JP6835556B2 - 検眼枠 - Google Patents

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Description

本発明は、対象の自覚的屈折を測定するための検眼枠であって、インサートレンズを収容するための2つのレンズ保持装置と、当該レンズ保持装置を、それらの互いに対する距離が調節可能となるように接続するブリッジと、回動可能かつ高さ調節可能なノーズレストを有するノーズレスト装置と、長さおよび高さを調節可能な2つのテンプルとを備え、ノーズレスト装置は、ノーズレストの高さを調節するための調節ギアを有する、検眼枠に関する。
この種の検眼枠は、典型的には眼用レンズを測定するために使用される。そうするために、検眼枠は対象、すなわち人間に対して合わせられ、また容易に交換可能なインサートレンズまたは検眼レンズが検眼枠に挿入される。インサートレンズは、軸方向位置における非点収差を補正することができるように回動可能に設けられている。横方向の収差および高さ方向の収差は、プリズムによって補正されるものであって、同様に調節可能でなければならず、そのため検眼枠は対象または患者に対して正確に調節される必要がある。例えば、瞳距離が調節可能でなければならず、ここで各眼の瞳孔中心は個別に調節可能であると想定される。検眼枠の高さは、ブリッジに回動可能に設けられたノーズレストを介して調節される。ノーズレストを回動させることおよびテンプルの長さを調節することにより、検眼枠の眼に対する距離が調節され得る。様々な耳の形に対して適合可能となるように、テンプルは高さ方向および横方向に回動可能である。この種の検眼枠は、例えば特許文献1から知られている。
欧州特許0567817号明細書
検査をする人間は、たいてい対象の頭部において検眼枠をその場で調節するであろうから、検眼枠の操作要素は、操作が容易であって、人間工学的な取扱いを可能とする態様で設けられている必要がある。同時に、検眼枠の調節の間において、検眼枠の操作によって対象が必要以上に煩わされるべきではない。例えば、対象の毛髪が検眼枠に絡まることや視界の中で手が動くことは望ましくない。
様々な調節オプションのために、公知の検眼枠は複数の別個の部品から構成されており、そのために検眼枠の製造が複雑になる。例えば、ノーズレストの高さ調節を可能にするには、典型的に調節ギアを必要とする。この調節ギアは、所望のギア比で回転調節動作をノーズレストの並進動作に変換するための複数のギア要素または歯車で構成されている。
公知の検眼枠では、レンズ保持装置が、瞳距離を調節するためにブリッジ内に設けられたねじ付きスピンドルによって移動させられる。この目的のために、スピンドルナットがレンズ保持装置に設けられている。例えば、レンズ保持装置をプラスチック射出成形プロセスで作って、このレンズ保持装置にねじ付きナットを設けることが知られている。そうするために、ねじ付きスピンドルは、金型内で射出被覆され、レンズ保持装置を型から取り出すためにねじ付きナットから外される必要がある。しかしながら、プラスチック材料の冷却または成形収縮のために、ねじ付きナットは、ねじ付きスピンドルのためのねじ山を切り直す必要性が出てくる態様で変形し得る。
また、いくらかの検眼枠の場合において、ブリッジは内部に溝がミル加工された金属チューブから作られる。この溝の内面は、レンズ保持装置のための長手方向ガイドとして機能し、レンズ保持装置が横方向に移動するのを可能とする。このように形成されたガイド手段は、可能な限りレンズ保持装置の矢状傾斜を防止するために比較的精確に適合する必要がある。したがって、溝のミル加工後において、ブリッジは所望のすき間嵌めを形成するために定期的に再仕上げされる必要がある。これらの必要な製造ステップは、また、比較的時間がかかるものである。
したがって、本発明の目的は、容易に調節可能であって製造コストの低い検眼枠を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する検眼枠によって達成される。
対象の自覚的屈折を測定するための本発明に係る検眼枠は、インサートレンズを収容するための2つのレンズ保持装置と、2つのレンズ保持装置を、互いに対する距離を調節できるように接続するブリッジと、回動可能でありかつ高さ調節可能なノーズレストを有するノーズレスト装置と、長さおよび高さを調節可能な2つのテンプルとを備え、上記ノーズレスト装置は、上記ノーズレストの高さを調節するための調節ギアを有しており、上記調節ギアは、互いに噛み合う歯付きラックおよびベベルウォームギア(bevel worm wheel)を有する。
以下で使用する位置や方向に関する用語は、常に、検眼枠の調節対象である対象または患者の身体または身体面に関連する。
