JP6834154B2 - 排水配管 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、複数の便器のそれぞれの排水口に接合される排水配管に関する。
従来から、勾配が設けられ複数の便器のそれぞれの排水口に接合される横引排水配管が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1における横引排水配管には、横引排水配管と便器との接合部よりも上流側に横引排水配管洗浄ユニットが設けられている。この横引排水配管洗浄ユニットは、タンクと、トラップ配管と、屈曲部を有する接続配管とを有している。トラップ配管の一端は、タンクの下部に接続されており、トラップ配管の他端は、接続配管に接続されている。また、接続配管の一端は、配管メンテナンスを配慮した掃除口において開放可能に構成されており、接続配管の他端は、下端部における屈曲部において略直角に屈曲し、接続配管接続部を介して横引排水配管に接続されている。長期間の便器の使用で横引排水配管内に形成された尿石等の付着や堆積を物理的に除去することを想定すると、特に公共施設においては掃除口を設けるべきである。
このような従来の横引排水配管において、横引排水配管洗浄ユニットのタンクから、接続配管を介して横引排水配管に洗浄水を流出させることで、大便器からの排水においては便器毎の洗浄では流し切れなかった汚物やペーパーなどによる横引排水配管内の詰まりを低減することができる。また、小便器からの排水においては、便器から横引排水配管に流れ込む時に遡ったまま洗い流し切れずに発生してしまった横引排水配管内の高い濃度の尿残り、異物堆積、あるいは、尿石付着などによる詰まりを低減することができる。
特開2014−111878号公報
しかしながら、上述した従来の横引排水配管では、接続配管から横引排水配管に至るまでに、略直角の屈曲部が設けられている。そのため、例えば横引排水配管洗浄ユニットから洗浄水が供給されない時間帯において、便器と横引排水配管の接合部と接続配管の屈曲部との間に汚物や汚水を含む洗浄水が流れこんでそのまま異物や汚物が堆積したり、尿石が付着したりして詰まりが発生してしまうといった懸念がある。この対策として、横引排水配管洗浄ユニットから常に洗浄水を流し続けることが考えられるが、近年便器に求められている節水化のニーズに反するため、現実的とはいえない。また、横引排水配管洗浄ユニットからの洗浄水と便器からの排水とがぶつかり、効率よく排水できないといった懸念もある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、配管メンテナンスを配慮した掃除口のある横引排水配管でありながら、排水配管内において異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりを抑制する排水配管を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る排水配管は、複数の便器のそれぞれの排水口に接合される排水配管であって、上流から下流に向かって下降する第一の傾斜部と、第一の傾斜部よりも上流側に設けられ第一の傾斜部よりも大きい傾斜で上流から下流に向かって下降する第二の傾斜部と、複数の便器のうちで最上流側に設置される便器の排水口と、第一の傾斜部と第二の傾斜部との切り替え部の近傍の合流部と、を接続する排水路と、切り替え部及び合流部の上流に設けられている掃除口と、を備え、第二の傾斜部の中心軸と第一の傾斜部の中心軸とが略同一鉛直面上に位置するように第二の傾斜部が設けられている

この構成によれば、第一の傾斜部よりも大きい傾斜で上流から下流に向かって下降する第二の傾斜部が設けられているので、便器からの排水で水位上昇することで生じる第一の傾斜部から遡ってきた排水を、第二の傾斜部により遡りを抑制することができる。そのため、高い濃度の尿残り等を抑制でき、排水配管内において異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりを抑制することができる。
本発明の一態様に係る排水配管において、好ましくは、合流部の上流側の流路の内径は、合流部の下流側の流路の内径よりも小さい。
この構成によれば、合流部の上流側の流路の内径は、合流部の下流側の流路の内径よりも小さく形成されているので、合流部の上流側へ遡る排水の量を低減できる。そのため、高い濃度の尿残り等を抑制でき、排水配管内において、異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりをより抑制することができる。
本発明の一態様に係る排水配管において、好ましくは、掃除口は第二の傾斜部から上方に向かって略鉛直に立ち上がる鉛直管路の上端部である。
この構成によれば、掃除口は、第二の傾斜部から上方に向かって略鉛直に立ち上がる鉛直管路の上端に設けられているので、掃除口の位置をより作業しやすい適切な高さとすることができる。そのため、例えば掃除口を介して排水配管を清掃するときに清掃器具を掃除口に挿入しやすくなり、掃除口を介して排水配管を清掃するときの作業性を向上させることができる。
