JP6833593B2 - 経口組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、経口組成物に関する。具体的には、本発明は、認知症若しくは軽度認知障害の症状の予防又は治療のための経口組成物に関する。
認知症は、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が不可逆的に低下した状態と定義される。健常者と認知症患者の中間にあるものは、軽度認知障害であるとされる。我が国では、認知症と軽度認知障害を合せると65歳以上の人口の25%が罹患しているといわれ、今後、高齢化社会が進むにつれ、その人口はますます増大すると見込まれる。また、認知症になると介護や医療費等の負担が増大する。これらのことから、高齢者の生活の質の向上、医療費等の社会福祉費用の軽減等、認知症への対策が急務とされている。
認知症の中でも最も頻度が高いとされるアルツハイマー病は、これまでの研究から病態機序の解明が進んでいる。アルツハイマー病では、まず脳内でアミロイドβが蓄積し、次に異常リン酸化されたタウタンパクが神経細胞内で蓄積され神経原線維変化が生じて、神経細胞の脱落が生じ、その脱落がある一定以上になると発症すると考えられている。
アルツハイマー型を含めた認知症の治療剤としては、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンをはじめとして、これまでに種々知られている。例えば、特許文献1には、ω−3系多価不飽和脂肪酸と、甲状腺ホルモンとを組み合わせて使用することを特徴とするアルツハイマー型認知症の予防・治療剤が開示されている。また例えば、特許文献2には、フェルラ酸又はその薬学的に許容される塩と、ガーデンアンゼリカ(Angelica archangelica)の抽出物とを、100:5〜100:40の質量比で組み合わせてなる認知症治療薬が開示されている。
しかしながら、これらの治療薬は、あくまで一旦発症した症状を改善するためのものであり、一時的には認知症の症状を改善することはあっても、長期的には脳内で生じる病理変化は不可逆的であるため確実に進行する。また、治療薬であるため、認知症患者として認められてからしか服用できず、認知症の前段階である軽度認知障害では服用の可否が判断しにくく、さらに健常者が予防目的で摂取することが困難であるといった問題がある。
アルツハイマー病の病態機序の中心となるアミロイドβの蓄積は、認知症を発症する10〜20年以前から始まっていることが知られている。認知症の発症を抑制又は遅らせるためには、認知症の発症前である軽度認知障害での段階、好ましくは更に前の段階から、アミロイドβの蓄積を抑制し得る何らかの手段が必要と考えられる。そのため、治療薬とは異なり、認知症の予防のために、発症前からも服用できるサプリメント等の機能性食品としても摂取できる経口組成物の開発が望まれている。
アルツハイマー型等の認知症の症状として、記憶力の低下が特に問題となる。記憶力の低下は、生活の質に大きな影響を及ぼす。そのため、記憶力の低下を改善し、認知症やその前段階の軽度認知障害の症状を改善することは極めて重要であり、そのような効果が期待される経口組成物の開発も望まれている。
国際公開第2007/064010号パンフレット 特開2012−6877号公報
本発明は、上記現状に鑑みて、認知症又は軽度認知障害の症状である記憶力の低下を改善することができ、認知症や軽度認知障害の症状を予防又は治療することができる経口組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を行ったところ、フェルラ酸、クルクミノイド、及びグリセロリン脂質を組み合わせて摂取することにより、短期記憶力、長期記憶力、及び作業記憶力の低下が極めて高く改善されることを見出した。また、これらの3成分の含有比を特定の範囲とすることにより、記憶力低下の改善効果が更に向上することを見出した。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1.(A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩、(B)クルクミノイド、並びに(C)グリセロリン脂質を含有することを特徴とする経口組成物。
項2.前記(C)グリセロリン脂質が、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンからなる群より選択される少なくとも一種である、項1に記載の経口組成物。
項3. 前記(A)成分1重量部に対し、前記(B)成分0.1〜1重量部を含有する項1又は2に記載の経口組成物。
項4. 前記(A)成分1重量部に対し、前記(C)成分0.1〜1重量部を含有する項1〜3のいずれかに記載の経口組成物。
項5. 認知症若しくは軽度認知障害の予防又は治療用である、項1〜4のいずれかに記載の経口組成物。
