JP6835543B2 - 自動閉鎖扉 - Google Patents

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Description

本発明は、自動で閉鎖する構造を有する自動閉鎖扉に関する。
従来、工場内の施設では、稼働している設備に対する安全確保のため、設備の周りを囲う安全柵が設けられている。安全柵には、必要なときに作業者が安全柵の内側に入れるように、開閉する扉が設けられている。
例えば、特許文献1においては、安全手摺に設けられた自動で閉じられる自動閉鎖扉が開示されている。自動閉鎖扉は、手で押すと開閉軸を中心として回転し、開かれるように構成されている。開閉軸が傾斜しており、開いた状態で手を自動閉鎖扉から離すと、自動閉鎖扉は自重により閉じる。
実開平4−82184号公報
しかし、特許文献1の自動閉鎖扉においては、自動閉鎖扉の開閉軸は斜めに設置されている。よって、自動閉鎖扉を開けた状態において、開閉軸の上部は、自動閉鎖扉を開けることにより生じた作業者が通行するスペース側にせり出している。これにより、回転軸を設置するスペースが大きくなり、作業者が通行するスペースが狭くなってしまうという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであって、設置するスペースを最小限に抑えつつ自動的に閉鎖する自動閉鎖扉を提供することを目的とする。
本発明に係る自動閉鎖扉は、通路を閉鎖する扉部と、前記扉部に設けられ、前記扉部の開閉に伴い回転する開閉軸と、前記開閉軸の回転を支持する支持円筒部材と、前記扉部に設けられ、前記開閉軸の軸方向において前記扉部及び前記開閉軸の荷重を支持する支持部と、を備え、前記開閉軸は、前記支持部の上方に位置する上部開閉軸と、前記支持部の下方に位置する下部開閉軸と、を備え、前記支持円筒部材は、円筒形状の側面に設けられた開口部を備え、前記開口部の下側の端面は、水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面であり、かつ前記支持部が摺動する傾斜面であり、前記支持部は、前記扉部の開閉に伴い前記支持円筒部材の前記傾斜面に沿って移動し、前記扉部が閉まっているときには前記傾斜面の下部に位置し、前記扉部が開いているときには、前記扉部が閉まっているときよりも上方に位置し、前記開閉軸は、弾性部材により前記開閉軸の方向に沿って下向きに付勢されており、前記上部開閉軸は、前記支持円筒部材の前記開口部の上方において回転を支持され、前記下部開閉軸は、前記支持円筒部材の前記開口部の下方において回転を支持される
本発明に係る自動閉鎖扉によれば、上記構造により、作業者が扉を開けた際に自動的に閉鎖し、かつ扉の回転軸を垂直に設置することができる。これにより、扉を設置するスペースを最小限に抑えつつ、簡易な構成で自動的に閉鎖する自動閉鎖扉を設置することができる。
本発明の実施の形態1に係る自動閉鎖扉の斜視図である。 図1のA部の拡大図である。 図1の自動閉鎖扉の動きを説明する模式図である。 本発明の実施の形態2に係る自動閉鎖扉の斜視図である。 図4のB部の拡大図である。 図4の自動閉鎖扉の動きを説明する模式図である。 本発明の実施の形態3に係る自動閉鎖扉の動きを説明する模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。各図は模式的に示すものであって、各部材の相対的な大きさや板厚等は図示する寸法に限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。各図において、同一の符号を付した機器等については、同一の又はこれに相当する機器を表すものであって、これは明細書の全文において共通している。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る自動閉鎖扉100の斜視図である。図2は、図1のA部の拡大図である。図3は、図1の自動閉鎖扉100の動きを説明する模式図である。自動閉鎖扉100は、工場内の設備の周囲に設置され、稼働する設備の近傍に作業者が不用意に立ち入らないようにするため安全柵50の一部に設けられている。自動閉鎖扉100は、安全柵50の複数箇所に設けられていてもよい。安全柵50は、設備の周囲に設置されているが、必要時には安全柵50の内側に作業者が入るため、一部に作業者が通行できる通路を確保する必要がある。自動閉鎖扉100は、通常時にはその通路60を閉塞し、必要時には開いて作業者が通行できるようにするものである。
