JP6832655B2 - 浚渫ポンプの軸系装置 - Google Patents

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本発明は、浚渫ポンプの軸系装置に関し、特に、浚渫船上に設置された原動機の動力を浚渫ポンプへ伝達させる軸系装置に関する。
港湾工事に使用される作業船として、ポンプ浚渫船が知られている(例えば「特許文献1」参照)。ポンプ浚渫船は、スパッド、クリスマスツリーにより船体を保持し、固定点を中心に船体をスイングさせてラダー先端のカッターにより水底地盤を掘削し、併せて、水底土砂を浚渫ポンプにより吸引すると共にパイプラインを介して排砂地へ搬送するものである。
特開2013−91909号公報
ところで、ポンプ浚渫船は、典型的に、原動機が発生した動力を浚渫ポンプへ伝達する軸系装置を備え、当該軸系装置は、浚渫ポンプから撃力(過大な衝撃)が入力されたときの安全装置として機能する電磁接手を備える。電磁接手は、電力供給を要するため、そのための設備及びメンテナンスの煩雑化を招く。また、当該電磁接手は、前述した安全装置として機能する他、原動機の動力を断続させるクラッチとしても機能するため、浚渫ポンプの作動中は電磁接手への電力供給を継続する必要があり、電力消費量が増大する原因になる。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、設備及びメンテナンスのシンプル化が可能な浚渫ポンプの軸系装置を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明の浚渫ポンプの軸系装置は、ポンプ浚渫船に設置された原動機の動力を、トルクリミッタを介して浚渫ポンプに伝達させ、前記トルクリミッタは、作動時に突出されたリセットピンを突出前の状態に戻すことで断続状態から接続状態へ復帰する機械式トルクリミッタであることを特徴とする。
本発明によれば、安全装置としてトルクリミッタを適用したことにより、安全装置としての機能とクラッチとしての機能とを兼ねた電磁接手を備える既存の軸系装置のように、電磁接手への電力供給の必要がないので、設備及びメンテナンスをシンプル化することができる。
本実施形態の軸系装置の側面図であって、原動機及び浚渫ポンプを含めた図である。 本実施形態の軸系装置の平面図であって、原動機及び浚渫ポンプを含めた図である。 本実施形態の軸系装置の斜視図であって、特に、トルクリミッタの説明図である。
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。以下、ポンプ浚渫船に設置された原動機1の動力を浚渫ポンプ11へ伝達する軸系装置21を説明する。なお、限定しないが、原動機1には、ディーゼルエンジンが適用される。また、図1に示されるように、原動機1、浚渫ポンプ11、及び軸系装置21は、船内に敷設されたコモンベース3(便宜上、図1にのみ示す)上に配置される。さらに、便宜上、図1及び図2における左側を入力側(あるいは原動機1側)、右側を出力側(あるいは浚渫ポンプ11側)と称する。
図1、図2に示されるように、軸系装置21は、原動機1の出力軸2の回転を減速させる減速機22を備える。減速機22は、歯車機構が収容されるハウジング23と、原動機1の出力軸2に連結される入力軸24と、当該入力軸24の軸心に対してオフセットされた軸線L上に配置される出力軸25と、を有する。また、減速機22は、ハウジング23に収容されて入力軸24と出力軸25との間の動力の伝達を断続させる湿式油圧多板クラッチ(図示省略)と、当該クラッチへの油圧を制御する油圧制御部(図示省略)と、を有する。なお、減速機22は、既存の種々の減速機を適用可能であり、例えば、正回転側1速あるいは2速の他、逆転側1速に切り換え可能な減速機を適用することができる。また、原動機1と減速機22とは、可撓継手4を介して連結される。
