JP6826717B2 - セルロースエステル樹脂用改質剤、セルロースエステル樹脂組成物および光学用フィルム - Google Patents
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Description
項1. 下記式(1)または(2):
で表される構造を有するエステル化合物を含むセルロースエステル樹脂用改質剤。
項2. 前記エステル化合物の数平均分子量が500〜2500である、項1に記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
項3. 前記エステル化合物中における前記脂肪族の2価アルコール残基と前記芳香族の2価アルコール残基とのモル比率が、95:5〜20:80である、項1又は2に記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
項4. 前記式(2)で表される構造を有し、両末端が封止されることなくアルコール性の水酸基を有している、項1〜3のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
項5. 前記式(1)で表される構造を有し、両末端がモノアルコールで封止されている、項1〜3のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
項6. 前記モノアルコールが芳香族モノアルコールである、項5に記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
項7. 前記エステル化合物の酸価が3mgKOH/g以下である、項1〜6のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
項8. 項1〜7のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤、及びセルロースエステル樹脂を含むセルロースエステル樹脂組成物。
項9. 項8に記載のセルロースエステル樹脂組成物を含む光学用フィルム。
本発明のセルロースエステル樹脂用改質剤は、下記式(1)または(2):
で表される構造を有するエステル化合物を含む。
前記エステル化合物は、脂肪族ジカルボン酸と、2価アルコール(脂肪族の2価アルコール及び芳香族の2価アルコール)の反応生成物である。すなわち、前記エステル化合物は、脂肪族ジカルボン酸と2価アルコールとをエステル化反応させて得られるポリエステルであり、脂肪族ジカルボン酸及び2価アルコールに基づく繰り返し単位を有するポリマーである。
前記エステル化合物は、前記脂肪族ジカルボン酸及び前記2価アルコール(芳香族の2価アルコー及び脂肪族の2価アルコール)を反応させることにより得ることができる。具体的には、前記脂肪族ジカルボン酸、前記芳香族の2価アルコール、及び前記脂肪族の2価アルコール、さらに必要であれば末端封止剤を、必要に応じてエステル化触媒の存在下で、例えば100〜250℃の温度範囲内で、10〜25時間程度、周知慣用の方法でエステル化反応させることによって前記エステル化合物を製造することができる。なお、エステル化反応の温度、時間等の条件は特に限定されず、適宜設定することができる。
本発明のセルロースエステル樹脂組成物は、セルロースエステル樹脂および前記セルロースエステル樹脂用改質剤を含む樹脂組成物である。本発明のセルロースエステル樹脂組成物は、セルロースエステル樹脂100重量部に対して前記セルロースエステル樹脂用改質剤を3〜30重量部程度含むことが好ましく、4〜25重量部程度含むことがより好ましく、5〜20重量部程度含むことが特に好ましい。上記範囲の組成の樹脂組成物であれば透明性および耐透湿性に優れたフィルムを作成することができる。
本発明の光学用フィルムは、前記セルロースエステル樹脂組成物を含むフィルムである。
(a)エステル化合物の酸価
三角フラスコにTHF/エタノール=5/1(重量比)の溶媒を60g入れる。そこにフェノールフタレインを指示薬として加え、0.1mol/l水酸化ナトリウム水溶液で微紅色が確認されるまで滴定する。この中に任意の量の試料を秤取し、完全に溶解させた後、0.1mol/l水酸化ナトリウム水溶液で微紅色が確認されるまで滴定する。滴定結果より、以下の計算式にて酸価を求める。
試料5gをヨードフラスコに秤取し、ピリジン/無水酢酸=7/1(重量比)の混合溶液5mlを加え、空冷管をとりつける。このヨードフラスコをウォーターバス上で1.5時間加熱し、その後、空冷管の上部より水5mlを加え、再び10分間加熱する。室温まで冷却後、エタノール50mlを用いて空冷管の内壁を洗い流した上で空冷管を取り外す。フェノールフタレインを指示薬として加え、0.5mol/l水酸化ナトリウム水溶液で微紅色が確認されるまで滴定する。
GPCによる測定
使用機器:HLC−8320(東ソー株式会社製)
カラム:TSKgel SuperHZ3000 + TSKgel Super
HZ2000 + TSKgel SuperHZ1000 各1本直列
溶剤:THF
流量:0.3ml/min
検出器:RI
