JPH084048A - 沈殿物収集方法並びに沈殿物収集装置 - Google Patents

沈殿物収集方法並びに沈殿物収集装置

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JPH084048A
JPH084048A JP15044694A JP15044694A JPH084048A JP H084048 A JPH084048 A JP H084048A JP 15044694 A JP15044694 A JP 15044694A JP 15044694 A JP15044694 A JP 15044694A JP H084048 A JPH084048 A JP H084048A
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JP
Japan
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waterway
vehicle
sediment
precipitate
traveling
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JP15044694A
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English (en)
Inventor
Mikio Matsui
井 幹 夫 松
Yukihiro Fukuda
田 幸 広 福
Kunihiko Hayashi
邦 彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水路内での人為作業を不要にし、省力化を容
易に行うことができると共に、清掃作業能率の向上並び
に清掃作業コストの低減などを容易に図ることができ
る。 【構成】 沈殿物を掻込む回転体を有する水路走行車4
と、前記水路走行車4に搬送ホース5を介して連結させ
る収集車2を並走させ、前記水路走行車4に取込む沈殿
物を収集車2に搬入させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば下水路、小河川、
農業用水路などに堆積する泥砂を取除く沈殿物収集方法
並びに沈殿物収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平6−16138号公報に示
す如く、路上走行させるタンク車から吸込ホースを延設
させ、吸込ホース先端から水路内の泥砂を吸上げる技術
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、水路
内の沈殿物を破砕する作業、並びに吸込ホース先端を支
持する作業を複数人の作業者により人為的に行う必要が
あり、省力化並びに作業能率の向上などを容易に図り得
ないと共に、清掃作業コストの低減なども容易に行い得
ない等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、沈殿
物を掻込む回転体を有する水路走行車と、前記水路走行
車に搬送ホースを介して連結させる収集車を並走させ、
前記水路走行車に取込む沈殿物を収集車に搬入させるも
ので、水路内での人為作業を不要にし、省力化を容易に
行い得ると共に、回転体による沈殿物の掻込によって硬
化している泥砂を容易に収集し得、清掃作業能率の向上
並びに清掃作業コストの低減などを容易に図り得るもの
である。
【0005】また、沈殿物を掻込む回転体と、沈殿物か
ら粗ゴミを分離させる選別体と、沈殿物を吸取る収集体
を、水路走行車に配設させたもので、前記回転体によっ
て沈殿物を流動状態にし、空カンまたは石などの粗ゴミ
を除去した沈殿物を収集体に取入れるから、沈殿物の収
集作業能率を容易に向上させ得ると共に、収集体での沈
殿物の詰り防止並びに清掃作業条件の緩和などを容易に
行い得、また回転体の交換だけで作業の種類及び目的を
容易に拡大し得るものである。
