JP6827226B1 - レンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りつつ、レンズの駆動範囲における端部まで必要な推力を得てレンズを駆動することが可能なレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒を提供する。【解決手段】レンズ駆動ユニット10は、永久磁石215a,215b、ヨーク211、コイル210を備えている。ヨーク211は、センターヨーク部221a,222aと、バックヨーク部231と、センターヨーク部221a,222aとバックヨーク部231とを磁気的に接合する継鉄部とを有する。コイル210は、センターヨーク部221a,222aの一部を囲うように巻回されている。センターヨーク部221a,222aの永久磁石215a,215bに対向する面の面積は、長手方向における両端部付近の面積に対して、長手方向における中間部付近の面積の方が小さい。【選択図】図5A

Description

本開示は、例えば、レンズを光軸方向に沿って前後に駆動するレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒に関する。
従来、レンズ鏡筒のレンズ枠体を光軸方向に移動させるために、高速応答が可能なリニアモータが使用されている。(例えば、特許文献1)。
近年、撮像装置に用いられる撮像素子は、高画素化、ダイナミックレンジの向上等を目的としてサイズの大型化が進んでいる。
撮像素子が大型化すると、必然的に、レンズ鏡筒に使用されるレンズも大型化し、レンズの質量も大きくなる。よって、大型化したレンズを駆動するアクチュエータには、従来よりも推力が高いものが要求される。
例えば、特許文献1には、1つのコイルに対して複数の界磁部を設けることで、推力向上を図った構成について開示されている。
特開平8−248290号公報
しかしながら、上記従来のリニアアクチュエータでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記特許文献1に開示された技術では、センターヨークの両端付近における推力が低下しやすいため、センターヨークの両端までレンズを正確に駆動させることが困難になるおそれがある。
また、レンズの駆動範囲における両端まで正確に駆動させるためにセンターヨークの長手方向における長さを大きくすると、レンズの駆動範囲の端部まで必要な推力が得られるものの、レンズ駆動ユニットのサイズが大きくなるため、レンズ鏡筒の小型化を図ることができない。
本開示は、小型化を図りつつ、レンズの駆動範囲における端部まで必要な推力を得てレンズを駆動することが可能なレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒を提供する。
本開示に係るレンズ駆動ユニットは、レンズを光軸方向に沿って前後に駆動するレンズ駆動ユニットであって、2個の永久磁石と、ヨークと、コイルと、を備えている。2個の永久磁石は、同じ極を向かい合わせに略平行に間隔を空けて配置されている。ヨークは、2個の永久磁石を向かい合わせに配置した間に設けられたセンターヨーク部と、永久磁石の向かい合わせにした極と反対側の面に接する位置に設けられたバックヨーク部と、センターヨーク部とバックヨーク部とを磁気的に接合する継鉄部と、を有する。コイルは、センターヨーク部の一部を囲うように巻回されている。センターヨーク部の永久磁石に対向する面の面積は、長手方向における両端部付近の面積に対して、長手方向における中間部付近の面積の方が小さい。
また、本開示に係るレンズ駆動ユニットは、レンズを光軸方向に沿って前後に駆動するレンズ駆動ユニットであって、2個の永久磁石と、ヨークと、コイルと、を備えている。2個の永久磁石は、同じ極を向かい合わせに略平行に間隔を空けて配置されている。ヨークは、2個の永久磁石を向かい合わせに配置した間に設けられたセンターヨーク部と、永久磁石の向かい合わせにした極と反対側の面に接する位置に設けられたバックヨーク部と、センターヨーク部とバックヨーク部とを磁気的に接合する継鉄部と、を有する。コイルは、センターヨーク部の一部を囲うように巻回されている。センターヨーク部と永久磁石との対向する面同士の間の隙間は、長手方向における両端部付近の隙間に対して、長手方向における中間部付近の隙間の方が大きい。
本開示に係るレンズ駆動ユニットによれば、小型化を図りつつ、レンズの駆動範囲における端部まで必要な推力を得てレンズを駆動することができる。
