JP6826075B2 - モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法 - Google Patents

モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法に関し、特に、2系統の駆動回路を有するモータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法に関する。
従来、単相モータを駆動するモータ駆動装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−77543号公報
ところで、モータ駆動制御装置の駆動回路に故障が発生してモータを駆動させることができなくなる場合がある。例えば、所定の回転方向(正方向)にモータを駆動させる用途において、上記のようにモータを駆動させることができなくなったとき、外力が作用してモータが所定の回転方向とは反対の方向に強制的に回転する(逆回転する)と、問題が生じる場合がある。
例えば、モータ駆動制御装置によりファンモータを駆動する場合において、電源ラインのヒューズが切れるなどしてモータ駆動制御装置の駆動回路が故障すると、ファンモータの駆動が停止する。このような場合において、例えば、当該ファンモータと併用されている他のファンモータの動作に伴って当該ファンモータに風が流入すると、当該ファンモータが逆回転する可能性がある。例えば、複数のファンモータがハウジングで囲まれた装置の冷却用途に用いられている場合において、上記のようにして1つのファンモータが逆回転すると、装置の内圧低下が引き起こされて冷却機能が低下し、装置の機能に影響が発生する可能性がある。そのため、ファンモータの正回転を可能な限り継続させる必要がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、モータの正回転を可能な限り継続させることができるモータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、モータ駆動制御装置は、第1系統のコイルと第2系統のコイルとを有する単相モータを駆動させるモータ駆動制御装置であって、第1系統のコイルに通電する制御を行う第1の駆動回路と、第2系統のコイルに通電する制御を行う第2の駆動回路と、第1の駆動回路の動作と第2の駆動回路の動作とを制御する駆動制御部とを備え、駆動制御部は、第1の駆動回路に印加される駆動電圧と第2の駆動回路に印加される駆動電圧とを検知する駆動電圧検知手段と、駆動電圧検知手段の検知結果に基づいて、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の一方の駆動回路に、単相モータの回転を維持するための維持動作を実行させる補償制御手段とを有する。
好ましくは、補償制御手段は、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の一方の駆動回路に維持動作を実行させるとき、他方の駆動回路の動作を停止させる。
好ましくは、補償制御手段は、第1の駆動回路に印加される駆動電圧と第2の駆動回路に印加される駆動電圧との差分が第1の所定値以上であるとき、印加される駆動電圧が高いほうの駆動回路に維持動作を実行させ、差分が第1の所定値未満であるとき、維持動作を実行させる制御を行わない。
好ましくは、補償制御手段は、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の一方の駆動回路に印加される駆動電圧が第2の所定値以上であり、他方の駆動回路に印加される駆動電圧が第2の所定値未満であるとき、一方の駆動回路に維持動作を実行させる。
好ましくは、駆動制御部は、第1の駆動回路に印加される駆動電圧と第2の駆動回路に印加される駆動電圧とが共に第3の所定値未満であるとき、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の両方の動作を停止させる。
好ましくは、駆動制御部は、単相モータの実回転数を検知する回転数検知手段をさらに有し、補償制御手段は、駆動電圧検知手段の検知結果と回転数検知手段の検知結果とに基づいて維持動作を実行させる。
好ましくは、駆動制御部は、単相モータの実回転数が所定回転数未満であるときには、駆動電圧検知手段の検知結果にかかわらず、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の両方の動作を停止させる。
好ましくは、駆動制御部は、単相モータの実回転数に対応するFG信号を出力する出力端子を有し、駆動制御部は、補償制御手段が維持動作を実行させる制御を行うとき、出力端子からFG信号とは異なる所定の補償時信号を出力する。
好ましくは、補償時信号は、電圧がハイレベル又はローレベルに固定された信号である。
好ましくは、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の一方の駆動回路により実行される維持動作は、維持動作が行われない場合と同じかそれよりも大きな電流を第1のコイル又は第2のコイルに流すことにより、他方の駆動回路により単相モータに与えられる駆動力を補う動作である。
この発明の他の局面に従うと、モータ駆動制御装置の制御方法は、第1系統のコイルと第2系統のコイルとを有する単相モータを駆動させるモータ駆動制御装置の制御方法であって、モータ駆動制御装置は、第1系統のコイルに通電する制御を行う第1の駆動回路と、第2系統のコイルに通電する制御を行う第2の駆動回路とを備え、モータ駆動制御装置の制御方法は、第1の駆動回路に印加される駆動電圧と第2の駆動回路に印加される駆動電圧とを検知する駆動電圧検知ステップと、駆動電圧検知ステップの検知結果に基づいて、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の一方の駆動回路に、単相モータの回転を維持するための維持動作を実行させる補償制御ステップとを有する。
これらの発明に従うと、モータの正回転を可能な限り継続させることができるモータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法を提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるモータ駆動制御装置の構成を模式的に示す図である。 本実施の形態におけるモータ駆動制御装置の動作を説明するフローチャートである。 駆動制御部の動作モードについて説明する表である。 上述の実施の形態の一変形例におけるモータ駆動制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本変形例に係る駆動制御部の動作モードについて説明する表である。 上述の実施の形態の他の変形例に係るモータ駆動制御装置の構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態におけるモータ駆動制御装置について説明する。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるモータ駆動制御装置1の構成を模式的に示す図である。
