JP7171028B2 - 鉛筆削り器 - Google Patents

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Description

この発明は、削り具合を容易に調整できる鉛筆削り器に関する。
従来、手動で鉛筆を回転させて鉛筆を削る鉛筆削り器が使用されている(例えば特許文献1参照)。こうした鉛筆削り器は、鉛筆の先端を挿入可能な円錐状の孔を備え、この孔の内部に削り刃が設けられている。鉛筆を削るときには、鉛筆削り器の孔に鉛筆の先端を挿入し、鉛筆を押し付けながら回転させることで、削り刃によって木と芯とが削られる。
特開2016-34706号公報
しかしながら、上記したような従来の鉛筆削り器では、鉛筆の削り具合を確かめるためには、鉛筆削り器から一度鉛筆を抜いて先端を確認する必要があった。このため、削り過ぎないようにするためには何度も鉛筆を抜いて確認しなければならず、作業が面倒であった。また、確認しながら作業をしても、微調整が困難であるため、必ずしも希望した通りの削り具合にならないという問題があった。
そこで、本発明は、鉛筆削り器から鉛筆を抜かなくても鉛筆の削り具合を細かく調整することができる鉛筆削り器を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、挿入した鉛筆を回転させることにより手動で鉛筆を削ることができる鉛筆削り部を備えた本体部と、前記本体部から落下してくる鉛筆の削りかすを収容するダストボックスと、を備え、前記鉛筆削り部は、鉛筆の先端を水平に挿入可能なテーパ状の鉛筆挿入穴と、前記鉛筆挿入穴に挿入された鉛筆の先端を削る削り刃と、を備え、前記本体部は、前記削り刃が前記鉛筆挿入穴の下側に配置されるように前記ダストボックスに組み付けられるとともに、前記鉛筆挿入穴の上側は、前記鉛筆挿入穴に挿入した鉛筆を上方から視認できるように透明な材料で形成されていることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、鉛筆挿入穴の上側は、鉛筆挿入穴に挿入した鉛筆を上方から視認できるように透明な材料で形成されている。このような構成によれば、鉛筆削り器から鉛筆を抜かなくても、鉛筆の削り具合を上方から見て確認することができるので、鉛筆の削り具合を細かく調整することができる。そして、本体部は、削り刃が鉛筆挿入穴の下側に配置されるようにダストボックスに組み付けられているため、鉛筆を削った削りかすはそのままダストボックスに落下するようになっている。このため、削りかすが鉛筆の上にたまって視認性を損なうこともない。
また、本体部の周囲を覆うように着脱可能な蓋部を備え、蓋部の周壁には、各面ごとに大きさの異なる支持孔が貫通形成されており、蓋部を本体部に取り付ける向きを変えることで、鉛筆挿入穴に臨む支持孔の大きさを変更可能としてもよい。このように構成すれば、支持孔によって鉛筆が支持されるので、安定して削ることができ、鉛筆が傾くことで芯が折れてしまう問題を防止することができる。また、鉛筆の太さによって支持孔の大きさを変えることができるので、様々な太さの鉛筆を安定して削ることができる。
また、蓋部を所定の方向で本体部に取り付けることで、蓋部の周壁によって鉛筆挿入穴を塞ぐことが可能としてもよい。このように構成すれば、持ち運び時などに鉛筆挿入穴を塞ぐことができるので、削りかすがこぼれない。
また、鉛筆削り部は、円錐台状の鉛筆挿入穴と、この円錐台状の鉛筆挿入穴の母線に沿って配置された削り刃と、を備え、先端が筒状となるように鉛筆を削ることができるようにしてもよい。このように構成すれば、削り刃によって鉛筆の木のみを筒状に削ることができる。そして、鉛筆の木のみを筒状に削った後に、筒状の部分を削って芯を出すようにすればよい。すなわち、まずは硬い木のみを削り、その後に、柔らかい芯を削るという2段階の鉛筆削りを実現することができる。このように2段階で鉛筆を削るようにすれば、硬い木を削るときに力を入れ過ぎて鉛筆が傾いたとしても、鉛筆の先端に芯が露出していないので芯が折れてしまうことを防止できる。また、柔らかい芯を削るときには、力を入れる必要がなく、鉛筆の先端に大きな負荷がかかることもないので、芯折れが生じにくい。
