JP6831531B2 - 削り器 - Google Patents

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Description

本発明は、ペンシルの先端部を削る削り器に関する。
従来からペンシルの先端部を削る削り器としては種々のものが知られている。例えば実開平1−158196号公報には、製図用の鉛筆を研磨する研磨器が記載されている。この研磨器は、外側筐体と、外側筐体に対して移動可能とされた内側筐体と、外側筐体に貫通して形成された鉛筆差込み孔と、内側筐体の鉛筆差込み孔の対向箇所に位置するカッターとを備えている。
この研磨器では、鉛筆差込み孔に鉛筆の先端部を挿入し、この鉛筆を回転させることにより、カッターで鉛筆の木の部分を削ることが可能となっている。また、この研磨器は、上記の鉛筆差込み孔とは別に設けられた鉛筆挿入孔と、内側筐体の内部に配置された研磨ユニットとを備える。鉛筆挿入孔に挿入された鉛筆が研磨ユニットの2個の研磨片に当てられることにより、鉛筆の芯先が所定の芯厚となるように研磨される。
また、図14(a)及び図14(b)に示されるように、先端部101の芯102及び木部103の両方が平面状に削られたペンシル100が知られている。このペンシル100の形状は、薙刀状とも称される。ペンシル100において、先端部101には複数の平面部が形成されている。すなわち、先端部101は扁平な形状とされている。
このペンシル100では、先端部101において芯102が線状に形成されるため、芯102の細い部分102aを使って細かい描写を行うことが可能となっている。また、ペンシル100では、木部103が先端側に長く延びる部分103aを複数有するため、芯102が折れにくくすることを可能としている。このペンシル100は、カッターを手で持って、径方向の一方側からカッターでペンシル100を平面状に削ると共に、上記一方側の反対側からカッターでペンシル100を平面状に削ることによって製作される。
実開平1−158196号公報
前述したように、複数の平面部が先端部101に形成されたペンシル100は、人がカッターを手で持ち、径方向の一方側及び反対側からカッターで削ることによって製作される。このように、ペンシル100は人手で削られて製作されるので、時間がかかり容易にペンシル100を製作することができていないという現状がある。
また、ペンシル100は、人手で製作されるので、ペンシル100を製作する製作者が熟練しているか否か等によって、製作されたペンシル100の品質にばらつきが生じる。例えば、未熟な製作者がペンシル100を製作する場合には、削っている途中で芯102が折れたり、上手くペンシル100を削れなかったりする問題が生じうる。
本発明は、平面部が先端部に形成されたペンシルを容易に製作することができると共に、ペンシルの品質のばらつきを抑えることができる削り器を提供することを目的とする。
本発明に係る削り器は、ペンシルの先端部を削る削り器であって、ペンシルの先端部が前方に向けて挿入される本体と、本体の内部に設置された刃部と、挿入されたペンシルに当接し、ペンシルの先端部以外の箇所を刃部の刃先から離間させる当接部と、を備え、刃部は、本体に挿入されたペンシルから見て下方に位置するように位置決めがなされた状態で本体に固定され、当接部は、刃部の刃先よりも前方且つ上方に位置しており、本体には、ペンシルの先端部が挿入されると共に、挿入されたペンシルの先端部を刃部に案内するガイド穴が形成されており、ペンシルは、ガイド穴で軸線方向に摺動し、刃部は、軸線方向に対して傾斜する平面に沿って、ガイド穴で摺動するペンシルの先端部を削る。
この削り器では、本体の内部に挿入されるペンシルは、本体に形成されたガイド穴により刃部に案内される。ガイド穴によって案内されたペンシルの先端部は刃部の刃先に到達し、この刃先はペンシルの先端部に当接してペンシルの先端部を削る。ペンシルはガイド穴で軸線方向に摺動し、刃部は軸線方向に対して傾斜する平面に沿って先端部を削るので、ペンシルの先端部には、上記平面に沿うと共に軸線方向に対して傾斜した平面部が形成される。よって、ペンシルの先端部をガイド穴に挿入することによって平面部が形成されたペンシルを速やかに製作することができるので、この種のペンシルを容易に製作することができる。また、製作者が手に持ったカッターでペンシルを削る手間を低減させることができるので、ペンシルの品質のばらつきを抑えることができる。
また、当接部がペンシルに当接することによって、刃部の刃先がペンシルの先端部以外の箇所に当接するのを抑制することができる。従って、ペンシルの先端部以外の箇所が削れるのを抑制することができる。