図1に示されるように、モータ駆動制御装置1は、モータ50を有するモータ装置に用いられる。モータ装置は、モータ50の回転位置に応じて位置信号を出力する2個の位置検出器41,42を備えている。モータ駆動制御装置1には、外部から直流の電源電圧Vdcが供給される。
モータ駆動制御装置1は、上位装置500に接続されている。モータ駆動制御装置1には、上位装置500から出力された速度指令信号Scが入力される。モータ駆動制御装置1は、入力された速度指令信号Scに応じて、モータ50を駆動させる。モータ駆動制御装置1から、上位装置500に対して、モータ50の実回転数に応じたFG信号が出力される。上位装置500は、モータ駆動制御装置1から出力されたFG信号に基づいて、モータ50の回転状態を知ることができる。
モータ50は、それぞれがティース(図示せず)に巻回された第1系統のコイル80及び第2系統のコイル80bを備えている。なお、第1系統のコイル80及び第2系統のコイル80bは、それぞれ1つのコイルにより構成されていてもよい。
本実施の形態において、モータ駆動制御装置1は、第1の駆動回路10と、第2の駆動回路10bと、第1の駆動回路10の動作と第2の駆動回路10bの動作とを制御する駆動制御部(駆動電圧検知手段の一例、補償制御手段の一例、回転数検知手段の一例)20とを備えている。第1の駆動回路10は、第1の制御回路部12と、第1の制御回路部12の制御に基づいて第1系統のコイル80に通電するインバータ回路(通電回路の一例)15とを有する。また、第2の駆動回路10bは、第2の制御回路部12bと、第2の制御回路部12bの制御に基づいて第2系統のコイル80bに通電するインバータ回路(通電回路の一例)15bとを有する。
第1の駆動回路10には、第1の位置検出器41が接続されている。第2の駆動回路10bには、第2の位置検出器42が接続されている。第1の位置検出器41は、第1系統のコイル80に対応する位置に配置されている。第2の位置検出器42は、第2系統のコイル80bに対応する位置に配置されている。
2個の位置検出器41,42は、モータ50のロータの位置に応じて位置検出信号を出力する。第1の位置検出器41は、第1の駆動回路10が備える第1の制御回路部12に位置検出信号を出力する。第2の位置検出器42は、第2の駆動回路10bが備える第2の制御回路部12bに位置検出信号を出力する。
本実施の形態において、第1,第2の位置検出器41,42は、ホール素子である。第1,第2のホール素子は、位置検出信号として、正負の極性を有する信号である、ホール信号を出力する。なお、第1,第2の位置検出器は互いに同じ素子に限られず、また、ホール素子に限られるものではない。
本実施の形態において、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとは、第1の駆動回路10からFG信号の出力が行われるほかは、互いに同じ回路構成を有している。そのため、以下に第1の駆動回路10についての構成を説明し、第2の駆動回路10bの説明も兼ねる。
第1の駆動回路10は、一端が電源電圧Vdcに接続されたヒューズ19を有している。第1の駆動回路10において、電源電圧Vdcは、ヒューズ19を経由して、第1の制御回路部12と、第1のインバータ回路15に入力される。
第1の制御回路部12は、例えばモータ駆動用の汎用のICである。第1の制御回路部12には、速度指令信号Scと、第1の位置検出器41から出力された位置検出信号とが入力される。第1の制御回路部12は、位置検出信号に基づいて、第1のインバータ回路15を動作させる出力信号を出力し、第1のインバータ回路15の動作を制御する。例えば、第1の制御回路部12は、位置検出信号に基づいてモータ50の実回転数を検出し、モータ50の実回転数が入力された速度指令に対応する回転数になるように、第1のインバータ回路15に含まれるスイッチング素子のオン、オフ動作を制御する。
第1のインバータ回路15は、第1の制御回路部12から出力された出力信号に基づいてモータ50が備える第1系統のコイル80に通電する。出力信号は、例えば、PWM(パルス幅変調)信号である。第1のインバータ回路15は、例えば、電源電圧Vdcの両端に設けられた2つのスイッチ素子の直列回路の対を2つ有している。2つのスイッチ素子の各対において、スイッチ素子同士の接続点が、第1系統のコイル80に通電するための出力端子16,17となっている。第1の制御回路部12からインバータ回路15の各スイッチ素子に対応する出力信号が出力されることで、それぞれの出力信号に対応するスイッチ素子がオン、オフ動作を行い、出力端子16,17に接続された第1系統のコイル80の通電系統の通電が行われる。第1の制御回路部12は、入力された位置検出信号に応じたタイミングで第1系統のコイル80に流れる電流の向きを切り替える。
第2の駆動回路10bは、第1の駆動回路10と同様に、ヒューズ19b、第2系統のコイル80bに接続される出力端子16b,17bを有している。第2の制御回路部12bは、入力された位置検出信号(第2のホール信号)に応じたタイミングで第2系統のコイル80bに流れる電流の向きを切り替える。
なお、第1の駆動回路10においては、第1の制御回路部12がモータ50の実回転数に応じたFG信号を出力する。この点、第2の駆動回路10bにおいて、第2の制御回路部12bはFG信号の出力を行わない。なお、FG信号は、第2の制御回路部12bから出力され、第1の制御回路部12からは出力されないようにしてもよい。また、FG信号は、第1の制御回路部12および第2の制御回路部12bからそれぞれ出力されるFG信号を合成した信号としてもよい。
本実施の形態において、駆動制御部20は、例えば、所定の動作を行うように構成されたマイクロコンピュータ(MCU)である。
駆動制御部20には、第1の制御回路部12から出力されたモータ50の実回転数に対応するFG信号が入力される。駆動制御部20は、回転数検知手段として、このFG信号によってモータ50の実回転数を検知する。また、駆動制御部20は、FG信号を出力する出力端子20fを有する。駆動制御部20は、通常駆動時において、入力されたFG信号を、出力端子20fから上位装置500に出力する。
駆動制御部20には、上位装置500から入力された速度指令信号Scが入力される。駆動制御部20は、速度指令信号Scを、第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとに出力する。
本実施の形態において、速度指令信号Scは、駆動制御部20の1つの出力端子から第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとに出力される。出力端子と第1の制御回路部12及び第2の制御回路部12bのそれぞれとの間には、スイッチ素子29,29bが設けられている。駆動制御部20は、スイッチ素子29,29bのそれぞれをオン状態とするかオフ状態とするかを切り替える。これにより、速度指令信号Scが第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとのそれぞれに入力されるか否かが切り替えられる。なお、スイッチ素子29,29bは、例えばトランジスタであるが、これに限られるものではない。