ノーズレストの高さを調節するための調節ギアが歯付きラックを有するため、歯付きラックは並進移動させられ得、よってノーズレストの高さ調節がなされる。さらに、歯付きラックは調節ギアがセルフロックされるのを容易に可能とする。歯付きラックはベベルウォームギアと噛み合っており、そのためベベルウォームギアの回転は歯付きラックの並進動作を生じさせる。ベベルウォームギアの長手方向軸に関して当該ベベルウォームギアが歯を有する円錐外径を形成しているため、このベベルウォームギアは歯付きラックに対してベベルウォームギアの長手方向軸が角度βをなすように設けられていてもよい。この角度βはベベルウォームギアの開き角αの半分に相当する。歯付きラックの長手方向の高さ調節または矢状面内でのノーズレストの高さ調節を行う場合、ベベルウォームギアは長手方向軸が遠位方向に延びるように設けられていることが好ましい。これにより、作業者の手が対象または患者の視界近傍に入ることなく、ノーズレストの高さを調節することが可能となる。さらに、対象の鼻の近傍領域において、レンズ保持装置へのインサートレンズの挿入が調節ギアの操作要素によって妨げられない。検眼枠は、このように、より取り扱い容易であって、対象にとってより煩わしくない。
調節ギアは、歯付きラックとベベルウォームギアとによって構成されていてもよい。この場合、調節ギアは2つの可動ギア部品のみによって構成される。よって、調節ギアの取付けが大幅に簡素化され、それにより検眼枠の製造が低コスト化され得る。ベベルウォームギアの歯は、円錐ねじ山の態様で延びていてもよい。ノーズレストは手動で調節されるため、小さな力のみが調節ギアを介して伝達される。そのため、歯付きラックおよびベベルウォームギアの歯または歯形状を形成するためにシンプルな形状が使用され得る。
特に有利には、ベベルウォームギアは60〜120°、好ましくは90°の開き角αを有する。ベベルウォームギアが歯付きラックに噛み合うとき、当該ベベルウォームギアは歯付きラックに対して30〜60°、好ましくは45°の角度βだけ傾く。歯付きラックが実質的に縦方向において調節されるため、ベベルウォームギアが遠位方向においてまたは上向きに傾くように歯付きラック上に配置されることがさらに有利であって、それによりベベルウォームギアと接続されている操作要素が対象の鼻梁の上側に配置され得る。よって、作業者がノーズレストを調節するとき、作業者の動かす手は対象の眼の前方領域または視界内に入らないだろう。さらに、操作要素は、作業者にとって人間光学的に好ましい態様で設けられるだろうし、またインサートレンズの交換時に邪魔にならないだろう。
さらに、ベベルウォームギアは1〜3mm、好ましくは2mmのリードを有していてもよい。よって、ノーズレストは、ノーズレスト装置の操作要素を一回転させることによって縦方向において対応する長さだけ調節され得る。
ベベルウォームギアは駆動シャフトに設けられていてもよく、ここで駆動シャフトは操作要素が当該駆動シャフトに直接に差し込まれ得るように構成されていてもよい。例えば、ベベルウォームギアは射出成形プロセスによって一体形成されてもよい。したがって、ベベルウォームギアはプラスチックまたは金属で作られていてもよい。概して、検眼枠の部品点数がよってさらに低減され得る。駆動シャフトの遠位端部は、この遠位端部に操作要素が形状適合態様で接続され得るように構成されていてもよい。例えば、操作要素が適合する円形セグメント状のくぼみが遠位端部に形成されていてもよい。さらに、操作要素のロック接続のためのロックくぼみまたはロック突出部が遠位端部に形成されていてもよい。
これにより、操作要素は、ブリッジの上側に配置され得、よって対象の視界の端または外側に配置される。
検眼枠の操作要素は、筒状または円錐台状でありかつ柔軟性プラスチック材料から一体形成されている場合に特に良好に操作され得る。特に回内する2〜3本の指で円錐台状の操作要素を保持する場合、細かい調節を行うときには操作要素の錐台の最大径部を把持すればよく、速やかな調節を行うときには必要に応じて操作要素の錐台の外周面を把持すればよい。さらに、柔軟性プラスチック材料によって、操作要素は触覚的に快適な態様で握られ得るし、操作要素における指の滑りが抑止される。一体型設計のために、操作要素の製造が低コスト化され、また検眼枠の部品点数が低減される。検眼枠の駆動シャフトまたはスピンドルに操作要素を接続するために、操作要素がロック突出部またはロックくぼみへの形状適合的な差込みのためのくぼみを有していてもよい。
ノーズレスト装置は、径方向クランプ(radial clamping)によってブリッジの回動軸部に取り付けられていてもよい。この径方向クランプは、特にシンプルな態様で形成されてもよく、また例えば回動軸部を取り囲みかつスロットまたはばねを含むリングを有していてもよい。径方向クランプは、また、そのクランプ力を調節可能であってもよい。実際的な態様は、回動軸部におけるノーズレスト装置のセルフロッククランプが存在することである。
ブリッジは、回動軸部によって固定接続された2つのブリッジ部によって形成されていてもよく、ノーズレスト装置は、回動軸部に回動可能に取り付けられていてもよい。特にシンプルな実施形態では、ブリッジ部は単にピンによって接続されていてもよく、このピンは各ブリッジ部に挿入されて回動軸部を構成する。この場合、ブリッジ部の外形は、回動軸部またはノーズレスト装置の接続部から独立して形成されてもよい。ブリッジ部は、回転に抗するように単にねじによってまたは接着によって回動軸部に固定されていてもよい。この場合、回動軸部におけるノーズレスト装置の軸方向クランプのみが存在することが特に有利である。
