JP2013201261A - 放熱シートおよび半導体装置、放熱シートの製造方法 - Google Patents

放熱シートおよび半導体装置、放熱シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カーボンナノチューブを含み、カーボンナノチューブを発熱体あるいは放熱部材と確実に熱的に接触させられる放熱シートを提供する。
【解決手段】放熱シート24は、第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有する樹脂基材と、樹脂基材中に埋設され、各々第1の主面から第2の主面に向かって延在する複数のカーボンナノチューブと、を含み、複数のカーボンナノチューブは全体として湾曲し、第2の主面に対する垂線に対し斜めの方向に配向する。
【選択図】図1

Description

以下に説明する実施形態は半導体装置あるいは電子装置の放熱技術に関する。
カーボンナノチューブ(CNT)はグラフェンシートよりなり非常に大きな電流密度耐性を有することで知られている繊維状炭素材料であるが、1500W/m・Kに達する非常に高い熱伝導度を有していることでも知られている。そこで近年、大規模集積回路(LSI)の放熱に、カーボンナノチューブを用いる技術が提案されている。
例えば特許文献1には、カーボンナノチューブを基板から上方に向かって成長させ、これをメッキ金属基材中に固定した構成の放熱シートが提案されている。このようなカーボンナノチューブにより構成した放熱シートは、効果的な放熱経路として作用することが期待されている。
特開2009−170828号公報 特表2002−518863号公報
放熱シートとして、例えばインジウムが使用さるが、この材料はレアメタルであり高価であり、製造費用が増大してしまうため、カーボンナノチューブを安価な樹脂基材中に埋め込んだ構成の放熱シートに対する要望が存在する。放熱シートは、発熱源となる半導体装置および放熱源となるヒートシンクに対し、高い精度で密接し、また放熱シート中に含まれているカーボンナノチューブを半導体装置およびヒートシンクに接触させる必要がある。
ところが基板上に成長したカーボンナノチューブは、略一定の長さに成長されているように見えても、細かくみると一般にまちまちな長さを有しており、ヒートシンクに対して要求されるような高い精度で特定の長さに揃えて成長させることは、現状の技術では困難である。このように長さが様々に変化するカーボンナノチューブを例えば樹脂材料で埋め込んだ場合には、短いカーボンナノチューブは発熱源となる半導体チップやヒートスプレッダに接触することがなく、このため放熱に寄与しないカーボンナノチューブが多数発生してしまう。
一の側面によれば放熱シートは、第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有する樹脂基材と、前記樹脂基材中に埋設され、各々前記第1の主面から前記第2の主面に向かって延在する複数のカーボンナノチューブと、を含み、前記複数のカーボンナノチューブは全体として湾曲し、前記第2の主面に対する垂線に対し斜めの方向に配向する。
他の側面によれば放熱シートの製造方法は、基板上に複数のカーボンナノチューブを成長させる工程と、前記複数のカーボンナノチューブの先端部に力を加え、前記複数のカーボンナノチューブを前記基板に垂直な方向に対して斜めの同一方向に湾曲させる工程と、前記複数のカーボンナノチューブの間に樹脂基材を導入する工程と、前記基板を除去する工程と、を含む。
上記実施形態によれば、放熱シート中のカーボンナノチューブを放熱シートの第1の主面および第2の主面の一方において発熱源に、また前記第1の主面および第2の主面の他方において放熱部材に確実にコンタクトさせることができ、放熱効率を向上させることができる。
第1の実施形態による半導体装置を示す断面図である。 第1の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その1)である。 第1の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その2)である。 第1の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その3)である。 第1の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その4)である。 第1の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その5)である。 第1の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その6)である。 