一方、浚渫ポンプ11は、コモンベース3上に取り付けられたベース12上に設置される。ベース12上には、軸線L上に配置された軸14を回転可能に支持する推力軸受13が設置される。当該軸14は、出力側(浚渫ポンプ11側)のフランジ15が、軸16を介して浚渫ポンプ11の入力軸17に連結される。他方、軸14は、入力側(原動機1側)が、ギアカップリング18を介して軸26に連結される。軸26は、コモンベース3上に設置された一対の中間軸受27、28により、軸線Lを中心に回転可能に支持される。また、軸26は、入力側(原動機1側)が、ブルカン継手29を介して軸30に連結される。軸30は、軸線L上に配置され、一対の軸受31、32により軸線Lを中心に回転可能に支持される。
なお、軸受31、32は、コモンベース3上に設置された台座33に固定される。また、軸受31、32は、上下(図1における上下方向)に2分割可能に構成される。さらに、2つの軸受31、32のうち、少なくとも原動機1側に配置される軸受32は、ラジアル荷重とアキシアル荷重との両方を受けることができる軸受が適用される。
本実施形態では、軸系装置21は、軸30の入力側と減速機22の出力軸25とが、機械式トルクリミッタ35を介して連結される。トルクリミッタ35は、浚渫ポンプ11側から当該トルクリミッタ35に撃力が入力されたときに、動力伝達経路を断絶する、すなわち、撃力伝達経路を遮断することにより、減速機22及び原動機1の破損を防ぐ安全装置として機能する。また、トルクリミッタ35は、作動時(断絶時)に、軸線L方向(図1、図2における右方向)へスライドして突出する複数本(本実施形態では「4本」)のリセットピン36(図3参照)を備える。なお、トルクリミッタ35の突出した各リセットピン36をハンマ等により打ち込むことにより、当該トルクリミッタ35を断絶状態から接続状態へ復帰させることができる。なお、当該トルクリミッタ35は、既存のトルクリミッタを適用可能である。
次に、本実施形態の作用を説明する。
浚渫ポンプ11を作動させるため、まず、予め定められた手順で原動機1を作動させる。なお、原動機1の始動時に、減速機22に内蔵された湿式油圧多板クラッチ(図示省略)は断絶されている。この状態で、原動機1が発生する動力は、可撓継手4を介して減速機22へ伝達(入力)され、これにより、減速機22の入力軸24が回転する。次に、減速機22に内蔵されたクラッチを接続させると、減速機22の入力軸24の回転力、延いては原動機1の出力軸2の回転力が、予め定められた減速比で減速されて当該減速機22の出力軸25に伝達される。なお、クラッチが接続されたときの衝撃及び振動は、可撓継手4により緩和及び吸収される。
そして、減速機22の出力軸25の回転力、換言すると、減速機22により減速された原動機1の出力軸2の回転力は、トルクリミッタ35、軸30、ブルカン継手29、軸26、ギアカップリング18、軸14、及び軸16を介して浚渫ポンプ11の入力軸17に伝達される。これにより、入力軸17が回転駆動され、当該浚渫ポンプ11が作動する。ここで、軸30と軸26との間に発生する軸線L方向への衝撃及び振動は、ブルカン継手29により緩和及び吸収される。また、ギアカップリング18は、軸26と軸14との間に生じた軸心の振れを吸収し、原動機1の動力を浚渫ポンプ11へ確実に伝達する。
そして、例えば、作動中の浚渫ポンプ11のインペラに異物が衝突して撃力が発生すると、当該撃力は、入力軸17、軸16、軸14、ギアカップリング18、軸26、ブルカン継手29、及び軸30を介してトルクリミッタ35へ入力(伝達)される。ここで、トルクリミッタ35へ入力された撃力(トルク)が予め定められた設定トルクを超えると、トルクリミッタ35が作動する。これにより、トルクリミッタ35の各リセットピン36が突出し、浚渫ポンプ11と減速機22との間の動力伝達経路が断絶、換言すると、撃力伝達経路が遮断され、浚渫ポンプ11で発生した撃力が減速機11及び原動機1へ伝達(入力)されることが阻止される。