なお、駆動制御部20が出力する速度指令信号Scは、例えば、モータ50の目標回転数に対応するデューティ(Duty)のPWM(パルス幅変調)信号である。なお、速度指令信号Scは、例えば目標回転数に対応する周波数を有する信号など、他の形式の信号であってもよい。
駆動制御部20には、第1の制御回路部12に印加される駆動電圧V1が入力される。また、駆動制御部20には、第2の制御回路部12bに印加される駆動電圧V2が入力される。すなわち、駆動制御部20は、駆動電圧検知手段として、第1の駆動回路10に印加される駆動電圧V1と、第2の駆動回路10bに印加される駆動電圧V2とを検知する(駆動電圧検知ステップ)。
本実施の形態において、駆動制御部20は、駆動電圧V1,V2の検知結果(駆動電圧検知手段としての検知結果)と、モータ50の実回転数の検知結果(回転数検知手段としての検知結果)とに基づいて、補償制御手段として、モータ50の回転(正回転)を維持するための維持動作を実行させる(補償制御ステップ)。維持動作は、後述のように、所定の場合に、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bの一方の駆動回路に、それまでのモータ50の正回転を可能な限り維持させる動作である。駆動制御部20は、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bの一方の駆動回路に維持動作を実行させるとき、他方の駆動回路の動作を停止させる。
第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bの一方の駆動回路により実行される維持動作は、維持動作が行われない場合と同じかそれよりも大きな電流を第1系統のコイル80又は第2系統のコイル80bに流すことにより、他方の駆動回路によりモータ50に与えられる駆動力を補う動作である。換言すると、維持動作は、上記の他方の駆動回路によりモータ50に与えられる駆動力を補償する補償動作である。本実施の形態において、維持操作が行われる場合、駆動制御部20は、駆動を継続する駆動回路に対して出力する速度指令信号Scのデューティを、モータ50の実回転数が補われるように調整する。具体的には、駆動制御部20は、上位装置500から入力される速度指令信号Scに対応する回転数よりも高い回転数に対応する速度指令信号Scを、駆動対象となる駆動回路に対して出力する。
駆動制御部20は、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとを制御する動作モードとして、おおまかに、定常駆動モードと、維持動作モードと、停止動作モードとを有している。
定常駆動モードは、上位装置500からの速度指令信号Scに基づいて、2つの駆動回路10,10bを動作させてモータ50を駆動させる動作モードである。通常は、定常駆動モードにより制御が行われる。
維持動作モードは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのうち、一方が正常な状態であるが他方が異常状態であるような場合に用いられる動作モードである。維持動作モードでは、異常状態である駆動回路を停止させ、正常状態である駆動回路に維持動作を実行させる制御が行われる。
停止動作モードは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとを両方とも停止させて、モータ50の回転を停止させる動作モードである。例えば第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとの両方が異常状態である場合などに、停止動作モードが用いられる。
駆動制御部20は、駆動電圧V1,V2の検知結果と、モータ50の実回転数の検知結果とに基づいて、いずれの動作モードで制御を行うかを設定する。
すなわち、駆動制御部20は、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのそれぞれについて、回転の継続が可能な正常状態であるか、回転の継続が困難な異常状態であるかを判定する。そして、その判定結果に基づいて、維持動作を実行させたり(維持動作モード)、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとを両方とも停止させたり(停止動作モード)する制御を行う。
本実施の形態において、駆動制御部20は、モータ50の実回転数が所定回転数未満であるときには、駆動電圧V1,V2の検知結果(駆動電圧検知手段としての検知結果)にかかわらず、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bの両方の動作を停止させる。すなわち、駆動制御部20は、モータ50の実回転数が所定回転数未満であるときには、停止動作モードで制御を行う。所定回転数とは、定常時のモータ50が回転を可能とする最低回転数に相当するものである。なお、本実施の形態においては、一例として、所定回転数を1600rpmとして説明するが、これに限られるものではない。
また、駆動制御部20は、第1の駆動回路10に印加される駆動電圧V1と第2の駆動回路10bに印加される駆動電圧V2とが共に第3の所定値(例えば、10ボルト)未満であるとき、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bの両方の動作を停止させる。すなわち、駆動制御部20は、停止動作モードで制御を行う。
一方、駆動制御部20は、第1の駆動回路10に印加される駆動電圧V1と第2の駆動回路10bに印加される駆動電圧V2との差分が第1の所定値(例えば、1ボルト)以上であるとき、以下の制御を行う。駆動制御部20は、印加される駆動電圧が高いほうの駆動回路に維持動作を実行させる。また、駆動制御部20は、印加される駆動電圧が低いほうの駆動回路の動作を停止させる。すなわち、このような場合には、駆動制御部20は、維持動作モードで制御を行う。なお、駆動電圧V1と駆動電圧V2との差分が第1の所定値未満であるとき、維持動作を実行させる制御を行わない(維持動作モードの制御を行わない)。
ここで、駆動制御部20は、維持動作モードで制御を行うとき、出力端子20fから前記FG信号とは異なる所定の補償時信号を上位装置500に出力する。補償時信号は、例えば、電圧がハイレベルに固定された信号である。なお、補償時信号は、ローレベルに固定された信号や、所定の電圧波形パターンを有する信号などであってもよい。上位装置500は、駆動制御部20から補償時信号が入力されることにより、駆動制御部20による維持動作モードが実行されていることを知ることができる。
また、駆動制御部20は、停止動作モードで制御を行うとき、出力端子20fから前記FG信号とは異なる所定の停止時信号を上位装置500に出力する。停止時信号は、例えば、電圧がローレベルに固定された信号である。なお、停止時信号は、ハイレベルに固定された信号や、所定の電圧波形パターンを有する信号などであってもよい。上位装置500は、駆動制御部20から停止時信号が入力されることにより、駆動制御部20による停止動作モードが実行されていることを知ることができる。なお、上位装置500において、駆動制御部20による維持動作モードと停止制御モードのどちらかが行われているということを知るだけでよい場合は、停止時信号は、補償時信号と同一であってもよい。