なお、上記したように先端が筒状となるように鉛筆を削るときには、筒状部の長さを使用者が自由に決めることができるので、どの程度まで鉛筆を削るかを使用者が判断する必要がある。本発明によれば、鉛筆の削り具合を上方から見て確認することができるので、鉛筆をどこまで削るのかを容易に判断することができる。
また、本体部は、削り刃の長さが異なる複数の鉛筆削り部を備えるようにしてもよい。このような構成によれば、上記したような2段階の鉛筆削りを1つの鉛筆削り器を使用して行うことができる。
鉛筆削り器の外観斜視図である。 鉛筆削り器の分解斜視図である。 削りユニットの外観斜視図である。 第1の鉛筆削り部を説明する図であって、(a)鉛筆挿入前の第1の鉛筆削り部の内部を示す図、(b)鉛筆を削った後の第1の鉛筆削り部の内部を示す図、(c)第1の鉛筆削り部で削られた鉛筆の先端を示す図である。 第2の鉛筆削り部を説明する図であって、(a)鉛筆挿入前の第2の鉛筆削り部の内部を示す図、(b)鉛筆を削った後の第2の鉛筆削り部の内部を示す図、(c)第2の鉛筆削り部で削られた鉛筆の先端を示す図である。 (a)鉛筆削り器の平面図、(b)A-A線断面図、(b)B-B線断面図である。 鉛筆削り器の使用状態を示す平面図であって、(a)鉛筆挿入前の図、(b)第1の鉛筆削り部で鉛筆を削り始めた状態の図、(c)(b)から更に鉛筆を削った状態の図、(d)(c)から更に鉛筆を削った状態の図である。 (a)蓋部の平面図、(b)蓋部の右側面図、(c)蓋部の正面図、(d)蓋部の左側面図、(c)蓋部の背面図である。 本体部に蓋部を被せる様子を示す図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る鉛筆削り器10は、鉛筆50を削って先を尖らせるためのものであり、図1および図2に示すように、本体部20と、ダストボックス40と、蓋部11と、を備えている。
本体部20は、鉛筆削り器10に内蔵される部品であり、挿入した鉛筆50を回転させることにより手動で鉛筆50を削ることができる鉛筆削り部を備えている。この本体部20は、図2に示すように、削りユニット30と、保持台21と、から構成されている。
削りユニット30は、鉛筆削り部を構成するパーツである。この削りユニット30は、図3に示すように、第1の鉛筆削り部31と第2の鉛筆削り部36との2種類の鉛筆削り部を備えている。本実施形態においては、まず第1の鉛筆削り部31で鉛筆50を削り、その後、第2の鉛筆削り部36で鉛筆50を削ることにより、2段階で鉛筆50を削ることができる。
第1の鉛筆削り部31は、鉛筆50の先端を筒状に削るためのものである。この第1の鉛筆削り部31は、図4(a)に示すように、鉛筆50の先端を水平に挿入可能なテーパ状(円錐台状)の第1鉛筆挿入穴33と、第1鉛筆挿入穴33に挿入された鉛筆50の先端を削る第1削り刃34と、第1鉛筆挿入穴33の奥に連続するように半円筒状に形成されたガイド部35と、を備える。
第1鉛筆挿入穴33は、内面によって略円錐台形状が形成された空洞であり、削りユニット30の側方に開口する第1挿入口32に連続して形成されている。この第1鉛筆挿入穴33は、手前から奥に行くに従って次第に縮径するように形成されており、最奥部の直径(最小径)が、後述するガイド部35と等しくなるように形成されている。
第1削り刃34は、鉛筆50の側面をテーパ状に削るためのものであり、円錐台状の第1鉛筆挿入穴33の母線に沿って設けられている。第1削り刃34の刃先は、第1鉛筆挿入穴33の内面よりも少しだけ内側に突出しており、これにより、第1鉛筆挿入穴33のテーパ面に沿って鉛筆50を回転させたときに、第1削り刃34によって鉛筆50の表面が削られるようになっている。
ガイド部35は、第1鉛筆挿入穴33を通過した鉛筆50の先端をガイドするための部位である。このガイド部35には削り刃は設けられておらず、このガイド部35に進入した鉛筆50の先端はそれ以上削られない。