ブリッジとレンズ保持装置とは、ブリッジの長手方向においてレンズ保持装置を案内するための案内手段を共に形成していてもよく、ブリッジは、セルフロック可能であり得かつレンズ保持装置の距離調節のためのねじ付きスピンドルを含み得るスピンドルギアを有していてもよく、レンズ保持装置の各々に、ブリッジに形成された案内溝に係合し得る少なくとも1つの案内突出部が設けられていてもよく、レンズ保持装置の各々に、ねじ付きスピンドルが噛み合い得るねじ部が設けられていてもよい。よって、案内手段は、レンズ保持装置がブリッジの長手方向において移動可能に、すなわち横方向に移動可能になるように構成されていてもよい。これにより、検眼枠を瞳距離に対して調節するためにレンズ保持装置の相対距離を調節することが可能となる。この距離調節は、少なくとも1つのねじ付きスピンドルを有するスピンドルギアを介して行われてもよい。両レンズ保持装置のためのねじ部に対して逆向きのねじ山を有する単一のねじ付きスピンドルが設けられていてもよいし、または各レンズ保持装置がそれぞれねじ付きスピンドルを有していてもよい。ねじ付きスピンドルはレンズ保持装置のねじ部に噛み合うだろう。ここで、ねじ部は解放されていてもよく、そのことは、ねじ部が、レンズ保持装置において、歯付きラックの態様で構成されているかまたはねじ穴領域を有することを意味する。その場合、ねじ部は、例えば射出成形によって一体的に、レンズ保持装置と一体形成されていてもよい。ねじ付きスピンドルの回転動作によって、ブリッジの長手方向軸に沿ったレンズ保持装置の並進動作が生じ得る。厄介なレンズ保持装置の離型または場合によって必要なねじ部の再形成はもはや不要である。案内突出部はレンズ保持装置に設けられていてもよい。案内突出部は、好ましくは、レンズ保持装置の側面に設けられていてもよく、ここで別の案内突出部が反対側の側面に設けられていてもよいし、または複数の案内突出部が一の側面に設けられていてもよい。実際的な態様では、案内突出部はブリッジに形成され得る案内溝に係合する。レンズ保持装置の側面と接触し得る案内手段の案内面を別にして、案内突出部と案内溝とは別の案内面を形成する。この別の案内面は、ブリッジにおけるレンズ保持装置の実質的に遊びの無い案内を保証し得る。従来技術から公知のねじ付きスピンドルに対するレンズ保持装置の傾きが、これにより効果的に抑止され得る。
ブリッジは、レンズ保持装置のための平行な案内面を形成する長手方向スロットを有していてもよく、ここで少なくとも1つの案内面に案内溝が形成されていてもよい。長手方向スロットの案内面は、レンズ保持装置の側面と接触していてもよい。長手方向スロットは、案内面の一方または両方に設けられていてもよく、案内突出部に適合するように形成されていてもよい。案内溝は、矩形テーパ状または半円溝状に形成されていてもよい。案内溝は、したがってまた、レンズ保持装置が長手方向スロットから外れるのを抑止する。レンズ保持装置の矢状傾斜は、特に案内溝と案内突出部との間に形成される案内手段の水平案内面によって効果的に抑止され得る。長手方向スロットの特に高い適合精度は、この場合にはもはや必要とされない。
特に、ねじ付きスピンドルを収容するための通路ボアがブリッジの長手方向に延びるように形成されていてもよく、この通路ボアは長手方向スロットに隣り合う。長手方向スロットは、よって、通路ボア内へ突き出していてもよく、通路ボアの直径は長手方向スロットの幅と同等か当該幅よりも大きくてもよい。また、ねじ付きスピンドルがレンズ保持装置に伴って通路ボアに挿入される必要があるため、検眼枠の組み立てが大幅に簡素化される。
複数のクロスピース状の案内突出部がレンズ保持装置に設けられていることが特に有利である。クロスピース状の案内突出部は、レンズ保持装置の両側面に設けられていてもよい。例えば、2つの離間したクロスピース状の案内突出部が一方の側面に設けられていてもよく、1つのクロスピース状の案内突出部が他方の側面に設けられていてもよい。結果として生じる、案内手段の3つの支持点におけるレンズ保持装置の残部は、当該レンズ保持装置が案内溝に押し込まれるのを抑止する。
ブリッジが押出形材によって構成されている場合、検眼枠の製造が特に低コストになる。押出形材は、有利には、当初からブリッジの断面を有しており、よって押出形材の仕上げ加工は全くあるいはわずかしか必要でない。押出形材のミル加工が不要であり得るため、長手方向スロットが曲がってしまうという問題が回避される。さらに、例えば、アルミニウムまたはチタンで作られた押出形材が低コストに利用可能である。
ねじ付きスピンドルは、内側軸受に径方向において、外側軸受に径方向および軸方向において取り付けられていてもよい。したがって、内側軸受はねじ付きスピンドルのルーズ軸受として、外側軸受はねじ付きスピンドルの固定軸受としてそれぞれ構成されていてもよい。内側軸受は、プラスチック製のブッシュであってもよく、ねじ付きスピンドルを収容するために単にブリッジのボアに挿入される。外側軸受は、プラスチック製であってもよく、ブリッジの外側横方向端部に固定されてもよい。このねじ付きスピンドルの取付方法は、レンズ保持装置が閉じたねじ部(closed thread)を有していないために必要となる。内側軸受が単なるプラスチック製のブッシュである場合、それによって追加されるコストはレンズ保持装置の簡素化された離型によって容易に相殺される。
外側軸受は、形状適合態様で案内溝に係合してもよい。よって、外側軸受のラジアル回転(radial rotation)を防止すること、および外側軸受を、例えば案内溝におけるクランプ適合によって、軸方向動作に抗して固定することが可能となる。必要に応じてまた、外側軸受がねじ接続によってブリッジに固定されていてもよい。外側軸受はプラスチック射出成形によって作られてもよい。