基板上に成長したカーボンナノチューブを示す走査電子顕微鏡写真の図である。 図3Aのカーボンナノチューブを湾曲させた状態を示す走査電子顕微鏡写真の図である。 図3Bにおいてカーノンナノチューブを湾曲させるのに使われた構成を示す断面図である。 比較例による放熱シートを示す断面図である。 比較例による放熱シート中におけるカーボンナノチューブの高さばらつきと熱抵抗の関係を示すグラフである。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その1)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その2)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その3)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その4)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その5)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その6)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その7)である。 第2の実施形態による放熱シートの製造工程を説明する断面図(その8)である。 第2の実施形態においてカーボンナノチューブを湾曲させるのに使われた治具を示す図である。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態による半導体装置20の構成を示す断面図である。
図1を参照するに半導体装置20は回路基板21上にバンプ22Aによりフリップチップ実装された半導体チップ22と、前記半導体チップ22に放熱シート24を介して装着されたヒートシンクなどの放熱部材25とを含み、前記放熱シート24は樹脂基体24Aと、前記樹脂基体24A中に配設され、前記半導体チップ22に接する前記樹脂基体24Aの第1の主面から前記放熱部材25に接する前記樹脂基体24Aの第2の主面まで延在し、全体として同一の方向に湾曲した多数のカーボンナノチューブ24Bとを含む。また図示の例では前記半導体装置20は、配線基板10上に、ハンダバンプ20Aにより実装されている。
本実施形態ではこのように多数のカーボンナノチューブ24Bが湾曲して樹脂基体24A中に含まれているため、その長さが様々に変化したとしても、前記樹脂基体24の厚さ、すなわち前記第1の主面と第2の主面との間の間隔を、前記カーボンナノチューブ24Bの最短のものの長さよりも狭く設定することにより、前記樹脂基体24中に含まれる大多数あるいは全てのカーボンナノチューブ24Bの先端部を前記樹脂基体24の第2の主面に露出させることが可能となり、前記半導体チップ22中で発生した熱はカーボンナノチューブ24Bに伝達され、前記カーボンナノチューブ24B中を効率よく前記放熱部材25へと伝達される。
前記カーボンナノチューブ24Bは、単層カーボンナノチューブあるいは多層カーボンナノチューブのいずれでもよい。カーボンナノチューブの長さ(シートの厚さ)は放熱シート24の用途によって決まり、特に限定されるものではないが、5μm〜500μm程度の値に設定することができる。
また前記樹脂基体24Bとしては、例えば、Micromelt6239ホットメルト充填材(ヘンケルジャパン社登録商標、融解温度:135〜145℃、融解時粘度:5.5〜8.5Pa・s@225℃)を用いることができる。更に低粘度な熱可塑性樹脂として、日信化学工業製品のBW100(登録商標、溶融粘度:75mPa・s@150℃)等を使うことも可能である。
以下、図1の放熱シート24の製造方法を、図2A〜図2Fを参照しながら説明する。
図2Aを参照するに、まずシリコンなどの半導体基板、アルミナ(サファイア)基板、MgO基板、ガラス基板などの基板31上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚2.5nmのFe(鉄)膜を形成し、Feの触媒金属膜32を形成する。
ここで触媒金属としては、Feのほか、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Pt(白金)又はこれらのうち少なくとも一の材料を含む合金を用いてもよい。また、触媒として、金属膜以外に、微分型静電分級器(DMA:differential mobility analyzer)等を用い、予めサイズを制御して作製した金属微粒子を用いてもよい。この場合も、金属種については薄膜の場合と同様でよい。