このような第1の鉛筆削り部31を使用して鉛筆50を削ると、図4(b)に示すように、鉛筆50が第1鉛筆挿入穴33に設けられた第1削り刃34によって削られながら第1挿入口32の奥へと進む。そして、鉛筆50の先端が筒状に削られたら、その先端はガイド部35へと進入していく。
適当なところで鉛筆削りを中断すると、図4(c)に示すように、鉛筆50の軸部51が第1鉛筆挿入穴33によって削られることで、テーパ状の傾斜部52が形成され、傾斜部52の先端には木だけが筒状に削られた筒状部53が形成される。
なお、本実施形態においてはガイド部35を半円筒状に形成しているが、ガイド部35は鉛筆50の筒状部53をガイドできる形状でありさえすればよい。よって、ガイド部35は厳密に半円筒状である必要はない。例えば、ガイド部35を円筒状に形成してもよい。
また、第2の鉛筆削り部36は、第1の鉛筆削り部31で削った鉛筆50を更に削るためのものであり、第1の鉛筆削り部31によって形成された筒状部53を削って芯55を出すためのものである。この第2の鉛筆削り部36は、図5(a)に示すように、鉛筆50の先端を水平に挿入可能なテーパ状(円錐状)の第2鉛筆挿入穴38と、第2鉛筆挿入穴38に挿入された鉛筆50の先端を削る第2削り刃39と、を備える。
第2鉛筆挿入穴38は、内面によって略円錐形状が形成された空洞である。この第2鉛筆挿入穴38は、手前から奥に行くに従って次第に縮径するように形成されている。この第2鉛筆挿入穴38の奥は行き止まりとなっており、これよりも先に鉛筆50が進入できないようになっている。
第2削り刃39は、鉛筆50の側面をテーパ状に削るためのものであり、第2鉛筆挿入穴38の母線に沿って設けられている。第2削り刃39の刃先は、第2鉛筆挿入穴38の内面よりも少しだけ内側に突出しており、これにより、第2鉛筆挿入穴38のテーパ面に沿って鉛筆50を回転させたときに、第2削り刃39によって鉛筆50の表面が削られるようになっている。
第1の鉛筆削り部31で削った鉛筆50を、この第2の鉛筆削り部36を使用して削ると、図5(b)に示すように、鉛筆50の筒状部53が第2削り刃39によって削られる。このように筒状部53の先端が先細りに削られることで、鉛筆50の芯55が露出する。
適当なところで鉛筆削りを中断すると、図5(c)に示すように、鉛筆50の筒状部53が第2鉛筆挿入穴38によって削られることで、先のとがった先端部54が形成される。詳しくは、鉛筆50の先端には、軸部51、傾斜部52、筒状部53、先端部54が順に形成され、これにより鉛筆50の先端が段付きの先細り形状となる。
なお、一度削ってある鉛筆50の芯55がすり減って再び鉛筆50を削るときには、必ずしも第1の鉛筆削り部31を使用しなくてもよい。例えば、鉛筆50の先端に筒状部53が残っていれば、第2の鉛筆削り部36で先端の筒状部53を削ることで芯55を尖らせることができる。
また、第1の鉛筆削り部31を使用せずに、最初から第2の鉛筆削り部36を使用して鉛筆50を削れば、従来のように円錐状に尖った形状に鉛筆50を削ることもできる。
本実施形態においては、上記したような削り方を可能とするため、第1削り刃34と第2削り刃39とで刃の長さが異なるように設定されている。すなわち、鉛筆50の外側のみを削る短い第1削り刃34と、鉛筆50の全体を削る長い第2削り刃39と、を備えている。
保持台21は、上記した削りユニット30を装着するためのパーツである。この保持台21は、図2に示すように、中央に削りユニット30を装着するための保持孔22が貫通形成されている。この保持孔22の下端部付近の内壁面には、削りユニット30が下方に抜け落ちないように保持するためのリブ23が内側方向に突出形成されている。また、この保持孔22の側部には、鉛筆50を削りユニット30へとガイドするための溝部24が設けられている。
