置には、回生制動等による電気的なブレーキと、空気圧や油圧によって制輪子を車輪踏面に押し付け、あるいは、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付ける機械的なブレーキとが用いられている。
前記制動に用いられる空気圧力はブレーキシリンダ圧力(BC圧力)と呼ばれ、ブレーキ指令に基づいて制御された空気圧力によって、あるいは空油圧力変換装置で油圧力に変換し、この油圧力によって制輪子を動作させる方式となっている。また、一般に前記ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)は、ブレーキノッチ種別、車両の走行速度とレール/車輪間の粘着係数の関係及び乗車率(応荷重)に基づいて算定される。
このブレーキシリンダ圧力(BC圧力)をブレーキバッドに連続的に作用させて大きな制動力を発生させようとすると、摩擦熱などの影響によって摩擦係数が低下し、予め設定した目標ブレーキトルクを下回ることがある。
このような制動力低下を防止する方法として、自動車などで行われている目標トルクに対するフィードバック制御が挙げられるが、左右の車輪が独立して支持される自動車とは異なり、鉄道車両では、左右車輪が車軸と一体に連結されているため、車輪毎にブレーキトルク等の制動状態を検出することが難しい。
例えば、特許文献1に示される車両の制動力制御装置では、各車輪のブレーキディスク温度を監視する手段と、ブレーキディスク温度が所定温度に達した車輪に於ける目標制動力を決定する手段と、その目標制動力に基づいてその他の車輪に於ける目標制動力を決定する手段とによって制動力を制御している。また、特許文献1の制動力制御装置では、車輪のブレーキ構成要素の温度の上昇を考慮することによって適切な制動力又はヨーモーメントを得ている。
特開2009−12658号公報
上記特許文献1にあっては、フェード現象の発生に際し、車輪毎の目標トルクに対するフィードバック制御が行われている。
しかしながら、鉄道車両の輪軸は左右車輪が車軸と一体に回転する構造であることから、当該特許文献1の技術を直接的に適用することができず、このため、鉄道車両においては、自動車とは異なるブレーキ制動の技術が必要となる。
一方、鉄道車両においても、高い減速度(ブレーキ力)が設定されている非常ブレーキやさらに高く設定されている地震ブレーキ(地震発生時の非常ブレーキ)を作動させた際に、車輪踏面及び制輪子、又はブレーキディスク及びブレーキライニングの温度が摩擦熱によって著しく上昇し、いわゆるフェード現象によって、想定した摩擦係数が得られないことがある。しかしながら、現状では、前記フェード現象を想定して非常ブレーキ(特に、地震発生時の非常ブレーキ)に対して確実に制動力を発生させる手段が提案されていない。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)所定の周期で増減させることにより、車輪踏面及び制輪子、又はブレーキディスク及びブレーキライニングの温度上昇を抑制して目標ブレーキトルクを得るとともに、ブレーキ距離の短縮を図ることが可能な鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラムを提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の鉄道車両のブレーキ制御方法は、予め設定されたブレーキシリンダ圧力を車輪に供給して制動力を生じさせる鉄道車両において、前記ブレーキシリンダ圧力を目標設定値に対して所定周期で増減する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両のブレーキ制御装置は、予め設定されたブレーキシリンダ圧力を鉄道車両の車輪に供給して制動力を生じさせる圧力発生装置の内部に給気弁と排気弁から構成されるオン・オフ弁を設け、該オン・オフ弁制御することにより、前記ブレーキシリンダ圧力を所定周期で増減させる制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両のブレーキ制御プログラムは、鉄道車両の車輪に制動力を発生させるブレーキシリンダ圧力を所定周期で増減させる制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、ブレーキシリンダ圧力を所定の周期で増減するよう制御することにより、車輪踏面及び制輪子、又はブレーキディスク及びブレーキライニングの温度上昇を抑えながらブレーキトルク及び摩擦係数の低下を抑制することができる。これにより、ブレーキ距離のばらつきを小さく収めてブレーキ性能を安定させるとともに、ブレーキ距離を短縮することができる。
車輪に制動力を生じさせるブレーキシリンダへの指令値が示されており、(a)は±20kPaの変動幅、(b)は±30kPaの変動幅、(c)は±40kPaの変動幅で圧力変化させた例が示されている。 圧力変動の周期と排気弁の平均流量の関係を示すグラフである。 鉄道車両の運転台から「非常ブレーキ指令または地震ブレーキ指令」が発せられた際に、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して、正弦波状の圧力変動を一定周期で与える制御を行うためのフローチャートを示す図である。 試験例1に係る、車両速度とブレーキシリンダ圧力(BC圧力)との関係を示すグラフである。 車両速度とブレーキトルクとの関係を示すグラフであって、(a)は従来制御、(b)は本発明に係る提案制御を示すグラフである。 車両速度と摩擦係数との関係を示すグラフであって、(a)は従来制御、(b)は本発明に係る提案制御を示すグラフである。 