JP6834154B2 - 排水配管 - Google Patents
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Description
特許文献1における横引排水配管には、横引排水配管と便器との接合部よりも上流側に横引排水配管洗浄ユニットが設けられている。この横引排水配管洗浄ユニットは、タンクと、トラップ配管と、屈曲部を有する接続配管とを有している。トラップ配管の一端は、タンクの下部に接続されており、トラップ配管の他端は、接続配管に接続されている。また、接続配管の一端は、配管メンテナンスを配慮した掃除口において開放可能に構成されており、接続配管の他端は、下端部における屈曲部において略直角に屈曲し、接続配管接続部を介して横引排水配管に接続されている。長期間の便器の使用で横引排水配管内に形成された尿石等の付着や堆積を物理的に除去することを想定すると、特に公共施設においては掃除口を設けるべきである。
<トイレシステムの構成>
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第一実施形態に係る排水配管と小便器を組み合わせたトイレシステムについて説明する。
なお、図1〜図3において、排水配管40の横引管42内の水の流れ方向が、矢印A1で示されている。また、図2においては、説明の便宜上、上面パネル24と通気管60の上方の接続構造は省略している。
また、床面Fに対して小便器2が設けられる方向を上方向(上方)、これと反対側を下方向(下方)、壁面Wに対して小便器2が設けられる方向を前方向(前方)、これと反対方向を後方向(後方)、上下方向及び前後方向と直交する方向のうち後方に向いて右側を右方向(右方)、左側を左方向(左方)、ということにする。
前面パネル22は、トイレルームの後方の壁面Wから所定距離離れた位置において壁面Wに対して平行に延びるパネルであり、小便器2の背面に接するように設けられている。上面パネル24は、前面パネル22の上端と壁面Wとの間に設けられている。また、側面パネル26は、前面パネル22及び上面パネル24の左端に設けられている。なお、前面パネル22及び上面パネル24の右端は、前後方向に延びる壁面(図示せず)に接続されている。
ライニングユニット20は、壁面W、床面F、前面パネル22、上面パネル24、側面パネル26によって区画された空間内において、給水配管30や排水配管40などを収納する。言い換えると、給水配管30及び排水配管40は、ライニングユニット20の内部に設けられている。
つぎに、図4〜図6を参照して、本発明の第一実施形態に係る排水配管について説明する。
なお、図4において、排水配管40の横引管42内の水の流れ方向が、矢印A1で示されており、床面Fからの横引管42の傾斜角度及び傾斜管48の傾斜部48bの傾斜角度が、それぞれC1及びC2で示されている。また、図5において、説明の便宜上、給水配管30を省略している。また、図4及び図5において、説明の便宜上、掃除口蓋50aを省略している。また、図6において、横引管42の上流端部の内径がD1、傾斜管48の傾斜部48bの下流端部の内径がD2で示されている。
なお、「略同一平面上に位置する(上述した「略同一鉛直面上に位置する」等)」とは、中心軸等の線分がそれぞれ属する平面が完全に一致する場合を含むことはもちろん、完全に一致する場合と同様の効果を発揮する程度に線分の属する平面が一致する場合も含む。また、本実施形態において、横引管42は、第一の傾斜部を構成する。
なお、本実施形態において、排水管44は、排水路としての機能を果たす。
このように、排水管44は、複数の小便器2のうちで横引管42の下り傾斜の最上流側に設置される小便器2の排水口10と、横引管42の下り傾斜の最上流側に設けられる合流継手46の合流部46aとを接続する。
なお、合流継手46の左右方向に延びる管路(左端から右端にかけての管路)は、横引管42とともに第一の傾斜部を構成する。
また、傾斜管48は、合流継手46に接続される直管状の接続部48aと、接続部48aの上流に設けられ、横引管42よりも大きい傾斜で上流(左方)から下流(右方)に向かって下降する傾斜部48bと、を有している。また、接続部48aは、横引管42と略同一の傾斜を有している。つまり、接続部48aと傾斜部48bとの接続部分が、横引管42の傾斜(第一の傾斜部の傾斜)と傾斜部48bの傾斜(第二の傾斜部の傾斜)とが切り替わる切り替え部である。この切り替え部は、互いに連続する第一の傾斜部と第二の傾斜部とが切り替わる傾斜部間の境界部分であって傾斜が切り替わる部分である。そして、この切り替え部の近傍に合流部46aが位置している。より具体的には、切り替え部は合流部46aの上流に形成されている。
また、第二傾斜角度C2は、遡る排水の量を低減する目的から約30°〜約60°の範囲で設定されることが好ましい。さらに、例えば掃除口50から傾斜管48へ掃除器具を入れるときの作業性を考慮すると、第二傾斜角度C2は約45°に設定されることがより好ましい。本実施形態では、第二傾斜角度C2は45°としている。
なお、「略鉛直」とは、完全に鉛直である場合と、この場合と同様の効果を及ぼす程度に鉛直である場合とを含む。
つぎに、図7を参照して、本発明の第一実施形態に係る排水配管の動作及び作用について説明する。
なお、図7において、説明の便宜上、掃除口蓋50aを省略している。
