JP6829656B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波診断装置に関し、特に、パルス(PW)ドプラ法による流速測定機能を備えた装置に関する。
超音波診断装置において血流速を測定する方法としては、連続波(CW)ドプラ法とパルス(PW)ドプラ法が知られている。このうち、パルスドプラ法は、サンプルゲート(ゲートマーカとも呼ばれる)を対象の血管の位置に配置することにより、対象の血流を確実に選んで測定することができるというメリットがある。
特許文献1には、パルスドプラモードにおいて、操作者の手を煩わせることなくサンプルゲート(ゲートマーカ)の位置の設定を自動的に行うために、予めカラードプラ像に基づいて血流部分を認識し、この血流部分にサンプルゲートを自動的に設定する装置が開示されている。
特許文献2には、パルスドプラモードにおいて、体動や手振れによりサンプルゲートの位置が対象の血管からはずれるという問題を解決するために、2次元アレイプローブを用いて2回送受信を行うことにより、3次元のサンプルゲートを形成する装置が開示されている。
特開2000−166926号公報 特開2011−92726号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、予めカラードプラ像によって血流部分を自動認識する必要があり、処理が煩雑になる。また、一旦サンプルゲートを自動的に設定しても、パルスドプラモードで測定を開始した後に体動等で血管が移動することがある。その移動に対応するためには、再びカラードプラ像を撮像する必要があり、計測のやり直しになる。
特許文献2に記載されている技術は、2次元アレイプローブを用いるため、アレイプローブの配列数で3次元のサンプルゲートの幅および奥行きを調整できるが、深度方向については考慮されていない。
本発明の目的は、血管の位置がサンプルゲートの中央からずれていても精度よく流速を測定することにある。
上記目的を達成するために、本発明の超音波診断装置は、対象組織にサンプルゲートを設定する設定部と、対象組織に超音波パルスを繰り返し送信してその反射波を受信することにより得られた受信信号を受け取って、サンプルゲート内の対象組織からの受信信号を抽出し、その時間変化を所定の時間ゲートにより時間軸方向に抽出して周波数解析する動作を繰り返すことにより、ドプラシフト周波数の時間変化を求めるパルスドプラ計測部とを有する。パルスドプラ計測部は、サンプルゲートを対象組織の深度方向に複数の分割ゲートに分割し、分割ゲートごとに受信信号から分割ゲート内の信号を抽出して、ドプラシフト周波数の時間変化を求める。
本発明によれば、血管の位置がサンプルゲートの中央からずれていても精度よく流速を測定することができる。
第1の実施形態の超音波診断装置の全体構成を示すブロック図。 (a)〜(c)図1の超音波診断装置の表示画面の一例を示す説明図。 第1の実施形態の超音波診断装置の処理の流れを示す説明図。 第1の実施形態の分割ゲート選択部25の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態の分割ゲート選択部25の動作を示すフローチャート。 第2の実施形態の超音波診断装置の処理の流れを示す説明図。
本発明の一実施形態の超音波診断装置について説明する。
<<第1の実施形態>>
第1の実施形態の超音波診断装置について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態の超音波診断装置の全体構成を示す。図2(a)〜(c)は、本実施形態の超音波診断装置の対象組織30とサンプルゲート122とドプラシフト周波数の時間変化とを示す表示画面の一例を示す。
図1のように、本実施形態の超音波診断装置は、対象組織30にサンプルゲート122を設定する設定部(操作デバイス)10と、対象組織30に超音波パルスを繰り返し送信してその反射波を受信する送受信部40と、送受信部40から受信信号を受け取って処理する第1のパルスドプラ計測部20と、メモリ14と、第2のパルスドプラ計測部30と、これらを制御する制御部19とを備えている。さらに、断層像(Bモード像)を表示するために、断層像生成部15、断層像用メモリ16、表示処理部17、および、表示部18を備えていてもよい。なお、送受信部40は、別装置であってもよく、別装置で計測した受信信号のみを第1のパルスドプラ計測部20が受け取る構成であってもよい。