また、本体は、刃部が固定された固定部材と、固定部材を収容すると共にガイド穴が形成されたカバーとを含んでもよい。この場合、ガイド穴によってペンシルの先端部を刃部に案内すると共に、ペンシルの先端部を固定された刃部に当接させる。刃部は固定部材に固定されているので、先端部をより確実に刃部に当接させることができる。すなわち、刃部の位置を安定させることができ、ペンシルの先端部をより確実に刃部に当接させることができるので、ペンシルの先端部をよりスムーズに削ることができる。
また、刃部は、刃先から延びる第1の面と、第1の面に対して鋭角を成しており第1の面よりも面積が小さい第2の面とを有し、刃部は、第2の面がペンシルの反対側を向くように設置されていてもよい。この場合、刃部の刃先の鋭角部分がペンシル側に向けられるので、刃先をペンシルに入りやすくすることができる。従って、刃先の鋭角部分がペンシルの反対側に向けられる場合と比較して、ペンシルの先端部をよりスムーズに削ることができる。
また、ペンシルは、芯と、芯を被覆する被覆部とを有し、刃部は、挿入されたペンシルの芯及び被覆部を共に削ってもよい。この場合、刃部にペンシルの先端部を当接させることによって、芯及び被覆部を共に削ることができる。よって、ペンシルの先端部を効率よく削ることができる。
また、ガイド穴は、刃部の反対側でペンシルの外周に沿う形状とされた第1の内周部と、刃部側に位置しており第1の内周部から広がる形状を成す第2の内周部とを有してもよい。この場合、刃部の反対側でペンシルの外周に沿う形状とされた第1の内周部を備えることにより、ガイド穴に挿入されたペンシルの径方向への移動を規制することができる。従って、ガイド穴にペンシルを安定させた状態で挿入できるので、ペンシルの先端部をスムーズに削ることができる。また、刃部側に位置しており第1の内周部に対して広がる形状とされた第2の内周部を備えることにより、ガイド穴に挿入されたペンシルの位置が軸線方向から傾いたとしても、ペンシルがガイド穴の壁面に当接するのを抑制できる。すなわち、ガイド穴の内周の全てがペンシルの外周に沿う形状とされた場合には、ペンシルを挿入したときにペンシルがガイド穴の壁面に当接することがあり効率よくペンシルを削れない場合がある。これに対し、前述したように、拡張された第2の内周部を備える場合には、ペンシルが傾いてもペンシルをガイド穴の壁面に当接しにくくすることができる。よって、ガイド穴へのペンシルの挿入を一層スムーズに行うことができるので、ペンシルを一層効率よく削ることができる。
本発明によれば、平面部が先端部に形成されたペンシルを容易に製作することができると共に、ペンシルの品質のばらつきを抑えることができる。
実施形態に係る削り器及びペンシルを示す斜視図である。 (a)は、図1の削り器及びペンシルを示す平面図である。(b)は、図1の削り器及びペンシルを示す側面図である。 図2(a)のA−A線断面図である。 (a)は、図1の削り器のカバーを示す正面図である。(b)は、図2(a)のカバーのB−B線断面図である。 図4のカバーのガイド穴を示す正面図である。 (a)は、図1の削り器の固定部材を示す平面図である。(b)は、図6(a)のC−C線断面図である。 (a)は、図6(b)のD−D線断面図である。(b)は、図6(b)のE−E線断面図である。 図1の削り器の分解斜視図である。 図3の削り器の刃部、当接部、及びガイド穴を拡大させた断面図である。 図9の刃部を更に拡大させた断面図である。 (a)は、ペンシルを刃部で削り始める状態を示す斜視図である。(b)は、ペンシルを刃部で削っている状態を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、薙刀形状を備えたアイブロー用のペンシルを示す側面図である。 (a)は、平面切削面が形成されて描画材の鋭角部を備えたペンシルの先端部を示す斜視図である。(b)は、(a)のペンシルを示す側面図である。 (a)は、薙刀状のペンシルを示す斜視図である。(b)は、(a)のペンシルを示す正面図である。
以下、本発明に係る削り器の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る削り器とペンシルを示す斜視図である。図2(a)は、図1の削り器とペンシルを示す平面図である。図2(b)は、図1の削り器とペンシルを示す側面図である。図3は、図2(a)のA−A線断面図である。図1〜図3に示されるように、本実施形態に係る削り器1は、ペンシルPを削るときに用いられる。