図1は、実施の形態1に係るレンズ鏡筒が装着されたカメラを示す斜視図である。 図2は、図1のレンズ鏡筒を示す斜視図である。 図3は、図2のレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図4は、図3のレンズ鏡筒に含まれる2−3群ユニットの分解斜視図である。 図4の2−3群ユニットに含まれるレンズ駆動ユニットの構成を示す平面図である。 図5AのC−C線断面図である。 図5AのB−B線断面図である。 図5AのA−A線断面図である。 図5Aのレンズ駆動ユニットに含まれるヨークの構成を示す斜視図である。 図6のヨークの平面図である。 図6のヨークを構成するヨーク部材を加工する前の状態を示す斜視図である。 図8Aのヨーク部材を加工した後の状態を示す斜視図である。 比較例1に係るレンズ駆動ユニットの構成を示す平面図である。 図9AのA−A線断面図である。 比較例2に係るレンズ駆動ユニットの構成を示す平面図である。 図10AのA−A線断面図である。 本実施形態に係るレンズ駆動ユニット、図9Aの比較例1に係るレンズ駆動ユニット、図10Aの比較例2に係るレンズ駆動ユニットのコイルの位置と推力との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係るレンズ駆動ユニットの構成を示す平面図である。 図12AのC−C線断面図である。 図12AのB−B線断面図である。 図12AのA−A線断面図である。 図12Aのヨークを構成するヨーク部材を示す平面図である。 図12Aのヨークを構成する他のヨーク部材を示す平面図である。 図13Aおよび図13Bのヨーク部材を積層して形成されるヨークの構成を示す平面図である。 図12Aのレンズ駆動ユニットに含まれるヨークの構成を示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。また、以下の実施の形態の説明において、平行、垂直、直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現が用いられるが、これらの表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、平行とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
本開示の一実施形態に係るレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒100について、図1〜図8Bを用いて説明すれば以下の通りである。
(1)レンズ鏡筒100の構成概要
以下、図面を参照しつつ、本実施形態に係るレンズ鏡筒100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るレンズ鏡筒100がカメラ本体1に装着された状態を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るレンズ鏡筒100の構成概要を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係るレンズ鏡筒100の分解斜視図である。
レンズ鏡筒100は、沈胴式のレンズ鏡筒であって、図1および図2に示すように、カメラ本体1に対して着脱自在に取り付けられている。レンズ鏡筒100は、図3に示すように、外装ユニット101、1群ユニット102、絞りユニット103、2−3群ユニット104、基板ユニット105、レンズマウント106およびネジ107を備えている。
そして、レンズ鏡筒100は、外装ユニット101から基板ユニット105までが組み付けられた状態で、レンズマウント106を介して、カメラ本体1に取り付けられる。
外装ユニット101は、レンズ鏡筒100の外周を覆う略円筒状の部材であって、最も被写体側に配置される。
1群ユニット102は、略円筒状の部材であって、1群レンズを内包しており、外装ユニット101の内周面側に配置されている。
絞りユニット103は、略円環状の部材であって、可動羽根を駆動して開口部分の面積を変化させることにより、レンズ鏡筒100のレンズ部分を透過する光の量を調整するために、1群ユニット102と2−3群ユニット104との間に設けられている。
2−3群ユニット104は、2群レンズおよび3群レンズを保持する略円筒状の部材であって、後述するフォーカスレンズを光軸方向において前後に駆動するためのレンズ駆動ユニット10を備えている。そして、2−3群ユニット104は、外装ユニット101の内周面側に配置される。
基板ユニット105は、レンズ鏡筒100を駆動するためユニットであって、電気部品や電気接点部等が実装されたプリント基板を含む。そして、基板ユニット105は、2−3群ユニット104の像面側の面に取り付けられている。
レンズマウント106は、レンズ鏡筒100をカメラ本体1に接続固定するための接続用構成部材であって、複数のネジ107を用いて、基板ユニット105とともに2−3群ユニット104の像面側の面に固定される。