レンズ保持装置は、内部にレンズシートが設けられた回転リングを有していてもよく、当該回転リングの駆動シャフトは、偏心プラスチックリングで構成され得る調節可能なブレーキ手段を有していてもよい。レンズシートを有する回転リングはプラスチックまたは軽金属で作られていてもよく、駆動シャフトの歯車は回転リングに設けられた歯に噛み合っていてもよく、回転リングはよって駆動シャフトの回転によって回転可能である。この場合、駆動シャフトは、回転リングの中央に向かって延びるように設けられる。回転リングの意図しない回転を防止するために、駆動シャフトの回転抵抗が形成され得るようにプラスチックリングが駆動シャフトを取り囲んでいてもよい。プラスチックリングが偏心プラスチックリングである場合、駆動シャフトにおける当該プラスチックリングのラジアル回転を通して、回転抵抗の大小が必要に応じて設定され得る。
各レンズ保持装置は、4つの前側レンズシートおよび2つの後側レンズシートを有していてもよい。複数の前側および後側レンズシートは、検眼枠の特に多目的な使用法を提供する。例えば、近視、遠視および乱視を補正するための一連のインサートレンズが、例えば同時に使用可能である。各レンズシートは、周縁部でインサートレンズを支持し得る少なくとも2つまたは3つのクロスピースによって構成されていてもよい。
レンズ保持装置の各レンズシートは、インサートレンズをクランプするための少なくとも1つの圧力フィンガを有していてもよく、各圧力フィンガは、レンズ保持装置に並べて設けられていて、共有の板ばねを介した接触圧力にさらされていてもよい。レンズシートがクロスピースの形態で構成されている場合、1つのインサートレンズにつき1つの圧力フィンガがクロスピースの1つに設けられていてもよい。従来より、これらの圧力フィンガの各々に、ばねワイヤで作られた別個のねじりばね(leg springs)によって接触圧力を作用させることが知られている。検眼枠の部品点数を低減しかつ組み立てを簡素化するために、複数のねじりばねに代えて1つの板ばねを使用するのが有利である。このことは、圧力フィンガがレンズ保持装置において常に隣り合いかつ並んで配置されていることを必要とする。板ばねは、それぞれが1つの圧力フィンガに作用する複数のフィンガ状の板ばね部を有していてもよい。
テンプルの各テンプル端部は、フレキシブルでありかつループ状に形成されていてもよい。テンプルの後側テンプル端部は、有利には、鎌状または三日月状のループを形成していてもよく、当該ループは対象の頭部から検眼枠が外れるのを抑止するために耳または対耳輪の裏側に引っ掛かってもよい。テンプル端部のループ状設計は、当該テンプル端部に柔軟性を与えると共に、テンプル端部が耳にとりわけ良好に適合することを可能とし、対象にとって不快であろう耳への圧力作用を抑止する。テンプル端部の柔軟設計は、当該テンプル端部の少なくとも一部が柔軟成形可能なプラスチック材料で作られる場合に簡略化される。
テンプルの各テンプル端部は、一体形成されていてもよく、また軟らかいプラスチック材料と比較的硬いプラスチック材料とから作られていてもよい。後側テンプル端部が軟らかいプラスチック材料で作られ、テンプル自体の少なくとも一部が硬いプラスチック材料で作られていてもよい。プラスチック射出成形によるテンプルの製造が低コストかつシンプルであろう。軟らかいプラスチック材料は柔軟性を有していてもよく、よって対象の耳に圧力が作用するのを抑止できる。後側テンプル端部に隣接する少なくとも1つの直線テンプル部が、比較的硬いプラスチック材料で作られていてもよい。なぜなら、この直線テンプル部は比較的高剛性でなければならないためである。直線テンプル部のうち前側テンプル端部に隣接する部分は金属テンプル部であってもよい。両テンプル部は、伸縮可能に設計されていてもよい。
テンプルの前側端部は、クランク状に曲がっていてもよい。これにより、テンプルをレンズ保持装置に対して可能な限り深く、すなわち近位方向に設けることが可能となる。作業者は、よって、横から眼を検査することができ、また支障なく後側レンズシートにインサートレンズを入れることができる。また、作業者は、検眼枠と眼との間の距離をより容易に調節かつ測定することができる。テンプルまたはその前側端部がクランク状に曲がっているために、テンプルを水平面に対して大きく傾かせる必要がなく、このことはテンプルが通常どおり耳に適合可能であることを意味する。
検眼枠は、2つの偏光フィルタ装置を備えていてもよい。この場合、検眼枠は偏光フィルタ装置と一緒に使用され得る。
各偏光フィルタ装置は、ロック接続部によってレンズ保持装置にそれぞれ取り外し可能に取り付けられるように構成されていてもよい。偏光フィルタ装置は、検眼枠を用いた任意の視力検査に使用可能であると想定されているため、レンズ保持装置とは独立して検眼枠に取り外し可能に取り付けられ得る。この取り外し可能な取付けがロック接続部によって実現されるために、偏光フィルタ装置はとりわけ迅速かつ容易に着脱することができる。ロック接続部は、レンズ保持装置上における偏光フィルタ装置の望ましくない動きを抑止するクランプ力を作用させるように設計されていてもよい。この場合、ロック接続部は、遊びの無い接続部として構成されていてもよく、偏光フィルタ装置のとりわけ正確な操作を可能とする。
