JP6832803B2 - 作業干渉削減システム、作業干渉削減装置、作業干渉削減方法及びプログラム - Google Patents

作業干渉削減システム、作業干渉削減装置、作業干渉削減方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、作業干渉削減システム、作業干渉削減装置、作業干渉削減方法及びプログラムに関する。
複数の作業者が同時に作業を行う状況下で、同一の作業場に複数の作業者が向かうと作業干渉が発生し、作業の効率が低下する場合がある。例えば、以下のような作業効率を向上させる技術がある。
特許文献1には、作業者の位置情報に基づいて次の作業範囲に他の作業者がいれば、作業順序の変更を指示することで作業干渉を排除する部材キッティング指示システムが開示されている。
特許文献2には、作業車が作業領域内を走行しながら集品作業を行う商品仕分けシステムにおいて、最適集品作業モードをシミュレーションすると共に、集品作業の進行中に再度シミュレーションすることにより、集品作業のスピードアップや効率化を図る商品仕分けシステムが開示されている。
特許文献3には、取り出し作業時に他の作業者と作業干渉が発生した場合、作業干渉削減装置が作業指示端末の情報を元に、次の部品を早く取り出せる作業範囲を判断し、作業順序の変更かその場で待機するかを指示している。
特開2011−143976号公報 特開2002−338015号公報 特開2015−072552号公報
しかし、例えば、取り出し作業で干渉が発生した際、作業順序を変更、またはその場で待機することで、次の部品の取り出し時間は早くなったが、作業干渉の回数、干渉に伴う待機時間を減らすことが出来ないという問題があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、作業効率を向上させることが可能な作業干渉削減システム、作業干渉削減装置、作業干渉削減方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る作業干渉削減システムは、ネットワークを介して相互に通信可能に接続された、作業場端末と、作業者端末と、応援待機場端末と、応援者端末と、作業干渉削減装置と、を含む。作業場端末は、作業内容に応じて区切られた領域である作業範囲における作業者の作業の開始時刻を示す作業開始情報および終了時刻を示す作業終了情報を作業干渉削減装置に送信する送信手段を備える。応援待機場端末は、応援者の応援の可否を示す応援情報を作業干渉削減装置に送信する送信手段、を備える。作業干渉削減装置は、作業関連情報取得手段と、記憶手段と、作業時間予測手段と、作業干渉検出手段と、作業決定手段と、送信手段とを備える。作業関連情報取得手段は、作業場端末から作業開始情報および作業終了情報を、応援待機場端末から応援情報を、それぞれ取得する。記憶手段は、作業者が実施する作業のリストである作業リストと、各作業範囲における作業にかかる時間を示す作業時間マスタと、応援時の作業にかかる時間を示す応援時作業時間マスタと、応援者が応援可能かを登録した応援者リストと、作業者が作業する作業範囲を変更する場合のあらかじめ設定された変更順序を示す作業範囲変更マスタとを記憶する。作業時間予測手段は、作業関連情報取得手段が取得した作業開始情報および作業終了情報が示す開始時刻および終了時刻と、作業リストに基づいて、作業者が作業する作業範囲を選択し、作業時間マスタに基づいて、選択した作業範囲における作業者の作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業干渉検出手段は、作業時間予測手段が選択した作業範囲において、作業時間予測手段が算出した開始予測時刻から終了予測時刻までの時間帯と他の作業者の作業の開始時刻から終了予測時刻までの時間帯とが重複しているか否かを判定し、作業干渉を検出する。作業決定手段は、作業時間予測手段が算出した時間帯の中で、開始予測時刻が最も早い予測時間帯の作業範囲を作業者が作業する作業範囲として決定し、決定した作業範囲における作業を指示する作業指示情報と応援を指示する応援指示情報を生成する。送信手段は、作業指示情報を作業者端末に、応援指示情報を応援者端末に、それぞれ送信する。また、作業時間予測手段は、作業干渉検出手段が作業干渉を検出した場合、他の作業者の作業の終了予測時刻を作業者の作業の開始予測時刻に設定して、作業者の作業の終了予測時刻を算出し、作業干渉検出手段が作業干渉を検出し、かつ、作業時間予測手段が選択した作業範囲以外に作業者が作業する作業範囲がある場合、作業範囲変更マスタに基づいて、作業者が作業する作業範囲を変更し、変更した作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、作業干渉検出手段が作業干渉を検出し、かつ、応援者リストに応援可能な応援者が登録されている場合、応援時作業時間マスタに基づいて、応援者が応援した場合の他の作業者の作業の終了予測時刻を算出し、算出した他の作業者の作業の終了予測時刻を作業者の作業の開始予測時刻に設定して、作業者の作業の終了予測時刻を算出する。作業者端末は、作業干渉削減装置から作業指示情報を受信する受信手段と、作業指示情報を出力する出力手段と、を備える。応援者端末は、作業干渉削減装置から応援指示情報を受信する受信手段と、応援指示情報を出力する出力手段と、を備える。
本発明によれば、作業干渉削減システムの作業干渉削減装置は、作業範囲における作業の開始を示す作業開始情報および作業範囲における作業の終了を示す作業終了情報を作業場端末から取得し、作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出することにより、作業者が作業する作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業干渉が発生する場合には、作業干渉削減装置は、複数パターンの開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、開始予測時刻が最も早い予測時間帯の作業範囲を作業者が作業する作業範囲として決定し、決定した作業範囲における作業を指示する作業指示情報と応援を指示する応援指示情報を作業者端末および応援者端末に出力する。これにより、作業干渉削減装置は、的確な作業指示を作業者端末および応援者端末に供給することができ、作業効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る作業干渉削減システムの構成を示す図 作業干渉削減システムに含まれる各装置の構成を示すブロック図 作業リストの一例を示す図 作業管理テーブルの一例を示す図 応援者リストの一例を示す図 作業時間マスタの一例を示す図 移動時間マスタの一例を示す図 作業範囲変更マスタの一例を示す図 応援者移動時間マスタの一例を示す図 応援時作業時間マスタの一例を示す図 作業指示処理の流れを示すフローチャート 作業者が作業範囲における取り出し作業を開始したときの作業管理テーブルの一例を示す図 作業者が作業範囲における取り出し作業を終了したときの作業管理テーブルの一例を示す図 各部品の開始予測時刻および終了予測時刻の算出方法を説明するための図 応援者の作業範囲への到着時刻の算出方法を説明するための図 応援者が取り出し作業を応援した場合の各部品の開始予測時刻および終了予測時刻の算出方法を説明するための図 次の取り出し作業の決定方法を説明するための図 次の取り出し作業の決定方法を説明するための図 次の取り出し作業の決定方法を説明するための図
以下、本発明の実施の形態に係る作業干渉削減システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、本発明を取り出し作業に適用した作業干渉削減システムを例に説明する。取り出し作業とは、例えば受注案件ごとに個別の仕様に基づいて製品を生産する場合、その製品を組み立てるための部品を収納棚から取り出す作業をいう。また、本実施の形態において、部品の種別に応じて各部品を収容する収納棚が配置された作業領域の区分を作業範囲という。
図1は、本発明の実施の形態に係る作業干渉削減システムの構成例を示すブロック図である。作業干渉削減システム1は、作業範囲ごとに設置される作業場端末200と、作業者が所持する作業者端末250と、応援待機場所ごとに配置される応援待機場端末300と、応援者が所持する応援者端末350と、生産管理部署に配置される作業干渉削減装置100を含む。作業干渉削減装置100、作業場端末200、作業者端末250、応援待機場端末300、応援者端末350は、有線および無線の通信回線を適宜組み合わせて構築されるネットワークNWを介して相互に通信可能に接続されている。なお、図1には、作業場端末200、作業者端末250、応援待機場端末300、応援者端末350が1つずつ示されているが、作業範囲、作業者、応援待機場所、応援者の数に応じて、任意の数の作業場端末200、作業者端末250、応援待機場端末300、応援者端末350が本実施の形態に適用可能である。