(2)2−3群ユニット
次に、2−3群ユニット104の構成について詳細に説明する。
(2−1)全体構成
まず、本実施形態に係る2−3群ユニット104の全体的な構成について説明する。
図4は、2−3群ユニット104の分解斜視図である。図4に示すように、2−3群ユニット104は、被写体側から像面側に向かって、シャフト保持枠202、主軸203および副軸204、サブヨーク206、フォーカスレンズユニット207、MR(Magneto Resistive)マグネット208、コイル210、ヨーク211、MR(Magneto Resistive)センサ209およびベース枠212を備えている。
シャフト保持枠202は、2−3群ユニット104の最も被写体側に配置された略円環状の部材であって、主軸203および副軸204の被写体側の端部を保持する。そして、シャフト保持枠202は、複数のネジ201を用いて、ベース枠212に対して固定される。
主軸203および副軸204は、それぞれ、フォーカスレンズユニット207の挿入孔207b,207cに挿入されており、光軸Lの方向に沿って配置されている。そして、主軸203および副軸204は、光軸Lの方向におけるフォーカスレンズユニット207の移動をガイドする。また、主軸203および副軸204は、像面側の端部がベース枠212に固定されている。
これにより、フォーカスレンズユニット207は、主軸203に沿って、かつ、主軸203回りの回動を副軸204によって規制されながら、光軸Lの方向において駆動される。
サブヨーク206は、後述するレンズ駆動ユニット10を構成する部材であって、略E字型のヨーク211に対して固定される。より詳細には、サブヨーク206は、2本のネジ205を用いて、ヨーク211とともにベース枠212に対して固定される。
フォーカスレンズユニット207は、後述するレンズ駆動ユニット10によって光軸Lの方向において前後に駆動されるオートフォーカス用のレンズユニットであって、フォーカスレンズ207aを保持している。
MRマグネット208は、フォーカスレンズユニット207の位置を検出する位置検出部材の一例であって、フォーカスレンズユニット207に固定されている。
MRセンサ209は、上記位置検出センサの一例であって、ベース枠212に固定されている。
MRマグネット208は、組み付けられた状態においてMRセンサ209の近傍に配置されるように、フォーカスレンズユニット207に設けられている。このため、MRマグネット208を含むフォーカスレンズユニット207が光軸Lの方向において前後に移動すると、MRセンサ209が、MRセンサ209に対するMRマグネット208の相対位置の変化によって生じる磁界の変化を検出する。
これにより、MRセンサ209の出力を検出することで、ベース枠212に対するフォーカスレンズユニット207のシフト位置を検出することができる。
なお、本実施形態では、位置検出センサの一例としてMRセンサを用いているが、例えば、フォトカプラ等の他の位置検出センサを用いてもよい。
また、本実施形態では、位置検出部材の一例としてMRマグネットを用いているが、例えば、反射ミラー等の他の位置検出部材を用いてもよい。
コイル210は、後述するレンズ駆動ユニット10を構成する部材であって、フォーカスレンズユニット207に固定配置されており、略E字型のヨーク211のセンターヨーク部221a,222aが挿入されている。
ヨーク211は、略E字型の部材であって、略E字型の開放側に、サブヨーク206が固定されている。
なお、サブヨーク206、コイル210およびヨーク211等を含むレンズ駆動ユニット10の構成については、後段にて詳述する。
ベース枠212は、2−3群ユニット104の最も像面側に配置された略円筒状の部材であって、略円筒状の内周面側において、フォーカスレンズユニット207が光軸Lの方向に沿って移動可能な状態で収納される。
(2−2)レンズ駆動ユニット10の構成
次に、本実施形態に係るレンズ駆動ユニット10の構成について説明する。
レンズ駆動ユニット10は、光軸Lの方向における前後に、フォーカスレンズユニット(レンズ枠)207を駆動する装置である。
レンズ駆動ユニット10は、図5A等に示すように、略E字型のヨーク211、略E字型のヨーク211の内側に固定された1対の永久磁石215a,215b、ヨーク211の略E字型の開放側に蓋をするように固定されたサブヨーク(第3ヨーク)206、およびコイル210を有している。
ヨーク211は、図6Aに示すように、略U字型のヨーク部材(第1ヨーク)221と、ヨーク部材221とミラー対称な形状を有するヨーク部材(第2ヨーク)222とを組み合わせて略E字型になるように構成されている。