項6. 飲食品である、項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
項7. 医薬品である、項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
本発明の経口組成物は、記憶力の低下を改善することができ、具体的には、短期記憶力、長期記憶力、及び作業記憶力の低下を改善することができる。本発明によれば、認知症若しくは軽度認知障害の症状を予防又は治療するための経口組成物を提供することができる。
本発明の経口組成物は、(A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩(以下、(A)成分と表記することもある)、(B)クルクミノイド、並びに(C)グリセロリン脂質を含有することを特徴とする。以下、本発明の経口組成物について詳述する。
経口組成物
本発明の経口組成物は、(A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩、(B)クルクミノイド、並びに(C)グリセロリン脂質を含有する。
(A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩
本発明で用いるフェルラ酸(4−ヒドロキシ−3−メトキシ桂皮酸)は下記式で表される桂皮酸の誘導体である。
Figure 0006833593
フェルラ酸の塩としては、薬学的に許容される塩であれば特に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアミン塩等が挙げられる。これらの塩は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、フェルラ酸、及び、フェルラ酸の塩は、それぞれ1種単独で使用してもよいし、フェルラ酸とフェルラ酸の塩を組み合わせて使用してもよい。
フェルラ酸又はその塩としては、特に制限はなく、化学合成したものを用いてもよく、天然物由来の材料から抽出や精製等したものであってもよい。また、試薬として市販されているものをフェルラ酸として用いてもよい。
フェルラ酸又はその塩を天然物由来の材料から抽出や精製等して製造する方法としては、特に限定されず、天然物由来の材料から公知の方法で抽出、精製等する方法が挙げられる。フェルラ酸を抽出するための天然物由来の材料としては、例えば、コーヒー、タマネギ、ダイコン、レモン、センキュウ、トウキ、マツ、オウレン、アギ、カンショ、トウモロコシ、大麦、小麦、コメ等が挙げられる。
フェルラ酸の市販品としては、例えば、フェルラ酸(築野食品工業社製)、フェルラ酸(オリザ油化社製)、フェルラ酸(Combi−Blocks社製)等を挙げることができる。
本発明の経口組成物における(A)成分の含有量としては、特に限定されないが、例えば、0.001〜45重量%、好ましくは0.005〜45重量%、より好ましくは0.01〜45重量%が挙げられる。より具体的には、本発明の経口組成物が固形状である場合、1〜45重量%、好ましくは5〜45重量%、より好ましくは10〜45重量%が挙げられる。また、本発明の経口組成物が液状である場合、(A)成分の含有量としては、0.001〜2重量%、好ましくは0.005〜2重量%、より好ましくは0.01〜2重量%が挙げられる。
(B)クルクミノイド
クルクミノイドは、ウコン(ショウガ科ウコン、学名Curcuma longa)の根茎に含まれるポリフェノールの一種であり、クルクミンおよびその類縁体である。本発明におけるクルクミノイドの具体例としては、クルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミン、ジヒドロクルクミン、ジヒドロデメトキシクルクミン、ジヒドロビスデメトキシクルクミン、テトラヒドロクルクミン、テトラヒドロデメトキシクルクミン、テトラヒドロビスデメトキシクルクミン、ジヒドロキシテトラヒドロクルクミン、ジ−O−デメチルクルクミン、O−デメチルデメトキシクルクミンなどが挙げられる。なかでも、記憶力低下の改善効果をより向上できる点でクルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミンが好ましい。クルクミノイドは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
クルクミノイドは、精製品、又は粗精製品であってもよいし、抽出物や他の成分と複合体を形成しているものであってもよく、市販されているものを使用することができる。