なお、上記した保持孔22の内壁面は、上方から下方に行くに従って壁面間の幅が狭まるように傾斜しており、この傾斜に合わせて削りユニット30の側面も傾斜している。このように傾斜を設けることで、保持台21に取り付ける削りユニット30の上下の向きが決まるようになっている。具体的には、第1削り刃34および第2削り刃39が、第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38の下側に配置される向き(図2、図6参照)でしか、削りユニット30を保持孔22に挿入できないようになっている。
このように削りユニット30を保持台21に装着すると、削りユニット30の第1挿入口32および第2挿入口37の延長線上に、保持台21の2つの溝部24が配置されるようになっている。
ダストボックス40は、本体部20から落下してくる鉛筆50の削りかすを収容するためのものであり、本体部20の下方に配置されている。このダストボックス40は、図2に示すように、上方が開口した箱状であり、上方の開口部を塞ぐように本体部20を取り付け可能である。本体部20を取り付けた状態では、ダストボックス40の内部の収容部41が閉じているため、収容部41に収容された削りかすが外に出ないようになっている。また、削りかすを捨てるときには、本体部20を取り外すだけで収容部41を開放できるようになっている。
ダストボックス40の上方に本体部20を組み付けると、図6に示すように、第1削り刃34および第2削り刃39が、第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38の下側に配置されることになる。言い換えると、第1削り刃34および第2削り刃39が、ダストボックス40の収容部41に臨むように配置される。このため、第1削り刃34および第2削り刃39で削られた鉛筆50の削りかすは、第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38の上方へと回ってこずに、そのまま収容部41へと落下するようになっている。
蓋部11は、図2に示すような短い四角柱状の部材であり、開放された底面側から本体部20の周囲を覆うように着脱可能となっている。また、この蓋部11の周壁12には、各面ごとに大きさの異なる支持孔が貫通形成されている。本実施形態に係る蓋部11は、図8(a)に示すように四角柱状であるため、周壁12は4つの周壁面から構成されている。この4つの周壁面のうち、第1周壁面13には、図8(b)に示すように円形の第1支持孔13aが同径で2つ貫通形成されている。また、第2周壁面14には、図8(c)に示すように円形の第2支持孔14aが同径で2つ貫通形成されている。また、第3周壁面15には、図8(d)に示すように円形の第3支持孔15aが同径で2つ貫通形成されている。また、第4周壁面16には、図8(e)に示すように、支持孔が設けられていない。
なお、第1支持孔13aは第2支持孔14aよりも大径であり、第2支持孔14aは第3支持孔15aよりも大径で形成されている。また、蓋部11を本体部20に取り付けるときには、4つの周壁面のうちのどの周壁面が正面(第1挿入口32および第2挿入口37に対向する面)にくるようにも取り付けることができる。各周壁面に設けられた2つの支持孔は、蓋部11を本体部20に取り付けたときに、第1鉛筆挿入穴33(第1挿入口32)および第2鉛筆挿入穴38(第2挿入口37)の延長線上にくるように形成されている。
このため、蓋部11を本体部20に取り付ける向きを変えることで、第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38に臨む支持孔の大きさを変更可能となっている。本実施形態においては、第1支持孔13aの直径は約10mmとなっており、約10mm軸の鉛筆50を使用する場合には、第1支持孔13aが第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38に臨むように蓋部11を本体部20に取り付ける。また、第2支持孔14aの直径は約8mmとなっており、約8mm軸の鉛筆50を使用する場合には、第2支持孔14aが第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38に臨むように蓋部11を本体部20に取り付ける。また、第3支持孔15aの直径は約7mmとなっており、約7mm軸の鉛筆50を使用する場合には、第3支持孔15aが第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38に臨むように蓋部11を本体部20に取り付ける。