そして、2つのヨーク部材221,222を互いに接続した部分は、センターヨーク部221a,222aとして使用される。
本実施形態では、1つレンズ駆動ユニット10によってフォーカスレンズユニット207が駆動される。
以下では、説明の便宜上、図4の構成からレンズ駆動ユニット10の構成のみを取り出して説明する。
図5Aは、本実施形態に係るレンズ駆動ユニット10の構成を示す平面図である。図5Bは、図5AのC−C線断面図、図5Cは、図5AのB−B線断面図、図5Dは、図5AのA−A線断面図である。図6および図7は、本実施形態に係るレンズ駆動ユニット10を構成するヨーク211を示す斜視図、平面図である。
ヨーク部材221、ヨーク部材222、およびサブヨーク206は、鉄製の板金をプレス加工で成型して作成されている。そして、ヨーク部材221,222は、図8Aに示すように、例えば、板金状のヨーク部材222を2か所の折り曲げ部分x1,x2において同じ方向へ折り曲げることで、図8Bに示す略U字型のヨーク部材222が形成される。
また、ヨーク部材221,222のセンターヨーク部221a,222aには、上下対称に形成された窪み部分が形成されている。
なお、図8Aおよび図8Bでは、説明の便宜上、ヨーク部材222を図示して説明したが、ヨーク部材221についても、ヨーク部材222と左右対称になるように同様の形状で形成される。
そして、2つのヨーク部材221,222が、左右対称になるようにセンターヨーク部221a,222aの側面同士を接続することで、略E字型のヨークが構成される。
上記の様に、板金状の部材を折り曲げて作成した略U字型のヨーク部材221,222を2つ接続するという非常に単純な工程で、ヨーク211を作成できるため、ヨーク211の生産性の面において有利である。
永久磁石215a,215bは、Nd系の焼結磁石であって、図5Aに示すヨーク部材221,222に接する面がS極、反対側の面がN極になる様に着磁され、ヨーク部材221およびヨーク部材222に固定されている。
Nd系の焼結磁石は、一般的に磁性粉末を磁界中で圧縮成形した後、高温で焼結して作成される。Nd系の焼結磁石の成形工程は、磁界中で圧縮成形するという特殊な工程であるため、非常に大掛かりな設備が必要で、生産性及びコストの観点から、通常、大きなブロック状の磁石を作成した後、前記大きなブロック状の磁石から、必要な形状の磁石を切り出して作成される。磁石を切り出す場合は、単純に切断するのみの場合が、最も工程が単純で、磁石の歩留まりも高くなる。
永久磁石215a,215bは、図5A〜図5Dに示した様な直方体状の形状にすることで、切断加工のみで成形することができるため、コスト、材料歩留まり等の点で有利である。
ヨーク部材221およびヨーク部材222は、永久磁石215a,215bが固定されていない側の側面同士が当接する様に固定されている。
コイル210は、ヨーク部材221とヨーク部材222とが互いに当接し永久磁石215a,215bが固定されていないセンターヨーク部221a,222aの一部を覆うように卷回されている。
ヨーク部材221およびヨーク部材222の略U字型の開放部には、サブヨーク206が固定されている。そして、サブヨーク206は、略E字型のヨーク211(ヨーク部材221およびヨーク部材222)の開放部を塞ぐと共に、ヨーク部材221とヨーク部材222とを磁気的に結合する役割を果たしている。
ここで、コイル210に電流を通電すると、コイル210は、ローレンツ力を受け、光軸Lの方向において駆動される。
より詳細には、ベース枠212側に永久磁石215a,215b、フォーカスレンズユニット207側にコイル210がそれぞれ固定されているため、コイル210に通電することにより、フォーカスレンズユニット207が、ベース枠212に対して光軸Lの方向において駆動される。
本実施形態のレンズ駆動ユニット10では、図5B〜図5Dに示すように、永久磁石215a,215bに対向配置されたセンターヨーク部221a,222aの対向面の面積が、センターヨーク部221a,222aの長手方向における両端部付近の面積と比較して、長手方向における中間部付近の面積の方が小さくなるように構成されている。
すなわち、永久磁石215a,215bに対向配置されたセンターヨーク部221a,222aの対向面の面積が、長手方向における一方の端部の断面図である図5B、図5Bと図5Dの間の断面図である図5C、長手方向における中間部付近の断面図である図5Dの順に、小さくなっている。
より具体的には、図5B〜図5Dに示すセンターヨーク部221a,222aの幅Wcは一定であり、高さHcは図5B、図5C、図5Dの順に小さくなっている。
このため、永久磁石215a,215bに対向するセンターヨーク部221a,222aの面積は、図5B、図5C、図5Dの順に小さくなる。