従前に係る従来制御と本発明に係る提案制御とを示すグラフであって、(a)はブレーキ距離と温度との関係、(b)は平均摩擦係数の比較、(c)ディスク締結ボルト応力の比較、(d)平均排気流量の比較を示している。 試験例2に係る、車両速度とブレーキシリンダ圧力(BC圧力)との関係を示すグラフである。 車両速度とブレーキトルクとの関係を示すグラフであって、(a)は従来制御、(b)は本発明に係る提案制御を示すグラフである。 車両速度と摩擦係数との関係を示すグラフであって、(a)は従来制御、(b)は本発明に係る提案制御を示すグラフである。 従前に係る従来制御と本発明に係る提案制御を示すグラフであって、(a)はブレーキ距離と温度との関係、(b)は平均摩擦係数の比較、(c)ディスク締結ボルト応力の比較、(d)平均排気流量の比較を示している。 試験例3に係る、車両速度とブレーキシリンダ圧力(BC圧力)との関係を示すグラフである。 車両速度とブレーキトルクとの関係を示すグラフである。 車両速度と瞬間摩擦係数との関係を示すグラフである。 ブレーキ距離と温度との関係を示すグラフである。 平均摩擦係数の比較を示すグラフである。 試験例4に係る、車両速度とブレーキシリンダ圧力(BC圧力)との関係を示すグラフである。 車両速度とブレーキトルクとの関係を示すグラフである。 車両速度と瞬間摩擦係数との関係を示すグラフである。 ブレーキ距離と温度との関係を示すグラフである。 平均摩擦係数の比較を示すグラフである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図21を参照して説明する。
図1(a)〜(c)は、本発明に係る鉄道車両のブレーキ制御方法を示す図であって、車輪に制動力を生じさせるブレーキシリンダへの指令値が示されている。
そして、これら図1(a)〜(c)では、指標となるブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の目標設定値(例えば400kPa)を、ブレーキシリンダへの指令値「±0kPa」として示し、当該目標設定値(400kPa)に対し、正弦波状の圧力変動を一定周期で与えるための指令値の波形が示されている。すなわち、目標設定値である400kPa±XkPaとなるようにブレーキシリンダ圧力が増減するよう制御される。
すなわち、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動幅は、基準値となる「±0kPa(=目標となるブレーキシリンダ圧力:400kPa」に対して、±20〜40kPaの範囲内で、かつ変動周期が0〜2秒(周期の「秒」を「s」と表現する)の範囲に設定されている。
具体的には、図1(a)の試験例では、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動幅は、基準値となる「±0kPa(=目標となるブレーキシリンダ圧力:400kPa」に対して、±20kPaの範囲内で、かつ変動周期が0.8s(=1.25Hz)、1.2s(=0.83Hz)、1.6s(=0.63Hz)の範囲に設定されている。
また、図1(b)の試験例では、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動幅は、基準値となる「±0kPa(=目標となるブレーキシリンダ圧力:400kPa」に対して、±30kPaの範囲内で、かつ変動周期が0.8s(=1.25Hz)、1.2s(=0.83Hz)、1.6s(=0.63Hz)の範囲に設定されている。
また、図1(c)の試験例では、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動幅は、基準値となる「±0kPa(=目標となるブレーキシリンダ圧力:400kPa」に対して、±40kPaの範囲内で、かつ変動周期が0.8s(=1.25Hz)、1.2s(=0.83Hz)、1.6s(=0.63Hz)の範囲に設定されている。
そして、以上のような図1(a)〜(c)に示すブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動試験を、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の目標設定値「400kPa」とともに、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の目標設定値「200kPa、300kPa」についてもそれぞれ同様に行なった。
なお、このようなブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動試験は、ブレーキシリンダ圧力を供給する圧力発生装置の内部に給気弁と排気弁から構成されるオン・オフ弁を設け、該オン・オフ弁を所定周期で作動させることにより行った。
また、ブレーキシリンダ圧力を供給する圧力発生装置内の排気路に流量計が設けられており、該流量計により、上述したブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の変動試験を行った際の平均流量(L/min)を測定し、その圧力変動試験の結果を、図2で示す「圧力変動の周期と排気弁の平均流量の関係」としてまとめた。
そして、図2に示されるように、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の目標設定値(200kPa、300kPa、400kPa)に対して、1.2sの周期でかつ「±30kPa」の範囲内で圧力変動を与えれば、圧力発生装置の排気路の平均流量が最大値となる「30L/min」となり、最適な圧力制御性が得られることが確認されている。