送受信部40は、送信部11と受信部12とプローブ13とを備えている。送信部11は、制御部19の制御下で、対象組織30の少なくともサンプルゲート122が設定された領域に、超音波パルスを所定の時間間隔で送信するための送信信号を発生し、プローブ13を構成する複数の振動子に受け渡す。プローブ13の各振動子は、送信信号を受け取って超音波パルスに変換して対象組織30に送信し、対象組織30から反射波を受信する。受信部12は、プローブ13の各振動子が受信した対象組織30からの反射波を、少なくともサンプルゲート122が配置された方向についての受信走査線上の複数の受信焦点(サンプル点)について整相加算することにより、受信走査線に沿った受信信号(ラスタ信号)124を生成する。また、本実施形態の装置では、断層像生成部15が断層像を生成するため、送信部11および受信部12は、対象組織30の範囲に1回以上超音波を送信し、位置の異なる複数本のラスタ信号を得る。断層像生成部15は、複数本のラスタ信号を並べることにより断層像を生成する。
第1のパルスドプラ計測部20は、図2(a)のように、サンプルゲート122が設定された位置からの信号が含まれる受信信号(ラスタ信号)124を送受信部40から受け取って、サンプルゲート122内の対象組織30からの受信信号を抽出する。これを、時間軸方向の複数回の超音波パルスの送受信で得た複数の受信信号124について行い、その時間変化を所定の時間ゲートにより時間軸方向に抽出して周波数解析する。第1のパルスドプラ計測部20は、この動作を時間軸方向に繰り返すことにより、サンプルゲート122内の対象組織30のドプラシフト周波数の時間変化を求めることができる。この際、本実施形態では、第1のパルスドプラ計測部20は、サンプルゲート122を対象組織の深度方向に複数(例えば4つ)の分割ゲート122a〜122dに分割し、分割ゲート122a〜122dごとに受信信号から分割ゲート内の信号を抽出し、分割ゲート122a〜122dごとにドプラシフト周波数の時間変化123a〜123dを求める。
これにより、サンプルゲート122のゲート幅を、血管の幅よりも大きく設定しておくことにより、血管の位置がサンプルゲート122の中央からずれていても、いずれかの分割ゲート122a〜122dでそのドプラシフト周波数を捉えることができ、精度よく流速を測定することができる。
第1のパルスドプラ計測部20の構成をさらに具体的に説明する。第1のパルスドプラ計測部20は、図1のように、第1の抽出部21と、ウォールフィルタ22a〜22dと、高速フーリエ変換(FFT)演算部23a〜23dと、ドプラ用メモリ24と、分割ゲート選択部25とを備えている。第1の抽出部21は、送受信部40からサンプルゲート122の範囲の対象組織30からの信号を含む受信信号(ラスタ信号)124を受け取る。第1の抽出部21は、設定部(操作デバイス)10が設定したサンプルゲート122を対象組織30の深度方向に複数(例えば4つ)の分割ゲート122a〜122dに分割し、分割ゲート122a〜122dの深度範囲の対象組織30の受信信号を、受信信号124から抽出する。
分割ゲート122a〜122dは、深度方向にそれぞれゲート幅を持つため、分割ゲート122a〜122dごとの受信信号は、受信信号(ラスタ信号)124上の1以上のサンプル点(ラスタ信号上の受信焦点)の受信信号を含む。第1の抽出部21は、抽出した分割ゲート内の複数の受信焦点の受信信号を加算する。これを、同じ位置について複数回の送受信で得た、時間軸方向の1以上の受信焦点の受信信号(ラスタ信号)124について行うことにより、分割ゲート122a〜122dごとに時系列に加算後信号の時間変化波形が得られる。第1の抽出部21は、この加算後信号の時間変化波形を予め定めた時間ゲートにより時間軸方向に抽出する。
ウォールフィルタ22a〜22dは、分割ゲート122a〜122dごとの加算後信号の時間変化波形から低周波成分をそれぞれ除去することにより、体動等に起因するクラッタと呼ばれる低周波成分を除去する。FFT演算部23a〜23dは、ウォールフィルタ22a〜22dを通過後の加算後信号の時間変化波形を高速フーリエ変換し、ドプラシフト周波数Fの成分の分布とその信号強度をそれぞれ求める。求めたドプラシフト周波数Fの成分とその信号強度は、ドプラ用メモリ24に格納される。この処理を、複数の時間ゲートについて順次行う。分割ゲート選択部25は、図2(a)のように分割ゲート122a〜122dごとに、ドプラ用メモリ24に格納されたデータから、ドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dを示す波形(縦軸F、横軸t、輝度がドプラシフト周波数の信号強度)を生成し、接続されている表示処理部17を介して、図2(a)の表示画面のように表示部18に表示させる。