クルクミノイドの抽出物としては、例えば、ウコンの根茎の乾燥品(ウコン粉末)からエタノール若しくはプロピレングリコール、ヘキサンまたはアセトンで抽出して調製されるクルクミン等が挙げられる。また、精製品又は粗精製品としては、例えば、前記抽出物を、更にウコン粉末に由来する苦味や辛み、ウコン臭が低減若しくは除去される程度に精製されたクルクミン等が挙げられる。クルクミノイドの市販品としては、例えば、ウコン乾燥エキスF(丸善製薬社製)、ロングヴィーダ(オムニカ社製)、メリーバ(インデナジャパン社製)、セラクルミン(セラバリューズ社製)等が挙げられる。
本発明の経口組成物における(B)成分の含有量としては、特に限定されないが、例えば、0.0001〜50重量%、好ましくは0.0005〜50重量%、より好ましくは0.001〜15重量%が挙げられる。より具体的には、本発明の経口組成物が固形状である場合、0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜50重量%、より好ましくは1〜15重量%が挙げられる。また、本発明の経口組成物が液状である場合、(B)成分の含有量としては、0.0001〜2重量%、好ましくは0.0005〜2重量%、より好ましくは0.001〜2重量%が挙げられる。
本発明の経口組成物における前記(A)成分と前記(B)成分の重量比としては、特に限定されないが、記憶力低下の改善効果がより向上し得る点で、例えば、前記(A)成分1重量部に対し、前記(B)成分が0.1〜1重量部、好ましくは0.1〜0.5重量部、より好ましくは0.1〜0.25重量部が挙げられる。
(C)グリセロリン脂質
本発明で使用されるグリセロリン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、リゾホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、リゾホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、リゾホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール及びリゾホスファチジルグリセロールなどが挙げられる。これらの中でも、本発明の経口組成物の記憶力低下の改善効果がより向上する点で、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンからなる群より選択される少なくとも一種が好ましく、ホスファチジルセリンがより好ましい。
本発明に用いられるグリセロリン脂質を構成する脂肪酸としては、飽和脂肪酸でもあってもよく、不飽和脂肪酸であってもよいが、不飽和脂肪酸であることが好ましい。
本発明に用いられるエステル型グリセロリン脂質を構成する脂肪酸の炭素数としては、特に限定されないが、例えば、4〜30、好ましくは10〜30が挙げられる。
炭素数4〜30の不飽和脂肪酸としては、具体的には例えば、クロトン酸、イソクロトン酸等のブテン酸;ペンテン酸、ヘキセン酸、ヘプテン酸、オクテン酸、ノネン酸、デセン酸、ウンデセン酸;ラウロレイン酸等のドデセン酸、トリデセン酸;ミリストレイン酸、ミリステライジン酸等のテトラデセン酸;ペンタデセン酸;パルミトレイン酸、パルミテライジン酸等のヘキサデセン酸;ヘプタデセン酸;ペトロセリン酸、ペトロセライジン酸、オレイン酸、エライジン酸、バクセン酸等のオクタデセン酸;ノナデセン酸;ガドレイン酸、ゴンドレン酸等のエイコセン酸;エルカ酸、ブラッシジン酸、セトレイン酸等のドコセン酸;ネルボン酸等のテトラコセン酸;ヘキサコセン酸、オクタコセン酸、トリアコンテン酸、ペンタジエン酸、ソルビン酸等のヘキサジエン酸、ペプタジエン酸、オクタジエン酸、ノナジエン酸、デカジエン酸、ウンデカジエン酸、ドデカジエン酸、トリデカジエン酸、テトラデカジエン酸、ペンタデカジエン酸、ヘキサデカジエン酸、ヘプタデカジエン酸;リノール酸、リノエライジン酸等のオクタデカジエン酸;エイコサジエン酸、ドコサジエン酸、テトラコサジエン酸、ヘキサコサジエン酸、オクタコサジエン酸、トリアコンタジエン酸、ヘキサデカトリエン酸;α−リノレン酸、γ−リノレン酸等のオクタデカトリエン酸;ジホモ−γ−リノレン酸、ミード酸等のエイコサトリエン酸;ドコサトリエン酸、テトラコサトリエン酸、ヘキサコサトリエン酸、オクタコサトリエン酸、トリアコンタトリエン酸、ステアリドン酸等のオクタデカテトラエン酸、アラキドン酸等のエイコサテトラエン酸、アドレン酸等のドコサテトラエン酸、テトラコサテトラエン酸、ヘキサコサテトラエン酸、オクタコサテトラエン酸、トリアコンタテトラエン酸、エイコサペンタエン酸、クルパドノン酸等のドコサペンタエン酸、テトラコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ニシン酸等のテトラコサヘキサエン酸、等が挙げられる。
上記に示した不飽和脂肪酸以外にも、ルメン酸、カレンジン酸、ジャカリン酸、エレオステアリン酸、カタルピン酸、プニカ酸、ルメレン酸等の共役脂肪酸;リシノレイン酸、リシネライジン酸、ジモルフェコリン酸等の水酸化不飽和脂肪酸;ベモリン酸等のエポキシ脂肪酸、ウロフラン酸等のフラノイド脂肪酸、ミコリン酸等の高分子量の分岐鎖不飽和脂肪酸、その他メトキシ不飽和脂肪酸や環状不飽和脂肪酸等も挙げられる。