偏光フィルタ装置の保持部の取付端部に一体型のばねクランプが形成されていてもよく、ばねクランプは、レンズ保持装置が有するクロスピースの裏側に係合していてもよく、検眼枠は、ばねクランプまたは取付端部に設けられた駆動レバーであって、当該駆動レバーによってばねクランプが解放され得る駆動レバーを備えていてもよい。取付端部は、一体型であってもよく、全体がプラスチックで作られていてもよく、また検眼枠の部品点数をさらに低減するようにばねクランプを含んでいてもよい。取付端部は、保持部がクロスピースに引っ掛かるように、クロスピースの裏側に係合する爪で構成されていてもよい。さらに、対応するロックくぼみまたはロック突出部と係合するロック突出部またはロックくぼみが、クロスピースまたはばねクランプに設けられていてもよい。当該爪がクロスピースの端部に係合するかあるいは当該端部においてクロスピースに引っ掛かるとき、ばねクランプはクロスピースの反対側の端部に係合して当該反対側の端部とロックされてもよい。保持部およびばねクランプのレンズ保持装置およびクロスピースからのそれぞれの取り外しを簡素化するために、ばねクランプまたは取付端部に駆動レバーが設けられていてもよい。駆動レバーは、当該駆動レバーが駆動された場合にばねクランプが曲がって開いてロック接続部が解放されるように設けられてもよい。
2つの偏光フィルタ装置は、円偏向または直線偏光フィルタを有していてもよく、各偏光フィルタ装置は、円偏向または直線偏光フィルタをレンズ保持装置の前方で内外へ回動させるための回動手段をそれぞれ有していてもよく、各偏光フィルタ装置は、円偏向または直線偏光フィルタをレンズ保持装置の前方で回転させるための回転手段をそれぞれ有していてよい。
用いられる視標の偏向に応じて、円偏向フィルタまたは直線偏光フィルタが選択されてもよい。円偏向フィルタおよび直線偏光フィルタは、それぞれ、対応する視力検査を実行できるようにするために、レンズ保持装置の前方において回動手段により対象の視界の内外へ回動されてもよい。偏光フィルタ装置が直線偏光フィルタを備えている場合、この直線偏光フィルタをレンズ保持装置または対象の視界の前方で回転させるために、回転手段がさらに設けられる。回動手段は、対象の視軸に対する偏光フィルタの径方向または軸方向の回動を可能とするヒンジによって構成されていてもよい。回転手段は、対象の視軸に対する直線偏光フィルタの径方向または軸方向の回転を可能とする軸部によって構成されていてもよい。これにより、偏向の向きを変えることが可能となる。このように、偏光フィルタ装置の使用は視標の偏向に応じてフレキシブルである。
図1は、検眼枠の斜視図である。 図2は、偏光フィルタ装置が取り付けられた検眼枠の斜視図である。 図3は、検眼枠の前面図である。 図4は、検眼枠の背面図である。 図5は、検眼枠の側面図である。 図6は、偏光フィルタ装置が取り付けられた検眼枠の側面図である。 図7は、検眼枠の平面図である。 図8は、ねじ付きスピンドルを有するレンズ保持装置の詳細斜視図である。 図9は、レンズ保持装置およびブリッジの部分図である。 図10は、図9のX−X線に沿った断面図である。 図11は、図9のレンズ保持装置およびブリッジの部分側面図である。 図12は、図11のXII−XII線に沿った断面図である。 図13は、ノーズレスト装置の底面図である。 図14は、ノーズレスト装置の側面図である。 図15は、ノーズレスト装置の背面図である。 図16は、ノーズレストの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1〜図7は、様々な視点から見た検眼枠10を示している。図2および図6では、検眼枠10の偏光フィルタ装置11が検眼枠10に取り付けられている。検眼枠10は、対象または患者(図示せず)の自覚的屈折を測定するためのものである。したがって、以下、方向および位置に関する用語は、調節された検眼枠10を装着した対象の身体面に関連する。検眼枠10は、インサートレンズ(図示せず)を収容するための2つのレンズ保持装置12,13と、当該レンズ保持装置12,13を横方向において互いに離して個別に調節可能に接続するブリッジ14とを備えている。ブリッジ14は、回動軸部17によって互いに固定接続された2つのブリッジ部15,16によって形成されている。したがって、レンズ保持装置12はブリッジ部15に調節可能に取り付けられ、レンズ保持装置13はブリッジ部16に調節可能に取り付けられている。さらに、検眼枠10は、ノーズレスト19を有するノーズレスト装置18を備えている。ノーズレスト装置18またはノーズレスト19は、ブリッジ14またはレンズ保持装置12,13に対して矢状面内で回動可能となるように回動軸部17に取り付けられている。さらに、ノーズレスト19は、ブリッジ14またはレンズ保持装置12,13に対して縦方向において高さ調節可能である。この高さ調節は調節ギア20によって可能となっている。検眼枠10は、さらに、レンズ保持装置12,13が有するクロスピース23,24にそれぞれ可動的に設けられた2つのテンプル21,22を備えている。テンプル21,22は、ブリッジ14またはレンズ保持装置12,13に対して長さ調節可能であって、また縦方向において高さ調節可能である。