図2(a)に示されたドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dの場合、ドプラシフト周波数Fの分布の最大周波数を比較すると、時間変化123b,123cの最大周波数が他の時間変化123a、123dの最大周波数よりも大きく、表示を見た操作者は、血管31は、分割ゲート122b、122cに位置することを認識できる。また、最大周波数から血流速を求めることもできる。また、周波数Fの信号強度(輝度)に着目し、輝度値が大きな波形の位置に、血管31が位置すると認識することもできる。
また、分割ゲート選択部25は、分割ゲート122a〜122dごとのドプラシフト周波数の時間変化123a〜123dから、ドプラシフト周波数の最大周波数の絶対値が、所定値以上の1以上の分割ゲートを図2(b)のように選択する。これにより、血管31の位置にある分割ゲート122b、122cを自動的に選択する。
メモリ14には、サンプルゲート122の位置の受信走査線の受信信号124が順次格納される。
第2のパルスドプラ計測部30は、第2の抽出部32と、ウォールフィルタ26a〜26dと、FFT演算部27a〜27dと、ドプラ用メモリ24とを有する。第2の抽出部31は、分割ゲート選択部25により選択された1以上の分割ゲート122b、122cの位置に基づいて、1以上の最適な第2のサンプルゲート222を図2(c)のように設定する。例えば、第2のパルスドプラ計測部30は、選択された1以上の分割ゲート122b、122cのゲート幅全体に、第2のサンプルゲート222を設定する。もしくは、第2のパルスドプラ計測部30は、選択された1以上の分割ゲート122b、122cの全体のゲート幅の中央を中心に、予め定めたゲート幅の第2のサンプルゲート222を設定してもよい。これにより、血管31の位置に最適な第2のサンプルゲート222を設定することができる。また、選択された1以上の分割ゲート122b、122cが離れた位置にある場合には、それぞれに第2のサンプルゲート222を設定してもよい。
そして、第2の抽出部32は、メモリ14内に格納されている受信信号124を読み出して、設定した1以上の第2のサンプルゲート222内の対象組織30からの受信信号を抽出して加算する。ウォールフィルタ26a〜26dおよびFFT演算部27a〜27dは、ここでは4つの例を示すが、設定する第2のサンプルゲート222の最大数だけあればよい。例えば、設定された第2のサンプルゲート222が一つであれば、ウォールフィルタ26a、FFT演算部27aおよびドプラ用メモリ28は、上述したウォールフィルタ22a、FFT演算部23aおよびドプラ用メモリ24と同様の処理により、第2のサンプルゲート222のドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を生成し、接続されている表示処理部17を介して、図2(c)の表示画面のように表示部18に表示させる。なお、設定された第2のサンプルゲート222が2以上あれば、それと同数のウォールフィルタ26a〜26d、FFT演算部27a〜27dを用いてそれぞれドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を生成する。
このように、第1のパルスドプラ計測部20の分割ゲート選択部25が選択した分割ゲート122b、122cに基づいて、第2のパルスドプラ計測部30が、最適な第2のサンプルゲート222を設定し、メモリ14に格納された受信信号124に基づいてドプラシフト周波数Fの時間変化223を求めることにより、最初に取得された受信信号124に遡って、最適な第2のサンプルゲート222についてのドプラシフト周波数Fの時間変化223を求めて表示することができる。また、血管31の位置が体動等により変化した場合であっても、第1のパルスドプラ計測部20の算出したドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dから移動後の血管31の位置に対応する分割ゲート122a〜122dを分割ゲート選択部25が選択するため、血管31の移動に追従して最適な第2のサンプルゲート222を設定することができる。よって、血管31の移動に追従した位置の第2のサンプルゲート222について、ドプラシフト周波数Fの時間変化223を求め、操作者に表示することができる。
