JP6836932B2 - 衛生用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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本発明は、ウェットシートやウェットティッシュ等の衛生用薄葉紙を収納する衛生用薄葉紙収納容器に関する。
従来、家屋の床やトイレ、あるいは人体などを拭くための衛生用薄葉紙を収納する衛生用薄葉紙収納容器が知られている。
このような衛生用薄葉紙収納容器として、当該収納容器に設けられた孔部に、取出孔を備えた取出部を着脱可能に備え、この取出孔により衛生用薄葉紙に抵抗を掛けて、衛生用薄葉紙に設けられたミシン目にて衛生用薄葉紙を切り離す構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−192962号公報
このような衛生用薄葉紙収納容器においては、連続して衛生用薄葉紙を使用できるようにするため、衛生用薄葉紙をミシン目で切り離した際に、次の衛生用薄葉紙が容器内部に落ち込むことなく、その端部が取出孔から突出した状態で保持される必要がある。このような衛生用薄葉紙の保持機能を高めるためには、取出部の素材として、比較的硬質な素材を用いることが望ましい。
しかしながら、衛生用薄葉紙の詰替時等においては、使用者は、容器内側から指を用いて衛生用薄葉紙を取出孔に通す必要があるが、この作業は、取出部が硬質な素材で形成されているほど困難となる。
本発明の課題は、取出孔における衛生用薄葉紙の保持の確実性と、取出孔に衛生用薄葉紙を通す作業の容易性を両立した衛生用薄葉紙収納容器を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
衛生用薄葉紙を内部に収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、上面に孔部が形成された蓋体と、前記容器本体内部に収納された衛生用薄葉紙を取り出す取出孔を有し、前記孔部と前記取出孔とが平面視で重なるように前記蓋体に取り付けられた取出部と、を備える衛生用薄葉紙収納容器であって、
前記取出部は、第1の材料によって形成された上面部と、前記第1の材料よりも軟質の第2の材料によって形成された下面部と、を有し、
前記取出孔は、平面視において前記上面部及び前記下面部を略同一形状に連通するように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、衛生用薄葉紙の端部が取出孔から外れてしまうことを防止でき、かつ、衛生用薄葉紙を、取出孔に通す作業が容易となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器において、
前記取出部は、側面に設けられた括れ部を有し、当該括れ部に前記孔部の縁が嵌め込まれることによって、前記蓋体に取り付けられ、
前記取出部は、平面視多角形状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、取出部を蓋体からより外れ難くすることができ、かつ、取出部が水平方向に回転してしまうことを防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の衛生用薄葉紙収納容器において、
前記取出部は、側面に設けられた括れ部を有し、当該括れ部に前記孔部の縁が嵌め込まれることによって、前記蓋体に取り付けられ、
前記取出部の側面には、1又は複数の突起部が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、取出部を蓋体からより外れ難くすることができ、かつ、取出部が水平方向に回転してしまうことを防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体は、上面に前記孔部を囲む突出部を備え、
前記取出部は、下面に前記取出孔を囲む溝部を備え、
前記溝部に前記突出部が嵌め込まれることによって、前記取出部が前記蓋体に取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、気密性を向上することができ、かつ、取出部が衛生用薄葉紙収納容器の内部に落下することを防止できる。