これは、図6および図7に示すように、2つのヨーク部材221,222のセンターヨーク部221a,222aの長手方向における両端から中央部分に向かって上下対称の窪みが形成されていることによるものである。
すなわち、センターヨーク部221a,222aは、ヨーク部材221,222の本体221b,222b側から折り曲げ部分x1,x2を介して段差S11,S12によって高さが低くなっている。そして、センターヨーク部221a,222aは、段差S11,S12の部分から、さらに長手方向における中央に向かって、高さHcが小さくなるように構成されている。
これにより、永久磁石215a,215bに対向するセンターヨーク部221a,222aの両端付近における面積が、中間部付近よりも大きいために、センターヨーク部221a,222aの両端付近における有効磁束密度低下の影響を打ち消し、推力が低下することを防止することができる。
よって、センターヨーク部221a,222aの両端までフォーカスレンズユニット207を正確に駆動させることができる。
ここで、本実施形態のレンズ駆動ユニット10では、図5Dに示すように、コイル210の中心Ocが、2個の永久磁石215a,215bの中心Omに対して、オフセットした位置に設けられている。
すなわち、本実施形態のレンズ駆動ユニット10は、図5A等に示すように、2個の永久磁石215a,215bと、ヨーク211(ヨーク部材221,222)と、サブヨーク206と、コイル210とを備えている。
2個の永久磁石215a,215bは、同じ極を向かい合わせに略平行に間隔を空けて配置されている。なお、2個の永久磁石215a,215bは、互いに略平行に配置されていなくてもよい。
ヨーク部材221,222およびサブヨーク206は、図5Aに示すように、2個の永久磁石215a,215bを向かい合わせに配置した間に設けられたセンターヨーク部221a,222aと、永久磁石215a,215bの向かい合わせにした極と反対側の面に接する位置に設けられたバックヨーク部231と、センターヨーク部221a,222aとバックヨーク部231とを磁気的に接合する継鉄部232とを有する。
そして、上述したとおり、本実施形態のレンズ駆動ユニット10は、コイル210の中心Ocが、2個の永久磁石215a,215bの中心Omに対して、オフセットして設けられており、かつ、コイル210がレンズの光軸Lを中心とする円の外周側にオフセットされる様に設置されている。
これにより、より大きいサイズのレンズ駆動ユニット10を配置することができるため、レンズ駆動ユニット10の駆動力を向上させる等、性能を向上させることができる。
一方、従来の構成と同等の性能、つまり、略同じ大きさの永久磁石215a,215bおよびコイル210を有するレンズ駆動ユニット10として構成する場合には、コイル210の中心Ocが2個の永久磁石の中心Omに対してオフセットするように配置されているため、レンズ駆動ユニット10が略円筒形状のレンズ鏡筒100内に収まり易くなるため、レンズ鏡筒100の外径を縮小することができる。
(比較例1)
ここで、上述した実施形態1のレンズ駆動ユニット10との性能比較を行うために、図9Aおよび図9Bに示すように、比較例1に係るレンズ駆動ユニット500の構成について説明すれば以下の通りである。
すなわち、比較例1のレンズ駆動ユニット500は、上記実施形態1のレンズ駆動ユニット10と比較して、センターヨーク部521a,522aにおける永久磁石515a,515bに対向する面積が、その長手方向における両端と中間部付近とで一定である点で異なっている。
レンズ駆動ユニット500は、図9Aに示すように、略E字型のヨーク511、略E字型のヨーク511の内側に固定された1対の永久磁石515a,515b、ヨーク511の略E字型の開放側に蓋をするように固定されたサブヨーク506、およびコイル510を有している。
ヨーク511は、図9Aに示すように、略U字型のヨーク部材521と、ヨーク部材521とミラー対称な形状を有するヨーク部材522とを組み合わせて略E字型になるように構成されている。
そして、2つのヨーク部材521,522を互いに接続した部分は、センターヨーク部521a,522aとして使用される。
比較例1では、図9Bに示すように、センターヨーク部521a,522aにおける永久磁石515a,515bに対向する長手方向における中間部付近の面積が、その両端部の面積とほぼ一定である。
(比較例2)
次に、上述した実施形態1のレンズ駆動ユニット10との性能比較を行うために、図10および図10Bに示すように、比較例2に係るレンズ駆動ユニット600の構成について説明すれば以下の通りである。