図2は、本実施の形態におけるモータ駆動制御装置1の動作を説明するフローチャートである。図3は、駆動制御部20の動作モードについて説明する表である。
以下に、モータ駆動制御装置1の動作の具体例について説明する。
図2に示されるように、モータ駆動制御装置1がパワーオンされると、処理が開始される。ステップS11において、駆動制御部20は、回路のイニシャライズ動作を行う。その後、上位装置500から入力された速度指令信号Scに応じて、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bを用いたモータ50の駆動動作が行われる(定常駆動モード)。以後、停止指示があるまで(ステップS19:YES)、駆動制御部20は、以下の処理を行う。
すなわち、ステップS12において、駆動制御部20は、駆動電圧V1,V2が、共に10ボルト(第3の所定値の一例)未満であるか否かを判断する。駆動電圧V1,V2が共に10ボルト未満であるとき(YES)、ステップS13に進む。そうでなければ(NO)、ステップS14に進む。
ステップS13において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(停止動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを駆動停止とする。これらの処理は、例えば、スイッチ素子29,29bを共にオフにし、駆動制御部20から第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとに速度指令信号Scが入力されないようにすることにより行われる。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ローレベルに固定された信号(停止時信号)を出力する。
ステップS14において、駆動制御部20は、駆動電圧V1と駆動電圧V2とを比較する。駆動制御部20は、駆動電圧V1と駆動電圧V2との電圧差が第1の所定値以上かどうか(具体的には、駆動電圧V2が駆動電圧V1よりも1ボルト(第1の所定値の一例)以上大きいか(V2−V1≧1(V))、駆動電圧V1が駆動電圧V2よりも1ボルト以上大きいか(V1−V2≧1(V)))、そうでないかを判断する。駆動電圧V2が駆動電圧V1よりも1ボルト以上大きいとき(V2−V1≧1(V))、ステップS15に進む。駆動電圧V1が駆動電圧V2よりも1ボルト以上大きいとき(V1−V2≧1(V))、ステップS16に進む。そうでなければ(電圧差1ボルト未満)、ステップS17に進む。
ステップS15において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(維持動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを、最大の駆動力でモータ50を駆動させるように制御する。すなわち、例えば、駆動制御部20は、スイッチ素子29をオフ、スイッチ素子29bをオンにし、駆動制御部20から第2の制御回路部12bに、最大の回転数でモータ50を駆動させるための速度指令信号Scが入力されるようにする。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ハイレベルに固定された信号(補償時信号)を出力する。
他方、ステップS16において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(維持動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を、最大の駆動力でモータ50を駆動させるように制御する。すなわち、例えば、駆動制御部20は、スイッチ素子29をオン、スイッチ素子29bをオフにし、駆動制御部20から第1の制御回路部12に、最大の回転数でモータ50を駆動させるための速度指令信号Scが入力されるようにする。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ハイレベルに固定された信号(補償時信号)を出力する。
ステップS17において、駆動制御部20は、モータ50の実回転数が1600rpm(所定回転数の一例)未満であるか否かを判断する。モータ50の実回転数が1600rpm未満であるとき(YES)、ステップS18に進む。そうでなければ(NO)、ステップS19に進む。
ステップS18において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(停止動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを駆動停止とする。これらの処理は、例えば、スイッチ素子29,29bを共にオフにし、駆動制御部20から第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとに速度指令信号Scが入力されないようにすることにより行われる。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ローレベルに固定された信号(停止時信号)を出力する。
ステップS19において、駆動制御部20は、上位装置500から停止指示が行われたか否かを判断する。停止指示がなければ(NO)、ステップS12に戻る。停止指示があれば(YES)、ステップS20に進む。
ステップS20において、駆動制御部20は、モータ50の駆動を停止させる制御を行う。これにより、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bがモータ50を駆動させる動作を停止する。モータ駆動制御装置1は、待機状態となる。ステップS20の処理が行われると、一連の動作が終了する。
このように、駆動制御部20が、駆動電圧V1,V2の検知結果とモータ50の実回転数とに基づいて、複数の動作モードを切り替える。駆動電圧V1,V2やモータ50の実回転数と、動作モードの関係とは、図3に示されるようになる。
図3において、動作モード「1」が、定常駆動モードである。すなわち、駆動電圧V1,V2の少なくとも一方が10ボルト以上である場合であって、駆動電圧V1と駆動電圧V2の電圧差が1ボルト未満であり、かつ、モータ50の実回転数が1600rpm以上であるとき、定常駆動モードとなる。定常駆動モードでは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとがともに上位装置500から入力された速度指令信号Scに基づいて定常駆動され、駆動制御部20の出力端子20fからは、FG信号が上位装置500に出力される。
