JP6825885B2 - 路面切削車両 - Google Patents

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Description

本発明は、路面を切削する路面切削機を有する路面切削装置に関する。
例えば、道路や橋梁路面などのアスファルト舗装は、車両走行などによって、経時的にわだち掘れやひび割れなどの劣化が生ずる。このため、例えば夜間などの交通量の少ない時間帯を利用して、定期的にあるいは随時その路面の修繕工事が行われている。
このように路面の修繕では、ロードカッターなどと称される専用の路面切削車両に搭載された路面切削機によって、路面の表層部分を切削除去する。その後、必要に応じて適宜、その切削路面上に、新しいアスファルト合材などによって再舗装する。
このような用途の路面切削車両は、例えば、特許文献1などに記載の構造となっている。すなわち、この路面切削車両は、走行用の前後輪で自走可能になっていると共に、車体に対し昇降可能に設けられた路面切削機(カッター部)で路面を切削可能となっている。そして、路面切削車両は、自走しながら、路面切削機によってアスファルト舗装路面を削り取る(はつる)と共に、削り取った切削廃材を搬送コンベアによって車体前方などに連続して搬送する。そして、搬送コンベアから、切削廃材は、路面切削車両と随行するトラックの荷台等に投下される。
ここで、切削廃材を搬送コンベアで搬送する際に、粉塵が飛散するおそれがある。これに対する技術として例えば特許文献2に記載の技術がある。この技術は、搬送コンベアをカバー部品で覆って粉塵の飛散を抑えると共に、搬送コンベアとカバー部品とで構成される粉塵雰囲気空間に存在するガスを吸引装置で吸引し、集塵器で粉塵の回収を行う。
特開平11−50415号公報 特許第4767660号公報
粉塵の集塵を行うことは、粉塵の拡散を防止し、周辺地域への汚染回避や作業者の作業環境を改善する点で好ましい。
しかし、上記吸引装置及び集塵器を含む集塵装置を車両に搭載することは、その分、車両コストが増大すると共に、車両の大形化の一因となる。
本発明は、上記のような点に着目したもので、集塵装置を装備しても車両コストを低減することを目的としている。
課題を解決するために、本発明の一態様の路面切削車両は、路面を切削する路面切削機と、上記切削で発生した切削廃材を搬送する搬送コンベアと、上記搬送コンベアの少なくとも上方を覆うカバー部品と、上記搬送コンベアと上記カバー部品との間に形成される粉塵雰囲気空間のガスを強制吸引する吸引装置と、上記吸引装置が吸引したガスに含まれる粉塵を集塵する集塵器と、上記搬送コンベアを駆動するコンベア用油圧モータと、上記吸引装置を駆動する吸引用油圧モータと、上記コンベア用油圧モータに対しコンベア用油圧制御弁を介して作動油を圧送可能なコンベア用油圧ポンプと、上記コンベア用油圧ポンプから圧送された作動油を上記吸引用油圧モータに供給する吸引装置用管路と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、環境改善のために車両に集塵装置を搭載しても、部品点数を削減出来るので、粉塵対策のための車両コストを抑えると共に、集塵装置が占有する車両内の空間を抑える事が可能となる。
本発明に基づく実施形態に係る路面切削車両を説明する側面図である。 本発明に基づく実施形態に係る集塵装置を説明する概念図である。 第1実施形態の油圧機器の油圧回路を説明する図である。 第2実施形態の油圧機器の油圧回路を説明する図である。 第2実施形態の変形例の油圧回路を示す図である。
「第1実施形態」
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
<構成>
本実施形態の路面切削機を搭載した路面切削車両1は、図1に示すように、車体2と、走行用の車輪6と、車体2に対し昇降可能に支持された路面切削機3と、路面切削機3を昇降するアクチュエータ4と、搬送コンベア5とを備える。