ペンシルPは、全体形状が細長い棒状を成しており、丸棒状とされている。本実施形態において、ペンシルPは、削り器1によって薙刀状に削られる。ここで、薙刀状とは、ペンシルPの軸線方向(ペンシルPの長手方向)に対して傾斜する平面に沿って削られたペンシルPの形状を示している。すなわち、ペンシルPの先端部P3には、軸線方向に対して傾斜する複数の平面部が形成されており、先端部P3は扁平状とされている。本実施形態において、平面部は、ペンシルPの先端に向かうに従ってペンシルPの径方向内側に傾斜する平面を示している。
ペンシルPは、描画される芯P1と、芯P1を覆う被覆部P2とを含んでいる。被覆部P2は、典型的には、インセンスシダー等の木部であるが、例えば合成樹脂混合材等、木部以外の材料で構成されていてもよい。ペンシルPには、鉛筆、筆記具、描画材、化粧鉛筆、及び製図用鉛筆等が含まれる。化粧鉛筆としては、アイライナー、アイブロウ、リップライナー及びハイライト等が含まれる。削り器1は、ペンシルPが挿入されるカバー2、及びカバー2に収容される固定部材4、を含む本体1Aと、カバー2の内部で固定部材4に固定される刃部3と、を備えている。
以下では、各図の矢印に示されるように、削り器1にペンシルPを挿入する方向を前方向、削り器1からペンシルPを引く方向を後方向、カバー2に挿入されたペンシルPから見て刃部3及び固定部材4が設けられる方向を下方向、その反対方向を上方向とする。また、前後方向及び上下方向の両方に垂直な方向を左右方向として説明する。なお、これらの方向は、単なる説明の便宜上のものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
削り器1の本体1Aに対しては、ペンシルPの先端部P3が前後方向に挿通される。前後方向は、ペンシルPの軸線方向、ペンシルPの長手方向、及びペンシルPの延在方向に一致する。また、「軸線」とは、ペンシルPの前後に延びる中心線を示しており、「軸線方向」とは、前後方向であって且つ軸線に沿った方向を示している。
図4(a)は、後側から見たカバー2の正面図である。図4(b)は、図2(a)のカバー2のB−B線断面図である。図3及び図4に示されるように、カバー2は、略直方体状を呈する。カバー2は、透明のAS(SAN)樹脂によって構成されている。このようにカバー2として透明の材料が用いられることにより、カバー2の内部に挿入されたペンシルPが削られている状態、及びペンシルPの削り屑の状態を視認することが可能である。更に、カバー2の内側の刃部3を視認して、刃部3に対するペンシルPの当たり具合を調整することが可能であり、削られる先端部P3の形状を適宜変更することも可能である。また、カバー2は左右対称の形状とされている。
カバー2は、その下部に矩形状の開口2aを備える。また、カバー2は、前部2bと、上部2cと、後部2dと、右側部2eと、左側部2fとを外観構成として具備しており、開口2aからカバー2の内部に固定部材4が収容される。前部2b、上部2c、後部2d、右側部2e及び左側部2fは、いずれも板状とされている。
前部2bは、左右方向に長く延びる長方形状とされている。前部2bは、左右方向の中央であって且つ下端の位置にU字状の凹部2gを備えており、この凹部2gは、固定部材4に対するカバー2の前後位置を逆にした状態で組み込まれることを防止するために設けられる。上部2cは、左右方向に長く延びる長方形状とされている。
図2〜図4に示されるように、上部2cは、左右方向の中央において前後方向に直線状に延びる突出部2hを備えており、突出部2hには、ペンシルPの挿入方向を示す矢印2zが形成されている。矢印2zは、例えば、突出部2hにおいて窪む凹状とされている。突出部2hの下側には、ペンシルPが通されるガイド穴2jが形成されている。ガイド穴2jは、後部2dから前部2bまで貫通するように形成されている。
前部2bの左右方向の中央であって且つ上側の位置にガイド穴2jの一端が設けられており、後部2dの左右方向の中央であって且つ上側の位置にガイド穴2jの他端が設けられている。ガイド穴2jについては、後に詳述する。また、上部2cは、突出部2hの左右方向両端側に一対の貫通孔2kを有する。各貫通孔2kは、前後方向に延びる縦長の長円状とされている。通常はペンシルPの削り屑は下方に排出されるが、これらの貫通孔2kによって、固定部材4の上部4dに残ったペンシルPの削り屑を排出することが可能である。
後部2dは、左右方向に長く延びる長方形状とされており、前部2bと平行に延在する。後部2dは、ガイド穴2jの下側において後方に突出する突出部2mを備えている。突出部2mは、ガイド穴2jから後方に引かれたペンシルPがガイド穴2jから抜けて落下するのを阻止するために設けられる。後方から見たときに、突出部2mは、その左右両端側が上方に湾曲する湾曲部2nを左右一対に備える。これらの湾曲部2nにより、後方から見たときの突出部2mの形状は緩やかに湾曲したU字状とされている。このように突出部2mの形状がU字状とされていることにより、ガイド穴2jから抜けたペンシルPを左右方向中央に寄せることが可能となる。ペンシルPを左右方向中央に寄せることにより、ガイド穴2jから安定してペンシルPを引き抜くことが可能である。