作業場端末200は、各作業範囲に設置され、取り出し作業を実施する作業者による操作および入力を受け付け、作業開始情報、作業終了情報等を作業干渉削減装置100に送信する。作業場端末200は、図2に示すように、制御部201、入力部202、通信部203を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有するコンピュータを備える。制御部201は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、作業場端末200の各構成部位を制御する。制御部201は、例えば、入力部202を介して取得した各部品の取り出し作業の開始および終了に関するデータに基づいて作業開始情報および作業終了情報を生成し、通信部203を介して作業干渉削減装置100に送信する。ここで、作業開始情報は、各部品の取り出し作業の開始時刻を示す開始時刻情報と、取り出し作業を実施する作業者を識別する作業者情報と、取り出し作業を実施する作業範囲を識別する作業範囲情報と、取り出し対象の部品を識別する部品情報とを含む。また、作業終了情報は、各部品の取り出し作業の終了時刻を示す終了時刻情報と、取り出し作業を実施した作業者を識別する作業者情報と、取り出し作業を実施した作業範囲を識別する作業範囲情報と、取り出し対象の部品を識別する部品情報とを含む。
入力部202は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、これらを介して、作業者による操作、データ入力等を受け付ける。作業者は、各部品の取り出し作業を開始する際、または、各部品の取り出し作業が終了した際に、各部品の取り出し作業の開始または終了に関するデータを入力部202を介して入力する。
通信部203は、ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するための通信インタフェースである。通信部203は、例えば、制御部201の制御に従って、作業開始情報および作業終了情報を作業干渉削減装置100に送信する。
作業者端末250は、作業者が所持する端末であり、作業干渉削減装置100から受信した作業指示情報を作業者に提示する。作業者端末250は、図2に示すように、制御部251、出力部252、通信部253を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部251は、CPU、RAM、ROM等を有するコンピュータを備える。制御部251は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、作業者端末250の各構成部位を制御する。制御部251は、例えば、通信部253を介して取得した作業指示情報を、出力部252を介して作業者に提示する。
出力部252は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置、スピーカ等を備え、これらを介して、制御部251の制御に従って、作業指示情報が示す指示内容を画像表示または音声出力することにより、作業者に提示する。
通信部253は、ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するための通信インタフェースである。通信部253は、例えば、作業指示情報を作業干渉削減装置100から受信する。
応援待機場端末300は、各応援待機場所に設置され、作業者と共に取り出し作業を実施する応援者による操作および入力を受け付け、応援情報を作業干渉削減装置100に送信する。応援待機場端末300は、図2に示すように、制御部301、入力部302、通信部303を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部301は、CPU、RAM、ROM等を有するコンピュータを備える。制御部301は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、応援待機場端末300の各構成部位を制御する。制御部301は、例えば、入力部302を介して取得した取り出し作業の応援者に関するデータに基づいて応援情報を生成し、通信部303を介して作業干渉削減装置100に送信する。ここで、応援情報は、応援待機場所を識別する応援待機場所情報と、応援者を識別する応援者情報と、応援が可能か否かを示す応援可否情報とを含む。
入力部302は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、これらを介して、応援者による操作、データ入力等を受け付ける。
通信部303は、ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するための通信インタフェースである。通信部303は、例えば、制御部301の制御に従って、応援情報を作業干渉削減装置100に送信する。
応援者端末350は、応援者が所持する端末であり、作業干渉削減装置100から受信した応援指示情報を応援者に提示する。応援者端末350は、図2に示すように、制御部351、出力部352、通信部353を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部351は、CPU、RAM、ROM等を有するコンピュータを備える。制御部351は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、応援者端末350の各構成部位を制御する。制御部351は、例えば、通信部353を介して取得した応援指示情報を、出力部352を介して応援者に提示する。
出力部352は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置、スピーカ等を備え、これらを介して、制御部351の制御に従って、応援指示情報が示す内容を画像表示または音声出力することにより、応援者に提示する。
通信部353は、ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するための通信インタフェースである。通信部353は、例えば、応援指示情報を作業干渉削減装置100から受信する。
作業干渉削減装置100は、生産管理部署に配置され、作業干渉の有無に応じて適切な作業指示情報と応援指示情報をそれぞれ作業者端末250と応援者端末350に供給する。作業干渉削減装置100は、制御部110、記憶部120、入力部130、通信部140を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部110は、CPU、RAM、ROM等を有するコンピュータを備える。制御部110は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、作業干渉削減端末100の各構成部位を制御する。制御部110は、例えば、通信部140を介して作業場端末200から取得した作業開始情報および作業終了情報に基づいて、作業干渉を回避した適切な指示内容を示す作業指示情報を生成して作業者端末に供給する。
制御部110は、機能的には、作業関連情報取得部111、作業時間予測部112、作業干渉検出部113、作業決定部114を有する。
作業関連情報取得部111は、通信部140を介して作業場端末200から作業開始情報および作業終了情報を取得する。作業関連情報取得部111は、取得した作業開始情報および作業終了情報がそれぞれ示す開始時刻および終了時刻を記憶部120が記憶する作業リスト121Aに格納する。また、作業関連情報取得部111は、作業終了情報を取得すると、この作業終了情報が示す部品に対応する作業リスト121A内の完了フラグを更新する。
また、作業関連情報取得部111は、通信部140を介して応援待機場端末300から応援情報を取得する。作業関連情報取得部111は、取得した応援情報に基づいて、記憶部120が記憶する応援者リスト121Cに更新する。
作業時間予測部112は、特定の作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を適宜算出する。以下、作業時間予測部112が算出した特定の作業範囲における取り出し作業の開始予測時刻から終了予測時刻までの時間帯を予測時間帯と称する。