図3において、動作モード「2」は、維持動作モードの1つである。すなわち、駆動電圧V1,V2の少なくとも一方が10ボルト以上である場合であって、駆動電圧V1が駆動電圧V2よりも1ボルト以上高く、かつ、モータ50の実回転数が1600rpm以上であるとき、第1の駆動回路10を駆動させる維持動作モードとなる。この維持動作モードでは、第2の駆動回路10bの動作が停止され、第1の駆動回路10が上位装置500から入力された速度指令信号Scにかかわらず最大回転数で回転するように駆動される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、補償時信号として、ハイレベルの信号が上位装置500に出力される。
図3において、動作モード「3」は、維持動作モードの1つである。すなわち、駆動電圧V1,V2の少なくとも一方が10ボルト以上である場合であって、駆動電圧V2が駆動電圧V1よりも1ボルト以上高く、かつ、モータ50の実回転数が1600rpm以上であるとき、第2の駆動回路10bを駆動させる維持動作モードとなる。この維持動作モードでは、第1の駆動回路10の動作が停止され、第2の駆動回路10bが上位装置500から入力された速度指令信号Scにかかわらず最大回転数で回転するように駆動される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、補償時信号として、ハイレベルの信号が上位装置500に出力される。
図3において、動作モード「4」は、停止動作モードの1つである。すなわち、モータ50の実回転数が1600rpm未満であるときには、常に、停止動作モードとなる。停止動作モードでは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとが停止される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、停止時信号として、ローレベルの信号が上位装置500に出力される。
図3において、動作モード「5」は、停止動作モードの1つである。すなわち、駆動電圧V1,V2の両方ともが10ボルト未満である場合には、常に、停止動作モードとなる。停止動作モードでは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとが停止される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、停止時信号として、ローレベルの信号が上位装置500に出力される。
以上説明したように、本実施の形態では、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのいずれか一方において、ヒューズ19,19bが切れたり故障したりして駆動が停止したときであっても、他方だけで、モータ50の正回転の駆動を可能な限り継続させることができる。そのため、例えばモータ50に外的負荷が加えられている場合において、駆動回路10,10bの一方が停止しても、モータ50の回転トルクを発生させることができるため、外的負荷に抗し続けることができる。モータ50にショートブレーキをかける場合よりも強いトルクを発生させることができる。
例えば、装置内を換気する用途に用いられる複数台のファンモータのうちの1台としてモータ装置を用いる場合において、駆動回路10,10bの一方が停止しても、装置内外の圧力差に抗することができる。したがって、装置内外の圧力差によってモータ50が逆回転し、換気能力が落ちるという不具合が発生することを防止することができる。
本実施の形態においては、駆動制御部20は、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのそれぞれについて、正回転の継続が可能な状態であるかどうかを判定する動作を行うように構成されているといえる。駆動制御部20は、駆動回路10,10bのどちらかが異常状態であると判定したとき、正常な駆動回路のみによってモータ50に通電される状態に切り替えて、モータ50の回転を継続させる。このとき、駆動制御部20は、正常な駆動回路で回転数が最大回転数(MAX)になるように、すなわちPWM信号である速度指令信号Scのデューティを100パーセントにするように制御を行う。これにより、一方の駆動回路でヒューズ19,19bが切れるなどして異常が発生しても、モータ50の駆動力の低下をできるだけ補うことができる。したがって、上述の効果をより確実に得ることができる。
例えば、定常駆動時に第1系統と第2系統とで共にデューティが80パーセントとなるように駆動が行われていた場合において、第2の駆動回路10bで以上が発生したときには、第1系統のみで、デューティが100パーセントになるようにして、モータ50の駆動が維持される(図3における動作モード「2」)。なお、定常駆動時に第1系統と第2系統とで共にデューティが100パーセントとなるように駆動が行われていた場合において、第2の駆動回路10bで以上が発生したときにも、第1系統のみで、デューティが100パーセントになるようにして、モータ50の正回転の駆動が維持される。
本実施の形態では、第1の駆動回路10に印加される駆動電圧V1と第2の駆動回路10bに印加される駆動電圧V2との電圧差に基づいて、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのそれぞれについて、異常が発生しているかどうかを判断し、必要に応じて維持動作が行われる。したがって、各駆動回路10,10bにおける異常の発生を的確に判定することができる。
また、維持動作を行うか否かは、モータ50の実回転数にも基づいて判断される。したがって、駆動制御部20が、維持動作モードで動作するか停止動作モードで動作するかを適切に決定することができる。すなわち、モータ50の実回転数が所定の回転数に達していない場合には、駆動制御部20が停止動作モードで制御を行うので、例えば、駆動回路10,10bに由来する異常ではなく異物によりモータ50の回転が妨げられてモータ50の実回転数が低下した場合などには、早期にモータ50を停止させて、異常に対応することができる。そのため、2系統の駆動回路10,10bを保護することが可能になる。
維持動作モードで制御が行われる場合や、停止動作モードで制御が行われる場合には、補償時信号や停止時信号がFG信号に代えて出力端子20fから出力されるので、上位装置500は、駆動制御部20で維持動作を実行させる制御や2つの駆動回路10,10bを停止させる制御が行われていることを知ることができる。補償時信号や停止時信号は定常時にFG信号を出力する出力端子20fから出力されるので、専用の信号線等を別途設ける必要がなく、モータ駆動制御装置1の構成を簡素なものにすることができる。
なお、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとして、2個の位置検出器41,42からの位置検出信号に基づく同一の動作を行う、同一の回路構成のものを用いることができる。したがって、2系統のコイル80,80bに通電するモータ駆動制御装置1を簡素に構成することができる。2系統のコイル80,80bのそれぞれを適切なタイミングで通電することにより、良好な効率で駆動できる。
