JP6826289B2 - 熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置 - Google Patents

熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6826289B2
JP6826289B2 JP2017005710A JP2017005710A JP6826289B2 JP 6826289 B2 JP6826289 B2 JP 6826289B2 JP 2017005710 A JP2017005710 A JP 2017005710A JP 2017005710 A JP2017005710 A JP 2017005710A JP 6826289 B2 JP6826289 B2 JP 6826289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
conductive structure
unit
carbon nanotube
heat conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017005710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018116999A (ja
Inventor
正明 乘松
正明 乘松
真一 廣瀬
真一 廣瀬
大雄 近藤
大雄 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2017005710A priority Critical patent/JP6826289B2/ja
Publication of JP2018116999A publication Critical patent/JP2018116999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6826289B2 publication Critical patent/JP6826289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本発明は、熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置に関する。
中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)等の半導体素子は、高性能化に伴って大きく発熱する。スマートフォン等の情報機器に含まれるCPUの発熱量は特に大きい。大きな発熱は半導体素子の故障に繋がりかねない。そこで、半導体素子の冷却に関する種々の技術が提案されている。例えば、サーマルインターフェイスマテリアル(Thermal Interface Material:TIM)を介して半導体素子にヒートスプレッダ等の放熱部材を密着させ、ヒートスプレッダを冷却する構造が知られている。
TIMには、高い熱伝導率の他に、柔軟性も要求される。柔軟性が要求されるのは、半導体素子及び放熱部材の表面に微細な凹凸があっても高い接触面積を得るためである。また、用途によっては、半導体素子と放熱部材との間の距離が大きく、厚いTIMが必要とされることがある。
従来、TIMとして、放熱グリース、フェイズチェンジマテリアル(Phase Change Material:PCM)及びインジウム等が知られている。しかし、放熱グリース及びPCMの熱伝導率は1W/m・K〜5W/m・Kであり、十分とはいえず、インジウムは高価である。カーボンナノチューブ(Carbon Nano-Tube:CNT)を含む種々の熱伝導シートも提案されている。CNTの熱伝導率は1500W/m・K〜3000W/m・Kと極めて高く、CNTを含む熱伝導シートはインジウムより安価である。
しかしながら、長いCNTを高密度で成長させることは極めて困難であり、CNTを含む厚い熱伝導シートにおいて優れた熱伝導率を得ることができない。例えば、スーパーグロース法とよばれる成長方法が知られているが、スーパーグロース法では、CNTの成長の際に水を添加するため、CNTに欠陥が生じやすい。また、スーパーグロース法で得られるCNTは単層であり、熱伝導率が低くなりやすい。従って、CNTを含む熱伝導シートの適用範囲は限定的である。
特開2015−84355号公報 特開2015−128103号公報 特開2016−72289号公報
本発明の目的は、広い範囲に適用することができ、優れた熱伝導率を得ることができる熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置を提供することにある。
熱伝導構造体の一態様には、順次積層された、第1カーボンナノチューブシート、第2カーボンナノチューブシート、及び第3カーボンナノチューブシートと、隣り合う前記第1カーボンナノチューブシートと前記第2カーボンナノチューブシートとを互いに接合する第1接合層と、隣り合う前記第2カーボンナノチューブシートと前記第3カーボンナノチューブシートとを互いに接合する第2接合層と、が含まれる。前記第1カーボンナノチューブシートと前記第2カーボンナノチューブシートとの間、及び前記第2カーボンナノチューブシートと前記第3カーボンナノチューブシートとの間では、それぞれに含まれるカーボンナノチューブが互いに直接接触している。
電子装置の一態様には、半導体素子と、放熱部材と、前記半導体素子で生じた熱を前記放熱部材に伝達する上記の熱伝導構造体と、が含まれる。
熱伝導構造体の製造方法の一態様では、それぞれ、カーボンナノチューブの集合体を含む第1単位シート、第2単位シート、及び第3単位シートを準備し、前記第1単位シート、前記第2単位シート、及び前記第3単位シートを順次積層し、隣り合う前記第1単位シートと前記第2単位シートとの間、及び隣り合う前記第2単位シートと前記第3単位シートとの間で、それぞれに含まれるカーボンナノチューブを互いに直接接触させながら、前記第1単位シートと前記第2単位シートとを互いに接合する第1接合層、及び前記第2単位シートと前記第3単位シートとを互いに接合する第2接合層を形成する。