本発明の一態様に係る排水配管において、好ましくは、第二の傾斜部の中心軸は第一の傾斜部の中心軸と略同一鉛直面上に位置する。
この構成によれば、第二の傾斜部の中心軸は第一の傾斜部の中心軸と略同一鉛直面上に位置しているので、第一の傾斜部の中心軸と直交する方向の排水配管の構成空間の幅を小さくすることができる。そのため、排水配管をコンパクト化することができ、例えば、ライニングユニットなどに排水配管を収納する場合において、ライニングユニット内のスペースを削減することができる。
本発明の一態様に係る排水配管において、好ましくは、切り替え部と合流部とは、略同一位置に形成されている。
この構成によれば、切り替え部と合流部とは略同一位置に形成されているので、合流部から第二の傾斜部へ遡る排水の量をより低減することができる。また、第二の傾斜部の傾斜部分には、合流部の少なくとも一部が含まれているので、合流部において排水が残りにくくなる。そのため、排水配管内において異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりをより抑制することができる。
本発明によれば、排水配管内において異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりを抑制することができる。
本発明の第一実施形態に係るトイレシステムの斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るトイレシステムの上面図である。 本発明の第一実施形態に係るトイレシステムの背面図である。 本発明の第一実施形態に係る排水配管の背面図である。 図3のP−P線に沿って見た断面図である。 図5のQ−Q線に沿って見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係る排水配管の水の流れを模式的に表した断面図である。 本発明の第二実施形態に係る排水配管の背面図である。 図8のR−R線に沿って見た断面図である。 図9のS−S線に沿って見た断面図である。 本発明の第二実施形態に係る排水配管の断面図である。 本発明の第二実施形態に係る排水継手の断面斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る排水配管の水の流れを模式的に表した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第一実施形態)
<トイレシステムの構成>
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第一実施形態に係る排水配管と小便器を組み合わせたトイレシステムについて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るトイレシステムの斜視図である。図2は、本発明の第一実施形態に係るトイレシステムの上面図である。図3は、本発明の第一実施形態に係るトイレシステムの背面図である。
なお、図1〜図3において、排水配管40の横引管42内の水の流れ方向が、矢印A1で示されている。また、図2においては、説明の便宜上、上面パネル24と通気管60の上方の接続構造は省略している。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るトイレシステム1は、小便器2と、ライニングユニット20と、給水配管30と、排水配管40とを備えている。
小便器2は、いわゆる壁掛け式の便器である。小便器2と壁面Wとの間には、ライニングユニット20が設けられており、小便器2の背面がライニングユニット20の前面部に小便器2が設置されている。また、小便器2は、使用者から排泄された尿を受けるボウル部4と、ボウル部4の上部に設けられる給水部6とを有している。この給水部6の上流側には、給水配管30が接続されている。給水配管30の上流側は、図示しない給水源に接続されており、給水源からの洗浄水が給水配管30を通って、図示しない個別の給水路の開閉手段を介して、給水部6からボウル部4へ吐水される。なお、本実施形態に係るトイレシステム1では、複数の小便器2が連立して配置されている。
ここで、本実施形態では、床面Fに沿う方向を水平方向、これと直交する方向を鉛直方向ということにする。
また、床面Fに対して小便器2が設けられる方向を上方向(上方)、これと反対側を下方向(下方)、壁面Wに対して小便器2が設けられる方向を前方向(前方)、これと反対方向を後方向(後方)、上下方向及び前後方向と直交する方向のうち後方に向いて右側を右方向(右方)、左側を左方向(左方)、ということにする。
図2に示すように、小便器2のボウル部4の下部には、排水トラップ入口8が形成されている。排水トラップ入口8の下流側には、排水トラップ管路(図示せず)が形成されており、ボウル部4に排泄された尿や給水部6から吐水された洗浄水は、排水トラップ入口8から排水トラップ管路へ排出される。
