JP6835543B2 - 自動閉鎖扉 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る自動閉鎖扉100の斜視図である。図2は、図1のA部の拡大図である。図3は、図1の自動閉鎖扉100の動きを説明する模式図である。自動閉鎖扉100は、工場内の設備の周囲に設置され、稼働する設備の近傍に作業者が不用意に立ち入らないようにするため安全柵50の一部に設けられている。自動閉鎖扉100は、安全柵50の複数箇所に設けられていてもよい。安全柵50は、設備の周囲に設置されているが、必要時には安全柵50の内側に作業者が入るため、一部に作業者が通行できる通路を確保する必要がある。自動閉鎖扉100は、通常時にはその通路60を閉塞し、必要時には開いて作業者が通行できるようにするものである。
(1)実施の形態1に係る自動閉鎖扉100は、通路を閉鎖する扉部10と、扉部10の端部に設けられ、扉部10の開閉に伴い回転する開閉軸20と、開閉軸20の回転を支持する支持円筒部材30と、開閉軸20の外周に設けられ、開閉軸20の軸方向に扉部10及び前記開閉軸20の荷重を支持する軸支された転動体40と、を備える。支持円筒部材30の端面は、水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面33を備える。転動体40は、扉部10の開閉に伴い支持円筒部材30の傾斜面33に沿って転動し、扉部10が閉まっているときには傾斜面33の傾斜面下部37に位置し、扉部10が開いているときには、扉部10が閉まっているときよりも上方に位置する。
このように構成されることにより、自動閉鎖扉100は、通常時は扉部10が通路60を閉塞した状態に保持される。また、作業者が手などにより自動閉鎖扉100を開けた状態から手を離すと、傾斜面33の上部にある転動体40は、自動閉鎖扉100の自重により傾斜面33に沿って傾斜面下部37の方向に下っていく。転動体40が傾斜面33を下って行くと、それに伴い開閉軸20も回転し、自動閉鎖扉100は自動的に通路60を閉鎖した状態になる。つまり、作業者が通路60を通行した際に、作業者が自動閉鎖扉100を閉める動作をしなくとも自動閉鎖扉100は自動的に閉じる。
また、自動閉鎖扉100は、転動体40が自動閉鎖扉100の自重を支えている。そして、転動体40が開閉に伴い傾斜面33に沿って上下に移動する構成になっている。そのため、開閉軸20を床に対し垂直に立てて設けても自動的に閉じる自動閉鎖扉100が得られる。これにより、自動閉鎖扉100を設けるスペースを小さくすることができ、既存の扉との置換も容易である。
このように構成されることにより、自動閉鎖扉100が傾く方向に転動体40が配置され、転動体40は自動閉鎖扉100の自重を効率良く支持することができる。自動閉鎖扉100の重心は扉部10が設置されている側にあるため、開閉軸20は、扉部10が設けられている側に傾く。転動体40が扉部10側に配置されていることにより、傾いた自動閉鎖扉100の回転を支持円筒部材30だけでなく転動体40も支持することができ、開閉軸20の傾きを抑えることができる。よって、自動閉鎖扉100は、開いた状態から自動的にスムーズに閉じられる。
実施の形態2は、実施の形態1に対し、扉部10の形状及び開閉軸20の支持の形態が変更されている。実施の形態2においては、さらに開閉軸220にバネ280を追加している。なお、実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
実施の形態2に係る自動閉鎖扉200は、通路を閉鎖する扉部210と、扉部210に設けられ、扉部210の開閉に伴い回転する開閉軸220と、開閉軸20に伴う回転を支持する支持円筒部材230と、扉部210に設けられ、開閉軸220の軸方向に扉部210の荷重を支持する支持部240と、を備える。支持円筒部材230は、水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面233を備える。支持部240は、扉部210の開閉に伴い支持円筒部材230の傾斜面233に沿って移動し、扉部210が閉まっているときには傾斜面233の下部に位置し、扉部210が開いているときには、扉部210が閉まっているときよりも上方に位置する。開閉軸220は、バネ280により開閉軸220の方向に沿って下向きに付勢されている。なお、実施の形態2におけるバネ280は、本願発明の弾性体に相当する。