そして、さらに発明者が種々の実験を行った結果、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値(200kPa、300kPa、400kPa)に対し、正弦波状の圧力変動を一定周期で与える制御を行う際、正弦波状の圧力変動は、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して±30kPaの範囲でかつ周期がおおよそ0.8s以上、2s以下に設定すれば、圧力発生装置の排気路の平均流量が最適値となることが確認されている。
また、図2では、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の目標設定値(300kPa)におけるデータが記載されていないが、目標設定値(200kPa、400kPa)とほぼ同様の傾向となることが確認されている。
次に、図3のフローチャートを参照して、鉄道車両の運転台から「非常ブレーキ指令または地震ブレーキ指令」が発せられた際に、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して、正弦波状の圧力変動を一定周期で与える制御を行うための条件について説明する。
《ステップ1》
鉄道車両の運転台から非常ブレーキ(空気ブレーキのみ、いわゆる空制)か、地震ブレーキ(空気ブレーキのみ、いわゆる空制)かを判定し、いずれかのブレーキ操作がなされたと判定された場合に、次のステップ2に進む。
なお、地震ブレーキは、地震発生時に停電等が発生した場合に使用されるため、電気ブレーキは使用できない。したがって、空気ブレーキのみが作用する。
《ステップ2》
「非常ブレーキ指令または地震ブレーキ指令」により空気ブレーキのみが作動したかどうかを判定し(電気ブレーキは作動せず)、YESの場合にステップ3に進み、NOの場合にステップ7に進む。
《ステップ3》
予め設定したブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して正弦波状の圧力変動を一定周期で与えることによる空気ブレーキ制御を、ディスクブレーキに対して行う(ステップ3A)。これにより「非常ブレーキまたは地震ブレーキ」を作動させる(ステップ3B)。
なお、ステップ3の処理は、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して正弦波状の圧力変動を一定周期で与える制御を行うブレーキ制御プログラムに基づき実行される。
《ステップ4》
車輪とレールとの粘着係数が急激に低下することにより、車輪の滑走が発生したか否かを判断し、YESの場合に次のステップ5に進む。
《ステップ5》
ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)を緩める等の滑走再粘着制御を行う。
《ステップ6》
車輪とレールとの粘着係数が上昇することにより、再粘着が生じたか否かを判断し、YESの場合に次のステップ3に戻り、NOの場合にはステップ6に戻る。
《ステップ7》
ステップ2において「空気ブレーキのみを作用する非常ブレーキまたは空気ブレーキのみを作用する地震ブレーキ」が操作されないNOの場合には、該ステップ2において、通常の非常ブレーキ操作がなされたとして、電気ブレーキ及び空気ブレーキを併用した通常の非常ブレーキ動作を行う(ステップ7A,7B)。
《ステップ8》
車輪とレールとの粘着係数が急激に低下することにより、車輪の滑走が発生したか否かを判断し、YESの場合に次のステップ9に進む。
《ステップ9》
ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)を緩める等の滑走再粘着制御を行う。
《ステップ10》
車輪とレールとの粘着係数が上昇することにより、再粘着が生じたか否かを判断し、YESの場合に次のステップ7に戻り、NOの場合にはステップ10に戻る。
次に、図4〜図7を参照して、「空気ブレーキのみを作用する非常ブレーキ指令または空気ブレーキのみを作用する地震ブレーキ指令」が発せられたことに伴い、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して正弦波状の圧力変動を一定周期で与えた場合の性能試験(非常ブレーキ相当試験、非常ブレーキ向上試験)結果について説明する。
なお、以下の「非常ブレーキ相当試験」では、300km/h又は400km/hで走行する車両に対して、最大で約400kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させた試験例(試験例1,3)が示されている。
また、「非常ブレーキ向上試験」では、300km/h又は400km/hで走行していた車両に対して、より高く最大で約500kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で地震ブレーキを作動させた試験例(試験例2,4)が示されている。
《試験例1》
試験例1に示される「非常ブレーキ相当試験」では、図4に示すように、300km/hで走行していた車両に対して、およそ400kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させた例が示されている。