例えば、作業時間予測部112は、作業関連情報取得部111が作業開始情報を取得すると、記憶部120が記憶する作業リスト121Aを参照して、取得した作業開始情報が、この作業開始情報が示す作業範囲における最初の部品に関する情報であるか否かを判定する。また、作業時間予測部112は、作業関連情報取得部111が作業終了情報を取得すると、作業リスト121Aを参照して、取得した作業終了情報が、この作業終了情報が示す作業範囲における最後の部品に関する情報であるか否かを判定する。
作業時間予測部112は、作業関連情報取得部111が取得した作業開始情報が最初の部品に関する情報である場合、または、作業関連情報取得部111が取得した作業終了情報が最後の部品に関する情報である場合には、それぞれが示す開始時刻または終了時刻を、作業情報記憶部121が記憶する作業管理テーブル121Bに格納する。
作業時間予測部112は、作業関連情報取得部111が取得した作業開始情報が最初の部品に関する情報である場合、作業時間マスタ122Aおよび移動時間マスタ122Bを参照して、この作業開始情報が示す作業範囲における最初の部品の取り出し作業の終了予測時刻と、最初の部品以外の各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業時間予測部112は、最初の部品の開始時刻と、算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報を生成し、作業情報記憶部121に記憶させる。作業予測情報は、作業者を識別する作業者情報と、作業範囲を識別する作業範囲情報と、部品を識別する部品情報と、開始予測時刻または終了予測時刻が対応付けられている。
また、作業時間予測部112は、作業関連情報取得部111が取得した作業終了情報が最後の部品に関する情報である場合には、作業リスト121Aを参照して次の作業範囲を選択し、選択した作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業時間予測部112は、算出した各部品の開始予測時刻および終了予測時刻をRAMに格納する。また、作業時間予測部112は、選択した作業範囲における最初の部品の開始予測時刻と最後の部品の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに格納する。
作業時間予測部112は、同一の作業範囲において他の作業者の取り出し作業の時間帯と重複する作業干渉の発生を示す作業干渉通知を作業干渉検出部113から取得した場合には、各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を、他の作業者の取り出し作業の終了予測時刻に合わせて修正する。すなわち、作業時間予測部112は、選択した作業範囲において他の作業者が既に取り出し作業を開始しており、算出した作業時間帯どおりに取り出し作業が実施できないため、他の作業者による取り出し作業の終了後に最初の部品の開始予測時刻を設定して、各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を修正する。
また、作業時間予測部112は、作業干渉通知を作業干渉検出部113から取得し、かつ、取り出し作業の応援が可能な応援者がいる場合には、他の作業者の取り出し作業の終了時刻に合わせて、各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業時間予測部112は、応援者リスト121Cを参照して、取り出し作業の応援が可能な応援者の有無を判定する。取り出し作業の応援が可能な応援者がいる場合には、先に取り出し作業を開始している他の作業者の取り出し作業に応援者による応援を投入した場合の各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。そして、作業時間予測部112は、他の作業者の最後の部品の取り出し作業の終了予測時刻後に最初の部品の作業開始時刻を設定して、各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。
さらに、作業時間予測部112は、作業干渉通知を作業干渉検出部113から取得し、かつ、取り出し作業を実施する他の作業範囲がある場合には、他の作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業時間予測部112は、作業リスト121Aを参照して選択した作業範囲以外に取り出し作業を実施可能な作業範囲があるか否かを判定する。実施可能な作業範囲がある場合には、作業時間予測部112は、作業範囲変更マスタ122Cを参照して、取り出し作業を実施する作業範囲を変更する。そして、作業時間予測部112は、変更先の作業範囲における各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。
作業干渉検出部113は、取り出し作業の時間帯が重複する状態である作業干渉を検出する。作業干渉検出部113は、作業管理テーブル121Bを参照し、同一の作業範囲において、異なる作業者の取り出し作業の時間帯が重複するか否かを判定し、作業干渉の発生を検出する。作業干渉の発生を検出した場合、作業干渉検出部113は、作業干渉の発生を示す作業干渉通知を作業時間予測部112に送信する。
作業決定部114は、作業時間予測部112が算出した予測時間帯のうち、開始予測時刻が最も早い予測時間帯に対応する作業範囲を次の作業範囲として決定する。作業決定部114は、決定した次の作業範囲における最初の部品の開始予測時刻および最後の部品の終了予測時刻を、作業管理テーブル121Bに仮登録する。作業決定部114は、決定した次の作業範囲の取り出し作業を指示する作業指示情報を生成し、通信部140を介して作業者端末250に送信する。また、作業決定部114は、他の作業者の取り出し作業の応援を指示する応援指示情報を生成し、通信部140を介して応援者端末350に送信する。
なお、作業関連情報取得部111、作業時間予測部112、作業干渉検出部113、作業決定部114は、1つのコンピュータで構成されてもよいし、それぞれが別個のコンピュータで構成されてもよい。
記憶部120は、記憶内容が書き換え可能な不揮発性の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等を備え、演算データ、送受信データ等の各種データを記憶する。記憶部120は、作業情報記憶部121、作業マスタ記憶部122を有する。
作業情報記憶部121は、取り出し作業に関する各種情報を記憶する。作業情報記憶部121は、例えば、作業時間予測部112が生成した作業予測情報を予め定められた記憶領域に記憶する。また、作業情報記憶部121は、例えば、作業リスト121A、作業管理テーブル121B、応援者リスト121Cを記憶する。
作業リスト121Aは、生産対象の製品を組み立てるために必要な部品のリストであって、図3に示すように、「製品」、「部品番号」、「部品名」、「数量」、「作業範囲」、「作業開始時刻」、「作業終了時刻」、「完了フラグ」の各項目のデータが対応付けられている。本実施の形態において、基本的には、作業リスト121Aに登録された部品の順序に従って、取り出し作業が実施されるものとする。
「製品」は、部品を識別するための識別情報である。「部品番号」および「部品名」は、部品を識別するための識別情報である。「数量」は、部品の取り出し数量である。「作業範囲」は、部品を収納する収納棚が配置されている作業範囲である。「作業開始時刻」および「作業終了時刻」は、部品の取り出し作業の開始時刻および終了時刻であり、作業関連情報取得部111が作業開始情報または作業終了情報を取得するごとに開始時刻または終了時刻が登録される。「完了フラグ」は、部品の取り出し作業が完了しているか否かを示す情報であり、作業関連情報取得部111が作業終了情報を取得するごとに更新される。図3おいて、「○」は取り出し作業が完了していることを示す。
作業管理テーブル121Bは、各作業範囲における作業者の取り出し作業の状況を管理するためのテーブルであって、図4に示すように、「作業者」ごとに、「作業範囲A」〜「作業範囲C」における「開始時刻」および「終了時刻」の各項目のデータが対応付けられている。図4は、例えば、作業者Xは、作業範囲Aで8時30分25秒から8時34分05秒まで取り出し作業を実施することを示している。また、作業者Yは作業範囲Bで8時30分05秒から8時32分25秒まで、作業者Zは作業範囲Cで8時31分00秒から8時35分45秒まで取り出し作業を実施することを示している。なお、図4において、作業場端末200から受信した作業開始情報または作業終了情報に基づく時刻が格納されたセルには斜線によるハッチングが施されており、ハッチングが施されていないセルの時刻は作業時間予測部112が算出した予測時刻である。