すなわち、比較例2のレンズ駆動ユニット600は、上記比較例1のレンズ駆動ユニット500と比較して、センターヨーク部621a,622aの長手方向における長さが大きい点で異なっているが、その他の点は同様である。
レンズ駆動ユニット600は、図10Aに示すように、略E字型のヨーク611、略E字型のヨーク611の内側に固定された1対の永久磁石615a,615b、ヨーク611の略E字型の開放側に蓋をするように固定されたサブヨーク606、およびコイル610を有している。
ヨーク611は、図10Aに示すように、略U字型のヨーク部材621と、ヨーク部材621とミラー対称な形状を有するヨーク部材622とを組み合わせて略E字型になるように構成されている。
そして、2つのヨーク部材621,622を互いに接続した部分は、センターヨーク部621a,622aとして使用される。
比較例2では、図10Bに示すように、比較例1と同様に、センターヨーク部621a,622aにおける永久磁石615a,615bに対向する長手方向における中間部付近の面積が、その両端部の面積とほぼ一定である。
そして、センターヨーク部621a,621bの長手方向における長さL2が、比較例1のセンターヨーク部521a,521bの長さL1よりも大きい。
(比較結果)
ここで、上述した実施形態1のレンズ駆動ユニット10、比較例1のレンズ駆動ユニット500および比較例2のレンズ駆動ユニット600を用いて、センターヨーク部に対するコイルの位置と、推力の変化との関係を示す図11のグラフを用いて、これらの比較結果について説明する。
なお、図11に示すグラフは、横軸にセンターヨーク部に対するコイルの位置(0側がセンターヨーク部の中央を意味する)、縦軸にコイルに通電した際に生じる推力(N)の大きさを示している。
実施形態1のレンズ駆動ユニット10の構成では、図11に示すように、センターヨーク部の中央から端部へとコイルが移動すると、0〜11mm付近までは約0.23Nの推力のまま移行し、最端部の12mmの位置で少し推力が低下することが分かる。
図9A等に示す比較例1のレンズ駆動ユニット500の構成では、図11に示すように、センターヨーク部の中央から端部へとコイルが移動すると、0〜6mm付近までは約0.25〜0.24Nの推力のまま移行するものの、6mmの位置から端部側へ移行すると徐々に推力が低下し、12mの位置では、約0.18Nまで大きく低下することが分かる。
つまり、比較例1の構成では、実施形態1の構成よりも、端部側に移動した際の推力が中間部付近よりも大きく低下することが分かる。
図10A等に示す比較例2のレンズ駆動ユニット600の構成では、図11に示すように、センターヨーク部の端部12mmの位置まで実施形態1の構成と同等の推力を得るために、センターヨーク部の長さを大きくとった場合でも、センターヨーク部の中央から端部へとコイルが移動すると、0〜6mm付近までは約0.23Nの推力のまま移行するものの、6mmの位置から端部側へ移行すると徐々に推力が低下し、12mの位置では約0.21Nまで大きく低下し、最端部の14mmの位置では0.17Nまで低下することが分かる。
つまり、比較例2の構成では、12mmの位置において、実施形態1の構成と同等の推力を得ようとすると、センターヨーク部の長手方向における寸法が増大するとともに、端部側に移動した際の推力が、実施形態1と比較して中央寄りの位置からすでに低下することが分かる。
以上の結果、比較例1,2の構成では、センターヨーク部の中間部付近から端部において、本実施形態のレンズ駆動ユニット10と同等の推力維持効果を得ることが困難であることが分かった。
また、センターヨーク部の端部において、本実施形態のレンズ駆動ユニット10と同等の推力を得るためには、レンズ駆動ユニットのセンターヨーク部の長手方向における寸法が増大することが分かった。
この結果、本実施形態のレンズ駆動ユニット10によれば、センターヨーク部221a,222aの端部付近における推力低下を最小限に抑制し、より広いストロークでフォーカスレンズユニット207を駆動することができる。さらに、レンズ駆動ユニット10の駆動方向における寸法を小さくすることができる。
(実施形態2)
本発明の他の実施形態に係るレンズ駆動ユニット300の構成について、図12A〜図14を用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、本実施形態のレンズ駆動ユニット300は、図12Aに示すように、略E字型のヨーク311、略E字型のヨーク311の内側に固定された1対の永久磁石315a,315b、ヨーク311の略E字型の開放側に蓋をするように固定されたサブヨーク306、およびコイル310を有している。