本実施形態の走行用の車輪6は、車体2の前側に設けられた前輪6Aと、車体2の後側に設けられた後輪6Bとから構成される。前輪6Aは、図示しないステアリング機構を操作することで操舵可能となっている。後輪6Bの車軸は変速機を介してエンジンに連結しており、エンジンからの駆動力で回転駆動する駆動輪を構成する。なお、路面切削車両1の走行形態はこれに限定されず、前輪6A側が駆動輪でも良いし、クローラなどによって自走する車両であっても良い。
路面切削機3は、前輪6Aと後輪6Bとの間において、車体2の下部に配置される。路面切削機3は、車体幅方向に軸を向けたカッタードラム3aの周面に多数のカッタービット3bが設けられて構成される(図2参照)。そのカッタードラム3aは、機枠7に回転自在に支持されていると共に、不図示の油圧モータによって回転駆動可能に構成されている。機枠7は、例えば下方が開放した箱状の枠体である。図2中、符号9は排土板を表す。
路面切削機3を昇降するアクチュエータ4は、左右一対の昇降用油圧シリンダで構成され、そのシリンダのシリンダロッド先端部が機枠7に連結している。これによって、昇降用油圧シリンダのストローク量に応じて、機枠7、すなわち路面切削機3の車体2に対する上下位置(路面に対する位置)が調整されて、路面切削機3による切削深さが調整される。
ここで、機枠7の前側は、車体前後方向に延在する平行リンク8を介して車体2に連結する。平行リンク8は、車幅方向両側にそれぞれ一対づつ配設されている。平行リンク8を設けることで、機枠7は、昇降に伴う姿勢が一定に保持されるようになっている。
搬送コンベア5は、路面切削機3が削り取った切削廃材11を、車体2の前方に搬送するコンベアであって、車体2に支持されている。
本実施形態の搬送コンベア5は、図1及び図2に示すように、第1搬送コンベア5A及び第2搬送コンベア5Bからなる。第1搬送コンベア5A及び第2搬送コンベア5Bは、それぞれ対をなす各プーリ13A、13Bに無端ベルト12A、12Bが架け渡されて構成される。また、無端ベルト12A、12Bは不図示のローラによってプーリ間の途中位置が支持されている。その第1搬送コンベア5A及び第2搬送コンベア5Bはそれぞれ、個別のコンベア用油圧モータによって駆動される。図2では、対をなす各プーリ13A、13Bの一方をコンベア用油圧モータで駆動する場合を例示しているが、別途駆動プーリを備え、その駆動プーリを駆動することで無端ベルト12A、12Bを動かすようにしても良い。ここで、2つのコンベア用油圧モータを分けて説明する場合には、第1搬送コンベア5Aを駆動するコンベア用油圧モータを第1油圧モータM1と、第2搬送コンベア5Bを駆動するコンベア用油圧モータを第2油圧モータM2と呼称する。
第1搬送コンベア5Aは、切削時にはコンベア後端側を地面側に下げておくことで、路面切削機3が切削した切削廃材11を、無端ベルト12A、12Bの上行き側で第2搬送コンベア5Bに向けて搬送する。第2搬送コンベア5Bは、第1搬送コンベア5Aから受け渡された切削廃材11を車両前方に搬送する。
カバー部品10A、10Bが、第1搬送コンベア5A及び第2搬送コンベア5Bの少なくとも上行き側のベルト部分の上方を覆うようにして、当該第1搬送コンベア5A及び第2搬送コンベア5Bに沿って設けられている。このカバー部品10A、10Bによって、切削廃材11を搬送する際における、第1搬送コンベア5A及び第2搬送コンベア5Bからの粉塵の飛散を防止している。カバー部品10A、10Bは、例えばゴムシートから構成される。
ここで、無端ベルト12A、12Bの上行き側とカバー部品10A、10Bとの間に粉塵雰囲気空間Sが構成される。
図2に示すように、排気管路20の一端部が、カバー部品10Aを貫通して粉塵雰囲気空間Sに連通している。なお、排気管路20の一端の配置位置は、図2の位置に限定されない。排気管路20をカバー部品10A、10Bの2箇所以上に対し接続する構成であっても良い。