【0006】また、沈殿物を掻込む回転体と、沈殿物か
ら粗ゴミを分離させる選別体と、沈殿物を吸取る収集体
を、複数の水路走行車に分配設置させ、各水路走行車に
分離及び連結自在なヒッチを設けたもので、前記回転体
と選別体を取付けた沈殿物流動化専用の水路作業車、ま
たは選別体と収集体を取付けた沈殿物収集専用の水路作
業車などを容易に構成し得、各水路作業車の組合せ及び
使分けによって条件の異なる各種水路の沈殿物収集を容
易に行い得るものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は全体の斜視図、図2は同配置説明図、図3
は同背面図であり、路上(1)を走行させるバキューム
車型収集車(2)と、下水路または小河川または農業用
水路などの水路(3)内を走行させる水路走行車(4)
を、可撓性耐圧性バキュームホース型搬送ホース(5)
により連結させるもので、ワンタッチ動作で分離または
連結自在なカプラ(6)(7)を介して前記収集車
(2)及び水路走行車(4)に収集体である前記ホース
(5)を連結させている。
【0008】また、エンジン(8)によって駆動する発
電機(9)とバッテリ(10)、並びにエンジン(8)
によって駆動する吸込ポンプ(11)、並びに該ポンプ
(11)からの沈殿物に含まれる水を除去する分離タン
ク(12)、並びに前記分離タンク(12)から沈殿物
を搬入して留める泥砂タンク(13)、並びに前記泥砂
タンク(13)の沈殿物を泥砂運搬車(14)荷台に搬
出する排出コンベア(15)を、前記収集車(2)に装
備させるもので、搬送ホース(5)を介して吸込ポンプ
(11)に送られる沈殿物を、分離タンク(12)で水
を除去した後、泥砂タンク(13)に留めると共に、牽
引等によって収集車(2)に泥砂運搬車(14)を追走
させ乍ら、泥砂タンク(13)の沈殿物を排出コンベア
(15)によって泥砂運搬車(14)に積み換え、前記
搬送ホース(5)からの沈殿物収集を連続的に行えるよ
うに構成している。なお、前記エンジン(8)は、収集
車(2)の走行駆動用のものを兼用してもよく、専用の
ものを設けてもよいと共に、前記分離タンク(12)を
省き、泥砂タンク(13)で沈殿物から水を除去しても
よい。
【0009】また、前記収集車(2)に排水ホース(1
6)を設け、前記タンク(12)(13)の沈殿物から
分離された水を排水ホース(16)によって水路(3)
に戻すと共に、前記収集車(2)に水平方向回転自在な
マスト(17)を立設させ、油圧シリンダ(18)によ
り上下方向に揺動自在で伸縮自在なブーム(19)を前
記マスト(17)上端に取付けるもので、前記ブーム
(19)に設けるホースガイド(20)に前記搬送ホー
ス(5)中間部を彎曲支持させると共に、前記ブーム
(19)に設ける電動ウィンチ(21)のロードワイヤ
(22)先端を水路走行車(4)に連結させ、ウィンチ
(21)遠隔制御によりロードワイヤ(22)の巻取り
または延出を行わせ、水路走行車(4)を水路(3)か
ら持上げまたは水路(3)に降し、またロードワイヤ
(22)を緩めて水路走行車(4)を自走させるように
構成している。なお、前記ホースガイド(20)を上下
に揺動自在にブーム(19)に支持させたが、水平方向
に回転自在並びに昇降自在にホースガイド(20)をブ
ーム(19)に支持させてもよい。
【0010】さらに、図4は前記水路走行車(4)の側
面説明図、図5は同平面説明図、図6は同駆動説明図で
あり、遠隔操作機(23)からの無線信号を受信させる
受信機(24)を備えた制御ボックス(25)並びにバ
ッテリ(26)をボンネット(27)内側に防水構造で
内設させると共に、前記ボンネット(27)前部に昇降
機構(図示省略)を介して取入ケース(28)を昇降自
在に設け、水路(3)に堆積している沈殿物を砕き乍ら
中央方向に掻込む回転体である堀削オーガ(29)を取
入ケース(28)に回転自在に設け、水路(3)底部に
泥砂が堆積して硬化した沈殿物を前記オーガ(29)で
削取って機体中央方向に掻込むもので、取入ケース(2