試験片及び操作はJIS Z0218に準拠する。
JIS K7136に準拠する。
使用機器:HazeMeterNDH 4000(日本電色工業株式会社製)
セルロースエステル樹脂:酢酸セルロース(株式会社ダイセル製 LT−55)
リン酸エステル系可塑剤1:トリフェニルホスフェート(TPP)
リン酸エステル系可塑剤2:ビフェニルジフェニルホスフェート(BDP)
エステル化合物A〜G:後述する実施例および比較例で合成したエステル化合物
実施例1
エステル化合物Aの合成
撹拌機、温度計、精留装置を備え付けた500mlのガラス製4つ口丸底フラスコに2価アルコールとして1,4−ベンゼンジメタノール129g(0.9mol)および1,2−プロパンジオール177g(2.3mol)、脂肪族ジカルボン酸としてコハク酸182g(1.5mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.06gを仕込んだ後、200℃まで常圧で5.5時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは精留装置を通して凝縮させ、反応で生成する水およびその他に分けて、水は回収し、その他はフラスコ内に戻した。その後、精留装置を外して、ト字管及び冷却管、200mlナスフラスコを丸底フラスコに取り付け、再び220℃まで常圧で5.5時間かけて昇温し、220℃を2.5時間保持した。この間、反応で生成してくる水は200mlナスフラスコに回収した。その後、減圧装置を取り付け、2.3kPaまで減圧してから170℃まで6時間かけて昇温し重縮合を行った。その結果、下記式が主成分である黄色透明な高粘調液体が328g得られた。エステル化合物Aの数平均分子量は1550、酸価は0.24mgKOH/g、水酸基価は108mgKOH/gであった。
エステル化合物Bの合成
撹拌機、温度計、精留装置を備え付けた500mlのガラス製4つ口丸底フラスコに芳香族モノアルコールとしてベンジルアルコール116g(1.1mol)、2価アルコールとして1,4−ベンゼンジメタノール79g(0.6mol)および1,2−プロパンジオール87g(1.1mol)、脂肪族ジカルボン酸としてコハク酸170g(1.4mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.06gを仕込んだ後、230℃まで常圧で9時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは精留装置を通して凝縮させ、反応で生成する水およびその他に分けて、水は回収し、その他はフラスコ内に戻した。ガスの流出が止まるまで冷却した後、精留装置を外して、ト字管及び冷却管、200mlナスフラスコを丸底フラスコに取り付け、再び230℃まで常圧で2時間かけて昇温し、230℃を30分間保持した。その後、減圧装置を取り付け、13.3kPaの減圧下で160〜180℃を2時間保持した。常圧の昇温から減圧の温度保持の間、反応で生成してくる水は200mlナスフラスコに回収した。その後、0.4kPaまで減圧してから180℃まで6.5時間かけ昇温し重縮合を行った。その結果、下記式が主成分である黄褐色透明な高粘調液体が299g得られた。エステル化合物Bの数平均分子量は1220、酸価は0.20mgKOH/g、水酸基価は11.8mgKOH/gであった。
エステル化合物Cの合成
撹拌機、温度計、精留装置を備え付けた1Lのガラス製4つ口丸底フラスコに芳香族系モノアルコールとしてベンジルアルコール190g(1.8mol)、2価アルコールとして1,4−ベンゼンジメタノール211g(1.5mol)、脂肪族ジカルボン酸としてコハク酸232g(2.0mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.07gを仕込んだ後、210℃まで常圧で11時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは精留装置を通して凝縮させ、反応で生成する水およびその他に分けて、水は回収し、その他はフラスコ内に戻した。その後、精留装置を外して、ト字管及び冷却管、200mlナスフラスコ、減圧装置を丸底フラスコに取り付け、13.3kPaの減圧下で160〜190℃を12時間保持した。減圧の間、反応で生成してくる水は200mlナスフラスコに回収した。その後、0.4kPaまで減圧してから180℃まで4.5時間かけて昇温し重縮合を行った。その結果、下記式が主成分である黄褐色固体が423g得られた。エステル化合物Cの数平均分子量は1000、酸価は0.29mgKOH/gであった。
エステル化合物Dの合成