また、鉛筆削り器10を使用しない場合には、図9に示すように、第4周壁面16が第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38に臨むように蓋部11を本体部20に取り付ければよい。このように蓋部11を本体部20に取り付けることで、蓋部11の周壁12によって第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38を塞ぐことが可能となる。鉛筆挿入穴を塞ぐことで、鉛筆挿入穴に残留した削りかすが外に出ないので、持ち運びなどに便利である。
ここで、上記したような鉛筆削り器10のパーツは、削り刃やネジなどの一部の金属部品を除いて、透明な材料(プラスチックなどの合成樹脂)で形成されている。このため、図1に示すように、蓋部11を取り付けた状態でも本体部20が透けて見えるようになっている。そして、図7に示すように、本体部20も透明であるため、第1鉛筆挿入穴33または第2鉛筆挿入穴38に挿入した鉛筆50を上方から視認できるようになっている。なお、本実施形態においては、蓋部11および本体部20をすべて透明な樹脂で形成しているが、これに限らず、少なくとも第1鉛筆挿入穴33および第2鉛筆挿入穴38の上側を覆う部分が透明な材料で形成されていればよい。
このように第1鉛筆挿入穴33または第2鉛筆挿入穴38に挿入した鉛筆50を上方から視認できるため、図7に示すように、鉛筆50の先端形状を確認しながら鉛筆50を削ることができる。特に、第1の鉛筆削り部31によって鉛筆50の先端を筒状に削るときには、筒状部53の長さを使用者が自由に決めることができるので、どの程度まで鉛筆50を削るかを使用者が判断する必要がある。この点、本実施形態によれば、鉛筆50の削り具合を上方から見て確認することができるので、鉛筆50をどこまで削るのかを容易に判断することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、鉛筆挿入穴の上側は、鉛筆挿入穴に挿入した鉛筆50を上方から視認できるように透明な材料で形成されている。このため、鉛筆削り器10から鉛筆50を抜かなくても、鉛筆50の削り具合を上方から見て確認することができるので、鉛筆50の削り具合を細かく調整することができる。そして、本体部20は、削り刃が鉛筆挿入穴の下側に配置されるようにダストボックス40に組み付けられているため、鉛筆50を削った削りかすはそのままダストボックス40に落下するようになっている。このため、削りかすが鉛筆50の上にたまって鉛筆50の視認性を損なうこともない。
また、本体部20の周囲を覆うように着脱可能な蓋部11を備え、蓋部11の周壁12には、各面ごとに大きさの異なる支持孔が貫通形成されており、蓋部11を本体部20に取り付ける向きを変えることで、鉛筆挿入穴に臨む支持孔の大きさを変更可能である。このため、支持孔によって鉛筆50が支持されるので、安定して削ることができ、鉛筆50が傾くことで芯55が折れてしまう問題を防止することができる。また、鉛筆50の太さによって支持孔の大きさを変えることができるので、様々な太さの鉛筆50を安定して削ることができる。
また、蓋部11を所定の方向で本体部20に取り付けることで、蓋部11の周壁12によって鉛筆挿入穴を塞ぐことが可能である。このため、持ち運び時などに鉛筆挿入穴を塞ぐことができるので、削りかすがこぼれない。