上記の熱伝導構造体等によれば、適切なカーボンナノチューブシート及び接合層が含まれるため、広い範囲に適用することができ、優れた熱伝導率を得ることができる。
第1の実施形態に係る熱伝導構造体を示す模式図である。 カーボンナノチューブ同士の接触状態を示す図である。 第1の実施形態に係る熱伝導構造体の製造方法の一例を工程順に示す図である。 図3Aに引き続き、熱伝導構造体の製造方法の一例を工程順に示す図である。 図3Bに引き続き、熱伝導構造体の製造方法の一例を工程順に示す図である。 図3Cに引き続き、熱伝導構造体の製造方法の一例を工程順に示す図である。 第1の実施形態に係る熱伝導構造体の製造方法に用いるゴムシートを示す図である。 第1の実施形態に係る熱伝導構造体の製造方法の更に他の一例を工程順に示す図である。 第1の実施形態に係る熱伝導構造体の製造方法の更に他の例を示す図である。 第2の実施形態に係る熱伝導構造体を示す模式図である。 第2の実施形態に係る熱伝導構造体を製造する際の加圧方法の例を示す図である。 第2の実施形態に係る熱伝導構造体を製造する際の加圧方法の他の例を示す図である。 第3の実施形態に係る熱伝導構造体を示す模式図である。 第3の実施形態に係る熱伝導構造体を製造する際の加圧方法の例を示す図である。 第3の実施形態に係る熱伝導構造体を製造する際の加圧方法の他の例を示す図である。 各実施形態の特性を示す図である。 3つのCNTシートを含む熱伝導構造体の走査型電子顕微鏡写真の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る電子装置を示す模式図である。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は、TIMに好適な熱伝導構造体に関する。図1は、第1の実施形態に係る熱伝導構造体を示す模式図である。図1(a)は断面図であり、図1(b)は斜視図である。
第1の実施形態に係る熱伝導構造体100には、互いに積層されたカーボンナノチューブ(CNT)シート101及び102と、CNTシート101及び102を互いに接合する接合層111と、が含まれる。CNTシート101及び102には、それぞれ複数のCNTが含まれており、CNTシート101及び102の間では、それぞれに含まれるCNTが互いに直接接触している。
図2(a)に示すように、CNTシート102に含まれるCNT102aの端面のほぼ全体がCNTシート101に含まれるCNT101aの端面のほぼ全体と直接接触していてもよい。図2(b)に示すように、CNT102aの端面の一部がCNT101aの端面の一部と直接接触していてもよい。図2(c)に示すように、CNT102aの端部の側面がCNT101aの端部の側面と直接接触していてもよい。
熱伝導構造体100はCNTシート101及び102を含み、CNTシート101に含まれるCNTとCNTシート102に含まれるCNTとが直接接触しているため、優れた熱伝導率を得ることができ、広い範囲に適用することができる。例えば、CNTシート101及び102のそれぞれの厚さが、良好な熱伝導率が得られる程度のものであっても、一方のみでは厚さが足りない用途に用いることができる。すなわち、CNTシート101及び102の厚さがt(μm)である場合、t〜2tの厚さのTIMが必要とされる用途にも用いることができる。
また、CNTシート101及び102が接合層111により互いに接合されているため、積層方向におけるCNTとCNTとの直接的な接触の安定性が優れている。従って、本実施形態によれば、安定して優れた熱伝導率を得ることができる。
CNTシートの厚さは特に限定されないが、長さが340μm超のCNTは工業的に安定して成長させにくい。従って、CNTシートの厚さは340μm以下であることが好ましい。
次に、第1の実施形態に係る熱伝導構造体100の製造方法の一例について説明する。図3A乃至図3Dは、第1の実施形態に係る熱伝導構造体100の製造方法の一例を工程順に示す図である。図4は、第1の実施形態に係る熱伝導構造体100の製造方法に用いるゴムシートを示す図である。
この例では、先ず、図3A(a)に示すように、成長基板11上にCNT12を成長させる。成長基板11としては、例えば、酸化膜付きのシリコン基板上に触媒金属の膜を形成したものを用いる。触媒金属としては、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)及び白金(Pt)が挙げられる。触媒金属の膜は単層であってもよく、複数層であってもよい。触媒金属の膜は、例えばスパッタ法により形成することができる。触媒金属の膜に代えて、微分型静電分級器(Differential Mobility Analyzer:DMA)等を用い、予めサイズを制御して作製した触媒金属の微粒子を用いてもよい。触媒金属の下地膜として、Mo(モリブデン)、Ti(チタン)、Hf(ハフニウム)、Zr(ジルコニウム)、Nb(ニオブ)、V(バナジウム)、TaN(窒化タンタル)、TiSix(チタンシリサイド)、Al(アルミニウム)、Al23(酸化アルミニウム)、TiOx(酸化チタン)、Ta(タンタル)、W(タングステン)、Cu(銅)、Au(金)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、TiN(窒化チタン)等の膜を形成しておいてもよい。下地膜は単層であってもよく、複数層であってもよい。例えば、下地膜として厚さが10nmのAl膜を形成し、その上に触媒金属膜として厚さが2.5nmのFe膜を形成してもよく、下地膜として厚さが5nmのTiN膜を形成し、その上に触媒金属膜として厚さが2.6nmのCo膜を形成してもよい。下地膜として厚さが5nmのTiN膜を形成し、その上に触媒金属微粒子として平均直径が3.8nmのCo粒子を分散させてもよい。