本実施形態の超音波診断装置の動作を図3〜図5のフローを用いて説明する。図3は、操作デバイスおよび表示部を介して行う操作者による操作の流れ(ステップ301〜305)と、第1及び第2のパルスドプラ計測部20、30の信号処理の流れ(ステップ311〜315)を示している。図4および図5は、ステップ313の最適なゲート範囲を自動で決定する処理例を詳しく説明するフローである。
まず、操作者がパルスドプラ(PW)モードの開始を操作デバイス10を介して指示したならば、制御部19は、これを受け付け(ステップ301)、操作デバイス10を介して操作者からサンプルゲート122の幅(深度方向)の設定を受ける(ステップ302)。操作者は、血管31が含まれるように、広めのサンプルゲート幅を設定する。続けて、制御部19は、サンプルゲート122の位置を操作者から受け付ける(ステップ303)。そして、操作者が操作デバイス10を介してパルスドプラ処理動作の開始を指示したならば、制御部19はこれを受け付け、送受信部40に超音波パルスを対象組織30に送受信させ、各振動子の受信した信号を複数の受信走査線について整相加算することにより受信信号(ラスタ信号)を生成させる。また、断層像生成部15は、制御部19の制御下で、ラスタ信号を並べた断層像を生成し、断層像用メモリ16に格納し、表示処理部17を介して表示部18に表示させる(図2(a)参照)。
制御部19は、サンプルゲート122の位置の受信信号(ラスタ信号)124を時系列にメモリ14に格納する。制御部19の制御下で、第1のパルスドプラ計測部20の第1の抽出部21は、サンプルゲート122を予め定めた数(ここでは4つ)の分割ゲート122a〜122dに分割し、分割ゲート122a〜122dごとにラスタ信号124内の受信焦点の受信信号を抽出し、それぞれ加算平均処理する(ステップ311〜312)。ウォールフィルタ22a〜22dは、加算平均後の信号から低周波成分を除去し、FFT演算部23a〜23dは、時間軸方向に時間ゲートで抽出した信号にFFT処理を行って、ドプラ用メモリ24に順次格納することにより、ドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dを示す波形を図2(a)のように生成する(ステップ312)。分割ゲート波形選択部25は、複数のドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dの波形から1以上の波形を選択し、最適なゲート範囲を自動で決定する(ステップ313)。
分割ゲート波形選択部25によるステップ313の処理例を図4を用いて説明する。ドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dの波形の数がN本(ここでは4本)であるとする。分割ゲート波形選択部25は、M本目(M=1)の波形の最大値(ドプラシフト周波数の最大周波数)が予め定めたスレッショルドを超えているか判断し、超えている場合には、その波形が得られた分割ゲートのゲート幅を、最適な第2のサンプルゲートのゲート幅とする(ステップ401〜403)。
なお、ここではドプラシフト周波数の最大周波数を所定のスレッショルドと比較して波形を選択しているが、周波数の強度(輝度)に着目し、輝度値を所定のスレッショルドと比較し、所定のスレッショルド以上の波形を選択してもよい。もしくは、両者を組み合わせても良い。
分割ゲート波形選択部25は、これをすべて(M=N)の波形について終了するまで繰り返し(ステップ404,405)、波形の最大値が予め定めたスレッショルドを超えているすべての波形が得られた分割ゲートのゲート幅を累積していく。累積されたゲート幅を最終的な第2のサンプルゲート222のゲート幅とする(ステップ406)。また、波形の最大値がスレッショルドを超えているすべての分割ゲートのゲート幅の上端と下端を、第2のサンプルゲート222の上端と下端とする(ステップ407)。これにより、選択された1以上の分割ゲート122b、122cのゲート幅全体に、第2のサンプルゲート222を設定することができる。
分割ゲート波形選択部25によるステップ313の別の処理例を図5を用いて説明する。ステップ401〜405は、図4の処理例と同様であるが、分割ゲート波形選択部25は、第2のサンプルゲート222のゲート幅は、予め定めた、または、操作者(ユーザ)が設定したゲート幅に設定する(ステップ506)。分割ゲート波形選択部25は、ステップ403で累積した、波形の最大値がスレッショルドを超えているすべての分割ゲートのゲート幅の上端と下端の中央を、第2のサンプルゲート222のゲート幅の中心に設定する(ステップ507)。これにより、分割ゲート波形選択部25は、選択された1以上の分割ゲートの全体のゲート幅の中央を中心に、予め定めた、または、ユーザーが設定したゲート幅の第2のサンプルゲート222を設定することができる。