本発明によれば、取出孔における衛生用薄葉紙の保持の確実性と、取出孔に衛生用薄葉紙を通す作業の容易性を両立した衛生用薄葉紙収納容器を提供することができる。
実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器の斜視図である。 図1のII-II部における断面図である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器の取出部の斜視図(a)及び断面図(b)である。 変形例1に係る衛生用薄葉紙収納容器の取出部の斜視図である。 変形例2に係る衛生用薄葉紙収納容器の取出部の斜視図である。 変形例3に係る衛生用薄葉紙収納容器の断面図である。
以下、本発明の実施形態である衛生用薄葉紙収納容器の具体的な態様について、図1から図6に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、図示例に限定されるものではない。
(実施形態の構成)
(全体構成)
衛生用薄葉紙収納容器100は、図1に示すように、衛生用薄葉紙P(例えば、ロール状に巻かれたウェットシートやウェットティッシュ等のロールペーパー)を内部に収納する容器本体1と、容器本体1に着脱自在に取り付けられる蓋体2と、蓋体2に着脱自在に取り付けられる取出部3と、を備えて構成されている。
蓋体2が、容器本体1に対して着脱自在に構成されているため、容器本体1から蓋体2を取り外した状態で、容器本体1の内部に衛生用薄葉紙Pを収納したり、内部から衛生用薄葉紙Pを取り出したりすることができる。
また、衛生用薄葉紙Pは、上下方向に沿った軸心にロール状に巻かれた状態で容器本体1に収納されている。また、衛生用薄葉紙Pには、長さ方向に一定間隔をおいてミシン目が施されており、そのミシン目に沿って切り離した衛生用薄葉紙Pを、ユーザが使用するようになっている。
(容器本体)
容器本体1は、衛生用薄葉紙Pを収納するための容器であり、有底円筒形上に形成され、上面には開口部が設けられている。また、側面の上端部の外周面には、図2に示すように、周方向に沿って雄ネジ部11が設けられている。
容器本体1は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS樹脂等から形成されている。
容器本体1は、平面視において直径60mm〜200mm、好ましくは65mm〜110mmの円となり、Z軸方向(高さ)175mm〜200mm、好ましくは175mm〜185mm、各面の厚み0.05mm〜10mm、好ましくは0.1mm〜5mmの円筒形状に形成されている。
(蓋体)
蓋体2は、図1及び図2に示すように、蓋体本体21と、小蓋22と、から構成されている。
蓋体本体21は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS樹脂等から形成されており、下面が開放された円筒形状をなし、天面部21aと、側面部21bと、天面部21aの平面視内周側に下方に向けて凹状に形成される凹部21cと、孔部21dと、凹部21c内において孔部21dを囲むように円筒形状に立設された本体側壁部21eと、を備えている。
蓋体本体21は、平面視において直径60mm〜200mm、好ましくは65mm〜110mmの円形となり、Z軸方向(高さ)15mm〜50mm、好ましくは33mm〜45mm、各面の厚み0.05mm〜10mm、好ましくは0.1mm〜5mmの円筒形状に形成されている。
また、側面部21bの下端部の内周面には、容器本体1の雄ネジ部11と螺合する雌ネジ部211が設けられている。これによって、図2に示すように容器本体1と蓋体2は、雄ネジ部11と雌ネジ部211を介した着脱自在な連結構造をとり、容器本体1から蓋体2を取り外すことが可能となっている。
(凹部)
凹部21cは、閉塞時の小蓋22と平面視における形状が略一致し、小蓋22を嵌めることができるように形成されている。また、凹部21cは、前端部が平面視において小蓋22よりも大きく、小蓋22が嵌め込まれた状態でも若干の隙間が残るように形成されている。これによって、当該隙間を利用して小蓋22に指を掛けることが可能となる。
(孔部)
孔部21dは、蓋体本体21の平面視略中央に平面視円形に形成された、衛生用薄葉紙収納容器100内部に通じる孔であり、平面視において、取出部3より僅かに小さく形成され、後述のように孔部21dには取出部3が固定される。
