JP6799986B2 - 衛生用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェットシートやウェットティッシュ等の衛生用薄葉紙を収納する衛生用薄葉紙収納容器に関する。
従来、家屋の床やトイレ、或いは人体などを拭くための衛生用薄葉紙を収納する衛生用薄葉紙収納容器が知られている。
このような衛生用薄葉紙収納容器として、当該収納容器に設けられた孔部に、取出孔を備えた取出部を着脱可能に備え、この取出孔により衛生用薄葉紙に抵抗を掛けて、衛生用薄葉紙に設けられたミシン目にて衛生用薄葉紙を切り離す構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−192962号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の構成は、取出部(特許文献1においては、「取り出し孔形成部材」としている。)を、蓋体に設けられた保持部に下から嵌め込む構成であるため、取出部が上方からの力で落下し易いものであった。このため、次の衛生用薄葉紙が取出し辛い状態となり、これを無理に取り出そうとして取出部に下方への力が作用した場合等に、取出部が容器内部に落下することがあった。そして、取出部が容器内部に落下した場合には、容器内部からこれを取り出して再び装着する必要があり、この作業には非常に手間がかかることから、使い勝手が悪かった。
本発明の課題は、使い勝手の良い衛生用薄葉紙収納容器を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
衛生用薄葉紙を内部に収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、上面に孔部が形成された蓋体と、前記蓋体に着脱自在に設けられ、前記容器本体内部に収納された衛生用薄葉紙を取り出す取出孔を備えた取出部と、を備える衛生用薄葉紙収納容器であって、
前記蓋体は、前記孔部の下方に位置し、前記孔部と重なるように前記取出部の下面を下方に抜けないように保持する保持部を備え
前記取出部は、大きさの異なる複数の前記取出孔を備え、
何れか一の前記取出孔を選択的に前記孔部と重なる位置に前記保持部に保持可能に構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器において、
前記保持部は、前記取出部を前記孔部の開口面に平行な方向から挿入できるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の衛生用薄葉紙収納容器において、
前記取出部は、前記取出孔と前記孔部が平面視で重なる位置と、前記孔部を閉塞させる位置との間を、切換え可能に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、使い勝手の良い衛生用薄葉紙収納容器を提供することができる。
実施の形態に係る衛生用薄葉紙収納容器を正面上方から見た斜視図である。なお、図1では容器本体下部の図示を省略している。 図1のII−II部における蓋体の断面図である。 実施の形態に係る衛生用薄葉紙収納容器における保持部の好ましい形態を表す斜視図である。 実施の形態に係る衛生用薄葉紙収納容器における取出部の好ましい形態を表す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態たる衛生用薄葉紙収納容器の具体的な態様について、図1ないし図4に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、図示例に限定されるものではなく、あくまで特許請求の範囲の記載を基に判断される。
(実施形態の構成)
(全体構成)
衛生用薄葉紙収納容器1は、図1に示すように、衛生用薄葉紙P(例えば、ロール状に巻かれたウェットシートやウェットティッシュ等のロールペーパー)を内部に収納する容器本体2と、容器本体2に着脱自在に取り付けられ、上面に第一孔部31dが形成された蓋体3と、容器本体2の内部に収納された衛生用薄葉紙Pを取り出すための取出孔4aを備え、第一孔部31dの下方に取り付けられる取出部4と、を備えて構成されている。