また、これら触媒金属の下地膜として、Mo(モリブデン)、Ti(チタン)、Hf(ハフニウム)、Zr(ジルコニウム)、Nb(ニオブ)、V(バナジウム)、TaN(窒化タンタル)、TiSi(チタンシリサイド)、Al(アルミニウム)、Al(酸化アルミニウム)、TiO(酸化チタン)、Ta(タンタル)、W(タングステン)、Cu(銅)、Au(金)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、TiN(窒化チタン)などの膜又はこれらのうち少なくとも一の材料を含む合金からなる膜を形成してもよい。
例えば前記触媒金属膜32として、Fe(2.5nm)/Al(10nm)の積層構造、Co(2.6nm)/TiN(5nm)の積層構造等を適用することができる。金属微粒子を用いる場合は、例えば、Co(平均直径:3.8nm)/TiN(5nm)などの積層構造を適用することができる。
なお前記基板31として、その表面に図示の例のように膜31Aが形成されたものを使うことも可能である。例えば、シリコン基板上に膜厚300nm程度のシリコン酸化膜が形成されたものを用いることも可能である。前記基板31は、カーボンナノチューブの形成後に剥離されるものであり、このため前記基板31としては、少なくともカーボンナノチューブに接する面が、カーボンナノチューブから容易に剥離できる材料によって形成されているものを使うことが望ましい。或いは基板31として、カーボンナノチューブシートに対して選択的にエッチングできる材料のものを使うことが望ましい。
次に図2Bの工程において前記基板31上に、例えばホットフィラメントCVD法により、触媒金属膜を触媒として、前記カーボンナノチューブ24Bを例えば10μm以上で300μm以下の範囲の長さで成長する。
カーボンナノチューブ24Bの成長条件は、例えば、原料ガスとしてアセチレン・アルゴンの混合ガス(分圧比1:9)を用い、成膜室内の総ガス圧を1kPa、ホットフィラメント温度を1000℃、成長時間を20分とする。これにより、層数が例えば3〜6層(平均4層程度)、直径が例えば4〜8nm(平均6nm)、長さが例えば80μm(成長レート:4μm/分の場合)の多層カーボンナノチューブを成長することができる。なお、カーボンナノチューブは、熱CVD法やリモートプラズマCVD法などの他の成膜方法により形成してもよい。また、成長するカーボンナノチューブは、単層カーボンナノチューブでもよい。また、炭素原料としては、アセチレンのほか、メタン、エチレン等の炭化水素類や、エタノール、メタノール等のアルコール類などを用いてもよい。
その結果、図2Bに示すように前記基板31上には前記基板31の法線方向に配向(垂直配向)した複数のカーボンナノチューブの束24Bが図3Aの走査型電子顕微鏡写真に示すように形成される。
図3Aを参照するに、このようにして形成されたカーボンナノチューブは層数が3〜6層の多層カーボンナノチューブよりなり、図示の例では基板31から測った長さが平均で56μm、基板31に対して垂直方向に延在している。このようにして得られたカーボンナノチューブ束24Bの先端は、図3A中、大凡矢印Aで示す位置に形成されている。ただしこの先端の位置は個々のカーボンナノチューブで様々に変化しているのがわかる。
次に図2Cの工程において、前記カーボンナノチューブ束24Bを担持する基板31を横から治具30に押し込み、個々のカーボンナノチューブを屈曲させる。
前記治具30は基部30Aと天井部30Bとを含み、基部30Aと天井部30Bの間隔Hは、形成したい放熱シートの厚さに一致するように設定されている。上記間隔は、カーボンナノチューブ束24B中の一番短いカーボンナノチューブの長さに合わせて調整するのが好ましい。例えば成長したカーボンナノチューブの長さが平均で56μmであった場合、ばらつきは短いもので50μm程度となるので、前記間隔Hは前記短いカーボンナノチューブに合わせておくのが好ましい。かかる構成によれば、前記カーボンナノチューブ束24A中の大多数、あるいは全てのカーボンナノチューブは、前記天井部30Aに係合し、前記基板31から測った先端部の高さがいずれのカーボンナノチューブでも、カーボンナノチューブどうしの重なりを除けば、一定になる。
図3Bは、このようにして屈曲したカーボンナノチューブを示す電子顕微鏡写真である。図3Bは実際には、図2Cの治具30ではなく、図4に示すように上方からプラテン40によりカーボンナノチューブ束24Bを、例えば0.2MPaの圧力Pで押さえることにより形成されたものであるが、前記カーボンナノチューブ束24B中においてカーボンナノチューブは基部を除き、全体として右方向に、すなわちカーボンナノチューブ束24Bの面内で右方向に屈曲しており、矢印の位置に平坦な上面が矢印Bの位置に形成されていることがわかる。前記矢印Bの位置は、図示の例の場合、前記基板31から測った高さが50μmとなる位置である。
