JP6834161B2 - 描画装置及び描画装置の描画方法 - Google Patents
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Description
また、爪の表面に色や絵柄等のネイルデザインを描画する描画装置(ネイルプリント装置)として、描画を施す筆記具(描画用具であるペン)を搭載したプロッタ方式の描画装置を用いることも検討されている。
ペンを用いて描画を施す場合には、インクジェット方式のように小液滴のインクを吐出させる描画装置と比べて、使用可能なインクの粘度やインクに含まれる色材の粒径等に制約が少なく、粒径の大きな色材を含んだ発色のよいインクや光硬化型のインクのような高粘度のインクも用いることができる。このため、ネイルサロンで施されるものと同様の各種のネイルデザインを描画することが可能となる。
このため、描画処理を行うごとにペン先に付着した残留物や各種の汚れを除去することが好ましいが、従来プロッタ方式の描画装置において、ペン先の汚れ等に対するメンテナンスは、ペンを装置外に取り外して手作業で実施するのが一般的であり、非常に手間を要していた。
また、ペン先を洗浄剤(洗浄液)等の中に浸けて洗浄することも考えられるが、ペン先とインク収容部とが一体型に構成されたペンの場合、多量の溶剤(洗浄剤)にペン先を浸漬すると浸透圧等との関係で、インク成分がペン先より溶出し、溶剤成分がインク収容部内に逆流してしまう。このため、インク収容部内のインク濃度が低下してしまう等、インク成分に洗浄剤の影響が生じることが懸念される。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、ネイルプリント装置1は手の指の爪を描画対象として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪を描画対象としてもよい。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置1は、描画ヘッド43が描画用具であるペン41とインクジェットヘッド71とを備え、プロッタ方式とインクジェット方式とを併用して爪Tに描画を施す描画装置である。
このネイルプリント装置1は、ケース本体2と、このケース本体2に収容される装置本体10とを備えている。
操作部25は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部25には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための図示しない操作釦が配置されている。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示部26には、例えば、印刷指U1を撮影して得た爪画像(爪Tの画像を含む指画像)、この爪画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示部26の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。
下部機枠11は、背面板111、底板112、左右一対の側板113a,113b、X方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115及び隔壁116を有する。
側板113a,113bの下端部は、底板112の左右両端部にそれぞれ連結され、側板113a,113bが底板112に対して立てられた状態に設けられている。
背面板111の下部は、前方(指挿入方向手前側)に向かって2段に窪むように形成されている。背面板111の下端部は底板112の前端部に連結されており、背面板111は、底板112と側板113a,113bによって囲われた領域を前後に区切っている。
この窪んだ背面板111の後ろ側に形成される空間がX方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115(図1(b)参照)となっている。X方向移動ステージ収容部114内には、描画部40が前方(指挿入方向手前側)に移動した際に描画部40のX方向移動ステージ45が収容される。また、Y方向移動ステージ収容部115内には、描画部40のY方向移動ステージ47が配置されている。
また、隔壁116は、下部機枠11の内部前方側の空間(背面板111、底板112及び側板113a,113bによって囲われた指挿入方向手前側の空間)を上下に区切るように下部機枠11の内側に設けられている。隔壁116はほぼ水平に設けられ、隔壁116の左右両端部が側板113a,113bにそれぞれ連結され、隔壁116の後端部が背面板111に連結されている。
指固定部30は、描画を施す爪T(すなわち描画対象)に対応する指(以下、これを「印刷指U1」という。)を受け入れる指受入部31と、この印刷指U1以外の指(以下、これを「非印刷指U2」という。)を退避させる指退避部32と、から構成されている。
指受入部31は、隔壁116の上側であって、例えば、下部機枠11の幅方向の中央より少し右に配置されている。また、隔壁116によって下部機枠11の下側に区分けられた空間が指退避部32を構成している。
例えば、薬指の爪Tに描画を施す場合には、指受入部31に印刷指U1としての薬指を挿入し、非印刷指U2であるその他の4指(親指、人差し指、中指、小指)を指退避部32に挿入する。