そして、この試験例1の「非常ブレーキ相当試験」では、300km/hで走行していた車両に対して、目標設定値となる400kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させるとともに、ブレーキ動作に、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対して、±30kPaの範囲内でかつ変動周期が0.8s以上(本例では1.2s)となるように正弦波状の圧力変動を行わせている。
そして、上記のようなブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対する正弦波状の圧力変動を行わせることにより、ブレーキ性能(ブレーキトルク、瞬間摩擦係数、ブレーキ距離等)が大幅に改善されたことが確認されている。
具体的には、図5(a)に示されるように正弦波状の圧力変動を与えない「従来制御」(以下、「従来制御」と言う)と、図5(b)に示される正弦波状の圧力変動を与えた本発明に係る「提案制御」(以下、「提案制御」と言う)とを比較して分かるように、目標トルクに対するブレーキトルクについて、図5(b)で示される「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
なお、「従来制御」及び「提案制御」にてブレーキトルクをそれぞれ5回ずつ測定したが、図5(a)及び(b)の各グラフではそれら測定値の平均を示した。
また、図6(a)に示されるように「従来制御」と、図6(b)に示される「提案制御」とを比較して分かるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の瞬間摩擦係数について、図6(b)で示される「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
なお、「従来制御」及び「提案制御」にて瞬間摩擦係数をそれぞれ5回ずつ測定したが、図6(a)及び(b)の各グラフではそれら測定値の平均を示した。
また、図6(b)の「提案制御」では、ブレーキシリンダに正弦波状の圧力変動を与えることにより、所定の振幅を有する瞬間摩擦係数が得られるが、その振幅の範囲(正弦波の山と谷の頂点のプロット)を破線で示し、振幅の中央となる平均値を実線で示した。
また、図7(a)に示されるように「従来制御」及び「提案制御」の平均停止距離(m)を比較して分かるように、「従来制御」の平均停止距離が5182m、「提案制御」の平均停止距離が4475mとなり、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して14%短縮されたことが確認されている。
一方、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して14%短縮されたとしても、図7(a)に示されるように、ディスク最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)、ライニング最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)の最高温度については、「従来制御」及び「提案制御」のいずれも同等の水準であることが確認されている。
また、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して14%短縮されることに伴い、図7(b)に示されるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の平均摩擦係数については、「提案制御」の方が「従来制御」と比較して15%向上したことが確認されている。
また、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して14%短縮されたとしても、図7(c)に示されるように、ディスク締結ボルト応力(引張応力、曲げ応力、軸力、最大軸力、最大荷重振幅)については、「従来制御」及び「提案制御」のいずれも同等の水準であることが確認されている。
また、図7(d)に示されるように、圧力発生装置の排気路の平均流量については、「提案制御」の方が「従来制御」と比較して50%増加し、「提案制御」の停止距離向上に貢献したことが確認されている。
《試験例2》
試験例2に示される「非常ブレーキ向上試験」では、図8に示すように、300km/hで走行していた車両に対して、およそ500kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で地震ブレーキを作動させた例が示されている。
そして、この試験例2の「非常ブレーキ向上試験」では、300km/hで走行していた車両に対して、目標設定値となる500kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させるとともに、ブレーキ動作に、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対して、±30kPaの範囲内でかつ変動周期が0.8s以上(本例では1.2s)となるように正弦波状の圧力変動を行わせている。
そして、上記のようなブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対する正弦波状の圧力変動を行わせることにより、ブレーキ性能(ブレーキトルク、瞬間摩擦係数、平均停止距離等)が大幅に改善されたことが確認されている。
具体的には、図9(a)に示されるように正弦波状の圧力変動を与えない「従来制御」と、図9(b)に示される正弦波状の圧力変動を与えた本発明に係る「提案制御」とを比較して分かるように、目標トルクに対するブレーキトルクについて、図9(b)で示される「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