応援者リスト121Cは、取り出し作業の応援が可能な応援者のリストであって、図5に示すように、「応援待機場所」、「応援者」、「応援可否フラグ」の各項目のデータが対応付けられている。「応援待機場所」は、応援者が待機する応援待機場所を識別するための識別情報である。「応援者」は、応援者を識別するための識別情報である。「応援可否フラグ」は、取り出し作業の応援が可能であるか示す情報であり、図5おいて、「可」は取り出し作業の応援が可能であることを示し、「否」は応援待機場所にいるが他の作業をしているため取り出し作業の応援が不可能であることを示す。
作業マスタ記憶部122は、取り出し作業に関する各種マスタ情報を記憶する。作業マスタ記憶部122は、例えば、作業時間マスタ122A、移動時間マスタ122B、作業範囲変更マスタ122C、応援者移動時間マスタ122D、応援時作業時間マスタ122Eを記憶する。
作業時間マスタ122Aは、各部品を収納棚から取り出すのに要する時間を規定したマスタ情報であって、図6に示すように、各部品の部品番号を示す「部品番号」と、各部品の名称を示す「部品名」と、各部品を収納する収納棚の番号を示す「棚番」と、収納棚が配置されている作業範囲を示す「作業範囲」と、各部品の一個当たりの取り出し時間(秒/個)を示す「単位取出時間」の各項目のデータが対応付けられている。
移動時間マスタ122Bは、作業者の収納棚間の移動時間を規定したマスタ情報であって、図7に示すように、移動元の収納棚の番号を示す「移動元棚番」と、移動先の収納棚の番号を示す「移動先棚番」と、移動元の収納棚から移動先の収納棚への移動時間(秒)を示す「移動時間」の各項目のデータが対応付けられている。
作業範囲変更マスタ122Cは、次に取り出し作業を実施する作業範囲を変更する場合の変更先の作業範囲を変更順を付して規定したマスタ情報である。図8に示すように、変更先の作業範囲は現在の作業範囲から距離が近い順に規定されている。
応援者移動時間マスタ122Dは、応援者の応援待機場所から作業範囲への移動時間を規定したマスタ情報であって、図9に示すように、移動元の応援待機場所を示す「応援待機場所」と、移動先の作業範囲を示す「作業範囲」と、移動元の応援待機場所から移動先の作業範囲への移動時間(秒)を示す「移動時間」の各項目のデータが対応付けられている。
応援時作業時間マスタ122Eは、作業者と応援者とが共同して各部品を収納棚から取り出すのに要する時間を規定したマスタ情報であって、図10に示すように、各部品の部品番号を示す「部品番号」と、各部品の名称を示す「部品名」と、各部品を収納する収納棚の番号を示す「棚番」と、収納棚が配置されている作業範囲を示す「作業範囲」と、各部品の一個当たりの取り出し時間(秒/個)を示す「単位取出時間」の各項目のデータが対応付けられている。応援時作業時間マスタ122Eの「単位取出時間」には、作業者と応援者の共同作業による作業効率の向上を考慮して、作業時間マスタ122Aの「単位取出時間」よりも短い時間が規定されている。
入力部130は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、これらを介して、ユーザによる操作、データ入力等を受け付ける。入力部130は、例えば、受注案件に応じて製品を製造するために必要となる部品リストの入力を受け付ける。
通信部140は、ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するための通信インタフェースである。通信部140は、例えば、制御部110の制御に従って、作業指示情報を作業者端末250に送信する。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、作業干渉削減装置100の制御部110が実行する作業指示処理について説明する。作業指示処理は、作業干渉を削減し、作業者に適切な作業指示を行う処理である。制御部110は、作業干渉削減装置100に電源が投下されたことに応答して、作業指示処理を開始する。
制御部110は、作業指示処理を開始すると、まず、作業開始情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。制御部110は、作業関連情報取得部111が通信部140を介して作業場端末200から作業開始情報を取得したか否かに応じて判定する。作業開始情報を取得していないと判定した場合(ステップS101;NO)、制御部110は、作業終了情報を取得したか否かを判定する(ステップS102)。制御部110は、作業関連情報取得部111が通信部140を介して作業場端末200から作業終了情報を取得したか否かに応じて判定する。作業終了情報を取得していないと判定した場合(ステップS102;NO)、すなわち、作業開始情報と作業終了情報のいずれも取得していないと判定した場合、制御部110は、ステップS101に処理を戻し、作業開始情報または作業終了情報のいずれかを取得するまでステップS101およびS102を実行する。
ステップS101において、作業開始情報を取得したと判定した場合(ステップS101;YES)、制御部110は、取得した作業開始情報に含まれる開始時刻情報が示す開始時刻を、作業開始情報に含まれる部品情報が示す部品の作業開始時刻として作業リスト121Aに格納する(ステップS103)。
続いて、制御部110は、取得した作業開始情報が、最初の部品の取り出し作業の開始を示す情報であるか否かを判定する(ステップS104)。制御部110は、作業リスト121Aを参照して、取得した作業開始情報の部品情報が示す商品が、作業開始情報に含まれる作業範囲情報が示す作業範囲における最初の部品であるか否かに応じて判定する。
最初の部品の作業開始情報であると判定した場合(ステップS104;YES)、制御部110は、作業開始情報の開始時刻情報が示す開始時刻を、作業開始情報に含まれる作業者情報および作業範囲情報が示す作業者の作業範囲における作業開始時刻として、作業管理テーブル121Bに格納する(ステップS105)。
続いて、制御部110の作業時間予測部112は、各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する(ステップS106)。作業時間予測部112は、作業時間マスタ122Aおよび移動時間マスタ122Bを参照し、作業範囲において未だ収納棚から取り出していない各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMに記憶させる。また、作業時間予測部112は、算出した最後の部品の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに格納する。ステップS106を実行した後、制御部110は、ステップS101に処理を戻す。
ステップS102において、作業終了情報を取得したと判定した場合(ステップS102;YES)、制御部110は、取得した作業終了情報に含まれる終了時刻情報が示す終了時刻を、作業終了情報に含まれる部品情報が示す部品の作業終了時刻として作業リスト121Aに格納する(ステップS107)。また、制御部110は、部品情報が示す部品に対応する作業リスト121Aの完了フラグを「○」に設定する。
続いて、制御部110は、取得した作業開始情報が、最後の部品の取り出し作業の終了を示す情報であるか否かを判定する(ステップS108)。制御部110は、作業リスト121Aを参照して、取得した作業終了情報の部品情報が示す商品が、作業終了情報に含まれる作業範囲情報が示す作業範囲における最後の部品であるか否かに応じて判定する。最後の部品の作業終了情報ではないと判定した場合(ステップS108;NO)、制御部110は、処理をステップS101に戻す。
一方、最後の部品の作業終了情報であると判定した場合(ステップS108;YES)、制御部110は、作業開始情報の終了時刻情報が示す終了時刻を、作業終了情報に含まれる作業者情報および作業範囲情報が示す作業者の作業範囲における作業終了時刻として、作業管理テーブル121Bに格納する(ステップS109)。
次に、制御部110は、取り出し作業が終了したか否かを判定する(ステップS110)。制御部110は、作業リストを参照し、リスト内の完了フラグが全て「○」となっているか否かに応じて判定する。取り出し作業が終了したと判定した場合(ステップS110;YES)、制御部110は、処理をステップS101に戻す。
一方、取り出し作業が終了していないと判定した場合(ステップS110;NO)、制御部110は、取り出し作業を実施する次の作業範囲を選択する(ステップS111)。制御部110は、作業リストを参照し、例えば、取り出し作業が完了している作業範囲に続く取り出し作業が完了していない作業範囲を選択する。