グリセロリン脂質は、精製品又は粗精製品であってもよいし、抽出物であってもよく、市販されているものを使用することができる。グリセロリン脂質の抽出物としては、グリセロリン脂質を含む素材から水や有機溶媒で抽出したものが挙げられる。前記素材としては、例えば、大豆、菜種などの植物素材、卵黄などの動物素材、菌類や細菌類素材などが挙げられる。グリセロリン脂質の精製品又は粗精製品としては、前記の抽出物を更に精製や化学処理やホスホリパーゼなど酵素処理等をしたものが挙げられる。グリセロリン脂質の市販品としては、例えばニチユPS50及びニチユPS30(日油社製)、リパミンPS(DKSHジャパン社製)、卵黄レシチンLPL−20W(キユーピー社製)、L−α−ホスファチジルコリン(ナカライテスク社製)が挙げられる。
本発明の経口組成物における(C)成分の含有量としては、特に限定されないが、例えば、0.0001〜50重量%、好ましくは0.0005〜22.5重量%、より好ましくは0.001〜20重量%が挙げられる。より具体的には、本発明の経口組成物が固形状である場合、0.1〜50重量%、好ましくは1〜22.5重量%、より好ましくは1〜20重量%が挙げられる。また、本発明の経口組成物が液状である場合、(C)成分の含有量としては、0.0001〜5重量%、好ましくは0.0005〜2重量%、より好ましくは0.001〜2重量%が挙げられる。
本発明の経口組成物における前記(A)成分と前記(C)成分の重量比としては、特に限定されないが、記憶力低下の改善効果がより向上し得る点で、例えば、前記(A)成分1重量部に対し、前記(C)成分が0.1〜1重量部、好ましくは0.1〜0.5重量部、より好ましくは0.1〜0.25重量部が挙げられる。
他の含有成分
本発明の経口組成物は、前記(A)〜(C)成分の他に、必要に応じて、他の栄養成分や薬理成分を含有していてもよい。このような栄養成分や薬理成分としては、飲食品や医薬品に使用可能なものであれば特に制限されないが、例えば、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、リコペン等のビタミン類;塩酸ベタイン、塩化カルニチン、塩化ベタネコール等の健胃剤;カルシウム、イオウ、マグネシウム、亜鉛、セレン、鉄等のミネラル類;大豆タンパク、卵白粉末、乳清タンパク等のタンパク質;グリシン、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、フェニルアラニン、タウリン、トリプトファン等のアミノ酸;リノール酸、γ−リノレン酸、α−リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸等の脂肪酸類;カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、アマランス、エリスロシン、アルラレッドAC、ニューコクシン、フロキシン、ローズベンガル、アシッドレッド、タートラジン、サンセットイエローFCF、ファストグリーンFCF、ブリリアントブルーFCF、インジゴカルミン等の色素;各種フルーツのフレーバーやエッセンス等の香料;クエン酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩、酒石酸及びその塩、酢酸及びその塩、乳酸及びその塩、食塩、グルタミン酸及びその塩、みりん、食酢、天然果汁、植物抽出エキス、果実・海産物等の裁断物又は粉末化物等の調味剤;アガリクス、シイタケエキス、レイシ、ヤマブシタケ等のキノコ類又はそのエキス;食物繊維、ローヤルゼリー、プロポリス、ハチミツ、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、セラミド、ヒアルロン酸等のその他機能性素材等が挙げられる。これらの添加成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの添加成分の含有量については、使用する添加成分の種類や経口組成物の用途等に応じて適宜設定される。
更に、本発明の経口組成物は、所望の製剤形態に調製するために、必要に応じて、基剤や添加剤等が含まれていてもよい。このような基剤及び添加剤としては、食品や医薬品に使用可能なものであれば特に制限されないが、例えば、水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、低級アルコール類、多価アルコール、pH調整剤、緩衝剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、防腐剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤等が挙げられる。これらの添加成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの基剤や添加剤の含有量については、使用する添加成分の種類や経口組成物の用途等に応じて適宜設定される。