排気管路20の他端部は、集塵器21の取入口に接続されている。集塵器21は、たとえばサイクロン式分離器からなる。集塵器21の出口は、管路23を介して吸引装置22に接続している。吸引装置22は吸引用油圧モータM3で駆動される。吸引用油圧モータM3が駆動することで、粉塵雰囲気空間S内のガスを排気管路20、集塵器21、管路23を通じて強制吸引する。これによって、粉塵雰囲気空間S内で発生している粉塵は、集塵器21に集塵される。
2つのコンベア用油圧モータ(第1油圧モータM1及び第2油圧モータM2)は油圧機器60で駆動制御される。
本実施形態の油圧機器60の油圧回路について、図3の油圧回路の構成図を参照して説明すると、作動油タンク30と、コンベア用油圧ポンプ31と、コンベア用油圧制御弁32とを備える。
コンベア用油圧ポンプ31は、作動油タンク30から作動油を吸引し、作動油を、第1管路33を介してコンベア用油圧制御弁32に向けて圧送可能となっている。
コンベア用油圧制御弁32は、例えば電磁ソレノイド式の3方切換弁(3位置弁)から構成される。3方切換弁は、2つのコンベア用油圧モータM1、M2の駆動方向を正逆切換える2つの切換位置32A、32Bと中立位置32Cとの3位置を有する。図3では中立位置32Cの状態を示している。
コンベア用油圧制御弁32が駆動位置32Aに切り換わると、第1管路33に接続する第1ポートAが第2管路34の一端部に連通状態となると共に、戻り管路36に接続する第2ポートBが第3管路35の一端部に連通状態となる。
ここで、第2管路34の他端部は第1油圧モータM1の吸入口に接続し、第3管路35の他端部は第2油圧モータM2の排出口に接続する。更に、第1油圧モータM1と第2油圧モータM2とが第4管路37によって接続することで、コンベア用油圧ポンプ31に対し、油圧回路として、第1油圧モータM1と第2油圧モータM2とが直列に接続された状態となる。ここで、第2管路34及び第3管路35は、コンベア用油圧制御弁32とコンベア用油圧モータとを接続するコンベア用管路を構成する。
コンベア用油圧制御弁32が逆駆動位置32Bに切り換わると、第1管路33に接続する第1ポートAが第3管路35の一端部に連通状態となると共に、戻り管路36に接続する第2ポートBが第2管路34の一端部に連通状態となる。
また、コンベア用油圧制御弁32が中立位置32Cになると、第1管路33が戻り管路36に接続する。符号40はリリーフ弁である。
本実施形態の油圧機器60は、コンベア用油圧ポンプ31から圧送される作動油を吸引用油圧モータM3に供給する吸引装置用管路38を備える。
本実施形態では、図3に示すように、コンベア用管路を構成する第3管路35の途中に吸引装置用管路38が設けられる場合の例である。具体的には、2方向切換弁からなる吸引装置用切換弁50によって、第1油圧モータM1から排出された作動油の供給先を、第3管路35のコンベア用油圧制御弁32に接続する管路部分35aと、吸引装置用管路38の一端部側とに選択的に切換可能となっている。吸引装置用管路38の他端部は、吸引用油圧モータM3の吸入口に接続されている。また、吸引用油圧モータM3の排出口は、第5管路39を介して上記管路部分35aの途中に接続されている。符号41はリリーフ弁を、符号42はチェック弁をそれぞれ表す。
ここで、コンベア用油圧制御弁32及び吸引装置用切換弁50の操作子(スイッチやレバー)は、切削のオペレータ作業付近に設置しておくことで、切削状況などに応じて作動を調整することが出来る。
<動作その他>
まず、コンベア用油圧制御弁32を駆動位置に設定し、且つ吸引装置用切換弁50を吸引用油圧モータM3の駆動位置に設定された状態を想定する。
この状態では、第2油圧モータM2、第1油圧モータM1および吸引用油圧モータM3が油圧回路的に直列に接続された状態となっている。このため、コンベア用油圧ポンプ31を駆動すると、作動油が、第2油圧モータM2、第1油圧モータM1、及び吸引用油圧モータM3の順に流れた後に作動油タンク30に戻ることで、第1及び第2搬送コンベア5A、5Bが駆動されると共に、切削廃材11の搬送と同期して吸引装置22も駆動されることで集塵処理が実行される。