図1(b)及び図2に示すように、指受入部31は、下部機枠11の前面側(印刷指挿入方向の手前側)に開口しており、下側が隔壁116の一部を構成する指載置部116a、両側が仕切り31a,31b、奥側が仕切り31cによって区画されている。指載置部116aは、描画を施す爪Tの指(印刷指U1)をXY平面上に載置するものである。
また、指受入部31の上側は天井部31dによって区画されている。天井部31dには、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tを露出させるための窓31eが形成されている。
ユーザは指受入部31に挿入した印刷指U1と指退避部32に挿入した非印刷指U2との間に隔壁116を挟むことができる。そのため、指受入部31内に挿入された印刷指U1が安定して固定される。
本実施形態では、ペン41を待機させる待機ホルダ63が4つ、ペン待機部62に備えている。各待機ホルダ63内には、待機ホルダ63に待機するペン41のペン先413を収容するキャップ部64が設けられている。キャップ部64は例えばゴムによって形成されており、ペン先413をキャップ部64に収容することにより、ペン先413の乾燥を防止するようになっている。
本実施形態のペンメンテナンス部61は、図4(a)から図4(e)に示すように、紙片等で構成されたシート状の慣書部611がペンメンテナンス部61の土台となる台紙を構成し、この台紙である慣書部611の一部(本実施形態では図2に示すように、装置の手前側)の表面上に、後述する清掃パッド612aを構成するシート状の不織布等を貼着することで構成されている。
すなわち、台紙となる紙片等のうち、清掃パッド612aが貼着された部分が清掃部612として機能し、清掃パッド612aが貼着されていない部分(紙片等で構成された慣書部611が露出している部分)が慣書部611として機能する。
本実施形態では、ペンメンテナンス部61は、繰り返し慣らし書きやペン先413の清掃動作を行うことにより慣書部611及び清掃部612のうちのいずれかにおいて余白部分がなくなったときに、台紙である紙片ごと取り外して新しいものと交換するようになっている。
ペンメンテナンス部61の交換時期はユーザが判断してもよいし、例えば、ペンメンテナンス部61を撮影部50の撮像装置51で撮影して、後述する制御部81が撮影された画像から慣書部611及び清掃部612における余白の有無を判断して、余白がない場合には、ペンメンテナンス部61の交換をユーザに促すメッセージ等を表示部26等に表示させ、ユーザに報知してもよい。また、慣書部611及び清掃部612を同じ個数の複数のエリアに区切っておき、ペン41毎に予め決められた慣書部611の領域及び清掃部612のエリアを使うものとしても良い。このようにすることで、慣書部611及び清掃部612の余白部分が同時になくなり、慣書部611及び清掃部612の両方を使い切って無駄なく台紙の交換を行なうことができる。
なお、ペンメンテナンス部61の慣書部611及び清掃部612の具体的な構成は、図示例に限定されない。例えば、慣書部611とは別個に台紙を設けて、この台紙の上に慣書部611と清掃部612とをそれぞれ配置してもよい。この場合には、慣書部611及び清掃部612のいずれか一方において余白部分がなくなった場合に、余白部分のなくなったものだけを個別に台紙から取り外して交換できるようにしてもよい。
また、このように慣書部611及び清掃部612の台紙を別個に設ける場合には、慣書部611及び清掃部612を隣接して設ける必要がなく、下部機枠11の上面の任意の位置にそれぞれ配置することも可能である。
慣書部611は、平板状の描画媒体であり、例えば紙片である。なお、慣書部611は、ペン先(先端部)413の慣らし書きを行うことができるものであればよく、紙片には限定されない。
慣らし書きは、例えば、小さな「○」や「◇」、「□」等の所定の図形を描画することで行う(図4(e)参照)。慣らし書きとして描画する図形は特に限定されないが、短時間での描画が可能となるようペンの上げ下げの必要がない一筆書きで描けるような図形が好ましく、インクを無駄に使いすぎないよう小さく単純な図形であることが好ましい。
この慣らし書きにおいては、慣書部611の範囲内で、慣らし書きを行う度に図形を描画する位置を少しずつずらしながら描くようにすることが好ましい。
このため、例えば、慣書部611における余白部分の任意の位置を基準位置として設定し、ペン先413の慣らし書きを行う際には、当該基準位置から描画動作を始めるようにする。なお、なるべく慣書部611を無駄なく使い切るために既に慣らし書きに使用されている領域に近接する位置を慣書部611の基準位置とすることが好ましい。近接することでペンの移動距離が短くなり、所要時間が短縮する。
このように位置をずらしながら描くようにすれば、慣らし書きの際に、他のペン41によって描画されたインクがペン先413に付着して混色等を生じるおそれがない。また、慣らし書きされた図形等を撮像装置51で撮影して正常に描画できているか否かを確認するようにした場合、描画する位置をずらしながら慣らし書きを行うことで現在慣らし書きを行っているペン41によって描画された図形と、それ以前に描画された図形とを明確に区別することができる。