(本体側壁部)
本体側壁部21eは、孔部21dの周囲を囲むように、凹部21c内において円筒形状に上方に向けて延出して形成されている。本体側壁部21eは、外径が小蓋22に形成される小蓋側壁部22aの内径と同一か、ごく僅かに小さくなるように形成されている。
(小蓋)
小蓋22は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS樹脂等から形成され、端部が蓋体本体21と連結され、閉塞時における下面から突出した小蓋側壁部22aを備える。小蓋22は、閉塞時の平面視における形状が凹部21cと略一致し、閉塞時に凹部21cに嵌めることができるように形成されている。
(小蓋側壁部)
小蓋側壁部22aは、小蓋22の閉塞時において下方に向けて延出する円筒形状に形成されている。また、小蓋側壁部22aは、内径が本体側壁部21eの外径と同一か、ごく僅かに大きくなるように形成されている。これによって、小蓋22の閉塞時に、小蓋側壁部22aと本体側壁部21eとが嵌合し、小蓋側壁部22aと本体側壁部21eとで囲まれた空間、ひいては当該空間と孔部21dを介して繋がる衛生用薄葉紙収納容器100内部の気密性を保つことができる。
なお、本実施形態では、本体側壁部21eと小蓋側壁部22aとを嵌合させることによって、衛生用薄葉紙収納容器100内部の気密性を保つよう構成しているが、衛生用薄葉紙収納容器100内部の気密性を保つことができれば、上記と異なる構成とすることも可能である。
また、収納する衛生用薄葉紙Pが薬液等を染み込ませたものでなく、乾燥を防ぐ必要がない場合には、特に気密手段を備えない構成としてもよい。
(取出部)
取出部3は、図3に示すように平面視において円形となる略円柱状に形成された弾性変形可能な部材であり、平面視中央部に形成された凹部3aと、側面に形成された括れ部3bと、凹部3aの平面視略中央に形成された取出孔3cと、を備えている。
また、取出部3は、平面視において、蓋体本体21の直径の10分1以上、3分の1以下の孔部21dより僅かに大きい円形となり、また、Z軸方向の厚みは、凹部3aを除いて2.0mm〜10.0mm、好ましくは3.0mm〜7.0mmとなるように形成されている。
(凹部)
凹部3aは、取出部3の上面において、周縁部を残して、上面視円形状に下方に向けて凹状となるように形成されている。また、凹部3aは、その底面が平面となるように形成されている。
(括れ部)
括れ部3bは、取出部3の側面の上下方向略中央部を周方向に沿って周回するようにして、平面視において取出部3の直径の20分の1以上、10分の1以下の深さとなるように径方向に凹んだ溝状に形成される。上記のように取出部3は、平面視において孔部21dより僅かに大きく形成されているため、この括れ部3bに孔部21dの縁を嵌め込むことによって、取出部3を蓋体本体21に固定することが可能となる。
(取出孔)
取出孔3cは、容器本体1の内部に収納された衛生用薄葉紙Pを取り出すための孔であり、凹部3aの底面の略中央に、十字型、略星型等の形状となるように、複数の切り込みを入れることにより形成されている。切り込みの長さは、5mm〜30mm、好ましくは10mm〜15mmに形成され、例えば、一般的なユーザの人差し指の幅以上となる15mm程度に設定されている。
このように形成された取出孔3cによって、引き出された衛生用薄葉紙Pに抵抗を掛けることで、使用する衛生用薄葉紙Pをミシン目に沿って切り離すと共に、次の衛生用薄葉紙Pを取出孔3cから端部が出た状態で保持しておくことが可能となる。
なお、図3(a)においては、2本の切り込みによって十字状に取出孔3cを形成した場合について図示したが、取出孔3cの形状としてはこれに限られず、上記の機能を果たすことが可能であれば任意の形状を選択可能である。
(上面部及び下面部)
取出部3は、図3に示すように、異なる材料を用いて形成された上面部31と下面部32による2層構造によって形成されている。また凹部3aは上面部31を貫通することなく、平面視における取出部3の全面が2層構造となるように形成されている。
なお、このような2層構造は、少なくとも取出孔3c周辺において形成されている必要があるが、必ずしも取出部3の全面が2層構造を有する必要はない。