なお、上述の実施の形態において、第1の駆動回路10の制御回路部12及び第2の駆動回路10bの制御回路部12bのいずれか一方は、入力された位置検出信号に基づく通電タイミングよりも所定時間ずれたタイミング(電気角で所定の角度だけずれたタイミング)で通電を行うようにしてもよい。この場合、1つの位置検出器から出力される位置検出信号を2つの駆動回路10,10bで共用することができ、位置検出器の数を減らすことができる。
[変形例の説明]
以下、本実施の形態の変形例について説明する。以下の説明において、本実施の形態に係る構成と同様の構成には同一の符号を付しており、その説明を省略することがある。
維持動作モードで制御を行うかどうかや、停止動作モードで動作を行うかどうかは、上述の条件とは異なる条件に従って判断されるようにしてもよい。
例えば、駆動制御部20は、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bの一方の駆動回路に印加される駆動電圧が第2の所定値(例えば、10ボルト)以上であり、他方の駆動回路に印加される駆動電圧が第2の所定値未満であるとき、一方の駆動回路に維持動作を実行させるようにしてもよい。
図4は、上述の実施の形態の一変形例におけるモータ駆動制御装置1の動作を説明するフローチャートである。図5は、本変形例に係る駆動制御部20の動作モードについて説明する表である。
以下に、本変形例に係るモータ駆動制御装置1の動作の具体例について説明する。
図4に示されるように、モータ駆動制御装置1がパワーオンされると、処理が開始される。ステップS31において、駆動制御部20は、回路のイニシャライズ動作を行う。その後、上位装置500から入力された速度指令信号Scに応じて、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bを用いたモータ50の駆動動作が行われる(定常駆動モード)。以後、停止指示があるまで(ステップS38:YES)、駆動制御部20は、以下の処理を行う。
すなわち、ステップS32において、駆動制御部20は、駆動電圧V1が10ボルト(第2の所定値の一例)未満であるか否かを判断する。駆動電圧V1が10ボルト未満であるとき(YES)、ステップS33に進む。そうでなければ(NO)、ステップS34に進む。
ステップS33において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(維持動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを、最大の駆動力でモータ50を駆動させるように制御する。すなわち、例えば、駆動制御部20は、スイッチ素子29をオフ、スイッチ素子29bをオンにし、駆動制御部20から第2の制御回路部12bに、最大の回転数でモータ50を駆動させるための速度指令信号Scが入力されるようにする。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ハイレベルに固定された信号(補償時信号)を出力する。
ステップS34において、駆動制御部20は、駆動電圧V2が10ボルト未満であるか否かを判断する。駆動電圧V2が10ボルト未満であるとき(YES)、ステップS35に進む。そうでなければ(NO)、ステップS36に進む。
ステップS35において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(維持動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を、最大の駆動力でモータ50を駆動させるように制御する。すなわち、例えば、駆動制御部20は、スイッチ素子29をオン、スイッチ素子29bをオフにし、駆動制御部20から第1の制御回路部12に、最大の回転数でモータ50を駆動させるための速度指令信号Scが入力されるようにする。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ハイレベルに固定された信号(補償時信号)を出力する。
ステップS36において、駆動制御部20は、モータ50の実回転数が1600rpm(所定回転数の一例)未満であるか否かを判断する。モータ50の実回転数が1600rpm未満であるとき(YES)、ステップS37に進む。そうでなければ(NO)、ステップS38に進む。
ステップS37において、駆動制御部20は、以下の状態になるように制御を行う(停止動作モード)。すなわち、駆動制御部20は、第1の駆動回路10を駆動停止とする。また、駆動制御部20は、第2の駆動回路10bを駆動停止とする。これらの処理は、例えば、スイッチ素子29,29bを共にオフにし、駆動制御部20から第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとに速度指令信号Scが入力されないようにすることにより行われる。また、駆動制御部20は、FG信号の出力端子20fから、ローレベルに固定された信号(停止時信号)を出力する。
ステップS38において、駆動制御部20は、上位装置500から停止指示が行われたか否かを判断する。停止指示がなければ(NO)、ステップS32に戻る。停止指示があれば(YES)、ステップS39に進む。
ステップS39において、駆動制御部20は、モータ50の駆動を停止させる制御を行う。これにより、第1の駆動回路10及び第2の駆動回路10bがモータ50を駆動させる動作を停止する。モータ駆動制御装置1は、待機状態となる。ステップS20の処理が行われると、一連の動作が終了する。
このような変形例のようにしても。駆動制御部20が、駆動電圧V1,V2の検知結果とモータ50の実回転数とに基づいて、複数の動作モードを切り替えることができる。駆動電圧V1,V2やモータ50の実回転数と、動作モードの関係とは、図5に示されるようになる。
図5において、動作モード「1」が、定常駆動モードである。すなわち、駆動電圧V1が10ボルト以上であること、駆動電圧V2が10ボルト以上であること、及びモータ50の実回転数が1600rpm以上であることのすべての条件が満たされる場合、定常駆動モードとなる。定常駆動モードでは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとがともに上位装置500から入力された速度指令信号Scに基づいて定常駆動され、駆動制御部20の出力端子20fからは、FG信号が上位装置500に出力される。
図5において、動作モード「2」は、維持動作モードの1つである。すなわち、駆動電圧V2が10ボルト以上であり、モータ50の実回転数が1600rpm以上であるが、駆動電圧V1が10ボルト未満である場合には、第2の駆動回路10bを駆動させる維持動作モードとなる。この維持動作モードでは、第1の駆動回路10の動作が停止され、第2の駆動回路10bが上位装置500から入力された速度指令信号Scにかかわらず最大回転数で回転するように駆動される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、補償時信号として、ハイレベルの信号が上位装置500に出力される。