清掃パッド612aは、ペン先413が多少沈み込む程度の厚みと柔軟性を有しており、ペン先413が清掃パッド612aに押し当てられ、沈み込んだ状態では、ペン先413は清掃パッド612aに包み込まれ、覆われることとなる。清掃パッド612aは、例えばポリエステル等の化学繊維や木綿等の天然繊維を織布又は不織布の形状としたものや、紙、フェルト、スポンジ等、ペン先413に残ったインクや各種の汚れを吸着させたり絡め取ることで除去することが可能な材料で形成されている。なお、清掃パッド612aを構成する繊維は、太い繊維よりも極細繊維の方がより細かい残留物を除去することができるため好ましい。
また、清掃パッド612aはペンメンテナンス部61内に収まる大きさのシート状に形成され、その全面を使い切ったときに交換する構成としてもよいし、シート状の部材を巻回することでロール状に形成され、ペン先413の清掃後に使用済み部分を切り離し、未使用部分が清掃部612に配置される構成としてもよい。
爪Tに対する描画を行うと、ペン41のインク成分の凝集物や、爪Tや爪Tに既に塗布されている下地の被膜の凹凸に依存する削りかす、爪Tや皮脂の汚れ等がペン先413に付着する。また、ペン41による1回目の描画の後、次のペン41による描画を行うまでの間にインクジェットヘッド71による絵柄等の描画を行った場合には、インクジェットヘッド71により爪Tの上に描画された多色の被膜もペン先413に付着し得る。
このペン先413の清掃を行う際には、清掃パッド612aの表面にペン先413を押し当て、ペン先413を清掃パッド612aに沈み込ませた状態、即ちペン先413が清掃パッド612aで包み込まれ、覆われた状態でペン41を水平方向に移動させる。これにより、ペン先413に付着した汚れを清掃パッド612aによって拭い取り絡めとることで除去することができる。
また、ペン先413を清掃する際には、ペン先413を水平方向に移動させるだけでなく、ペン先をアップ・ダウンさせて上下方向にも併せて移動させてもよい。すなわち、ペン先413が清掃パッド612aの表面に対して沈んだ状態、接した状態を繰り返すように上下運動も併せて行いながら水平方向にペン先413を移動させてもよい。
なお、清掃パッド612aは清掃エリアを小分割して設定しておき、ペン41ごとにそれぞれ異なる清掃エリアが割り当てられて当該エリア内でペン先413の清掃を行うようにしてもよい。
この場合、例えば、清掃パッド612aにおける余白部分の任意の位置を基準位置として設定し、ペン先413の清掃を行う際には、当該基準位置から清掃動作を始めるようにする。なお、なるべく清掃パッド612aを無駄なく使い切るために既にペン先413の清掃に使用されている領域に近接する位置を清掃パッド612aの基準位置とすることが好ましい。
このようにすれば、ペン先413を清掃するために既に使用された清掃エリアでこれとは異なるインクが付着したペン先413を清掃することがなく、インクや汚れのペン先413への再付着を防ぐことができる。
この場合の洗浄剤の種類は特に限定されない。ペン先413に付着している可能性があるインクの種類等に応じて清掃パッド612aに含浸させる洗浄剤を変えてもよい。
例えば、洗浄剤を収容部に収容した図示しない洗浄用のペンやシリンジ等を清掃パッド612aの近傍に設けて、洗浄対象となるペン先413に付着している可能性があるインクの種類等に応じて適宜洗浄用のペンやシリンジ等から対応する洗浄剤を滴下して清掃パッド612aに供給し含浸させてもよい。
また、ペン41毎に清掃パッド612aにおける清掃位置を決めて置き、各清掃位置に、各ペン41のペン先413に付着している可能性があるインクの種類等に応じた洗浄剤を含浸させておいてもよい。
なお、乾燥部90のヒータ91は、用途に応じてON/OFF切り替えが可能となっており、ヒータ91をOFFした状態でファン92のみを回転させることもできるように構成されることが好ましい。
インクジェットヘッド71は、例えば、イエロー(Y;YELLOW)、マゼンタ(M;MAGENTA)、シアン(C;CYAN)のインクに対応する図示しないインクカートリッジと各インクカートリッジにおける描画対象(爪T)に対向する面(本実施形態では、図1(a)等における下面)に設けられた図示しないインク吐出部とが一体に形成されたインクカートリッジ一体型のヘッドである。インク吐出部は、それぞれの色のインクを噴射する複数のノズルからなるノズルアレイを備えており、インクジェットヘッド71は、インクを微滴化し、インク吐出部から描画対象(爪T)の被描画面に対して直接にインクを吹き付けて描画を行う。なお、インクジェットヘッド71は、上記3色のインクを吐出させるものに限定されない。その他のインクを貯留するインクカートリッジ及びインク吐出部を備えていてもよい。
図1(a)等に示すように、ペン41は、中空円筒状のペンホルダ410内に挿通された棒状のペン軸部411の先端側(図1(a)において下側)にペン先413が設けられたものである。
ペン軸部411の内部は、各種インクを収容するインク収容部となっている。
ペン軸部411の内部に収容されるインクとしては、各種のインクが適用可能である。インクの粘度や色材の粒径(粒子の大きさ)等は特に限定されず、例えば、金銀のラメ入りのインクや白色のインク、UV硬化型のインクやジェルネイル、アンダーコート用インク(すなわち下地塗布用の白色のインク)、トップコート用インクやマニキュア液等も用いることができる。