テンプル21,22は、テンプル部27,28とそれぞれ一体形成されたフレキシブルなテンプル端部25,26をそれぞれ有する。テンプル端部25,26は軟らかいプラスチック材料で構成されており、テンプル部27,28は比較的硬いプラスチック材料で構成されている。テンプル端部25,26は、それぞれ、射出成形プロセスによって共有金型内でテンプル部27,28と一体的に作られる。各テンプル端部25,26は、それぞれ鎌状のループ29,30を形成している。前側ループ部31は耳または対耳輪と接触し、後側ループ部32はテンプル端部25,26のばねの様な弾性変形を確保する。これにより、テンプル端部25,26は対象の耳に特に良好に適合する。各テンプル部27,28は、長手方向において移動可能に案内ロッド33に接続されており、これによりテンプル21,22の長さ調節が可能となる。手動による長さ調節を簡略化するために、各テンプル部27,28に駆動突出部34が設けられている。さらに、各テンプル21,22の前側端部35,36は、それぞれクランク部37,38を有する。各クランク部37,38は、それぞれクロスピース23,24の軸部39に回動可能に取り付けられており、半透明の定規部40,41がクランク部37,38にそれぞれ取り付けられている。定規部40,41は、眼またはその先端に対する距離を測定するために使用され得る。クランク部37,38は、さらに、長手方向におけるテンプル端部25,26の傾斜を調節するための回動手段42を介して案内ロッド33に接続されている。よって、テンプル21,22は、3つの方向、すなわち横方向、縦方向および矢状方向において対象の頭部に対して調節され得る。
各偏光フィルタ装置11は、ロック接続部43によってレンズ保持装置12,13に取り外し可能に取り付けられている。偏光フィルタ装置11の保持部44,45には、一体型のばねクランプ46が形成されている。当該ばねクランプ46は、上側保持溝47を介してクロスピース23,24に係止され得る。保持溝47とは別に、ばねクランプ46はロック突出部(図示せず)を形成する駆動レバー48を有する。当該ロック突出部は、それぞれクロスピース23,24の下側のロック突出部またはロックくぼみ(それぞれ図示せず)とロック可能であり、ばねクランプ46はクロスピース23,24の裏側に係合する。プラスチックで作られた弾性ばねクランプ46は、駆動レバー48を押すことによってクロスピース23,24から分離され得る。これにより、保持溝47を駆動レバー48に接続するばねクランプ46の接続部49は、ロック接続部43が解放されてばねクランプ46がクロスピース23,24から取り外されるのに十分なほど曲がって開く。特にばねクランプ46のばね張力によってロック接続部43を実現することは、偏光フィルタ装置11を遊びの無い状態でかつ容易に実行可能な態様でクロスピース23,24に取り付けることを可能とする。
各偏光フィルタ装置11は、円偏向または直線偏光フィルタ91を有していてもよい。ここで示す直線偏光フィルタ91は、偏光フィルタ装置11のヒンジ93によってレンズ保持装置12,13の前方で内外へ回動可能である。さらに、偏光フィルタ91は、直線偏光フィルタ91の偏向方向を変えられるように、レンズ保持装置12,13の前方で偏光フィルタ装置11の軸部92回りに回転可能である。
各レンズ保持装置12,13は、それぞれ回転リング50,51を有しており、当該回転リング50,51内にはそれぞれ4つの前側レンズシート52,53が設けられている。さらに、2つの後側レンズシート54,55が、レンズ保持装置12,13にそれぞれ設けられている。前側レンズシート52,53はクロスピース56,57,58によって形成されており、クロスピース56,57はインサートレンズ(図示せず)をクランプするための圧力フィンガ59を有する。圧力フィンガ59は、共有の板ばね60を介した接触圧力にさらされている。
各回転リング50,51は、操作要素62を有する回転可能な駆動シャフト61を介して手動で回されてもよく、また、例えばインサートレンズのシリンダの角度に対する2.5°の目盛分割の助けを借りて調節されてもよい。回転リング50,51の意図しない調節を防止するために、ブレーキ手段63が駆動シャフト61に設けられている。ブレーキ手段63は偏心プラスチックリング64で構成されている。この偏心プラスチックリング64は、駆動シャフト61を取り囲んでいて、その駆動シャフト61上でのラジアル回転によって駆動シャフト61の回転抵抗の大小が任意に設定され得る。
図8〜図12は、レンズ保持装置12,13のためのスピンドルギア65であって、ねじ付きスピンドル66と、内側軸受67および外側軸受68と、操作要素62とを有するスピンドルギア65を示している。ねじ付きスピンドル66が噛み合うねじ部69が、各レンズ保持装置12,13に設けられている。ねじ付きスピンドル66の回転は、したがって、横方向におけるレンズ保持装置12,13の調節をもたらす。ブリッジ部15,16はアルミ製の押出形材70で構成されており、当該押出形材70には、ねじ付きスピンドル66および内側軸受67が挿入される通路ボア71が形成されている。ねじ付きスピンドル66は、レンズ保持装置12,13ならびに外側軸受68および内側軸受67を伴って通路ボア71に単に挿入されればよい。外側軸受68はねじ(図示せず)によって固定される。長手方向スロット72は、レンズ保持装置12,13の側面74のための平行な案内面73を形成していて、通路ボア71に接続されている。各案内面73には案内溝75が形成されている。レンズ保持装置12,13は案内突出部76,77を有しており、当該案内突出部76,77は案内溝75に係合している。案内溝75自体は、よって、案内突出部76,77のための案内面78を形成する。これにより、このように形成される案内手段79におけるレンズ保持装置12,13の特に安定しかつ遊びの無い案内が確保される。当該案内手段79はとりわけ製造容易である。
