JP6835288B1 - 切削インサート及び歯切工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造性と寸法精度と双方に優れた工具本体と対になる切削インサート及び該切削インサートを備えた歯切工具を提供する。【解決手段】切削インサート10は、すくい面である第1面20と、第2面30と、周側面40と、取付け孔9と、を有している。第1面20と周側面40とが交差する稜線(21,22,23,24)には切れ刃21が形成されている。切れ刃21は、歯車の歯底を加工可能なコーナ部212と、コーナ部212まで延在する主部211と、を含んでいる。周側面40は、工具本体2に当接する内側面43と、主部211に臨む第1逃げ面411と、を含んでいる。取付け孔9は、中心軸Oが内側面43に垂直に交差するように第1逃げ面411及び内側面43を貫通している。切削インサート10は、一端21Dから他端21Pに向かうに従い第1逃げ面411と内側面43との厚みtが薄くなるくさび状に形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、切削インサート及び該切削インサートを備えた歯切工具に関する。
ホブ(Gear Hob)と呼ばれる歯切工具(Gear Cutter)がある。ホブは、略円筒形であり、その外周面に切れ刃を有した螺旋状の凸条部が形成されている。例えば、特許文献1には、交換可能なスローアウェイチップを工具本体に固定するスローアウェイチップ直付式ホブが開示されている。特許文献1に開示されている平板状のスローアウェイチップでは、特許文献1の図3が参照されるように、スローアウェイチップが固定されるねじ穴の中心軸の延長上に隣の山の凸条部(特許文献1では「ウォーム」)が重なる。
そのような位置関係では、本願の図6が参照されるように、凸条部にねじ穴を形成して工具本体を製造するとき、ねじ穴を形成したい凸条部に並走する隣の山の凸条部にねじ立て用のタップや下穴用のドリルなどが干渉するため、スローアウェイチップと対になる工具本体を製造することが困難である。タップとの干渉を避けるため、特許文献1では、隣の山の凸条部に切削ポケットと呼ぶ切れ目を入れている。切削ポケットの部位にはスローアウェイチップを配置できないため、設計上の制約が増えてしまう。
これらの課題を解決すべく、例えば、特許文献2には、凸条部(特許文献2では「セグメント」)が一巻きずつ分割可能に構成され、複数の凸条を相互に連結して工具本体を構成するフライス加工工具が開示されている。凸条部にねじ穴を形成して工具本体を製造したり、ねじ穴からねじを抜き取ってフライス加工インサートを交換したりするとき、特許文献2では、凸条部を取り外した状態でそれらを作業できる。
特開平9−117824号公報 特開2013−233648号公報
反面、特許文献2では、組立て式であるが故に工具本体に複数の凸条部の加工誤差が累積してしまう。各々の凸条部には、厳しい寸法精度が要求される。特許文献2の解決手段には、工具本体の製造コストが上昇するという弊害をともなう。本発明はこのような事情を鑑み、製造性と寸法精度と双方に優れた工具本体と対になる切削インサート及び該切削インサートを備えた歯切工具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る切削インサートは、工具本体に固定されて歯切工具を構成する、交換可能な切削インサートである。切削インサートは、すくい面である第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、第1面及び第2面を繋ぐ周側面と、該周側面に設けられた取付け孔と、を有している。第1面と周側面とが交差する稜線には切れ刃が形成されている。切れ刃は、該切れ刃の一端を含み、かつ歯車の歯底を加工可能なコーナ部と、一端とは反対側にある切れ刃の他端からコーナ部まで延在する主部と、を含んでいる。周側面は、切れ刃に臨む外側面と、該外側面とは反対側にあり工具本体に当接する内側面と、を含んでいる。外側面は、主部に臨む第1逃げ面を更に含んでいる。取付け孔は、該取付け孔の中心軸が内側面に垂直に交差するように第1逃げ面及び内側面を貫通している。当該切削インサートは、一端から他端に向かうに従い第1逃げ面と内側面との厚みが薄くなるくさび状に形成されている。
本発明の他の一態様に係る歯切工具は、歯車の歯形を創成可能な歯切工具である。歯切工具は、交換可能な切削インサートと、該切削インサートを固定するインサート取付座が設けられた工具本体と、を備えている。インサート取付座は、ねじ穴が垂直に形成された着座面を有している。インサート取付座は、工具本体の回転軸から遠ざかるに従いインサート取付座の外縁から着座面までの段差が深くなるように形成されている。
