JP5913894B2 - ブレーキ制御装置及びブレーキ制御方法 - Google Patents
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Description
滑走が発生した場合にブレーキ力を低減させてブレーキ力を保持した後、ブレーキ力を増加させる制御を行うブレーキ制御装置(例えば、図1のブレーキ制御装置10)であって、
減速度を計測する減速度計測手段(例えば、図1の速度・加速度検出部11)と、
前記ブレーキ力の保持時の減速度の所与の見込み値と、前記減速度計測手段により計測された減速度との関係に基づき定められたブレーキ力の増加制御を開始する条件を満たしたか否かを判定する判定手段(例えば、図1の給排気制御部15)と、
を備え、前記ブレーキ力の保持の後、前記判定手段の肯定判定に応じて前記ブレーキ力の増加制御を行うブレーキ制御装置である。
滑走が発生した場合にブレーキ力を低減させてブレーキ力を保持した後、ブレーキ力を増加させる制御を行うブレーキ制御方法(例えば、図3のブレーキ制御処理)であって、
減速度を計測する減速度計測ステップと、
前記ブレーキ力の保持時の減速度の所与の見込み値と、前記計測された減速度との関係に基づき定められたブレーキ力の増加制御を開始する条件を満たしたか否かを判定する判定ステップ(例えば、図3のステップS9)と、
を含み、前記ブレーキ力の保持の後、前記判定ステップでの肯定判定に応じて前記ブレーキ力の増加制御を行う(例えば、図3のステップS13)ブレーキ制御方法を構成しても良い。
所与のブレーキ指令に基づく減速度の目標値と、当該ブレーキ指令に基づくブレーキ力相当値の目標値と、現在のブレーキ力相当値とを用いて前記見込み値を算出する見込み値算出手段(例えば、図1の粘着評価値算出部14)を更に備えたブレーキ制御装置を構成しても良い。
前記ブレーキ力相当値は、ブレーキシリンダ圧力、当該ブレーキシリンダ圧力の制御情報等のブレーキ力を示す値でなる、
ブレーキ制御装置を構成しても良い。
前記ブレーキ力の保持の後、所与の再粘着検知条件を満たした場合にブレーキ力を復帰させるブレーキ力復帰制御手段(例えば、図1の給排気制御部15)と、
前記ブレーキ力の保持の後、前記判定手段により肯定判定された場合に、前記ブレーキ力復帰制御手段によるブレーキ力の復帰制御よりも緩やかにブレーキ力を増加させる増加制御手段(例えば、図1の給排気制御部15)と、
を更に備えたブレーキ制御装置を構成しても良い。
図1は、本実施形態におけるブレーキ制御装置10の構成図である。ブレーキ制御装置10は、ブレーキ指令に従っていわゆる機械ブレーキを制御する制御装置であり、速度・加速度検出部11と、滑走検知部12と、再粘着検知部13と、粘着評価値算出部14と、給排気制御部15とを有し、ブレーキ動作中に車輪の滑走を検知すると、ブレーキを緩めて滑走を抑制する滑走制御を行う。
図3は、滑走制御の流れを説明するフローチャートであり、ブレーキ制御装置10がブレーキ動作中に実行する制御である。図3によれば、滑走検知部12によって、滑走の発生が検知されたならば(ステップS1:YES)、給排気制御部15が、ブレーキシリンダ33の排気を開始させる(ステップS3)。
図4は、本実施形態の滑走制御による実験結果の一例を示す図である。また、図5は、図4における期間Tの期間の拡大図である。この実験は、所定速度で回転させた軌条輪に押し当てられて従動する車輪を、車輪と同軸に設けられた車両の機械ブレーキで制動制御する粘着試験ユニットで行った実験結果であり、軌条輪と車輪間に多量の雨を模擬した散水を行って滑走を発生させた実験である。
本実施形態のブレーキ制御では、滑走制御において、ブレーキ力を低下させた後、再粘着検知前においても、粘着評価値が再給気開始条件を満たした場合には、ブレーキ力を増加させる。粘着評価値によって再粘着に充分な粘着力(接線力係数)が得られているとみなせるタイミングでブレーキ力を増加させることで、小さな滑走が起こっていたとしても効果的なブレーキ力を発揮することが可能となり、ブレーキ距離の延伸を抑制することができる。
11 速度・加速度検出部、12 滑走検知部、13 再粘着検知部
14 粘着評価値算出部、15 給排気制御部
21 車輪、22 車軸、23 速度発電機
30 ブレーキ装置
31 空気タンク、32 電磁弁
33 ブレーキシリンダ、34 ディスクブレーキ
Claims (4)
- レール上を走行する鉄道車両においてブレーキ動作中に滑走が発生した場合にブレーキ力を低減させてブレーキ力を保持した後、再粘着したことを検知する条件である所与の再粘着検知条件を満たした場合にブレーキ力を復帰させる制御を行う前記鉄道車両のブレーキ制御装置であって、
車軸の減速度を計測する減速度計測手段と、
前記保持時の前記減速度の見込み値と、前記減速度計測手段により計測された減速度とに基づき、再粘着させることができる粘着力に達したと見込まれる条件である再給気開始条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記再粘着検知条件を満たさない状態で前記判定手段により前記再給気開始条件を満たすと判定された場合に、前記再粘着検知条件を満たしたことによる前記ブレーキ力の復帰制御よりも緩やかに前記ブレーキ力を増加させる増加制御手段と、
を備えたブレーキ制御装置。 - 所与のブレーキ指令に基づく前記減速度の目標値と、当該ブレーキ指令に基づくブレーキ力相当値の目標値と、現在のブレーキ力相当値とを用いて前記見込み値を算出する見込み値算出手段を更に備えた請求項1に記載のブレーキ制御装置。
- 前記ブレーキ力相当値は、ブレーキシリンダ圧力、当該ブレーキシリンダ圧力の制御情報等のブレーキ力を示す値でなる、
請求項2に記載のブレーキ制御装置。 - レール上を走行する鉄道車両においてブレーキ動作中に滑走が発生した場合にブレーキ力を低減させてブレーキ力を保持した後、再粘着したことを検知する条件である所与の再粘着検知条件を満たした場合にブレーキ力を復帰させる制御を行う前記鉄道車両の制御装置が実行するブレーキ制御方法であって、
車軸の減速度を計測する減速度計測ステップと、
前記保持時の前記減速度の見込み値と、前記計測された減速度とに基づき、再粘着させることができる粘着力に達したと見込まれる条件である再給気開始条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
前記再粘着検知条件を満たさない状態で前記判定ステップで前記再給気開始条件を満たすと判定された場合に、前記再粘着検知条件を満たしたことによる前記ブレーキ力の復帰制御よりも緩やかに前記ブレーキ力を増加させる増加制御ステップと、
を含むブレーキ制御方法。
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