CNT12は、例えばホットフィラメント化学気相成長(Chemical Vapor Deposition:CVD)法により成長させることができる。CNT12を成長させる際には、例えば、原料ガスとしてアセチレン及びアルゴンの混合ガス(分圧比1:9)を用い、成膜室内の総ガス圧を1kPa、ホットフィラメント温度を1000℃、成長時間を25分とする。この条件では、層数が3層〜6層(平均4層程度)、直径が4nm〜8nm(平均6nm程度)、長さが100μm(成長レート:4μm/min)の多層CNTを成長させることができる。CNT12は、熱CVD法又はリモートプラズマCVD法等の他の方法により成長させてもよい。CNT12として、単層CNTを成長させてもよい。炭素原料として、メタン及びエチレン等の炭化水素類や、エタノール及びメタノール等のアルコール類等を用いてもよい。
次いで、図3A(b)及び図4(a)に示すように、成長基板11をステージ21上に置き、ゴムシート22をCNT12の上方に設け、ゴムシート22に張力を印加してゴムシート22を面内の全方向に伸張する。
その後、図3A(c)に示すように、ゴムシート22に張力を印加したまま、ステージ21を上昇させてCNT12の先端をゴムシート22に接触させ、ローラー23によりゴムシート22をCNT12に押し付ける。この結果、CNT12の先端がゴムシート22に食い込む。
続いて、図3B(d)に示すように、ゴムシート22に印加する張力を若干緩める。この結果、ゴムシート22が若干収縮し、CNT12がゴムシート22に固定される。そして、ステージ21を降下させる。この結果、CNT12が成長基板11から離間する。
次いで、図3B(e)及び図4(b)に示すように、ゴムシート22への張力の印加を停止する。この結果、ゴムシート22が更に収縮し、CNT12が、成長基板11上での成長時よりも高い密度で集合する。
その後、図3B(f)に示すように、シリコン基板38上にポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTFE)のフッ素樹脂シート33を介してゴムシート22を置き、CNT12上に樹脂シート13を置き、樹脂シート13上にフッ素樹脂シート34を置く。そして、これらを加熱プレス機の下型31上に置き、下型31及び上型32により加熱しながら加圧する。このときの加熱温度は樹脂シート13が溶融し始める温度程度とする。この結果、樹脂シート13が溶解し、CNT12の先端が樹脂シート13に食い込むが、CNT12は樹脂シート13を貫通しない。
樹脂シート13の厚さはCNT12の長さより小さければ特に限定されず、CNT12の長さに比べて十分に薄く、単独でハンドリングができる程度の厚さであることが望ましい。CNT12の長さが200μm程度であれば、樹脂シート13の厚さは5μm〜50μm程度であることが望ましい。
樹脂シート13の材料も特に限定されないが、溶解したときの粘度が低いものが望ましい。例えば、溶解したときの粘度が低い樹脂として、ポリアミド系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト樹脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂、エチレン共重合体ホットメルト樹脂、SBR系ホットメルト樹脂、EVA系ホットメルト樹脂及びブチルゴム系ホットメルト樹脂が挙げられる。ポリアミド系ホットメルト樹脂として、ヘンケルジャパン株式会社製の「Micromelt6239」(軟化点温度:135℃〜145℃)が挙げられる。ポリエステル系ホットメルト樹脂として、ノガワケミカル株式会社の「DH598B」(軟化点温度:133℃)が挙げられる。ポリウレタン系ホットメルト樹脂として、ノガワケミカル株式会社製の「DH722B」が挙げられる。ポリオレフィン系ホットメルト樹脂として、松村石油株式会社製の「EP−90」(軟化点温度:148℃)が挙げられる。エチレン共重合体ホットメルト樹脂として、ノガワケミカル株式会社製の「DA574B」(軟化点温度:105℃)が挙げられる。スチレン・ブタジエンゴム(SBR)系ホットメルト樹脂として、横浜ゴム株式会社製の「M−6250」(軟化点温度:125℃)が挙げられる。エチレン・酢酸ビニル共重合(EVA)系ホットメルト樹脂として、住友スリーエム株式会社製の「3747」(軟化点温度:104℃)が挙げられる。ブチルゴム系ホットメルト樹脂として、横浜ゴム株式会社製の「M−6158」が挙げられる。例えば、「Micromelt6239」の225℃での粘度は5.5Pa.s〜8.5Pa.sである。「Micromelt6239」を用いる場合、例えば、加熱温度は140℃とし、加圧力は160Nとし、加熱時間は10秒〜5分間とする。
続いて、加熱及び加圧を停止し、図3C(g)に示すように、フッ素樹脂シート33、ゴムシート22、CNT12、樹脂シート13及びフッ素樹脂シート34を加熱プレス機から取り出し、銅板等の金属板30上で冷却する。この結果、CNT12が樹脂シート13にも固定される。
次いで、図3C(h)に示すように、フッ素樹脂シート34を樹脂シート13に付着させまま、フッ素樹脂シート33及びゴムシート22をCNT12から取り外す。この結果、CNT12の集合体及び樹脂シート13が一体となった単位シート14にフッ素樹脂シート34が付着したシートが得られる。フッ素樹脂シート33及びゴムシート22は、例えばピンセットを用いて容易に取り外すことができる。
その後、図3C(i)に示すように、フッ素樹脂シート34が付着した単位シート14をシリコン基板38上に置き、CNT12上にフッ素樹脂シート36を置き、フッ素樹脂シート36上に平面サイズがCNT12の束と同程度の銅板37を置く。銅板37に離型剤を塗布しておけば、フッ素樹脂シート36を用いなくてもよい。離型剤としては、ヘンケル社製の「LOCTITE FREKOTE 55NC」が挙げられる。そして、これらを加熱プレス機の下型31上に置き、下型31及び上型32により加熱しながら加圧する。この時の加熱温度は樹脂シート13の粘度が最小になる温度付近とし、加圧力はCNT12が潰れて樹脂シート13の樹脂がフッ素樹脂シート36まで到達しない程度とする。「Micromelt6239」を用いる場合、例えば、加熱温度は225℃とし、加圧力は250Nとし、加熱時間は10分間とする。