図3に示すように、小便器2の背面の下部には、ボウル部4に排泄された尿や給水部6から吐水された洗浄水を小便器2の外部へ排出する排水口10が開口している。また、小便器2の排水口10の上流側には、排水トラップ管路(図示せず)が接続されており、小便器2の排水口10の下流側には、排水を小便器2の外部へ排出する排水配管40が接続されている。つまり、ボウル部4に排泄された尿や給水部6から吐水された洗浄水は、排水トラップ入口8から排水トラップ管路を通り、排水口10を介して排水配管40へと排出される。
また、小便器2の上部には、上方に開口した空間が設けられている。この空間内には、図示しない人体検知センサや、給水部6からの吐止水などを制御する制御部12や、制御部12により制御される給水部6への給水路の開閉手段(図示せず)が設けられている。小便器2の上部には、制御部12などが収納されている空間を閉塞するように、小便器蓋14が設けられている。
図1にもどって、ライニングユニット20は、トイレ室の壁面Wに沿って設置されており、前面パネル22と、上面パネル24と、側面パネル26とを有している。
前面パネル22は、トイレルームの後方の壁面Wから所定距離離れた位置において壁面Wに対して平行に延びるパネルであり、小便器2の背面に接するように設けられている。上面パネル24は、前面パネル22の上端と壁面Wとの間に設けられている。また、側面パネル26は、前面パネル22及び上面パネル24の左端に設けられている。なお、前面パネル22及び上面パネル24の右端は、前後方向に延びる壁面(図示せず)に接続されている。
ライニングユニット20は、壁面W、床面F、前面パネル22、上面パネル24、側面パネル26によって区画された空間内において、給水配管30や排水配管40などを収納する。言い換えると、給水配管30及び排水配管40は、ライニングユニット20の内部に設けられている。
ライニングユニット20の側面パネル26には、設備のメンテナンスや各種装置の点検作業を行うための点検口28が設けられている。点検口28の少なくとも一部は、後述する掃除口50よりも高い位置に設けられる。また、点検口28には、図示しない蓋が設けられる。この蓋で点検口28を塞ぐことにより、ライニングユニット20の内部が隠蔽される。例えば、後述する掃除口50を用いて排水配管40のメンテナンスや、各種装置の点検作業を行う場合に、作業者は、蓋を外し、点検口28から作業を行うことができる。
<排水配管の構成>
つぎに、図4〜図6を参照して、本発明の第一実施形態に係る排水配管について説明する。
図4は、本発明の第一実施形態に係る排水配管の背面図である。図5は、図3のP−P線に沿って見た断面図である。図6は、図5のQ−Q線に沿って見た断面図である。
なお、図4において、排水配管40の横引管42内の水の流れ方向が、矢印A1で示されており、床面Fからの横引管42の傾斜角度及び傾斜管48の傾斜部48bの傾斜角度が、それぞれC1及びC2で示されている。また、図5において、説明の便宜上、給水配管30を省略している。また、図4及び図5において、説明の便宜上、掃除口蓋50aを省略している。また、図6において、横引管42の上流端部の内径がD1、傾斜管48の傾斜部48bの下流端部の内径がD2で示されている。
図4〜図6に示すように、小便器2からの排水を外部へ搬送する排水配管40は、横引管42と、排水管44と、合流継手46と、傾斜管48とを有している。この排水配管40は、複数の小便器2のそれぞれの排水口10に接合される(図3参照)。
横引管42は、略左右方向に一直線上に延びる配管であり、上流(左方)から下流(右方)に向かって下降する下り傾斜が設けられている。この横引管42は、合流継手46を介して、排水管44又は傾斜管48に接続されている。横引管42は、合流継手46等を介して直線状に連接された複数の配管部材により構成されている。また、横引管42の中心軸は、後述する傾斜管48の中心軸と略同一鉛直面上に位置する。具体的には、横引管42及び傾斜管48は、前後方向(横引管42の中心軸と直交する方向)と直交する共通の平面上に、横引管42の中心軸と傾斜管48の中心軸とが位置するように設けられている。
なお、「略同一平面上に位置する(上述した「略同一鉛直面上に位置する」等)」とは、中心軸等の線分がそれぞれ属する平面が完全に一致する場合を含むことはもちろん、完全に一致する場合と同様の効果を発揮する程度に線分の属する平面が一致する場合も含む。また、本実施形態において、横引管42は、第一の傾斜部を構成する。
小便器2の排水口10の下流側には、図示しないフランジ部材を介して排水管44が接続されている。排水管44の上流側は、小便器2の排水口10に接続されており、排水管44は、排水口10から後方に向かって略水平に延出している。排水管44の下流側は、上流側から後方に向かって下方へ傾斜しており、排水管44の下流端部は、合流継手46に接続されている。排水管44の下流側は前方(上流)から後方(下流)に向かって下方に傾斜しているので、小便器2の排水口10から排出された尿や洗浄水をスムーズに下流側へ流すことができる。