衛生用薄葉紙Pは、上下方向に沿った軸心にロール状に巻かれた状態で容器本体2に収納されている。また、衛生用薄葉紙Pには、長さ方向に一定間隔をおいてミシン目が施されており、そのミシン目に沿って切り離した衛生用薄葉紙Pを、ユーザが使用するようになっている。
また、蓋体3が、容器本体2に対して着脱自在に構成されているため、容器本体2から蓋体3を取り外した状態で、容器本体2の内部に上記衛生用薄葉紙Pを収納したり、内部から衛生用薄葉紙Pを取り出したりすることができる。
なお、以下の説明では、衛生用薄葉紙収納容器1の前後方向をX軸方向として、小蓋32が蓋体本体31に支持されている側を後方側とし、その反対側を前方側とする。また、正面視にて左右方向(幅方向)をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
(容器本体)
容器本体2は、衛生用薄葉紙Pを収納するための容器であり、有底円筒形上に形成され、上面には開口部が設けられている。また、側面の上端部の外周面には、周方向に沿って雄ネジ部(図示省略)が設けられている。
この容器本体2は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS樹脂等から形成されている。
(蓋体)
蓋体3は、容器本体2内部の気密性を保つためのものであり、図1及び図2に示すように、蓋体本体31と、小蓋32と、保持部33と、から形成される。
この蓋体3は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS樹脂等から形成されている。
蓋体本体31は、下面が開放された円筒形状をなし、天面部31aと、側面部31bと、天面部31aの平面視内周側に下方に向けて凹状に形成される凹部31cと、蓋体本体31の平面視略中央に位置し、衛生用薄葉紙収納容器1内部に通じる第一孔部31dと、凹部31c内において第一孔部31dを囲むように円筒形状に立設された本体側壁部31eと、を備えている。側面部31bの下端部の内周面には、容器本体2の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が設けられている。
凹部31cは、閉塞時の小蓋32と平面視における形状が略一致し、小蓋32を嵌めることができるように形成されている。また、凹部31cは、前端部が平面視において小蓋32よりも大きく、小蓋32が嵌められた状態でも若干の隙間が残るように形成されている。これによって、当該隙間を利用して小蓋32に指を掛けることが可能となる。
本体側壁部31eは、第一孔部31dの周囲を囲むように、凹部31c内において円筒形状に上方に向けて延出して形成されている。この本体側壁部31eは、外径が小蓋32に形成される小蓋側壁部32aの内径と同一か、ごく僅かに小さくなるように形成されている。
小蓋32は、後端部において蓋体本体31と連結され、閉塞時における下面から突出した小蓋側壁部32aを備える。この小蓋32は、閉塞時の平面視における形状が凹部31cと略一致し、凹部31cに嵌めることができるように形成されている。
小蓋側壁部32aは、小蓋32の閉塞時において下方に向け延出する円筒形状に形成されている。また、この小蓋側壁部32aは、内径が本体側壁部31eの外径と同一か、ごく僅かに大きくなるように形成されている。これによって、小蓋32の閉塞時に、小蓋側壁部32aと本体側壁部31eとが嵌合し、小蓋側壁部32aと本体側壁部31eとで囲まれた空間、ひいては当該空間と第一孔部31dを介して繋がる衛生用薄葉紙収納容器1内部の空間の気密性を保つことができる。
なお、上記とは反対に、本体側壁部31eの内径が小蓋側壁部32aの外径と同一か、ごく僅かに大きくなるように形成し、小蓋側壁部32aの外径が本体側壁部31eの内径と同一か、ごく僅かに小さくなるように形成することで、本体側壁部31eと小蓋側壁部32aとが嵌合するように構成してもよい。
また、本実施形態では、共に円筒形状に形成された、本体側壁部31eと小蓋側壁部32aとを嵌合させることによって、衛生用薄葉紙収納容器1内部の気密性を保つよう構成しているが、衛生用薄葉紙収納容器1の内部の気密性を保つことが可能であれば、上記の構成に限定されるものではない。
特に、本実施形態においては、後述のように取出部4を摺動させることで、取出孔4aを塞ぐことができるよう構成されていることから、取出部4を摺動させて取出孔4aを塞いだ際の気密性が十分であれば、他に特に気密手段を備えない構成とすることも可能である。