剤型・用途・製剤形態
本発明の経口組成物の剤型については、経口摂取又は経口投与が可能であることを限度として特に制限されず、固体状、半固体状、又は液体状のいずれであってもよく、該経口組成物の種類や用途に応じて適宜設定すればよい。
本発明の経口組成物は、記憶力低下の改善効果を奏するので、認知症若しくは軽度認知障害の症状の予防又は治療目的で使用することができる。
本発明の経口組成物の製剤形態については、経口摂取又は経口投与が可能であることを限度として特に制限されないが、具体的には、飲食品及び内服用医薬品が挙げられる。
本発明の経口組成物を飲食品の製剤形態にする場合、前記(A)〜(C)成分を、そのまま又は他の食品素材や添加成分と組み合わせて所望の形態に調製すればよい。このような飲食品としては、一般の飲食品の他、特定保健用食品、栄養補助食品、機能性表示食品、病者用食品等が挙げられる。これらの飲食品の形態として、特に制限されないが、具体的にはカプセル剤(ソフトカプセル剤、ハードカプセル剤)、錠剤、顆粒剤、粉剤、ゼリー剤等のサプリメント;栄養ドリンク、果汁飲料、炭酸飲料、乳酸飲料等の飲料;団子、アイス、シャーベット、グミ、キャンディー等の嗜好品等が例示される。これらの飲食品の中でも、好ましくはサプリメント、より好ましくはカプセル剤、錠剤、顆粒剤、粉剤、更に好ましくはソフトカプセル剤、錠剤、特に好ましくは錠剤が挙げられる。これらの飲食品は、記憶力低下改善用の飲食品、記憶力低下の予防又は治療用の飲食品として好適に使用される。また、記憶力低下は認知症若しくは軽度認知障害の主な症状の一つであるので、これらの飲食品は、認知症若しくは軽度認知障害の症状の予防又は治療用の飲食品としても好適に使用される。
本発明の経口組成物を内服用の医薬品の製剤形態にする場合、前記(A)〜(C)成分を、そのまま又は他の添加成分と組み合わせて所望の形態に調製すればよい。このような内服用の医薬品としては、具体的には、カプセル剤(ソフトカプセル剤、ハードカプセル剤)、錠剤、顆粒剤、粉剤、ゼリー剤、シロップ剤等が挙げられる。これらの内服用の医薬品の中でも、好ましくは、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、粉剤、更に好ましくはソフトカプセル剤、錠剤、特に好ましくは錠剤が挙げられる。これらの内服用の医薬品は、記憶力低下改善用途や記憶力低下の予防又は治療用途に好適に使用される。また、認知症若しくは軽度認知障害の症状の改善用途や、認知症若しくは軽度認知障害の症状の予防又は治療用途にも好適に使用される。
本発明の経口組成物の摂取又は服用量については、特に限定されず、前記経口組成物の製剤形態、用途、(A)〜(C)成分の含有量等に応じて適宜設定されるが、例えば、成人の場合、(A)成分に換算して、1日あたり10mg〜2g、好ましくは100mg〜1gである。
このように本発明の経口組成物は、優れた記憶力低下の改善効果を有する。記憶力低下は認知症若しくは軽度認知障害の症状でもあるので、本発明の経口組成物は、認知症又は軽度認知障害の症状の改善用途に使用することができる。また、本発明の経口組成物は、認知症若しくは軽度認知障害の予防又は治療用途に使用することができる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、本実施例において各成分として、具体的には下記のものを使用した。
フェルラ酸:商品名「フェルラ酸」(築野食品工業社製)
クルクミン:商品名「ロングヴィーダ」(オムニカ社製)
ホスファチジルセリン:商品名「ニチユPS30」(日油社製)
ホスファチジルコリン:商品名「L−α−ホスファチジルコリン」(ナカライテスク社製)
試験例1:短期記憶測定試験
1.実験動物の作製
老化促進モデルマウス(SAMP8)の雄マウス(6〜7ヵ月齢、体重25〜35g)を1群6匹に群分けし、表1及び2に示す所定の配合割合(重量%)となるようにフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリン又はホスファチジルコリンを食餌中に配合してマウスに与えた。食餌はMF飼料(オリエンタル酵母社製)を用いた。投与期間は2か月間とした。2か月間の1日平均摂餌量は2.8g/日であった。2か月間投与後、マウスをY字迷路試験に供した。
2.Y字迷路試験(Proc.Natl.Acad.Sci.USA, 97, 14731−14736(2000))
実験装置としてY字型迷路を用いた。具体的には、一本のアームの高さが25cm、幅が10cm、長さが35cmの3本のアームが、それぞれの120度の角度で接続されたY字型の迷路を使用した。