全ての操作要素62は、ねじ付きスピンドル66の例により示すように、円錐台状でありかつ柔軟性プラスチック材料で一体形成されていて、駆動端部80に単純に差し込まれている。駆動端部80は、トルクを伝達するための適合面81と、操作要素62を固定するためのロックくぼみ82とを有する。
図13〜図16は、歯付きラック83およびベベルウォームギア84とノーズレスト19とを有する、ノーズレスト装置18の調節ギア20を示している。調節ギア20は、ハウジング85に収容されていて、このハウジング85を介して回動軸部17に接続されている。ノーズレスト装置18は、操作要素62の手動操作によって調節ギア20を介して調節される。当該操作要素62は、ベベルウォームギア84の駆動シャフト88に差し込まれている。ベベルウォームギア84は、90°の開き角αを有していて、歯付きラック83に対して45°の角度βをなして設けられている。結果として、ベベルウォームギア84の操作要素62は、常に、ブリッジ14を通る水平面86の上側に位置する。ノーズレスト装置18がブリッジ14の回動軸部17上のハウジング85と共に調節されるとき、ベベルウォームギア84の長手方向軸87は常に水平面86に対して角度γだけ傾いている。ベベルウォームギア84の操作要素62は、よって常に対象の視界の外側または端に位置していて、作業者にとって容易にアクセス可能である。さらに、操作要素62の位置は、インサートレンズ(図示せず)の交換に干渉しない。
ベベルウォームギア84は、駆動シャフト88に一体的に形成されている。操作要素62は駆動シャフト88に差し込まれている。歯付きラック83は、下側端部89において曲がっていて、収容軸部90を有する。柔軟性プラスチック材料から作られたノーズレスト19は、単に収容軸部90に差し込まれている。これにより、ノーズレスト19を必要に応じて容易に交換することができる。
10 検眼枠
11 偏光フィルタ装置
12 レンズ保持装置
13 レンズ保持装置
14 ブリッジ
15 ブリッジ部
16 ブリッジ部
17 回転軸部
18 ノーズレスト装置
19 ノーズレスト
20 調節ギア
21 テンプル
22 テンプル
23 クロスピース
24 クロスピース
25 テンプル端部
26 テンプル端部
35 前側端部
36 前側端部
43 ロック接続部
44 保持部
45 保持部
46 ばねクランプ
48 駆動レバー
50 回転リング
51 回転リング
52 前側レンズシート(レンズシート)
53 前側レンズシート(レンズシート)
54 後側レンズシート(レンズシート)
55 後側レンズシート(レンズシート)
59 圧力フィンガ
60 板ばね
61 駆動シャフト
62 操作要素
63 ブレーキ手段
64 偏心プラスチックリング
65 スピンドルギア
66 ねじ付きスピンドル
69 ねじ部
75 案内溝
76 案内突出部
77 案内突出部
79 案内手段
82 駆動シャフト
83 歯付きラック
84 ベベルウォームギア
91 偏向フィルタ
92 軸部(回転手段)
93 ヒンジ(回動手段)

Claims (19)

  1. 対象の自覚的屈折を測定するための検眼枠(10)であって、
    インサートレンズを収容するための2つのレンズ保持装置(12,13)と、
    上記2つのレンズ保持装置(12,13)を、互いに対する距離を調節できるように接続するブリッジ(14)と、
    回動可能でありかつ高さ調節可能なノーズレスト(19)を有するノーズレスト装置(18)と、
    長さおよび高さを調節可能な2つのテンプル(21,22)とを備え、
    上記ノーズレスト装置(18)は、上記ノーズレスト(19)の高さを調節するための調節ギア(20)を有しており、
    上記調節ギア(20)は、互いに噛み合う歯付きラック(83)およびベベルウォームギア(84)を有する
    ことを特徴とする検眼枠。
  2. 請求項1において、
    上記調節ギア(20)は、上記歯付きラック(83)および上記ベベルウォームギア(84)によって構成されている
    ことを特徴とする検眼枠。
  3. 請求項1または2において、
    上記ベベルウォームギア(84)は、60〜120°の開き角αを有する
    ことを特徴とする検眼枠。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記ベベルウォームギア(84)は、1〜3mmのリードを有する
    ことを特徴とする検眼枠。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    上記ベベルウォームギア(84)は、操作要素(62)が差し込まれ得る駆動シャフト(8)に設けられている
    ことを特徴とする検眼枠。
  6. 請求項5において、