左側部2fは、長方形状を呈する。左側部2fは、カバー2を固定部材4に固定するネジN1がねじ込まれる孔部2pを有する。孔部2pは、左側部2fの前後方向中央であって且つ下寄りの位置に設けられる。なお、右側部2eの形状及び構造は、左側部2fの形状及び構造と同一であるため説明を省略する。
図5は、ガイド穴2jを前後方向に沿って見た図である。図5に示されるように、ガイド穴2jは、ガイド穴2jの上側に位置してペンシルPの外周に沿うように湾曲する第1の内周部2j1と、ガイド穴2jの下側に位置しており第1の内周部2j1から左右両端側に拡張された形状を成す第2の内周部2j2とを有する。前後方向から見たときの第1の内周部2j1の形状は、円弧状とされており、半円状を成している。
第2の内周部2j2は、第1の内周部2j1との接続部分から左右両端側に湾曲し左右両端側に回転中心を有する円弧状の第1の湾曲部2j3と、第1の湾曲部2j3の左右両端から延びると共に左右方向中央側に回転中心を有する半円状の第2の湾曲部2j4と、左右一対の第2の湾曲部2j4の下端同士を接続する直線部2j5とを有する。
ペンシルPの外径(直径)は7.65mmであり、第1の内周部2j1の直径は7.90mmである。ガイド穴2jの中心Oから直線部2j5までの距離H1は5.75mmである。第2の湾曲部2j4の曲率半径rは1.69mmである。また、第2の湾曲部2j4の左右両端側の端部T2間の距離H2は12.00mmである。
ガイド穴2jの第1の内周部2j1及び第2の内周部2j2の各寸法を上記のようにすることにより、第1の内周部2j1の円弧部分に沿ってペンシルPをガイドすると共に、第2の内周部2j2が広がる形状とされていることによりペンシルPがガイド穴2jの内壁に当接するのを抑制することが可能である。
図6(a)は、固定部材4を示す平面図である。図6(b)は、図6(a)のC−C線断面図である。図7(a)は、図6(b)のD−D線断面図である。図7(b)は、図6(b)のE−E線断面図である。図6及び図7に示されるように、固定部材4は、上面が傾斜した直方体状を呈する。固定部材4は、着色されたABS樹脂によって構成されており、左右対称の形状とされている。
固定部材4は、その下部に矩形状の開口4aと、開口4aの外縁において固定部材4の外側に拡張された矩形状の拡張部4bとを備える。また、固定部材4は、前部4cと、上部4dと、後部4eと、右側部4fと、左側部4tとを外観構成として備えている。開口4aの内側にはペンシルPの削り屑が貯留される。
前部4cは左右方向に長く延びる長方形状とされており、後部4eは前部4cに平行に延びる長方形状とされている。前部4cは、左右方向の中央であって且つ下端の位置にU字状の凸部4wを備えており、この凸部4wは、カバー2の凹部2gに嵌め込まれる。凸部4wが凹部2gに嵌め込まれることによって、固定部材4に対するカバー2の位置決めがなされる。
固定部材4の下端の拡張部4bに対する前部4cの高さ(上下方向の長さ)は、拡張部4bに対する後部4eの高さよりも高い。上部4dは、前部4cの上端から後部4eの上端に向かって斜め下方に傾斜している。前後方向に対する上部4dの傾斜角度は、例えば8.5°以上且つ10.5°以下である。但し、上部4dの傾斜角度は、ペンシルPの径によって適宜変更可能である。
図3に示されるように、上部4dの傾斜角度は、カバー2の突出部2mの上面の傾斜角度に近い値とされており、上部4d及び突出部2mの上面は連続するように配置されている。このように上部4dと突出部2mの上面とが滑らかに連続することにより、ガイド穴2jからペンシルPをがたつき無く引くことが可能である。よって、ガイド穴2jに対するペンシルPの挿抜をスムーズに行ってペンシルPを効率よく削ることが可能である。
図6及び図7に示されるように、固定部材4の上部4dは、その左右方向中央部に、刃部3を位置決めして組み込む凹状の組み込み部4gを備える。組み込み部4gは、刃部3に倣う形状となっており、この凹状の組み込み部4gに刃部3が組み込まれることによって刃部3の位置決めがなされる。
組み込み部4gは、外形が矩形状を成す底面4g1を有する。底面4g1は、上部4dの上面と共に傾斜している。底面4g1には、刃部3を固定部材4に固定させるネジN2(図8参照)がねじ込まれる一対のネジ穴4g2が形成されている。このように、底面4g1には、予めネジ穴4g2が設けられていてもよいし、最初は単に穴だけ設けられており、ネジN2のねじ込みでネジ穴4g2を形成してもよい。底面4g1の前側且つ左右方向中央側には、上下方向に貫通する貫通孔4hが形成されており、この貫通孔4hは、左右方向に長く延びる長方形状とされている。貫通孔4hは、ペンシルPの削り屑を下方に通すために設けられる。