なお、本実施形態において、排水管44は、排水路としての機能を果たす。
横引管42と排水管44との間には、一方側の管路(排水管44側)から左右に管路が分岐する、いわゆるT字管の合流継手46が設けられている。つまり、合流継手46を介して横引管42と排水管44とが接続され、排水口10及び排水管44と、横引管42とが連通している。また、合流継手46の管路内の一部分には、上流から下流へ横引管42を流れる水と、排水管44から合流継手46へ流れてきた水とが合流する合流部46aが形成されている。横引管42の下り傾斜の最上流側に設けられる合流継手46の合流部46aにおいては、排水管44から合流継手46へ流れてきた水と、後述する傾斜管48から下流(横引管42側)へ流れてきた水とが合流する。より具体的には、合流部46aは、合流継手46において前後方向に延びる管路と左右方向に延びる管路との接続部分の左端から右端までの左右方向の範囲を、左右方向に延びる合流継手46の管路内に投影したときの、左右方向に延びる合流継手46の管路(横引管42側から傾斜管48側に向かって延びる管路)部分である(図6、図7参照)。
このように、排水管44は、複数の小便器2のうちで横引管42の下り傾斜の最上流側に設置される小便器2の排水口10と、横引管42の下り傾斜の最上流側に設けられる合流継手46の合流部46aとを接続する。
なお、合流継手46の左右方向に延びる管路(左端から右端にかけての管路)は、横引管42とともに第一の傾斜部を構成する。
横引管42の下り傾斜の最上流側に設けられる合流継手46において、横引管42の上流側には、傾斜管48が接続されている。つまり、横引管42の下り傾斜の最上流側に設けられる合流継手46には、横引管42と、横引管42の下り傾斜の最上流側に設置される小便器2の排水口10に接続される排水管44と、傾斜管48とが接続されている。
また、傾斜管48は、合流継手46に接続される直管状の接続部48aと、接続部48aの上流に設けられ、横引管42よりも大きい傾斜で上流(左方)から下流(右方)に向かって下降する傾斜部48bと、を有している。また、接続部48aは、横引管42と略同一の傾斜を有している。つまり、接続部48aと傾斜部48bとの接続部分が、横引管42の傾斜(第一の傾斜部の傾斜)と傾斜部48bの傾斜(第二の傾斜部の傾斜)とが切り替わる切り替え部である。この切り替え部は、互いに連続する第一の傾斜部と第二の傾斜部とが切り替わる傾斜部間の境界部分であって傾斜が切り替わる部分である。そして、この切り替え部の近傍に合流部46aが位置している。より具体的には、切り替え部は合流部46aの上流に形成されている。
なお、切り替え部と合流部46aの位置関係は、排水管44から合流部46aに排出された排水が、第二の傾斜部である傾斜部48bに遡る程度に互いに近ければよく、本実施形態のように合流部46aは切り替え部の下流であってもよく、また、合流部46aと切替え部が互いに同じ位置にあってもよい。さらに、合流部46aは切り替え部の上流であってもよい。また、切り替え部が合流部46aに近づくほど、合流部46aから傾斜部48bに向かって排水が遡りやすくなり、遡った排水は傾斜部48bから合流部46aに向かって勢いよく流れる。そのため、傾斜部48bへ遡ってきた排水をより速やかに横引管42へ流すことができる。つまり、合流部46aから傾斜部48bに遡る排水の流れを考慮すると、切り替え部は合流部46aに近づくほど好ましい。
また、本実施形態においては、傾斜部48bは第二の傾斜部を構成する。また、横引管42と合流継手46との接続部分から合流部46aまでの管路、及び、合流継手46と傾斜管48の接続部分から合流部46aまでの管路は、第一の傾斜部に含まれる。そして、第一の傾斜部及び第二の傾斜部は、排水配管40において、前後方向に直交する平面に沿う配管部を構成し、かかる配管部に対して前側(小便器2側)から排水管44が接続している。この第一の傾斜部および第二の傾斜部からなる配管部における排水の流れに対して排水管44からの排水の流れが合流する部分が、排水配管40における合流部46aとなる。したがって、排水管44は、第一の傾斜部および第二の傾斜部からなる配管部における切り替え部の近傍の位置に連通接続されている。本実施形態では、排水管44は、切り替え部の下流側近傍において合流継手46に連通接続されている。
ここで、横引管42の傾斜角度、つまり第一の傾斜部の傾斜角度である第一傾斜角度C1は、床面F(水平面)に平行な軸線と横引管42の中心軸のなす角度であり、傾斜管48の傾斜部48bの傾斜角度、つまり第二の傾斜部の傾斜角度である第二傾斜角度C2は、床面F(水平面)に平行な軸線と傾斜管48の傾斜部48bの中心軸のなす角度である。つまり、第一傾斜角度C1よりも第二傾斜角度C2が大きくなるように、傾斜管48が形成されている。