撹拌機、温度計、精留装置を備え付けた1Lのガラス製4つ口丸底フラスコに2価アルコールとして1,3−ブタンジオール590g(6.6mol)、2価カルボン酸としてアジピン酸292g(2.0mol)およびテレフタル酸166g(1.0mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.11gを仕込んだ後、230℃まで常圧で10時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは精留装置を通して凝縮させ、反応で生成する水およびその他に分けて、水は回収し、その他はフラスコ内に戻した。ガスの流出が止まるまで冷却した後、精留装置を外して、ト字管及び冷却管、200mlナスフラスコを丸底フラスコに取り付け、再び230℃まで常圧で2時間かけて昇温し、230℃を16時間保持した。この間、反応で生成してくる水は200mlナスフラスコに回収した。その後、減圧装置を取り付け、0.4kPaまで減圧してから160℃まで5.5時間かけて昇温し重縮合を行った。冷却後、常圧に戻し、無水酢酸177g(1.7mol)を追加し120℃を4時間保持した。その後、120℃を保持しながら2kPaまで減圧し、低沸分の回収を行った。その結果、下記式が主成分である黄褐色透明液体が727g得られた。エステル化合物Dの数平均分子量は1300、酸価は0.44mgKOH/g、水酸基価は0.24mgKOH/gであった。
エステル化合物Eの合成
撹拌機、温度計、精留装置を備え付けた1Lのガラス製4つ口丸底フラスコに2価アルコールとして1,2−プロパンジオール367g(4.8mol)、2価カルボン酸としてアジピン酸461g(3.2mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.13gを仕込んだ後、180℃まで常圧で7.5時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは精留装置を通して凝縮させ、反応で生成する水およびその他に分けて、水は回収し、その他はフラスコ内に戻した。その後、精留装置を取り外し、ト字管及び冷却管、200mlナスフラスコ、減圧装置を丸底フラスコに取り付け、15.5時間かけて0.7kPaまで減圧しなから180℃まで昇温し重縮合を行った。冷却後、常圧に戻し、無水酢酸204g(2.0mol)を追加し120℃を4時間保持した。その後、120℃を保持しながら1.3kPaまで減圧し、低沸分の回収を行った。その結果、下記式が主成分である淡黄色透明液体が697g得られた。エステル化合物Eの数平均分子量は1400、酸価は0.20mgKOH/g、水酸基価は0.10mgKOH/gであった。
エステル化合物Fの合成
撹拌機、温度計、精留装置を備え付けた1Lのガラス製4つ口丸底フラスコに2価アルコールとして1,2−プロパンジオール365g(4.8mol)、2価カルボン酸としてアジピン酸467g(3.2mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.13gを仕込んだ後、180℃まで常圧で4時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは精留装置を通して凝縮させ、反応で生成する水およびその他に分けて、水は回収し、その他はフラスコ内に戻した。ガスの流出が止まるまで冷却した後、精留装置を外して、ト字管及び冷却管、200mlナスフラスコを丸底フラスコに取り付け、180℃を4時間保持した。その後、減圧装置を丸底フラスコに取り付け、10.6kPaの減圧下で170〜180℃を11時間保持した。この間、反応で生成してくる水は200mlナスフラスコに回収した。その後、11.5時間かけて0.7kPaまで減圧しなから180℃まで昇温し重縮合を行った。その結果、下記式が主成分である無色透明液体が591g得られた。エステル化合物Fの数平均分子量は1500、酸価は0.36mgKOH/g、水酸基価は108mgKOH/gであった。
エステル化合物Gの合成
撹拌機、温度計、ト字管、冷却管、200mlナスフラスコを備え付けた1Lのガラス製4つ口丸底フラスコに2価アルコールとして1,4−ベンゼンジメタノール433g(3.1mol)、脂肪族ジカルボン酸としてコハク酸252g(2.1mol)、並びに触媒としてテトラブチルチタネート0.07gを仕込んだ後、250℃まで常圧で26.5時間かけて昇温した。昇温中、流出してくるガスは冷却管を通して凝縮させ、200mlナスフラスコに回収した。その後、減圧装置を丸底フラスコに取り付け、2.0kPaの減圧下で190〜210℃を12時間保持した。減圧の間、反応で生成してくる水は200mlナスフラスコに回収した。その結果、下記式が主成分である黄色固体が601g得られた。エステル化合物Gの酸価は0.39mgKOH/gであった。
実施例11