貫通孔4hの前側には、ペンシルPが当接する当接部4jが設けられている。当接部4jの高さは、前部4cの上端の高さと同一とされており、組み込み部4gに組み込まれる刃部3よりも高い位置とされる。当接部4jは、上部4dの他の部分のように傾斜しておらず、前後方向及び左右方向に延在している。
当接部4jの後側(貫通孔4h側)は下方に湾曲した湾曲部4kとされている。湾曲部4kにより、当接部4jから離間したペンシルPの引っ掛かりを抑制することが可能である。湾曲部4kは、例えば円弧状に湾曲している。また、組み込み部4gの後側であって且つ左右方向両端側には、左右一対に貫通孔4mが形成されている。各貫通孔4mは、左右方向に長く延びる長円状とされている。この貫通孔4mは、固定部材4の上部4dに残った削り屑を下方に排出することができる。
上部4dの内側部4pには、組み込み部4gの形状に倣う段差部4nが形成されており、この段差部4nにより、組み込み部4gの部分の固定部材4の厚さが均一とされている。また、内側部4pには、ネジ穴4g2が形成されると共に固定部材4の内側に突出する左右一対の突出部4qと、固定部材4の内側に突出すると共に左右方向に延びる複数の第1のリブ4rと、固定部材4の前端且つ上端で下方に突出すると共に前方に向かって湾曲する複数の第2のリブ4sと、が形成されている。
複数の第1のリブ4rは、前後方向に並んで配置されている。例えば、4本の第1のリブ4rは等間隔に並ぶように配置されている。前側から2番目の第1のリブ4rは、他の第1のリブ4rと比較して下方に長く突出している。また、複数の第2のリブ4sは、左右方向に並んで配置されている。
例えば、7本の第2のリブ4sは等間隔に並ぶように配置されており、7本の第2のリブ4sの形状及び大きさは互いに同一とされている。複数の第1のリブ4rが設けられることにより固定部材4の補強がなされている。また、長く突出する第1のリブ4rと第2のリブ4sにより、下から貫通孔4hへの指の侵入を防止することが可能である。
固定部材4の右側部4fは、前側から後側に向かって下方に傾斜する脚部を備えた台形状を呈する。右側部4fは、カバー2の孔部2pを介してネジN1(図8参照)がねじ込まれるネジ穴4vを有する。このように、右側部4fには、予めネジ穴4vが設けられていてもよいし、最初は単に穴だけ設けられており、ネジN1のねじ込みでネジ穴4vを形成してもよい。ネジ穴4vは、右側部4fの中央付近に設けられる。また、左側部4tの形状及び構造は、右側部4fの形状及び構造と同一であるため説明を省略する。
図8は、削り器1の分解斜視図である。図9は、図3のガイド穴2jを拡大した断面図である。前述したように、刃部3は、固定部材4の組み込み部4gに組み込まれて固定部材4に固定される。図8及び図9に示されるように、刃部3は、左右方向に長く延びる板状とされており、左右方向に延びる鋭利な刃先3aを備える。
また、刃部3は、刃先3aから延びる第1の面3bと、第1の面3bに対して鋭角を成しており第1の面3bよりも面積が小さい第2の面3cと、第1の面3bに平行に延びる第3の面3dと、第1の面3b及び第3の面3dの間で第1の面3b及び第3の面3dに対して垂直に延びる第4の面3eとを有する。
刃部3は、刃先3aが前方を向くと共に、面積が大きい第1の面3bが上に向けられた状態で組み込み部4gに固定される。また、組み込み部4gに固定された状態において、刃部3は、後方に向かうに従って下方に傾斜している。すなわち、刃部3は、ペンシルPの軸線方向に対して鋭角(例えば8.5°以上且つ10.5°以下の角度)を成す方向に下方に傾斜している。
また、刃部3は、ネジN2を挿通させる貫通孔3fを左右一対に有する。刃部3は、組み込み部4gに組み込まれた状態において、各貫通孔3fにネジN2が挿入される。そして、ネジN2が組み込み部4gのネジ穴4g2に螺合される。これにより、刃先3aが組み込み部4gから前方に突出し、且つ刃部3が後方に向かうに従って下方に傾斜した状態で固定される。
以上のように構成される削り器1の組立方法について説明する。まず、固定部材4に刃部3を固定する。具体的には、固定部材4の組み込み部4gに刃部3を組み込み、刃部3の貫通孔3f及び固定部材4のネジ穴4g2に上方からネジN2を挿入し、ネジN2をネジ穴4g2にねじ込んで刃部3を固定部材4に固定させる。