本実施形態において、ペン41は、例えばペン先413を爪Tの表面に押し当てることでペン軸部411内に収容されているインクが染み出して描画する、ペン先413がボールペンタイプとなったペンである。
なお、ペン41は、ボールペンタイプのものに限定されない。例えばペン軸部411内のインクを含浸してペン軸部411側からペン先413に伝達可能なファイバーブロックや多孔質な樹脂等を備えたサインペン(フェルトペン)タイプのペンや、束ねた毛にインクを染み込ませて描画する筆ペンタイプのペン等であってもよい。また、ペン先413の太さも各種のものを用意することができる。
なお、本実施形態のペン41は、上記のように、ペン先413とインク収容部であるペン軸部411とが一体型に構成されたものであるため、多量の溶剤(洗浄液)に浸漬すると毛細管現象や浸透圧の関係で、インク成分がペン先413より溶出し、溶剤成分がインク収容部であるペン軸部411に逆流して濃度を低下させてしまう。
この点、本実施形態のように、ペン先413を押し当てることでペン先413が沈み込む清掃パッド612aにペン先413を押し当てた押し当て状態を維持したままペン41を移動させることにより、ペン41のインク濃度等に影響を及ぼすことなく、ペン先413の全周についてインク成分の凝集物やその他各種の汚れを擦り取ることができる。
また、ペン保持部42は、描画ヘッド43に搭載されたペン上下用モータ426(図3参照)の駆動によって上下方向に移動可能に構成されている。
また、X方向移動ステージ45は、Y方向移動ステージ47のY方向移動部471に固定されている。Y方向移動部471は、Y方向移動モータ48の駆動によりY方向移動ステージ47上を図示しないガイドに沿ってY方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材44に取り付けられている描画ヘッド43が、Y方向(図1(b)におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動するようになっている。
なお、本実施形態において、X方向移動ステージ45及びY方向移動ステージ47は、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48と、図示しないボールネジ及びガイドとを組み合わせることで構成されている。
本実施形態では、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48等により、ペン41を備える描画ヘッド43をX方向及びY方向に駆動するXY駆動部としてのヘッド移動部49が構成されている。
この撮影部50は、指受入部31内に挿入されて上部の開口から見える印刷指U1の爪Tを照明装置52によって照明する。そして、撮像装置51によってその印刷指U1を撮影して、印刷指U1の爪Tの撮影画像である爪画像(爪画像を含む指の画像、図4(a)参照)を取得するものである。
本実施形態では、撮像装置51及び照明装置52は、描画部40の描画ヘッド43の側方(図1(a)において描画ヘッド43の右側)に固定配置されている。
すなわち、図1(a)及び図1(b)に示すように、描画部40の描画ヘッド43は、上面の一端側(図1(a)において右側)に、側方に張り出す張出部401を有しており、この張出部401に基板53が取り付けられている。撮影部50を構成する撮像装置51及び照明装置52は、この基板53の下面に、隔壁116に対向するように設けられている。
なお、基板53の大きさや基板53に取り付けられている撮像装置51及び照明装置52の位置は特に限定されない。
本実施形態では、撮像装置51によって取得された撮影画像(爪画像)に基づいて、後述する爪形状検出部812が、xy平面上における爪Tの位置や、爪Tの垂直位置等、その他の爪情報を検出する。
なお、撮像装置51は、印刷指U1の爪Tの湾曲形状等を検出するために、ヘッド移動部49による移動によって、異なる位置・角度から爪Tを撮影して複数枚の撮影画像(爪画像)を取得することが好ましい。
撮像装置51により複数枚の撮影画像(爪画像)が取得された場合には、これらの撮影画像(爪画像)に基づいて、爪形状検出部812(図3参照)が爪Tの湾曲形状を検出することができる。
照明装置52は、下方に向けて光を照射して、少なくとも撮像装置51の下方の撮影範囲を照明する。撮像装置51に対する照明装置52の位置は一定となっている。なお、照明装置52を設ける数や、その配置等は図示例に限定されない。
なお、撮影部50によって撮影された画像の画像データは、後述する記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
図3は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置80は、図3に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部81と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