このように上から基板31に垂直方向にプラテン40を押しつけた場合でもカーボンナノチューブ束24B中のカーボンナノチューブがカーボンナノチューブ束24Bの面内で全体的に、ないし集合的に、特定の方向に湾曲するのは、カーボンナノチューブ束24B中のカーボンナノチューブの密度が高く、個々のカーボンナノチューブが湾曲する際に互いに干渉し、その結果、カーボンナノチューブ束24B中のカーボンナノチューブが全て特定の方向に湾曲した方が全体のエネルギが低くなることによるものと考えられる。
このようにして湾曲したカーボンナノチューブは、あたかも塑性変形を起こしたかの如く、その後プラテン40を除去しても、あるいは治具30を除去しても、湾曲した形状を維持し、元の形状には戻らないことが確認されている。
なお図3A,3Bの走査型電子顕微鏡写真は、前記カーボンナノチューブ束24Bを、側面面に対して45°の斜め上方から撮影した写真であり、カーボンナノチューブ束24Bの断面と上面とを示している。
次に図2Dの工程において前記図2Cの屈曲されたカーボンナノチューブ束24B上に充填材である熱可塑樹脂24Aのブロック33を載置し、これを図2Eの工程において加熱し、前記樹脂をカーボンナノチューブ束24B中のカーボンナノチューブに含浸させる。
さらに図2Fの工程において前記樹脂24Aを含浸したカーボンナノチューブ束24Fを前記基板31から剥離し、放熱シート24を得る。
さらに図2Fの工程で得られた放熱シート24を前記図1の半導体装置20に示すように発熱体となる半導体チップ22と放熱部材25との間に挟み、加熱・加圧することにより樹脂を融解し、不要な樹脂を排出させる。
これにより、前記放熱シート24中のカーボンナノチューブは放熱シート24の上主面および下主面においてその大多数が前記半導体チップ22にコンタクトし、半導体チップ22の熱が、放熱部材25に効率的に伝達され、半導体チップ22を効率的に冷却することが可能となる。
その際、前記樹脂24Aとして特に低粘度な樹脂を用いることにより、カーボンナノチューブの両端部それぞれが放熱シート24の上主面および下主面において露出され、その結果、カーボンナノチューブの熱伝導性及び電気伝導性が向上する。さらにかかる製造方法により、放熱シート24の製造プロセスを簡略化することができ、製造コストを低減することもできる。
図5は、本実施形態の比較対照例による放熱シート44の構成を示す。
図5を参照するに放熱シート44は前記樹脂基体24Aと同様な樹脂基体44Aと、前記カーボンナノチューブ束24Bと同様なカーボンナノチューブ束44Bより構成されているが、カーボンナノチューブ束44Bは湾曲されておらず、非接触三次元測定装置で測定した結果、長手方向に一の試料では2μm、別の試料では7μmの高低差を有していた。その結果、前記放熱シート44では、少なからぬカーボンナノチューブがその上面に到達せず、先端部が樹脂基体44A中に埋設されている。
図6は、このような比較対照例による放熱シート44を使って図1の半導体装置20と同様な半導体装置を形成し、前記放熱シート44に圧力を加えて半導体チップ22と放熱部材25との間の温度差を測定した結果を示す。図6中、温度差が小さい方が半導体チップ22の熱が効率良く放熱部材25に伝達されていることを示している。
図6より、例えば0.5MPa未満の印加圧力が小さい領域では、カーボンナノチューブの高さが揃っている方が温度差は小さいが、印加圧力が、例えば05MPa以上に高くなると、上記二つの試料で温度差が小さくなることがわかる。これはカーボンナノチューブが湾曲し、ヒートスプレッダや発熱素子との接触面積が増加したことによるものと考えられる。
図6の結果は、(A)カーボンナノチューブの高さを揃える、あるいは(B)圧力を掛けてカーボンナノチューブの先端を曲げる、ことにより、放熱シート44の熱抵抗を低減できることを示している。
翻って本実施形態による放熱シート24では、図2Cの工程においてカーボンナノチューブ束24B中のカーボンナノのチューブを所定の高さで湾曲させており、これによりカーボンナノチューブの高さが揃い、またカーボンナノチューブの先端が、湾曲することにより半導体チップ22や放熱部材25に斜めに接触し、接触面積が増大することから、上記(A),(B)を満たしており、非常に高い放熱特性を実現することができるものと考えられる。
さらに図5の比較対照例の放熱シート24について、カーボンナノチューブ長さが50μmで、その高低差が9μm、8μmおよび1μmの試料を作成した。ただし前記ばらつきは、基板上に成長したカーボンナノチューブの長さの分布を20mmの長さの領域にわたり非接触三次元測定装置を用いて測定したものである。これらの試料について放熱シート44を半導体チップ22と放熱部材25との間に挟んで熱抵抗を測定した結果、それぞれ0.67K/W,0.92K/W、0.36K/Wの値が得られた。このことからも、熱抵抗を小さくするためには長さ分布を小さくすることが有効であることが確認される。