続いて、固定部材4の上からカバー2を被せて、固定部材4をカバー2に収容する。具体的には、カバー2の凹部2gの向きに固定部材4の凸部4wの向きを合わせて固定部材4及びカバー2の前後の向きを合わせる。そして、カバー2の開口2aを下に向けた状態で固定部材4の上方にカバー2を配置し、カバー2を固定部材4に降ろしてカバー2の開口2aの外側部を固定部材4の拡張部4bの上に乗せる。この状態で左右両端側からネジN1をカバー2の孔部2p及び固定部材4のネジ穴4vに挿入し、ネジ穴4vにネジN1を螺合することによって固定部材4にカバー2を固定する。以上のように削り器1の組み立てを容易に行うことが可能である。また、ネジN1を使用しないで、固定部材4にカバー2を強制圧入して固定したり、又は、スナップフィットにより固定部材4に対してカバー2を脱着自在に組み込むことも可能である。
次に、ペンシルPを削るときにおける削り器1の各部の動作について説明する。まず、カバー2の開口2a及び固定部材4の開口4aを下に向けた状態として削り器1を配置する。そして、例えば削り器1を片手で押さえた状態として、図2及び図3に示されるように、削り器1に対し外からカバー2のガイド穴2jにペンシルPを挿入する。ペンシルPを挿入してペンシルPの先端部P3が外方に突出した状態からペンシルPを後方に引くときに、刃部3によってペンシルPが削られる。
しかしながら、図9及び図10に示されるように、固定部材4の当接部4jが刃部3の刃先3aよりも前方且つ上方に位置しているため、前後方向に平行に延びるペンシルPの側面部P4には当接部4jが当接し、刃先3aは側面部P4に当接しない。従って、ペンシルPを後方に引いても側面部P4が削られることはない。なお、側面部P4は、先端部P3以外の部分を示している。
これに対し、ペンシルPの先端部P3については、ペンシルPが後方に引かれるときに当接部4jよりも後方に位置して当接部4jに当接しないので、刃先3aが先端部P3に当接する。従って、ペンシルPが後方に引かれると、刃先3aが先端部P3の径方向一方側に入り込む。
そして、図11(a)及び図11(b)に示されるように、ペンシルPを後方に引くと、刃先3aは、ペンシルPに対して相対的に前方且つペンシルPの径方向内側に移動する。このとき、刃先3aは、軸線方向に対して鋭角を成して傾斜する方向に直線的に移動する。よって、刃先3aは、ペンシルPに入り込みながらペンシルPに対して相対的に前方且つ上方に向かってペンシルPの芯P1及び被覆部P2を共に平面的に削る。
以上のように、刃部3は、ペンシルPの軸線方向に対して傾斜する平面に沿ってペンシルPの先端部P3を削る。すなわち、ペンシルPは、径方向一方側に傾斜した平面部を有する形状に削られる。そして、ペンシルPの上下を逆にして再度ガイド穴2jへのペンシルPの挿抜を行うと、ペンシルPは、径方向一方側及び径方向他方側のそれぞれに傾斜した平面部を有する薙刀状に削られる。このように、ペンシルPを薙刀状に削った後には、ペンシルPの製作者がカッター等で先端部P3の形状が所望の形状となるように最終仕上げする。この最終仕上げでは、例えば図12(a)及び図12(b)に示されるように、アイブロー用に最適な薙刀形状を備えたペンシルPを容易に製作することができる。
また、前述とは異なる形状にペンシルPを削ることも可能である。例えば、ペンシルPを回転させながら刃部3へのペンシルPの当接を調整することにより、ペンシルPを図13(a)及び図13(b)に示される形状に仕上げることも可能である。図13(a)及び図13(b)に示されるペンシルPは、複数の平面切削面P5(平面部)が設けられて芯P1に鋭角部が形成されている。よって、このペンシルPは、芯P1によって細い線を描きやすいアイブローの化粧用として用いることができ、このようなペンシルPの形状を容易に切削することができる。
次に、本実施形態に係る削り器1の作用効果について詳細に説明する。図3に示されるように、削り器1では、本体1Aの内部に挿入されるペンシルPは、本体1Aに形成されたガイド穴2jにより刃部3に案内される。ガイド穴2jによって案内されたペンシルPの先端部P3は刃部3に到達し、刃部3はペンシルPの先端部P3に当接してペンシルPの先端部P3を削る。ペンシルPはガイド穴2jで軸線方向に摺動し、刃部3は軸線方向に対して傾斜する平面に沿って先端部P3を削るので、ペンシルPの先端部P3には、上記平面に沿うと共に軸線方向に対して傾斜した平面部が形成される。
よって、ペンシルPの先端部P3をガイド穴2jに挿入することによって平面部が形成されたペンシルPを速やかに製作することができるので、この種のペンシルPを容易に製作することができる。また、製作者が手に持ったカッターでペンシルPを削る手間を低減させることができるので、ペンシルPの品質のばらつきを抑えることができる。