マウスをY字迷路のいずれかのアームの先端に入れて、自由に8分間探索させた際に移動したアームの順を記録した。マウスが各アームに進入した回数の合計を総進入回数とし、この中で3回連続して異なるアームを選択し進入した回数を求め、以下の式に従って、交替行動率を算出した。そして各群(6匹)における平均値を算出した。
Figure 0006833593
交替行動率の数値が高いほど、短期記憶が保持されていることを示す。本モデルマウスや薬剤誘導型認知症モデルマウスにおいて、認知機能が低下すると一般に交替行動率が50%以下となることが多いことから、交替行動率が50%以下の場合は認知症と考えられる(特開2015−224194)。得られた交替行動率から下記の基準にて、短期記憶力について判定した。結果を表1及び表2に示す。なお、表1及び2に示すフェルラ酸、クルクミン、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンの配合割合は、使用した各商品の配合割合ではなく、フェルラ酸、クルクミン、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリン自体の実質的な配合割合である。
判定基準
◎:交替行動率60%以上
○:交替行動率55%以上60%未満
×:交替行動率55%未満
Figure 0006833593
Figure 0006833593
表1〜2から、フェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンをそれぞれ単独で使用した場合は、いずれも交替行動率は50%未満であり(比較例1〜3、6)、3成分のうち2成分を併用した場合は、交替行動率が50%を超えるものの53%未満といった低い値であり、一方、前記の3成分を組み合わせて使用した場合は、交替行動率が55%以上であることが示された。このことから、フェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンうち1成分または2成分を使用した場合と比べて、3成分を使用した場合は、短期記憶力低下の改善効果が非常に高いことが示された(実施例1〜14)。また、表1〜2から、フェルラ酸1重量部に対してクルクミン又はホスファチジルセリンが0.1〜0.5重量物である場合は、短期記憶力低下の改善が更に向上することが示された(実施例5〜7、9〜12)。一般に交替行動率が50%以下であると認知症と考えられるが、3成分を摂取しない場合の交替行動率が43.3%であり(参考例)、3成分を摂取した場合はいずれも55%以上となることから、3成分を摂取することにより認知症が改善されることが示された。
試験例2:長期記憶試験
1.実験動物の作製
老化促進モデルマウス(SAMP8)の雄マウス(6〜7ヵ月齢、体重25〜35g)を1群6匹に群分けし、表3及び4に示す所定の配合割合(重量%)となるようにフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンを食餌中に配合してマウスに与えた。食餌はMF飼料(オリエンタル酵母社製)を用いた。投与期間は2か月間とした。2か月間の1日平均摂餌量は2.8g/日であった。2か月間投与後、マウスをモーリス水迷路試験に供した。
2.モーリス水迷路試験(Nature,319,774−776(1986))
実験装置として円形プール(直径152cm、高さ90cm)を用いた。プール内の水位は30cmとし、水面下5cmとなるように直径9.5cmの円柱状の逃避台をプールに設置した。マウスは逃避台から離れた場所で入水させ、2分間以内に逃避台に到達できるかどうかを観察した。試験は、連続した5日間かつ明期に行った。実験期間5日間のうち1日目は順応期間とし、1日2回試行した。実験期間5日目に逃避台に到達できたマウスの数を計測し、以下の基準に基づいて、長期記憶力を判定した。結果を表3及び表4に示す。なお、表3及び4に示すフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンの配合割合は、使用した各商品の配合割合ではなく、フェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリン自体の実質的な配合割合である。
判定基準
◎:逃避台に到達したマウス数6
○:逃避台に到達したマウス数4又は5
×:逃避台に到達したマウス数3以下
Figure 0006833593
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表3〜4からは、フェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンの3成分を併用した場合(実施例1〜12)は、これらのうち1成分または2成分しか使用しなかった場合(比較例1〜5)と比べて、長期記憶力が高く保持されたことから、長期記憶力の低下の改善効果が格段に優れることが示された。また、表3〜4から、フェルラ酸1重量部に対してクルクミン及びホスファチジルセリンが0.1〜0.25重量部である場合は、長期記憶力がより高く保持されており、長期記憶力低下の改善効果が更に優れることが示された(実施例3、4、7、及び8)。