8)一側に設ける油圧オーガモータ(30)によりオー
ガ(29)を回転させる。
【0011】また、前記取入ケース(28)両側にポテ
ンショメータ型の左右操向センサ(31)(32)を設
け、縦軸回りに回転する左右センサアーム(33)(3
3)を各センサ(31)(32)に取付け、各センサア
ーム(33)(33)を斜前方下向機体外側方向に突出
させると共に、中央を窪ませた円板形で土寄せ機能を有
する左右ディスク(34)(34)を各センサアーム
(33)(33)先端に回転自在に軸支させ、所定堀取
り圧力以下で左右ディスク(34)(34)を前記オー
ガ(29)の両側斜前方に位置させ、取入ケース(2
8)外側の沈殿物を左右ディスク(34)(34)が堀
上げてオーガ(29)両側部に送込むもので、水路
(3)側面にディスク(34)が衝突したとき、センサ
アーム(33)が機体中央方向に揺動し、水路(3)側
面と機体との間隔が所定以下であることを操向センサ
(31)(32)によって検出すると共に、進路前方の
障害物にディスク(34)が衝突したとき、センサアー
ム(33)が機体外側方向に揺動し、障害物の存在を操
向センサ(31)(32)によって検出する。
【0012】また、前低後高に斜設させる選別体である
選別コンベア(35)を前記取入ケース(28)後側に
設け、掻込んだ沈殿物を後方に排出させる取入ケース
(28)後面中央の出口(36)に前記コンベア(3
5)送り始端部を臨ませ、多数の横桟(37)…と櫛線
(38)…により形成する前記コンベア(35)上面側
に前記出口(36)から排出される沈殿物を載せるもの
で、油圧コンベアモータ(39)によって前記コンベア
(35)を駆動し、沈殿物をコンベア(35)によって
斜上方後方に揚上させ、泥砂など小形沈殿物をコンベア
(35)下方に漏下させる一方、空カン及び石塊など大
形沈殿物である粗ゴミをコンベア(35)の傾斜上端送
り終端部からシュート(40)を介してゴミコンテナ
(41)に投入させる。前記ゴミコンテナ(41)は水
路走行車(4)に着脱自在に搭載されており、粗ゴミが
留ったゴミコンテナ(41)を前記ウインチ(21)な
どを利用して路上(1)または運搬車(14)荷台に取
出す。
【0013】また、前記選別コンベア(35)の送り始
端部跡側にワイヤブラシ(42)を設け、該ワイヤブラ
シ(42)跡側に吸込ケース(43)を開口させ、前記
搬送ホース(5)を吸込ケース(43)に連結させるも
ので、油圧ブラシモータ(44)によってワイヤブラシ
(42)を回転させ、選別コンベア(35)から漏下す
る沈殿物をワイヤブラシ(42)によって吸込ケース
(43)に送込み、また前記オーガ(29)の堀削によ
って残っている水路(3)底部の沈殿物をワイヤブラシ
(42)によってさらに削取って吸込ケース(43)に
送込み、吸込ポンプ(11)の搬送力によって吸込ケー
ス(43)の沈殿物を搬送ホース(5)を介して収集車
(2)に送給させる。なお、水路(3)底面がコンクリ
ートで形成されている場合、前記オーガ(29)の堀削
跡に硬化している沈殿物層が残るが、残っている沈殿物
はワイヤブラシ(42)によって削取されるから、水路
(3)底面から離すことにより前記オーガ(29)の損
傷を容易に防止でき、また堆積によって硬化した残りの
沈殿物がワイヤブラシ(42)によって除去されるか
ら、沈殿物を残すことなく確実に収集できる。
【0014】また、左右一対の走行クローラ(45)
(46)を水路走行車(4)に備え、油圧走行モータ
(47)(48)によって各クローラ(45)(46)
を駆動し、前後進移動させると共に、前記バッテリ(2
6)を電源とする全体駆動用電動モータ(49)と、可
変容量型の油圧左右走行ポンプ(50)(51)及び油
圧PTOポンプ(52)を備え、防水構造を介して取付
ける前記モータ(49)によって各ポンプ(50)(5
1)(52)を駆動するもので、電動左右変速モータ
(53)(54)及び電動PTO変速モータ(55)に
よって各ポンプ(50)(51)(52)の出力を変化