以上により、図3のステップ313により第2のサンプルゲート222を最適なゲート範囲に自動で決定することができる。
第2のパルスドプラ計測部30の第2の抽出部32は、メモリ14に格納されている受信信号(ラスタ信号)から、第2のサンプルゲート222内の信号を抽出して加算し、すでに説明したように、ウォールフィルタ26a、FFT演算部27aおよびドプラ用メモリ28の処理により、第2のサンプルゲート222のドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を生成し(ステップ314)、図2(c)の表示画面のように表示部18に表示させる(ステップ315)。
上記ステップ311〜315を繰り返すことにより、血管31が体動等により移動した場合でも、サンプルゲート122内に位置する限り追従して、最適な第2のサンプルゲート222を設定し、ドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を表示できる。これにより、操作者は、最適なゲート範囲のドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を観測することができる(ステップ305)。
<<第2の実施形態>>
第2の実施形態の超音波診断装置について図6を用いて説明する。
第2の実施形態の超音波診断装置の装置構成は、第1の実施形態と同様であり、図6にフローを示したように、図3のステップ301〜304、311、312と同様に、第1のパルスドプラ計測部20が表示部18に図2(a)のように分割ゲート122a〜122dごとのドプラシフト周波数Fの時間変化123a〜123dを示す波形を表示部18に表示させる(ステップ301〜304、311、312−1,312−2)。その後、制御部19は、第1のパルスドプラ計測部20を一旦停止させる(ステップ601)。
そして、制御部19は、第2のサンプルゲート222のゲート範囲を手動で設定するかどうかを操作者に尋ねる画面を表示部18に表示させる(ステップ602)。操作者が手動で設定するモードを操作デバイス10を介して選んだ場合には、操作者から最適なゲート範囲及び位置の設定を受け付ける。受け付ける方法としては、操作デバイス(受付部)10は、図2(b)のように、操作者から波形の選択を受け付けることにより、1以上の分割ゲートの操作者による選択を受け付けてもよいし、ゲート幅やゲート位置を数値や、画面上の位置や範囲の選択により受け付けてもよい。そして、図3で説明したステップ314〜315と同様に、手動で設定したゲート範囲および位置の第2のサンプルゲート222について、ドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を生成し(ステップ314)、図2(c)の表示画面のように表示部18に表示させる(ステップ315)。
また、ステップ602において、操作者が自動で設定するモードを操作デバイス10を介して選んだ場合には、図3と同様のステップ313〜315により、自動で第2のサンプルゲート222を設定し、ドプラシフト周波数Fの時間変化223を示す波形を生成し、図2(c)の表示画面のように表示部18に表示させる。
本実施形態では、手動で最適な第2のサンプルゲートを設定することが可能である。他の作用および効果は、第1の実施形態と同様である。
上述してきた第1及び第2の実施形態では、深度方向にゲート幅の広いサンプルゲート122を設定し、複数の分割ゲートに分割して、最適な分割ゲートを選択する構成であったが、本発明はこの構成に限定されるものではない。2次元に振動子が配列されたプローブを用いて、プローブの奥行方向に幅の広いサンプルゲートを設定し、奥行き方向に複数の分割ゲートに分割して、最適な分割ゲートを選択する構成とすることも可能である。さらに、3次元方向のいずれにも幅の広いサンプルゲートを設定し、深さ方向、方位角方向および奥行き方向のいずれについても分割ゲートを設定し、最適な分割ゲートを選択してもよい。