具体的には、記憶部82のROMには、爪画像(撮影画像)から、爪Tの幅方向における湾曲形状、爪の幅、爪の面積等の各種の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、描画用データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置80によって実行されることによって、ネイルプリント装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部82には、撮影部50によって取得されたユーザの印刷指U1の爪Tの爪画像(撮影画像)を記憶する爪画像記憶領域821、爪形状検出部812によって検出された爪情報(爪Tの形状を示す輪郭線や爪Tの湾曲形状等)が記憶される爪情報記憶領域822、及び爪Tに描画されるネイルデザインの画像データを記憶するネイルデザイン記憶領域823等が設けられている。
本実施形態では、ヘッド移動部49を制御する描画制御部814によって撮影部50を爪Tの幅方向に移動させながら、撮影制御部811が、撮像装置51により爪Tの幅方向における複数の位置・角度(例えば、爪Tの真上と爪Tの斜め上方等)から爪Tを撮影して、複数枚の爪画像(撮影画像)を取得させる。
なお、1つの爪Tについて何枚の撮影画像を取得させるかは特に限定されないが、爪Tの幅方向における異なる位置において2枚以上の撮影画像を取得させた方が爪Tの湾曲形状まで精密に検出することが可能となるため好ましい。
撮影部50により取得された爪画像の画像データは、記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
本実施形態では、爪形状検出部812は、撮影画像(爪画像)に基づいて爪Tの輪郭形状を爪情報として検出する。
なお、爪形状検出部812によって取得される爪情報は爪Tの輪郭形状に限定されず、例えば、爪Tの水平位置のXY座標、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置、以下「爪Tの垂直位置」又は単に「爪Tの位置」ともいう。)、爪Tの幅方向における形状、すなわち、爪Tの表面の、XY平面に対する傾斜角度(爪Tの湾曲形状、爪Tの傾斜角度)等を含んでいてもよい。
爪形状検出部812によって取得された爪情報は、記憶部82の爪情報記憶領域822に記憶される。
具体的には、描画データ生成部813は、爪形状検出部812により検出された爪Tの形状(輪郭形状)等に基づいてネイルデザインの画像データを拡大、縮小、切出し等することにより爪Tの形状に合わせ込む合せ込み処理を行う。
また、描画データ生成部813は、爪形状検出部812により検出された爪Tの湾曲形状に応じて、爪Tに描画するように指定されたネイルデザインの画像データに適宜曲面補正等を行う画像データ補正部としても機能する。
これにより、ペン41やインクジェットヘッド71によって描画されるネイルデザインの描画用のデータが生成される。
また、本実施形態では、描画制御部814は、ペン41による描画動作を開始する前に、ペン41を慣書部611に移動させ、ペン41の慣らし書きを行わせる。
具体的には、まず、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48を動作させて、ペン41を慣書部611に移動させ、ペン先413が慣書部611の紙片等の表面に接する位置までペン41をダウンさせる。そして、図4(a)に示すように、慣書部611上でペン41を適宜移動させて、図4(e)に示すような「○」や「◇」、「□」等の図形を描画させ、ペン先413の状態を整える。
さらに、本実施形態では、描画制御部814は、ペン41の動作を制御する動作制御部として、ペン41による描画動作が終了した後に、ペン41を清掃部612に移動させ、ペン先413の清掃を行わせる。
具体的には、まず、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48を動作させて、ペン41を清掃部612に移動させる。そして、図4(b)に示すように、清掃部612の上にペン41を下ろし、図4(c)に示すように、ペン先413が清掃パッド612aに沈み込む程度までペン先413を清掃パッド612aに押し当て、押し当て状態を維持したまま、ペン41を適宜移動させる。この時、ペン41を往復移動させたり蛇行移動させることで、図4(e)に示すような線や図形等を描画させて、清掃パッド612aによりペン先413の全周に亘ってインクの凝集物や各種の汚れを拭き取り除去させる。
また、表示制御部815は、ペンメンテナンス部61の慣書部611や清掃部612に余白部分がなくなったときに、ユーザにその旨を報知し、新しいペンメンテナンス部61と交換するように促すメッセージ等を表示部26に表示させてもよい。
具体的には、乾燥制御部816は、乾燥部90のヒータ91及びファン92のON/OFFを適宜切り替える。また、乾燥制御部816は、適宜ヒータ91の温度制御を行い、必要に応じて、ヒータ91をOFFしてファン92のみを動作させることも可能となっている。
表示制御部815は、表示部26にデザイン選択画面を表示させ、ユーザは操作部25の操作釦等を操作して、デザイン選択画面に表示された複数のネイルデザインの中から所望のネイルデザインを選択する。これにより、操作部25から選択指示信号が出力されて爪Tに描画すべきネイルデザインが選択される。