上面部31を形成する材料と、下面部32を形成する材料とには硬度差があり、上面部31は第1の材料を用いて形成されており、下面部32は第1の材料よりも軟質な第2の材料を用いて形成されている。具体的には、例えば、上面部31を形成する第1の材料は硬度60〜70、下面部32を形成する第2の材料は硬度15〜30となるように形成されていることが望ましい。第1の材料が硬度60〜70であれば、衛生用薄葉紙Pが上面部31によって確実に保持され、衛生用薄葉紙Pの端部が取出孔3cから外れ、衛生用薄葉紙収納容器100の内部に落ちてしまうことをより効果的に防止できる。また、第2の材料が硬度15〜30であれば、衛生用薄葉紙Pを、取出孔3cに通す作業がより行い易くなる。
なお、上面部31及び下面部32の硬度は、JIS K 6253(タイプAデュロメータ)によって測定される。
また、括れ部3bは、上面部31又は下面部32とのいずれに形成されてもよい。括れ部3bが上面部31に形成された場合には、硬質な第1の材料で形成された部分に括れ部3bが形成されることとなるため、取出部3を蓋体本体21からより外れ難くすることができる。
上面部31を形成する第1の材料としては、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等が、下面部32を形成する第2の材料としては、例えば、TPEといったエラストマーが挙げられる。
上面部31と下面部32とは、同一の色で形成してもよいが、異なる色で形成してもよい。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、まず、取出孔3cの周辺を含む取出部3の上面部31は下面部32よりも硬質な第1の材料を用いて形成されている。したがって、上面部31によって衛生用薄葉紙Pが確実に保持され、衛生用薄葉紙Pの端部が取出孔3cから外れ、衛生用薄葉紙収納容器100の内部に落ちてしまうことを防止できる。
また、取出孔3cの周辺を含む取出部3の下面部32は第1の材料よりも比較的軟質な第2の材料を用いて形成されている。したがって、衛生用薄葉紙収納容器100の使用開始時等において、衛生用薄葉紙Pを取出孔3cに挿通する際には、比較的軟質な材料によって形成された取出部3の下面部32側から行うことなるため、衛生用薄葉紙Pを、取出孔3cに通す作業が容易となる。
さらに、取出部3の取出孔3c周辺は、衛生用薄葉紙Pを引き出す際には、常に上向きの抵抗を受けることになるため、使用回数が増えると、取出孔3c周辺が劣化し、上向きに曲がる形で変形してしまうことがあり、このように変形すると、衛生用薄葉紙Pに十分な抵抗を掛けることができなくなってしまう。
本実施形態によれば、取出部3の上面部31が比較的硬質な材料によって形成されているため、このような変形も防止することができる。
また、取出部3を蓋体本体21に固定する際に用いられる括れ部3bが上面部31に形成されている場合、括れ部3bの周囲が比較的硬質な材料で形成されているため、取出部3が蓋体本体21から外れ難くなり、取出部3が容器内部に落下することも防止できる。
また、上面部31と下面部32とを異なる色で形成した場合、上面部31と下面部32との区別が明確となり、使用者が誤って取出部3を上下反対に取り付けて使用してしまうことを防止できる。
(変形例1)
変形例1は、図4に示すように、取出部3Aの形状を、平面視において四角形となる略四角柱状としたものである。なお、平面視における形状は四角形に限られず、三角形、五角形等その他の多角形状となるように形成してもよい。この場合、取出部3Aが取り付けられる孔部21dの形状を、取出部3Aの平面視における形状と合致する形状とし、取出部3Aを固定できるようにする必要がある。
また、取出部3Aは、平面視において、対角線の長さが蓋体本体21の10分の1以上、3分の1以下となるように形成されている。
取出部が平面視円形の場合においても、取出部の固定強度は十分なものであるが、本変形例によれば、取出部の形状を平面視多角形状とすることによって、取出部を、蓋体本体からより外れ難くすることができる。
また、衛生用薄葉紙Pを引き出す際等に、取出部が水平方向に回転してしまうことを防止することができる。
(変形例2)