10…操作デバイス、11…送信部、12…受信部、13…プローブ、14…メモリ、15…断層像生成部、16…断層像メモリ、17…表示処理部、18…表示部、19…制御部、20…第1のパルスドプラ計測部、21…第1の抽出部、22a〜22d…ウォールフィルタ、23a〜23d…高速フーリエ変換(FFT)演算部、24…ドプラ用メモリ、25…分割ゲート選択部、26a〜26d…ウォールフィルタ、27a〜27d…高速フーリエ変換(FFT)演算部、28…ドプラ用メモリ、30…対象組織、31…血管、32…第2の抽出部、122…サンプルゲート、122a〜122d…分割ゲート、123a〜123d…ドプラシフト周波数の時間変化、222…第2のサンプルゲート、223…ドプラシフト周波数の時間変化

Claims (5)

  1. 対象組織にサンプルゲートを設定する設定部と、前記対象組織に超音波パルスを繰り返し送信してその反射波を受信することにより得られた受信信号を受け取って、前記サンプルゲート内の前記対象組織からの受信信号を抽出し、その時間変化を所定の時間ゲートにより時間軸方向に抽出して周波数解析する動作を繰り返すことにより、ドプラシフト周波数の時間変化を求めるパルスドプラ計測部と、選択部と、メモリと、第2パルスドプラ計測部とを有し、
    前記パルスドプラ計測部は、前記サンプルゲートを前記対象組織の深度方向に複数の分割ゲートに分割し、前記分割ゲートごとに前記受信信号から前記分割ゲート内の信号を抽出して、前記ドプラシフト周波数の時間変化を求め、
    前記選択部は、前記分割ゲートごとの前記ドプラシフト周波数の時間変化から、前記ドプラシフト周波数の絶対値が所定値以上の1以上の前記分割ゲートを選択し、
    前記メモリは、前記パルスドプラ計測部が受け取った前記受信信号を記憶し、
    前記第2のパルスドプラ計測部は、前記選択部により選択された1以上の前記分割ゲートの位置に基づいて第2のサンプルゲートを設定し、
    前記第2のパルスドプラ計測部は、前記メモリ内の受信信号を読み出して、前記第2のサンプルゲート内の前記対象組織からの受信信号を抽出し、抽出した受信信号から前記第2のサンプルゲートについてのドプラシフト周波数の時間変化を求めることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置であって、受付部をさらに有し、
    前記パルスドプラ計測部は、求めた前記分割ゲートごとの前記ドプラシフト周波数を表示部に表示させ、
    前記受付部は、前記1以上の分割ゲートの操作者による選択を受け付けることを特徴とする超音波診断装置。
  3. 対象組織にサンプルゲートを設定する設定部と、前記対象組織に超音波パルスを繰り返し送信してその反射波を受信することにより得られた受信信号を受け取って、前記サンプルゲート内の前記対象組織からの受信信号を抽出し、その時間変化を所定の時間ゲートにより時間軸方向に抽出して周波数解析する動作を繰り返すことにより、ドプラシフト周波数の時間変化を求めるパルスドプラ計測部と、受付部と、メモリと、第2のパルスドプラ計測部とを有し、
    前記パルスドプラ計測部は、前記サンプルゲートを前記対象組織の深度方向に複数の分割ゲートに分割し、前記分割ゲートごとに前記受信信号から前記分割ゲート内の信号を抽出して、前記ドプラシフト周波数の時間変化を求め、求めた前記分割ゲートごとの前記ドプラシフト周波数を表示部に表示させ、
    前記受付部は、前記1以上の分割ゲートの操作者による選択を受け付け、
    前記メモリは、前記パルスドプラ計測部が受け取った前記受信信号を記憶し、
    前記第2のパルスドプラ計測部は、前記受付部が受け付けた、操作者により選択された前記1以上の分割ゲートの位置に基づいて第2のサンプルゲートを設定し、
    前記第2のパルスドプラ計測部は、前記メモリ内の受信信号を読み出して、前記第2のサンプルゲート内の前記対象組織からの受信信号を抽出し、抽出した受信信号から前記第2のサンプルゲートについてのドプラシフト周波数の時間変化を求める
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項1または3に記載の超音波診断装置であって、前記第2のパルスドプラ計測部は、前記選択された前記1以上の分割ゲートのゲート幅全体に、前記第2のサンプルゲートを設定することを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項1または3に記載の超音波診断装置であって、前記第2のパルスドプラ計測部は、前記選択された前記1以上の分割ゲートの全体のゲート幅の中央を中心に、所定のゲート幅の前記第2のサンプルゲートを設定することを特徴とする超音波診断装置。
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