その後、加圧したまま冷却し、フッ素樹脂シート34、単位シート14及びフッ素樹脂シート34を加熱プレス機から取り出し、銅板等の金属板上で冷却する。そして、フッ素樹脂シート34及び36を単位シート14から取り外す。この結果、図3D(j)に示すように、CNT12が樹脂シート13を貫通した単位シート15が得られる。フッ素樹脂シート34及び36は、例えばピンセットを用いて容易に取り外すことができる。
続いて、図3D(k)に示すように、シリコン基板38上にフッ素樹脂シート39を置き、単位シート15をそのCNT12がその樹脂シート13より下方になるようにしてフッ素樹脂上に置く。このCNT12上に樹脂シート16を置き、樹脂シート16上に、他の単位シート15をそのCNT12がその樹脂シート13より上方になるようにして置く。そして、この単位シート15上にフッ素樹脂シート40及び銅板37を置く。これらを加熱プレス機の下型31上に置き、下型31及び上型32により加熱しながら加圧する。樹脂シート16としては、樹脂シート13と同様のものを用いることができる。この時の加熱温度及び加圧力は、例えば、単位シート14から単位シート15を得る際の加熱温度及び加圧力と同程度とする。
その後、加圧したまま加熱を停止し、樹脂シート13が固化したら、加圧も停止する。この結果、図3D(l)に示すように、一方の単位シート15に含まれていたCNT12の集合を含むCNTシート101、他方の単位シート15に含まれていたCNT12の集合を含むCNTシート102、及び2つの樹脂シート13が一体になった接合層111を含む熱伝導構造体100が得られる。
次に、第1の実施形態に係る熱伝導構造体100の製造方法の更に他の一例について説明する。図5は、第1の実施形態に係る熱伝導構造体100の製造方法の更に他の一例を工程順に示す図である。
この例では、先ず、上記の一例と同様にして、ゴムシート22への張力の印加の停止までの処理を行う(図3B(e))。次いで、図5(a)に示すように、CNT12の集合体及びゴムシート22が一体化した単位シートを2つ準備し、樹脂シート16を間に挟んで各単位シートのCNT12の先端が樹脂シート16に接するようにして重ね合せる。その後、これらを加熱プレス機の下型31上にフッ素樹脂シート35を介して載置し、フッ素樹脂シート36を介して上型32により加熱しながら加圧する。このときの加熱温度は、CNT12が樹脂シート16を貫通できる程度に樹脂シート16が軟化する温度、例えば樹脂シート16の粘度が最低になる温度とする。この結果、樹脂シート16が溶解し、CNT12同士が互いに直接接触するようになる。樹脂シート16に「Micromelt6239」を用いる場合、例えば、加熱温度は225℃とし、加圧力は250Nとし、加熱時間は10分間とする。
続いて、加圧したまま加熱を停止し、樹脂シート16が固化したら、加圧も停止する。この結果、CNT12が樹脂シート16に固定される。そして、図5(b)に示すように、ゴムシート22、CNT12及び樹脂シート16を加熱プレス機から取り出す。
次いで、図5(c)に示すように、ゴムシート22をCNT12から取り外す。この結果、一方のCNT12の集合を含むCNTシート101、他方のCNT12の集合を含むCNTシート102、及び樹脂シート16が一体になった接合層111を含む熱伝導構造体100が得られる。
他の一例では、先ず、ゴムシート22の剥離まで行い(図3C(h))、次に、図6(a)に示すように、フッ素樹脂シート34が付着したままの単位シート14を2つ、樹脂シート16を間に挟んで各単位シート14のCNT12の先端が樹脂シート16に接するようにして重ね合せて、加熱しながら加圧する。この場合、樹脂シート16が溶解し、各単位シート14に含まれるCNT12同士が互いに直接接触するようになる。
図6(b)に示すように、2つの単位シート15を、樹脂シート16を間に挟んで各単位シート15のCNT12の先端が樹脂シート16に接するようにして重ね合せて、加熱しながら加圧してもよい。この場合、樹脂シート16が溶解し、各単位シート14に含まれるCNT12同士が互いに直接接触するようになる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、TIMに好適な熱伝導構造体に関する。図7は、第2の実施形態に係る熱伝導構造体を示す模式図である。
第2の実施形態に係る熱伝導構造体200には、互いに積層されたカーボンナノチューブ(CNT)シート101、102及び103と、CNTシート101及び102を互いに接合する接合層111と、CNTシート102及び103を互いに接合する接合層112と、が含まれる。CNTシート101〜103には、それぞれ複数のCNTが含まれており、CNTシート101及び102の間並びにCNTシート102及び103の間では、それぞれに含まれるCNTが互いに直接接触している。
熱伝導構造体200はCNTシート101〜103を含み、CNTシート101に含まれるCNTとCNTシート102に含まれるCNTとが直接接触し、CNTシート102に含まれるCNTとCNTシート103に含まれるCNTとが直接接触しているため、優れた熱伝導率を得ることができ、広い範囲に適用することができる。例えば、CNTシート101〜103のそれぞれの厚さが、良好な熱伝導率が得られる程度のものであっても、一方のみでは厚さが足りない用途に用いることができる。
また、CNTシート101及び102が接合層111により互いに接合され、CNTシート102及び103が接合層112により互いに接合されているため、積層方向におけるCNTとCNTとの直接的な接触の安定性が優れている。従って、本実施形態によれば、安定して優れた熱伝導率を得ることができる。
第2の実施形態に係る熱伝導構造体200を製造する際の加圧方法の例を図8A及び図8Bに示す。