    上記操作要素(62)は、上記ブリッジ(14)の上側に設けられている
    ことを特徴とする検眼枠。
  7. 請求項5または6において、
    上記操作要素(62)は、筒状または円錐台状に形成されていて、柔軟性プラスチック材料で一体形成されている
    ことを特徴とする検眼枠。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    上記ノーズレスト装置(18)は、径方向クランプによって上記ブリッジ(14)の回動軸部(17)に取り付けられている
    ことを特徴とする検眼枠。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    上記ブリッジ(14)は、回動軸部(17)によって固定接続された2つのブリッジ部(15,16)によって形成されており、
    上記ノーズレスト装置(18)は、上記回動軸部(17)に回動可能に取り付けられている
    ことを特徴とする検眼枠。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、
    上記ブリッジ(14)と上記レンズ保持装置(12,13)とは、該ブリッジ(14)の長手方向において該レンズ保持装置(12,13)を案内するための案内手段(79)を共に形成し、
    上記ブリッジ(14)は、上記レンズ保持装置(12,13)の距離調節のためのねじ付きスピンドル(66)を含むスピンドルギア(65)を有し、
    上記レンズ保持装置(12,13)の各々に設けられ、上記ブリッジ(14)に形成された案内溝(75)に係合する少なくとも1つの案内突出部(76,77)と、
    上記レンズ保持装置(12,13)の各々に設けられ、上記ねじ付きスピンドル(66)が噛み合うねじ部(69)とを備えている
    ことを特徴とする検眼枠。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項において、
    上記レンズ保持装置(12,13)は、内部にレンズシート(52,53)が設けられた回転リング(50,51)を有し、
    上記回転リング(50,51)の駆動シャフト(61)は、偏心プラスチックリング(64)で構成された調節可能なブレーキ手段(63)を有する
    ことを特徴とする検眼枠。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項において、
    各上記レンズ保持装置(12,13)は、4つの前側レンズシート(52,53)および2つの後側レンズシート(54,55)を有する
    ことを特徴とする検眼枠。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項において、
    上記レンズ保持装置(12,13)の各レンズシート(52,53,54,55)は、インサートレンズをクランプするための少なくとも1つの圧力フィンガ(59)を有し、
    各上記圧力フィンガ(59)は、上記レンズ保持装置(12,13)に並べて設けられていて、共有の板ばね(60)を介した接触圧力にさらされている
    ことを特徴とする検眼枠。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項において、
    上記テンプル(21,22)の各テンプル端部(25,26)は、フレキシブルでありかつループ状に形成されている
    ことを特徴とする検眼枠。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項において、
    上記テンプル(21,22)の各テンプル端部(25,26)は、一体形成されていて、軟らかいプラスチック材料と比較的硬いプラスチック材料とから作られている
    ことを特徴とする検眼枠。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項において、
    上記テンプル(21,22)の前側端部(35,36)は、クランク状に曲がっていることを特徴とする検眼枠。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項において、
    2つの偏光フィルタ装置(11)を備えている
    ことを特徴とする検眼枠。
  18. 請求項17において、
    各上記偏光フィルタ装置(11)は、ロック接続部(43)によって上記レンズ保持装置(12,13)にそれぞれ取り外し可能に取り付けられるように構成されている
    ことを特徴とする検眼枠。
  19. 請求項18において、
    上記偏光フィルタ装置(11)の保持部(44,45)の取付端部に一体型のばねクランプ(46)が形成され、
    上記ばねクランプ(46)は、上記レンズ保持装置(12,13)が有するクロスピース(23,24)の裏側に係合し、
    上記ばねクランプ(46)に設けられた駆動レバー(48)であって、該駆動レバー(48)によって上記ばねクランプ(46)が解放され得る駆動レバー(48)を備えている
    ことを特徴とする検眼枠。
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