なお、横引管42内の排水の流れやすさを考慮すると、連立する小便器2の数による横引管42の配管径により、第一傾斜角度C1は勾配2/100〜1/100の範囲で設定されることが好ましい。本実施形態では、第一傾斜角度C1は2/100としている。
また、第二傾斜角度C2は、遡る排水の量を低減する目的から約30°〜約60°の範囲で設定されることが好ましい。さらに、例えば掃除口50から傾斜管48へ掃除器具を入れるときの作業性を考慮すると、第二傾斜角度C2は約45°に設定されることがより好ましい。本実施形態では、第二傾斜角度C2は45°としている。
また、合流部46aの上流側の(直上流側の)流路の内径に相当する、傾斜管48の傾斜部48bの下流端部の内径D2は、合流部46aの下流側の(直下流側の)流路の内径に相当する、横引管42の上流端部の内径D1よりも小さく形成されている。そして、傾斜部48bと横引管42とを繋ぐ合流継手46内における傾斜部48bの下流端部と横引管42の上流端部とを互いに連通させる流路部分は、上流側及び下流側のそれぞれにおいて傾斜部48bの下流端部及び横引管42の上流端部の内径と略同一の内径を有し、各端部と連続的な流路を形成する。また、排水管44の内径は、横引管42の上流端部の内径D1と略同一の内径で形成されている。
傾斜管48の上流には、掃除口50と、鉛直管路52とを有する継手部材49が設けられている。継手部材49は、傾斜管48と同じ傾斜角度で傾斜している傾斜管48との接続部と、この接続部から上方に向かって徐々に略鉛直方向に屈曲する屈曲部とをさらに有し、鉛直管路52は、この屈曲部の上端から上方に向かって鉛直方向に立ちあがるように形成されている。掃除口50は、配管メンテナンス等を行うために鉛直管路52の上端に設けられた開口部であり、上方に向かって開口している。また、掃除口50を使用しないときは、掃除口50を閉塞する掃除口蓋50aが設けられる(図1参照)。
なお、「略鉛直」とは、完全に鉛直である場合と、この場合と同様の効果を及ぼす程度に鉛直である場合とを含む。
このように、本発明の第一実施形態における排水配管40において、横引管42の下り傾斜の最上流側に設置される小便器2の排水口10に(排水管44を介して)接続される合流継手46と、掃除口50との間には、横引管42の下り傾斜よりも大きい傾斜を有する傾斜管48の傾斜部48bが設けられている。
また、隣り合う合流継手46の間における横引管42には、通気管60と、通気管用継手62が設けられている。通気管用継手62は、いわゆるT字管であり、左右方向に延びて上流端及び下流端がそれぞれ横引管42を構成する配管部材に接続される管路と、この管路の途中から鉛直上方に向かって分岐し通気管60に接続される管路と、から構成されている。通気管60は、通気管用継手62から小便器2のリップ先端であるあふれ縁5(図5参照)より所定高さ以上上方に延ばして、ライニングユニット内を経由し、外部と連通している。通気管60を介して、横引管42内へ外部の空気が吸入されたり、外部へ横引管42内の空気が排出されたりすることで小便器2内のトラップ(図示せず)を保護している。
<動作及び作用>
つぎに、図7を参照して、本発明の第一実施形態に係る排水配管の動作及び作用について説明する。
図7は、本発明の第一実施形態に係る排水配管の水の流れを模式的に表した断面図である。
なお、図7において、説明の便宜上、掃除口蓋50aを省略している。
図7に示すように、連立する小便器2の中で横引管42の最上流側に配置される小便器2が使用されると、排水口10から尿や汚物、洗浄水など(以降「排水」と呼称することとする)が流出する。排水口10から流出した排水は、排水管44から合流継手46に流れる。合流継手46は、排水管44側の管路から下流に向かって左右(横引管42側と、傾斜管48側)に管路が分岐しているため、合流継手46に流れた排水は、左右(横引管42側と、傾斜管48側)に分岐して流れる。つまり、排水管44から横引管42の最上流に設置される合流継手46に流れた排水は、合流部46aを通って、横引管42と、傾斜管48とに分岐して流れることになる。
ここで、最上流に設置される合流継手46の上流側に傾斜部48bを有する傾斜管48を設けずに、合流継手46から水平方向に延出し、鉛直上方に屈曲する屈曲管を設けた場合について説明する。
最上流に設置される合流継手46の上流側に略直角に屈曲する屈曲管が設けられている場合、合流継手46に流れた初期の排水は、使用者の排尿により尿濃度が高くなった小便器2のトラップ内に溜まっていた汚水で、排水によって生じる横引管42内の水位上昇に応じた量の排水が遡り、合流継手46と屈曲している部分との間に排水停止まで滞留し、排水停止後に下流にながれていくものの高い尿濃度の残水が残ってしまい、使用後の毎回の排水で同じ状況が繰り返されることになる。その結果、異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりが発生してしまう懸念がある。