自動閉鎖扉100は、安全柵50に設けられた通路60を閉塞する扉部10を有する。扉部10は、例えば金属製のパイプを矩形に曲げて形成されている。扉部上部11と扉部下部13とは水平方向に延び、安全柵50に設けられた通路60に作業者が進入できないようにしている。扉部先端部12は、扉部上部11と扉部下部13との間をつないでいる。また、扉部先端部12には、自動閉鎖扉100が閉鎖したときに、扉部10が通路60を閉塞した状態に保持するためのストッパー15が設けられている。ストッパー15は、扉部10の先端から突出しており、図3(a)に示されるように自動閉鎖扉100に隣接する安全柵50の一部に当接するようになっている。なお、扉部10の形態は、図1〜図3に示されるような形状に限定されず、通路60を閉塞するものであればよい。
扉部10において、扉部先端部12と反対側の端部には、開閉軸20が設けられている。開閉軸20は、垂直方向に延びる円柱形状に形成されている。開閉軸20の扉部下部13より下の部分は、支持円筒部材30の内部に位置する。開閉軸20の外径が支持円筒部材30に支持され、扉部10は、開閉軸20を中心にして回転して開閉するように構成されている。
図2に示されているように、開閉軸20には、転動体40が設けられている。転動体40は、開閉軸20の外周に位置し、回転軸41に軸支されている。回転軸41は、開閉軸20の半径方向に延び、軸支する転動体40が開閉軸20の回転方向に転動するように構成されている。また、転動体40は、開閉軸20の外周において、扉部先端部12が位置する側に配置されている。これは、自動閉鎖扉100の重心が開閉軸20に対し扉部先端部12が位置する側に位置するためである。転動体40は、支持円筒部材30と当接し、自動閉鎖扉100の下方向の荷重を支える。開閉軸20は、支持円筒部材30の中心軸に対し、扉部先端部12側に傾く。そのため、転動体40は、開閉軸20の外周において少なくとも扉部先端部12が位置する側に設置されることにより、自動閉鎖扉100の荷重を適切に支持することができる。
支持円筒部材30は、床80に固定されて立設されている円筒形状の部材である。支持円筒部材30は、床側に開閉軸20を支持する円筒である開閉軸受部31を有する。そして、開閉軸受部31の上端の上に転動体支持部32が設置されている。転動体支持部32は、開閉軸受部31よりも直径が大きい円筒形状の部材である。転動体支持部32は、上側の端面の一部が水平面に対して傾斜して形成された傾斜面33を有する。傾斜面33は、自動閉鎖扉100が開いたときに転動体40が動く範囲に設けられている。転動体40が動く範囲以外の転動体支持部32の端面34は、水平になっている。
次に図3を用いて、自動閉鎖扉100の動きについて説明する。図3(a)は、自動閉鎖扉100が閉じた状態を示す図である。図3(b)は、自動閉鎖扉100が開けられた状態を示す図である。図3(a)において、転動体40は、転動体支持部32の傾斜面33の下部に位置する傾斜面下部37の上に位置する。転動体40は、自動閉鎖扉100にかかる重力により傾斜面下部37に下方に押し付けられており、扉部10には閉じる方向に力がかかるようになっている。よって、扉部10の先端にあるストッパー15は、安全柵50に当接した状態が保持されるようになっている。転動体支持部32には傾斜面下部37に隣接して垂直部35が形成されているが、実施の形態1において転動体40と転動体支持部32に設けられた垂直部35は接触していない。
安全柵50の内側に入りたい作業者が手などにより自動閉鎖扉100を開くと、転動体40は傾斜面下部37から傾斜面33に沿って上に移動していく。自動閉鎖扉100が開放され、作業者が通路60を通行できる程度に開いた状態になったとき、転動体40は傾斜面33の上部に位置する。この時、自動閉鎖扉100全体も、自動閉鎖扉100が閉じられた状態よりも上方に移動している。この状態で、扉部10から手を離すと、転動体40は傾斜面33に沿って下に移動する。自動閉鎖扉100の自重により、自動閉鎖扉100は下に移動しようとするため、自動閉鎖扉100の自重が転動体40にかかる。自動閉鎖扉100の自重がかかった転動体40は、傾斜面33に沿って下方向に移動しようとするため、傾斜面33の上を転動しながら、傾斜面下部37まで移動することになる。転動体40の移動とともに扉部10は、通路60を閉塞する位置まで移動する。
(実施の形態1の効果)
(1)実施の形態1に係る自動閉鎖扉100は、通路を閉鎖する扉部10と、扉部10の端部に設けられ、扉部10の開閉に伴い回転する開閉軸20と、開閉軸20の回転を支持する支持円筒部材30と、開閉軸20の外周に設けられ、開閉軸20の軸方向に扉部10及び前記開閉軸20の荷重を支持する軸支された転動体40と、を備える。支持円筒部材30の端面は、水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面33を備える。転動体40は、扉部10の開閉に伴い支持円筒部材30の傾斜面33に沿って転動し、扉部10が閉まっているときには傾斜面33の傾斜面下部37に位置し、扉部10が開いているときには、扉部10が閉まっているときよりも上方に位置する。