続いて、制御部110は、選択した作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時間および終了予測時間を算出する(ステップS112)。制御部110は、作業時間マスタ122Aおよび移動時間マスタ122Bを参照し、選択した作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMに記憶させる。
ステップS112の処理を実行した後、制御部110は、作業干渉が発生するか否かを判定する(ステップS113)。制御部110は、作業管理テーブル121Bを参照し、選択した作業範囲において他の作業者が既に取り出し作業を開始しており、その作業時間帯がステップS112において算出した予測時間帯と重複する場合には、作業干渉が発生すると判定する。
作業干渉が発生すると判定した場合(ステップS113;YES)、作業時間予測部112は、作業干渉を回避すべく開始予測時刻および終了予測時刻を修正する(ステップS114)。作業時間予測部112は、作業管理テーブル121Bを参照し、例えば、作業干渉が発生すると判断した作業範囲における他の作業者の取り出し作業の終了後に、最初の部品の取り出し作業の開始予測時刻を設定して各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を算出することにより、ステップS111において選択した作業範囲における各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を修正し、修正した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMに記憶させる。
ステップS114の処理を実行した後、制御部110は、応援者がいるか否かを判定する(ステップS115)。制御部110は、応援者リスト121Cを参照し、「可」に設定された応援可否フラグの有無に応じて判定する。応援者がいないと判定した場合(ステップS115;NO)、制御部110は、処理をステップS117に進める。
応援者がいると判定した場合(ステップS115;YES)、作業時間予測部112は、ステップS111において選択した作業範囲において先に取り出し作業を開始している他の作業者と応援者の共同作業を考慮して、各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する(ステップS116)。
作業時間予測部112は、まず、応援者移動時間マスタ122D、応援時作業時間マスタ122Eを参照し、先に取り出し作業を開始している他の作業者の取り出し作業に応援者による応援を投入した場合の各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。そして、作業時間予測部112は、ステップS111において選択した作業範囲における最初の部品の作業開始時刻を、他の作業者の取り出し作業における最後の部品の作業終了時刻に設定して、各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。作業時間予測部112は、算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMに記憶させる。
ステップS116の処理を実行した後、ステップS111において選択した作業範囲以外に取り出し作業が完了していない他の作業範囲があるか否かを判定する(ステップS117)。制御部110は、作業リストを参照し、ステップS111において選択した作業範囲以外に取り出し作業が未だ完了していない作業範囲の有無に応じて判定する。
他の作業範囲があると判定した場合(ステップS117;YES)、制御部110は、取り出し作業が完了していない作業範囲の中から次の作業範囲を選択する(ステップS118)。制御部110は、作業範囲変更マスタ122Cを参照して、次の作業範囲を選択する。
続いて、作業時間予測部112は、ステップS118において選択した作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時間および終了予測時間を算出する(ステップS119)。制御部110は、作業時間マスタ122Aおよび移動時間マスタ122Bを参照し、ステップS118において選択した作業範囲における各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMに記憶させる。
ステップS113においてNOと判定した場合(ステップS113;NO)、または、ステップS117において他の作業範囲がないと判定した場合(ステップ117;NO)、または、ステップS119の処理を実行した後、制御部110の作業決定部114は、作業者が次に取り出し作業を実施する作業範囲を決定し(ステップS120)、決定した作業範囲における最初の部品の開始予測時刻および最後の部品の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに仮登録する(ステップS121)。
ステップS113において作業干渉が発生しないと判定し(ステップS113;NO)、ステップS119の処理を実行する場合には、作業決定部114は、ステップS111において選択した作業範囲を、作業者が次に取り出し作業を実施する作業範囲として決定する。また、作業決定部114は、ステップS112において算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMから読み出し、最初の部品の開始予測時刻と最後の部品の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに仮登録する。
また、ステップS117において他の作業範囲がないと判定し(ステップ117;NO)、ステップS120の処理を実行する場合には、作業決定部114は、ステップS111において選択した作業範囲を、作業者が次に取り出し作業を実施する作業範囲として決定する。また、作業決定部114は、ステップS114とステップS116においてそれぞれ算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMから読み出し、開始予測時刻が早い作業予測情報が示す最初の部品の開始予測時刻と最後の部品の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに仮登録する。
また、ステップS119の処理を実行した後、ステップS120の処理を実行する場合には、作業決定部114は、ステップS114、ステップS116、ステップS119のそれぞれにおいて算出した開始予測時刻および終了予測時刻を示す作業予測情報をRAMから読み出し、開始予測時刻が最も早い作業予測情報が示す作業範囲を作業者が次に取り出し作業を実施する作業範囲として決定する。また、作業決定部114は、開始予測時刻が最も早い作業予測情報が示す最初の部品の開始予測時刻と最後の部品の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに仮登録する。
次に、制御部110は、決定した次の作業範囲の取り出し作業を指示する作業指示情報を生成し、通信部140を制御して、作業指示情報を作業者端末250に送信する(ステップS122)。また、制御部110は、他の作業者の取り出し作業に対して応援を要請する場合には、応援を指示する応援指示情報を生成し、通信部140を制御して、応援指示情報を応援者端末350に送信する。制御部110は、ステップS122を実行した後、処理をステップS101に戻す。
次に、図12A〜図16Cを参照しながら、作業指示処理の具体例を説明する。
例えば、作業範囲Aに配置された作業場端末200の入力部202が8時30分25秒に作業者Xによる最初の部品の取り出し作業の開始に関するデータ入力を受け付けると、制御部201は、開始時刻(8:30:25)を示す作業開始情報を生成し、通信部203を介して作業干渉削減装置100に送信する。
作業干渉削減装置100の制御部110は、通信部140を介して作業場端末200から作業開始情報を取得すると(ステップS101;YES)、開始時刻(8:30:25)を作業リスト121Aに格納する(ステップS103)。また、制御部110は、最初の部品の作業開始情報であるため(ステップS104;YES)、図12Aに示すように、作業管理テーブル121B内の作業範囲Aの作業開始時刻として作業開始情報が示す開始時刻(8:30:25)を格納する(ステップS105)。
次に、制御部110は、作業範囲Aにおける各部品の取り出し作業の開始時刻および終了予測時刻を算出する(ステップS106)。制御部110は、作業リスト121A、作業時間マスタ122A、移動時間マスタ122Bを参照し、作業範囲Aにおける各部品の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。