また、例えば、公共施設などにおけるトイレにおいては、使用者が次々と便器を使用するため、最上流に設置される合流継手46の上流側に接続される管路に遡った排水が下流に流れる前に、排水口10から合流継手46に次々と排水される。そのため、合流継手46の上流側に接続される管路にも次々と排水が遡ってしまう状態になり、合流継手46の上流側に接続される管路に高い尿濃度の残水が残り続けてしまうことがある。その結果、異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりが発生してしまう懸念がある。
一方、本発明の第一実施形態による排水配管40においては、横引管42の最上流に設置される合流継手46の合流部46aの上流側に、横引管42の傾斜よりも大きい傾斜で上流から下流に向かって下降する傾斜管48の傾斜部48bが設けられている。これにより、小便器2からの排水で水位上昇することによって生じる、合流継手46から傾斜管48に遡った排水は、傾斜管48の傾斜部48bにより遡りする排水の量が抑えられ、より多くの排水が下流側の横引管42へ流される。また、排水の後半に流れ込んでくる洗浄水により、滞留している初期の排水の尿濃度も薄めることができる。そのため、高い濃度の尿残り等を抑制でき、排水配管40内において異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりを抑制することができる。
また、合流部46aの上流側の(直上流側の)流路の内径に相当する、傾斜管48の傾斜部48bの下流端部の内径D2は、合流部46aの下流側の(直下流側の)流路の内径に相当する、横引管42の上流端部の内径D1よりも小さく形成されているので、横引管42及び合流継手46から傾斜管48より遡りにくくなり、傾斜管48へ遡る排水の量を低減することができる。そのため、高い濃度の尿残り等を抑制でき、排水配管40内において、異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりをより抑制することができる。
さらに、掃除口50は、傾斜管48の傾斜部48bから上方に向かって略鉛直に立ち上がる鉛直管路52の上端に設けられているので、傾斜角度のついた傾斜管48に掃除口50を設ける場合と比べて、傾斜管48の左右方向の幅をより小さくしつつ掃除口50の高さ位置をより作業しやすい適切な高さ位置に配置させることができる。そのため、例えば掃除口50を介して排水配管40を清掃するときに清掃器具を掃除口50に挿入しやすくなり、掃除口50を介して排水配管40を清掃するときの作業性を向上させることができる。
また、上述した本発明の第一実施形態による排水配管40は、傾斜管48の傾斜部48bの中心軸と横引管42の中心軸とが略同一鉛直面上に位置するように傾斜管48が設けられているので、横引管42の軸と直交する方向(前後方向)の排水配管40の構成空間の幅を小さくすることができる。そのため、排水配管40をコンパクト化することができ、例えば、ライニングユニット20などに排水配管40を収納する場合において、ライニングユニット20内のスペースを削減することができる。
(第二実施形態)
<排水配管の構成>
つぎに、図8〜図12を参照して、本発明の第二実施形態に係る排水配管について説明する。なお、図8〜図12において、上述した本発明の第一実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図8は、本発明の第二実施形態に係る排水配管の背面図である。図9は、図8のR−R線に沿って見た断面図である。図10は、図9のS−S線に沿って見た断面図である。図11は、本発明の第二実施形態に係る排水配管の断面図である。図12は、本発明の第二実施形態に係る排水継手の断面斜視図である。
なお、図8において、床面Fからの横引管42の傾斜角度及び分岐部64cの傾斜角度が、それぞれC1及びC3で示されている。また、図11において、横引管42の上流端部の内径がD1、分岐部64cの下流端部の内径がD3で示されている。
図8〜図12に示すように、排水配管40は、横引管42と、排水管44と、合流継手46と、排水継手64とを有している。
小便器2の排水口10の下流側には、図示しないフランジ部材を介して排水管44が接続されている。また、横引管42の最上流側に設置される小便器2の排水口10に接続された排水管44と、横引管42との間には、排水継手64が設けられている。この排水継手64によって、排水口10及び排水管44と、横引管42とが連通している。一方、横引管42の最上流側に設置される小便器2以外の小便器2の排水口10に接続された排水管44と、横引管42との間には、合流継手46が設けられている。