このように構成されることにより、自動閉鎖扉100は、通常時は扉部10が通路60を閉塞した状態に保持される。また、作業者が手などにより自動閉鎖扉100を開けた状態から手を離すと、傾斜面33の上部にある転動体40は、自動閉鎖扉100の自重により傾斜面33に沿って傾斜面下部37の方向に下っていく。転動体40が傾斜面33を下って行くと、それに伴い開閉軸20も回転し、自動閉鎖扉100は自動的に通路60を閉鎖した状態になる。つまり、作業者が通路60を通行した際に、作業者が自動閉鎖扉100を閉める動作をしなくとも自動閉鎖扉100は自動的に閉じる。
また、自動閉鎖扉100は、転動体40が自動閉鎖扉100の自重を支えている。そして、転動体40が開閉に伴い傾斜面33に沿って上下に移動する構成になっている。そのため、開閉軸20を床に対し垂直に立てて設けても自動的に閉じる自動閉鎖扉100が得られる。これにより、自動閉鎖扉100を設けるスペースを小さくすることができ、既存の扉との置換も容易である。
実施の形態1に係る自動閉鎖扉100においては、転動体40は、扉部10の重心が位置する側に設けられている。
このように構成されることにより、自動閉鎖扉100が傾く方向に転動体40が配置され、転動体40は自動閉鎖扉100の自重を効率良く支持することができる。自動閉鎖扉100の重心は扉部10が設置されている側にあるため、開閉軸20は、扉部10が設けられている側に傾く。転動体40が扉部10側に配置されていることにより、傾いた自動閉鎖扉100の回転を支持円筒部材30だけでなく転動体40も支持することができ、開閉軸20の傾きを抑えることができる。よって、自動閉鎖扉100は、開いた状態から自動的にスムーズに閉じられる。
[実施の形態2]
実施の形態2は、実施の形態1に対し、扉部10の形状及び開閉軸20の支持の形態が変更されている。実施の形態2においては、さらに開閉軸220にバネ280を追加している。なお、実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る自動閉鎖扉200の斜視図である。図5は、図4のB部の拡大図である。図6は、図4の自動閉鎖扉100の動きを説明する模式図である。実施の形態2に係る自動閉鎖扉200は、工場内の設備の周囲に設置され、稼働する設備の近傍に作業者が不用意に立ち入らないようにするため安全柵250の一部に設けられている。自動閉鎖扉200は、安全柵の複数箇所に設けられていてもよい。安全柵50は、設備の周囲に設置されているが、必要時には安全柵250の内側に作業者が入るため、一部に作業者が通行できる通路60を確保する必要がある。自動閉鎖扉200は、通常時にはその通路60を閉塞し、必要時には開いて作業者が通行できるようにするものである。
自動閉鎖扉200は、安全柵250に設けられた通路60を閉塞する扉部210を有する。扉部210は、水平に延びた金属製のパイプにより形成されている。扉部210により安全柵250に設けられた通路60に作業者が侵入できないようにしている。扉部先端部212は、自動閉鎖扉200が閉鎖したときに、扉部210が通路60を閉塞した状態に保持するためのストッパーになっている。扉部先端部212は、図6(a)に示されるように自動閉鎖扉100に隣接する安全柵250の一部に当接するようになっている。
扉部210において、扉部先端部212と反対側の端部には、開閉軸220が設けられている。開閉軸220は、垂直方向に延びる円柱形状に形成されている。開閉軸220の扉部210より上の部分である上部開閉軸221a及び扉部210より下の部分である下部開閉軸221bは、支持円筒部材230の内部に位置する。上部開閉軸221a及び下部開閉軸221bの両方が支持円筒部材230に支持され、扉部10は、開閉軸20を中心にして回転して開閉するように構成されている。実施の形態2の自動閉鎖扉200は、転動体40が設けられておらず、扉部下部213に設けられた支持部240と支持円筒部材230に設けられた傾斜面233とが接することにより、自動閉鎖扉200の下方向の荷重が支持されている。自動閉鎖扉200が開閉する際には支持部240と傾斜面233とが摺動する。実施の形態2の自動閉鎖扉200は、転動体40を有する実施の形態1の自動閉鎖扉100と比較して、開閉時の抵抗が大きくなる場合がある。しかし、自動閉鎖扉200は、扉部210の上下において回転を支持円筒部材230で支持されているため、開閉軸220の傾きを小さくおさえることができる。そのため、支持円筒部材230が精度良く回転を支持することができ、転動体40が設けられていなくてもスムーズに開閉が可能である。なお、実施の形態2における開閉軸220の支持構造を実施の形態1の自動閉鎖扉100に適用しても良い。