図13に示すように、作業範囲Aにおける最初の部品である部品番号KKK0000−01の数量は「1個」、単位取出時間は「5秒/個」、収納棚間の移動時間は「0秒」であるため、部品番号KKK0000−01の作業開始時刻8時30分25秒に5秒が加算され、部品番号KKK0000−01の作業終了時刻は8時30分30秒と算出される。また、次の部品である部品番号LLL−01の数量は「1個」、単位取出時間は「10秒/個」、部品番号KKK0000−01の棚番1−1から部品番号LLL−01の棚番1−2までの移動時間は「5秒」であるため、部品番号LLL−01の開始予測時刻は8時30分35秒、終了予測時刻は8時30分45秒と算出される。このように、作業範囲Aの取り出し対象である全ての部品について開始予測時刻および終了予測時刻が算出され、最後の部品の終了予測時刻(8:34:05)が、図12Aに示すように、作業範囲Aの作業終了時刻として格納される。
作業範囲Aに配置された作業場端末200の入力部202が8時30分25秒に作業者Xによる最初の部品の取り出し作業の開始に関するデータ入力を受け付けると、制御部201は、開始時刻(8:30:25)を示す作業開始情報を生成し、通信部203を介して作業干渉削減装置100に送信する。
また、作業干渉削減装置100の制御部110は、通信部140を介して作業場端末200から作業者Xの作業範囲Aにおける最後の部品の取り出し作業の終了時刻(8:34:30)を示す作業終了情報を取得すると(ステップS102;YES)、この終了時刻を作業リスト121Aに格納する(ステップS103)。このとき、作業リスト121A内の対応する完了フラグを「○」に設定する。また、制御部110は、最後の部品の作業終了情報であるため(ステップS108;YES)、図12Bに示すように、作業管理テーブル121B内の作業範囲Aの作業終了時刻として作業終了情報が示す終了時刻(8:34:30)を格納する(ステップS109)。なお、図12Bの作業管理テーブル121Bに示すように、作業者Yが作業範囲Bにおいて8時34分00秒から取り出し作業を開始し、終了予測時刻として8時37分15秒が格納されているものとする。
制御部110は、作業リスト121Aを参照し、取り出し作業が終了していないと判定すると(ステップS110;NO)、次の作業範囲Bを選択する(ステップS111)。そして、制御部110は、上述した作業範囲Aにおける開始予測時刻および終了予測時刻の算出と同様に、作業範囲Bにおける各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する(ステップS112)。なお、作業範囲Bにおける最初の部品の作業開始時刻は、例えば、移動時間マスタ122Bを参照して、作業範囲Aにおける最後の部品の作業終了時刻に収納棚間の移動時間を加算して設定すればよい。制御部110は、算出した作業範囲Bにおける最初の部品の取り出し作業の開始予測時刻と最後の部品の取り出し作業の終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに格納する。
図16Aに示すように、作業範囲Bにおいて、作業者Xの予測時間帯と作業者Yの作業時間帯が重複するため、制御部110は、作業干渉が発生すると判定し(ステップS113;YES)、作業者Yの作業終了時刻(8:37:35)に合わせて作業者Xの予測時間帯を修正する(ステップS114)。これにより、図16Bに示すように、作業者Xの作業範囲Bにおける予測時間帯は、8時37分35秒から8時40分35秒となる。
続いて、制御部110は、応援者リスト121Cを参照して、取り出し作業を応援可能な応援者がいると判定すると(ステップS115;YES)、作業範囲Bにおける作業者Yと応援者とによる共同作業を考慮して、作業者Xの作業範囲Bにおける各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する(ステップS116)。
制御部110は、まず、応援者移動時間マスタ122Dを参照して、応援者の応援待機場所から移動先である作業範囲への移動時間に基づいて、応援者が取り出し作業の応援を行う作業範囲に到着する時刻を算出する。図14に示すように、応援指示情報を応援者端末350に送信可能な時刻を示す応援指示時刻(8:34:35)に応援待機場所S1から作業範囲Bへの移動時間10秒を加算して、応援者の作業範囲Bへの到着時刻(8:34:45)を算出する。
続いて、制御部110は、作業時間マスタ122Aおよび応援時作業時間マスタ122Eを参照し、作業者Yの作業範囲Bにおける取り出し作業に応援者による応援を投入した場合の各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。図15に示すように、応援者の作業範囲Bへの到着時刻は8時34分45秒であるため、部品番号LLL−53以降の単位取出時間を10秒/個から5秒/個に変更して、取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する。図15において、応援者の投入により変更される単位取出時間は二重罫線で囲まれたセル部分である。これにより、作業者Yの作業範囲Bにおける取り出し作業に応援者による応援を投入した場合の最後の部品の取り出し作業の終了予測時刻は、8時36分20秒と算出される。
制御部110は、図16Cに示すように、作業者Yの作業範囲Bにおける取り出し作業に応援者による応援を投入した場合の最後の部品の取り出し作業の終了予測時刻(8:36:20)に合わせて、作業者Xの作業範囲Bにおける予測時間帯を8時36分20秒から8時39分20秒と算出する。
次に、制御部110は、作業リスト121Aを参照し、作業範囲B以外に取り出し作業が完了していない他の作業範囲があると判定すると(ステップS117;YES)、作業範囲変更マスタ122Cを参照して、次の作業範囲Cを選択し(ステップS118)、作業者Xの作業範囲Cにおける各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する(ステップS119)。制御部110は、移動時間マスタ122Bを参照し、例えば、図16Cに示すように、作業範囲Cにおける予測時間帯を8時37分40秒から8時40分40秒と算出する。
制御部110は、作業者Xの次の作業範囲として算出した予測時間帯の候補のうち、最初の部品の開始予測時刻が最も早い予測時間帯、すなわち、最も早く取り出し作業に取りかかることができる予測時間帯の作業範囲を決定し(ステップS120)、決定した作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を作業管理テーブル121Bに仮登録する(ステップS121)。
図16Cに示すように、作業者Xの次の作業範囲として算出した3パターンの予測時間帯の候補のうち、作業者Yの作業範囲Bにおける取り出し作業に応援者を投入した場合の作業範囲Bの予測時間帯(8:36:20−8:39:20)が最も早く取り出し作業に取りかかることができる予測時間帯であるため、作業者Yの作業範囲Bにおける取り出し作業に応援を投入し、かつ、作業者Xは作業者Yの作業範囲Bにおける取り出し作業の終了後に作業範囲Bで取り出し作業を実施することを決定する。制御部110は、決定内容に基づく作業指示情報と応援指示情報を生成し、作業者端末250と応援者端末350にそれぞれ送信する(ステップS122)。作業指示情報および応援指示情報を送信した後、制御部110は、処理をステップS101に戻し、新たな作業開始情報または作業終了情報を取得するまで待機する。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、作業干渉削減装置100は、各作業範囲における各部品の取り出し作業の開始を示す作業開始情報および各作業範囲における各部品の取り出し作業の終了を示す作業終了情報を、作業場端末200から取得する。作業干渉削減装置100は、取得した作業開始情報が、作業範囲における最初の部品の取り出し作業の開始を示す情報である場合、各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出することにより、この作業範囲における取り出し作業の終了時刻を予測する。また、作業干渉削減装置100は、取得した作業終了情報が、作業範囲における最後の部品の取り出し作業の開始を示す情報である場合、各部品の取り出し作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出することにより、取り出し作業を実施する次の作業範囲を決定する。