これらの態様によれば、切削インサートと対になる工具本体のインサート取付座の着座面は、凸条部の先端から基端に向かうに従い深さが浅くなるくさび状に形成される。インサート取付座の着座面に垂直なねじ穴の中心軸の仰角が大きくなるため、凸条部にねじ穴を形成して工具本体を製造するとき、本願の図5が参照されるように、ねじ穴を形成したい凸条部に並走する隣の山の凸条部にねじ立て用のタップや下穴用のドリルなどが干渉しない。組立て式にすることなくねじ立てできるため、工具本体の製造性に優れている。加工誤差が累積しないので、寸法精度に優れている。
上記態様において、主部の延在方向と、内側面を延長した仮想面とがなす角度は、1度以上45度以下であってもよい。
この態様によれば、主部の延在方向と、内側面を延長した仮想面とがなす角度の分だけねじ穴の中心軸の仰角を大きくできる。
上記態様において、取付け孔は、工具本体の径方向における切れ刃の高さを二等分する仮想面に重畳していてもよい。
ねじ穴を形成したい凸条部に並走する隣の山の凸条部にねじ立て用のタップや下穴用のドリルなどが干渉しないのであれば、タップなどが干渉しにくい凸条部の先端寄りにねじ穴の位置をずらす必要もない。この態様によれば、切削インサートの中央部に取付け孔を形成して切削インサートをバランスよく確実に固定できる。
上記態様において、第1面及び第2面は、取付け孔から見て鏡面対称に形成され、第2面と周側面とが交差する稜線には、第2の切れ刃が形成されていてもよい。
この態様によれば、歯車の歯形の左右いずれか一方の歯面を第1面側の切れ刃で加工し、いずれか他方の歯面を第2面側の切れ刃で加工し、同一形状の切削インサートで歯車の歯形の左右両面の歯面を形成できる。二種類の切削インサートを用意する必要がないため、消耗品の在庫管理の負担を軽減できる。同一の切削インサートについて二つの切れ刃で二回使用できるため、経済性に優れている。
本発明によれば、製造性と寸法精度と双方に優れた工具本体と対になる切削インサート及び該切削インサートを備えた歯切工具を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯切工具の一例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された歯切工具を径方向から見た側面図である。 図3は、本発明の一実施形態の切削インサートの一例を示す斜視図である。 図4は、図3に示された切削インサートをすくい面側から見た平面図である。 図5は、本発明の切削インサートと対になる工具本体にねじ穴を形成する場合の断面図である。 図6は、従来の切削インサートと対になる工具本体にねじ穴を形成する場合の断面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本発明の一実施形態に係る歯切工具1は、刃先交換式のホブ及びそれに類した歯切工具であり、ホブ盤に取り付けて回転させることにより、同期回転する被削物の外周面に歯車などの歯形を創成法により歯切りできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯切工具1の一例を示す斜視図である。図1に示すように、歯切工具1は、交換可能な複数の切削インサート10と、切削インサート10を固定する工具本体2と、を備えている。工具本体2は、略円筒形に形成された円筒部3と、円筒部3の外周面に螺旋状に設けられた凸条部4と、を有している。凸条部4の断面は、歯切工具1に創成される歯形の圧力角やモジュールに対応した略台形に形成されている。
図2は、図1に示された歯切工具を回転軸Zに直交する径方向から見た側面図である。図2に示すように、凸条部4には、複数のインサート取付座5が略等間隔に設けられている。図示した例では、インサート取付座5が凸条部4の一側と他側とに交互に設けられている。工具本体2に固定された切削インサート10は、千鳥状に配列される。
以下の説明において、凸条部4のいずれか一側に設けられたインサート取付座5を第1インサート取付座5Lと呼び、いずれか他側に設けられたインサート取付座5を第2インサート取付座5Rと呼ぶことがある。各々のインサート取付座5には、ねじ(おねじ)7により切削インサート10が一つずつ固定されている。
図3は、本発明の一実施形態の切削インサート10の一例を示す斜視図である。図3に示すように、切削インサート10は、第1面20と、第1面20とは反対側の第2面30と、第1面20と第2面30とを繋ぐ周側面40と、周側面40に設けられた取付け孔9と、を有している。
すくい面である第1面20と周側面40とが交差する稜線(21,22,23,24)は、切れ刃である第1辺21と、第1辺21とは反対側の第3辺23と、第1辺21の一端21Dと第3辺の23一端とを繋ぐ第2辺22と、第1辺21の他端21Pと第3辺23の他端とを繋ぐ第4辺24と、を含んでいる。以下の説明において、第1辺21のことを切れ刃21と呼ぶことがある。