[第2の実施形態]
図7A〜図7Hは、第2の実施形態による放熱シート64の製造工程を示す断面図である。
図7Aを参照するに前記シリコン基板31上にはシリコン酸化膜31Aが形成されており、前記シリコン酸化膜31A上に前記図2Aの工程と同様にして触媒金属膜32が形成される。
次に図7Bの工程において前記シリコン基板31上には前記触媒金属膜32から多数のカーボンナノチューブが前記シリコン基板31の面に対して略垂直方向に成長し、図7Cの工程において、図7Bのシリコン基板31を図8に詳細に説明する治具70中に横から押し込み、図7Cに示すように個々のカーボンナノチューブを同一方向に湾曲させる。
前記治具70は基部70Aと天井部70Bとを含み、前記治具30と同様な構成を有しているが、前記天井部70Aがメッシュ状になっており、図7Eの工程において堆積性のガスを、例えばALD(原子層堆積)法により供給することにより、前記カーボンナノチューブが湾曲した状態で、個々のカーボンナノチューブの表面に被覆膜を形成することが可能となる。
図8を参照するに、前記天井部70Bは基部70Aに対向して形成されており、前記カーボンナノチューブ束24Bが形成されたシリコン基板31は、前記基部と天井部70Bの間の空間に、矢印で示したように横方向から挿入される。その結果、前記シリコン基板31上のカーボンナノチューブ束24Bを構成するカーボンナノチューブは図7Dに示すように湾曲する。このようにして湾曲したカーボンナノチューブはその形状を維持し、このため前記天井部70Bのメッシュから突き出したりするようなことはない。
本実施形態においても、前記天井部70Aの高さHは、前記カーボンナノチューブ束24B中の最も短いカーボンナノチューブに大凡対応して設定されている。すなわち前記カーボンナノチューブ束24A中のほとんど、あるいは全てのカーボンナノチューブは前記天井部70Aに係合し、前記基板31から測った先端部の高さがいずれのカーボンナノチューブでも一定になっている。
さらに図7Fの工程において、このようにカーボンナノチューブをAl膜で覆った後、カーボンナノチューブ束24B上に熱可塑性樹脂のブロック33を先の図2Dの工程と同様に載置し、これを先の図2Eの工程と同様に加熱することにより、図7Gに示すように前記カーボンナノチューブ束24B中に熱可塑性樹脂24Aを含浸させる。
さらに図7Hの工程において、熱可塑性樹脂24Aを含浸させた前記カーボンナノチューブ束24Bを、カミソリで物理的にシリコン基板31から脱離することにより、本実施形態による放熱シート64が得られる。
前記Al膜の膜厚を調整することにより機械的強度、柔軟性を変化させることができる。
このようなカーボンナノチューブの端面を薄い熱伝導性膜で覆い、かかる熱伝導性膜を介してカーボンナノチューブを発熱部材や放熱部材に熱的に接触させる構成は、カーボンナノチューブが放熱シート中において、放熱シートの面に対して垂直に延在する構成の放熱シートにおいても、放熱シートを発熱部材や放熱部材に押圧したなど場合にはカーボンナノチューブが多少とも変形し、カーボンナノチューブの端面を発熱部材や放熱部材に直接に当接させられるとは限らないため、放熱シートの熱抵抗を低減するのに有効な手段となるが、特に本実施形態におけるように、カーボンナノチューブ束64Bを含む放熱シート64中においてカーボンナノチューブが湾曲している構成において、放熱シートの熱抵抗を低減する場合に有効である。
またこのようにカーボンナノチューブ束中のカーボンナノチューブの表面に熱伝導性膜による被覆層を形成することにより、放熱シート64全体の機械的強度ないし弾性率を増加させることが可能となる。
このような熱伝導性膜は特に限定されるものではないが、例えば酸化アルミナ(Al)、酸化亜鉛(ZnO)といった酸化金属を用いることができる。また、銅(Cu)、ルテニウム(Ru)、白金(Pt)といった金属を用いることができる。
さらに、被覆層の材料には、ALD法によって成膜可能なものであれば採用することができる。ALD法によって成膜可能な主要なものとしては、例えば、チタンオキサイド、ハフニウムオキサイド、酸化鉄、インジウムオキサイド、ランタンオキサイド、モリブデンオキサイド、ニオブオキサイド、ニッケルオキサイド、ルテニウムオキサイド、シリコンオキサイド、バナジウムオキサイド、タングステンオキサイド、イットリウムオキサイド、ジルコニウムオキサイド、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、銀、ランタンなどが挙げられる。