させるように構成している。そして、左右旋回ソレノイ
ド(56)(57)を有する左右サイドクラッチバルブ
(58)(59)を介して左右走行モータ(47)(4
8)に左右走行ポンプ(50)(51)を油圧接続さ
せ、左右変速モータ(53)(54)制御により左右走
行クローラ(45)(46)の駆動速度の変更及び前後
進切換を行い、左右旋回ソレノイド(56)(57)制
御により左右走行クローラ(45)(46)の駆動と停
止の切換を行うと共に、PTOソレノイド(60)を有
するPTOクラッチバルブ(61)を介してPTOポン
プ(52)を前記各モータ(30)(39)(44)に
油圧接続させ、PTO変速モータ(55)制御により各
モータ(30)(39)(40)の駆動速度を変更さ
せ、PTOソレノイド(60)制御により各モータ(3
0)(39)(40)の駆動と停止の切換を行う。ま
た、左右ディスク(34)(34)の取付幅よりも堀削
オーガ(29)の左右幅を小さく形成し、左右走行クロ
ーラ(45)(46)の接地幅よりも堀削オーガ(2
9)の左右幅を大きく形成し、前記ディスク(34)及
びオーガ(29)によって沈殿物を除去した跡に走行ク
ローラ(45)(46)を移動させる。
【0015】さらに、図7に示す如く、マイクロコンピ
ュータで構成するコントローラ(62)を備え、該コン
トローラ(62)を前記制御ボックス(25)に内設さ
せると共に、前記受信機(24)、各センサ(31)
(32)、各モータ(53)(54)(55)、各ソレ
ノイド(56)(57)(60)を、前記コントローラ
(62)に電気接続させるもので、図4に示す如く、左
右サイドクラッチスイッチ(63)(64)と、PTO
クラッチスイッチ(65)と、増速スイッチ(66)
と、減速スイッチ(67)を、前記遠隔操作機(23)
に設け、作業者が収集車(2)を運転操作し乍ら遠隔操
作機(23)操作により水路走行車(4)走行制御を行
う一方、各センサ(31)(32)出力によって水路走
行車(4)の自動操向制御を行わせるように構成してい
る。
【0016】そして、図8のフローチャートに示す如
く、遠隔操作機(23)から無線信号がコントローラ
(62)に遠隔入力されると、手動優先動作が行われる
もので、左右サイドクラッチスイッチ(63)(64)
の左右旋回信号により左右旋回ソレノイド(56)(5
7)の一方が動作し、水路走行車(4)の操向制御を行
って進路を修正し、かつ各ソレノイド(56)(57)
の両方の動作によって水路走行車(4)を停止させると
共に、増速及び減速スイッチ(66)(67)の増速及
び減速信号により、前進状態で左右変速及びPTO変速
の各モータ(53)(54)(55)を動作させ、前進
走行速度及びPTO駆動速度を同調変速させる一方、後
進状態でPTOソレノイド(60)をオフにして各部
(29)(35)(42)を停止させ、かつ左右変速の
各モータ(53)(54)を動作させ、後進走行速度を
変速させる。
【0017】また、前記遠隔操作機(23)からの無線
信号入力がなく、前進走行しているとき、左右操向セン
サ(31)(32)の左右旋回入力により、左右旋回ソ
レノイド(56)(57)が動作し、水路走行車(4)
の進路を修正すると共に、各センサ(31)(32)の
衝突検出によって水路走行車(4)を停止させる。
【0018】上記から明らかなように、沈殿物を掻込む
回転体である堀削オーガ(29)を有する水路走行車
(4)と、前記水路走行車(4)に搬送ホース(5)を
介して連結させる収集車(2)を並走させ、前記水路走
行車(4)に取込む沈殿物を収集車(2)に搬入させる
もので、水路内での人為作業を不要にし、省力化を容易
に行うことができると共に、堀削オーガ(29)による
沈殿物の掻込によって硬化している泥砂を容易に収集で
き、清掃作業能率の向上並びに清掃作業コストの低減な
どを容易に図ることができる。
【0019】また、沈殿物を掻込む回転体である堀削オ
ーガ(29)と、沈殿物から粗ゴミを分離させる選別体