切削インサート10が工具本体2に固定された状態において、切れ刃21の一端21Dは、凸条部4の先端側に配置される。一端21Dとは反対側にある他端21Pは、凸条部4の基端側に配置される。切れ刃21は、一端21D及びその近傍の部分を含むコーナ部212と、一端21Dとは反対側にある他端21Pからコーナ部211まで延在する主部211と、を含んでいる。
コーナ部212は、切れ刃21において歯車の歯底を削り出して加工する部分であり、歯車の歯形に応じてV字形に湾曲している。主部211は、切れ刃21において歯車の歯面を加工する部分であり、図示した例では直線状に形成されている。主部211は、緩やかに湾曲していてもよい。
図示した例では、第1面20及び第2面30が、取付け孔9から見て鏡面対称に形成されている。第2面30は、第2のすくい面として構成されている。第2面30と周側面40とが交差する稜線(31,32,33,34)には、切れ刃31が形成されている。第2の切れ刃31は、前述した切れ刃21と同様の形状及び機能を有している。
周側面40は、切れ刃(第1辺)21に臨む外側面41と、第2辺22に臨む先端面42と、第3辺23に臨む内側面43と、第4辺24に臨む基端面44と、を含んでいる。外側面41は、切れ刃21の逃げ面である。切削インサート10が工具本体2に固定された状態において、内側面43は、凸条部4に当接する。先端面42は、凸条部4の先端側に配置される。基端面44は、凸条部4の基端側に配置される。
外側面41は、切れ刃21の主部211に臨む第1逃げ面411と、コーナ部212に臨む第2逃げ面412と、を更に含んでいる。図示した例では、第1逃げ面411が平面に形成され、第2逃げ面412が曲面に形成されている。ねじ7(図1に示す)が挿通される取付け孔9は、外側面41の第1逃げ面411と内側面43とを貫通している。つまり、切削インサート10は、すくい面である第1面20ではなく周側面40を取付け孔9が貫通する縦置きインサートとして構成されている。図示した例では、取付け孔9が、外側面41の中央部を貫通するように形成されている。
図4は、図3に示された切削インサート10を第1面20側から見た平面図である。図4に示すように、取付け孔9は、該取付け孔9の中心軸Oが内側面43に垂直に交差するように形成されている。取付け孔9は、切削インサート10が工具本体2に固定された状態(図2参照)で、工具本体2の径方向における切れ刃21の高さhを二等分する仮想面Pに重畳している。
切削インサート10は、切れ刃21の一端21Dから他端21Pに向かうに従い第1逃げ面411から内側面43までの厚みtが薄くなるくさび状に形成されている。切れ刃21の主部(直線部)211の延在方向Qと、内側面43を延長した仮想面Rとがなす角度αは、例えば1度以上35度以下である。角度αは、歯切工具1に創成される歯形の圧力角に応じて適宜変更でき、角度αの分だけ後述するねじ穴(めねじ)8の中心軸の仰角βを大きくできる。図示した例では、圧力角が20度であり、角度αが8.5度に構成されている。
主部211が湾曲している場合、主部211の延在方向Qは、例えば、主部211の両端を通る直線の延在方向である。主部211の一端である主部211とコーナ部212との境界は、例えば、主部211の曲率がコーナ部212の曲率に変化する位置である。
図5は、本発明の切削インサート10と対になる工具本体2にねじ穴8を形成する場合の断面図である。前述したインサート取付座5は、着座面50と、第1拘束壁51と、第2拘束壁52と、を有している。着座面50は、切削インサート10の内側面43に当接する。着座面50には、ねじ穴8が形成されている。ねじ穴8の中心軸は、着座面50に垂直に交差している。第1拘束壁51は、第2面30に当接する。第2拘束壁52は、基端面44に当接する。インサート取付座5は、三方向から切削インサート10に当接して確実に拘束できる。
インサート取付座5は、工具本体2の回転軸Z(図2に示す)から遠ざかるに従いインサート取付座50の外縁51E,52Eから着座面50までの段差dが深くなるように形成されている。このようなインサート取付座5は、エンドミルなどを用いて工具本体2の径方向から加工できる。外縁51Eの一例は、第1拘束壁51における着座面50とは反対側の開放端であり、外縁52Eの一例は、第2拘束壁52における着座面50とは反対側の開放端である。
以上のように構成された本実施形態の切削インサート10及び該切削インサート10を備えた歯切工具1によれば、くさび角度α(図4に示す)の分だけインサート取付座5の着座面50に垂直なねじ穴8の中心軸の仰角β(図5に示す)が大きくなる。
図6は、図5との比較のために示す図であって、従来の切削インサート10´と対になる工具本体2´にねじ穴8´を形成する場合の断面図である。従来の形状の切削インサート10´は、くさび状ではなく平板状に形成されていた。そのような切削インサート10´では、該切削インサート10´と対になる工具本体2´のねじ穴8´の中心軸の仰角β´が小さい。凸条部4にねじ穴8を形成して工具本体2を製造するとき、ねじ穴8´を形成したい凸条部4Aに並走する隣の山の凸条部4Bにねじ立て用のタップTなどが干渉してしまうため、分割しないと工具本体2を製造することが困難だった。