ユーザが印刷指U1を指受入部31に挿入し、非印刷指U2を指退避部32に挿入して、操作部25の図示しない描画スイッチを操作すると、指受入部31内に印刷指U1が固定される(ステップS1)。
爪画像(撮影画像)が取得されると、爪形状検出部812は、爪画像(撮影画像)に基づいて爪Tの外形形状である輪郭形状を検出する。また、爪形状検出部812は、爪画像(撮影画像)に基づいて、爪Tの湾曲形状、その他の爪情報を検出する(ステップS3)。
次いで、描画データ生成部813は、爪形状検出部812により検出された爪情報に基づいて、ユーザによって選択されたネイルデザインをユーザのTに描画するための描画用データ(ネイルデザインの描画データ)を生成する(ステップS4)。
描画用データが生成されると、描画制御部814は、ネイルデザインを描画するのに必要なペン41(例えば、まず下地を塗布するための下地用白インクを描画するペン41)をペン待機部62の待機ホルダ63から取得する(ステップS5)。
そして、ヘッド移動部49を動作させて描画ヘッド43を移動させ、ペン41を慣書部611の基準位置に移動させる(ステップS6)。
描画制御部814は、当該基準位置においてペン上下用モータ426を動作させてペン41を慣書部611の表面にペン先413が接触する位置までダウンさせるとともに、適宜描画ヘッド43を移動させ、所定の図形等を描画させて、ペン41の慣らし書きを行わせる(ステップS7、図4(a)参照)。
ペン41の慣らし書きが完了すると、描画制御部814は、ペン上下用モータ426を動作させてペン41を慣書部611の表面に接触しない位置までアップさせるとともに、ヘッド移動部49を動作させて描画ヘッド43を爪Tの上であって描画開始位置(例えば爪Tの左端の上端部等)まで移動させ、当該描画開始位置においてペン上下用モータ426を動作させてペン41を爪Tの表面にペン先413が接触する位置までダウンさせるとともに、適宜描画ヘッド43を移動させ、ペン41による描画処理を実行させる(ステップS8)。
当該ペン41による描画処理が終了すると、乾燥制御部816が乾燥部90を制御することにより、インクが塗布された爪Tの乾燥処理が行われる(ステップS9)。
そして、描画制御部814は、当該基準位置においてペン上下用モータ426を動作させてペン41をダウンさせ、ペン先413が清掃パッド612aに沈み込む程度まで清掃パッド612aに押し当てて、この押し当て状態を維持したまま、適宜ペン41を移動させ、ペン先413の清掃動作を行わせる(ステップS11、図4(c)参照)。
所定の清掃動作が完了すると、描画制御部814は、ペン上下用モータ426を動作させてペン41をアップさせ(図4(d)参照)、ペン先413が清掃パッド612aの表面に接触しない状態とするとともに、ヘッド移動部49を動作させて描画ヘッド43をペン待機部62まで移動させ、空いている待機ホルダ63にペン41を戻す(ステップS12)。
制御部81は、次のペン41による描画処理(例えば、下地の上にラメ入りのインクでラインを描画する等)があるか否かを判断し(ステップS13)、他のペン41による描画処理がない場合(ステップS13;NO)場合には、指受入部31に挿入された印刷指U1の固定を解除して(ステップS14)、描画処理を終了する。
他方、他のペン41による描画処理がある場合(ステップS13;YES)場合には、描画制御部814は、次の描画処理を行うペン41(例えば、ラメ入りのラインを描画するためのラメ入りのインクを描画するペン41)をペン待機部62の待機ホルダ63から取得し(ステップS15)、ステップS6に戻って以降の処理を繰り返す。
なお、図示は省略するが、他のペン41による描画処理はない(ステップS13;NO)が、インクジェットヘッド71による描画処理がある場合には、ステップS13の後、印刷指の固定を解除(ステップS14)する前に、インクジェットヘッド71による描画処理及び乾燥部90による乾燥処理を行わせる。
これにより、ペン先413とインク収容部であるペン軸部411とが一体型であってペン先413を洗浄剤に浸漬すると毛細管現象や浸透圧の関係で、インク成分がペン先413より溶出し、溶剤成分がインク収容部であるペン軸部411に逆流して濃度を低下させてしまうような場合でも、ペン先413の全周についてインク成分の凝集物やその他各種の汚れを清掃パッド612aが拭い取り又は絡めとるため、ペン41のインク濃度等に影響を及ぼすことなく、簡易かつ確実に除去することができる。
また、清掃パッド612aに、ペン先413を洗浄する洗浄剤を含浸させた場合には、ペン先413にインク成分の凝集物等の汚れがこびりついて固まってしまっているような場合でも、各種溶剤等を含む洗浄剤によって汚れを溶融しながら拭取り絡め寄ることができる。このため、ペン先413に付着したインク成分の凝集物等の汚れをより確実に除去することができる。
また、本実施形態では、描画後、ペン41をペン待機部62に戻す前に清掃部612におけるペン先413の清掃を行う。ペン先413に付着したインク成分の凝集物やその他各種の汚れは、時間が経過して乾燥すると固まってしまい取りにくくなるが、本実施形態のようにペン41をペン待機部62に戻す前に清掃を行うことで、汚れを除去しやすく、次回のペン41使用時に汚れの付着していない状態で描画動作を行うことができる。