なお、「従来制御」及び「提案制御」にてブレーキトルクをそれぞれ3回ずつ測定したが、図9(a)及び(b)の各グラフではそれら測定値の平均を示した。
また、図10(a)に示されるように「従来制御」と、図10(b)に示される「提案制御」とを比較して分かるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の瞬間摩擦係数について、図10(b)で示される「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
なお、「従来制御」及び「提案制御」にて瞬間摩擦係数をそれぞれ3回ずつ測定したが、図10(a)及び(b)の各グラフではそれら測定値の平均を示した。
また、図10(b)の「提案制御」では、ブレーキシリンダに正弦波状の圧力変動を与えることにより、所定の振幅を有する瞬間摩擦係数が得られるが、その振幅の範囲(正弦波の山と谷の頂点のプロット)を破線で示し、振幅の中央となる平均値を実線で示した。
また、図11(a)に示されるように「従来制御」及び「提案制御」の平均停止距離(m)を比較して分かるように、「従来制御」の平均停止距離が3051m、「提案制御」の平均停止距離が2828mとなり、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して7%短縮されたことが確認されている。
一方、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して7%短縮されたとしても、図11(a)に示されるように、ディスク最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)、ライニング最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)の最高温度については、「従来制御」及び「提案制御」のいずれも同等の水準であることが確認されている。
また、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して7%短縮されることに伴い、図11(b)に示されるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の平均摩擦係数については、「提案制御」の方が「従来制御」と比較して7%向上したことが確認されている。
また、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して7%短縮されたとしても、図11(c)に示されるように、ディスク締結ボルト応力(引張応力、曲げ応力、軸力、最大軸力、最大荷重振幅)については、「従来制御」及び「提案制御」のいずれも同等の水準であることが確認されている。
また、図11(d)に示されるように、圧力発生装置の排気路の平均流量については、「提案制御」の方が「従来制御」と比較して50%増加し、「提案制御」の停止距離向上に貢献したことが確認されている。
《試験例3》
試験例3に示される「非常ブレーキ相当試験」では、図12に示すように、400km/hで走行していた車両に対して、およそ400kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させた例が示されている。
そして、この試験例3の「非常ブレーキ相当試験」では、400km/hで走行していた車両に対して、目標設定値となる400kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させるとともに、ブレーキ動作に、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対して、±30kPaの範囲内でかつ変動周期が0.8s以上(本例では1.2s)となるように正弦波状の圧力変動を行わせている。
そして、上記のようなブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対する正弦波状の圧力変動を行わせることにより、ブレーキ性能(ブレーキトルク、瞬間摩擦係数、平均停止距離等)が大幅に改善されたことが確認されている。
具体的には、図13に示されるように、正弦波状の圧力変動を与えない「従来制御」と、正弦波状の圧力変動を与えた本発明に係る「提案制御」とを比較して分かるように、目標トルクに対するブレーキトルクについて、「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
また、図14に示されるように「従来制御」と「提案制御」とを比較して分かるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の瞬間摩擦係数について、「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
また、図15に示されるように「従来制御」及び「提案制御」の平均停止距離(m)を比較して分かるように、「従来制御」の平均停止距離が10940m、「提案制御」の平均停止距離が9083mとなり、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して17%短縮されたことが確認されている。
一方、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して17%短縮されたとしても、図15に示されるように、ディスク最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)、ライニング最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)の最高温度については、「従来制御」及び「提案制御」のいずれも同等の水準であることが確認されている。