ヨーク311は、図13Aに示す平板状の略U字型のヨーク部材(第5ヨーク)311aと、図13Bに示す平板状の略E字型のヨーク部材(第4ヨーク)311bと、を積層し、図13Cに示すように、全体として略E字型になるように構成されている。
具体的には、本実施形態のレンズ駆動ユニット300では、図14に示すように、図13Bに示す平板状の略E字型のヨーク部材(第4ヨーク)311bが下から12枚、図13Aに示す平板状の略U字型のヨーク部材(第5ヨーク)311aがヨーク部材311bの上面に5枚積層されている。そして、2−3群ユニット104に組み付けられた状態では、図12B等に示すように、ヨーク311は図14の状態を上下逆さまにして使用される。
なお、ヨーク311のセンターヨーク部322となる部分は、略E字型のヨーク部材311bの中央の凸部分が使用される。
これにより、センターヨーク部322が、ヨーク311の他の部分に対して、図中上方へオフセットした位置に配置される。よって、上記実施形態1の構成と同様に、コイル310の中心が、2個の永久磁石315a,315bの中心に対して、オフセットした位置に配置される。
ここで、センターヨーク部322は、図12A等に示すように、平面視において、両端部から中間部付近に向かって幅Wcが小さくなるように形成されている。
これにより、図12B〜図12Dに示すように、センターヨーク部322の幅Wcは、端部から中間部付近に向かって徐々に小さくなり、高さHcは一定である。
このため、永久磁石315a,315bと、これに対向するセンターヨーク部322の面との間の隙間は、図5B、図5C、図5Dの順に大きくなる。
すなわち、センターヨーク部322の形状が、両端から中間部付近に向かって細くなっているため、センターヨーク部322と永久磁石315a,315bとの対向面同士の間の隙間G1,G2,G3は、以下の関係式(1)を満たす。
G1<G2<G3 ・・・・・(1)
これにより、センターヨーク部322と永久磁石315a,315bとの間の隙間が中間部付近では広く、両端に向かって狭くなっていくため、上記実施形態1と同様に、センターヨーク部322の端部付近における有効磁束密度低下の影響を打ち消し、推力低下を最小限に抑制することができるとともに、レンズ駆動ユニット300の駆動方向における寸法を小さくすることができるという効果を奏することができる。
上記の様にヨーク311を平板状のヨーク部材311a,311bを積層して作成すると、複雑な形状のヨーク311を連続して精度良く作製することができる。
また、積層するヨーク部材の枚数を増やすことにより、より推力の大きなアクチュエータを作成できる等、単一の金型で柔軟に対応できるという有用な作用がある。
[他の実施形態]
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態1では、略U字型のヨーク部材221,222を2つ組み合わせて構成されるヨーク211を含むレンズ駆動ユニット10を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、本開示のレンズ駆動ユニットは、略U字型のヨーク部材と略I字型のセンターヨーク部とを組み合わせて構成されるヨークを含む構成であってもよい。
(B)
上記実施形態1では、図8Aおよび図8Bに示すように、センターヨーク部221a,222aの窪み部分が図中上下対称な形状に形成されたヨーク211を用いた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、センターヨーク部の窪み部分が、上下非対称な形状を有するヨークを用いてもよい。
(C)
上記実施形態2では、図14に示すように、図13Bに示す平板状の略E字型のヨーク部材(第4ヨーク)311bが下から11枚、図13Aに示す平板状の略U字型のヨーク部材(第5ヨーク)311aが11枚のヨーク部材311bの上面に積層されて構成されるレンズ駆動ユニット300を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、本開示のレンズ駆動ユニットは、平板状の略E字型および略U字型のヨーク部材を積層して構成されていなくてもよく、実施形態1のように、略U字型のヨーク部材を2つ組み合わせる、あるいは、略U字型のヨーク部材と略I字型のセンターヨーク部とを組み合わせて構成されるヨークを含む構成であってもよい。
(D)
上記実施形態1では、板金状のヨーク部材221,222を2か所の折り曲げ部分x1,x2において同じ方向へ折り曲げることで、2つの略U字型のヨーク部材221,222が形成される例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、略U字型のヨーク部材は、板金状の部材を折り曲げて略U字型に形成される構成に限定されるものではなく、他の加工によって略U字型に形成される、あるいは成形時から略U字型の部材を用いてもよい。