例えば、ペン41の慣らし書きを行う慣書部611を備え、この慣書部611における慣らし書きの結果、ペン41が描画可能状態ではないと判断される場合に、動作制御部である描画制御部814は、清掃部612におけるペン先413の清掃を行うようにペン41の動作を制御するようにしてもよい。
この場合、具体的には、慣書部611における慣らし書きの様子を撮影部50の撮像装置51で撮影し、撮影された画像を解析して、慣らし書きのための図形が描画できているかどうかを制御部81が判断する。そして正常に描画できていないと判断された場合には、描画制御部814は、ペン41を清掃部612に移動させて、清掃パッド612aに押し当て、この押し当て状態を維持したままペン41を移動させる。
これにより、ペン先413の全周についてインク成分の凝集物やその他各種の汚れを清掃パッド612aによって除去するペン先413の清掃処理を行う。
このようにすれば、慣らし書きのための図形が描画できているかどうかを判断するため、爪Tに描画する前に、ペン41の状態を確認することができ、爪Tへの描画を適切に行うことができる。
また、慣らし書きにおいて正常な描画ができない原因がペン先413の汚れや詰まり等である場合には、描画前に清掃部612によるペン先413の清掃を行うことで、描画が可能な状態となる可能性がある。このため、一旦清掃部612による清掃処理を行ってみることで、描画可能なペン41を取り替え、廃棄してしまう無駄を回避することができる。
なお、清掃処理を行った場合には、再度慣書部611において慣らし書きを行ってもよい。このようにすることで確実に描画に適した状態のペン41で爪Tへの描画を行うことができる。
さらに、ペン先413の清掃処理は、描画の途中でインクがかすれたり、描画できなくなったタイミングで行うようにしてもよい。この場合も正常な描画ができない原因がペン先413の汚れや詰まり等である場合には、ペン先413の清掃を行うことで、描画が可能な状態となることがあり、描画の中止等を回避することができる可能性がある。
例えば、図6に示すように、本実施形態と同様の描画部40、撮影部50、乾燥部90と、これらを動作させる制御部101と、外部機器との間で通信可能な通信部102とを備えるネイルプリント装置本体100と、ネイルプリント装置本体100との間で通信を行い、各種処理や操作指示等を行う操作端末装置200とによって描画装置(描画装置ユニット)が構成されていてもよい。
この場合、操作端末装置200には、画像処理等を行う制御部210及び、操作アプリケーションプログラム221やネイルデザインデータ222等を格納する記憶部220を有する制御装置201、ネイルプリント装置本体100等の外部機器との間で通信を行う通信部202、各種操作指示をユーザが入力操作することのできる操作部203、各種画像や指示画面等を表示可能な表示部204等が設けられている。
このような構成とした場合、撮影部50により撮影された画像等は通信部102,202を介してネイルプリント装置本体100から操作端末装置200に送られ、操作端末装置200の制御装置201において爪情報の検出等が行われ、これらの結果に基づいてネイルプリント装置本体100の制御部101が描画部40、乾燥部90等を制御することで、描画動作や清掃動作等を行わせる。
なお、この場合、ネイルデザインデータは、操作端末装置200内の記憶部220に記憶されているものに限定されず、各種通信ネットワークを介して外部の記憶手段から取り込むことが可能に構成されていてもよい。
例えば描画ヘッド43を移動させる機構とは別に撮影部50を移動させる機構を別途設けてもよい。
また、例えばネイルプリント装置1の天井部分等に撮像装置51及び照明装置52が固定配置されていてもよい。この場合には、爪情報として爪Tの形状や曲率等を検出するための爪画像を2つ以上の異なった位置・角度から撮影するために、位置をずらして2つ以上の撮像装置51を設けることが好ましい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
爪の表面に接触して前記爪に描画を施す少なくとも1つのペンを備える描画部と、
前記ペンの動作を制御する動作制御部と、
前記ペンのペン先を押し当てることで前記ペン先が沈み込む清掃パッドを有し、前記ペン先を清掃する清掃部と、
を備え、
前記動作制御部は、前記ペンの清掃時に前記ペン先を前記清掃パッドに押し当て、押し当てた状態を維持したまま、前記ペンを移動させることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記ペンの慣らし書きを行う慣書部をさらに備え、
前記慣書部における慣らし書きの結果、前記ペンが描画可能な状態ではないと判断された場合に、前記動作制御部は、前記清掃部における前記ペン先の清掃を行うように前記ペンの動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記清掃パッドと、前記慣書部と、が一体形成されたペンメンテナンス部を更に備え、
前記清掃パッド又は前記慣書部の少なくともいずれか一方の余白部分がなくなったときに前記ペンメンテナンス部を交換することを特徴とする請求項2に記載の描画装置。
<請求項4>
前記清掃パッドは、前記ペン先の汚れを吸着させる又は絡め取ることで除去することが可能な材料を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項5>