保持部33は、取出部4を第一孔部31dの下方から保持するためのものであり、図2に示すように、蓋体本体31の衛生用薄葉紙収納容器1内部側の、第一孔部31dの直下に備えられている。
保持部33は、図3(a)に示すように、下面壁部33a、後側面壁部33b、左側面壁部33c、右側面壁部33dから形成されている。また、下面壁部33aには、第二孔部33eが設けられている。上面及び前側面には壁部は設けられず、上面開口部33f及び前側面開口部33gが形成されている。そして、保持部33は、上面開口部33fを塞ぐように、蓋体本体31の下面に固定される。
なお、本実施形態においては前側面を開口部としたが、前側面の代わりに、後側面、左側面、右側面の何れかを開口部とすることも可能である。
また、蓋体本体31と保持部33とは一体成型されていてもよい。
保持部33は、第一孔部31dと、第二孔部33eが平面視で重なり、衛生用薄葉紙収納容器1の外部空間と内部空間との間に上下方向(Z軸方向)に貫通部が形成されるように、蓋体本体31の衛生用薄葉紙収納容器1内部側に固定されている。なお、第二孔部33eの形状は、図3(a)においては平面視円形状としたが、これに限定されず、上記貫通部を形成しうるものであればよく、例えば、X軸方向又はY軸方向に形成された溝状とし、その一部において第一孔部31dと平面視で重なるよう構成してもよい。
なお、保持部33の形状は、第一孔部31dの直下において取出部4の下面を保持し、取出部4の衛生用薄葉紙収納容器1内部への落下を防止することができ、かつ、取出部4をXY平面上の何れかの方向に摺動させることができるものであればよく、上記の形状に限定されるものではない。例えば図3(b)に示すように、複数の爪部33h・・・によって、取出部4を保持する形状とすることも可能である。
(取出部)
取出部4は、取出孔4aを備え、衛生用薄葉紙Pを衛生用薄葉紙収納容器1内部から取り出すと共に、これをミシン目に沿って切り離すために用いられるものであり、例えば、シリコンゴムにより成型されてなる弾性変形可能な部材である。シリコンゴムは、耐久性に優れており、衛生用薄葉紙Pを詰め替えて衛生用薄葉紙収納容器1を繰り返し使用する場合でも、取出部4の弾性変形性は維持されるので、長期に亘って好適に衛生用薄葉紙Pを取り出すことを可能にする。また、シリコンゴムは、耐薬品性に優れているので、ウェットタイプの衛生用薄葉紙Pに染み込まされている薬液が含有するアルコールなどによって変質してしまうことがなく、長期に亘る使用が可能になる。
なお、取出部4に用いる材料は、シリコンゴムに限らず、軟質樹脂材料であるスチレン−ブタジエン系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ウレタン系等の熱可塑性エラストマーを使用することができる。また、その他の任意の樹脂材料で取出部4を形成してもよい。
取出部4は、図4(a)に示すように、略直方体状に形成され、前後方向(X軸方向)において取出部4の後方側であり、左右方向(Y軸方向)において取出部4の略中央に位置する部分に、取出孔4aを備えている。
取出部4は、YZ平面と平行な断面において、保持部33の内部形状と同一の形状かごく僅かに小さくなるよう形成されており、保持部33に、前側面開口部33gから、取出孔4aが備えられた側を後方に向けて挿入される。これによって、取出部4は、Z軸方向の動きが蓋体本体31及び保持部の下面壁部33aによって制限されると共に、Y軸方向の動きが左側面壁部33c及び右側面壁部33dによって制限され、X軸方向(前後方向)にのみ摺動可能に、保持部33の内部に保持されることとなる。
取出部4には、前端部に下方に延出するつまみ部4bが形成されている。従って、蓋体3を容器本体2から外し、衛生用薄葉紙収納容器1内部側からつまみ部4bをつかむことにより、容易に取出部4を摺動させることができる。
なお、つまみ部4bを設けずに、直接取出部4の前端部を左右方向から掴んでこれを摺動させるよう構成することも可能である。
取出孔4aは、上下方向(Z軸方向)に取出部4を貫通して形成される孔であり、衛生用薄葉紙Pが通過可能な大きさであって、衛生用薄葉紙Pが通過する際にこれを絞るとともに、ミシン目に沿って切断することができるような摩擦抵抗を衛生用薄葉紙Pに対して付与することができるように形成されている。