図5において、動作モード「3」は、維持動作モードの1つである。すなわち、駆動電圧V1が10ボルト以上であり、モータ50の実回転数が1600rpm以上であるが、駆動電圧V2が10ボルト未満である場合には、第1の駆動回路10を駆動させる維持動作モードとなる。この維持動作モードでは、第2の駆動回路10bの動作が停止され、第1の駆動回路10が上位装置500から入力された速度指令信号Scにかかわらず最大回転数で回転するように駆動される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、補償時信号として、ハイレベルの信号が上位装置500に出力される。
図5において、動作モード「4」は、停止動作モードの1つである。すなわち、駆動電圧V1,V2の両方ともが10ボルト未満である場合には、停止動作モードとなる。停止動作モードでは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとが停止される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、停止時信号として、ローレベルの信号が上位装置500に出力される。
図5において、動作モード「5」は、停止動作モードの1つである。すなわち、モータ50の実回転数が1600rpm未満であるときには、常に、停止動作モードとなる。停止動作モードでは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとが停止される。このとき、駆動制御部20の出力端子20fからは、停止時信号として、ローレベルの信号が上位装置500に出力される。
本変形例においても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図6は、上述の実施の形態の他の変形例に係るモータ駆動制御装置101の構成を模式的に示す図である。
図6に示されるように上述とは一部が異なる構成のモータ駆動制御装置101を用いてもよい。すなわち、本変形例に係るモータ駆動制御装置101は、上述のモータ駆動制御装置1の駆動制御部20とは異なる構成の駆動制御部(駆動電圧検知手段の一例、補償制御手段の一例、回転数検知手段の一例)120を用いているものである。モータ駆動制御装置101は、上述の実施の形態と同様の駆動回路10,10bを有している。
駆動制御部120は、2系統の駆動回路10,10bのそれぞれの制御回路部12,12bのそれぞれに、別々に速度指令信号Sc1,Sc2を出力する。また、各制御回路部12,12bから、それぞれ、FG信号FG1,FG2が駆動制御部120に入力される。駆動制御部120は、入力されたFG信号FG1,FG2を、それぞれ上位装置500に出力することができる。なお、駆動制御部120は、入力されたFG信号FG1,FG2の一方又は両方に基づいて、1つのFG信号を上位装置500に出力するようにしてもよい。
この場合においては、第1の制御回路部12と第2の制御回路部12bとに対して、それぞれ、速度指令信号Sc1,Sc2のデューティを独立して設定できる。駆動制御部120は、定常駆動モードにおいて、2系統の駆動回路10,10bを互いに異なるデューティのPWM信号により駆動することができる。また、維持動作モードでは、駆動を継続する駆動回路に対してはデューティを増加した速度指令信号を出力し、他方の駆動回路に対してはデューティを低減した速度指令信号(例えば、デューティがゼロである速度指令信号)を出力することで、他方の駆動回路による駆動力が補われるようにしてモータ50の駆動を維持することができる。
[その他]
モータ駆動制御装置の回路構成は、上述の実施の形態やその変形例に示されるような具体例に限定されない。上述の実施の形態やその変形例における個々の構成を一部変形した構成と適宜組み合わせたり一部を置換したりして本発明の目的に適合するように構成してもよい。また、上述の実施の形態のうち、一部の構成要素や機能が省略されていてもよい。ほかにも、本発明の目的に適合するように構成された、様々な回路構成が適用できる。
本実施の形態のモータ駆動制御装置により駆動されるモータは、上記の実施の形態のものに限定されるものではない。
第1の所定値、第2の所定値、及び第3の所定値は、互いに異なる値であってもよいし、いずれか2つ以上が互いに同じ値となっていてもよい。上述において示されている値は具体例であって、モータ駆動制御装置の仕様、用途、特性などに応じて適宜設定することができる。
各駆動回路部の制御回路部は、汎用ICに限られない。
位置検出器の数は、2個に限定されない。より多くの位置検出器を用いるようにしてもよい。モータの回転位置の検出は、ホールセンサによる方法に限定されない。
上述のフローチャートにより示される処理は、あくまで具体例を示し、上述のものに限定されない。例えば、上述のフローチャートの各処理の順番を適宜入れ替えたり、一部の処理が行われないようにしてもよい。また、上述のフローチャートに示されている処理に加えて、他の処理が行われるようにしてもよい。
上記実施の形態では、駆動制御部は、2系統の駆動回路のどちらかが異常状態であると判定したとき、維持動作モードとして、正常な駆動回路のみによってモータに通電される状態に切り替えて、正常な駆動回路の回転数が最大回転数になるように制御を行うものとして説明したが、このときの正常な駆動回路の回転数は最大回転数に限定されない。正常な駆動回路の回転数は、モータの正回転を維持するための維持動作が実行できる回転数になるように制御を行えばよい。
2つの駆動回路以外の異常(例えば、コイルの断線など)により、モータ50の実回転数が本実施の形態における所定回転数以上ではあるが目標回転数を所定値以上下回った場合、回路異常とは異なる異常が発生していることを上位装置500に知らせるため、補償時信号を出力するようにしてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,101 モータ駆動制御装置、10 第1の駆動回路、10b 第2の駆動回路、12 第1の制御回路部、12b 第2の制御回路部、15 第1のインバータ回路(通電回路の一例)、15b 第2のインバータ回路(通電回路の一例)、19,19b ヒューズ、20,120 駆動制御部(駆動電圧検知手段の一例、補償制御手段の一例、回転数検知手段の一例)、20f 出力端子、50 モータ、80 第1系統のコイル、80b 第2系統のコイル、500 上位装置、V1 第1の駆動回路に印加される駆動電圧、V2 第2の駆動回路に印加される駆動電圧

Claims (11)

  1. 第1系統のコイルと第2系統のコイルとを有する単相モータを駆動させるモータ駆動制御装置であって、
    前記第1系統のコイルに通電する制御を行う第1の駆動回路と、
    前記第2系統のコイルに通電する制御を行う第2の駆動回路と、
    前記第1の駆動回路の動作と前記第2の駆動回路の動作とを制御する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、
    前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧とを検知する駆動電圧検知手段と、