変形例2は、図5に示すように、取出部3Bを、側面に突起部3d、3dを備えた形状としたものである。突起部3d、3dは、上下方向の厚みが、取出部3Bの他の部分のうち凹部3a以外の部分と比較して4分1以上、4分の3以下の厚みとなるように形成されており、上面部31には、図5に示すように突起部3d、3dと取出部3Bの他の部分との間に段差が形成されている。
また、突起部3dは、平面視において、取出部3Bの側面から径方向に突出するように形成されている。
なお、この場合も変形例1と同様、取出部3Bが取り付けられる孔部21dの形状を、取出部3Bの平面視における形状と合致する形状とし、取出部3Bを固定できるようにする必要がある。
突起部が備えられていない場合においても、取出部の固定強度は十分なものであるが、本変形例によれば、取出部に突起部を備えることによって、取出部を、蓋体本体からより外れ難くすることができる。
また、衛生用薄葉紙Pを引き出す際等に、取出部が水平方向に回転してしまうことを防止することができる。
なお、図5においては、2つの突起部3d、3dを備えたものを図示したが、突起部の個数は、これより少数又は多数であってもよい。また、図5においては、取出部を平面視略円形状に形成した上で突起部3d、3dを備えたものを図示したが、変形例1のように平面視多角形状となるように形成した上で、さらに突起部を設けてもよい。
(変形例3)
変形例3は、図6に示すように、蓋体本体21Aの凹部21cの上面側に、孔部21dを囲むように上方に向けて延出する突出部21fを設けると共に、取出部3Cの下面側に、突出部21fと係合する溝部3eを設け、溝部3eに突出部21fを差し込むことで、取出部3Cを孔部21dの直上に保持するよう構成したものである。この場合、取出部3Cは、平面視において孔部21dよりも大きく形成する必要がある。
本変形例によれば、大型の取出部3Cによって孔部21dが上方から覆われるため、気密性を向上することができ、また取出部3Cが衛生用薄葉紙収納容器100Aの内部に落下することも防止できる。
なお、収納される衛生用薄葉紙Pは、必ずしもロール状に巻かれたものに限られず、例えばシートが交互に折り重ねられた状態で積層され、1枚の衛生用薄葉紙Pを取り出した際に次の衛生用薄葉紙Pも取出孔まで引き出されるように形成された、所謂ポップアップ式のシートを用いることも可能である。
100、100A 衛生用薄葉紙収納容器
1 容器本体
2、2A 蓋体
21d 孔部
21f 突出部
3、3A、3B、3C 取出部
3b 括れ部
3c 取出孔
3d 突起部
3e 溝部
31 上面部
32 下面部
P 衛生用薄葉紙

Claims (4)

  1. 衛生用薄葉紙を内部に収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、上面に孔部が形成された蓋体と、前記容器本体内部に収納された衛生用薄葉紙を取り出す取出孔を有し、前記孔部と前記取出孔とが平面視で重なるように前記蓋体に取り付けられた取出部と、を備える衛生用薄葉紙収納容器であって、
    前記取出部は、第1の材料によって形成された上面部と、前記第1の材料よりも軟質の第2の材料によって形成された下面部と、を有し、
    前記取出孔は、平面視において前記上面部及び前記下面部を略同一形状に連通するように設けられていることを特徴とする衛生用薄葉紙収納容器。
  2. 前記取出部は、側面に設けられた括れ部を有し、当該括れ部に前記孔部の縁が嵌め込まれることによって、前記蓋体に取り付けられ、
    前記取出部は、平面視多角形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
  3. 前記取出部は、側面に設けられた括れ部を有し、当該括れ部に前記孔部の縁が嵌め込まれることによって、前記蓋体に取り付けられ、
    前記取出部の側面には、1又は複数の突起部が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
  4. 前記蓋体は、上面に前記孔部を囲む突出部を備え、
    前記取出部は、下面に前記取出孔を囲む溝部を備え、
    前記溝部に前記突出部が嵌め込まれることによって、前記取出部が前記蓋体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
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