最上流に設置される合流継手46の上流側に略直角に屈曲する屈曲管が設けられている場合、合流継手46に流れた初期の排水は、使用者の排尿により尿濃度が高くなった小便器2のトラップ内に溜まっていた汚水で、排水によって生じる横引管42内の水位上昇に応じた量の排水が遡り、合流継手46と屈曲している部分との間に排水停止まで滞留し、排水停止後に下流にながれていくものの高い尿濃度の残水が残ってしまい、使用後の毎回の排水で同じ状況が繰り返されることになる。その結果、異物堆積あるいは尿石付着などによる詰まりが発生してしまう懸念がある。
<排水配管の構成>
つぎに、図8〜図12を参照して、本発明の第二実施形態に係る排水配管について説明する。なお、図8〜図12において、上述した本発明の第一実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
なお、図8において、床面Fからの横引管42の傾斜角度及び分岐部64cの傾斜角度が、それぞれC1及びC3で示されている。また、図11において、横引管42の上流端部の内径がD1、分岐部64cの下流端部の内径がD3で示されている。
小便器2の排水口10の下流側には、図示しないフランジ部材を介して排水管44が接続されている。また、横引管42の最上流側に設置される小便器2の排水口10に接続された排水管44と、横引管42との間には、排水継手64が設けられている。この排水継手64によって、排水口10及び排水管44と、横引管42とが連通している。一方、横引管42の最上流側に設置される小便器2以外の小便器2の排水口10に接続された排水管44と、横引管42との間には、合流継手46が設けられている。
なお、合流部64dの下流端から横引管側接続部64bの下流端までの管路は、第一の傾斜部としての機能を果たす。
ここで、合流部64dの少なくとも一部は、横引管42と略同一の傾斜を有している。つまり、合流部64dの一部が、横引管42の傾斜(第一の傾斜部の傾斜)と傾斜部48bの傾斜(第二の傾斜部の傾斜)とが切り替わる切り替え部である。言い換えると、切り替え部と合流部64dとは、略同一位置に形成されており、少なくとも一部同士を共通の部分に位置させている。したがって、合流部64dの少なくとも一部は、横引管42の下り傾斜よりも大きい傾斜を有している。
なお、本実施形態において、分岐部64cは、第二の傾斜部を構成する。
また、第二傾斜角度C3は、遡る排水の量を低減する目的から約30°〜約60°の範囲で設定されることが好ましい。さらに、例えば掃除口50から分岐部64cへ掃除器具を入れるときの作業性を考慮すると、第二傾斜角度C3は、約45°に設定されることがより好ましい。本実施形態では、第二傾斜角度C3は45°としている。
なお、分岐部64cの傾斜部分に、合流部64dの全部分が含まれるように構成されていてもよい。つまり、合流部64dは、切り替え部の上流側に設けられていてもよい。
つぎに、図13を参照して、本発明の第二実施形態に係る排水配管の作用について説明する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
2 小便器 (便器)
4 ボウル部
5 あふれ縁
6 給水部
8 排水トラップ入口
10 排水口
12 制御部
14 小便器蓋
20 ライニングユニット
22 前面パネル
24 上面パネル
26 側面パネル
28 点検口
30 給水配管
40 排水配管
42 横引管 (第一の傾斜部)
44 排水管 (排水路)
46 合流継手
46a 合流部
48 傾斜管
48a 接続部
48b 傾斜部 (第二の傾斜部)
49 継手部材
50 掃除口
50a 掃除口蓋
52 鉛直管路
60 通気管
62 通気管用継手
64 排水継手
64a 便器側接続部
64b 横引管側接続部
64c 分岐部 (第二の傾斜部)
64d 合流部
A1 横引管内の水の流れ方向
C1 第一傾斜角度
C2、C3 第二傾斜角度
D1 横引管の上流端部の内径
D2 傾斜部の下流端部の内径
D3 分岐部の下流端部の内径
W 壁面
F 床面
Claims (4)
- 複数の便器のそれぞれの排水口に接合される排水配管であって、
上流から下流に向かって下降する第一の傾斜部と、
前記第一の傾斜部よりも上流側に設けられ前記第一の傾斜部よりも大きい傾斜で上流から下流に向かって下降する第二の傾斜部と、
前記複数の便器のうちで最上流側に設置される便器の前記排水口と、前記第一の傾斜部と前記第二の傾斜部との切り替え部の近傍の合流部と、を接続する排水路と、
前記切り替え部及び前記合流部の上流に設けられている掃除口と、を備え、
前記第二の傾斜部の中心軸と前記第一の傾斜部の中心軸とが略同一鉛直面上に位置するように前記第二の傾斜部が設けられていることを特徴とする排水配管。 - 前記合流部の上流側の流路の内径は、前記合流部の下流側の流路の内径よりも小さい
請求項1に記載の排水配管。 - 前記掃除口は前記第二の傾斜部から上方に向かって略鉛直に立ち上がる鉛直管路の上端
に開口した開口部である
請求項1または請求項2に記載の排水配管。 - 前記切り替え部と前記合流部とは、略同一位置に形成されている
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水配管。
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