また、粉塵の集塵が必要無い場合には、吸引装置用切換弁50を管路部分35a側に切り換えればよい。
以上のように、本実施形態では、路面切削車両に集塵装置を搭載するにあたり、集塵装置の吸引装置22用の駆動油圧源として専用油圧ポンプを搭載する必要がない。このため、環境改善のために車両に集塵装置を搭載しても、部品点数を削減出来るので、粉塵対策のための車両コストを抑えると共に、集塵装置が占有する車両内の空間増加を抑える事が可能となる。
また、吸引装置用切換弁50を吸引用油圧モータM3の駆動位置側に切り換えておくだけで、搬送コンベアの駆動に連動して集塵を実行することが可能となる。
「第2実施形態」
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、吸引装置用管路38を戻り管路36に接続する構成の例である。
その構成以外は、第1実施形態の構成と同様であるため説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、図4に示すように、コンベア用油圧制御弁32の第2ポートBと作動油タンク30とを接続する戻り管路36の途中に吸引装置用切換弁50を介装している。
第2実施形態の吸引装置用切換弁50は、2ポートの電磁ソレノイド式の2位置切換弁から構成される場合を例示している。勿論、吸引装置用切換弁50は手動操作タイプでも構わない。
第2実施形態の吸引装置用切換弁50は、集塵オフ位置と、集塵オン位置の2位置を有する。図4は、集塵オフ位置の状態を示す。
集塵オフ位置では、戻り管路36と吸引装置用管路38が切り離された状態となる。この状態では、吸引装置用管路38と吸引用油圧モータM3の排出口に接続する第6管路51とが接続状態となっている。
一方、集塵オン位置では、戻り管路36を流れる作動油は、吸引装置用管路38を介して吸引用油圧モータM3側に流れて吸引用油圧モータM3を駆動可能となっている。
この第2実施形態の構成では、吸引用油圧モータM3への油圧回路を、コンベア用油圧制御弁32とコンベア用油圧モータM1、M2との管路34、35ではなく、コンベア用油圧制御弁32から作動油タンク30に作動油を戻す戻り管路36に接続させた。
これによって、第2実施形態の油圧回路では、搬送コンベア単独、集塵単独、及び搬送コンベアと集塵との同時駆動のいずれのパターンも実現可能となる。すなわち、搬送コンベア駆動スイッチ(廃材搬送開始・終了)と集塵駆動スイッチ(集塵開始・終了)を切削のオペレータ作業付近に配置することにより、作業状況に応じてそれぞれ入り切り可能となる。もちろん手動操作弁を用いてレバー操作等による入り切りを行うように構成してもよい。
単独駆動させることで、主たる粉塵発生源となる搬送コンベアとの連携も考慮しつつ、不要な装置を駆動させることなく集塵し作業周辺環境と切削作業オペレータの健康を守るという効果を奏する。また、このように単独で駆動させることができれば、余計な動力(燃料)や機器損耗を抑制できるようなる。
以下に、それぞれを単独で駆動させたいシーンを説明する。
(切削作業開始時)
路面切削機3を所定の位置及び深さに設定する際に、路面切削機3であるカッタードラム3aを多少回転させることがある。そのとき、路面切削機3の周りは密閉空間でないことも多く、当然搬送コンベア5を駆動する必要がない。このような状況で、集塵装置を単独駆動することが出来れば、発生した粉塵は、粉塵雰囲気空間Sを介して強制吸引されることで、粉塵の飛散を抑制することが出来る。
また切削作業の開始直後であっても、搬送コンベア5で切削廃材11の搬送を開始してから粉塵の発生状況を見極め、必要に応じて集塵させることもある。切削路面の乾燥具合、切削装置内に噴霧する冷却および発塵抑制用液体(水など)により発塵状況が異なるためである。多少の粉塵でも許されない作業周辺環境では、集塵装置をあらかじめ起動させておくことで搬送コンベア5による廃材搬送開始とともに伴う発塵を根本から絶つことが可能となる。
(切削作業待機中)
ここでの「切削作業待機中」とは、主に路面切削車両1の前方に位置する廃材積込みダンプトラックの入れ替え待ちを意味する。