支持円筒部材230は、床80に固定されて立設されている円筒形状の部材である。支持円筒部材230は、円筒部分の上下方向の中程に開口部239が設けられている。支持円筒部材230は、開口部239の下側の端面が水平面に対して傾斜して形成された傾斜面233を有する。傾斜面233は、自動閉鎖扉200が開いたときに扉部210が動く範囲に設けられている。
実施の形態2において開閉軸220の下端には、バネ280が取り付けられている。バネ280は、上端が開閉軸220の下端部224に取り付けられ、下端が支持円筒部材230に設けられた係止部238に引っ掛けられている。バネ280は、開閉軸220が上に移動すると、開閉軸220を下方に引っ張るように荷重をかける。なお、バネ280は、図4及び図5に示されるようなコイルスプリングのみに限定されるものではない。開閉軸220が上方に移動したときに下方に引っ張るように荷重をかけるのであれば、他の弾性体を適用しても良い。
次に図6を用いて、自動閉鎖扉200の動きについて説明する。図6(a)は、自動閉鎖扉200が閉じた状態を示す図である。図6(b)は、自動閉鎖扉200が開けられた状態を示す図である。図6(a)において、扉部210は、傾斜面233の下部に位置する傾斜面下部237の上に位置する。支持部240は、重力及びバネ280により下方に引っ張る荷重により傾斜面下部237に下方に押し付けられており、扉部210には閉じる方向に力がかかるようになっている。よって、扉部先端部212は、安全柵250に当接した状態が保持されるようになっている。
安全柵250の内側に入りたい作業者が手などにより自動閉鎖扉200を開くと、支持部240は、傾斜面下部237から傾斜面233に沿って上に移動していく。自動閉鎖扉200が開放され、作業者が通路60を通行できる程度に開いた状態になったとき、支持部240は傾斜面233の上部に位置する。この状態で、扉部210から手を離すと、扉部210は傾斜面233に沿って下に移動する。自動閉鎖扉200の自重及びバネ280が開閉軸220を下方向に引っ張る荷重により、自動閉鎖扉200は下に移動するためである。扉部210は、下方向に移動しようとするため、支持部240が傾斜面233の上を摺動しながら、傾斜面下部237まで移動することになる。移動とともに扉部210は、通路60を閉塞する位置まで移動する。なお、実施の形態2に適用されているバネ280は、実施の形態1の自動閉鎖扉100に適用しても良い。バネ280の設置の仕方は、実施の形態2の形態に限定されず、開閉軸220を下方向に付勢していればよい。
(実施の形態2の効果)
実施の形態2に係る自動閉鎖扉200は、通路を閉鎖する扉部210と、扉部210に設けられ、扉部210の開閉に伴い回転する開閉軸220と、開閉軸20に伴う回転を支持する支持円筒部材230と、扉部210に設けられ、開閉軸220の軸方向に扉部210の荷重を支持する支持部240と、を備える。支持円筒部材230は、水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面233を備える。支持部240は、扉部210の開閉に伴い支持円筒部材230の傾斜面233に沿って移動し、扉部210が閉まっているときには傾斜面233の下部に位置し、扉部210が開いているときには、扉部210が閉まっているときよりも上方に位置する。開閉軸220は、バネ280により開閉軸220の方向に沿って下向きに付勢されている。なお、実施の形態2におけるバネ280は、本願発明の弾性体に相当する。
このように構成されることにより、上記(1)に記載された効果に加えて、バネ280が開閉軸220を下方向に引っ張る力により、自動閉鎖扉200が開けられた状態から自動的に確実に閉じることができる。
また、実施の形態2に係る自動閉鎖扉200によれば、支持部240は、扉部210の重心が位置する側に設けられている。
このように構成されることにより、自動閉鎖扉200が傾く方向に支持部240が配置され、支持部240は自動閉鎖扉200の自重を効率良く支持することができる。自動閉鎖扉200の重心は扉部210が設置されている側にあるため、開閉軸220は、扉部210が設けられている側に傾く。支持部240が扉部210側に配置されていることにより、傾いた自動閉鎖扉200の回転を支持円筒部材230だけでなく支持部240も支持することができ、開閉軸220の傾きを抑えることができる。よって、自動閉鎖扉200は、開いた状態から自動的にスムーズに閉じられる。
