JP2836045B2 - 作図装置のペン先清掃方法 - Google Patents

作図装置のペン先清掃方法

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JP2836045B2
JP2836045B2 JP5323167A JP32316793A JP2836045B2 JP 2836045 B2 JP2836045 B2 JP 2836045B2 JP 5323167 A JP5323167 A JP 5323167A JP 32316793 A JP32316793 A JP 32316793A JP 2836045 B2 JP2836045 B2 JP 2836045B2
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pen
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敦 本多
博信 倉田
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Toyo Denki Seizo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の作図装置に係り、特に多
ペン式XYプロッタ装置等の様な中空インクペンを用い
る作図装置の中空インクペンのペン先の清掃方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中空インクペンを使用し記録紙に作図を
行う作図装置では、作図中に紙粉や異物が中空インクペ
ンのペン先に付着したり、中空インクペンのペン先部の
インクが乾燥したりし、作図を行った線巾が不均一であ
ったり、またかすれ等により全く作図出来ないことがあ
る。この時、従来では、作図中時々キャリッジを停止さ
せ、クリーニング紙を使って中空インクペンのペン先に
付着した紙粉や異物,乾燥したインク等をぬぐって除去
し清掃している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中空イ
ンクペンのペン先をクリーニング紙を使い、手作業で清
掃を行うと、熟練者であっても時間がかかったり、中空
インクペンのペン先を痛めたり、作図中記録紙に作図さ
れた線が均一であるかの確認を時々しなければならず、
オペレータに時間と作業の負担わ与えている。本発明は
上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的とする
ところは、これら欠点を解決する作図装置のペン先清掃
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、ペンホルダに装着された中空インク
ペンに大気圧以上の圧力を印加可能とした圧力発生ユニ
ットにより速度対圧力の制御を行うことを可能とした作
図装置において、作図可能範囲内にて中空インクペンの
中針押圧用バネとペンホルダアップ・ダウン動作により
前記中空インクペン内に有する中針を上下動させ、この
中針が紙面に当接した時中針が相対的に動くことにより
ペン先の清掃が行えるようにしたことにある。また、中
空インクペン内の中針に前記圧力発生ユニットより得ら
れる大気圧以上の圧力を印加したものである。すなわ
ち、通常、作図装置が有しているペンホルダアップ・ダ
ウン動作を利用し、中空インクペンを紙面へ接離させ、
清掃を行うべく中空インクペンの中針を相対的に動かす
方法である。またこれに更に中空インクペン内のインク
に圧力を加える圧力発生手段を備え、両者により作図直
前,作図中等自動または手動の指令により人がペン先を
いじることなく中空インクペンのペン先を清掃する方法
である。 更にキャリッジの移動中においても、前述の
ような方法により清掃が行えるようにしたものである。
【0005】
【作用】本清掃方法において、ペンホルダアップ・ダウ
ン用コイルと永久磁石により、ペンキャリッジと保持さ
れたペンホルダおよび中空インクペンのペン先を紙面に
当接させるアップ,ダウン動作をさせ、中空インクペン
内の中針が紙面へ当接した時、相対的に動くことによ
り、中空インクペンのペン先の乾燥したインク等詰まり
固着した物を引き剥し、詰まりをなくす。圧力発生ユニ
ットより、ペンホルダを介して中空インクペン内のイン
クに圧力を加えることにより圧力の逃げ口である中空イ
ンクペンのペン先よりインクが排出されることで引き剥
された固着物,中空インクペンのペン先に付着した紙粉
や異物をインクと共に搬出することができる。
【0006】また、前述の2項目を同時に行ない、さら
にペンキャリッジをXY方向へ移動することにより、清
掃用紙または記録紙の不要部上に乾燥したインク,紙粉
や異物等を付着させる。この一連の作業を作図装置が自
動または手動により行うことにより、迅速に且つ、正確
に中空インクペンのペン先の清掃を行うことが出来、オ
ペレータに時間と作業の負担をかけずに必要とする線巾
を得られるインクペン作図を行うことが出来る。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は、一般に使用されている多ペン式XYプロ
ッタに本発明の部分を施した平面図であり、詳細な動作
説明は除き、本発明を説明する為に必要な構成について
詳述する。図1において、XYプロッタのX,Y方向を
矢印にて示してあるが、本体の両側部には摺動自在のX
カーソル2を備えたXレール7が装着されている。(本
図では片側のみ図示した)また、Xカーソル2にはYビ
ーム8が図板の上面に対し平行となるよう固定されてい
る。Yビーム8に固定したYレール1には、Yカーソル
9が摺動自在に取付けられX,Y軸共駆動装置(図示せ
ず)により移動させるこどか出来る。
【0008】ペンホルダ把持機構10は、図板上面に対
し、接離するアップ・ダウン動作を備え、Yカーソル9
に装着された描画ヘッド11に取付けられ、図板上面に対
して接離する方向に制御信号により昇降自在に動作し、
記録紙と中空インクペン先端を相対的に接離させること
により記録紙に作図を行うようになっている。この図板
上面に対して接離するアップ・ダウン動作は種々の方法
があり、上下信号を与える方法であれば、如何ようなも
のであってもよい。このペンホルダ把持機構10と相対す
る位置の本体の端部には、ペンストッカ5が備えられて
いる。また、このペンストッカ5は複数のペンホルダ4
が脱着できるよう構成されている。これらのペンホルダ
