JP6835152B2 - 発光素子アレイ、および光伝送装置 - Google Patents
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Description
本発明は、端子から各々の面発光レーザ素子までの配線上の経路長のうちの最短の経路長を有する面発光レーザ素子が複数ある構成と比較し、外部からサージが印加された場合に、複数の面発光レーザ素子が同時に損傷する可能性が低減された発光素子アレイを提供することを目的とする。
図1を参照して、本実施の形態に係る発光素子アレイ10の構成の一例について説明する。本実施の形態では、本発明に係る発光素子アレイに面発光型半導体レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)アレイを適用した形態を例示して説明する。図1(a)は本実施の形態に係る発光素子アレイ10の断面図であり、図1(b)は発光素子アレイ10の平面図である。図1(a)に示す断面図は、図1(b)に示す平面図においてA−A’で切断した断面図である。発光素子アレイ10は一例として光伝送装置の光送信部に用いられ、発光素子アレイ10からの出射光は光ファイバ等の光伝送路に結合される。本実施の形態においては、複数のVCSELは主として光送信部からの出射光の冗長性確保のために用いられている。すなわち、本実施の形態における発光素子アレイを構成する各々の発光素子は、単一の発光素子として通信を行うのに必要な光量を出力できる定格を有し、1つの発光素子が損傷した場合であっても正常な通信が維持できるよう、互いに並列に接続された複数の発光素子によって発光素子アレイを構成することで冗長性を確保している。ただし、必ずしも単一の発光素子として通信を行うのに必要な光量を出力できる構造である必要はない。
図6を参照して、本実施の形態に係る発光素子アレイの発光領域について説明する。図6(a)、(c)、(e)、(f)、(h)、(i)は、第1の実施の形態の第1の変形例に係る発光領域40の発光部50の配置の一例を示す平面図、図6(b)、(d)、(g)は比較例に係る発光領域40Cの発光部50の配置を示す平面図である。図6ではp側電極配線22の一部を併せて示しており、p側電極パッド28はp側電極配線22の延伸方向下方に配置されている。本実施の形態は、発光領域40における発光部50の配置の形態をさまざまに変えたバリエーションの形態である。
図7を参照して、本実施の形態に係る発光素子アレイの発光領域について説明する。本実施の形態は、発光領域40にスリットを設けて最短の経路長の発光部50を1つのみとする形態である。
図8を参照して、本実施の形態に係る発光素子アレイの発光領域について説明する。本実施の形態は、最短の経路長の発光部として、あえてESDに対して弱い発光部50Eを配置する形態である。
図9および図10を参照して、本実施の形態に係る光伝送装置200について説明する。光伝送装置200は光ファイバを介して相互に光通信を行う通信装置の光送信部を構成する装置であり、上記実施の形態に係る発光素子アレイ10を搭載している。
12 基板
14 下部DBR
16 活性層領域
18 上部DBR
20 層間絶縁膜
22 p側電極配線
24 出射面保護層
26 酸化狭窄層
26a 非酸化領域
26b 酸化領域
28 p側電極パッド
30 n側電極配線
40 発光領域
40C 比較例に係る発光領域
50、50−1、50−2、50−3、50−4、50E 発光部
62 モニタPD
90 発光領域
110 基板
112 下部DBR
114 下部スペーサ
116 量子井戸活性層
118 上部スペーサ
120 AlAs層
120a 非酸化領域
122 上部DBR
124 コンタクト層
126 メサ
130 活性層領域
132 酸化領域
134 層間絶縁膜
136 p側電極配線
138 n側電極配線
140 出射口
200 光伝送装置
202 ステム
204 キャップ
206、208 アノード電極
210 カソード電極
212 n側配線
214 サブマウント
216 カソード端子
218、219 アノード端子
220 カソード端子
222 部分反射ミラー
300 光ファイバ
302 コア
304 クラッド
I 電流
Im モニタ電流
L1、L2、L3 経路長
P 光出力
Pm モニタ光
R レジストマスク
S スリット
Claims (12)
- 電極パッドに接続された配線と、
光出射口を除く領域が前記配線で覆われることにより互いに並列に接続された複数の面発光レーザ素子を含む発光領域と、を備え、
前記複数の面発光レーザ素子のうち、前記電極パッドからの電流の経路に沿った長さである電流経路長が1番目、2番目、および3番目に短い面発光レーザ素子の数がそれぞれ1個ずつである
発光素子アレイ。 - 前記複数の面発光レーザ素子のうち、前記電極パッドからの電流経路長が4番目に短い面発光レーザ素子の数が1個である
請求項1に記載の発光素子アレイ。 - 前記電極パッド、前記配線、および前記発光領域は半導体基板上に形成されている
請求項1または請求項2に記載の発光素子アレイ。 - 前記電極パッドの中心位置と前記複数の面発光レーザ素子それぞれとの間の電流経路長が全て異なる
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発光素子アレイ。 - 前記電極パッドおよび前記配線が半導体基板の光出射面側に設けられ、前記電極パッドと極性の異なる電極が、前記光出射面側と反対の面側に設けられている
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発光素子アレイ。 - 前記複数の面発光レーザ素子から出射される光を受光するフォトダイオードとともに、基板に搭載された
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発光素子アレイ。 - 前記複数の面発光レーザ素子から出射される光が、光を伝送する光伝送路に入射するように配置された
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発光素子アレイ。 - 前記光伝送路は、光の経路となるコア部を有し、
前記複数の面発光レーザ素子から出射される光が、当該コア部に入射するように配置された
請求項7に記載の発光素子アレイ。 - 前記複数の面発光レーザ素子から出射された光を前記光伝送路に結合させるレンズと対向して配置された
請求項7または8に記載の発光素子アレイ。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発光素子アレイと、
前記発光素子アレイから出射された光を伝送する光伝送路と、を備える
光伝送装置。 - 前記光伝送路は、光の経路となるコア部を有し、
前記複数の面発光レーザ素子から出射される光が、当該コア部に入射するように配置された
請求項10に記載の光伝送装置。 - 前記光伝送路は、前記コア部の前記光の経路に垂直な断面の径が100μm以下のマルチモードファイバである
請求項11に記載の光伝送装置。
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