本実施形態においては、取出孔4aは、図4(a)に示すように、取出部4に2本の切り込みを入れることによって十字状に形成されている。なお、取出孔4aの形状は、これに限られず、上記のように衛生用薄葉紙Pに抵抗を与え、ミシン目に沿ってこれを切り離すことが可能であれば、任意の形状を選択可能である。
取出孔4aは、上記のように取出部4の後方側に形成されており、取出部4を保持部33に対し最も後方側まで挿入した状態、すなわち、取出部4の後端部が保持部33の後側面壁部33bと接するか、又は取出部4のつまみ部4bが保持部33の下面壁部33aの前端部と接した状態において、第一孔部31dより後方に位置するよう形成されている。
これによって、取出部4を最も後方側まで摺動させた状態では、取出孔4aは蓋体本体31によって閉じられることとなる。この状態から取出部4を前方に摺動させると、第一孔部31dと取出孔4aが平面視で重なり、さらに上記のように第二孔部33eも平面視で第一孔部31dと重なる位置にあることから、衛生用薄葉紙収納容器1の内部と外部をZ軸方向につなぐ貫通部が形成されることとなる。
なお、取出部4の形状は、上記の略直方体状に限定されず、例えば図4(b)に示すように、平面視において同一直径の円を二つつなげた形状をなし、当該円の一方に取出孔4aが備えられるように形成してもよい。この場合、Y軸方向の長さが最大となる部分(上記円の直径と一致する部分)において、取出部4のYZ平面と平行な断面における形状が、保持部33の内部形状と略同一の形状か僅かに小さくなるよう形成される。また、この場合、取出孔4aが備えられた側の円を後方に向けて、取出部4が保持部33に挿入されることとなる。
また、取出部4に備えられる取出孔4aの数は、一つには限られない。例えば図4(c)に示すように、取出部4に大きさの異なる複数の取出孔4a・・・を備え、取出部4の摺動に伴い、順次これらを第一孔部31dの下方に位置させることができるよう構成することも可能である。
これによって、取出部4の摺動によって、複数の大きさの取出孔4a・・・を選択的に使用可能となる。
(実施形態の作用)
次に、衛生用薄葉紙収納容器1の作用について説明する。
まず、衛生用薄葉紙Pを使用しない場合、特に長期間に亘って使用しない場合には、小蓋32を閉じると共に、取出部4を後方側に摺動させ、取出孔4aの位置が、平面視において第一孔部31dと重ならないようにしておく。そうすると、取出孔4aは蓋体本体31によって覆われ、衛生用薄葉紙収納容器1の内部空間と外部空間との間に、Z軸方向の貫通部は存在しなくなる。また、上記のように取出部4は、YZ平面と平行な断面において、保持部33の内部形状と略同一の形状となるように形成されており、さらに、上記のように取出部4はシリコンゴム等の弾性変形可能な部材によって形成されることから、上面側(蓋体本体側)の密着性も確保しやすい。
従って、本実施形態によれば、小蓋32のみによって取出孔4aを密閉する場合と比較して、衛生用薄葉紙収納容器1内部の気密性を向上し、不使用時における衛生用薄葉紙Pの乾燥を防止することができる。
なお、取出部4を摺動させる作業は、原則として容器本体2から蓋体3を外し、衛生用薄葉紙Pを取出孔4aから外した後に、蓋体3の衛生用薄葉紙収納容器1内部側から、つまみ部4bを用いて行うこととなる。
次に、衛生用薄葉紙Pを上記の不使用時の状態から使用可能な状態とする場合には、取出部4を前方側に摺動させ、取出孔4aの位置が、平面視で第一孔部31dと重なるようにする。そうすると、取出孔4aが蓋体本体31によって覆われることがなくなり、第一孔部31d、取出孔4a、及び第二孔部33eが平面視で重なり、衛生用薄葉紙収納容器1の内部空間と外部空間との間に、Z軸方向の貫通部が形成される。
なお、この場合も、取出部4を摺動させる作業は、原則として容器本体2から蓋体3を外し、蓋体3の衛生用薄葉紙収納容器1内部側から、つまみ部4bを用いて行うこととなる。
さらに、蓋体3の衛生用薄葉紙収納容器1内部側から、衛生用薄葉紙Pを取出孔4aに通し、再び蓋体3を容器本体2に固定する。これによって、内部に収納された衛生用薄葉紙Pの1枚目の端部は、取出孔4aを挿通し、取出孔4aにより保持された状態となる。