図8A(a)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、3つの単位シート15を、下から順にCNT12が下向き、上向き、上向きとなるように重ねる。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
図8A(b)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、3つの単位シート15を、下から順にCNT12が下向き、上向き、上向きとなるように重ねる。下から2番目の単位シート15には、CNT12の上端が貫通するように樹脂シート17を設けておく。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。樹脂シート17としては、樹脂シート13と同様のものを用いることができる。
図8B(c)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、3つの単位シート15を、下から順にCNT12が上向き、下向き、上向きとなるように重ねる。下から2番目の単位シート15には、CNT12の下端が貫通するように樹脂シート17を設けておく。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
図8B(d)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、3つの単位シート15を、下から順にCNT12が上向き、下向き、下向きとなるように重ねる。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、TIMに好適な熱伝導構造体に関する。図9は、第3の実施形態に係る熱伝導構造体を示す模式図である。
第3の実施形態に係る熱伝導構造体300には、互いに積層されたカーボンナノチューブ(CNT)シート101、102、103及び104と、CNTシート101及び102を互いに接合する接合層111と、CNTシート102及び103を互いに接合する接合層112と、CNTシート103及び104を互いに接合する接合層113と、が含まれる。CNTシート101〜104には、それぞれ複数のCNTが含まれており、CNTシート101及び102の間、CNTシート102及び103の間並びにCNTシート103及び104の間では、それぞれに含まれるCNTが互いに直接接触している。
熱伝導構造体200はCNTシート101〜104を含み、CNTシート101に含まれるCNTとCNTシート102に含まれるCNTとが直接接触し、CNTシート102に含まれるCNTとCNTシート103に含まれるCNTとが直接接触し、CNTシート103に含まれるCNTとCNTシート104に含まれるCNTとが直接接触しているため、優れた熱伝導率を得ることができ、広い範囲に適用することができる。例えば、CNTシート101〜104のそれぞれの厚さが、良好な熱伝導率が得られる程度のものであっても、一方のみでは厚さが足りない用途に用いることができる。
また、CNTシート101及び102が接合層111により互いに接合され、CNTシート102及び103が接合層112により互いに接合され、CNTシート103及び104が接合層113により互いに接合されているため、積層方向におけるCNTとCNTとの直接的な接触の安定性が優れている。従って、本実施形態によれば、安定して優れた熱伝導率を得ることができる。
第3の実施形態に係る熱伝導構造体300を製造する際の加圧方法の例を図10A及び図10Bに示す。
図10A(a)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、4つの単位シート15を、下から順にCNT12が下向き、上向き、上向き、上向きとなるように重ねる。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
図10A(b)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、4つの単位シート15を、下から順にCNT12が下向き、下向き、上向き、上向きとなるように重ねる。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
図10B(c)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、4つの単位シート15を、下から順にCNT12が下向き、上向き、下向き、上向きとなるように重ねる。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
図10B(d)に示す例では、間に樹脂シート16を挟みながら、4つの単位シート15を、下から順にCNT12が上向き、上向き、下向き、下向きとなるように重ねる。下から3番目の単位シート15には、CNT12の下端が貫通するように樹脂シート17を設けておく。そして、シリコン基板38と銅板37との間でこれらを加熱しながら加圧する。
ここで、第1〜第3の実施形態に倣って本願発明者らが作製した熱伝導構造体の特性の調査結果について説明する。この調査では、第1〜第3の実施形態に倣って熱伝導構造体を作製し、2枚の金属板の間に熱伝導構造体を挟み込み、片側の金属板にヒータを接触させて加熱し、他方の金属板には窒素を吹き付けて冷却し、金属板間の温度差を測定した。単位シート15を熱伝導構造体とした参考例についても同様の測定を行った。この参考例では、CNT12の両端にCNT12が貫通するように樹脂シート13を設けた。この結果を図11に示す。図11の横軸は熱伝導構造体の厚さを示す。
参考例(○)の厚さは150μm程度であり、温度差は1.6℃〜2.4℃であった。図3A乃至図3Dに示す第1の実施形態に倣った方法で作製した熱伝導構造体(●)の厚さは260μm程度であり、温度差は2.0℃程度であった。このことは、積層された2つのCNTシートを含む厚い熱伝導構造体においても、単位シートと同程度の優れた熱伝導性が得られることを示す。図6(a)に示す第1の実施形態に倣った方法で作製した熱伝導構造体においても温度差は2.0℃程度であった。