また、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して7%短縮されることに伴い、図16に示されるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の平均摩擦係数については、「提案制御」の方が「従来制御」と比較して15%向上したことが確認されている。
《試験例4》
試験例4に示される「非常ブレーキ向上試験」では、図17に示すように、400km/hで走行していた車両に対して、およそ500kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で地震ブレーキを作動させた例が示されている。
そして、この試験例4の「非常ブレーキ向上試験」では、400km/hで走行していた車両に対して、目標設定値となる500kPaのブレーキシリンダ圧力(BC圧力)で非常ブレーキを作動させるとともに、ブレーキ動作に、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対して、±30kPaの範囲内でかつ変動周期が0.8s以上(本例では1.2s)となるように正弦波状の圧力変動を行わせている。
そして、上記のようなブレーキシリンダ圧力(BC圧力)に対する正弦波状の圧力変動を行わせることにより、ブレーキ性能(ブレーキトルク、瞬間摩擦係数、平均停止距離等)が大幅に改善されたことが確認されている。
具体的には、図18に示されるように、正弦波状の圧力変動を与えない「従来制御」と、正弦波状の圧力変動を与えた本発明に係る「提案制御」とを比較して分かるように、目標トルクに対するブレーキトルクについて、「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
また、図19に示されるように「従来制御」と「提案制御」とを比較して分かるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の瞬間摩擦係数について、「提案制御」の試験結果が全ての速度領域において上回っていることが確認されている。
また、図20に示されるように「従来制御」及び「提案制御」の平均停止距離(m)を比較して分かるように、「従来制御」の平均停止距離が7098m、「提案制御」の平均停止距離が6372mとなり、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して10%短縮されたことが確認されている。
一方、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して10%短縮されたとしても、図20に示されるように、ディスク最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)、ライニング最高温度(ブレーキライニングをブレーキディスクに押し付ける方式)の最高温度については、「従来制御」及び「提案制御」のいずれも同等の水準であることが確認されている。
また、「提案制御」の平均停止距離が「従来制御」と比較して10%短縮されることに伴い、図21に示されるように、制輪子を車輪踏面に押し付ける又はブレーキライニングをブレーキディスクに押し付けた際の平均摩擦係数については、「提案制御」の方が「従来制御」と比較して10%向上したことが確認されている。
以上詳細に説明したように本実施例に係る鉄道車両のブレーキ制御方法では、ブレーキシリンダ圧力(BC圧力)の目標設定値に対し、正弦波状の圧力変動を一定周期で与える制御を行うことにより、車輪踏面及び制輪子、又はブレーキディスク及びブレーキライニングの温度上昇を抑えながらブレーキトルク及び摩擦係数を向上させることができる。
これにより、鉄道車両のブレーキ制御方法では、試験例1〜4(図5〜図21)の「提案制御」のブレーキトルク、瞬間/平均摩擦係数、平均停止距離、ディスク/ライニング温度に示されるように、ブレーキ距離のばらつきを小さく収めてブレーキ性能を安定化できるとともに、ブレーキ距離を短縮させることができる。
なお、上記実施形態では鉄道車両のブレーキ制御方法について説明した。
そして、このようなブレーキ制御方法は、鉄道車両の車輪にブレーキシリンダ圧力を供給して制動力を生じさせる圧力発生装置の内部に給気弁および排気弁(オン・オフ弁)とを具備し、該弁制御によってブレーキシリンダ圧力を変動させることができるブレーキ装置に適用されるものであって、前記ブレーキシリンダ圧力に対して正弦波状の変動を一定周期で与える制御を、前記オン・オフ弁に併設した弁制御手段にて行うようにする。このとき、弁制御手段に設定する処理は、図3に示すフローチャートに基づき行うものである。
また、本発明は、ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して圧力変動を一定周期で与える制御を行うという制御方法に特徴を有しているものであり、実施形態に例示した特定の変動波形、圧力変動幅及び周期に限定されるものではない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、地震発生等の異常発生時に、速やかに停止させることができる鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラムに関する。