また、第1の鉛筆削り部31は、円錐台状の第1鉛筆挿入穴33と、この円錐台状の第1鉛筆挿入穴33の母線に沿って配置された第1削り刃34と、を備え、先端が筒状となるように鉛筆50を削ることができる。このため、第1削り刃34によって鉛筆50の木のみを筒状に削ることができる。そして、鉛筆50の木のみを筒状に削った後に、筒状部53を削って芯55を出すようにすればよい。すなわち、まずは硬い木のみを削り、その後に、柔らかい芯55を削るという2段階の鉛筆削りを実現することができる。このように2段階で鉛筆50を削るようにすれば、硬い木を削るときに力を入れ過ぎて鉛筆50が傾いたとしても、鉛筆50の先端に芯55が露出していないので芯55が折れてしまうことを防止できる。また、柔らかい芯55を削るときには、力を入れる必要がなく、鉛筆50の先端に大きな負荷がかかることもないので、芯折れが生じにくい。
また、本体部20は、削り刃の長さが異なる複数の鉛筆削り部を備えている。このため、上記したような2段階の鉛筆削りを1つの鉛筆削り器10を使用して行うことができる。
なお、本実施形態においては、2段階の鉛筆削りを可能とする鉛筆削り器10を例に挙げて説明したが、これに限らず、従来のように鉛筆削り部を1つだけ備えた鉛筆削り器10としてもよい。この場合でも、鉛筆50を上方から視認できるようにすれば、鉛筆50の削り具合を細かく調整することができる。
10 鉛筆削り器
11 蓋部
12 周壁
13 第1周壁面
13a 第1支持孔
14 第2周壁面
14a 第2支持孔
15 第3周壁面
15a 第3支持孔
16 第4周壁面
20 本体部
21 保持台
22 保持孔
23 リブ
24 溝部
30 削りユニット
31 第1の鉛筆削り部
32 第1挿入口
33 第1鉛筆挿入穴
34 第1削り刃
35 ガイド部
36 第2の鉛筆削り部
37 第2挿入口
38 第2鉛筆挿入穴
39 第2削り刃
40 ダストボックス
41 収容部
50 鉛筆
51 軸部
52 傾斜部
53 筒状部
54 先端部
55 芯

Claims (5)

  1. 挿入した鉛筆を回転させることにより手動で鉛筆を削ることができる鉛筆削り部を備えた本体部と、
    前記本体部から落下してくる鉛筆の削りかすを収容するダストボックスと、
    前記本体部の周囲を覆う蓋部と、
    を備え、
    前記鉛筆削り部は、鉛筆の先端を水平に挿入可能なテーパ状の鉛筆挿入穴と、前記鉛筆挿入穴に挿入された鉛筆の先端を削る削り刃と、を備え、
    前記本体部は、前記削り刃が前記鉛筆挿入穴の下側に配置されるように前記ダストボックスに組み付けられるとともに、前記鉛筆挿入穴の上側は、前記鉛筆挿入穴に挿入されて回転させられることで削られている鉛筆の削られた周面を上方から視認できるように透明な材料で形成され
    前記蓋部の周壁には、鉛筆を支持する支持孔が貫通形成されており、
    前記支持孔が前記鉛筆挿入穴に臨むように前記蓋部を前記本体部に取り付けたときに、前記鉛筆挿入穴と前記支持孔との間に間隔が空くことを特徴とする、鉛筆削り器。
  2. 記蓋部の周壁には、各面ごとに大きさの異なる前記支持孔が貫通形成されており、
    前記蓋部を前記本体部に取り付ける向きを変えることで、前記鉛筆挿入穴に臨む前記支持孔の大きさを変更可能であることを特徴とする、請求項1記載の鉛筆削り器。
  3. 前記蓋部を所定の方向で前記本体部に取り付けることで、前記蓋部の周壁によって前記鉛筆挿入穴を塞ぐことが可能であることを特徴とする、請求項1または2記載の鉛筆削り器。
  4. 前記本体部は、鉛筆削り部を構成する削りユニットと、削りユニットを装着するための保持台と、を備え、
    前記蓋部は、前記保持台の周囲を覆うように取り付け可能であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の鉛筆削り器。
  5. 前記本体部は、前記削り刃の長さが異なる複数の前記鉛筆削り部を備えることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の鉛筆削り器。
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