試験例3:作業記憶検査
1.被験者
30〜50歳の日常的な物忘れが気になる20名(各群5名)の健常者を被験者とした。
2.試験方法
表5に示す組成の試験用製剤(1錠あたり200mgの錠剤)を調製した。被験者に、調製した試験用製剤(1000mg(5錠))を1回服用させ、摂取前及び摂取2時間後に作業記憶の検査を行った。
検査はSerial three and serial seven subtraction tasksの方法を改良して、実施した。具体的には、最初に試験員が、800から999の間にある1つの数字を披験者に口頭で提示し、被験者は与えられた数字から7を暗算で引き続け、引いて得られた値を順に試験員に報告した。試験員は2分間における正解数を記録した。以下の式に基づき、記憶力改善効果を算出し、各群における平均値を算出した。
Figure 0006833593
結果を表5に示す。なお、表5に示すフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンの配合量は、使用した各商品の配合量ではなく、フェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリン自体の実質的な配合量である。
Figure 0006833593
表5中の(A)〜(C)成分以外の成分については、以下を使用した。
α化デンプン:商品名「アミコールC」(日澱化學社製)
結晶セルロース:商品名「セオラスKG」(旭化成ケミカルズ社製)
表5から、フェルラ酸、クルクミン及びホスファチジルセリンを含む製剤を服用した場合は記憶力改善効果が121.5%であり(実施例15)、3成分のうち2成分しか含まない製剤を服用した場合は102.3%又は104.1%であり(比較例6、7)、2成分を含む製剤を服用した場合と比べ、3成分を含む製剤を服用した場合は、記憶力改善効果が格段に高かった。被験者はいずれも健常者であることから、3成分を含む経口組成物は、健常者においても記憶力改善効果を発揮することが示された。
処方例
下記表の組成に従って、常法により各経口組成物を作製した。
(錠剤)
表6及び7の組成に従って、錠剤を作製した。なお、表6及び7に示す組成は1錠(200mg)あたりの配合量である。1日量は5錠である。
Figure 0006833593
Figure 0006833593
(液剤)
表8の組成に従って、液剤を作製した。処方例11の1日量は計1000000mgであり、処方例12の1日量は計100000mgである。
Figure 0006833593
(ソフトカプセル剤)
表9及び10の組成に従って、ソフトカプセル剤を作製した。表9及び10に示す組成 は、1カプセルあたりの配合量(mg)である。1日量は1カプセルである。
Figure 0006833593
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また、使用した精製魚油と精製動植物油は、下記のとおりである。
精製魚油(EPA−28):日本水産株式会社製(エイコサペンタエン酸26.74重量%及びドコサヘキサエン酸11.8重量%含有)
精製動植物油(DDオイルDHA46):日本水産株式会社製(エイコサペンタエン酸5.12重量%及びドコサヘキサエン酸41.56重量%含有)

Claims (7)

  1. (A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩、
    (B)クルクミノイド、並びに
    (C)グリセロリン脂質
    を含有することを特徴とする経口組成物。
  2. 前記(C)グリセロリン脂質が、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の経口組成物。
  3. 前記(A)成分1重量部に対し、前記(B)成分0.1〜1重量部を含有する請求項1又は2に記載の経口組成物。
  4. 前記(A)成分1重量部に対し、前記(C)成分0.1〜1重量部を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の経口組成物。
  5. 認知症若しくは軽度認知障害の予防又は治療用である、請求項1〜4のいずれかに記載の経口組成物。
  6. 飲食品である、請求項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
  7. 医薬品である、請求項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
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