[実施の形態3]
実施の形態3は、実施の形態1に係る自動閉鎖扉100に対し、実施の形態2のバネ280を適用させたものである。なお、以下の実施の形態3においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る自動閉鎖扉300の動きを説明する模式図である。実施の形態3において開閉軸320の下端には、バネ380が取り付けられている。バネ380は、上端が開閉軸320の下端部324に取り付けられ、下端が支持円筒部材30に設けられた係止部338に引っ掛けられている。バネ380は、開閉軸320が上に移動すると、開閉軸320を下方に引っ張るように荷重をかける。なお、バネ380は、実施の形態2と同様にコイルスプリングのみに限定されるものではない。開閉軸320が上方に移動したときに下方に引っ張るように荷重をかけるのであれば、他の弾性体を適用しても良い。
(実施の形態3の効果)
実施の形態3に係る自動閉鎖扉300は、実施の形態1に係る自動閉鎖扉100と同様に、開閉軸320の外周部に転動体40を備える。転動体40は、支持円筒部材30と当接し、扉部310にかかる下方向の荷重を支える。、図7(b)のように扉部310が開いた状態において、転動体40には扉部310の自重だけでなくバネ380が開閉軸320を下方向に引っ張る荷重もかかる。転動体40は、扉部310の自重及びバネ380による荷重により傾斜面33に沿って下方向に移動しようとする。そのため、扉部310は、閉まる方向に力がかかる。自動閉鎖扉300に生じる閉まる方向の力は、実施の形態1に対し、バネ380の荷重の分だけ大きい。従って、例えば、開閉軸320の回転方向の摩擦力が大きくて扉部310の自重による力だけでは扉部310が自動で閉まりにくい場合においても、バネ380の荷重を適宜設定することにより自動で閉じやすくすることができる。また、実施の形態3に係る自動閉鎖扉300は、実施の形態2とは異なり転動体40を備えているため、扉部310にかかる下方向の荷重が大きくても、扉部310の回転方向の摩擦抵抗を小さくすることができる。これにより、バネ380の荷重設定の選択の幅が広がる。
10 扉部、11 扉部上部、12 扉部先端部、13 扉部下部、15 ストッパー、20 開閉軸、30 支持円筒部材、31 開閉軸受部、32 転動体支持部、33 傾斜面、34 端面、35 垂直部、37 傾斜面下部、40 転動体、41 回転軸、50 安全柵、60 通路、80 床、100 自動閉鎖扉、200 自動閉鎖扉、210 扉部、212 扉部先端部、213 扉部下部、220 開閉軸、221a 上部開閉軸、221b 下部開閉軸、224 下端部、230 支持円筒部材、233 傾斜面、237 傾斜面下部、238 係止部、239 開口部、240 支持部、250 安全柵、280 バネ、300 自動閉鎖扉、310 扉部、320 開閉軸、324 下端部、338 係止部、380 バネ。

Claims (3)

  1. 通路を閉鎖する扉部と、
    前記扉部に設けられ、前記扉部の開閉に伴い回転する開閉軸と、
    前記開閉軸の回転を支持する支持円筒部材と、
    前記扉部に設けられ、前記開閉軸の軸方向において前記扉部及び前記開閉軸の荷重を支持する支持部と、を備え、
    前記開閉軸は、
    前記支持部の上方に位置する上部開閉軸と、前記支持部の下方に位置する下部開閉軸と、を備え、
    前記支持円筒部材は、
    円筒形状の側面に設けられた開口部を備え、
    前記開口部の下側の端面は、
    水平面に対し傾斜して螺旋状に構成された傾斜面であり、かつ前記支持部が摺動する傾斜面であり、
    前記支持部は、
    前記扉部の開閉に伴い前記支持円筒部材の前記傾斜面に沿って移動し、
    前記扉部が閉まっているときには前記傾斜面の下部に位置し、
    前記扉部が開いているときには、前記扉部が閉まっているときよりも上方に位置し、
    前記開閉軸は、
    弾性部材により前記開閉軸の方向に沿って下向きに付勢されており
    前記上部開閉軸は、
    前記支持円筒部材の前記開口部の上方において回転を支持され、
    前記下部開閉軸は、
    前記支持円筒部材の前記開口部の下方において回転を支持される、自動閉鎖扉。
  2. 前記支持部は、
    前記扉部の重心が位置する側に設けられている、請求項に記載の自動閉鎖扉。
  3. 前記扉部は、
    前記開閉軸から水平方向に延びる部材であり、
    前記支持部は、
    前記扉部の前記部材により構成され
    請求項又はに記載の自動閉鎖扉。
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