そして、トルクリミッタ35が作動して動力伝達経路が断絶された状態から復帰する、すなわち、トルクリミッタ35を解除(再接続)して浚渫ポンプ11を再稼働させるには、トルクリミッタ35の突出した各リセットピン36をハンマ等で打って突出前の状態に戻すことを行う。このとき、減速機22のクラッチは、断絶(非接続)状態に操作されており、トルクリミッタ35の解除(再接続)後、当該クラッチを接続させることにより、原動機1の動力が軸系装置21を介して浚渫ポンプ11へ伝達される。
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、軸系装置21は、減速機22で減速させた原動機1の動力(回転力)を機械式トルクリミッタ35を介して浚渫ポンプ11に伝達する。これにより、浚渫ポンプ11で発生した撃力(過大な衝撃)が当該軸系装置21に入力されると、トルクリミッタ35が作動して動力伝達経路が断絶される、換言すると、トルクリミッタ35が撃力伝達経路を遮断する。よって、浚渫ポンプ11で発生した撃力が減速機22及び原動機1に伝達されることが阻止され、当該撃力から減速機22及び原動機1を保護することができる。
そして、既存の軸系装置は、安全装置に電磁接手を適用していたので、当該電磁接手への電力供給の必要があり、設備及びメンテナンスの煩雑化を招いていたが、本実施形態に係る軸系装置21のトルクリミッタ35は、機械式であるため電力供給の必要がなく、設備及びメンテナンスをシンプル化することができる。さらに、既存の軸系装置における電磁接手は、安全装置として機能する他、原動機1の動力を断続させるクラッチとしても機能し、浚渫ポンプ11の作動中は電力供給を継続させる必要があるため、電力消費量が増大する原因になっていたが、本実施形態では、湿式油圧多板クラッチを内蔵した減速機22を適用したので、消費電力量を抑えることができる。
また、既存の軸系装置は、電磁接手が断絶して浚渫作業が中断した場合、電磁接手に電力を再投入する必要があり、発電装置の操作等で復帰に時間を要していたが、本実施形態では、トルクリミッタ35が作動した場合、突出した各リセットピン36を押込むことで復帰させることが可能であり、既存の軸系装置と比較して、浚渫作業を迅速に再開させることができる。
さらに、既存の軸系装置に適用されていた重荷重対応の電磁接手では、概して断絶トルクを調節することができなかったが、本実施形態の軸系装置21に適用される機械式トルクリミッタ35は、概して断絶トルクを調整することができるので、例えば、浚渫ポンプ11のインペラ、減速機22等が換装された場合であっても、必要に応じて断続トルクを調整することができる。
また、本実施形態では、原動機1と減速機22とを可撓継手4を介して連結させたので、原動機1と減速機22との間の偏角、偏心、間隙を許容することが可能であり、例えば、製造時における原動機1と減速機22との位置合わせを能率化することができる。
また、本実施形態では、上下方向に2分割可能な中間軸受27、28により、当該軸系装置21に作用するラジアル荷重、及び船体トリム等により発生するギアカップリング18と減速機22との間のスラスト荷重を有利に受けることができる。
1 原動機、11 浚渫ポンプ、35 トルクリミッタ

Claims (4)

  1. ポンプ浚渫船に設置された原動機の動力を、トルクリミッタを介して浚渫ポンプに伝達させ、前記トルクリミッタは、作動時に突出されたリセットピンを突出前の状態に戻すことで断続状態から接続状態へ復帰する機械式トルクリミッタであることを特徴とする浚渫ポンプの軸系装置。
  2. 前記原動機の動力を減速させる減速機を備え、前記トルクリミッタは、前記減速機の出力軸に連結されることを特徴とする請求項1に記載の浚渫ポンプの軸系装置。
  3. 前記減速機は、入力軸と前記出力軸との間の動力の伝達を断続させるクラッチを備えることを特徴とする請求項2に記載の浚渫ポンプの軸系装置。
  4. 前記減速機は、可撓継手を介して前記原動機に連結されることを特徴とする請求項2又は3に記載の浚渫ポンプの軸系装置。
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