待機中に行うこととして、あくまで異常検査のための作業であるが、搬送コンベア5の詰まり確認のための空運転、時には搬送コンベア5の逆転を行った後に、通常閉空間となっている切削装置に対する路面切削用工具の損耗確認や搬送コンベア5のカバー等を開けての内部確認(詰まり除去作業)を行う時間に充てられることがある。このとき、閉じ込められていた粉塵が周囲に出てくるだけでなく、搬送コンベア5を空運転させるだけで発塵してしまう。したがって、このようなシーンは吸引装置22のみを駆動させたい状況として考えられる。
更に切削作業を伴わないシーンとして、レーンチェンジ、後退、切削作業段取り、作業終了工程、メンテナンスと求められる状況は多く、このような状況でも吸引装置22のみを駆動させたい場合がある。
(切削作業終了時)
予定の作業工区が終わったときには、路面切削機3や搬送コンベア5をある程度空運転させ、現場に廃材を残さないための作業が必要となる。この場合にも切削を伴わない、搬送コンベア駆動を伴わない集塵作業は必要となる。また、切削車両の撤退時のためにも作業区域内や搬送トレーラ、自走するのであれば公道へ廃材を落とさないためにも十分な清掃作業が必要となり、集塵装置だけは最後まで駆動させておかなければならない状況(すなわち他の動力があてにできない)も想定される。
本実施形態は、上述のように吸引装置単独で駆動できるので、上記のようなシーンに対応可能となる。
<変形例>
集塵装置を単独で駆動する油圧回路の別例を図5に示す。
この変形例は、第1管路33に分流弁52を介装して、作動油の一部を吸引装置用管路38側に分流するように構成したものである。この構成であっても、搬送コンベア単独、集塵単独、及び搬送コンベアと集塵との同時駆動のいずれのパターンも実現可能となる。但し、第2実施形態の構成に比べて別途、分流弁52が必要となる。
1 路面切削車両
2 車体
3 路面切削機
3a カッタードラム
3b カッタービット
4 アクチュエータ
5 搬送コンベア
5A 第1搬送コンベア
5B 第2搬送コンベア
6 車輪
10A、10B カバー部品
11 切削廃材
20 排気管路
21 集塵器
22 吸引装置
30 作動油タンク
31 コンベア用油圧ポンプ
32 コンベア用油圧制御弁
33 第1管路
34 第2管路
35 第3管路
35a 管路部分
36 戻り管路
38 吸引装置用管路
50 吸引装置用切換弁
52 分流弁
60 油圧機器
M1 第1油圧モータ
M2 第2油圧モータ
M3 吸引用油圧モータ
S 粉塵雰囲気空間

Claims (2)

  1. 路面を切削する路面切削機と、上記切削で発生した切削廃材を搬送する搬送コンベアと、上記搬送コンベアの少なくとも上方を覆うカバー部品と、上記搬送コンベアと上記カバー部品との間に形成される粉塵雰囲気空間のガスを強制吸引する吸引装置と、上記吸引装置が吸引したガスに含まれる粉塵を集塵する集塵器と、
    上記搬送コンベアを駆動するコンベア用油圧モータと、
    上記吸引装置を駆動する吸引用油圧モータと、
    上記コンベア用油圧モータに対しコンベア用油圧制御弁を介して作動油を圧送可能なコンベア用油圧ポンプと、
    上記コンベア用油圧ポンプから圧送された作動油を上記吸引用油圧モータに供給する吸引装置用管路と、
    を備え
    上記吸引装置用管路に対する作動油の流通の開閉を行う切換弁を設け、
    上記コンベア用油圧制御弁には、上記コンベア用油圧ポンプからの作動油若しくは上記コンベア用油圧モータからの作動油を作動油タンクへ戻す戻り管路が接続し、
    上記吸引装置用管路は、上記戻り管路に接続する、
    ことを特徴とする路面切削車両。
  2. 上記吸引装置用管路は、上記コンベア用油圧制御弁と上記コンベア用油圧モータとを接続するコンベア用管路に接続することを特徴とする請求項1に記載した路面切削車両。
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