図8A(b)に示す第2の実施形態に倣った方法で作製した熱伝導構造体(▲)の厚さは410μm程度であり、温度差は2.32℃程度であった。このことは、積層された3つのCNTシートを含む更に厚い熱伝導構造体においても、単位シートと同程度の優れた熱伝導性が得られることを示す。図12に、3つのCNTシートを含む熱伝導構造体の走査型電子顕微鏡(SEM)写真の一例を示す。図12(a)は3つのCNTシートを含む視野のSEM写真を示し、図12(b)は図12(a)中の一部を拡大したSEM写真を示す。
図8B(c)に示す第2の実施形態に倣った方法で作製した熱伝導構造体(△)の厚さは410μm程度であり、温度差は2.66℃程度であった。このことは、この熱伝導構造体において、単位シートと比較して熱伝導性が若干低いものの、良好な熱伝導性が得られることを示す。
図10A(a)に示す第3の実施形態に倣った方法で作製した熱伝導構造体(□)の厚さは540μm程度であり、温度差は3.1℃程度であった。このことは、積層された4つのCNTシートを含む更に厚い熱伝導構造体においても、良好な熱伝導性が得られることを示す。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、熱伝導構造体を含む電子装置(実装構造体)に関する。図13は、第4の実施形態に係る電子装置を示す模式図である。
第4の実施形態に係る電子装置10には、プリント配線基板9に取り付けられた半導体素子1、半導体素子1から放出される電磁波の拡散を抑制するシールド4、接着層7によりシールド4に接着されたヒートパイプ5、及び半導体素子1で生じた熱をシールド4に伝達する熱伝導構造体3が含まれる。シールド4及びヒートパイプ5が放熱部材6に含まれる。シールド4は支柱8によりプリント配線基板9上に支持されている。半導体素子1は、例えば通信装置の一例であるスマートフォンの中央処理装置(CPU)及びメモリを含む。シールド4は、例えば金属製の電磁シールドを含む。熱伝導構造体3には、第1〜第3の実施形態のいずれかが用いられる。
第4の実施形態に係る電子装置10では、半導体素子1とシールド4との間の厚さ方向の隙間の寸法が大きくても、例えば300μm〜600μm程度であっても、熱伝導構造体3として厚く、安定して良好な熱伝導率が得られるものを用いることができる。従って、半導体素子1で生じた熱を極めて良好な効率で放熱部材6に伝達することができる。
本願発明者らが、第4の実施形態に倣って、スマートフォンの既製品に含まれるTIMを熱伝導構造体で置換し、4k動画の撮影可能時間を測定したところ、既製品と同程度の結果が得られた。また、既製品のCPUに貼付されている樹脂の温度差は19.5℃であり、熱伝導構造体で置換したものの10倍程度であった。
本願発明者は、単位シート15、2つの単位シート15を樹脂シートが接するように重ね合せただけの熱伝導構造体、及びこの熱伝導構造体を加熱しながら加圧して一体化した熱伝導構造体の3種について温度差を測定した。この結果、単位シート15の温度差は1.88℃であるのに対し、重ね合せただけの熱伝導構造体の温度差は2.10℃であり、一体化した熱伝導構造体の温度差は1.94℃であった。このことから、加熱しながら加圧して一体化することで、CNTシート間の接触抵抗が低減されたと考えられる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
互いに積層された複数のカーボンナノチューブシートと、
前記複数のカーボンナノチューブシートのうちで隣り合うものを互いに接合する接合層と、
を有し、
前記複数のカーボンナノチューブシートのうちの隣り合うものの間では、それぞれに含まれるカーボンナノチューブが互いに直接接触していることを特徴とする熱伝導構造体。
(付記2)
前記複数のカーボンナノチューブシートの積層方向の両端において、カーボンナノチューブの端部が前記接合層から露出していることを特徴とする付記1に記載の熱伝導構造体。
(付記3)
前記カーボンナノチューブシートに含まれるカーボンナノチューブが多層カーボンナノチューブであることを特徴とする付記1又は2に記載の熱伝導構造体。
(付記4)
半導体素子と、
放熱部材と、
前記半導体素子で生じた熱を前記放熱部材に伝達する、付記1乃至3のいずれか1項に記載の熱伝導構造体と、
を有することを特徴とする電子装置。
(付記5)
前記放熱部材は金属製の電磁シールドを含むことを特徴とする付記4に記載の電子装置。
(付記6)
カーボンナノチューブの集合体を含む複数の単位シートを準備する工程と、
前記複数の単位シートを積層する工程と、
前記複数の単位シートのうちの隣り合うものの間で、それぞれに含まれるカーボンナノチューブを互いに直接接触させながら、複数の集合体のうちで隣り合うものを互いに接合する接合層を形成する工程と、
を有することを特徴とする熱伝導構造体の製造方法。
(付記7)
前記単位シートを準備する工程は、
基板上にカーボンナノチューブを成長させる工程と、
張力を印加したゴムシートに前記カーボンナノチューブを転写する工程と、
前記ゴムシートに印加した張力を緩める工程と、
を有することを特徴とする付記6に記載の熱伝導構造体の製造方法。
(付記8)
前記接合層を形成する工程は、
前記複数の単位シートのうちの隣り合うものの間に樹脂シートを挟み、加熱しながら加圧する工程を有することを特徴とする付記6又は7に記載の熱伝導構造体の製造方法。
(付記9)
前記単位シートは樹脂シートを含み、
前記接合層を形成する工程は、
前記複数の単位シートを加熱しながら加圧する工程を有することを特徴とする付記6又は7に記載の熱伝導構造体の製造方法。
1:半導体素子
3:熱伝導構造体
4:シールド
5:ヒートパイプ
6:放熱部材
10:電子装置
12:CNT
14、15:単位シート
22:ゴムシート
100、200、300:熱伝導構造体
101、102、103、104:CNTシート
111、112、113:接合層

Claims (8)