Claims (7)

  1. 予め設定されたブレーキシリンダ圧力を車輪に供給して制動力を生じさせる鉄道車両において、
    制御手段が、空気圧ブレーキのみの非常ブレーキ制動に際し、立ち上がりおよび立ち下がりに傾斜を有する台形波の指令値によって前記ブレーキシリンダ圧力を設定圧力から所定周期で所定の変動範囲で増減させる変動圧力制御と、
    制動される車輪が滑走したとの判断によってブレーキシリンダ圧力を緩める滑走再粘着制御と、
    再粘着したとの判断によって前記変動圧力制御に戻る制御と、
    を行う制御方法であって、
    前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力は、正弦波状に所定周期で増減することを特徴とする鉄道車両のブレーキ制御方法。
  2. 前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力の変動は、速度に対応した前記ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して±30kPaの範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両のブレーキ制御方法。
  3. 前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力は、0.8秒以上の周期で変動するよう設定されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の鉄道車両のブレーキ制御方法。
  4. 前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力の変動は、速度に対応した前記ブレーキシリンダ圧力の目標設定値に対して±30kPaの範囲でかつ1.2秒の周期に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両のブレーキ制御方法。
  5. 前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力を供給する圧力発生装置の内部に給気弁と排気弁で構成されるオン・オフ弁を設け、該オン・オフ弁を所定周期で作動させることにより、前記変動圧力を発生させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉄道車両のブレーキ制御方法。
  6. 予め設定されたブレーキシリンダ圧力を鉄道車両の車輪に供給して制動力を生じさせる圧力発生装置の内部に給気弁および排気弁から成るオン・オフ弁を設け、該オン・オフ弁を開閉することにより、ブレーキシリンダ圧力を変動させて、
    空気圧ブレーキのみの非常ブレーキ制動の場合に、立ち上がりおよび立ち下がりに傾斜を有する台形波の指令値によって前記ブレーキシリンダ圧力を所定周期で所定の変動範囲で増減させる変動圧力制御と、制動される車輪が滑走した判断によってブレーキシリンダ圧力を緩める滑走再粘着制御と、再粘着したとの判断によって前記変動圧力制御に戻る制御とを行う制御手段を有し、
    前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力は、正弦波状に所定周期で増減することを特徴とする、
    ブレーキ制御装置。
  7. 制御手段が、空気圧ブレーキのみの非常ブレーキ制動と判断した場合に、鉄道車両の車輪に制動力を作用させるブレーキシリンダ圧力を目標とする設定値に対し、立ち上がりおよび立ち下がりに傾斜を有する台形波の指令値によって所定周期で所定の変動範囲で増減する変動圧力制御と、制動される車輪が滑走した判断によってブレーキシリンダ圧力を緩める滑走再粘着制御と、再粘着したとの判断によって前記変動圧力制御に戻る制御とを行うよう制御し、
    前記変動圧力制御におけるブレーキシリンダ圧力は、正弦波状に所定周期で増減することを特徴とする、
    ブレーキ制御プログラム。
JP2016044697A 2016-03-08 2016-03-08 鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム Active JP6837284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044697A JP6837284B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044697A JP6837284B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017159742A JP2017159742A (ja) 2017-09-14
JP6837284B2 true JP6837284B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=59852902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016044697A Active JP6837284B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6837284B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020021665A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 三菱電機株式会社 車両用ブレーキ制御装置および車両用ブレーキ制御方法
CN114572269A (zh) * 2020-11-30 2022-06-03 中车山东机车车辆有限公司 车辆的制动控制系统、车辆和列车
JP2023066591A (ja) * 2021-10-29 2023-05-16 株式会社日立製作所 ブレーキ装置健全性判断装置およびブレーキ装置健全性判断方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2742354B2 (ja) * 1992-05-14 1998-04-22 財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道車両用滑走防止装置のブレーキ力制御方法
JP4693534B2 (ja) * 2005-07-20 2011-06-01 東洋電機製造株式会社 付随車ブレーキ受量器
JP2007106185A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Toyo Electric Mfg Co Ltd 付随車ブレーキ受量器
JP2007118767A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 車両用ブレーキシステム
JP5913894B2 (ja) * 2011-10-13 2016-04-27 公益財団法人鉄道総合技術研究所 ブレーキ制御装置及びブレーキ制御方法
JP5832395B2 (ja) * 2012-09-04 2015-12-16 三菱電機株式会社 ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法
US8897937B2 (en) * 2012-12-06 2014-11-25 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling railcar and methods for detecting synchronous slide/slip