塩化メチレン34.0g、メタノール4.8gおよびブタノール1.2gの混合溶媒にセルロースエステル樹脂 2.14gおよびエステル化合物A 0.26gを溶解した溶液を直径94mmのシャーレに5g秤取し、ふたをした後、シャーレ全体に流涎させた。その後、室温にて水平を保ちつつ一晩静置した後に50℃にて0.5時間、その後100℃にて1時間乾燥させることで、厚さ27μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにエステル化合物Bを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ27μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにエステル化合物Cを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ28μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにエステル化合物Dを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ26μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにエステル化合物Eを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ26μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにエステル化合物Fを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ25μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにエステル化合物Gを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ29μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにリン酸エステル系可塑剤1を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ25μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aの代わりにリン酸エステル系可塑剤2を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ24μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
エステル化合物Aを用いない以外は実施例1と同様の操作を行い、厚さ24μmのフィルムを得た。得られたフィルムの透湿度および透明性を前記方法で測定した結果を表1に記す。
Claims (8)
- 下記式(1)または(2):
で表される構造を有するエステル化合物を含むセルロースエステル樹脂用改質剤であって、
前記式(1)で表される構造を有するエステル化合物は、両末端が芳香族モノアルコールで封止されているか、又は前記式(1)におけるG 1 で示される2価アルコール残基において芳香族の2価アルコール残基が、同一又は異なって、ハイドロキノン、レゾルシノール、1,2−ベンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジメタノール、1,2−ベンゼンジエタノール及び1,4−ベンゼンジエタノールよりなる群から選択される少なくとも1種のアルコール残基であり、且つ、
前記式(2)で表される構造を有するエステル化合物は、両末端が封止されることなくアルコール性の水酸基を有しているか、又は前記式(2)におけるG 2 及びG 3 で示される2価アルコール残基において芳香族の2価アルコール残基が、同一又は異なって、ハイドロキノン、レゾルシノール、1,2−ベンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジメタノール、1,2−ベンゼンジエタノール及び1,4−ベンゼンジエタノールよりなる群から選択される少なくとも1種のアルコール残基である、セルロースエステル樹脂用改質剤。 - 前記エステル化合物の数平均分子量が500〜2500である、請求項1に記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
- 前記エステル化合物中における前記脂肪族の2価アルコール残基と前記芳香族の2価アルコール残基とのモル比率が、95:5〜20:80である、請求項1又は2に記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
- 前記エステル化合物が前記式(2)で表される構造を有し、両末端が封止されることなくアルコール性の水酸基を有している、請求項1〜3のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
- 前記エステル化合物が前記式(1)で表される構造を有し、両末端が芳香族モノアルコールで封止されている、請求項1〜3のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
- 前記エステル化合物の酸価が3mgKOH/g以下である、請求項1〜5のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のセルロースエステル樹脂用改質剤、及びセルロースエステル樹脂を含むセルロースエステル樹脂組成物。
- 請求項7に記載のセルロースエステル樹脂組成物を含む光学用フィルム。
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