である選別コンベア(35)と、沈殿物を吸取る収集体
である搬送ホース(5)を、水路走行車(4)に配設さ
せたもので、前記堀削オーガ(29)によって沈殿物を
流動状態にし、空カンまたは石などの粗ゴミを除去した
沈殿物を搬送ホース(5)に取入れるから、沈殿物の収
集作業能率を容易に向上させることができると共に、搬
送ホース(5)での沈殿物の詰り防止並びに清掃作業条
件の緩和などを容易に行うことができ、また堀削オーガ
(29)の交換だけで作業の種類及び目的を容易に拡大
できる。
【0020】さらに、図9は前記図4の変形例であり、
取入ケース(28)に出口(36)を介して吸込ケース
(43)を連結させ、吸込ケース(43)内部に網ベル
ト型選別コンベア(35)送り始端部を差込むと共に、
前記排水ホース(16)を出口(36)後方でコンベア
(35)上方に連結させ、収集車(2)の排水をホース
(16)によりコンベア(35)上面に噴出させ、出口
(36)からコンベア(35)上に移動する沈殿物に給
水し、大形沈殿物を水洗し乍ら上方に持上げ、また小形
沈殿物に水を加えて液化することにより、小形沈殿物が
コンベア(35)下方に漏下し易くなり、しかも搬送ホ
ース(5)の吸入空気量を減少させ、流動性を高めた沈
殿物が搬送ホース(5)によって効率良く吸込み搬送さ
れる。
【0021】さらに、図10に示す如く、沈殿物を掻込
む回転体である堀削オーガ(29)と、沈殿物から粗ゴ
ミを分離させる選別体である選別コンベア(35)と、
沈殿物を吸取る収集体である搬送ホース(5)を、複数
の水路走行車(4a)(4b)に分配設置させ、各水路
走行車(4a)(4b)に分離及び連結自在なヒッチ
(68)を設けたもので、前記堀削オーガ(29)と選
別コンベア(35)を取付けた沈殿物流動化専用の水路
作業車(4a)、または搬送ホース(5)を取付けた沈
殿物収集専用の水路作業車(4b)を容易に構成でき、
各水路作業車(4a)(4b)の組合せ及び使分けによ
って条件の異なる各種水路の沈殿物収集を容易に行うこ
とができる。なお、搬送ホース(5)を設ける水路作業
車(4b)に選別コンベア(35)を設けてもよいと共
に、ヒッチ(68)を省き、互に検出するセンサを設け
て各作業車(4a)(4b)を追従走行させてもよい。
【0022】さらに、図11に示す如く、堀削オーガ
(29)を内設させる取入ケース(28)の出口(3
6)に搬送ホース(5)を直接連結させてもよく、小型
コンパクトに構成できると共に、軽量化によって容易に
取扱える。
【0023】さらに、図12に示す如く、回転体である
ハンマーカッター(69)を、堀削オーガ(29)に代
え、取入ケース(28)に取付けてもよく、硬い沈殿物
の堀取りを容易に行える。なお、前記オーガ(29)と
カッター(69)は互換自在に構成している。
【0024】さらに、図13に示す如く、回転体である
オーガ形ブラシ(70)を、堀削オーガ(29)に代
え、取入ケース(28)に取付けてもよく、ブラシ(7
0)を合成樹脂繊維で形成することによってプールなど
の清掃を行えると共に、前記ブラシ(70)の軸(7
1)を中空にすることにより、軸(71)中空に油圧オ
ーガモータ(30)を内設でき、取入ケース(28)の
左右幅をコンパクト化できる。なお、堀削オーガ(2
9)及びハンマーカッター(69)を前記軸(71)に
設けてもよいと共に、前記オーガ(29)とブラシ(7
0)は互換自在に構成している。
【0025】さらに、前記堀削オーガ(29)は鉄板ま
たは硬質合成樹脂板などで形成すると共に、図6の電動
モータ(49)を搬送ホース(5)埋込み構造の電源線
により収集車(2)の発電機(9)またはバッテリ(1
0)に接続してもよく、また前記電動モータ(49)及
び各油圧ポンプ(50)(51)(52)を収集車
(2)に搭載させ、収集車(2)と水路走行車(4)間
に油圧ホースを延設させて各ポンプ(50)(51)
(52)と各モータ(47)(48)(30)(39)