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017159742A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109484377B (zh) 用于运行具有电驱动装置的交通运输工具的方法
US8645040B2 (en) Method for operating a vehicle brake system
JP6837284B2 (ja) 鉄道車両のブレーキ制御方法、ブレーキ制御装置及びブレーキ制御プログラム
US9278701B2 (en) Brake system having an electromagnetic track brake device
US8825333B2 (en) Device for controlling vehicle wheel slip using variable slip ratio thresholds
US20110226569A1 (en) Electronic motor actuators brake inhibit for aircraft braking system
WO2013099852A1 (ja) 車両の制動制御装置
JP2012512091A5 (ja)
US20140222307A1 (en) Method for Tightening an Electromechanical Brake, and Electromechanical Brake
JP4540932B2 (ja) 車両に配置された摩擦結合を含む常用ブレーキおよび車両における摩擦結合を再調整するための方法
KR20180057277A (ko) 회생제동 협조제어 시 제동 제어 방법
JP6608650B2 (ja) 鉄道車両用滑走再粘着制御装置
US20130090824A1 (en) Method and apparatus for controlling a brake system for a motor vehicle having a brake device
GB2499696A (en) Vehicle parking brake that renews the clamping force after a predetermined period, when parked on a gradient
CN105579310A (zh) 制动器温度检测装置以及电动停车制动器控制装置
RU2622506C2 (ru) Устройство регулирования торможения рельсового транспортного средства, тормозная система рельсового транспортного средства, рельсовое транспортное средство и способ регулирования тормозной системы рельсового транспортного средства
KR100857643B1 (ko) 차량용 회생제동시 유압제어방법
JP2011156983A (ja) 車両の制動力制御装置
US9676280B2 (en) Braking management in a dual braking system
US11958460B2 (en) Method of controlling electronic parking brake
CN106641026B (zh) 一种间隙自动连续可调式鼓式制动器
JP2010221881A (ja) ブレーキ制御装置
GB2538837A (en) Method and system for increasing engine braking
JP2016043845A (ja) 車両の制動システム
KR20200059348A (ko) 전기 모터를 구비한 자동차 및 그를 위한 제동 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191205

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20191205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191205

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191227

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200107

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20200228

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20200303

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200310

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200721

C30 Protocol of an oral hearing

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C30

Effective date: 20200909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200917

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20201222

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210126

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6837284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250