  1. 順次積層された、第1カーボンナノチューブシート、第2カーボンナノチューブシート、及び第3カーボンナノチューブシートと、
    隣り合う前記第1カーボンナノチューブシートと前記第2カーボンナノチューブシートとを互いに接合する第1接合層と、
    隣り合う前記第2カーボンナノチューブシートと前記第3カーボンナノチューブシートとを互いに接合する第2接合層と、
    を有し、
    前記第1カーボンナノチューブシートと前記第2カーボンナノチューブシートとの間、及び前記第2カーボンナノチューブシートと前記第3カーボンナノチューブシートとの間では、それぞれに含まれるカーボンナノチューブが互いに直接接触していることを特徴とする熱伝導構造体。
  2. 前記第1カーボンナノチューブシートと前記第2カーボンナノチューブシートの積層方向の両端において、カーボンナノチューブの端部が前記第1接合層から露出し、
    前記第2カーボンナノチューブシートと前記第3カーボンナノチューブシートの積層方向の両端において、カーボンナノチューブの端部が前記第2接合層から露出していることを特徴とする請求項1に記載の熱伝導構造体。
  3. 前記第1カーボンナノチューブシート、前記第2カーボンナノチューブシート、及び前記第3カーボンナノチューブシートに含まれるカーボンナノチューブがそれぞれ多層カーボンナノチューブであることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱伝導構造体。
  4. 半導体素子と、
    放熱部材と、
    前記半導体素子で生じた熱を前記放熱部材に伝達する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱伝導構造体と、
    を有することを特徴とする電子装置。
  5. それぞれ、カーボンナノチューブの集合体を含む第1単位シート、第2単位シート、及び第3単位シートを準備する工程と、
    前記第1単位シート、前記第2単位シート、及び前記第3単位シートを順次積層する工程と、
    隣り合う前記第1単位シートと前記第2単位シートとの間、及び隣り合う前記第2単位シートと前記第3単位シートとの間で、それぞれに含まれるカーボンナノチューブを互いに直接接触させながら、前記第1単位シートと前記第2単位シートとを互いに接合する第1接合層、及び前記第2単位シートと前記第3単位シートとを互いに接合する第2接合層を形成する工程と、
    を有することを特徴とする熱伝導構造体の製造方法。
  6. 前記第1単位シート、前記第2単位シート、及び前記第3単位シートを準備する工程は、それぞれ、
    基板上にカーボンナノチューブを成長させる工程と、
    張力を印加したゴムシートに前記カーボンナノチューブを転写する工程と、
    前記ゴムシートに印加した張力を緩める工程と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の熱伝導構造体の製造方法。
  7. 前記第1接合層及び前記第2接合層を形成する工程は、
    前記第1単位シート、前記第2単位シート、及び前記第3単位シートのうちの隣り合うものの間にそれぞれ樹脂シートを挟み、加熱しながら加圧する工程を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の熱伝導構造体の製造方法。
  8. 前記第1単位シート、前記第2単位シート、及び前記第3単位シートそれぞれ樹脂シートを含み、
    前記第1接合層及び前記第2接合層を形成する工程は、
    前記第1単位シート、前記第2単位シート、及び前記第3単位シートを加熱しながら加圧する工程を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の熱伝導構造体の製造方法。
JP2017005710A 2017-01-17 2017-01-17 熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置 Active JP6826289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005710A JP6826289B2 (ja) 2017-01-17 2017-01-17 熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005710A JP6826289B2 (ja) 2017-01-17 2017-01-17 熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018116999A JP2018116999A (ja) 2018-07-26
JP6826289B2 true JP6826289B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=62984088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005710A Active JP6826289B2 (ja) 2017-01-17 2017-01-17 熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6826289B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116734649B (zh) * 2023-08-08 2023-10-27 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 基于红外光学调控的自适应热管理装置及制备方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002076204A (ja) * 2000-09-04 2002-03-15 Nitto Shinko Kk 樹脂付金属板状体