この際、決定した作業範囲において作業干渉の発生を検知した場合には、作業干渉を回避するべく、この作業範囲における他の作業者の取り出し作業が終了するまで待機するか、他の作業者の取り出し作業に応援者による応援を投入して作業時間を短縮させるか、次の作業範囲を変更するかを検討する。作業干渉削減装置100は、最も早く次の取り出し作業を開始することができる対応策を選択し、この対応策を反映した指示内容を示す作業指示情報を作業者端末250に送信する。また、取り出し作業の応援を投入する場合には、作業干渉削減装置100は、応援指示情報を応援者端末350に送信する。これにより、作業干渉削減装置100は、的確な作業指示を作業者端末250および応援者端末350に供給することができ、作業効率を向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変形および応用が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、作業者は各部品の取り出し作業の開始時と終了時にそれぞれ、取り出し作業の開始時刻を示す作業開始情報および取り出し作業の終了時刻を示す作業終了情報を作業場端末200に入力するが、これに限らず、作業者は作業範囲ごとの取り出し作業の開始時と終了時にそれぞれ、取り出し作業の開始時刻を示す作業開始情報および取り出し作業の終了時刻を示す作業終了情報を作業場端末200に入力してもよい。
この場合、作業時間マスタ122Aは、各作業範囲における取り出し作業に要する時間を示す情報であってもよい。移動時間マスタ122Bは、作業範囲から他の作業範囲への移動に要する時間を示す情報であればよい。また、作業範囲の最初の部品であるか否かの判定や最後の部品であるか否かの判定は不要である。開始予測時刻および終了予測時刻の算出方法は、各作業範囲における取り出し作業に要する時間と作業範囲から他の作業範囲への移動に要する時間とから算出すればよい。
上記の実施の形態では、作業場端末200と作業者端末250とは、別個の端末として説明したが、それぞれが備える機能を兼ね備える単一の端末であってもよく、作業場に設置されてもよいし、作業者が所持してもよい。同様に、応援待機場端末300と応援者端末350とは、それぞれが備える機能を兼ね備える単一の端末であってもよく、応援待機場所に設置されてもよいし、応援者が所持してもよい。
上記の実施の形態において、制御部201のCPUが実行する動作プログラムは、あらかじめROMに記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上記の各種処理を実行させるための動作プログラムを、既存の汎用コンビュータや、フレームワーク、ワークステーション等に実装することにより、上記の実施の形態に係る作業干渉削減装置100に相当する装置として機能させてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、コンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM)等に格納して配布してもよいし、インターネットをはじめとするネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
また、上記の処理をOS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、または、OSとアプリケーションプログラムとの協働によって実行する場合には、アプリケーションプログラムのみを記録媒体やストレージに格納してもよい。また、搬送波にプログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(Bulletin Board System:BBS)に上記プログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行するべく構成してもよい。
1…作業干渉削減システム、100…作業干渉削減装置、110…制御部、111…作業関連情報取得部、112…作業時間予測部、113…作業干渉検出部、114…作業決定部、120…記憶部、121…作業情報記憶部、121A…作業リスト、121B…作業管理テーブル、121C…応援者リスト、122…作業マスタ記憶部、122A…作業時間マスタ、122B…移動時間マスタ、122C…作業範囲変更マスタ、122D…応援者移動時間マスタ、122E…応援時作業時間マスタ、130…入力部、140…通信部、200…作業場端末、201…制御部、202…入力部、203…通信部、250…作業者端末、251…制御部、252…出力部、253…通信部、300…応援待機場端末、301…制御部、302…入力部、303…通信部、350…応援者端末、351…制御部、352…出力部、353…通信部、BL…バスライン、NW…ネットワーク

Claims (4)

  1. ネットワークを介して相互に通信可能に接続された、作業場端末と、作業者端末と、応援待機場端末と、応援者端末と、作業干渉削減装置と、を含む作業干渉削減システムであって、
    前記作業場端末は、
    作業内容に応じて区切られた領域である作業範囲における作業者の作業の開始時刻を示す作業開始情報および終了時刻を示す作業終了情報を前記作業干渉削減装置に送信する送信手段、を備え、
    前記応援待機場端末は、
    応援者の応援の可否を示す応援情報を前記作業干渉削減装置に送信する送信手段、を備え、
    前記作業干渉削減装置は、
    前記作業場端末から前記作業開始情報および前記作業終了情報を、前記応援待機場端末から前記応援情報を、それぞれ取得する作業関連情報取得手段と、
    前記作業者が実施する作業のリストである作業リストと、各作業範囲における作業にかかる時間を示す作業時間マスタと、応援時の作業にかかる時間を示す応援時作業時間マスタと、前記応援者が応援可能かを登録した応援者リストと、前記作業者が作業する作業範囲を変更する場合のあらかじめ設定された変更順序を示す作業範囲変更マスタとを記憶する記憶手段と、
    前記作業関連情報取得手段が取得した前記作業開始情報および前記作業終了情報が示す開始時刻および終了時刻と、前記作業リストに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を選択し、前記作業時間マスタに基づいて、選択した作業範囲における前記作業者の作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する作業時間予測手段と、
    前記作業時間予測手段が選択した作業範囲において、前記作業時間予測手段が算出した前記開始予測時刻から前記終了予測時刻までの時間帯と他の作業者の作業の前記開始時刻から前記終了予測時刻までの時間帯とが重複しているか否かを判定し、作業干渉を検出する作業干渉検出手段と、
    前記作業時間予測手段が算出した時間帯の中で、前記開始予測時刻が最も早い予測時間帯の作業範囲を前記作業者が作業する作業範囲として決定し、決定した作業範囲における作業を指示する作業指示情報と応援を指示する応援指示情報を生成する作業決定手段と、
    前記作業指示情報を前記作業者端末に、前記応援指示情報を前記応援者端末に、それぞれ送信する送信手段と、を備え、
    前記作業時間予測手段は、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出した場合、前記他の作業者の作業の前記終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出し、かつ、前記作業時間予測手段が選択した作業範囲以外に前記作業者が作業する作業範囲がある場合、前記作業範囲変更マスタに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を変更し、変更した作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出し、かつ、前記応援者リストに応援可能な応援者が登録されている場合、前記応援時作業時間マスタに基づいて、前記応援者が応援した場合の前記他の作業者の作業の終了予測時刻を算出し、算出した前記他の作業者の作業の終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出し、
    前記作業者端末は、
    前記作業干渉削減装置から前記作業指示情報を受信する受信手段と、前記作業指示情報を出力する出力手段と、を備え、
    前記応援者端末は、