    前記駆動電圧検知手段の検知結果に基づいて、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路に、前記単相モータの回転を維持するための維持動作を実行させる補償制御手段とを有し、
    前記補償制御手段は、前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧との差分が第1の所定値以上であるとき、印加される駆動電圧が高いほうの駆動回路に前記維持動作を実行させ、
    前記差分が前記第1の所定値未満であるとき、前記維持動作を実行させる制御を行わない、
    モータ駆動制御装置。
  2. 第1系統のコイルと第2系統のコイルとを有する単相モータを駆動させるモータ駆動制御装置であって、
    前記第1系統のコイルに通電する制御を行う第1の駆動回路と、
    前記第2系統のコイルに通電する制御を行う第2の駆動回路と、
    前記第1の駆動回路の動作と前記第2の駆動回路の動作とを制御する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、
    前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧とを検知する駆動電圧検知手段と、
    前記駆動電圧検知手段の検知結果に基づいて、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路に、前記単相モータの回転を維持するための維持動作を実行させる補償制御手段とを有し、
    前記駆動制御部は、前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧とが共に第3の所定値未満であるとき、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の両方の動作を停止させる、
    モータ駆動制御装置。
  3. 前記補償制御手段は、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路に前記維持動作を実行させるとき、他方の駆動回路の動作を停止させる、請求項1または2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記補償制御手段は、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路に印加される駆動電圧が第2の所定値以上であり、他方の駆動回路に印加される駆動電圧が第2の所定値未満であるとき、前記一方の駆動回路に前記維持動作を実行させる、請求項に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記駆動制御部は、前記単相モータの実回転数を検知する回転数検知手段をさらに有し、
    前記補償制御手段は、前記駆動電圧検知手段の検知結果と前記回転数検知手段の検知結果とに基づいて前記維持動作を実行させる、請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動制御装置。
  6. 前記駆動制御部は、前記単相モータの実回転数が所定回転数未満であるときには、前記駆動電圧検知手段の検知結果にかかわらず、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の両方の動作を停止させる、請求項に記載のモータ駆動制御装置。
  7. 前記駆動制御部は、前記単相モータの実回転数に対応するFG信号を出力する出力端子を有し、
    前記駆動制御部は、前記補償制御手段が前記維持動作を実行させる制御を行うとき、前記出力端子から前記FG信号とは異なる所定の補償時信号を出力する、請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動制御装置。
  8. 前記補償時信号は、電圧がハイレベル又はローレベルに固定された信号である、請求項に記載のモータ駆動制御装置。
  9. 前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路により実行される維持動作は、前記維持動作が行われない場合と同じかそれよりも大きな電流を前記第1のコイル又は前記第2のコイルに流すことにより、他方の駆動回路により前記単相モータに与えられる駆動力を補う動作である、請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動制御装置。
  10. 第1系統のコイルと第2系統のコイルとを有する単相モータを駆動させるモータ駆動制御装置の制御方法であって、
    前記モータ駆動制御装置は、
    前記第1系統のコイルに通電する制御を行う第1の駆動回路と、
    前記第2系統のコイルに通電する制御を行う第2の駆動回路とを備え、
    前記モータ駆動制御装置の制御方法は、
    前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧とを検知する駆動電圧検知ステップと、
    前記駆動電圧検知ステップの検知結果に基づいて、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路に、前記単相モータの回転を維持するための維持動作を実行させる補償制御ステップとを有し、
    前記補償制御ステップは、前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧との差分が第1の所定値以上であるとき、印加される駆動電圧が高いほうの駆動回路に前記維持動作を実行させ、
    前記差分が前記第1の所定値未満であるとき、前記維持動作を実行させる制御を行わない、
    モータ駆動制御装置の制御方法。
  11. 第1系統のコイルと第2系統のコイルとを有する単相モータを駆動させるモータ駆動制御装置の制御方法であって、
    前記モータ駆動制御装置は、
    前記第1系統のコイルに通電する制御を行う第1の駆動回路と、
    前記第2系統のコイルに通電する制御を行う第2の駆動回路とを備え、
    前記モータ駆動制御装置の制御方法は、
    前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧とを検知する駆動電圧検知ステップと、
    前記駆動電圧検知ステップの検知結果に基づいて、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の一方の駆動回路に、前記単相モータの回転を維持するための維持動作を実行させる補償制御ステップと、
    前記第1の駆動回路に印加される駆動電圧と前記第2の駆動回路に印加される駆動電圧とが共に第3の所定値未満であるとき、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路の両方の動作を停止させるステップと、を有する、
    モータ駆動制御装置の制御方法。
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