(44)を油圧接続してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、沈殿物を掻込む回転体(29)を有する水路走行車
(4)と、前記水路走行車(4)に搬送ホース(5)を
介して連結させる収集車(2)を並走させ、前記水路走
行車(4)に取込む沈殿物を収集車(2)に搬入させる
もので、水路内での人為作業を不要にし、省力化を容易
に行うことができると共に、回転体(29)による沈殿
物の掻込によって硬化している泥砂を容易に収集でき、
清掃作業能率の向上並びに清掃作業コストの低減などを
容易に図ることができるものである。
【0027】また、沈殿物を掻込む回転体(29)と、
沈殿物から粗ゴミを分離させる選別体(35)と、沈殿
物を吸取る収集体(5)を、水路走行車(4)に配設さ
せたもので、前記回転体(29)によって沈殿物を流動
状態にし、空カンまたは石などの粗ゴミを除去した沈殿
物を収集体(5)に取入れるから、沈殿物の収集作業能
率を容易に向上させることができると共に、収集体
(5)での沈殿物の詰り防止並びに清掃作業条件の緩和
などを容易に行うことができ、また回転体(29)の交
換だけで作業の種類及び目的を容易に拡大できるもので
ある。
【0028】また、沈殿物を掻込む回転体(29)と、
沈殿物から粗ゴミを分離させる選別体(35)と、沈殿
物を吸取る収集体(5)を、複数の水路走行車(4a)
(4b)に分配設置させ、各水路走行車(4a)(4
b)に分離及び連結自在なヒッチ(68)を設けたもの
で、前記回転体(29)と選別体(35)を取付けた沈
殿物流動化専用の水路作業車(4a)、または選別体
(35)と収集体(5)を取付けた沈殿物収集専用の水
路作業車(4b)などを容易に構成でき、各水路作業車
(4a)(4b)の組合せ及び使分けによって条件の異
なる各種水路の沈殿物収集を容易に行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図。
【図2】同配置説明図。
【図3】同背面図。
【図4】水路走行車の側面説明図。
【図5】同平面説明図。
【図6】同駆動説明図。
【図7】同制御回路図。
【図8】前図のフローチャート。
【図9】図4の変形例を示す側面図。
【図10】水路走行車の他の実施例を示す側面図。
【図11】変形例を示す取入ケース部の側面図。
【図12】同側面図。
【図13】同正面図。
【符号の説明】
(2) 収集車 (4)(4a)(4b) 水路走行車 (5) 搬送ホース(収集体) (29) 堀削オーガ(回転体) (35) 選別コンベア(選別体) (68) ヒッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈殿物を掻込む回転体を有する水路走行
    車と、前記水路走行車に搬送ホースを介して連結させる
    収集車を並走させ、前記水路走行車に取込む沈殿物を収
    集車に搬入させることを特徴とする沈殿物収集方法。
  2. 【請求項2】 沈殿物を掻込む回転体と、沈殿物から粗
    ゴミを分離させる選別体と、沈殿物を吸取る収集体を、
    水路走行車に配設させたことを特徴とする沈殿物収集装
    置。
  3. 【請求項3】 沈殿物を掻込む回転体と、沈殿物から粗
    ゴミを分離させる選別体と、沈殿物を吸取る収集体を、
    複数の水路走行車に分配設置させ、各水路走行車に分離
    及び連結自在なヒッチを設けたことを特徴とする沈殿物
    収集装置。
JP15044694A 1994-06-07 1994-06-07 沈殿物収集方法並びに沈殿物収集装置 Pending JPH084048A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15044694A JPH084048A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 沈殿物収集方法並びに沈殿物収集装置

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