また、削り器1は、挿入されたペンシルPに当接し、ペンシルPの先端部P3以外の箇所(側面部P4)を刃部3の刃先3aから離間させる当接部4jを備えている。従って、当接部4jがペンシルPに当接することによって、刃部3の刃先3aがペンシルPの先端部P3以外の箇所に当接するのを抑制することができる。よって、ペンシルPの先端部P3以外の箇所が削れるのを抑制することができる。
また、本体1Aは、刃部3が固定された固定部材4と、固定部材4を収容すると共にガイド穴2jが形成されたカバー2とを含んでいる。従って、ガイド穴2jによってペンシルPの先端部P3を刃部3に案内すると共に、ペンシルPの先端部P3を固定された刃部3に当接させる。刃部3は固定部材4に固定されているので、先端部P3をより確実に刃部3に当接させることができる。
すなわち、刃部3の位置を安定させることができ、ペンシルPの先端部P3をより確実に刃部3に当接させることができるので、ペンシルPの先端部P3をよりスムーズに削ることができる。特に、ペンシルPがガイド穴2jに挿入された後に、ペンシルPが刃部3側(下側)に押さえつけられながら引かれる場合には、削られる量を多くすることができるので一層スムーズに先端部P3を削ることができる。
更に、本体1Aは、カバー2及び固定部材4の2部品で構成されているので、少ない部品点数でスムーズに先端部P3を削ることができる。また、ペンシルPの被覆部P2が木である場合、木の位置に応じて硬さ(切削強度)にばらつきがあることがある。このような場合でも、削り器1では、固定された刃部3でペンシルPを削ることにより、上記のばらつきを吸収して安定してペンシルPを削ることができる。
また、図10に示されるように、刃部3は、刃先3aから延びる第1の面3bと、第1の面3bに対して鋭角を成しており第1の面3bよりも面積が小さい第2の面3cとを有し、刃部3は、第2の面3cがペンシルPの反対側を向くように設置されている。よって、刃部3の刃先3aの鋭角部分がペンシルP側(上側)に向けられるので、刃先3aをペンシルPに入りやすくすることができる。従って、刃先3aの鋭角部分がペンシルPの反対側(下側)に向けられる場合と比較して、ペンシルPの先端部P3をよりスムーズに削ることができる。
また、ペンシルPは、芯P1と、芯P1を被覆する被覆部P2とを有し、刃部3は、挿入されたペンシルPの芯P1及び被覆部P2を共に削る。従って、刃部3にペンシルPの先端部P3を当接させることによって、芯P1及び被覆部P2を共に削ることができる。よって、ペンシルPの先端部P3を効率よく削ることができる。
また、図5に示されるように、ガイド穴2jは、刃部3の反対側(上側)でペンシルPの外周に沿う形状とされた第1の内周部2j1と、刃部3側(下側)に位置しており第1の内周部2j1から広がる形状を成す第2の内周部2j2とを有する。よって、刃部3の反対側でペンシルPの外周に沿う形状とされた第1の内周部2j1を備えることにより、ガイド穴2jに挿入されたペンシルPの径方向への移動を規制することができる。従って、ガイド穴2jにペンシルPを安定させた状態で挿入できるので、ペンシルPの先端部P3をスムーズに削ることができる。
また、刃部3側に位置しており第1の内周部2j1に対して広がる形状とされた第2の内周部2j2を備えることにより、ガイド穴2jに挿入されたペンシルPの位置が軸線方向から傾いたとしても、ペンシルPがガイド穴2jの壁面に当接するのを抑制できる。すなわち、ガイド穴の内周の全てがペンシルPの外周に沿う形状(例えば真円)とされた場合には、ペンシルPを挿入したときにペンシルPがガイド穴の壁面に当接することがあり効率よくペンシルPを削れない場合がある。
これに対し、前述したように、拡張された第2の内周部2j2を備える場合には、ペンシルPが傾いてもペンシルPをガイド穴2jの壁面に当接しにくくすることができる。よって、ガイド穴2jへのペンシルPの挿入を一層スムーズに行うことができるので、ペンシルPを一層効率よく削ることができる。
また、図6及び図7に示されるように、固定部材4は、その内側に突出する複数のリブ4r,4sを備えている。従って、固定部材4を補強することができると共に、固定部材4の刃部3が設置された部分(組み込み部4g)への指の侵入を阻止することができる。更に、組み込み部4gのペンシルPとの反対側(下側)には、ペンシルPの削り屑が貯留される開口4aが設けられる。よって、ペンシルPを削ってから削り器1が持ち上げられた後に開口4aに貯留されていた削り屑は集められた状態とされている。従って、その後の削り屑の処分を簡単に行うことができる。