これに対し、本実施形態では、ねじ穴8の中心軸の仰角βが十分に大きいため、図5に示すように、凸条部4Aにねじ穴8を形成して工具本体2を製造するとき、隣の山の凸条部4Bにねじ立て用のタップTなどが干渉しない。組立て式にすることなくねじ穴8をねじ立てできるため、工具本体2の製造性に優れている。加工誤差が累積しないので、工具本体2の寸法精度に優れている。タップTなどが干渉しにくい凸条部4の先端寄りにねじ穴8の位置をずらす必要がないため、図3に示すように、切削インサート10の外側面41の中央部に取付け孔9を形成して切削インサート10をインサート取付座5にバランスよく確実に固定できる。
また、本実施形態の切削インサート10は、図3に示すように、第1面20と第2面30とですくい面が二つあり、鏡面対称に形成されている。図1に示すように、工具本体2の第1インサート取付座5Lに固定した切削インサート10の切れ刃21によって歯車の一方の歯面を加工できる。工具本体2の第2インサート取付座5Rに固定した切削インサート10の切れ刃31によって一方の歯面とは反対側の他方の歯面を加工できる。同一形状の切削インサート10で歯車の歯形の左右両面の歯面を形成できる。二種類の切削インサート10を用意する必要がないため、消耗品の在庫管理の負担を軽減できる。同一の切削インサート10について二つの切れ刃21,31で二回使用できるため、経済性に優れている。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…歯切工具、2…工具本体、3…円筒部、4,4A,4B…凸条部、5,5L,5R…インサート取付座、7…ねじ、8,8´…ねじ穴、9…取付け孔、10,10´…切削インサート、20…第1面、21…切れ刃(第1辺)、21D…一端、21P…他端、22…第2辺、23…第3辺、24…第4辺、30…第2面、31…第2の切れ刃、40…周側面、41…外側面、42…先端面、43…内側面、44…基端面、50…着座面、51…第1拘束壁、52…第2拘束壁、51E,52E…外縁、211…主部、212…コーナ部、411…第1逃げ面、412…第2逃げ面、d…段差、h…高さ、O…中心軸、P,R…仮想面、Q…延在方向、T…タップ、t…厚み、Z…回転軸、α,β,β´…角度。

Claims (5)

  1. 工具本体に固定されて歯切工具を構成する、交換可能な切削インサートであって、
    すくい面である第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、前記第1面及び前記第2面を繋ぐ周側面と、該周側面に設けられた取付け孔と、を有し、
    前記第1面と前記周側面とが交差する稜線には切れ刃が形成され、
    前記切れ刃は、該切れ刃の一端を含み、かつ歯車の歯底を加工可能なコーナ部と、前記一端とは反対側にある前記切れ刃の他端から前記コーナ部まで延在する主部と、を含み、
    前記周側面は、前記切れ刃に臨む外側面と、該外側面とは反対側にあり前記工具本体に当接する内側面と、を含み、前記外側面は、前記主部に臨む第1逃げ面を更に含み、
    前記取付け孔は、該取付け孔の中心軸が前記内側面に垂直に交差するように前記第1逃げ面及び前記内側面を貫通し、
    当該切削インサートは、前記一端から前記他端に向かうに従い前記第1逃げ面と前記内側面との厚みが薄くなるくさび状に形成されている、
    切削インサート。
  2. 前記主部の延在方向と、前記内側面を延長した仮想面とがなす角度は、1度以上45度以下である、
    請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記取付け孔は、前記工具本体の径方向における前記切れ刃の高さを二等分する仮想面に重畳している、
    請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1面及び前記第2面は、前記取付け孔から見て鏡面対称に形成され、
    前記第2面と前記周側面とが交差する稜線には、第2の切れ刃が形成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の切削インサート。
  5. 歯車の歯形を創成可能な歯切工具であって、
    交換可能な切削インサートと、該切削インサートを固定するインサート取付座が設けられた工具本体と、を備え、
    前記インサート取付座は、ねじ穴が垂直に形成された着座面を有し、
    前記インサート取付座は、前記工具本体の回転軸から遠ざかるに従い前記インサート取付座の外縁から前記着座面までの段差が深くなるように形成されている、
    歯切工具。
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