    前記作業干渉削減装置から前記応援指示情報を受信する受信手段と、前記応援指示情報を出力する出力手段と、を備える、
    作業干渉削減システム。
  2. 作業内容に応じて区切られた領域である作業範囲における作業者の作業の開始時刻を示す作業開始情報および終了時刻を示す作業終了情報と、応援者の応援の可否を示す応援情報を取得する作業関連情報取得手段と、
    前記作業者が実施する作業のリストである作業リストと、各作業範囲における作業にかかる時間を示す作業時間マスタと、応援時の作業にかかる時間を示す応援時作業時間マスタと、前記応援者が応援可能かを登録した応援者リストと、前記作業者が作業する作業範囲を変更する場合のあらかじめ設定された変更順序を示す作業範囲変更マスタとを記憶する記憶手段と、
    前記作業関連情報取得手段が取得した前記作業開始情報および前記作業終了情報が示す開始時刻および終了時刻と、前記作業リストに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を選択し、前記作業時間マスタに基づいて、選択した作業範囲における前記作業者の作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する作業時間予測手段と、
    前記作業時間予測手段が選択した作業範囲において、前記作業時間予測手段が算出した前記開始予測時刻から前記終了予測時刻までの時間帯と他の作業者の作業の前記開始時刻から前記終了予測時刻までの時間帯とが重複しているか否かを判定し、作業干渉を検出する作業干渉検出手段と、
    前記作業時間予測手段が算出した時間帯の中で、前記開始予測時刻が最も早い予測時間帯の作業範囲を前記作業者が作業する作業範囲として決定し、決定した作業範囲における作業を指示する作業指示情報と応援を指示する応援指示情報を生成する作業決定手段と、
    前記作業指示情報と前記応援指示情報を出力する出力手段と、を備え、
    前記作業時間予測手段は、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出した場合、前記他の作業者の作業の前記終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出し、かつ、前記作業時間予測手段が選択した作業範囲以外に前記作業者が作業する作業範囲がある場合、前記作業範囲変更マスタに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を変更し、変更した作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出し、かつ、前記応援者リストに応援可能な応援者が登録されている場合、前記応援時作業時間マスタに基づいて、前記応援者が応援した場合の前記他の作業者の作業の終了予測時刻を算出し、算出した前記他の作業者の作業の終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出する、
    作業干渉削減装置。
  3. 作業内容に応じて区切られた領域である作業範囲における作業者の作業の開始時刻を示す作業開始情報および終了時刻を示す作業終了情報と、応援者の応援の可否を示す応援情報を取得する作業関連情報取得ステップと、
    前記作業関連情報取得ステップで取得した前記作業開始情報および前記作業終了情報が示す開始時刻および終了時刻と、前記作業者が実施する作業のリストである作業リストに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を選択し、各作業範囲における作業にかかる時間を示す作業時間マスタに基づいて、選択した作業範囲における前記作業者の作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する作業時間予測ステップと、
    前記作業時間予測ステップで選択した作業範囲において、前記作業時間予測ステップで算出した前記開始予測時刻から前記終了予測時刻までの時間帯と他の作業者の作業の前記開始時刻から前記終了予測時刻までの時間帯とが重複しているか否かを判定し、作業干渉を検出する作業干渉検出ステップと、
    前記作業時間予測ステップで算出した時間帯の中で、前記開始予測時刻が最も早い予測時間帯の作業範囲を前記作業者が作業する作業範囲として決定し、決定した作業範囲における作業を指示する作業指示情報と応援を指示する応援指示情報を生成する作業決定ステップと、
    前記作業指示情報と前記応援指示情報を出力する出力ステップと、を備え、
    前記作業時間予測ステップでは、
    前記作業干渉検出ステップで前記作業干渉を検出した場合、前記他の作業者の作業の前記終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出ステップで前記作業干渉を検出し、かつ、前記作業時間予測ステップで選択した作業範囲以外に前記作業者が作業する作業範囲がある場合、前記作業者が作業する作業範囲を変更する場合のあらかじめ設定された変更順序を示す作業範囲変更マスタに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を変更し、変更した作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出ステップで前記作業干渉を検出し、かつ、前記応援者が応援可能かを登録した応援者リストに応援可能な応援者が登録されている場合、応援時の作業にかかる時間を示す応援時作業時間マスタに基づいて、前記応援者が応援した場合の前記他の作業者の作業の終了予測時刻を算出し、算出した前記他の作業者の作業の終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出する、
    作業干渉削減方法。
  4. コンピュータを、
    作業内容に応じて区切られた領域である作業範囲における作業者の作業の開始時刻を示す作業開始情報および終了時刻を示す作業終了情報と、応援者の応援の可否を示す応援情報を取得する作業関連情報取得手段、
    前記作業者が実施する作業のリストである作業リストと、各作業範囲における作業にかかる時間を示す作業時間マスタと、応援時の作業にかかる時間を示す応援時作業時間マスタと、前記応援者が応援可能かを登録した応援者リストと、前記作業者が作業する作業範囲を変更する場合のあらかじめ設定された変更順序を示す作業範囲変更マスタとを記憶する記憶手段、
    前記作業関連情報取得手段が取得した前記作業開始情報および前記作業終了情報が示す開始時刻および終了時刻と、前記作業リストに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を選択し、前記作業時間マスタに基づいて、選択した作業範囲における前記作業者の作業の開始予測時刻および終了予測時刻を算出する作業時間予測手段、
    前記作業時間予測手段が選択した作業範囲において、前記作業時間予測手段が算出した前記開始予測時刻から前記終了予測時刻までの時間帯と他の作業者の作業の前記開始時刻から前記終了予測時刻までの時間帯とが重複しているか否かを判定し、作業干渉を検出する作業干渉検出手段、
    前記作業時間予測手段が算出した時間帯の中で、前記開始予測時刻が最も早い予測時間帯の作業範囲を前記作業者が作業する作業範囲として決定し、決定した作業範囲における作業を指示する作業指示情報と応援を指示する応援指示情報を生成する作業決定手段、
    前記作業指示情報と前記応援指示情報を出力する出力手段、として機能させ、
    前記作業時間予測手段は、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出した場合、前記他の作業者の作業の前記終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出し、かつ、前記作業時間予測手段が選択した作業範囲以外に前記作業者が作業する作業範囲がある場合、前記作業範囲変更マスタに基づいて、前記作業者が作業する作業範囲を変更し、変更した作業範囲における開始予測時刻および終了予測時刻を算出し、
    前記作業干渉検出手段が前記作業干渉を検出し、かつ、前記応援者リストに応援可能な応援者が登録されている場合、前記応援時作業時間マスタに基づいて、前記応援者が応援した場合の前記他の作業者の作業の終了予測時刻を算出し、算出した前記他の作業者の作業の終了予測時刻を前記作業者の作業の開始予測時刻に設定して、前記作業者の作業の終了予測時刻を算出する、
    プログラム。
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