また、孔が開いた箱の上に削り器1を固定して自動的に箱の中に削り屑を収容することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、削り器1を構成する各部品の構成は、上記の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、略直方体状を呈するAS(SAN)樹脂製のカバー2について説明したが、カバーの形状、大きさ及び材料は適宜変更可能である。また、カバーの貫通孔の形状、大きさ及び個数についても適宜変更可能である。更に、固定部材の形状及び大きさについても、前述の固定部材4に限られず適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、削り器1の本体1Aが、カバー2と、カバー2とは別体の固定部材4とを備える例について説明した。しかしながら、削り器の本体において、カバー及び固定部材は別体でなくてもよく、削り器の本体を一体としてもよい。
また、前述の実施形態では、第1の面3b、第2の面3c、第3の面3d、及び第4の面3eを有する刃部3について説明したが、刃部の形状、大きさ、配置及び個数は適宜変更可能である。例えば、刃部は、2個以上設けられていてもよいし、左右又は前後に傾斜して設置されていてもよい。V字状の角を成す2つの平面を備える刃部、又は、2枚の刃部を所定の角度を成すように設置することにより、図13(a)及び図13(b)のペンシルPの形状を正確に短時間で形成することができる。
また、前述の実施形態では、刃部3が後方に向かうに従って斜め下方に延びており、前方を向く刃先3aが後方に引かれるペンシルPを削る削り器1について説明した。しかしながら、削り器は、後方を向く刃先が前方に押されるペンシルPを削るものであってもよい。
また、前述の実施形態では、丸棒状のペンシルPについて説明した。しかしながら、ペンシルの形状、大きさ及び用途は適宜変更可能である。すなわち、長手方向に直交する方向に延びる断面で切断したときのペンシルの断面形状は、円形に限られず、楕円、長円、三角形、四角形、五角形、六角形、その他の多角形等であってもよい。更に、ペンシルの芯及び被覆部の形状、大きさ及び材料も適宜変更可能である。このように、本発明に係る削り器は、様々な種類のペンシルを削ることができる。
1…削り器、1A…本体、2…カバー、2j…ガイド穴、2j1…第1の内周部、2j2…第2の内周部、3…刃部、3a…刃先、3b…第1の面、3c…第2の面、4…固定部材、4j…当接部、P…ペンシル、P1…芯、P2…被覆部、P3…先端部、P4…側面部。

Claims (5)

  1. ペンシルの先端部を削る削り器であって、
    前記ペンシルの先端部が前方に向けて挿入される本体と、
    前記本体の内部に設置された刃部と、
    挿入された前記ペンシルに当接し、前記ペンシルの先端部以外の箇所を前記刃部の刃先から離間させる当接部と、
    を備え、
    前記刃部は、前記本体に挿入された前記ペンシルから見て下方に位置するように位置決めがなされた状態で前記本体に固定され、
    前記当接部は、前記刃部の刃先よりも前方且つ上方に位置しており、
    前記本体には、前記ペンシルの先端部が挿入されると共に、挿入された前記ペンシルの先端部を前記刃部に案内するガイド穴が形成されており、
    前記ペンシルは、前記ガイド穴で軸線方向に摺動し、
    前記刃部は、前記軸線方向に対して傾斜する平面に沿って、前記ガイド穴で摺動する前記ペンシルの先端部を削る、
    削り器。
  2. 前記本体は、前記刃部が固定された固定部材と、前記固定部材を収容すると共に前記ガイド穴が形成されたカバーとを含む、
    請求項に記載の削り器。
  3. 前記刃部は、刃先から延びる第1の面と、前記第1の面に対して鋭角を成しており前記第1の面よりも面積が小さい第2の面とを有し、
    前記刃部は、前記第2の面が前記ペンシルの反対側を向くように設置されている、
    請求項1又は2に記載の削り器。
  4. 前記ペンシルは、芯と、前記芯を被覆する被覆部とを有し、
    前記刃部は、挿入された前記ペンシルの前記芯及び前記被覆部を共に削る、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の削り器。
  5. 前記ガイド穴は、前記刃部の反対側で前記ペンシルの外周に沿う形状とされた第1の内周部と、前記刃部側に位置しており前記第1の内周部から広がる形状を成す第2の内周部とを有する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の削り器。
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