US8389119B2 (en) * 2006-07-31 2013-03-05 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Composite thermal interface material including aligned nanofiber with low melting temperature binder
JP5239768B2 (ja) * 2008-11-14 2013-07-17 富士通株式会社 放熱材料並びに電子機器及びその製造方法
US8753924B2 (en) * 2012-03-08 2014-06-17 Texas Instruments Incorporated Grown carbon nanotube die attach structures, articles, devices, and processes for making them
JP6156057B2 (ja) * 2013-10-25 2017-07-05 富士通株式会社 ナノ構造体シート、電子機器、ナノ構造体シートの製造方法、及び電子機器の製造方法
JP6237231B2 (ja) * 2013-12-27 2017-11-29 富士通株式会社 シート状構造体とその製造方法、電子部品及びその組立方法
JP6283293B2 (ja) * 2014-09-26 2018-02-21 新光電気工業株式会社 カーボンナノチューブシートの製造方法
US10836633B2 (en) * 2015-12-28 2020-11-17 Hitachi Zosen Corporation Carbon nanotube composite material and method for producing carbon nanotube composite material
JP6840725B2 (ja) * 2016-03-09 2021-03-10 日立造船株式会社 カーボンナノチューブ構造体の起毛方法、カーボンナノチューブ構造体の製造方法およびカーボンナノチューブ構造体
US10791651B2 (en) * 2016-05-31 2020-09-29 Carbice Corporation Carbon nanotube-based thermal interface materials and methods of making and using thereof
JP6720717B2 (ja) * 2016-06-20 2020-07-08 富士通株式会社 放熱シートの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018116999A (ja) 2018-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10396009B2 (en) Heat dissipation material and method of manufacturing thereof, and electronic device and method of manufacturing thereof
TWI477593B (zh) 熱輻射材料,電子裝置及電子裝置之製造方法
JP6135760B2 (ja) 放熱構造体及びその製造方法並びに電子装置
JP5447069B2 (ja) シート状構造体、電子機器及び電子機器の製造方法
US10770370B2 (en) Electronic device and heat dissipating sheet
TW200951210A (en) Sheet structure and method of manufacturing sheet structure
JP5293561B2 (ja) 熱伝導性シート及び電子機器
JP6810343B2 (ja) カーボンナノチューブ構造、放熱シート及びカーボンナノチューブ構造の製造方法
US11967539B2 (en) Heat dissipation sheet, manufacturing method of heat dissipation sheet, and electronic apparatus
US10611941B2 (en) Heat radiation sheet, method of manufacturing heat radiation sheet, and method of manufacturing electronic device
JP7172319B2 (ja) 放熱構造体、電子装置、及び放熱構造体の製造方法
JP5447117B2 (ja) 電子機器の製造方法
JP6720717B2 (ja) 放熱シートの製造方法
JP7180201B2 (ja) 接合構造体及び接合構造体の製造方法
JP6826289B2 (ja) 熱伝導構造体、その製造方法及び電子装置
JP5760668B2 (ja) シート状構造体及びその製造方法並びに電子機器及びその製造方法
JP6748408B2 (ja) 放熱シートの製造方法
JP6344076B2 (ja) 接続部材の製造方法及び電子機器の製造方法
JP6354235B2 (ja) 電子機器とその組み立て方法、及びシート状構造体とその製造方法
JP6237231B2 (ja) シート状構造体とその製造方法、電子部品及びその組立方法
JP2018129482A (ja) 放熱シート、放熱シートの製造方法、及び電子装置
JP5935302B2 (ja) シート状構造体及びその製造方法並びに電子機器及びその製造方法
JP2013201261A (ja) 放熱シートおよび半導体装置、放熱シートの製造方法
JP2021090014A (ja) 放熱シート及び放熱シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6826289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150