排水継手64は、一方側の管路(排水管44側)から左右に管路が分岐する、いわゆるT字管である。この排水継手64は、排水管44に接続される便器側接続部64aと、横引管42に接続される横引管側接続部64bと、便器側接続部64aと横引管側接続部64bとをつなぐ部分から分岐した管路である分岐部64cとを有している。また、排水継手64の管路内の一部分であって、便器側接続部64aと横引管側接続部64bと分岐部64cとの間には、合流部64dが形成されている。この合流部64dにおいて、排水管44から排水継手64へ流れてきた水と、分岐部64cから下流(横引管42側)へ流れてきた水とが合流する。より具体的には、合流部64dは、排水継手64において前後方向に延びる管路(便器側接続部64a側の管路)と左右方向に延びる管路(横引管側接続部64bから分岐部64cに向かって延びる管路)との接続部分の左端から右端までの左右方向の範囲を、左右方向に延びる排水継手64の管路(横引管側接続部64bから分岐部64cに向かって延びる管路)内に投影したときの、左右方向に延びる排水継手64の管路部分である(図10、図11参照)。
便器側接続部64aは、合流部64dから排水管44に向かって延びる管路であり、便器側接続部64aの上流側は、排水管44に接続されている。この便器側接続部64aは、排水管44との接続部分である上流端から合流部64dに向かって下方に傾斜している。また、横引管側接続部64bは、合流部64dから横引管42に向かって延びる管路であり、横引管側接続部64bの下流端は、横引管42の最上流端部に接続されている。
なお、合流部64dの下流端から横引管側接続部64bの下流端までの管路は、第一の傾斜部としての機能を果たす。
分岐部64cは、横引管42の上流側に設けられ、横引管42よりも大きい傾斜で上流(左方)から下流(右方)に向かって下降している。また、分岐部64cの上流には、掃除口50を有する継手部材49が設けられている。
ここで、合流部64dの少なくとも一部は、横引管42と略同一の傾斜を有している。つまり、合流部64dの一部が、横引管42の傾斜(第一の傾斜部の傾斜)と傾斜部48bの傾斜(第二の傾斜部の傾斜)とが切り替わる切り替え部である。言い換えると、切り替え部と合流部64dとは、略同一位置に形成されており、少なくとも一部同士を共通の部分に位置させている。したがって、合流部64dの少なくとも一部は、横引管42の下り傾斜よりも大きい傾斜を有している。
なお、本実施形態において、分岐部64cは、第二の傾斜部を構成する。
本実施形態において、第二傾斜角度C3は、分岐部64cの傾斜角度であり、床面F(水平面)に平行な軸線と分岐部64cの中心軸のなす角度である。つまり、第一傾斜角度C1(横引管42の傾斜角度)よりも第二傾斜角度C3の方が大きくなるように、分岐部64cが形成されている。
また、第二傾斜角度C3は、遡る排水の量を低減する目的から約30°〜約60°の範囲で設定されることが好ましい。さらに、例えば掃除口50から分岐部64cへ掃除器具を入れるときの作業性を考慮すると、第二傾斜角度C3は、約45°に設定されることがより好ましい。本実施形態では、第二傾斜角度C3は45°としている。
また、合流部64dの上流側の(直上流側の)流路の内径に相当する、分岐部64cの下流端部の内径D3は、合流部64dの下流側の(直下流側の)流路の内径に相当する、横引管42の上流端部の内径D1よりも小さく形成されている。また、排水管44の内径は、横引管42の上流端部の内径D1と略同一の内径で形成されている。
このように、本発明の第二実施形態における排水配管40において、合流部64dの上流側に設けられ、横引管42の下り傾斜よりも大きい傾斜を有する分岐部64cと、分岐部64cの上流に設けられている掃除口50とを有し、分岐部64cには合流部64dの少なくとも一部が含まれている。
なお、分岐部64cの傾斜部分に、合流部64dの全部分が含まれるように構成されていてもよい。つまり、合流部64dは、切り替え部の上流側に設けられていてもよい。
<動作及び作用>
つぎに、図13を参照して、本発明の第二実施形態に係る排水配管の作用について説明する。
図13は、本発明の第二実施形態に係る排水配管の水の流れを模式的に表した断面図である。
図13に示すように、連立する小便器2の中で横引管42の最上流側に配置される小便器2が使用されると、排水口10から排水が流出する。排水口10から流出した排水は、排水管44から排水継手64の便器側接続部64aを介して、排水継手64内に流れる。排水継手64は、排水管44側の便器側接続部64aから下流に向かって左右(横引管42側と、分岐部64c側)に管路が分岐しているため、排水継手64に流れた排水は、左右(横引管42側と、分岐部64c側)に分岐して流れる。つまり、排水管44から排水継手64に流れた排水は、合流部64dを通って、横引管42と、分岐部64cとに分岐して流れることになる。