この後は、衛生用薄葉紙Pの使用の際には、使用者は、取出孔4aにより保持された衛生用薄葉紙Pを上方に引っ張ることで、衛生用薄葉紙Pを引き出した後、衛生用薄葉紙Pをミシン目で切り離し、これを使用することとなる。この際、次の衛生用薄葉紙Pは取出孔4aによって保持されており、連続した使用が可能となる。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、取出部4は保持部33にX軸方向から挿入されることから、保持部33の下面側には、衛生用薄葉紙Pが通過可能な大きさの開口部さえ設ければよく、取出部4を挿入可能な大型の開口部を設ける必要はない。
従って、衛生用薄葉紙Pの使用に際して、使用者が誤って取出部4に上方から押圧を掛けたとしても、取出部4の下方には下面壁部33aが存在し、取出部4の下方向への動きはこれによって妨げられることから、取出部4が押し込まれて、衛生用薄葉紙収納容器1内部に落下することはない。
また、本実施形態によれば、取出部4は、X軸方向(前後方向)に摺動可能に形成されている。
従って、取出部4を摺動させることで、取出孔4aと第一孔部31dの平面視における位置関係を変えることができ、これを一致させることで衛生用薄葉紙Pが通る貫通部を形成することができ、また、これが一致しないようにすることで、上記貫通部をなくすことができる。これによって、衛生用薄葉紙収納容器1の不使用時の密閉性を向上し、衛生用薄葉紙Pの乾燥を防止することができる。
また、本実施形態によれば、取出孔4aと第一孔部31dの平面視における位置関係を変え、これらが重なる面積を変えることで、衛生用薄葉紙Pが挿通する貫通部の平面視における面積を変えることができる。すなわち、取出孔4aの全体が第一孔部31dと重なるようにすれば貫通部の平面視における面積が最大となり、重なる部分を小さくしていくほど、貫通部の平面視における面積は小さくなる。
これによって、衛生用薄葉紙Pを引き出す際に掛かる抵抗を調整し、使用者は、好みに合致した使い心地で衛生用薄葉紙収納容器1を使用可能となる。
なお、図4(c)に示されるように、取出部4に大きさの異なる複数の取出孔4a・・・が備えられように構成した場合には、取出孔4a・・・と第一孔部31dの位置関係を微調整せずとも、使用する取出孔4a・・・を切り替えることで、容易に衛生用薄葉紙Pを引き出す際に掛かる抵抗を調整することが可能となる。
また、本実施形態によれば、保持部33に側面側から挿入するのみの単純な構造により、取出部4を、蓋体本体31の第一孔部31dの下方に保持可能である。従って、例えば特許文献1記載の発明のように取出部をこれと略一致する形状に作られた保持空間に下方から嵌め込む場合等と比較して、取出部4の着脱が容易となる。
なお、本実施形態においては、第一孔部31dの開口面に平行な方向から取出部4を保持部33に挿入する構成としたが、これに限定されず、取出部4の下面を下方に抜けないように保持することが可能であれば、どのような構成であってもよい。
1 衛生用薄葉紙収納容器
2 容器本体
3 蓋体
31d 第一孔部(孔部)
33 保持部
4 取出部
4a 取出孔
P 衛生用薄葉紙

Claims (3)

  1. 衛生用薄葉紙を内部に収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、上面に孔部が形成された蓋体と、前記蓋体に着脱自在に設けられ、前記容器本体内部に収納された衛生用薄葉紙を取り出す取出孔を備えた取出部と、を備える衛生用薄葉紙収納容器であって、
    前記蓋体は、前記孔部の下方に位置し、前記孔部と重なるように前記取出部の下面を下方に抜けないように保持する保持部を備え
    前記取出部は、大きさの異なる複数の前記取出孔を備え、
    何れか一の前記取出孔を選択的に前記孔部と重なる位置に前記保持部に保持可能に構成されていることを特徴とする衛生用薄葉紙収納容器。
  2. 前記保持部は、前記取出部を前記孔部の開口面に平行な方向から挿入できるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
  3. 前記取出部は、前記取出孔と前記孔部が平面視で重なる位置と、前記孔部を閉塞させる位置との間を、切換え可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
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