前記清掃パッドには、前記ペン先を洗浄する洗浄剤が含浸されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項6>
描画装置の描画方法であり、
前記描画装置は、
爪の表面に接触して前記爪に描画を施す少なくとも1つのペンを備える描画部と、
前記ペンのペン先を押し当てることで前記ペン先が沈み込む清掃パッドを備え、前記ペン先を清掃する清掃部と、
を備え、
前記ペンの清掃時には、前記ペン先を前記清掃パッドに押し当て、押し当てた状態を維持したまま、前記ペンを移動させることで前記ペン先の清掃を行うことを特徴とする描画装置の描画方法。
31 指受入部
40 描画部
41 ペン
43 描画ヘッド
49 ヘッド移動部
50 撮影部
62 ペン待機部
63 待機ホルダ
81 制御部
82 記憶部
812 爪形状検出部
T 爪
U1 印刷指
Claims (8)
- 描画対象として手又は足の指の爪の表面に接触して前記爪に描画を施す少なくとも1つのペンと、前記爪に描画を施すインクジェットヘッドと、を備える描画部と、
前記描画部を移動させる移動部と、
前記ペンの動作と前記インクジェットヘッドの動作とを制御する制御部と、
前記ペンのペン先を清掃する清掃部と、
を備え、
前記制御部は、
前記描画対象となる指を固定した状態で、前記移動部により前記描画部を移動させることによって前記少なくとも1つのペンが前記爪に描画を施すように制御する第1描画処理
を実行した後、前記インクジェットヘッドによる更なる描画処理が必要であると判断した場合には、前記描画対象となる指の固定を解除する前に、前記移動部により前記描画部を移動させることによって前記インクジェットヘッドが前記爪に描画を施すよう前記インクジェットヘッドの動きを制御する第2描画処理を実行する描画制御と、
前記描画制御により前記第1描画処理を実行した後、前記第2描画処理を実行させる前に、前記移動部により前記描画部を移動させることによって前記ペン先を前記清掃部に押し当てた状態にすることで、前記ペン先の清掃が行われるように前記ペンの動きを制御する清掃処理を実行し、前記清掃処理を実行した後に前記第2描画処理を実行させる清掃制御と、
を実行する、描画装置。 - 前記制御部は、前記ペン先を前記清掃部に押し当てた状態を維持したまま前記ペンを移動させることによって、前記ペン先の清掃が行われるように前記ペンの動きを制御することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
- 前記ペンの慣らし書きを行う慣書部をさらに備え、
前記慣書部における慣らし書きの結果、前記ペンが描画可能な状態ではないと判断された場合に、前記制御部は、前記清掃部における前記ペン先の清掃が行われるように前記ペンの動作を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。 - 前記清掃部と、前記慣書部と、が一体形成されたペンメンテナンス部を更に備え、
前記清掃部又は前記慣書部の少なくともいずれか一方の余白部分がなくなった場合に、前記ペンメンテナンス部の交換をユーザに報知することを特徴とする請求項3に記載の描画装置。 - 前記清掃部は、前記ペン先の汚れを吸着させる又は絡め取ることで除去することが可能な材料を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の描画装置。
- 前記清掃部には、前記ペン先を洗浄する洗浄剤が含浸されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の描画装置。
- 前記ペンが前記爪に描画を施す前に手又は足の指を固定するとともに、前記インクジェットヘッドが前記爪に描画を施した後に固定を解除する固定部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の描画装置。
- 描画装置の描画方法であり、
前記描画装置は、
描画対象として手又は足の指の爪の表面に接触して前記爪に描画を施す少なくとも1つのペンと、前記爪に描画を施すインクジェットヘッドと、を備える描画部と、
前記描画部を移動させる移動部と、
前記ペンのペン先を清掃する清掃部と、
を備え、
前記描画対象となる指を固定した状態で、前記移動部により前記描画部を移動させることによって前記少なくとも1つのペンが前記爪に描画を施すように制御する第1描画処理を実行した後、前記インクジェットヘッドによる更なる描画処理が必要であると判断した場合には、前記描画対象となる指の固定を解除する前に、前記移動部により前記描画部を移動させることによって前記インクジェットヘッドが前記爪に描画を施すよう前記インクジェットヘッドの動きを制御する第2描画処理を実行し、
前記第1描画処理を実行した後、前記第2描画処理を実行させる前に、前記移動部により前記描画部を移動させることによって前記ペン先を前記清掃部に押し当てた状態にする
ことで、前記ペン先の清掃が行われるように前記ペンの動きを制御する清掃処理を実行し、前記清掃処理を実行した後に前記第2描画処理を実行させる、描画装置の描画方法。
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