本発明の第二実施形態による排水配管40においては、横引管42(第一の傾斜部)の傾斜と分岐部64c(第二の傾斜部)の傾斜とが切り替わる切り替え部と、合流部64dとが略同一位置に形成されている。つまり、排水口10からの排水が流れこむ合流部64dの上流側が傾斜の大きい分岐部64c(第二の傾斜部)に直接繋がることから、合流部64dから分岐部64c側へ遡る排水の量は少なく、ほとんどの排水を速やかに横引管42へ流すことができる。また、分岐部64cの傾斜部分には、合流部64dの少なくとも一部が含まれているので、合流部64dにおいて残水が残りにくくなる。そのため、本発明の第一実施形態に記載の効果に加えて、排水配管40内において異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりをより抑制することができる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、複数の小便器2が連立する構成を説明したが、小便器2が単体で設けられていてもよい。また、便器は小便器2である構成を説明したが、便器は大便器であってもよい。
また、例えば、小便器2は壁掛け式の便器である構成を説明したが、小便器2と床面Fに設置される、いわゆる床置き式の便器であってもよく、排水配管も床下での構成であってもよい。
また、例えば、点検口28が側面パネル26に設けられている構成を説明したが、前面パネル22に設けられていてもよい。
また、例えば、ライニングユニット20を設ける構成を説明したが、ライニングユニット20を設けずに、小便器2の背面が壁面Wに沿うように小便器2を設置し、給水配管30及び排水配管40が壁面Wの裏側に設けられるように構成してもよい。また、この場合、点検口28が壁面Wに設けられていてもよい。
また、例えば、ライニングユニット20は側面パネル26を有する構成を説明したが、側面パネル26を設けずに、前面パネル22及び上面パネル24を左右方向の壁まで延ばすように構成してもよい。この場合、点検口28が前面パネル22に設けられていてもよい。
また、例えば、掃除口50から最上流における合流継手46までの管路において、流路を分岐させて、横引管42などを洗浄する洗浄ユニットを設けてもよい。また、掃除口50の上流に洗浄ユニットを設けてもよい。
また、例えば、傾斜管48と継手部材49とは、一体で形成されていてもよい。
また、例えば、通気管60及び通気管用継手62が横引管42に設けられている構成を説明したが、横引管42に設けられていてもよい。また、必ずしも通気管60及び通気管用継手62が設けられていなくてもよい。
また、例えば、傾斜管48と合流継手46は一体で形成されていてもよい。また、合流継手46は、横引管42の一部と一体で形成されていてもよい。
また、排水管44を設けずに、排水口10に合流継手46または排水継手64が直接接続されていてもよい。この場合、例えば排水口10から前述した合流部46aまたは合流部64dまでの流路が排水路としての機能を果たす。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 トイレシステム
2 小便器 (便器)
4 ボウル部
5 あふれ縁
6 給水部
8 排水トラップ入口
10 排水口
12 制御部
14 小便器蓋
20 ライニングユニット
22 前面パネル
24 上面パネル
26 側面パネル
28 点検口
30 給水配管
40 排水配管
42 横引管 (第一の傾斜部)
44 排水管 (排水路)
46 合流継手
46a 合流部
48 傾斜管
48a 接続部
48b 傾斜部 (第二の傾斜部)
49 継手部材
50 掃除口
50a 掃除口蓋
52 鉛直管路
60 通気管
62 通気管用継手
64 排水継手
64a 便器側接続部
64b 横引管側接続部
64c 分岐部 (第二の傾斜部)
64d 合流部
A1 横引管内の水の流れ方向
C1 第一傾斜角度
C2、C3 第二傾斜角度
D1 横引管の上流端部の内径
D2 傾斜部の下流端部の内径
D3 分岐部の下流端部の内径
W 壁面
F 床面

Claims (4)

  1. 複数の便器のそれぞれの排水口に接合される排水配管であって、
    上流から下流に向かって下降する第一の傾斜部と、
    前記第一の傾斜部よりも上流側に設けられ前記第一の傾斜部よりも大きい傾斜で上流から下流に向かって下降する第二の傾斜部と、
    前記複数の便器のうちで最上流側に設置される便器の前記排水口と、前記第一の傾斜部と前記第二の傾斜部との切り替え部の近傍の合流部と、を接続する排水路と、
    前記切り替え部及び前記合流部の上流に設けられている掃除口と、を備え、
    前記第二の傾斜部の中心軸と前記第一の傾斜部の中心軸とが略同一鉛直面上に位置するように前記第二の傾斜部が設けられていることを特徴とする排水配管。
  2. 前記合流部の上流側の流路の内径は、前記合流部の下流側の流路の内径よりも小さい
    請求項1に記載の排水配管。
  3. 前記掃除口は前記第二の傾斜部から上方に向かって略鉛直に立ち上がる鉛直管路の上端
    に開口した開口部である
    請求項1または請求項2に記載の排水配管。
  4. 前記切り替え部と前記合流部とは、略同一位置に形成されている
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の排水配管。
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