また本実施形態において前記樹脂基体24Aは熱可塑性樹脂であるとして説明したが、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂を使うことも可能である。
以上、本発明を好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
10 配線基板
20 半導体装置
20A,22A ハンダバンプ
21 回路基板
22 半導体チップ
24,64 放熱シート
24A 樹脂基体
24B カーボンナノチューブ束
25 放熱部材
30,40,70 治具
30A,70A 基部
30B,70B 天井部
31 シリコン基板
31A シリコン酸化膜
32 触媒層
33 熱可塑性樹脂ブロック
44 比較対照例

Claims (14)

  1. 第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有する樹脂基材と、
    前記樹脂基材中に埋設され、各々前記第1の主面から前記第2の主面に向かって延在する複数のカーボンナノチューブと、
    を含み、
    前記複数のカーボンナノチューブは全体として湾曲し、前記第2の主面に対する垂線に対し斜めに配向することを特徴とする放熱シート。
  2. 前記複数のカーボンナノチューブは、前記第2の主面の面内で同一方向に配向することを特徴とする請求項1記載の放熱シート。
  3. 前記カーボンナノチューブは、前記第1の主面においては前記第1の主面に垂直な方向に延在し、前記第2の主面においては前記第2の主面に対して斜めの角度をなすことを特徴とする請求項1または2記載の放熱シート。
  4. 前記カーボンナノチューブの各々はその端面が、熱伝導性膜により覆われていることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の放熱シート。
  5. 前記樹脂基材は熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の放熱シート。
  6. 前記樹脂基材は熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の放熱シート。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項記載の放熱シートと、
    前記放熱シートの前記第1および第2の主面の一方に接して設けられた半導体チップと、
    前記放熱シートの前記第1および第2の主面の他方に接して設けられた放熱部材と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  8. 基板上に複数のカーボンナノチューブを成長させる工程と、
    前記複数のカーボンナノチューブの先端部に力を加え、前記複数のカーボンナノチューブを前記基板に垂直な方向に対して斜めの同一方向に湾曲させる工程と、
    前記複数のカーボンナノチューブの間に樹脂基材を導入する工程と、
    前記基板を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする放熱シートの製造方法。
  9. 前記複数のカーボンナノチューブの先端部に力を加える工程は、前記複数のカーボンナノチューブの先端部に治具により、前記基板に平行に力を加えることにより実行されることを特徴とする請求項8記載の放熱シートの製造方法。
  10. 前記複数のカーボンナノチューブの先端部に力を加える工程は、前記複数のカーボンナノチューブの先端部に治具により、前記基板に垂直に力を加えることにより実行されることを特徴とする請求項8記載の放熱シートの製造方法。
  11. 前記治具は前記カーボンナノチューブの先端部に接する部分がメッシュ状であることを特徴とする請求項9または10記載の放熱シートの製造方法。
  12. 前記複数のカーボンナノチューブを湾曲させる工程の後、前記樹脂基材を導入する工程の前に、前記複数のカーボンナノチューブの表面に、熱伝導性膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項8〜11のうち、いずれか一項記載の放熱シートの製造方法。
  13. 前記熱伝導性膜は、前記カーボンナノチューブの端面を覆うことを解く請求項12記載の放熱シートの製造方法。
  14. 前記熱伝導性膜を形成する工程は原子層堆積法で作製することを特徴とする請求項12または13記載の放熱シートの製造方法。
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