このように構成されることにより、上記(1)に記載された効果に加えて、バネ280が開閉軸220を下方向に引っ張る力により、自動閉鎖扉200が開けられた状態から自動的に確実に閉じることができる。
このように構成されることにより、自動閉鎖扉200が傾く方向に支持部240が配置され、支持部240は自動閉鎖扉200の自重を効率良く支持することができる。自動閉鎖扉200の重心は扉部210が設置されている側にあるため、開閉軸220は、扉部210が設けられている側に傾く。支持部240が扉部210側に配置されていることにより、傾いた自動閉鎖扉200の回転を支持円筒部材230だけでなく支持部240も支持することができ、開閉軸220の傾きを抑えることができる。よって、自動閉鎖扉200は、開いた状態から自動的にスムーズに閉じられる。
実施の形態3は、実施の形態1に係る自動閉鎖扉100に対し、実施の形態2のバネ280を適用させたものである。なお、以下の実施の形態3においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
実施の形態3に係る自動閉鎖扉300は、実施の形態1に係る自動閉鎖扉100と同様に、開閉軸320の外周部に転動体40を備える。転動体40は、支持円筒部材30と当接し、扉部310にかかる下方向の荷重を支える。、図7(b)のように扉部310が開いた状態において、転動体40には扉部310の自重だけでなくバネ380が開閉軸320を下方向に引っ張る荷重もかかる。転動体40は、扉部310の自重及びバネ380による荷重により傾斜面33に沿って下方向に移動しようとする。そのため、扉部310は、閉まる方向に力がかかる。自動閉鎖扉300に生じる閉まる方向の力は、実施の形態1に対し、バネ380の荷重の分だけ大きい。従って、例えば、開閉軸320の回転方向の摩擦力が大きくて扉部310の自重による力だけでは扉部310が自動で閉まりにくい場合においても、バネ380の荷重を適宜設定することにより自動で閉じやすくすることができる。また、実施の形態3に係る自動閉鎖扉300は、実施の形態2とは異なり転動体40を備えているため、扉部310にかかる下方向の荷重が大きくても、扉部310の回転方向の摩擦抵抗を小さくすることができる。これにより、バネ380の荷重設定の選択の幅が広がる。
Claims (3)
- 通路を閉鎖する扉部と、
前記扉部に設けられ、前記扉部の開閉に伴い回転する開閉軸と、
前記開閉軸の回転を支持する支持円筒部材と、
前記扉部に設けられ、前記開閉軸の軸方向において前記扉部及び前記開閉軸の荷重を支持する支持部と、を備え、
前記開閉軸は、
前記支持部の上方に位置する上部開閉軸と、前記支持部の下方に位置する下部開閉軸と、を備え、
前記支持円筒部材は、
円筒形状の側面に設けられた開口部を備え、
前記開口部の下側の端面は、
水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面であり、かつ前記支持部が摺動する傾斜面であり、
前記支持部は、
前記扉部の開閉に伴い前記支持円筒部材の前記傾斜面に沿って移動し、
前記扉部が閉まっているときには前記傾斜面の下部に位置し、
前記扉部が開いているときには、前記扉部が閉まっているときよりも上方に位置し、
前記開閉軸は、
弾性部材により前記開閉軸の方向に沿って下向きに付勢されており、
前記上部開閉軸は、
前記支持円筒部材の前記開口部の上方において回転を支持され、
前記下部開閉軸は、
前記支持円筒部材の前記開口部の下方において回転を支持される、自動閉鎖扉。 - 前記支持部は、
前記扉部の重心が位置する側に設けられている、請求項1に記載の自動閉鎖扉。 - 前記扉部は、
前記開閉軸から水平方向に延びる部材であり、
前記支持部は、
前記扉部の前記部材により構成される、
請求項1又は2に記載の自動閉鎖扉。
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2016
- 2016-11-11 JP JP2016220611A patent/JP6835543B2/ja active Active
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