4を把持し、描画中および停止時に空気圧切換装置によ
る圧力制御を行う点に関しては、本発明の要旨とすると
ころではないので、その説明は割愛するが、その速度に
対して各圧力を印加することにより、描画線の均一化を
図る装置を使用している。
【0009】図2は、本発明の要旨を説明するための概
略図を示し、中空インクペン13内のインク14に圧力を加
えることができるペンホルダ4の断面図であり、中空イ
ンクペン13は、例えばドイツ,ステッドラー社より販売
されている部品である。該ホルダにはインク14を供給す
る上部のフタ18を有し、フタ18部から空気洩れを防ぐた
めOリング19が装着されている。又中空インクペン13は
消耗品であり適宜交換する必要があるため、取外し可能
となっている。すなわち、ホルダ4下部にあるネジにボ
トムスリーブ16をかみ合わせると、ボトムスリーブ16の
段付部に中空インクペン13が当接され、その力は中空イ
ンクペン13のネジ部にはめ込まれたOリング17を介しペ
ンホルダ15の先端に固定される。
【0010】空気圧切換装置12からは停止時において負
圧が印加されインクは漏れないようにしてあるが、この
時高圧を発生させるとペンホルダ4内のインク14には、
高圧がかかり、中空インクペン13先端からインク14が排
出することが可能である。次に、中空インクペン13の構
造を図3,4により説明する。図3は中空インクペンを
ペンホルダに固定された状態の断面図であり、ペンホル
ダ4と共にペンホルダ把持機構10に保持され、ペンアッ
プの状態を示す。この時、中針20はバネ21により中空イ
ンクペン13の先端部に当接され、中空インクペン13の先
端より中針20はA寸法だけ出ている。なお中空インクペ
ン13では、中針20が出ていないと描画出来ないことは言
うまでもない。
【0011】図4は、中空インクペンをペンホルダに固
定された状態の断面図であり、ペンホルダ4と共にペン
ホルダ把持機構10に保持されペンダウンの状態を示す。
この時、中針20はバネ21より勝る力でペンホルダ把持機
構10がダウンするようにしている為、図3の中空インク
ペン13先端より中針20が出ていた部分が中空インクペン
13内にA寸法で引き込まれている。したがって、このペ
ンホルダ把持機構10により図3,図4のようにアップダ
ウンを繰返すことで、中空インクペン13内の中針20が上
下に振動することが分る。
【0012】さて、図5は中空インクペン13の先端にイ
ンク14が固着した状態を示す図であり、図5に示すよう
に、ペンアップの状態でしばらく放置しておくと乾燥し
描画不能状態になったり、中空インクペン13で描画中に
は大気中のゴミおよび紙粉が中空インクペン13の先端に
付着したりし、必要とする中空インクペン13の描画線巾
が得られれない状況か発生する。この場合、従来では一
旦ペンホルダ4をペンホルダ把持機構10より外し、中空
インクペン13の先端部分をクリーニング紙を使い、手作
業でぬぐって清掃したあと再度描画ヘッド11にペンホル
ダ4を取付け再描画していたが、本発明では、目視によ
り描画線巾異常が確認された場合XYプロッタを停止さ
せ、「テスト描画」スイッチ(図示せず)を押下げるこ
とによりテストエリア6内に描画ヘッド11が移動し、ペ
ンホルダ4のアップダウン動作を数回繰返して行い、固
着したインクを圧壊し、更に中空インクペン13の先端状
況が変わらない場合は空気圧切換装置12により高圧を印
加し、固着しているインク14を中空インクペン13先端か
ら排出し、これでも再生しない場合およびインクカスが
中空インクペン13先端に付着している時には、前記動作
を同時に行い、加えてテストエリア6内で描画ヘッド11
を移動させることにより、ペン先の再生とインクカスを
用紙に置いてくるようにしている。
【0013】本発明では、テストエリア6により上記作
業の例を示したが、これらの作業は有効作図領域内また
は用紙の不要部分でも構わない。また、実施例におい
て、描画不良を人間が発見し、手動操作にて中空インク
ペン13の掃除を行ったが、例えば描画線長さに対し毎回
掃除動作を行うプログラムを入力しておくことにより、
自動で行うことも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、と
くにφ0.1mm等の乾燥し易く細い中空インクペン13
については、本発明による清掃方法を採用することで長
時間無人運転が可能となり、大きな効果が期待できる。
また、前述した種々の欠点も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を施した多ペン式XYプロッタ装
置本体の平面図である。
【図2】図2はペンホルダの主要断面図である。
【図3】図3はペンアップ状態を示す断面図である。
【図4】図4はペンダウン状態を示す断面図である。
【図5】図5は中空インクペンにインクカスが付着した
状態図である。
【符号の説明】
1 Yレール 2 Xカーソル 3 多ペン式XYプロッタ装置本体 4 ペンホルダ 5 ペンストッカ 6 テストエリア 7 Xレール 8 Yビーム 9 Yカーソル 10 ペンホルダ把持機構 11 描画ヘッド 12 空気圧切換装置 13 中空インクペン 14 インク 15 ホルダ 16 ボトムスリーブ 17 Oリング 18 フタ 19 Oリング 20 中針 21 バネ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンホルダに装着された中空インクペン
    に大気圧以上の圧力を印加可能とした圧力発生ユニット
    により速度対圧力の制御を行うことを可能とした作図装
    置において、作図可能範囲内にて中空インクペンの中針
    押圧用バネとペンホルダアップ・ダウン動作により前記
    中空インクペン内に有する中針を上下動させ、この中針
    が紙面に当接した時中針が相対的に動くことによりペン
    先の清掃が行えるようにしたことを特徴とする作図装置
    のペン先清掃方法。
  2. 【請求項2】 中空インクペン内の中針に前記圧力発生
    ユニットより得られる大気圧以上の圧力を印加すること
    を特徴とした請求項1記載の作図装置のペン先清掃方
    法。
  3. 【請求項3】 清掃手段を行っている時にキャリッジを
    移動させながら清掃を行うことを特徴とした作図装置の
    ペン先清掃方法。
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