(E)
上記実施形態では、レンズ鏡筒内に設置されるレンズ駆動ユニットとして、本発明を実現した例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、磁気ディスク装置等に搭載された光学部品を駆動するリニアアクチュエータとして、本発明を実現してもよい。
本開示のレンズ駆動ユニットは、小型化を図りつつ、レンズの駆動範囲における端部まで必要な推力を得てレンズを駆動することができるという効果を奏することから、レンズを駆動するアクチュエータとして広く適用可能である。
1 カメラ本体
10 レンズ駆動ユニット
100 レンズ鏡筒
101 外装ユニット
102 1群ユニット
103 絞りユニット
104 2−3群ユニット
105 基板ユニット
106 レンズマウント
107 ネジ
201 ネジ
202 シャフト保持枠
203 主軸
204 副軸
205 ネジ
206 サブヨーク(第3ヨーク)
207 フォーカスレンズユニット(レンズ枠)
207a フォーカスレンズ
207b,207c 挿入孔
208 MRマグネット
209 MRセンサ
210 コイル
211 ヨーク
212 ベース枠
215a,215b 永久磁石
221 ヨーク部材(第1ヨーク)
222 ヨーク部材(第2ヨーク)
221a,222a センターヨーク部
221b,222b 本体
231 バックヨーク部
232 継鉄部
300 レンズ駆動ユニット
306 サブヨーク
310 コイル
311 ヨーク
311a ヨーク部材(第5ヨーク)
311b ヨーク部材(第4ヨーク)
315a,315b 永久磁石
321 ヨーク部材
322 センターヨーク部
S11,S12 段差部
X1,X2 折り曲げ部分

Claims (6)

  1. レンズを光軸方向に沿って前後に駆動するレンズ駆動ユニットであって、
    同じ極を向かい合わせに略平行に間隔を空けて配置された2個の永久磁石と、
    2個の前記永久磁石を向かい合わせに配置した間に設けられたセンターヨーク部と、前記永久磁石の向かい合わせにした極と反対側の面に接する位置に設けられたバックヨーク部と、前記センターヨーク部と前記バックヨーク部とを磁気的に接合する継鉄部と、を有するヨークと、
    前記センターヨーク部の一部を囲うように巻回されたコイルと、
    を備え、
    前記センターヨーク部の前記永久磁石に対向する面の光軸方向と直交する方向の高さは、光軸方向における両端部付近の高さに対して、前記光軸方向における中間部付近の高さの方が小さい、
    レンズ駆動ユニット。
  2. レンズを光軸方向に沿って前後に駆動するレンズ駆動ユニットであって、
    同じ極を向かい合わせに略平行に間隔を空けて配置された2個の永久磁石と、
    2個の前記永久磁石を向かい合わせに配置した間に設けられたセンターヨーク部と、前記永久磁石の向かい合わせにした極と反対側の面に接する位置に設けられたバックヨーク部と、前記センターヨーク部と前記バックヨーク部とを磁気的に接合する継鉄部と、を有するヨークと、
    前記センターヨーク部の一部を囲うように巻回されたコイルと、
    を備え、
    前記センターヨーク部と前記永久磁石との対向する面同士の間の隙間は、光軸方向における両端部付近の隙間に対して、前記光軸方向における中間部付近の隙間の方が大きい、
    レンズ駆動ユニット。
  3. 前記コイルは、前記センターヨーク部に巻回された中心が前記2個の永久磁石の中心から前記レンズの光軸中心に対して外周側にオフセットした位置に設けられている、
    請求項1または2に記載のレンズ駆動ユニット。
  4. 前記ヨークは、略U字型の形状を有する第1ヨークおよび第2ヨークと、平板状の第3ヨークと、を組み合わせて構成される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ駆動ユニット。
  5. 前記ヨークは、略E字型の平板形状を有する第4ヨークと、略U字状の平板形状を有する第5ヨークと、を積層して構成される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ駆動ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ駆動ユニットと、
    前記レンズを保持するとともに、前記レンズ駆動ユニットによって前記レンズとともに前記光軸方向に沿って前後に駆動されるレンズ枠と、
    を備えたレンズ鏡筒。
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